JPH0737875B2 - 冷蔵庫の内箱構造 - Google Patents

冷蔵庫の内箱構造

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JPH0737875B2
JPH0737875B2 JP2003321A JP332190A JPH0737875B2 JP H0737875 B2 JPH0737875 B2 JP H0737875B2 JP 2003321 A JP2003321 A JP 2003321A JP 332190 A JP332190 A JP 332190A JP H0737875 B2 JPH0737875 B2 JP H0737875B2
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誠 桑原
角治 久米
勝弘 福田
篤 斎藤
隆 荒木
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫の断熱箱体の製作に関し、特に鋼板から
成る内箱を材料取り少なくして、製作簡単で断熱性も十
分とし得える冷蔵庫の内箱構造に関する。
(ロ)従来の技術 一般に家庭用冷蔵庫および業務用冷蔵庫における内箱は
金属部材(薄肉鋼板)の結合から成っている。すなわち
第7図に示すように三分割構成の天板30a,30b、左右の
側板31,32、背板33a,33b、底板34の5面の板金より構成
されている。この場合、家庭用冷蔵庫はその背丈、横幅
が小さいので金属部材の材料幅内に納まって寸法取りが
できるが、第1図に示す業務用冷蔵庫の様に内箱高さが
高くなるものでは、金属部材の材料幅寸法の限度を超え
てしまい、第7図のように背板33a,33bは2枚の金属部
材を使用することとなって材料取りが増えている。ま
た、各板金同士の結合はステッチ止め及びビス止め等で
行なっている。そして、ステッチ止め、ビス止めの代わ
りに、かしめにより各板金の継ぎ合せ結合をする加工の
仕方がある。例えば、実公昭44-5415号公報に示される
ように背面板と壁板とのツケ合せ部分をかしめて内箱を
構成している。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、第7図に示すような内箱の材料取りであると、
板金が多く必要となってコスト高となる。また、各板金
の結合をステッチ止め、ビス止めで行っているので工数
が多くなっている。更に、出来上った内箱は各コーナー
部が直角で内箱内の掃除がし難い。そこで、掃除のし易
い構造にするには、背板もしくは側板に曲げRを形成せ
ねばならなず、工数、手間の多くなるものであった。
一方、実公昭44-5415号公報では、発泡ウレタンの注入
に際し、内箱と外箱との空間の適宜箇所、例えば左側の
壁板5とこれに対向する外箱部分の間に注入した時、そ
のウレタンが右方向へ流れ背面板6及び右側の壁板4と
対応する空間域を埋めて行くが、その時かしめ部分の接
合フランジが横方向へ飛び出しているのでウレタンの注
入後の立ち上り(廻り込み)が阻害される恐れがある。
本発明は上記点に鑑み成されたもので、材料コスト、加
工工数及び断熱材注入作業等において改善された冷蔵庫
の内箱構造を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は金属部材の結合からなる内箱を外箱の中へ入
れ、硬質ポリウレタン等の断熱材を一体発泡する冷蔵庫
の箱体構造において、共に長手方向の両側縁に夫々一対
ずつの切欠部を有し、かつこの切欠部を含んで折曲形成
した両側縁のフランジが双方とも略V字状となっている
金属平板板と、一方の側縁は略V状フランジ、他方の側
縁は直角フランジとなっている金属平板とを設け、各金
属平板を前記切欠部を結ぶ線で互いに内方へ折曲してコ
字型として、この両金属平板の端面をつき合わせると共
に、略V字状フランジと直角フランジとを嵌めた後、か
しめることにより背板、左右側板が一体となった内箱主
体を形成し、この内箱主体の上下に位置する前記各略V
字状フランジに天板と底板の周縁を差し込みかしめ結合
して形成したものである。
(ホ)作用 背面、左右の側板が一体となった内箱主体を二枚の横長
な金属平板をコ字型に折り曲げ、これらを互いに端面で
つき合わせ、そのつき合わせ部分をかしめ結合すること
で構成できる。よって、従来のように背板、左右の側板
と各板を材料取りする必要がなくなり、部品点数、組立
工数が削減できる。折り曲げ部はそこに形成した切欠部
の存在によりR形状となって直角とはなっていないの
で、内箱主体の上下に天板、底板をかしめ結合して出来
上った内箱において、コーナー部の掃除性も良くなって
いる。そして、このコーナー部のR形状と、コーナー部
に接合フランジを無くして、ウレタンのスムーズな立ち
上りを確保している。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は4部屋の貯蔵室20を有する業務用冷蔵庫の外観
斜視図、第2図は同冷蔵庫の側断面図を示し、各図にお
いて、内箱1と外箱2との間に発泡断熱材(ウレタン
材)3を充填して構成した冷蔵庫本体4はその天面に、
冷凍ユニット、即ち、コンプレッサー21、送風機22、コ
ンデンサー23及び蒸発器24そして冷気循環ファン25を搭
載した上蓋26を備え、冷気を各貯蔵室20に循環供給して
冷却している。貯蔵庫扉27を開いて、中の高さと調節自
在の棚28上より品物を取り出すようになっている。
ところで、この業務用冷蔵庫のように大型のものでは、
内箱高さが1400m/mを超える程となる。一方、これを形
成する金属部材はその材料巾寸法が最大限4フィート
(1219m/m)であって、結局背板、左右の側板から成る
内箱は前述した第7図のように複数枚の金属部材より構
成せざるを得なくなる。そこで、本発明は第3図、第4
図に示すような製作方法によって簡単で材料取り少なく
して構成するようにした。
すなわち、二枚の横長な金属平板5,6を用意し、その二
枚がコ字型に曲げられた後長手方向側で接合されること
