JP3296710B2 - 断熱構造体 - Google Patents
断熱構造体Info
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Description
の断熱壁や冷蔵庫の断熱箱体などの断熱構造体に関する
ものである。
壁或いは断熱箱体は、例えば特公平6−27613号公
報(F25D23/08)に示される如く、鋼板製の外
面材(外箱)と内面材(内箱)間に発泡ポリウレタンな
どの断熱材を現場発泡方式にて充填することにより、構
成されている。
いは内箱を複数の鋼板(板材)を継ぎ合わせて形成する
場合、従来では図10に示す如くネジ止めにて継ぎ合わ
せていた。即ち、図10において101は従来の断熱壁
102を構成する外面材であり、103は内面材であ
る。
7を継ぎ合わせて形成されており、一方の板材106の
端部には内方に略直角に折曲されたフランジ108が形
成されると共に、他方の板材107の端部にも同様に内
方に略直角に折曲された後、更に直角に折り返されたフ
ランジ109が形成されている。
に突き合わせ、フランジ109側からネジ111で固定
することにより、板材106、107を継ぎ合わせる。
このようにフランジ108、109を形成して固定する
のは、外面材101の外観を考慮して、ネジ111を隠
蔽するためである。また、内面材102も鋼板製の板材
112、113を継ぎ合わせて形成されており、この場
合は各板材112、113の端部を重合させた状態で外
側からネジ111で固定する構造であった。
て図示しない治具内にセットされ、その状態で断熱材原
液が両面材101、102間に注入発泡されるものであ
った。
ネジ止めによって内外面材103、101を継ぎ合わせ
ていたため、組立作業効率が低下すると共に、部品点数
の増大し、コストが高騰する問題があった。また、両板
材112、113間及びねじ止め部分のシール性が悪
く、断熱材が漏れてしまうため、多量のシール剤を塗布
する必要がある。更に、特に内面材102に結露が生じ
た場合、ネジ止め部分の隙間に結露水が侵入して錆が発
生する問題もある。更にまた、外面材101を形成する
板材106、107にはネジ止め用のフランジ108、
109を形成する必要があるため、断熱壁102自体の
薄型化に制約も生じていた。
るために成されたものであり、組立作業性の向上とコス
トの削減を図ることができる断熱構造体を提供するもの
である。
造体は、面材間に断熱材を発泡充填して構成されると共
に、面材は複数の板材の継ぎ合わせにて形成して成るも
のであって、相互に継ぎ合わされる一方の板材端部を断
熱材側となる方向に折曲して形成された被嵌合辺と、こ
の被嵌合辺の先端部を折り返して形成された折返部と、
他方の板材端部を断熱材側となる方向に折曲して形成さ
れた嵌合辺とを備えており、被嵌合辺及び嵌合辺を、各
板材に対して充填時に断熱材が流れる方向に所定の傾斜
角度を成して折曲し、嵌合辺を被嵌合辺及び折返部間に
挿入嵌合することにより、両板材は継ぎ合わされると共
に、その状態で嵌合辺は被嵌合辺に密着し、且つ、両板
材は略面一となるものである。
される一方の板材端部を断熱材側となる方向に折曲して
被嵌合辺を形成し、この被嵌合辺の先端部を折り返して
折返部を形成し、他方の板材端部を断熱材側となる方向
に折曲して嵌合辺を形成すると共に、この嵌合辺を被嵌
合辺及び折返部間に挿入嵌合することにより、両板材を
継ぎ合せ、その状態で嵌合辺が被嵌合辺に密着し、且
つ、両板材が略面一となるようにしたので、両板材をス
ライドさせることによって、相互に嵌合固定することが
可能となる。
を継ぎ合わせる必要が無くなり、組立作業性が著しく改
善されると共に、コストの低減を図ることが可能とな
る。また、嵌合辺は被嵌合辺に密着するので、断熱材の
充填時の漏れも防止若しくは抑制することができるよう
になり、後処理の簡素化によって組立作業性を一層改善
することが可能となる。また、係る密着と上述の如くネ
ジを用いないことにより、面材に結露水が付着した場合
にも、継ぎ合わせ部分に侵入できなくなり、錆の発生も
防止することができるものである。
して充填時に断熱材が流れる方向に所定の傾斜角度を成
して折曲したので、各辺の直角方向への突出寸法を少な
くして断熱構造体自体の薄型化を図ることが可能となる
と共に、被嵌合辺及び嵌合辺が断熱材の流動に与える悪
