JP2000097555A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2000097555A
JP2000097555A JP10269302A JP26930298A JP2000097555A JP 2000097555 A JP2000097555 A JP 2000097555A JP 10269302 A JP10269302 A JP 10269302A JP 26930298 A JP26930298 A JP 26930298A JP 2000097555 A JP2000097555 A JP 2000097555A
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heat insulating
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insulating partition
refrigerator
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Shigeo Matsushima
重雄 松島
Kazufumi Sasamura
和文 笹村
Masuji Sudo
益二 須藤
Masataka Terauchi
正高 寺内
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/06Walls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/16Convertible refrigerators

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使い勝手の向上した冷蔵庫を提供する。 【解決手段】冷凍室と、この冷凍室の上方に隣り合せて
形成された製氷室と切換室とを有し、前記切替室を前記
製氷室および前記冷凍室と区画する断熱仕切壁とを備え
た冷蔵庫において、前記断熱仕切壁が複数に分割された
断熱仕切壁で形成されたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】冷凍室と野菜室間に製氷室と
切換室とを隣り合せて形成した冷蔵庫に関し、特に製氷
室と切換室の断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫において、氷を作る製氷皿
が冷凍室内に露出されて配置されている物がある。この
ような冷蔵庫では、製氷時間の関係に於いて庫内の臭気
が水にうつり、おいしい氷が出来ないという問題点があ
った。この問題を解決するために、製氷室を野菜室と冷
凍室間に切換室と隣り合せて設け、製氷時間を早くさせ
るため、製氷室を冷凍室とは独立させた冷蔵庫が考えら
れている。
【0003】このような従来技術は、例えば、実開平3
−118485号公報(以下、従来技術1)に開示され
ている技術がある。
【0004】また、近年では、より使い勝手を向上する
ため、複数の貯蔵室のうち最も使用頻度の高い冷蔵室を
最も上方の位置に配置し、野菜室や、冷凍室をこれらの
下方に配置したものが考えられている。このような従来
技術の1例としては、東芝製冷蔵庫GR−Y45KC機
(従来技術2)がある。
【0005】この従来技術では、野菜室が最下方に位置
し、その上に冷凍室、その上方に冷蔵室が配置されてい
る。また、最近は、貯蔵室内の温度を冷蔵、冷凍、野菜
冷蔵といった複数の温度に使用者の選択に応じて切替え
可能な貯蔵室(以下、切替室)を備えた冷蔵庫が考えら
れており、この従来技術2では、冷蔵室と冷凍室との間
に、切替室が製氷室と横方向に並列に配置されている。
この従来技術では、庫内を効率良く冷却する上で有利な
ように、冷凍室の後方には冷却器が備えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、最も上方に冷蔵