で最長高さ8フィートの内箱を作ることができる。
次に、具体的な製作方法を説明する。先ず、この二枚の
金属平板5,6の長手方向側縁に、その両端から一定寸法
の所にそれぞれ切欠部7,8を設ける。次に、一方の金属
平板5はその長手方向の両側縁を切欠部7を含んで略V
字状に折り曲げたフランジ9a,9bを形成する。一方、他
方の金属平板6にはつき合せ側と反対端を同様に切欠部
8を含んで略V字状のフランジ10に形成すると共に、他
方側すなわちつき合せ側の側縁は直角に折り曲げたフラ
ンジ11に形成する。そして、各金属平板5,6を切欠部7,8
で結ぶ折曲線l1,l2で互いに内方に折り曲げて第4図に
示すようなコ字型の金属平板5,6を作る。なお、各金属
平板5,6において各フランジ9a,9b,10,11の高さ寸法は切
欠部7,8の深さ以上として、後で両金属平板5,6の端面を
突き合わせる時に面接合するようなフランジ面12,13を
形成している。この後で金属平板5,6のつき合せ側の略
V字状フランジ9bと直角フランジ11とを嵌め合わせた
後、かしめる。こうして、背板と左右側板とが一体とな
った内箱主体1Aが完成する。かしめ後、コーナー部12,1
3をR形状でU曲げする。両金属平板5,6の接合面はフラ
ンジ面12,13同士で行われているので、シール効果は良
好である。最後に、第4図の様に天板14、底板15をその
周縁でもって略V字状のフランジ9a,10にさし込み、か
しめる。こうして、第5図に示すように内箱1が完成す
る。なお、16は排水孔である。こうして作った内箱1と
別途形成した外箱2と組み合わせて、その間にウレタン
材3を発泡充填するのであるが、第6図に示すように、
矢印A位置よりウレタンを注入すると、ウレタン3が背
部空域、側部空域へと廻り込むのに各コーナー部では従
来のようにフランジが横に張り出していないので、ウレ
タン3はスムーズに立ち上り、断熱材の発泡充填が効率
的に成される。
(ト)発明の効果 以上、本発明によれば、長手方向の両側縁に一対ずつの
切欠部を有した二枚の横長な金属平板を設け、しかもそ
の切欠部を含んで長手方向側縁を一方の金属平板は両方
とも略V字状のフランジに、他方の金属平板は一方の側
縁を直角フランジに、他方の側縁は略V字状フランジに
形成して、それぞれの金属平板を前記切欠部を結ぶ線で
内方に折り曲げた後、V字状フランジと直角フランジと
を嵌め合わせてかしめて、背板と左右側板とが一体に構
成される内箱主体を作り、これの上下に天板と底板とを
その周縁がこの内箱主体の上下略V字状フランジに差し
込まれて、かしめることにより内箱を構成するようにし
たので、材料取りが従来より削減されて内箱を作れる。
また内箱を形成するのにステッチ止めやビス止め等を行
なわずして製作できるので工数を削減できる。両金属平
板同士がかしめ構造となっているため、発泡断熱材のシ
ール性より内箱からの水洩れ、発泡断熱材の洩れがなく
なり、発泡作業時にテープ等のシールを貼る必要がなく
なり、内箱製作が容易となる。
更に、内箱のかしめ部の接合フランジがウレタンの立ち
上り方向に抵抗となるよう状態で張り出していず、か
つ、コーナー部がR形状となっているのでウレタンはス
ムーズに立ち上り、発泡が効率良く行われる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が対象とする業務用冷蔵庫の外観斜視
図、第2図は同冷蔵の側断面図、第3図は内箱主体の製
作段階を示す工程斜視図、第4図は内箱主体に天板、底
板を組み合わせてできる内箱の分解斜視図、第5図は内
箱の側断面図、第6図は外箱と組み合わされて発泡断熱
材が充填されて製作された冷蔵庫本体の断面図、第7図
は従来の内箱の組み立て斜視図である。 1…内箱、1A…内箱主体、5,6…金属平板、7,8…切欠
部、9a,9b,10…略V字状フランジ、11…直角フランジ、
14…天板、15…底板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 篤 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 荒木 隆 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属部材の結合からなる内箱を外箱の中へ
    入れ、硬質ポリウレタン等の断熱材を一体発泡する冷蔵
    庫の箱体構造において、共に長手方向の両側縁に夫々一
    対ずつの切欠部を有し、かつ、この切欠部を含んで折曲
    形成した両側縁のフランジが双方とも略V字状となって
    いる金属平板と、一方の側縁は略V字状フランジ、他方
    の側縁は直角フランジとなっている金属平板とを設け、
    各金属平板を前記切欠部を結ぶ線で互いに内方へ折曲し
    て字型として、この両金属平板の端面をつき合わせる
    と共に、略V字状フランジと直角フランジとを嵌めた
    後、かしめることにより背板、左右側板が一体となった
    内箱主体を形成し、この内箱主体の上下に位置する前記
    各略V字状フランジに天板と底板の周縁を差し込みかし
    め結合して形成したことを特徴とする冷蔵庫の内箱構
    造。
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ITMI20040737A1 (it) * 2004-04-14 2004-07-14 Whirlpool Co Apparecchio frigorifero e-o congelatore modulare
JP2007017145A (ja) * 2005-06-09 2007-01-25 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫の断熱構造体
JP4759437B2 (ja) * 2005-06-09 2011-08-31 ホシザキ電機株式会社 冷却貯蔵庫の断熱構造体
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