JPH024850A - ポリオキシメチレン樹脂組成物 - Google Patents

ポリオキシメチレン樹脂組成物

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JPH024850A
JPH024850A JP15579988A JP15579988A JPH024850A JP H024850 A JPH024850 A JP H024850A JP 15579988 A JP15579988 A JP 15579988A JP 15579988 A JP15579988 A JP 15579988A JP H024850 A JPH024850 A JP H024850A
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茂 沖田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は耐熱安定性に優れたポリオキシメチレン樹脂組
成物に関する。さらに詳しくは、高温での溶融静置安定
性、溶融粘度安定性、耐熱エージング性に優れたポリオ
キシメチレン樹脂組成物tこ関する。
〈従来の技術〉 ポリオキシメチレンは結晶化度が高<、優れた機械物性
を有するエンジニアリングプラスチックとして知られて
いる。しかしながら、その化学構造上、非常に酸化劣化
され易いため、実にさまざまな熱安定剤が配合されて実
用に供されている。
たとえばポリオキシメチレン樹脂に対してフェノール系
酸化防止剤、アルカリ土類金属塩類及び3級脂肪族アミ
ンを添加混合して、耐熱安定性を向上させる技術が特公
昭46−35980号公報で開示されている。
また、接着性向上、耐熱変色性向上の目的で、ポリオキ
シメチレンに対してフェノキシ樹脂を配合する技術が特
公昭55−18740号公報で開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記特公昭46−35980号公報ンこ
開示されている方法では、比校的低分子輩の脂肪族アミ
ンを使用しているため、溶融状態では揮発してしまった
り、アミン自体カニ分解してしまい、ポリオキシメチレ
ンの耐熱安定性の向上は予想以上に低いものであった。
また、前記特公昭55−18740号公報に開示されて
いるように、ポリオキシメチレンに対してフェノキシ樹
脂のみを配合しただけではポリオキシメチレンの耐熱安
定性の向上はごく低いものであった。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、前記課題を解決するべく鋭意検討した結
果、本発明を見出すに至った。
すなわち、本発明は、 (1)  ポリオキシメチレン100重量部に対して、
(a)  分子量300以上のヒンダードフェノールo
、o o t〜54量部 (置部  水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水
酸化ストロンチウム、水酸化バリタムから選ばれる少な
くとも1種の金属水酸化物0.001〜5重量部 (e)  フェノキシ樹脂0.001〜5重M部を配合
して成る樹脂組成物である。
本発明で使用されるヒンダードフェノールとは、ヒドロ
キシル基の両側に炭素数1〜5のアルキル基を持つフェ
ノール構造を有する化合物のことであり、分子N300
以上のものである。
具体的には、2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール〕、トリエチレンクリコール
−ビス(3−(3−t −プチル−5−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリ
チル−テトラキス(3−(3,5−ジーも一ブチルー4
−ヒドロキシフェニル)グロビオネー)〕、2.2−チ
オ−ジエチレンビス(3−(3,5−シー t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート) 、N、
 N’−へキサメチレンビス(3゜5−ジーL−ブチル
ー4−ヒドロキシーヒドロシンナマくド)1,3.5−
)リメチル−2゜4.6−1リス(3,5−ジーも一ブ
チルー4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、l、6−ヘ
キサンシオールービス(3−(3,5−ジーも一ブチル
ー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2.4
−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ
−3,5−ジーも一ブチルアニリノ)−1,3,5−ト
リアジン、オクタデシル−3−(3,5−ジーも一ブチ
ルー4−ヒドロキシフェニル〕、プロピオネート、2゜
2−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール
)3,5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシベンジルフ
オスフオネートージエチルエステル、l、 3.5−ト
リス(4−も−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−シメ
チルペ/ジル)イソシアヌル酸、1,1.3−トリス(
2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル
)ブタン、I、 l−ビス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、N。
N′−ビス(3−(3,5−ジーし−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニル〕ヒドラジンなどが挙げ
られるが、中でも2.2′−メチレン−ビス(4−メチ
ル−6−巳−ブチルフェノール)トリエチレングリコー
ル−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、l、6−ヘキサ
ンシオールービス(3−(3,5−ジーも一ブチルー4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエリ
スリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジーも−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート) 、N、
 N’−へキサメチレンビス(3,5−ジーも−ブチル
−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)   1.3
゜5− ト リ メ チ ル − 2,4.6−)  
リ ス  (3,5ジーも一ブチルー4−ヒドロキシベ
ンジル)ペンゼ/が好ましい。
分子量が300より小さいとブリード現象が著しく、樹
脂組成物の外観を損なう上耐熱安定性が低下するので好
ましくない。また添加量はポリアセタール樹脂100重
量部に対してo、oot〜5重量部、好ましくは0.1
〜3.0重量部である。
0.001tlt部より少ないと、ポリアセタール樹脂
の耐熱安定性が十分ではなく、また5重量部より多いと
ブリード現象が見られたり、機械物性が低下するので好
ましくない。
本発明で使用される水酸化マグネシウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウムは無水塩
でも良いし、結晶水を含んでいても良い。また、添加量
はポリオキシメチレン100重1部に対して0.001
〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量部である。o、
oot重量部より少ないと、添加効果はなく、5重量部
を趣えると、機械物性を低下させる等の影響が出るため
好ましくない。
本発明で使用されるフェノキク樹脂とは2価7xノール
とエピクロルヒドリンより得られる数平均分子量1.0
00〜100,000の熱可塑性樹脂で、その構造単位
は(6)で表わされる。
ただしX、 、X2は水素原子またはハロゲン原子を表
わし、Rはメチレン、エチレン、工f IJデン、ブチ
リデン、グロビリデン、イソプロピリデン、S、SO,
,0、C1直接結合を表わす。
−見エボキシ樹脂に似ているが、末端にエポキシ基を含
まず、熱に対して安定な樹脂である。
添加量はポリオキシメチレン100重量部に対してo、
OO1〜5道量部、好ましくは0.1〜3M量部である
。o、oot重量部より少ないと添加効果はな(,5重
班部を越えると機械物性を低下させるので好ましくない
本発明で使用されるポリオキシメチレンとはオキシメチ
レン単独重合体及び主としてオキシメチレン単位からな
り、主鎖中に2〜8個の隣接する炭素原子を有するオキ
シアルキレン単位を15mm%以下含有するオキシメチ
レン共重合体を意味する。
オキシメチレン単独重合体は、例えば実質的に無水のホ
ルムアルデヒドを有機アミンのような塩基性重合触媒を
含有する有機溶媒中に導入して重合した後、無水酢酸に
より末端をアセチル化して製造する。
また、オキシメチレン共重合体は、例えば実質的に無水
のトリオキサンおよびエチレンオキシド、1.3−ジオ