影響を低減することが可能となり、断熱材の充填性を向
上させることができるようになるものである。
材間に断熱材を発泡充填して構成されると共に、面材は
複数の板材の継ぎ合わせにて形成して成るものであっ
て、相互に継ぎ合わされる一方の板材端部を断熱材側と
なる方向に折曲して形成された被嵌合辺と、この被嵌合
辺の先端部を折り返して形成された折返部と、他方の板
材端部を断熱材側となる方向に折曲して形成された嵌合
辺とを備えており、内側となる面材を形成する各板材の
被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材に対して所定の傾斜角度
を成して折曲すると共に、外側となる面材を形成する各
板材の被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材から略直角に折曲
し、且つ、折返部側に更に略直角に折曲し、各嵌合辺を
各被嵌合辺及び折返部間にそれぞれ挿入嵌合することに
より、各面材を形成する各板材は継ぎ合わされると共
に、その状態で各嵌合辺は各被嵌合辺にそれぞれ密着
し、且つ、各面材の各板材はそれぞれ略面一となるもの
である。
わされる一方の板材端部を断熱材側となる方向に折曲し
て被嵌合辺を形成し、この被嵌合辺の先端部を折り返し
て折返部を形成し、他方の板材端部を断熱材側となる方
向に折曲して嵌合辺を形成すると共に、この嵌合辺を被
嵌合辺及び折返部間に挿入嵌合することにより、両板材
を継ぎ合せ、その状態で嵌合辺が被嵌合辺に密着し、且
つ、両板材が略面一となるようにしたので、両板材をス
ライドさせることによって、相互に嵌合固定することが
可能となる。
を継ぎ合わせる必要が無くなり、組立作業性が著しく改
善されると共に、コストの低減を図ることが可能とな
る。また、嵌合辺は被嵌合辺に密着するので、断熱材の
充填時の漏れも防止若しくは抑制することができるよう
になり、後処理の簡素化によって組立作業性を一層改善
することが可能となる。また、係る密着と上述の如くネ
ジを用いないことにより、面材に結露水が付着した場合
にも、継ぎ合わせ部分に侵入できなくなり、錆の発生も
防止することができるものである。
被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材に対して所定の傾斜角度
を成して折曲すると共に、外側となる面材を形成する各
板材の被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材から略直角に折曲
し、且つ、折返部側に更に略直角に折曲したので、薄型
化を実現しつつ、強度と外観の向上を図ることが可能と
なる。特に、内側となる面材方向から各面材の継ぎ合わ
せ作業を行うことが可能となり、作業効率にも支障が生
じないものである。
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
の低温ショーケース1の縦断側面図、図2は低温ショー
ケース1の断熱壁2を構成する面材としての外面材33
及び内面材34の側面図である。
断面略コ字状の断熱壁2と、この断熱壁2の両側に取り
付けられた図示しない側板とから成り、断熱壁2の背壁
2A及び天壁2Bの内側には間隔を存して区画板3が取
り付けられている。また、区画板3の下部前方には断熱
壁2の底壁2Cと間隔を存してデックパン4が取り付け
られ、これら区画板3とデックパン4によって囲繞され
た内側に前面に開口8を有した貯蔵室6を構成してい
る。そして、この貯蔵室6内には商品陳列用の棚7・・
が複数段架設される。
と、その左右に位置した外層ダクト12とが区画形成さ
れる。そして、貯蔵室6の背方の区画板3下部後側に位
置した内層ダクト11内には冷却装置を構成する冷却器
Eが設置されている。そして、冷却器Eの左右管板上端
に連続して仕切板14、14が取り付けられ、これら冷
却器Eの管板と仕切板14、14とによって区画板3背
方の内層ダクト11と外層ダクト12は左右に仕切られ
ている。
当該天井部3Aと断熱壁2の天壁2Bの双方に間隔を存
して、天井部の仕切板16が取り付けられている。この
仕切板16上の空間の後端部は背方両側の外層ダクト1
2、12のみに連通しており、それによって、仕切板1
6と断熱壁2の間が貯蔵室6上方の外層ダクト12とさ
れ、天井部3Aと仕切板16の間が貯蔵室6上方の内層
