JPH0248316A - 円形長尺部材の収納棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、円形長尺部材の残材等を一時的に保管する
目的で使用される収納棚に関するものである。

〔従来技術〕

従来この種の収納棚は、第６図に示す如（収納用の棚３
１とクレーン３２とを使用して円形長尺部材３３の出し
入れを行うものが知られている。

ここで円形長尺部材３３を収納する場合は、棚３１の奥
に入れる時、クレーン３２で吊りながら手作業で奥に押
し込む。また手前に収納する時は、既に収納されている
円形長尺部材３３を奥に押し入れ、場所を空かせてから
行う。

また円形長尺部材３３を取り出す時は、手前のものを取
り出すのは簡単であるが、活用上いつも手前の円形長尺
部材３３を取り出すとは限らないので、奥から出すには
クレーン３２で斜め引きとなる。このため図示した如く
各欄３１の上段の腕の長さを短くすると共に、各欄３Ｉ
の上下段の間隔を広くして、クレーン３２での斜め引き
作業を行い易くしである。

［この発明が解決すべき課題〕 しかしこの従来の収納棚では、円形長尺部材３３の出し
入れを上段の収納棚を考慮し・ながら行う必要があるの
で、円形長尺部材３３の収納棚への出し入れが煩雑にな
ると共に、安全上に問題がある。

また上段の収納棚を考慮しながら行うので、２人で作業
しなければならず、非能率的である。

さらに各欄の上段の腕の長さを短くすると共に、各欄の
上下段の間隔を広くする必要があるので、円形長尺部材
３３の収納能力が劣り、装置の面積効率が不良となる。

また収納棚の上方になるほど、収納棚が短くなるので、
円形長尺部材３３の種類に制限ができる。

これらのことは、残材の発生率は、種類（径。

板厚）毎に比例的に発生するとは限らず、或種の円形長
尺部材３３の残材が過大に発生することもあり得ること
であり、このような状況に対して対応能力に問題がある
。

この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、そ
の目的は収納棚に制限を加える必要がなく、円形長尺部
材の収納能力を十分備えた状態で、所定の円形長尺部材
の取出しを収納棚から容易に短時間で行うことのできる
円形長尺部材の収納棚を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明によれば円形長尺部材の収納棚を、支柱の上下
方向に複数段軸着されている円形長尺部材載置用の収納
棚と、この収納棚に沿ってその長手方向へ移動自在であ
ると共に、各収納棚の位置へ昇降自在な載置台とからな
るものとする。

そして前記収納棚は、前記載置台と反対側端部において
揺動自在に軸着されていると共に、その揺動は前記円形
長尺部材の載置面が水平線上方および下方位置となる最
小距離となるように。また前記載置台は、その円形長尺
部材載置面が、各収納棚の位置において、各収納棚が揺
動して傾斜した載置面と同一面にすることができるよう
に構成する。

また収納棚端部は、常時に水平線の下方位置であると共
に、載置台の昇降力によって揺動するものとする。

さらに載置台の収納棚側の端部には、円形長尺部材の載
置面より出没自在なストッパーが、また収納棚の載置台
側の端部には、前記載置台のストッパーの出没動作に連
動して、載置台のストッパーの出没作動力で載置面より
出没するストッパーがそれぞれ設けられていることとす
る。

これらのことから各収納棚に収納されている円形長尺部
材の取出しを、一端載置台に移動させてから容易に行え
るようにする。

またこの円形長尺部材の移動を、各収納棚の揺動時の傾
斜と、この収納棚の傾斜に合わせた載置台の傾斜との作
用により、自動的に行えるようにする。

そして収納棚は載置台の昇降力によって揺動することか
ら、載置台の昇降および傾斜作動を行わさせるだけで、
円形長尺部材の収納棚からの出し入れを容易かつ確実に
行うことができるようにしたものである。

〔実施例〕

以下この発明を図示する実施例によって説明する。

円形長尺部材２の収納棚１は、第１図に示す如く支柱３
の上下方向に複数段軸着されている円形長尺部材載置用
の収納棚４と、この収納棚４に沿ってその長手方向へ移
動自在であると共に、各収納棚４の位置へ昇降自在な走
行載置台５とからなっている。

各収納棚４は、走行載置台５と反対側端部において揺動
自在に軸着されていると共に、その揺動は円形長尺部材
２の載置面４ａが水平線６の上方および下方位置となる
最小距離で行われるように構成されている。また常時に
おいて水平線６の下方位置であると共に、走行載置台５
の昇降力によって揺動するように構成されている。

走行載置台５は、その円形長尺部材２の載置面５ａが、
各収納棚４の位置において、各収納棚４の揺動により傾
斜した載置面４ａと同一面にすることができるように構
成されている。

そして走行載置台５の収納棚４例の端部には、円形長尺
部材２の載置面５ａより出没自在なストッパー７が設け
られている。また収納棚４の載置台５例の端部には、ス
トッパー７の出没動作に連動して、ストッパー７の出没
作動力で載置面４ａより出没するストッパー８が設けら
れている。