室を配置し、最も下方に冷凍室を配置し、この間の位置
に野菜室を配置することで、冷蔵室の次に使用頻度が高
い野菜室の使用時の使い勝手をより向上した冷蔵庫が考
えられている。このような形態の冷蔵庫に、上記の切替
室あるいは製氷室を設ける場合に、野菜室の使い勝手を
損なわずに配置した形態として、切替室と製氷室とを横
方向に並列に配置し、野菜室と冷凍室との間に設けた形
態が考えられる。すなわち、この形態は切替室が最下方
の冷凍室のすぐ上に配置されることになる。
【0007】この場合には、冷凍室の後方の庫内に配置
された冷却器は、冷蔵庫背面側下方に形成された機械室
の上方の位置に設けられる形となり、冷却器の上端の高
さは、冷凍室と切替室の間の仕切壁の高さ位置よりも高
い位置になり、この結果、冷却器は冷凍室と切替室との
両方に跨った形で、これらの後方に配置される。あるい
は、冷却器の上方にあるファン、冷気が各貯蔵室へ流れ
る冷気ダクトが切替室の後方に配置されることになる。
このような形態では、切替室は冷蔵室あるいは野菜室と
して使用される可能性があることから、上記冷却器、フ
ァン、冷気ダクトと切替室との間には、両者の間の熱の
伝達を抑制するための仕切壁が設けられる。そして、こ
の仕切壁には断熱部材が配置されるのが望ましい。ま
た、隣合わせた貯蔵室との間も断熱仕切壁が設けられ
る。
【0008】この断熱仕切壁は、内箱の形成時に、内箱
と一体に仕切壁を形成し、断熱材の発泡時に断熱材が充
填されるようにすることが、コスト、性能から見て望ま
しいが、切替室後方に冷却器やファン、ダクトが配置さ
れる場合には、内箱と一体に断熱仕切を形成すること
は、内箱形状が複雑となりコストが増大する。また、切
替室と周囲の貯蔵室との間の仕切壁を内箱と一体に形成
することは、充填断熱材の流路が複雑となり、内箱表面
に皺や歪みが発生して歩留まりが低下してしまう。特
に、庫内の空気を冷却する部品、例えば冷却器や冷却器
により冷却された空気を庫内に通流させるファン、冷却
された冷気が通る冷気ダクト等が切替室の後方に有る場
合には、これらを避けるようにして仕切壁を内箱と一体
に形成することは困難であった。
【0009】そこで、断熱仕切壁を別体で形成し、内箱
の発泡後に内箱の所定の位置に組み込むことが考えられ
る。しかし、切替室は上述の理由から上下及び隣り合っ
た貯蔵室との間に及び、後方に冷却器、ファン、ダクト
等冷気の通路が配置された場合にはこれらとの間に断熱
仕切壁が必要となり、その形状として、上下及び後方に
断熱仕切を含む箱状となる。この箱上の断熱仕切壁を一
体として、内箱内に組み込むことは、断熱仕切壁をシー
ルし、あるいは固定する作業のためのスペースが十分で
なく、作業効率が低下してしまう。上記従来議jつにお
いては、このこの点については、考慮されていなかっ
た。
【0010】そこで、断熱仕切壁を複数の部材に分割し
て、分割された部材毎に内箱に挿入することが考えられ
る。このような冷蔵庫の断熱仕切壁を図10で説明す
る。
【0011】図10において、冷凍室101と野菜室1
03間に製氷室105と切換室107とを隣り合せて形
成した冷蔵庫に於いては、切換室107を冷蔵室として
使用する場合は製氷室105,冷凍室101に接する面
にそれぞれ断熱仕切壁を設ける構造となる。この場合、
切換室107と製氷室105の縦断熱仕切壁109、切
換室と冷凍室の横断熱仕切壁(I)111とは別個に作
られ、後で接合する構造となっている。従って、縦断熱
仕切壁109と横断熱仕切壁(I)111との接合部1
13には隙間が生ずることが多く、この隙間から冷気、
暖気が洩れて切換室107側には結露、冷凍室101側
には結氷を生じさせてしまう。
【0012】また、切換室107を冷凍室101として
使用する場合は野菜室103に接する面に横断熱仕切壁
(II)115を設ける構造になる。この横断熱仕切壁
(II)115は独立製氷室105と野菜室103間に設
けた横断熱仕切壁(III)117と接合する構造になっ
ている。従って、横断熱仕切壁(II)115と横断熱仕
