JP3143167B2 - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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JP3143167B2
JP3143167B2 JP03276246A JP27624691A JP3143167B2 JP 3143167 B2 JP3143167 B2 JP 3143167B2 JP 03276246 A JP03276246 A JP 03276246A JP 27624691 A JP27624691 A JP 27624691A JP 3143167 B2 JP3143167 B2 JP 3143167B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホテルやレストランな
どで使用される業務用横型冷蔵庫に係り、特にこの冷蔵
庫の本体を構成する断熱箱体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホテルやレストランなどの厨房室に設置
されて使用されるこの種の業務用冷蔵庫の中には、その
厨房室に合った寸法が要求される場合が多い。そのた
め、各厨房室によってまちまちの寸法の横型冷蔵庫の開
発が必要になる。
【0003】従来、冷蔵庫の本体となる断熱箱体は、特
公昭60−39944号公報に開示されるように金属製
薄板を製品サイズに合わせて折曲加工して、天壁、底
壁、左右側壁、背壁からなる外箱を形成し、この外箱と
同様の製作方法で内箱を金属製薄板より折曲形成し、外
箱を内箱内にセットし、発泡治具を用いて両箱間に発泡
断熱材を発泡充填して製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この製造方法
であると、製品サイズに合わせた金属製薄板の折曲加工
と製品サイズに合わせて、本体発泡治具を新規に発注さ
せる必要がある。そのため種々の製品サイズの業務用横
型冷蔵庫を提供する場合に、製造が煩雑となり、又、設
備投資が莫大となる問題があった。
【0005】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、製品サイズをまちまちとする冷蔵庫の製作要求に、
コスト安価にして、また製造容易にして応えられるよう
にした断熱箱体の製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は外板と内板との
組み合わせにより形成される空間部の外周に枠材を配設
して、前記空間部に断熱材を発泡充填して形成される複
数枚の断熱パネルと、各枠材において断熱パネルと断熱
パネルの組み合う面部側に延在形成されている嵌合凹部
と、この嵌合凹部間に嵌合装着され、かつ内部に中空部
を有する結合用枠材と、前記中空部の幅より小径の断熱
パネル結合用の複数個の固定部材とを備え、前記固定部
材にて両枠材、中間の結合用枠材を一体に結合固定する
とともに、この結合固定時に前記固定部材が前記枠材に
螺入して出る切り粉が、前記結合用枠材の前記中空部に
入って、所望サイズの箱体が所定寸法の断熱箱体から組
み立て形成されるものである。
【0007】
【作用】所望サイズの箱体に合わせて所定寸法の断熱パ
ネルを複数枚使用する。断熱パネルはその端部には予じ
め枠材が組み入れられている。断熱パネルと断熱パネル
を組み合す時双方の断熱パネル内の枠材に形成している
嵌合凹部が対向し合い、そこに別の結合用枠材を嵌め込
む。その後で、断熱パネル結合用の固定部材を複数個、
用いて結合固定する。
【0008】固定部材は上の枠材、中間の結合用枠材、
下の枠材と三者を一体に結合し、断熱パネル同士は強固
に固定される。
【0009】そして、結合用枠材には中空部が形成され
ていて、しかもその巾径が長ネジより広くなっており、
枠材中を固定部材が入り込んで行く際に出る切り粉がこ
の中空部に入って、枠材の割れを防ぐ。
【0010】断熱パネルを固定部材で組み付けるだけの
構造により、所望サイズの断熱箱体が容易に製作でき
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は業務用横型冷蔵庫の外観斜視図であ
る。図において、前面を開放されこの開口部に観音開き
式の扉2a,2b,2cが取り付けられている本体1