キソラン、]、]3−ジオキセパのような共重合成分を
シクロヘキサンのような有機溶媒中に溶解あるいは懸濁
した後、三7ツ化ホウ素・ジエチルエーテラートのよう
なルイス酸触媒を添加して重合し、不安定末端を分解除
去して製造する。
あるいは溶媒を全く使用せずに、セルフクリーニング型
攪拌機の中ヘトリオキサン、共重合成分及び触媒を導入
して塊状重合した後、さらに不安定末端を分解除去して
製造する。
特に好ましいのは、ルイス酸触媒の存在下にホルムアル
デヒド及び/またはトリオキサンと他の環状エーテルと
を実質的に無水、無溶媒の条件下に重合せしめ、次いで
一般式(4)で表わされるヒンダードアミン化合物を添
加し、重合反応を停止して得られる重合体である。
L5 (式中、l(+は水素原子または炭素数1〜30の1価
の有機残基を表わす。R2−R6は炭素数1〜5のアル
キル基を表わし、それぞれ同一であっても異なっていて
も良い。nは1以上の整数を表わし、R6はn価の有機
残基な表わす。)具体的には次に示すような化合物が使
用される。
これらの中でも、とりわけビス(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジニル)セバケート(G−1) 
 ビス(1,2,2,6,6−ベンタメテルー4−ピペ
リジニル)セバケート (G−2)1、2.3.4−ブ
タンテトラカルボン酸テトラキス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジニル)エステル(T−1) 
 ポリ{〔6−(1,1,3,3−テトラメチレンプチ
ル)アミノ−1,3,5−)リアジン−2,4−ジイル
)  (: (2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニル)イミノ〕ヘキサメチレン{〔2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニル)イミノ))(U
−1)が好ましい。
ヒンダードアミン化合物はそのままの形で添加しても良
いが、重合触媒との接触を促進する意味で有機溶剤の溶
液として添加しても良い。
その際の有機溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素、n−ヘキf71 n−へ
ブタン、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素、メタ
ノール、エタノールなどのアルコール類、クロロホルム
、1.2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素
、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類が挙
げられる。
ヒンダードアミン化合物は、使用した重合触媒と等モル
以上のヒンダードアミン構造が存在するように添加する
のが好ましい。ヒンダードアミン構造のモル数が、使用
した重合触媒のモル数より少なくても触媒失活効果は見
られるが、得られたポリマの耐熱安定性が若干低下する
ので、目的とする耐熱安定性の程度に応じて添加量を調
整する必要がある。
本発明のポリオキシメチレン樹脂組成物には公知の着色
剤(顔料、染料) カーボンブラック等の導電剤、難燃
剤、ガラス8a維、炭素繊維、アラミド糊維、セラミッ
ク繊維等の補強剤、シリカ、クレー ガラス粉末等の充
填剤、滑剤、核剤、濯型剤、可塑剤、接着剤、粘着剤、
帯電防止剤等を任意に含有せしめることができるが、特
に、ホルムアルデヒドと反応してホルムアルデヒドを化
学的に捕捉することのできる窒素化合物を添加すると、
さらに耐熱性が向上するので好ましい。そのような窒素
化合物としては、アミド化合物、ウレタン化合物、ピリ
ジン誘導体、ピロリドン誘導体、尿素誘導体、トリアジ
ン誘導体、ヒドラジン誘導体、アミジン化合物が挙げら
れ、具体的には、N、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミド、N、 N−ジフェニルホル
ムアミド、N、N−ジフェニルアセトアミド、N、N−
ジフェニルベンズアミド、N、 N、 N’、 N′−
テトラメチルアジパミド、シュウ酸ジアニリド、アジピ
ン酸ジアニリド、N−フェニルアセトアニリド、ナイロ
ン6、ナイロン11.ナイロン12などのラクタム類の
単独重合体ないしは共重合体、アジピン酸、セパシン酸
、デカンジカルボン酸、ダイマ酸のようなジカルボン酸
とエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、メタキシリレンジアミンのようなジ
