JP2001280834A - 冷蔵庫の仕切り構造 - Google Patents

冷蔵庫の仕切り構造

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JP2001280834A JP2000094391A JP2000094391A JP2001280834A JP 2001280834 A JP2001280834 A JP 2001280834A JP 2000094391 A JP2000094391 A JP 2000094391A JP 2000094391 A JP2000094391 A JP 2000094391A JP 2001280834 A JP2001280834 A JP 2001280834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫の冷却空間を上下に仕切る仕切り構造
において、防露用の熱源から庫内側への熱のリーク量を
低減して防露性能の向上と省電力化を図る。 【解決手段】 冷蔵庫の冷却空間を上下に仕切る水平な
仕切壁10を設け、この仕切壁10の前端部に設けた仕
切り体14に防露パイプ22を配し、仕切壁10の下面
を覆って当該仕切壁10との間に冷気流路32を形成す
るダクト部材34を配し、ダクト部材34の前端部から
仕切り体14の下面を覆って仕切り体14との間に空気
空間42を形成する覆い部44を延設し、この空気空間
42と冷気流路32との間を隔壁46で遮断した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の冷却空間
を仕切る仕切り構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷蔵庫の冷蔵室や冷凍室を上
下に仕切る仕切り構造においては、扉のガスケットが当
接される仕切部前面の露付きを防止するために、防露パ
イプやヒータなどの防露用熱源が配されている。
【0003】図9は、冷蔵庫の仕切り構造の第1の従来
例を示す断面図である。この仕切り構造は、温度帯の異
なる2室である冷蔵室100と冷凍室101とを水平な
仕切壁102で上下に仕切る構造である。仕切壁102
は、冷蔵庫本体の内箱103によって形成され内部に断
熱材104が充填された仕切壁本体105と、その前方
に左右方向に架設された仕切り体106とからなる。仕
切り体106は、扉107のガスケット108と当接す
る前板109と、前板109の背後に配された防露パイ
プ110と、防露パイプ110の背後に配された断熱材
111と、断熱材111を後方から覆う仕切りカバー1
12とで構成されている。
【0004】この構造においては、防露パイプ110の
背後に断熱材111が配されているものの、防露パイプ
110の熱が前板109から仕切りカバー112へと伝
わって、仕切り体106の上下面が温められてしまうこ
とがある。このように仕切り体106の上下面が温めら
れると、庫内循環冷気と熱交換して庫内温度が高くな
り、冷却性能に影響を与えるといった弊害が生じ、余分
な電力を消費してしまう。
【0005】また、上記構造では、冷凍室101後面の
吹き出し口113から吹き出された冷気が仕切り体10
6に直接当たるようになっているため、この冷気により
仕切り体106の熱が奪われて防露性能が低下するとい
った弊害が生じる場合もある。
【0006】これらの弊害を防止するために、図9に示
すように、仕切り体106の上下面に断熱材114を貼
り付けているが、その場合、コストアップや作業性の点
で問題があり、また、防露性能や省電力化という点でも
必ずしも満足し得るものではない。
【0007】図10は、冷蔵庫の仕切り構造の第2の従
来例を示す断面図である。この仕切り構造は、冷却空間
の前部に仕切り体120を左右方向に架設して、冷却空
間を上下に仕切る構造であり、仕切り体120は、上記
従来例と同様、前板109と防露パイプ110と断熱材
111と仕切りカバー112とで構成されている。
【0008】この仕切り構造では、防露パイプ110か
ら前板109を経て仕切りカバー112に伝わる熱によ
る庫内への影響を防ぐため、扉スロート部121を塞ぐ
ヒレ122を仕切り体106の下面に取り付けている。
しかしながら、この構造では、仕切り体106から庫内
側への熱リークを十分に抑制することができず、庫内温
度に影響を与えて省電力化が図れないとともに、防露性