は、断熱パネルである天板(図示せず)、左側板、右側
板、後板および底板より組立形式されている。
【0013】本体1内は庫室とされ調理用の材料が収納
される。また6はトップテーブルで前記天板の上に設け
られ調理台を兼ねる。本体1は側部に機械室7を備え、
その中には、電動圧縮機や凝縮器、そして庫内と連通す
る冷却室が設けられ、冷却室内に配した冷却器と熱交換
した冷気が冷気循環ファンにて送られ、庫内を巡る。機
械室7の前面には、冷却風の取入れ口8および温度調整
部9が設けられている。
【0014】図2、図3、図4は本体1のみを示し、同
図より、明らかな如く、左側板3、右側板4、底板5そ
して後板10と天板11とより成る。
【0015】まず、図5、図6に従い天板用の断熱パネ
ル11Aと右側板用の断熱パネル4Aとの組立て部の構
成を説明する。断熱パネル11Aは、金属或いは樹脂等
の適材よりなる外板12aと内板12bとより成り、外
板12aの端縁の内方に折曲した起立縁13cと内板1
2b端縁の内方に折曲した起立縁14cとが対向してい
る。そして、組み合わせた外板12aと内板12bとで
構成される空間部の端部には、図7に示すような形体に
押し出し形成された樹脂製(例えば硬質ポリスチロー
ル)の枠材15を嵌め入れている。この枠部材は天板用
の断熱パネル11の場合、開放口E側(図2参照)を除
く他の3方の端部にぐるりと囲んで配設されている。枠
材15の下部の一対の溝16,16が外板12aおよび
内板12bの各起立縁13c,14cに喰い込んで枠材
15のしっかりとした固定をする。また、枠材15の上
面と下面には、長手方向に沿って延びる嵌合凹部17
a,17bとが夫々形設されている。また、前記溝1
6,16と対向して反対側面にも、対称的に溝18,1
8が形成されている。
【0016】こうして、端部に枠材15を挟み入れた外
板12aと内板12bとの間に発泡断熱材19を一体に
発泡注入して断熱パネル11Aは製作される。同様に、
右側板用の断熱パネル4Aも同等構造でそれぞれ端部に
起立縁20c,23cを有する外板21aと内板21b
の間に樹脂製の枠材24を挟んで製作する。25は断熱
材を示す。枠材24は右側板用の断熱パネル4Aの場
合、パネルの四周に配設されている。枠材24も前記枠
材15と同一形体で、上下に対称的に形成されている溝
27,27、および嵌合凹部28a,28bとを備え
る。また、図示しないが同様に、左側板用の断熱パネ
ル、後板用の断熱パネル、そして底板用の断熱パネルも
製作する。
【0017】次に、各々の断熱パネル11Aと断熱パネ
ル4Aを固定する方法を説明する。
【0018】天板用の断熱パネル11Aの外板12aに
は、適当な間隔(ピッチ)で穴径φd1 の丸穴30をあ
けておく。この丸穴30は固定用の木ネジ31の頭31
aの径より大きいものとする。
【0019】断熱パネル11Aと断熱パネル4Aとの組
み合い部には、樹脂製(例えば硬質ポリスチロール)の
結合用枠材33を介在させる。結合用枠材33は図7に
示すように、内部をくり抜いて形成した長手方向に延び
る中空部34を有している。そして、中空部34のφd
2 も木ネジ31の径よりも大きくなっている。結合用枠
材33が中空部となっている理由は、木ネジ31をねじ
込んで行く時に、樹脂製の枠材15の切り粉を、中空部
34空間へ入れる役目を行なわせ、樹脂の割れを防止す
るためである。
【0020】前記結合用枠材33は上下の枠材15,2
4の嵌合凹部17b,28a間に嵌合するが、結合用枠
材33の辺33cの角度は、嵌合凹部17b,28aの
それぞれの辺17c,28cの角度より鈍角になってい
て、組付けた際、面で当らずに線で当たるようにして位
置決めと嵌合をし易くしている。
【0021】そして、枠材15の嵌合凹部17bの各辺
17c,17d、結合用枠材33の各辺33c,33c
にコーキング材(シール材)を塗布する。同じように枠
材24の嵌合凹部28aの各辺28c,28d、結合用
枠材33の各辺33c,33c上にコーキング材を塗布
する。
【0022】コーキング材は出来上った断熱箱からの冷
気のもれを防ぐシールの役目をする。このようにして、
結合用枠材33を間に介在させて、断熱パネル11Aと
断熱パネル4Aと組み付けた後で、上から、長い木ネジ
31を締め付けて行く。木ネジ31は枠材15、結合用
枠材33を挿通して、下の枠材24中に螺着する。この
木ネジ31が樹脂製の枠材15,24に回転しながら締
