JPH024792A - m−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−m−ジオキサン系化合物及び該化合物を用いた有機着色物質の光褪色防止方法 - Google Patents

m−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−m−ジオキサン系化合物及び該化合物を用いた有機着色物質の光褪色防止方法

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JPH024792A
JPH024792A JP63153558A JP15355888A JPH024792A JP H024792 A JPH024792 A JP H024792A JP 63153558 A JP63153558 A JP 63153558A JP 15355888 A JP15355888 A JP 15355888A JP H024792 A JPH024792 A JP H024792A
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JP63153558A
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Hiroshi Kita
弘志 北
Yutaka Kaneko
豊 金子
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Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/392Additives
    • G03C7/39208Organic compounds
    • G03C7/3924Heterocyclic
    • G03C7/39268Heterocyclic the nucleus containing only oxygen as hetero atoms

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、新規なm−ジオキシノ(e)ベンゾ−m−ジ
オキサン系化合物及び該m−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−
m−ジオキサン系化合物を用いた有機着色物質の光褪色
防止方法に関する。
[発明の背景] 一般に、有機着色物質が光によって褪色する傾向がある
ことは広く知られている。インク、繊維の染料、または
カラー写真などの分野で、このような有機着色物質の光
褪色性を防止する研究が行われている。
本発明は、かかる有機着色物質の光褪色防止の目的で、
極めて有利に用いられる。
本発明において用いられる有機着色物質とは、日光の照
射下において、人間の目に有色に見える物質を意味し、
−数的にはメタノール溶液中で300nl〜aoonl
に少なくとも1つの吸収極大を有する有機物質のことを
意味する。
また、本明m書において、光という用語は、約300n
lから約80On1以下の電磁波を意味し、約400n
n未溝の紫外線、約40On1〜約700rvの可視光
線および約700nffi〜約800r+n+の赤外線
を包含する。
有機着色物質、たとえば色素または染料等の耐光性を向
上せしめる方法については、多くの報告がある0例えば
米国特許3,432.3QO号には、インドフェノール
、インドアニリン、アゾおよびアゾメチン染料のような
カラー写真に用いられる有機化合物を縮合複素環系を有
するフェノールタイプの化合物と混合することにより、
可視および紫外部の光に対する堅牢性が改良°されるこ
とが述べられている。
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の分野では、カプラー
から得られる色素像は長時間に亘って光にF@されたり
、高温高湿下に保存されても変褪色しないことが望まれ
る。
しかし、これらの色素像の主として紫外線或いは可視光
線に対する堅牢性は満足できる状態にはなく、これらの
活性光線の照射を受けるとたやすく変褪色することが知
られている。このような欠点を除去するために、従来、
褪色性の少ない種々のカプラーを選択して用いたり、紫
外線から色素画像を保護するために紫外線吸収剤を用い
たり、或いはカプラー中に耐光性を付与する基を導入し
たりする方法等が提案されている。
しかしながら、例えば紫外線吸収剤を用いて色素画像に
満足すべき耐光性を与えるには、比較的多量の紫外線吸
収剤を必要とし、この場合、紫外線吸収剤自身の着色の
ために色素画像が著しく汚染されてしまうことがあった
。また、紫外線吸収剤を用いても可視光線による色素画
像の褪色防止にはなんら効果を示さず、紫外線吸収剤に
よる耐光性の向上にも限界がある。更にフェノール性水
酸基あるいは加水分解してフェノール性水酸基を生成す
る基を有する色素画@褪色防止剤を用いる方法が知られ
ており、例えば特公昭48−31256号、同48−3
1625号、同5l−304fi2号、特開昭49−1
34326号および同49−134327号にはフェノ