なおこの実施例での走行載置台５は、第１図に示したよ
うに支柱３の立設面９より下方に延設された走行溝１０
内を走行自在に設けられている。

そして走行溝１０内を移動する走行台車１１と、こ・の
走行台車１１にリフター１２で昇降自在に設けられてい
る昇降台１３と、この昇降台１３に揺動自在に設けられ
ている載置台１４とからなっている。

ここでの載置台１４の揺動は、第４図および第５図に示
す如く昇降台１３の一端部で支持板を介して設けられて
おり、載置台１４が支持板を介して軸着されている軸着
部１５と、昇降台１３の他端部にピン着されている揺動
用シリンダー１６のロッド１６ａが軸着されており、載
置台１４が支持板を介して軸着されている軸着部１７と
から、揺動用シリンダー１６のロッド１６ａが進退する
ことにより軸着部１５を揺動中心として、載置台１４の
載置面４ａが水平線６上および水平線６の上下方位置と
なる最小距離で行われる。

また載置台１４の下面両端部には、シリンダー１８によ
って載置台１４の収納棚４側両端部から出没する係止ビ
ン１９が設けられている。なおここで符号２０は、係止
ビン１９用の移動用ガイドである。そしてこの係止ピン
１９を突出させることにより、載置台１４の上昇時にお
いて収納棚４の下面に係止ピン１９が係止して、収納棚
４を上方へ揺動させることになる。なお載置台１４の下
降時においては、係止ピン１９に支持されて自重により
下降動作に伴い下方へ揺動する。

さらにこの実施例でのストッパー７は、第２図に示す如
く載置台５下面の収納棚４側端部において揺動自在に軸
着されており、シリンダー２１によって揺動することで
載置面５ａより出没するように構成されている。

またストッパー８は、載置台５側である一端部に、中央
部において折曲自在なトグル２２がピン着されていると
共に、他端部において収納棚４に軸着されている。そし
てこのストッパー８は、バネ部材２３で付勢されてトグ
ル２２がトグルストッパー２５に当接している時、即ち
常時において、載置面４ａより突出した状態となると共
に、ストッパー７が載置面５ａより没する揺動を行った
時に、ストッパー７に設けられている係止部２４が当接
してトグル２２を折曲させることで、収納棚４の載置面
４ａより没するように構成されている。

またこの実施例での収納棚４は、走行載置台５が走行す
る走行溝１０内の両側に設けられている。

そして走行載置台５は、この両側の各収納棚４４に対応
できるようになっている。

このような構成からなる円形長尺部材２の収納棚１の使
用に際しては、まず走行載置台５の昇降台１３を、この
昇降台１３の上部に設けられている載置台１４が所定の
収納棚４の位置となるように上昇させる。（第１図参照
） 次に載置台１４を揺動させ、載置台１４の載置面５ａが
、水平線６の下方位置となっている一方の収納棚４の載
置面４ａと同一傾斜面とする。

（第１図参照） 次に一方の収納棚４例のストッパー７に載置面５ａより
没する揺動を行なわせ、このストッパー７の没入動作に
連動して、ストッパー７の没入作動力でストッパー８を
載置面４ａより没入させる。

この時に他方の収納棚４側のストッパー７は、載置面５
ａより突出させた状態に保持しておく。

（第４図参照）なおこの第４図および後述の第５図は、
各ストッパー７．８を概略図として示しである。

このことにより一方の収納棚４の載置面４ａに載置され
た円形長尺部材２が、収納棚４の載置面４ａと載置台１
４の載置面５ａとが連続した傾斜面を自重により転がっ
て、収納棚４の載置面４ａから載置台１４の載置面５ａ
へ移動する。

そして走行溝１０内を移動する走行台車１１の移動と、
この走行台車１１にリフター１２で昇降自在に設けられ
ている昇降台１３の昇降を適宜行い、載置台１４の載置
面５ａ上となった円形長尺部材２を容易に取り出せる位
置として、所定の円形長尺部材２をクレーン（図示せず
）等で取り出す。（第４図参照） なおこの時に、円形長尺部材２が載置台１４のＲ開面５
ａ上となった時点で、収納棚４例のストッパー７を載置
面４ａより突出させておく。

次に載置台１４の載置面５ａ上となった円形長尺部材２
を、収納棚４の載置面４ａへ戻すには、載置台１４の収
納棚４側端部から係止ピン１９を突出させ、収納棚４の
下面に係止させると共に、昇降台１３を上昇させて、収
納棚４をその載置面４ａが水平線６の上方位置となるよ
うに揺動させる。（第５図参照） 次に一方の収納棚４例のストッパー７に載置面５ａより
没する揺動を行なわせ、このストッパー７の没入動作に
連動して、ストッパー７の没入作動力でストッパー８を
載置面４ａより没入させる。

（第５図参照） このことにより載置台１４の載置面５ａ上となっている
円形長尺部材２が、載置台１４の載置面５ａと収納棚４
の載置面４ａとが連続した傾斜面を自重により転がって
、載置台１４の載置面５ａから収納棚４の載置面４ａへ
移動する。