め付けて入って行く時その出る切り粉は、結合用枠材3
3の中空部34に入る。木ネジ31は複数本、締め付け
固定される。締め付けを終えて、余分のコーキング材は
小さな溝部38,39にたまる。また、木ネジ31の頭
31aは図6のように枠材15の嵌合凹部17a内に入
り込み、外に突出しないので、外観上も良好である。他
の断熱パネル同士の間の固定、すなわち天板11と左側
板3あるいは後板10、更には底板5と左右側板3,4
および後板10との固定の仕方も同じである。
【0023】図8、図9は他の実施例で、コーキング材
を使わないで、冷気のシールを行う場合で、結合用枠材
45は中空部34とその両側に形成されて、中空部34
と並行して延びかつ中央部分にスリット42の形成され
た取付溝43,43を具備している。そしてこの取付溝
43.43に軟質塩化ビニル等より成り、そして、外方
に突出する突起44,44を有するシール部材46,4
6を嵌め込み装着する。
【0024】他の構造は前述の第1実施例と同様であ
る。そして、組み付けた時、図9のように、シール材4
6,46の突起44,44は膨んで、完全にシールし、
冷気のもれを防ぐ。
【0025】以上のように、天板、左右側板、後板およ
び底板の各断熱パネルを組み付け、木ネジで締方固定す
ることで、作業簡単にして、図2に示す断熱箱体を堅牢
に作れる。この断熱箱体の前面の開口部に扉29,2
b,2cを開閉自在に枢着し、トップテーブル6を取付
け、また機械室7を付設して図1に示す業務用横型冷蔵
庫が出来上る。このようにサイズの違う断熱パネルを適
宜組み合わせれば、色々な大きさの断熱箱体を作ること
が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来品は
製品サイズに合わせて本体発泡治具を新規に発注させる
必要があり、設備投資が莫大となってしまうが、本発明
では所望とする寸法長さの樹脂製の枠部材を組み入れた
断熱パネルを製作し、これら寸法の各々違う断熱パネル
を取り揃えて組み合わせ、間にもう1つの結合用枠材を
かませて、ネジ等で締め付ける方法で、種々のサイズの
断熱箱体が容易に製造できる。そのため、製作自由度が
大巾に上昇し、特注品を製造コスト安価にして提供でき
る。そして、断熱パネル同士を組み付けるためのネジが
枠材中に入る際に出る切り粉を、枠材間に介在する結合
枠材に形成した中空部に導入されて、枠材中に留まらな
いような工夫した構造としているため、枠材の割れが防
がれ、不良品の発生率を下げ、断熱箱体の生産性を上げ
られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る業務用横型冷蔵庫の外観図
【図2】断熱箱体の外観図
【図3】断熱箱体の正面図
【図4】断熱箱体の側面断面図
【図5】2枚の断熱パネルの結合部の構成部品図
【図6】2枚の断熱パネルの結合構造図
【図7】結合部の主要部品である断熱パネル側の枠材及
びその間に配置される結合用枠材の斜視図
【図8】他の実施例である断熱パネルの結合部の構成部
品図
【図9】同実施例における断熱パネルの結合構成図
【符号の説明】
1 本体 3 左側板 4 右側板 4A 右側板用の断熱パネル 5 底板 10 後板 11 天板 11A 天板用の断熱パネル 15,26 枠材 31 木ネジ 34 結合用枠材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外板と内板との組み合わせにより形成さ
    れる空間部の外周に枠材を配設して、前記空間部に断熱
    材を発泡充填して形成される複数枚の断熱パネルと、各
    枠材において断熱パネルと断熱パネルの組み合う面部側
    に延在形成されている嵌合凹部と、この嵌合凹部間に嵌
    合装着され、かつ内部に中空部を有する結合用枠材と、
    前記中空部の幅より小径の断熱パネル結合用の複数個の
    固定部材とを備え、前記固定部材にて両枠材、中間の結
    合用枠材を一体に結合固定するとともに、この結合固定
    時に前記固定部材が前記枠材に螺入して出る切り粉が、
    前記結合用枠材の前記中空部に入って、所望サイズの箱
    体が所定寸法の断熱箱体から組み立て形成されることを
    特徴とする断熱箱体。
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