能も低下してしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑みてなされたものであり、仕切り構造の熱源から庫内
側への熱のリーク量を低減して、防露性能を向上させる
とともに省電力化が図れる冷蔵庫の仕切り構造を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫の仕切り構造は、冷蔵庫の冷却空間を水平な仕切壁で
上下に仕切る仕切り構造において、該仕切壁の前端部に
露付き防止用の熱源を配し、該仕切壁の壁面を覆って当
該仕切壁との間に冷気流路を形成するダクト部材を配
し、該ダクト部材の前端部から前記仕切壁の前端部を覆
って該仕切壁との間に空間を形成する覆い部を延設し、
この空間と前記冷気流路との間を隔壁で遮断したもので
ある。
【0011】この仕切り構造であると、防露用熱源から
の熱で温められる仕切壁前端部がダクト部材前端の覆い
部により覆われて、この覆い部により仕切壁前端部の周
りに庫内循環冷気の通る冷気流路から遮断された空間が
形成されているので、該熱源から庫内側への熱リーク量
を低減して、防露性能を向上させるとともに省電力化が
図れる。
【0012】上記仕切り構造においては、請求項2のよ
うに、覆い部と仕切壁との間に空気空間を形成しても、
あるいはまた、請求項3のように、覆い部と仕切壁との
間に断熱材を配してもよい。
【0013】また、請求項4のように、覆い部に扉スロ
ート部を塞ぐヒレを設けてもよい。この場合、覆い部と
仕切壁前端部との間に形成される空間を庫内冷気から完
全に遮断して、上記熱源から庫内側への熱リークをより
確実に防止することができる。
【0014】上記仕切り構造は、請求項5のように、前
記仕切壁が断熱材の充填された断熱仕切壁であり、この
仕切壁により温度帯の異なる2室に仕切る箇所に採用す
ることが好適である。
【0015】本発明の請求項6の冷蔵庫の仕切り構造
は、冷蔵庫の冷却空間の前部に仕切り体を左右方向に架
設して、該冷却空間を上下に仕切る冷蔵庫の仕切り構造
において、前記仕切り体が、扉背面のガスケットと当接
する前板と、前板の後面に当接配置された露付き防止用
の熱源と、熱源の背後に配された断熱材と、断熱材の上
下面及び後面を覆う仕切りカバーとを備えてなり、該仕
切り体の上面及び下面の少なくとも一方の水平面を覆
い、かつ、扉スロート部を構成する扉背面と当接する覆
い部材を設けて、この覆い部材と前記ガスケットとによ
り、前記仕切り体の前記水平面の略全体にわたって、庫
内循環冷気から遮断された空気空間を形成したものであ
る。
【0016】この仕切り構造であると、仕切り体の水平
面の略全面にわたって庫内循環冷気から遮断された空気
空間が形成されているので、防露用熱源から前板を経て
仕切りカバーに伝達してきた熱が庫内循環冷気と熱交換
されることなく、従って、仕切り体の熱源による庫内温
度への影響を抑えて省電力化を図ることができ、また、
庫内循環冷気により仕切り体が冷やされるのを防止して
防露性能を向上することができる。
【0017】この仕切り構造においては、請求項7のよ
うに、前記空気空間が前記仕切り体の前記水平面の途中
で前後に区画されている場合がある。これにより、空気
空間における空気の対流を低減して、断熱効果を高める
ことができる。
【0018】この場合、請求項8のように、前記覆い部
材が、前記仕切り体の前記水平面の前後方向中央部に取
り付けられて、この取付け部から前後に延びるヒレを有
し、前側のヒレが前記扉背面と当接し、後側のヒレが該
取付け部から仕切り体の後端まで前記水平面を空気層を
挟んで覆うようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施形態に係る冷蔵庫の仕
切り構造について図面に基づいて説明する。
【0020】図1は、第1実施形態に係る仕切り構造の
縦断面図、図2は、同仕切り構造の前端部を示す拡大断
面図、図3は、同仕切り構造の底面から見た斜視図であ
る。
【0021】この実施形態の仕切り構造は、図4に示す
ような冷蔵庫1に採用されるものである。冷蔵庫1は、
上から、冷蔵室2、野菜室3、第1冷凍室4、第2冷凍
室5を備え、冷蔵室2と野菜室3からなる上側の冷蔵空
間と第1及び第2冷凍室4,5からなる下側の冷凍空間
とが水平な断熱仕切壁10で仕切られている。冷蔵室2
と野菜室3とは、前面開口部において左右方向に架設さ
れた仕切り体68により上下に仕切られており、同様
に、第1冷凍室4と第2冷凍室5との間も、前面開口部
において左右方向に架設された仕切り体70により上下
に仕切られている。