このようにして載置台１４への収納棚４からの取出しと
、収納棚４への収納とを容易かつスムーズに行うことが
でき、任意の円形長尺部材２の取出し作業を載置台１４
から簡単に行うことができる。

なおこれらの作業は、一方の収納ｌｌＩ４にいって述べ
たが、他方の収納棚４にいっても載置台１４の載置面５
ａを他方の収納棚４の載置面４ａに合わせることにより
、前述した作業と同様にして行うことができる。

以上には載置台が走行するもので説明しであるが、！！
載置台固定されている場合も考えられ、載置台が固定し
た状態でも、円形長尺部材の収納棚からの出し入れは行
える。

〔発明の効果〕

この発明の円形長尺部材の収納棚は、支柱の上下方向に
複数段軸着されている円形長尺部材載置用の収納棚と、
この収納棚に沿ってその長手方向へ移動自在であると共
に、各収納棚の位置へ昇降自在な載置台とから構成され
る。

また前記収納棚は、前記載置台と反対側端部において揺
動自在に軸着されていると共に、その揺動は前記円形長
尺部材の載置面が水平線上方および下方位置となる最小
距離で行われるように構成され、前記載置台は、その円
形長尺部材載置面が、各収納棚の位置において、各収納
棚が揺動して傾斜した載置面と同一面にすることができ
るように構成されてなる。

さらに各収納棚は、常時に水平線の下方位置であると共
に、載置台の昇降力によって揺動すること。また載置台
の収納棚側の端部には、円形長尺部材の載置面より出没
自在なストッパーが、収納棚の載置台側の端部には、前
記載置台のストッパーの出没動作に連動して、載置台の
ストッパーの出没作動力で載置面より出没するストッパ
ーがそれぞれ設けられていることを特徴としている。

そしてこの構成によれば各収納棚に収納されている円形
長尺部材の取出しを、−旦載置台に移動させてから容易
に行うことができる。そのため各収納棚を、前述した従
来例のように円形長尺部材の取出し作業に対して考慮す
る必要がないので、円形長尺部材の収納能力の多いもの
とすることができる。

またこの円形長尺部材の移動を、各収納棚の揺動時の傾
斜と、この収納棚の“傾斜に合わせた載置台の傾斜と、
各ストッパーとの作用により、自動的に行うことができ
る。さらに収納棚は、載置台の昇降力によって揺動する
。

そしてこれらのことから、載置台の昇降および傾斜作動
を行わさせるだけで、円形長尺部材の収納棚からの出し
入れを容易かつ確実に行うことができる。そのため収納
棚からの所定の円形長尺部材の取出しを、短時間で確実
に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の円形長尺部材の収納棚を示す正面図
、第２図は収納棚および載置台のストッパーを示す部分
拡大図、第３図は載置台の下面両端部の係止ビンを示す
部分拡大図、第４図および第５図は円形長尺部材の載置
台と収納棚上の移動状態を示す概略工程図、第６図は従
来の収納棚を示す正面図である。 ■・・・収納棚、２・・・円形長尺部材、３・・・支柱
、４・・・収納棚、４ａ・・・載置面、５・・・走行載
置台、５ａ・・・載置面、６・・・水平線、７．８・・
・ストッパー　９・・・立設面、１０・・・走行溝、１
１・・・走行台車、１２・・・リフター　１３・・・昇
降台、１４・・・載置台、１５・・・軸着部、１６・・
・揺動用シリンダー、１６ａ・・・ロッド、１７・・・
軸着部、１８・・・シリンダー　１９・・・係止ビン、
２０・・・移動用ガイド、２１・・・シリンダー　２２
・・・トグル、２３・・・バネ部材、２４・・・係止Ｓ
、２５・・・トグルストッパー 第　１　図 第　４　図 ＼ 第　５　図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）支柱の上下方向に複数段軸着されている円形長尺
   部材載置用の収納棚と、この収納棚に沿ってその長手方
   向へ移動自在であると共に、各収納棚の位置へ昇降自在
   な載置台とからなり、前記収納棚は、前記載置台と反対
   側端部において揺動自在に軸着されていると共に、その
   揺動は前記円形長尺部材の載置面が水平線上方および下
   方位置となる最小距離で行われるように構成され、 前記載置台は、その円形長尺部材載置面が、各収納棚の
   位置において、各収納棚が揺動して傾斜した載置面と同
   一面にすることができるように構成されてなる円形長尺
   部材の収納棚。
2. （２）各収納棚端部は、常時に水平線の下方位置である
   と共に、載置台の昇降力によって揺動することを特徴と
   する請求項１の円形長尺部材の収納棚。
3. （３）載置台の収納棚側の端部には、円形長尺部材の載
   置面より出没自在なストッパーが、また収納棚の載置台
   側の端部には、前記載置台のストッパーの出没動作に連
   動して、載置台のストッパーの出没作動力で載置面より
   出没するストッパーがそれぞれ設けられていることを特
   徴とする請求項１の円形長尺部材の収納棚。
4. （４）載置台は固定式であることを特徴とする請求項１
   の円形長尺部材の収納棚。