切壁(III)117との接合部119には隙間が生じる
事が多く、この隙間から冷気、暖気が洩れて結露、結氷
を生じてしまう。
【0013】また、上記断熱仕切壁には接合部があるた
め断熱仕切壁を所定の位置に固定する際、直角,平行が
出し難く、作業性,シール性が悪いという問題が生じて
しまう。このような点については、上記従来技術におい
て考慮されていなかった。
【0014】本発明の目的は上記の問題を解決するため
になされたものであり、使い勝手の良い冷蔵庫を提供す
ることにある。
【0015】すなわち、冷気洩れが少ない断熱仕切構造
を実現し、これにより使い勝手の良い冷蔵庫を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の冷蔵庫は、冷凍室と、この冷凍室の上方
に隣り合せて形成された製氷室と切換室とを有し、前記
切替室を前記製氷室および前記冷凍室と区画する断熱仕
切壁とを備えた冷蔵庫において、前記断熱仕切壁が複数
に分割された断熱仕切壁で形成されたものである。
【0017】前記製氷室と前記切替室とを区画し、かつ
前記切替室と前記冷凍室とを区画する略L字形の断熱仕
切壁と、この略L字形の断熱仕切壁とその下面部で接続
され前記切替室の上方を区画する平板状断熱仕切壁を備
えたものである。この様にすることによって、固定箇所
を最小限にし、冷気,暖気洩れを最少としたものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図1乃至6
に示す実施例で説明する。図1は本発明の冷蔵庫の正面
図、図2は図1の縦断面図、図3は図1に示す冷蔵庫の
切替室後方部の拡大図、図4は本発明の断熱仕切壁を示
す説明図、図5は本発明のL形断熱仕切壁の斜視図、図
6は本発明の冷蔵庫の断熱仕切壁部の構造を示す模式図
である。
【0019】図1に於いて、1は冷蔵室、3は野菜室、
5は製氷室、7は切換室であり、切換室7は必要に応じ
て冷凍室あるいは冷蔵室の温度に切換える事ができる部
屋である。9は冷凍室である。切換室7は野菜室3と冷
凍室9との間で製氷室5と隣り合せて形成されている。
また、切換室7は図2に示す如く、冷却器11の冷気を
強制循環用ファン13によって切換室7に送風され切換
室7が冷却される。15はダンパであり、ダンパ15は
強制循環用ファン13と切換室7との間の通風路に配設
され、ダンパ15の開閉によって切換室7に送風される
冷気を制御し、切換室7の温度を冷凍室あるいは冷蔵室
の温度に制御するものである。17は圧縮幾である。
【0020】切換室7は図2に示す如く、冷却器11の
冷気を強制循環用ファン13によって切換室7に送風さ
れ冷却される。15はダンパであり、ダンパ15は強制
循環用ファン13と切換室7との間の通風路に配設さ
れ、ダンパ15の開閉によって切換室7に送風される冷
気を制御し、切換室7の温度を冷凍室あるいは冷蔵室の
温度に制御するものである。17は圧縮機である。
【0021】図3に示す通り、本実施例は、野菜室3と
切替室7との間、及び切替室7と冷凍室9との間の断熱
仕切壁の前方で、冷蔵庫前面側端部に露付防止パイプで
ある加熱パイプ23を内側に備えた仕切板19を備えて
いる。この仕切板19は本実施の例においてH字を横に
した形状になっている。この仕切板19の内側には、断
熱材を充填しても良い。
【0022】近年では、冷蔵庫の使い勝手を向上するた
めに、冷蔵庫の複数の貯蔵室のうちで最も使用頻度の高
い冷蔵室を最も高い位置に配置して、この冷蔵室の下方
側に冷凍室を設けたものが販売されている。このような
従来技術の一例としては、東芝製冷蔵庫GR−Y45K
C機が知られている。この冷蔵庫では複数の貯蔵室が内
側に形成され、これらは上から順に冷蔵室、独立製氷室
及び切替室が冷凍室、野菜室が配置されている。すなわ
ち、野菜室が最も低い位置に、その上に冷凍室が配置さ
れているものである。冷凍室の後方には一般的に庫内の
空気を冷却するために設けられ、冷凍サイクルの一部を