ダクト11とされている。
2及び内層ダクト11の前端部は、開口8の上縁におい
て前後に形成された外層吐出口21及び内層吐出口22
に連通している。また、各吐出口21、22には整流用
のハニカム材23、24が取り付けられている。
部ダクト26が構成され、この底部ダクト26内には、
ファンケーシング27が底壁2C上に配設されており、
このファンケーシング27のグリル28には吸い込み型
のプロペラファンから成る送風機29が取り付けられて
いる。前記冷却器Eの前下方の内層ダクト11と底部ダ
クト26との境界部には、固定板42が左右に渡って取
り付けられており、この固定板42の前面に前記ファン
ケーシング27が回動自在に取り付けられている。
12の下端は底部ダクト26とは仕切られているが、前
記ファンケーシング27内にそれぞれ連通しており、送
風機29が運転されると底部ダクト26内から吸い込ま
れた空気は図中実線矢印で示す如く内層ダクト11に、
また、図中破線矢印で示す如く左右の外層ダクト12、
12に向けてそれぞれ吹き出される。
器Eと熱交換して冷却された後、更に内層ダクト11内
を上昇して内層吐出口22から開口8に向けて吐出され
る。一方、外層ダクト12に吹き出された空気はそのま
ま上昇して外層吐出口21から開口8に向けて吐出され
る。各吐出口22、21から吐出された冷気などは開口
8下縁に形成された吸込口31から底部ダクト26内に
帰還する。
内側の冷気エアーカーテンK1とその外側の保護用のエ
アーカーテンK2から成る内外二層のエアーカーテンK
が形成されると共に、内側の冷気エアーカーテンK1の
一部が貯蔵室6内に循環してそこを所定の温度に冷却す
る。また、断熱壁2の底壁2C上面はドレン受け部32
とされ、このドレン受け部32の最下部には排水管30
が底壁2Cを貫通して取り付けられている。そして、冷
却器Eの除霜時にドレン受け部32上に滴下した除霜水
などはこの排水管30より排出される。
材34と、左右のフレーム36及び両面材33、34間
に現場発泡方式にて充填された発泡ポリウレタン断熱材
37とから構成されている。
を継ぎ合わせて形成されており、一方の板材43の端部
には内方(断熱材37側)に折曲された被嵌合辺46が
形成されると共に、この被嵌合辺46の先端部には折返
部47が折曲形成されている。前記被嵌合辺46は板材
43に対して所定の傾斜角度(鈍角)を成して折曲され
ており、折返部47は被嵌合辺46から鋭角で折り返さ
れ、その先端は後述する如く板材44が継ぎ合わされた
ときに当該板材44に近接する。
7側)に折曲された嵌合辺48が形成されている。この
嵌合辺48は板材44に対して所定の傾斜角度(鋭角。
前記被嵌合辺46の成す角度の補角)を成して折曲され
ている。
的に同一であり、鋼板製の板材53、54を継ぎ合わせ
て形成され、一方の板材53の端部には内方(断熱材3
7側)に折曲された被嵌合辺56が形成されると共に、
この被嵌合辺56の先端部には折返部57が折曲形成さ
れている。前記被嵌合辺56は板材53に対して所定の
傾斜角度(鈍角)を成して折曲されており、折返部57
は被嵌合辺56から鋭角で折り返され、その先端は後述
する如く板材54が継ぎ合わされたときに当該板材54
に近接する。
7側)に折曲された嵌合辺58が形成されている。この
嵌合辺58は板材54に対して所定の傾斜角度(鋭角。
前記被嵌合辺56の成す角度の補角)を成して折曲され
ている。
を内面材34を例に採って図4及び図5を参照しながら
説明する。内面材34の場合、先ず図4に示す如く板材
53を下側として両板材53、54の端部を左右方向及
び上下方向に重複させ、その状態から同図中矢印で示す
如く板材54をスライドさせ、嵌合辺58を被嵌合辺5
6と折返部57間に挿入する。
如く被嵌合辺56と折返部57間に嵌合し、両板材5
3、54は継ぎ合わされる。この状態で、嵌合辺58は
被嵌合辺56の外面に密着すると共に、前述の如く折返
部57は板材54に近接する。また、両板材53、54
は略面一となる。尚、外面材33の板材43、44も上
下は逆であるものの同様の操作にて継ぎ合わされる。
4を間隔を存して図示しない治具内にセットし、断熱材
37の原液を注入発泡させる。このとき、断熱材37が
流れる方向(図3に矢印で示す)に対して被嵌合辺46
(56)及び嵌合辺48(58)を傾斜するようにセッ