【0022】第1実施形態は、仕切壁10により温度帯
の異なる冷蔵空間と冷凍空間とを上下に仕切る仕切り構
造に関するものであり、以下、この仕切壁10の構造に
ついて詳細に説明する。
【0023】仕切壁10は、全体にわたって断熱材が充
填された断熱仕切壁であり、冷蔵庫本体を構成する断熱
箱体6により形成された仕切壁本体12と、この仕切壁
本体12の前端に取り付けられた仕切り体14とよりな
る。
【0024】仕切壁本体12は、断熱箱体6を構成する
内箱6aにより形成された水平な棚状部16と、この内
箱6aの棚状部16の内部に充填発泡された硬質ウレタ
ンよりなる断熱材18とで構成されている。
【0025】仕切り体14は、断熱箱体6の前面開口部
において左右方向に架設されており、金属製の前板20
と、前板20の後面に当接配置された冷却サイクルの一
部である防露パイプ22と、防露パイプ22の背後に配
された発泡スチロール製の断熱材24と、断熱材24の
上下面及び後面を覆う断面略コ字状の合成樹脂製仕切り
カバー26とを備えてなる。
【0026】前板20は、仕切り体14の前面部をなし
て、扉7背面に取り付けられたガスケット8と当接する
ものであり、上下端部が後方に折曲形成されている。
【0027】断熱材24は、直方体形状をなしている。
断熱材24と防露パイプ22との間には、前面にアルミ
テープ28を備える軟質性の断熱材であるソフトテープ
30が介設されており、該アルミテープ28により防露
パイプ22の熱がより確実に前板20に伝達されるよう
にしている。
【0028】仕切りカバー26は、前面が開口した内側
が空洞の直方体状であり、この空洞状の内側に断熱材2
4が収納され、前面開口部に前板20が配されている。
【0029】仕切壁10の下面には、その壁面を覆って
仕切壁10との間に冷気流路32を形成するダクト部材
34が配されている。ダクト部材34は、図3に示すよ
うに、仕切壁10の下面を全体にわたって覆う板状の部
材であり、仕切壁本体12を構成する内箱16の壁面に
ネジ36で取付固定されている。
【0030】ダクト部材34の後端部は、冷凍室4の後
面に設けられた吹き出し口38に接続され、該吹き出し
口38からの冷気が冷気流路32に直接吹き込まれるよ
うになっている。ダクト部材34には、冷凍室4内に冷
気を吹き出す開口40が複数個設けられている。なお、
ダクト部材34には、不図示のガイドを設けて冷気流路
32内を流れる冷気を各開口40に導くようにしてもよ
い。
【0031】ダクト部材34の前端部には、仕切壁10
前端部の仕切り体14を覆って仕切り体14との間に空
気空間42を形成する覆い部44が一体に設けられてい
る。覆い部44は、仕切り体14の下面全体を、隙間を
あけて覆うように形成されており、この隙間が空気空間
42となっている。
【0032】覆い部44で形成される空気空間42は、
ダクト部材34に設けた隔壁46により、その後方の冷
気流路32から遮断されている。隔壁46は、ダクト部
材34の上面から突出形成された左右方向に延びる突条
であり、仕切壁本体12の下面に当接することにより、
冷気流路32と空気空間42との間を遮断している。な
お、覆い部44の上面から前後方向に延びる複数の突条
(不図示)を形成して、空気空間42を左右方向に複数
の区画に分離し、これにより、空気空間42との空気の
対流を抑制して断熱性を高めることもできる。
【0033】覆い部44の前端部には、ガスケット8周
辺から庫内側への熱の侵入を防止するために、扉スロー
ト部48を構成する扉7背面の凸部50と当接して当該
スロート部48を塞ぐヒレ52が取り付けられている。
ヒレ52は、軟質材料で形成されており、覆い部44の
下面に設けられた係止凸部54に取り付けられている。
このように覆い部44にヒレ52を取り付けることによ
り、仕切り体14の下面の全体にわたって庫内循環冷気
から遮断された空気空間42が形成されている。すなわ
ち、上記空気空間42は、覆い部44とヒレ52と扉背
面とガスケット8と仕切り体14とで区画されて、庫内
循環冷気から分離されている。
【0034】以上よりなる第1実施形態の仕切り構造で
あると、防露パイプ22からの熱により温められた仕切
り体14の下面が全体にわたって覆い部44により覆わ
れ、この覆い部44と仕切り体14との間で形成された
空気空間42が、後方の冷気流路32から遮断されてい
るので、冷気流路32を通る庫内循環冷気が仕切り体1
4の下面との間で熱交換することを防止することがで
き、従って、仕切り体14の熱による庫内冷気への影響