アミンから誘導されるポリアミドの単独重合体ないしは
共重合体、ラクタム類とジカルボン酸およびジアミンか
ら誘導されるポリアミド共重合体、ポリアクリルアミド
、ポリメタクリルアミド、N、 N−ビス(ヒドロキシ
メチル)ス々ルアミド、ポリ (r−メチルグルタメー
ト〕、ポリ(r−エチルグルタメート)  ポリ (N
−ビニルラクタム)  ポリ (N−ビニンレビロリド
ン)などのアミド化合物、トルエンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネートなどのジイソシアネ
ートと1,4−ブタンジオールなどのグリコールおよび
ポリ (テトラメチレンオキシド)クリコール、ポリブ
チレンアジペート、ポリカプロラクトンなどの高分子グ
リコールから誘導されるポリウレタン、メラミン、ベン
ゾグアナミン、アセトグアナミン、N−ブチルメラミン
、N−フェニルメラミン、N、N’−ジフェニルメラミ
ン、 N、 N’、 N’−)リフェニルメラミン、N
−メチロールメラミイ、N、 N’−ジメチロールメラ
ミン、N、N’、N’−)ジメチロールメラミン、2,
4−ジアミノ−6−ベンジルオキシトリアジン、2,4
−ジアミノ−6−ブトキシトリアジン、2,4−ジアミ
ノ−6−シクロヘキシルトリアジン、メレム、メラムな
どのトリアジン誘導体、N−フェニル尿素、N、 N’
ジフェニル尿素、チオ尿素、N−フェニルチオ尿素、N
、 N’−ジフェニルチオ尿素、エチレン尿素、ノナメ
チレンポリ尿素などの尿素誘導体、フェニルヒドラジン
、ジフェニル、ヒドラジン、ベンズアルデヒドのヒドラ
ゾン、ベンズアルデヒドのセミカルバゾン、ベンズアル
デヒドの1−メチル−1−フェニルヒドラゾン、ベンズ
アルデヒドのチオセミカルバゾン、4−(ジアルキルア
ミノ)ベンズアルデヒドのヒドラゾンなどのヒドラジン
誘導体、ジシアンジアミド、グアンチジン、グアニジン
、アミノグアニジン、グアニン、グアナクリン、グアノ
クロール、グアノキサン、グアノシン、アミロリド、N
−アミジノ−3−アミノ−6−クロロピラジンカルボキ
シアミドなどのアミジン化合物、ポリ (2−ビニルピ
リジン)  ポリ (2−メチル−5−ビニルピリジン
)  ポリ (2−エチル−5−ビニルピリジン)  
2−ビニルピリジン/2−メチル−5−ビニルピリジン
共重合体、2−ビニルピリジン/スチレン共重合体など
のピリジン誘導体などである。
上記の窒素化合物の添加量は、ポリオキシメチレン10
0重量部に対して0.001〜Smff1部、好ましく
は0.1〜3重厘部である。
o、oor 賞置部より少ないと添加効果は見られず、
5重量部より多いと、ブリード現象などが現われるので
好ましくない。
〈実施例〉 以下、実施例によって本発明を説明する。
なお、実施例および比較例中に示される成形品の機械物
性、Ml値、溶融静置安定性、溶融トルク安定性、ポリ
マ融点、結晶化温度は次のようにして測定した。
成形品の機械物性 5オンスの射出能力を有する射出成形機を用いて、シリ
ンダ温度200℃、金型温度80℃、成形サイクル60
秒に設定して/ +nch厚X ’/21ncbl  
・ 幅の引張試験片およびI121nch厚X ’721n
ch幅のアイゾツト衝撃試験片を射出成形した。これら
の試験片を用いて、ASTM  D−638に従って引
張特性を、ASTM D−256に従ってノツチ入のア
イゾツト衝撃値を測定した。
MI値 80℃の熱風循環オーブン中で3時間乾燥したペレット
を用い、ASTM D−1238に従って、温度190
℃、荷重2,160 yで測定した。
溶融静置安定性 アルミカップに約51のペレットを精秤し、240℃の
熱風循環オーブン中に2時間放置した後の重量保持率(
%)で評価した。
溶融トルク安定性 東洋精機m製ラボプラストミルの100 ccミキサー
を用い、9Ofのペレットを5Q rpmで溶融混練し
た時のトルク低下速度(kg・cN1幅)で評価した。
ポリマ融点、結晶化温度 差動走査熱量計を使用して窒素雰囲気下、10℃/分の
昇温速度で昇温し、ポリマ融点(Tm)を測定後、lO
℃/分で降温して結晶化温度(Tc)を測定した。
直径30cM、深さ3mの底部に攪拌翼およびホルムア
ルデヒドガス供給ノズルを有する重合反応槽にn−ヘキ
サンを充満した。この中にジーn−ブチル錫ジマレエー
トを0.5重世%溶解し、供給ノズルよりホルムアルデ
ヒドガスを導入した。ホルムアルデヒドガスはパラホル
ムアルデヒドを140〜180℃で熱分解させた後、精
製したものを使用し、2kq/hの割合で導入した。
重合槽内は60℃となるようにジャケットに冷水または
温水を流して調整した。重合槽内には徐々に重合体微粒
子が生成するが、重合体固形分が約50重量%に保たれ