成す冷却器が配置されている。これは、貯蔵室のうち最
も温度の低い貯蔵室である冷凍室をより効率良く冷却す
るためである。この冷却器の上方にはこの冷却器により
冷却された空気を庫内に供給するファンが設けられてい
る。この冷却器は冷凍室と上方の貯蔵室(切替室)とを
仕切る断熱仕切壁より下方に配置されている。
【0023】また、最も上方に冷蔵室を配置し、最も下
方に冷凍室を配置し、この間の位置に野菜室を配置する
ことで、冷蔵室の次に使用頻度が高い野菜室の使用時の
使い勝手をより向上した冷蔵庫が考えられている。この
ような形態の冷蔵庫に、上記の切替室あるいは製氷室を
設ける場合に、野菜室の使い勝手を損なわずに配置した
形態として、切替室と製氷室とを横方向に並列に配置
し、野菜室と冷凍室との間に設けた形態が考えられる。
すなわち、この形態は切替室が最下方の冷凍室のすぐ上
に配置されることになる。この場合には、冷凍室の後方
の庫内に配置された冷却器は、冷蔵庫背面側下方に形成
された機械室の上方の位置に設けられる形となり、冷却
器の上端の高さは、冷凍室と切替室の間の仕切壁の高さ
位置よりも高い位置になり、この結果、冷却器は冷凍室
と切替室との両方に跨った形で、これらの後方に配置さ
れる。また、冷却器の上方にあるファン、冷気が各貯蔵
室へ流れる冷気ダクトが切替室の後方や野菜室の後方に
配置されることになる。
【0024】このような形態では、切替室は冷蔵室ある
いは野菜室として使用される可能性があることから、上
記冷却器、ファン、冷気ダクトと切替室との間には、両
者の間の熱の伝達を抑制するための仕切壁が設けられ
る。そして、この仕切壁には断熱部材が配置されるのが
望ましい。また、隣合わせた貯蔵室との間も断熱仕切壁
が設けられる。
【0025】この断熱仕切壁は、内箱の形成時に、内箱
と一体に仕切壁を形成し、断熱材の発泡時に断熱材が充
填されるようにすることが、コスト、性能から見て望ま
しいが、切替室、野菜室の後方に冷却器やファン、ダク
トが配置される場合には、内箱と一体に断熱仕切を形成
することは、内箱形状が複雑となりコストが増大する。
また、充填断熱材の流路が複雑となり、内箱表面に皺や
歪みが発生して歩留まりが低下するという問題が発生し
てしまう。そこで、この断熱材は内箱とは別体で形成
し、内箱の発泡後に内箱内部に取り付けられる。この取
り付けの際、作業性や冷蔵庫の信頼性や性能を考慮し
て、これらの仕切壁は複数に分割されて形成され、内箱
の発泡の後に組み立てられる。
【0026】また、冷蔵庫の中には、冷蔵庫の箱体を構
成する断熱壁の内側の前面側の端面や、各貯蔵室の仕切
の内側の前面側の端面には、冷蔵庫の扉とこの箱体との
接続部分で庫内外の温度差から結露することを防止する
ため、冷蔵庫の冷凍サイクルの一部を成し、内部を冷媒
が流れるパイプ(以下、露付防止パイプ)が配置されて
いるものがある。この露付防止パイプは冷凍サイクルの
一部を成しており、内箱の発泡後に組み付けることは難
しいことから、発泡前に断熱壁及び仕切部材の内部に組
み付けられる。したがって、切替室の断熱仕切壁を発泡
後に組付ける際には、この露付防止パイプが内側に配設
された仕切部材を避けつつ作業を行わなければならない
ため、仕切部材間の空間の大きさや庫内の空間に切替室
の断熱仕切壁の大きさが制約を受けることになる。この
ことから切替室の断熱仕切壁は複数に分割されて形成さ
れて、冷蔵庫庫内に組付けられるものである。
【0027】次に、本実施の例の仕切板と仕切枠の構造
について図4,図5、図6、図7の実施例で説明する。
【0028】本実施例における断熱仕切壁構造を図4,
5,6を用いて説明する。図4において、219はL形
断熱仕切壁であり、このL形断熱仕切壁219は製氷室
5と切換室7に接する面、及び冷凍室9と切換室7に接
する面に設けられ、全体構造は図6の斜視図に示す如
く、接合部等のないL形一体構造を有している。221
は平板形断熱仕切壁であり、この平板形断熱仕切壁22
1は製氷室5と野菜室3に接する面、及び切換室7と野