トする。注入された原液は徐々に発泡しながら両面材3
3、34間に充満し、固化して両面材33、34に接着
する。
れて各面材33、34を構成する板材43、53の端部
を断熱材37側となる方向に折曲して被嵌合辺46、5
6を形成し、この被嵌合辺46、56の先端部を折り返
して折返部47、57を形成し、板材44、54の端部
を断熱材37側となる方向に折曲して嵌合辺48、58
を形成すると共に、この嵌合辺48、58を被嵌合辺4
6、56及び折返部47、57間にそれぞれ挿入嵌合す
ることにより、両板材43、44或いは53、54を継
ぎ合せ、その状態で嵌合辺48、58が被嵌合辺46、
56に密着し、且つ、両板材43、44或いは53、5
4がそれぞれ略面一となるようにしたので、両板材4
3、44或いは53、54をスライドさせることによっ
て、相互に嵌合固定することが可能となる。
43、44或いは53、54を継ぎ合わせる必要が無く
なり、組立作業性が著しく改善されると共に、コストの
低減を図ることが可能となる。また、嵌合辺48、58
は被嵌合辺46、56に密着するので、断熱材37の充
填時の漏れも防止若しくは抑制することができるように
なり、後処理の簡素化によって組立作業性を一層改善す
ることが可能となる。
4、54に近接させたので、嵌合辺48、58と被嵌合
辺46、56との密接部に断熱材37の原液が侵入し難
くなり、断熱材37の漏れの発生を効果的に防止するこ
とが可能となる。また、係る断熱材37の発泡圧によっ
て被嵌合辺46、56と嵌合辺48、58は強固に密着
されるようになるので、特に内面材34表面に結露して
も、係る結露水が継ぎ合わせ部分から侵入できなくな
る。従って、当該部分の錆の発生も未然に防止される。
48、58を、各板材43、44或いは53、54に対
して所定の傾斜角度を成して折曲したので、各辺46、
56及び48、58の直角方向への突出寸法を少なくし
て断熱壁2自体の薄型化を図ることが可能となる。
8、58を、充填時に断熱材37が流れる方向に傾斜さ
せたので、被嵌合辺46、56及び嵌合辺48、58が
断熱材37の流動に与える悪影響を低減することが可能
となり、断熱材37の充填性を向上させることができ
る。
構造を示している。この場合も外面材33を構成する鋼
板製の板材43の端部には内方(断熱材37側)に折曲
された被嵌合辺46が形成されると共に、この被嵌合辺
46の先端部には折返部47が折曲形成されている。但
し、この場合前記被嵌合辺46は板材43に対して略直
角に折曲された後、更に折返部47側に略直角に折曲さ
れ、垂直部46Aと水平部46Bが構成され、折返部4
7は水平部46Bから鋭角で折り返されている。
7側)に折曲された嵌合辺48が形成されているが、こ
の場合嵌合辺48は板材44に対して略直角に折曲され
た後、更に直角に折曲され、垂直部48Aと水平部48
Bが構成されている。
的に同一であり、鋼板製の板材53、54を継ぎ合わせ
て形成され、板材53の端部には内方(断熱材37側)
に折曲された被嵌合辺56が形成されると共に、この被
嵌合辺56の先端部には折返部57が折曲形成されてい
る。但し、この場合前記被嵌合辺56は板材53に対し
て略直角に折曲された後、更に折返部57側に略直角に
折曲され、垂直部56Aと水平部56Bが構成され、折
返部57は水平部56Bから鋭角で折り返されている。
7側)に折曲された嵌合辺58が形成されているが、こ
の場合嵌合辺58は板材54に対して略直角に折曲され
た後、更に直角に折曲され、垂直部58Aと水平部58
Bが構成されている。
を外面材33を例に採って図7及び図8を参照しながら
説明する。外面材33の場合、先ず図7に示す如く板材
44を下側として板材43の折返部47を嵌合辺48の
水平部48B先端に係合させる。次に、図7中矢印の如
く板材43を回転させて嵌合辺48を被嵌合辺46の内
側に嵌合する。
先端は被嵌合辺46の水平部46Bと折返部47間に挿
入されて嵌合し、これらの嵌合関係にて両板材43、4
4は継ぎ合わされる。この状態で、クランク状の嵌合辺
48は同様にクランク状の被嵌合辺46の外面に密着す
ると共に、両板材53、54は略面一となる。尚、内面
材34の板材53、54も上下は逆であるものの同様の
操作にて継ぎ合わされる。
辺48、58を各板材43、44或いは53、54から
略直角に折曲すると共に、折返部47、57側に更に略