をなくして、省電力化を図ることができる。また、空気
空間42が断熱層として作用し、仕切り体14が庫内循
環冷気により冷やされることを防止して、防露性能を向
上することができる。
【0035】また、この実施形態によれば、覆い部44
に扉スロート部48を塞ぐヒレ52を設けて、覆い部4
4と仕切り体14との間に形成される空気空間42を庫
内冷気から完全に遮断していることから、防露パイプ2
2から庫内側への熱のリーク量をさらに効果的に低減す
ることができる。
【0036】図5は、第2実施形態に係る仕切り構造の
要部拡大断面図である。
【0037】この実施形態は、覆い部44と仕切り体1
4の下面との間に、空気空間42を設ける代わりに、断
熱材56を配した点が第1実施形態とは異なる。すなわ
ち、第2実施形態では、覆い部44と仕切り体14下面
との間に形成された空間に、断熱材56を充填してお
り、これにより仕切り体14の下面を断熱している。
【0038】図6は、第3実施形態に係る仕切り構造に
おけるダクト部材34の斜視図である。
【0039】この実施形態は、ダクト部材34と製氷室
(不図示)の天井板とを一体化した点で第1実施形態と
異なる。すなわち、第3実施形態では、製氷皿と該製氷
皿を動作させる機械部とを備えてなる自動製氷機58
を、ダクト部材34の下面に取り付けるように構成して
いる。自動製氷機58の上面には複数の爪部60が設け
られ、ダクト部材34にはこの爪部60が差し込まれる
係合孔62が設けられており、係合孔62に爪部60を
引っ掛けることにより、自動製氷機58はダクト部材3
4に支持されているようになっている。
【0040】このようにダクト部材34と製氷室天井板
とを一体化して部品の共通化を図ることによりコストを
低減することができる。
【0041】図7は、第4実施形態に係る仕切り構造の
断面図であり、図8は、同仕切り構造に用いる覆い部材
72の斜視図である。
【0042】この仕切り構造は、図4に示す冷蔵庫1に
おいて、第1冷凍室4と第2冷凍室5とを仕切る仕切り
構造であり、図7に示すように、前面開口部に仕切り体
70を左右方向に架設してなる。なお、以下に説明する
本実施形態の仕切り構造は、冷蔵室2と野菜室3とを仕
切る仕切り体68にも同様に採用することができる。
【0043】仕切り体70は、上記した実施形態と同様
に、金属製の前板20と、前板20の後面に配した防露
パイプ22と、防露パイプ22の背後に配した断熱材2
4と、断熱材24の上下面及び後面を覆う仕切りカバー
26とを備えて構成されている。
【0044】仕切り体70の上面及び下面には、これら
各面を覆い、かつ、扉スロート部74を構成する扉7背
面の凸部76と当接する覆い部材72がぞれぞれ取り付
けられている。覆い部材72は、仕切り体70の上下面
の前後方向中央部に設けた係止凸部78に取り付けられ
る取付部80と、この取付部80から前方に延び、扉7
背面の凸部76に当接して扉スロート部74を塞ぐ前ヒ
レ82と、取付部80から後方に延び、該取付部80か
ら仕切り体70の後端まで空気層86bを挟んで覆う後
ヒレ84とからなる。
【0045】この仕切り構造では、覆い部材72と扉背
面のガスケット8とにより、仕切り体70の上下面の略
全体にわたって、庫内循環冷気から遮断された空気空間
86が形成されている。すなわち、仕切り体70の上下
には、それぞれ、仕切り体70、覆い部材72、扉背面
及びガスケット8により区画され、庫内冷気から分離さ
れた空気空間86が、仕切り体70の上下面の前側部分
だけでなく後端まで全体にわたって形成されている。
【0046】そして、この空気空間86は、覆い部材7
2の左右方向に延びる取付部80によって、仕切り体7
0の上下面の前後方向中央部で、前後に区画されてい
る。詳細には、前側の空気空間86aは、前ヒレ82の
前側において該前ヒレ82と扉背面とガスケット8と仕
切り体70との間で形成されており、後側の空気空間8
6bは、後ヒレ84と仕切り体70との間に挟まれて形
成されている。
【0047】この実施形態の仕切り構造であると、仕切
り体70の上下面の全体にわたって庫内循環冷気から遮
断された空気空間86を形成したので、防露パイプ22
から前板20を経て仕切りカバー26に伝達してきた熱
が庫内循環冷気と熱交換するのを防止することができ、
従って、仕切り体70の熱による庫内温度への影響を抑
えて省電力化を図ることができる。また、空気空間86
が断熱層として作用し、仕切り体70が庫内循環冷気に
より冷やされるのを防止して、防露性能を向上すること