菜室3に対する面に設けられ、全体構造は接合部等のな
い平板型一体構造を有している。断熱仕切壁は上記の如
く接合部がない一体構造である為、従来の接合部を有す
る構造の問題点を解消するものである。
【0029】223は固定部Aであり、固定部AはL形
断熱仕切壁219の縦形断熱仕切壁と平板形断熱仕切壁
221の下面部との固定位置である。この固定部A22
3は平板形断熱仕切壁221の下面部に設けた凹部22
4にL形断熱仕切壁219の縦形断熱壁部の端部が挿着
され固定されたものである。従って、この固定部A22
3から冷気,暖気が洩れる様なことは起きない。また、
固定部A223は凹部224への挿着固定という簡単な
方法で組立ができる。225は固定部Bであり、固定部
B225はL形断熱仕切壁219の横形断熱壁部と冷蔵
庫内箱側面部との固定位置である。この固定部B225
は冷蔵庫内箱側面部に設けた凸部226にL形断熱仕切
壁219の横形断熱壁部の端部が圧着され固定されたも
のである。従って、この固定部B225から冷気,暖気
が洩れる様なことは起きない。また、固定部B225は
凸部226への圧着固定という簡単な方法で組立ができ
るものである。
【0030】227は固定部Cであり、固定部C227
は平板形断熱仕切壁221の端部と冷蔵庫内箱側面部と
の固定位置である。この固定部C227は冷蔵庫内箱側
面部に設けた凸部228に平板形断熱仕切壁221の端
部が圧着され固定されたものである。229は固定部D
であり、固定部D229は上記冷蔵庫内箱側面部に対向
した内箱側面部に設けた凸部230に上記平板形断熱仕
切壁221の端部に対向した端部が圧着され固定された
ものである。従って、上記固定部C、及び固定部Dから
冷気が洩れる様なことは起きない。
【0031】図6は、本発明の冷蔵庫における断熱仕切
壁の形状を示す模式図であり、断熱仕切壁を冷蔵庫前方
側から見た図である。切替室周囲の断熱仕切壁を内箱に
組み込む場合、仕切壁部を分割する必要がある。特に、
作業のし易さを考慮すると、上下方向について複数の部
材に分割して組み込むことが有利となる。この分割は、
出来るだけ冷気の漏洩が小さく、氷結や結露といった問
題が生じないようにする必要がある。
【0032】図6(a)に示す断熱仕切壁は、上部側3
01をT字状とし、下部側302を一字状として形成し
たものである。下部側の断熱仕切壁302は、この図に
おいては、切替室7のみを区画するように形成されてい
る。これは、隣接した製氷室5はその下方にある冷凍室
9とほぼ同温度であり、断熱仕切壁で仕切る必要がな
く、この部分の断熱仕切を省く分だけ製造コストを低減
できる。また、切替室7下方の断熱仕切壁302の製氷
室側端面部には、製氷室5と冷凍室9とを区画する仕切
を係止する係止部304、あるいは、2つの貯蔵室間を
シールして熱の移動を低減できるシール部304を備え
ている。もちろん、切替室下方の仕切壁032は製氷室
5側に延在しても良く、製氷室5と冷凍室9とを仕切る
ように断熱壁を設けても良く、この際には、切替室7下
方の断熱仕切壁と同一の部材としても良い。
【0033】図6(b)に示す断熱仕切壁は、上部側3
11をー字状とし、下部側312をL字状としたもので
ある。この場合にも、製氷室5下方の断熱仕切壁を設け
ても良く、この仕切壁を切替室7下方の断熱仕切壁を延
在させることにより設けても良い。この際には、切替室
7下方の断熱仕切壁部312の形状は┴字状となる。ま
た、上記の(a)の場合と同様に、切替室7下方の断熱
仕切壁の製氷室5側端部には係止部、あるいはシール部
314が備えられている。
【0034】このような構成とすることで、本実施例
は、冷気が洩れたり侵入しやすく、氷結や結露が生じや
すい断熱仕切部の接続部を出来るだけ少なくし、上記の
問題が生じることを抑制し、製氷室と切替室とを併設し
た使い勝手の良い冷蔵庫を実現できる。特に、上記の問
題点が発生しやすくなる冷凍室の上方に製氷室と切替室
とを併設した形態の冷蔵庫における上記問題を解決し