直角に折曲したので、各辺46、56、48、58自体
の強度が向上し、両板材43と44或いは53と54の
連結強度も一層向上すると共に、突き合わせ部分の隙間
も図3の場合よりも縮小でき、外観が向上する。また、
各辺46及び48、或いは、56及び58間から断熱材
37が一層漏れ難くなる効果も奏する。
辺46、56の突出寸法を大きくしなければならなくな
るので、断熱壁2の薄型化への寄与は少なくなる。従っ
て、厚さ寸法の大きい断熱壁に有効なものとなる。
いる。この場合は、外観に関係ない内面材34を形成す
る板材53、54の被嵌合辺56及び嵌合辺58を、各
板材53、54に対して所定の傾斜角度を成して折曲す
ると共に(図3の構造)、外面材33を形成する板材4
3、44の被嵌合辺46及び嵌合辺48を、各板材4
3、44から略直角に折曲し、且つ、折返部47側に更
に略直角に折曲した構造(図6の構造)としている。
現しつつ、強度と外観の向上を図ることが可能となる。
特に、内面材34方向から外面材33と内面材34の継
ぎ合わせ作業を行うことができるので、作業効率が一層
向上する。
を例に採り説明したが、それに限らず、家庭用・業務用
の冷蔵庫の断熱箱体などにも本発明は有効である。
ば、相互に継ぎ合わされる一方の板材端部を断熱材側と
なる方向に折曲して被嵌合辺を形成し、この被嵌合辺の
先端部を折り返して折返部を形成し、他方の板材端部を
断熱材側となる方向に折曲して嵌合辺を形成すると共
に、この嵌合辺を被嵌合辺及び折返部間に挿入嵌合する
ことにより、両板材を継ぎ合せ、その状態で嵌合辺が被
嵌合辺に密着し、且つ、両板材が略面一となるようにし
たので、両板材をスライドさせることによって、相互に
嵌合固定することが可能となる。
を継ぎ合わせる必要が無くなり、組立作業性が著しく改
善されると共に、コストの低減を図ることが可能とな
る。また、嵌合辺は被嵌合辺に密着するので、断熱材の
充填時の漏れも防止若しくは抑制することができるよう
になり、後処理の簡素化によって組立作業性を一層改善
することが可能となる。また、係る密着と上述の如くネ
ジを用いないことにより、面材に結露水が付着した場合
にも、継ぎ合わせ部分に侵入できなくなり、錆の発生も
防止することができるものである。
して充填時に断熱材が流れる方向に所定の傾斜角度を成
して折曲したので、各辺の直角方向への突出寸法を少な
くして断熱構造体自体の薄型化を図ることが可能となる
と共に、被嵌合辺及び嵌合辺が断熱材の流動に与える悪
影響を低減することが可能となり、断熱材の充填性を向
上させることができるようになるものである。
わされる一方の板材端部を断熱材側となる方向に折曲し
て被嵌合辺を形成し、この被嵌合辺の先端部を折り返し
て折返部を形成し、他方の板材端部を断熱材側となる方
向に折曲して嵌合辺を形成すると共に、この嵌合辺を被
嵌合辺及び折返部間に挿入嵌合することにより、両板材
を継ぎ合せ、その状態で嵌合辺が被嵌合辺に密着し、且
つ、両板材が略面一となるようにしたので、両板材をス
ライドさせることによって、相互に嵌合固定することが
可能となる。
を継ぎ合わせる必要が無くなり、組立作業性が著しく改
善されると共に、コストの低減を図ることが可能とな
る。また、嵌合辺は被嵌合辺に密着するので、断熱材の
充填時の漏れも防止若しくは抑制することができるよう
になり、後処理の簡素化によって組立作業性を一層改善
することが可能となる。また、係る密着と上述の如くネ
ジを用いないことにより、面材に結露水が付着した場合
にも、継ぎ合わせ部分に侵入できなくなり、錆の発生も
防止することができるものである。
被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材に対して所定の傾斜角度
を成して折曲すると共に、外側となる面材を形成する各
板材の被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材から略直角に折曲
し、且つ、折返部側に更に略直角に折曲したので、薄型
化を実現しつつ、強度と外観の向上を図ることが可能と
なる。特に、内側となる面材方向から各面材の継ぎ合わ
せ作業を行うことが可能となり、作業効率にも支障が生
じないものである。
ースの縦断側面図である。
面材の側面図である。
ある。
継ぎ合わせ部分の側面図である。
ある。
ある。
材の継ぎ合わせ部分の側面図である。