るように重合体スラリーの抜出しと触媒溶!(n−ヘキ
サノ)の供給を行う。抜出した重合体は戸別し、十分に
水洗した後、重合体の10倍量の無水酢酸中に投入した
さらに酢酸ナトリウムを無水酪酸の0.1M量%添加し
て、139℃で5時間加熱攪拌した。反応混合物が室温
まで冷えた後、重合体を戸別し、アセトン、水で十分に
洗浄してから乾燥した。
このポリマの融点は179℃、結晶化温度150℃、M
 I = 8.8であった。
ポリオキシメチレン POM−2の製造1本の軸につき
、26枚の凸レンズ型パドルを有する2軸ニーグー(2
5ffφ、L/D = 10.2 )に下記の原料を供
給して、重合を行った。
重合温度は外部ジャケットに温水を通すことニJ:II
〕、約90℃tこコントロールし、回転数は100 r
pmに設定した。分子量調節剤としてのエチラールはト
リオキサン中に溶解し、重合触媒としての三フフ化ホウ
素・ジエチルエーテラートはベンゼン中に溶解してニー
ダ−へ供給した。
また、1,3−ジオキソランと触媒溶液は、ニーダ−へ
供給する直前に予備混合されるように、予備混合ゾーン
を設けた。
重合体は白色微粉末として445 y/hで得られた。
このようにして得られた重合体を3%アンモニア水溶液
中に投入して攪拌した。重合体を炉別して水、次いでア
セトンで洗浄した後、10%アンモニア水溶液中に投入
し、オートクレーブ中150℃で3時間加熱攪拌した。
室温まで冷却した後、重合体を戸別し、水、次いでアセ
トンで洗浄し、乾燥した。このポリマの融点は167℃
、結晶化温度は147℃、MI=9、Oであった。
ポリオキシメチレンPOM−3の製造 POM−2と同様にして重合し、ニーダ−から吐出した
白色微粉末1 kgに対して、2.7Fのビス(1,2
,2,6,6−ペンタメチル−4−ピベリジニル)セバ
ケートを20 mlのベンゼンに溶解シた溶液を添加し
、ヘンシェルミキサ中で10分間攪拌して触媒失活を行
って、POM−3を得た。このポリマの融点は167℃
、結晶化温度は147℃、M I = 6.4であった
実施例1〜23 参考例で製造したポリオキシメチレンPOM−1〜3に
対して、表1に示す配合比で添加剤を添加し、45ff
φ、L/D = 31.5のべ/ト付2軸押出機により
溶融混練した。混線温度は220℃〜240℃に設定し
た。得られた組成物の物性測定結果を表3に示す。
比較例1−18 参考例で製造したポリオキシメチレンPOM−1〜3に
対して表2に示す配合比で添加剤を添加し、45Hφ、
L/D = 3L5のベント付2軸押出機により溶融混
練した。混練温度は 220〜240 ’C)こ設定し
た。得られた組成物の物性測定結果を表44示す。
実施例1〜4.7〜12.15〜20から、ヒンダード
フェノール、アルカリ土類金属水酸化物、フェノキシ樹
脂を配合してなる樹脂組成物は機械的物性、溶融静置安
定性、溶融トルク安定性に優れていることがわかる。ま
た、ヒンダードフェノールの種類、アルカリ土類金属水
酸化物の種類、フェノキシ樹脂の種類によらず各種物性
が優れていることがわかる。
また、実施例5〜6.13〜14.21〜23から、ホ
ルムアルデヒド捕捉剤を添加混練すると、溶融静置安定
性、溶融トルク安定性がさらに向上することがわかる。
実施例7〜14.15〜23を比較すると、同じコポリ
マでも、ヒンダードアミン化合物を添加して触媒失活し
たコポリマの方が溶融静置安定性、溶融トルク安定性に
優れることがわかる。
比較例1,7.13より、フェノキシ樹脂を添加しない
と溶融静置安定性、溶融トルク安定性が低下することが
わかる。比較例2.8.14より、アルカリ土類金属水
酸化物を添加しない場合も溶融静置安定性、溶融トルク
安定性が低下することがわかる。
比較例3.9.15よりヒンダードフェノールを添加し
ない場合には重合度の低下が著しく、機械物性、溶融静
置安定性、溶融トルク安定性が著しく低下し、商品とし
て使えないことがわかる。
比較例4.10.16より、ヒンダードフェノールを多
量に添加すると、機械物性が低下することがわかる。
比較例5.11,17より、アルカリ土類金属水酸化物
を多量tこ添加すると、機械物性、溶融静置安定性、溶
+! )ルク安定性が低下することがわかる。
比較例6.12.18より、フェノキシ樹脂を多量に添
加すると、機械物性が低下することがわかる。
〈発明の効果〉 本発明の樹脂組成物は耐熱安定性、機械物性に侵れてい
るため機械機構部品、電気・電子部品など広範な用途に
使用できる。
特許出願大東し株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオキシメチレン100重量部に対して、 (a)分子量300以上のヒンダードフエノール0.0