ールおよびビスフェノール頚、米国特許3,069,2
62号にはピロガロール、没食子酸およびそのエステル
頚、米国特許2,360,290号および同4,015
,990号にはα−トコフェロール類およびそのアシル
誘導体、特公昭52−27534号、特開昭52−14
751号および米国特許2.735,765号にはハイ
ドロキノン誘導体、米国特許3,432,300号、同
3,574,627号には6−ヒドロキシクロマン類、
米国特許3,573,050号には5〜ヒドロキシクロ
マン誘導体および特公昭49−20977号には6,6
′−ジヒドロキシ−2,2′−スピロビクロマン類等を
用いることが提案されている。
しかし、これらの化合物は色素の不褪色や変色防止剤と
しての効果がある程度はみられるが十分ではない。
また、有機着色化合物の光に対する安定性を、その吸収
ピークが着色化合物のピークよりも深色性であるような
アゾメチン消光化合物を使用しで改良することが英国特
許1,451,000号に記載されているがアゾメチン
消光化合物自身が着色しているため着色物質の色相への
影響が大きく不利である。また、金属錯体を、ポリマー
の光劣化防止に使用することがジャーナル・オブ・ポリ
マーサイエンス、ボリマーケミストリイ1m (J、 
 Po1yII。
Sci、  、  Po1yi、 Chen+、 Ed
、  ) 12巻、 993頁(1974)、ジャーナ
ル・オブ・ポリマーサイエンス、ポリマーレター編(J
、  Po1yn+、  Sci、 、 Po1yi。
Lett、 Ed、 ) 13巻、71頁(1975)
などに記載されており、また金属錯体による染料の光に
対する安定化を行う方法が特開昭50−87649号お
よびリサーチ・ディスクロージャー(Research
 disclosure )No、15162  (1
976)に記載されているが、これらの錯体は、褪色防
止効果そのものが大きくない上に、有機溶媒への溶解性
が高くないので、褪色防止効果を発揮せしめるだけの量
を加えることができない、更に、これらの、i!#は、
それ自身の着色が大きいために、多量に添加すると、有
機着色物質、とくに色素の色相ならびに純度に悪影響を
及ぼす。
更に、各種金属錯体による染料の光安定化の方法が特開
昭54−62826号、同54−62987号、同54
−65185号、同54−69580号、同54−72
780号、同54−82384号、同54−82385
号、同54−82386号、同54−136581号、
同54−136582号、同55−12129号、同5
5−152750号、同56−168652号、同56
−167138号、同57−161744号、特公昭5
7−49770号等に記載されている。
しかしながら、上記の方法によっても錯体それ自体の着
色を低下させるには未だ不十分であり、有機着色物質、
特に色素もしくは染料の色相ならびに純度への悪影響を
収り除くことはできない。
また、これらの公知の金属錯体をハロゲン化銀カラー写
真材料材料(以下、カラー写真材料という、)に適用し
た場合、現像処理されたカラー写真材料の未発色部に汚
染が発生し易い。特に現像処理済みのカラー写真材料を
高温、高湿の条件下に保存した場合に汚染の発生が著し
く増加する。
従来かかる欠点のない有識着色物質の褪色防止方法の出
現が望まれていた。また、有機着色物質の褪色防止作用
を有する化合物の出現が望まれていた。
[発明の目的] 請求項(1)記載の発明の目的は、光安定化作用を有す
る新規なm−ジオキシノ(e)ベンゾ−m−ジオキサン
系化合物を提供することである。
請求項(2)記載の発明の第1の目的は、有機着色物質
の光に対する安定性を改良する方法を提供することであ
る。
第2の目的は、有機着色物質、特に色素もしくは染料の
色相ならびに純度を悪化させることなしに、これらの物
質の光に対する安定性を改良する方法を提供することで
ある。
第3の目的は、カラー写真材料の未発色部の汚染を発生
することなしにカラー写真画像を形成する色像の光に対
する安定性を改良する方法を提供することである。
[発明の構成] 上記目的は、 (1)下記一般式[IJ、[II]、[III]及び[
TV]で表されるm−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−m−ジ
オキサン系化合物。
一般式[IJ 一般式[JI] 一般式[■コ 一般式[IV] (式中、R1は水素原子、アルキル基、アルケニル基、
シクロアルキル基、アリール基、アシル基、ハロゲン原
子ならびにスピロ化合物残基を表す、それぞれのR1は
同一でも、また、異なっていてもよい、R2およびR3
は水素原子または置換基を表す。) (2)有機着色物質と前記(1)記載の一般式[I]、
[ffl、[II[J及び[IVlで表されるm−ジオ
キシノ(e]ベンゾ−m−ジオキサン系化合物の少なく
とも1種を共存させることにより、有機着色物質の光に
対する褪色を防止することを特徴とする有機着色物質の
光褪色防止方法。
によって達成された。
以下本発明をより具体的に説明する。
上記一般式[I]、[Ill、[II[]及び[IV]
において、R1で表されるアルキル基としては炭素数1
〜32のもの、アルケニル基としては炭素数2〜32の