て、より使い勝手の向上した冷蔵庫を実現できるもので
ある。また図6(b)では、断熱仕切壁部の接続部分
が、切替室と製氷室との間の断熱仕切壁部の上方にある
ので、切替室に吹き出された冷気がこの接続部分から洩
れたり、熱が外部から侵入したりすることをより低減で
きる。
【0035】また、本実施例では、切替室を区画する断
熱仕切壁を複数に分割、特に上下方向に分割したもので
あり、この構成により、仕切壁部組み込み時の作業効率
を向上して、冷蔵庫製造にかかるコストを低減できる。
冷気の洩れ易く熱の漏洩が大きくなり易い接続部分を出
来るだけ低減して、冷蔵庫の消費電力を小さくでき、使
い勝手のよい冷蔵庫を実現できるものである。
【0036】次に、本発明の仕切板と仕切枠の構造につ
いて図7,8の実施例で説明する。19は仕切板であ
り、該仕切板19は2個の横仕切板19A,19Bと1
個の縦仕切板19Cで各々個別に形成され、製氷室5と
切換室7の前面の仕切を構成している。21はH形仕切
枠であり、該H形仕切枠21も図5,図6に示す従来の
横仕切枠A,Bと縦仕切枠Cとを一体にしたものであ
り、これによって横仕切枠と縦仕切枠の直角,平行が確
保でき、組込み作業性がよくなり、枠間の隙間がないの
で、冷気、暖気洩れをなくすことができる。
【0037】また、H形仕切枠21はその両端部が冷蔵
庫内箱の両側面に取付けることによってH形仕切枠21
の前面の平面度が確保される。このH形仕切枠21を利
用して上記仕切板19を係止することによって、仕切板
19の前面の平面度が容易に確保することができるもの
である。また、22はL形断熱仕切壁であり、該L形断
熱仕切壁22は製氷室5と切換室7間を仕切る縦断熱仕
切壁22Aと冷凍室9と切換室7間を仕切る横断熱仕切
壁22Bとを一体にしたものである。このL形断熱仕切
壁をH形仕切枠を利用して固定したものである。この様
にすることによって、H形仕切枠がL形断熱仕切壁取付
けの基準になるので、その取付け精度が向上し、外観上
体裁のよい冷蔵室が得られる。23は加熱パイプであ
り、該加熱パイプ23は上記H形仕切板19の裏面に取
付けられるが、H形仕切板19の前面の平面度が確保さ
れているので、加熱パイプ23を図3の破線で示すよう
に横仕切板と縦仕切板とに一体に取付けることによって
H形仕切板19と加熱パイプ23との密着性が向上し、
加熱パイプ23の熱を仕切板19へ有効に伝えることが
できる。同時に加熱パイプ23の取付が容易になり、作
業性を向上することができる。なお、冷蔵庫の前面仕切
板への加熱パイプ23の配設は図4の破線で示す如くな
り、加熱パイプ23を冷蔵庫の前面仕切板全部に一体に
取付けることができるものである。
【0038】また、切替室7と製氷室5とを区画する断
熱仕切壁を接続される縦仕切板19cの断熱仕切壁側に
は、この断熱仕切壁部と係合してシールするためのシー
ル部401が設けられている。図9(a)は、上記仕切
板21であり、この仕切板21を矢印の方向から見た図
が、図9(b)である。この図の(a)の中央の仕切板
部の左側に製氷室5が、右側に切替室7が配置されるも
のである。図(b)では、左側に切替室7が、右側に製
氷室5が配置される。図9に示されるように斜めシ−ル
部401が仕切板21上の断熱仕切壁と接合する部分
に、製氷室側に傾くように設けられている。このように
シ−ル部401が傾斜することにより、シール面が傾斜し
て、L字型仕切を組み込む際の作業性を向上させ、かつ
シール性を向上させる。
【0039】上記の構成により、本実施例は切替室周囲
の断熱仕切壁の接合部の箇所を少なくし、これら接合部
の隙間から冷気,暖気が洩れ結露,結氷が生じる問題を
抑制できるようにし、信頼性に優れた冷蔵庫を提供でき
るものである。
【0040】また、切替室周囲の断熱仕切壁を上下方向
に複数に分割することにより、作業性に優れ、且つ簡単
な仕切壁構造で野菜室,冷凍室の温度に左右されない切
換室を有して、使い勝手の向上した冷蔵庫を提供できる
ものである。