    01〜5重量部 (b)水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化
    ストロンチウム、水酸化バリウムから選ばれる少なくと
    も1種の金属水酸化物0.001〜5重量部 (c)フェノキシ樹脂0.001〜5重量部を配合して
    成る樹脂組成物。
  2. (2)ヒンダードフエノールが、2,2′−メチレン−
    ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、トリ
    エチレングリコール−ビス 〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
    フェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオー
    ル−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
    キシフエニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリチル
    −テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
    ドロキシフエニル)プロピオネート〕、N,N′−ヘキ
    サメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
    キシ−ヒドロシンナマミド)および1,3,5−トリメ
    チル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
    4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンから選ばれた1種以
    上の化合物である請求項1記載の組成物。
  3. (3)ポリオキシメチレンが、重合触媒の存在下にホル
    ムアルデヒドおよび/またはトリオキサンと他の環状エ
    ーテルとを共重合させて得られる重合体である請求項1
    記載の組成物。
  4. (4)ポリオキシメチレンが重合触媒の存在下にホルム
    アルデヒドおよび/またはトリオキサンと他の環状エー
    テルとを共重合させ、次いで一般式(A)で表わされる
    ヒンダードアミン化合物を添加して重合反応を停止させ
    て得られる重合体である請求項1記載の組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・(A
    ) (式中、R^1は水素原子、または炭素数1〜30の1
    価の有機残基を表わす。R^2〜R^5は炭素数1〜5
    のアルキル基を表わし、それぞれ同一であつても異なつ
    ていても良い。nは1以上の整数を表わし、R^6はn
    価の有機残基を表わす。)
  5. (5)ヒンダードアミン化合物がビス(2,2,6,6
    −テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート、ビス
    (1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニ
    ル)セバケート、1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
    ン酸テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
    ピペリジニル)エステルおよびポリ{〔6−(1,1,
    3,3−テトラメチレンブチル)アミノ−1,3,5−
    トリアジン−2,4−ジイル〕〔(2,2,6,6−テ
    トラメチル−4−ピペリジニル)イミノ〕ヘキサメチレ
    ン〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
    ル)イミノ〕}から選ばれた1種以上の化合物である請
    求項4記載の組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1053679C (zh) * 1994-02-28 2000-06-21 旭化成工业株式会社 缩醛共聚物的制备方法
CN111057344A (zh) * 2019-12-04 2020-04-24 兖矿集团有限公司 一种阻燃聚甲醛及其制备方法

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