ができる。
【0048】しかも、この空気空間86が前後に区画さ
れていることから、空気空間86における空気の対流を
低減して、断熱効果を高めることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫の仕切り構造であると、
仕切り構造の熱源から庫内側への熱のリーク量を低減し
て、防露性能を向上させるとともに省電力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の仕切り構
造の縦断面図である。
【図2】同仕切り構造の拡大断面図である。
【図3】同仕切り構造の斜視図である。
【図4】冷蔵庫の断面図である。
【図5】第2実施形態に係る仕切り構造の要部拡大断面
図である。
【図6】第3実施形態に係る仕切り構造の斜視図であ
る。
【図7】第4実施形態に係る仕切り構造の断面図であ
る。
【図8】同実施形態の仕切り構造における覆い部材の斜
視図である。
【図9】冷蔵庫の仕切り構造の第1の従来例を示す断面
図である。
【図10】冷蔵庫の仕切り構造の第2の従来例を示す断
面図である。
【符号の説明】
10……仕切壁 12……仕切壁本体 14……仕切り体 22……防露パイプ 32……冷気流路 34……ダクト部材 42……空気空間 44……覆い部 46……隔壁 52……ヒレ 56……断熱材 70……仕切り体 72……覆い部材 82……前ヒレ 84……後ヒレ 86……空気空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫の冷却空間を水平な仕切壁で上下に
    仕切る仕切り構造において、 該仕切壁の前端部に露付き防止用の熱源を配し、 該仕切壁の壁面を覆って当該仕切壁との間に冷気流路を
    形成するダクト部材を配し、 該ダクト部材の前端部から前記仕切壁の前端部を覆って
    該仕切壁との間に空間を形成する覆い部を延設し、 この空間と前記冷気流路との間を隔壁で遮断したことを
    特徴とする冷蔵庫の仕切り構造。
  2. 【請求項2】前記覆い部と前記仕切壁との間に空気空間
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の仕
    切り構造。
  3. 【請求項3】前記覆い部と前記仕切壁との間に断熱材を
    配したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の仕切り
    構造。
  4. 【請求項4】前記覆い部に扉スロート部を塞ぐヒレを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の仕切り構
    造。
  5. 【請求項5】前記仕切壁が断熱材の充填された断熱仕切
    壁であり、この仕切壁により温度帯の異なる2室に仕切
    られたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の仕切り
    構造。
  6. 【請求項6】冷蔵庫の冷却空間の前部に仕切り体を左右
    方向に架設して、該冷却空間を上下に仕切る冷蔵庫の仕
    切り構造において、 前記仕切り体が、扉背面のガスケットと当接する前板
    と、前板の後面に当接配置された露付き防止用の熱源
    と、熱源の背後に配された断熱材と、断熱材の上下面及
    び後面を覆う仕切りカバーとを備えてなり、 該仕切り体の上面及び下面の少なくとも一方の水平面を
    覆い、かつ、扉スロート部を構成する扉背面と当接する
    覆い部材を設けて、 この覆い部材と前記ガスケットとにより、前記仕切り体
    の前記水平面の略全体にわたって、庫内循環冷気から遮
    断された空気空間を形成したことを特徴とする冷蔵庫の
    仕切り構造。
  7. 【請求項7】前記空気空間が前記仕切り体の前記水平面
    の途中で前後に区画されたことを特徴とする請求項6記
    載の冷蔵庫の仕切り構造。
  8. 【請求項8】前記覆い部材が、前記仕切り体の前記水平
    面の前後方向中央部に取り付けられて、この取付け部か
    ら前後に延びるヒレを有し、 前側のヒレが前記扉背面と当接し、後側のヒレが該取付
    け部から仕切り体の後端まで前記水平面を空気層を挟ん
    で覆うことを特徴とする請求項7記載の冷蔵庫の仕切り
    構造。
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