【0041】また、H形仕切枠に取付けられる仕切板の
裏側に凝縮器の加熱パイプを配設するようにしたことを
特徴とするものである。この様にすることによって、仕
切板と加熱パイプとの密着がよくなり、加熱パイプの熱
を仕切板に有効に伝えることができ、仕切板への加熱パ
イプの取付けが容易になり、加熱パイプの取付作業性を
向上することができる。
【0042】さらには製氷室と切換室間を仕切る縦断熱
仕切壁と冷凍室と切換室間を仕切る横断熱仕切壁とを一
体に形成したL形断熱仕切壁をH形仕切枠を利用して固
定するようにしたことを特徴とするものである。この様
にすることによって、H形仕切枠がL形断熱仕切壁取付
けの基準になるので、その取付け精度が向上し、外観上
体裁のよい冷蔵庫が得られるものである。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、使い勝手の向上した冷
蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の正面図。
【図2】図1の縦断面説明図。
【図3】図3は図1に示す冷蔵庫の切替室後方部の拡大
【図4】本発明の冷蔵庫の断熱仕切壁を示す説明図。
【図5】図1に示す冷蔵庫のL形断熱仕切壁の斜視図。
【図6】本発明の冷蔵庫の断熱仕切壁部の構造を示す模
式図
【図7】図1に示す冷蔵庫の断熱仕切壁と仕切板との関
係を示す斜視図。
【図8】本発明の露付防止パイプの形状を示す模式図。
【図9】図1に示す冷蔵庫の仕切板のシール部を示す
図。
【図10】従来の断熱仕切壁を示す説明図。
【符号の説明】
5‥‥製氷室 7‥‥切換室 219‥‥L形断熱仕切壁 221‥‥平板形断
熱仕切壁 223……固定部A 224……凹部 225……固定部B 225……凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 益二 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 寺内 正高 栃木県下都賀郡大平町富田709番地の2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 Fターム(参考) 3L102 JA01 LB13 LC04 LC07 LC09 LC30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍室と、この冷凍室の上方に隣り合せて
    形成された製氷室と切換室とを有し、前記切替室を前記
    製氷室および前記冷凍室と区画する断熱仕切壁とを備え
    た冷蔵庫において、 前記断熱仕切壁が複数に分割された断熱仕切壁で形成さ
    れた冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記製氷室と前記切替室とを区画し、かつ
    前記切替室と前記冷凍室とを区画する略L字形の断熱仕
    切壁と、この略L字形の断熱仕切壁とその下面部で接続
    され前記切替室の上方を区画する平板状断熱仕切壁を備
    えた請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記製氷室と前記切替室とを区画し、かつ
    前記切替室の上方を区画する略T字形の断熱仕切壁と、
    この略T字形の断熱仕切壁とその上面部で接続され前記
    切替室と前記冷凍室とを区画する平板状断熱仕切壁を備
    えた請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】凝縮器を含む冷凍サイクルと、 前記断熱仕切壁の前方の冷蔵庫前面端部に配置され、そ
    の内側に前記凝縮器に接続され内部を冷媒が流れるパイ
    プが配設された仕切枠を備えた請求項1ないし3のいず
    れかに記載の冷蔵庫。
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