側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 面材間に断熱材を発泡充填して構成され
ると共に、前記面材は複数の板材の継ぎ合わせにて形成
して成る断熱構造体において、 相互に継ぎ合わされる一方の前記板材端部を前記断熱材
側となる方向に折曲して形成された被嵌合辺と、この被
嵌合辺の先端部を折り返して形成された折返部と、他方
の前記板材端部を前記断熱材側となる方向に折曲して形
成された嵌合辺とを備え、前記被嵌合辺及び嵌合辺を、
前記各板材に対して充填時に断熱材が流れる方向に所定
の傾斜角度を成して折曲し、前記嵌合辺を前記被嵌合辺
及び折返部間に挿入嵌合することにより、前記両板材は
継ぎ合わされると共に、その状態で前記嵌合辺は被嵌合
辺に密着し、且つ、前記両板材は略面一となることを特
徴とする断熱構造体。 - 【請求項2】 面材間に断熱材を発泡充填して構成され
ると共に、前記面材は複数の板材の継ぎ合わせにて形成
して成る断熱構造体において、 相互に継ぎ合わされる一方の前記板材端部を前記断熱材
側となる方向に折曲して形成された被嵌合辺と、この被
嵌合辺の先端部を折り返して形成された折返部と、他方
の前記板材端部を前記断熱材側となる方向に折曲して形
成された嵌合辺とを備え、内側となる面材を形成する前
記各板材の被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材に対して所定
の傾斜角度を成して折曲すると共に、外側となる面材を
形成する前記各板材の被嵌合辺及び嵌合辺を、各板材か
ら略直角に折曲し、且つ、折返部側に更に略直角に折曲
し、前記各嵌合辺を前記各被嵌合辺及び折返部間にそれ
ぞれ挿入嵌合することにより、前記各面材を形成する前
記各板材は継ぎ合わされると共に、その状態で前記各嵌
合辺は各被嵌合辺にそれぞれ密着し、且つ、前記各面材
の前記各板材はそれぞれ略面一となることを特徴とする
断熱構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03297696A JP3296710B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 断熱構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03297696A JP3296710B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 断熱構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09203581A JPH09203581A (ja) | 1997-08-05 |
JP3296710B2 true JP3296710B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=12373927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03297696A Expired - Lifetime JP3296710B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 断熱構造体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3296710B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100514617B1 (ko) * | 2002-08-13 | 2005-09-14 | 삼성전자주식회사 | 단열저장고 |
JP4242358B2 (ja) | 2005-03-14 | 2009-03-25 | ホシザキ電機株式会社 | 断熱箱体及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP03297696A patent/JP3296710B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH09203581A (ja) | 1997-08-05 |
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