もの、シクロアルキル基としては3〜12、特に5〜7
のものが好ましく、アルキル基、アルケニル基は直餌で
も分岐でもよい6.tな、これらの基は置換基を有して
もよい、具体的には、メチル、エチル、し−ブチル、ペ
ンタデシル、1−へキシルノニル、2−クロロ−t−ブ
チル、ベンジル、2,4−ジーし−アミルフエノキシメ
チル、1−エトキシトリデシル、アリル、イソプロペニ
ル、エチニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、等の
基が挙げられる。
Rjで表されるアリール基としては、フェニル基、ナフ
チル基が好ましく、置換基を有してもよい、具体的には
、フェニル、4−ニトロフェニル、4−t−ブチルフェ
ニル、2,4−ジーt−アミ゛ルフェニル、3−ヘキサ
デシルオキシフェニル、α−ナフチル等の基が挙げられ
る。
R1で表されるアシル基しては、例えばアセチル基、フ
ェニルアセチル基、ドデカノイル基、α−2,4−ジー
し一アミルフェノキシブタノイル基等のアルキルカルボ
ニル基、ベンゾイル基、3−ペンタデシルオキシベンゾ
イル基、p−タロルベンゾイル基等のアリールカルボニ
ル基、また、エトキシカルボニル基やオクチルオキシカ
ルボニル基等のアルキルオキシカルボニル基等が挙げら
れる。
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、ヨウ素が挙げら
れる。
スピロ化合物残基としては、スピロ[3,31へブタン
−1−イル等が挙げられる。
R2及びR3で表される置換基としては特に制限はない
が、代表的には、アルキル基、アリール基、ハロゲン原
子、アシル基、アルコキシ基等が挙げられる。
R2及びR3で表されるアルキル基としては、炭素数1
〜32のものが好ましく、直鎖でも分岐でもよい。
R2及びR3で表されるアリール基としては、フェニル
基が好ましい。
アシル基としてはアルキルカルボニル基、71ノールカ
ルボニル基等が挙げられる。
一般式[Ill及び[IVlにおいて隣接位にあるR2
とRjは互いに結合して1,3−ジオキサン環もしくは
その他の5〜7員環を形成してもよい。
また、m−ジオキサン環を形成する置換可能な炭素原子
、すなわち、 1、一般式[11における2位、4位、7位及び9位の
炭素原子、 2、一般式[II]における2位、4位、5位及び7位
の炭素原子、 3、一般式[11[]における2位、4位、6位及び8
位の炭素原子、 4、一般式[■3における2位、4位、6位及び8位の
炭素原子、 に結合する2つのR′が互いに結合し、上記炭素原子が
スピロ炭素原子となっている化合物も本発明に包含され
る。
次に本発明で用いられる一般式[I]、[Ill、[I
II]及び[IVlで示される化合物(以下、本発明の
化合物という、)の代表的具体例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
以下余白 ■−22 ■−23 ■−24 上記において池のR は水素原子である。
■−25 以下余白 R1 ■−17 ■−15 ■−16 以下余白 上記において他の)j+ は水素原子である。
以下余白 R1 上記において他のR1は水素原子である。
V−5 h C)I。
H3 従来、ベンゼン環を含む縮合へテロ環化合物としては、
例えば、タロマン、ベンズトリアゾール、ベンゾフラン
、ベンズオキサジン等のベンゼン環に5員もしくは6員
環が1つ縮合した化合物が広く知られている。
そして、これら化合物には、医薬品、農薬、写真用添加
剤、染料などに有用な化合物が多い。
しかしながら、ベンゼン環に2個のへテロ環が縮合した
化合物は、フェナントロリン類などのキレート化合物を
除けば、それほど知られておらず報告された文献類も少
ない。
本発明者らはベンゼン環にm−ジオキサン環が2細線合
したm−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−m−ジオキサン系化
合物について鋭意検討の結果、目的化合物の合成に成功
した。
本発明のm−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−m−ジオキサン
系化合物は、種々の合成経路により得ることができる。
以下に簡便な合成経路2例を示すが、これに限定される
ものではない。
(合成経路1) ジヒドロキシベンゼン誘導体を大過剰のアセトアルデヒ
ドと#酸の混合溶媒に溶解し、さらに濃塩酸を添加する
ことにより、m−ジオキシノCe)ベンゾ−m−ジオキ
サン系化合物を得る方法。
(合成経路2) ジヒドロキシベンゼンジカルボン酸を水素化アルミニウ
ムリチウムなどによりカルボニル基を還元し、ジヒドロ
キシジヒドロキシメチルベンゼンを得、さらにアセター
ル類を用い、米国特許3,502.687号に記載され
ている方法に従ってヒドロキシ基とヒドロキシメチル基
とを縮合閉環することにより、m−ジオキシノ(e)ベ
ンゾ−m−ジオまサン系化合物を得る方法。
本発明の化合物の使用量は、本発明に用いられる有機着
色物質に対して5〜400モル%が好ましく、より好ま
しくは10〜300モル%である。
本発明に用いられる有機着色物質は、塩基性染料、酸性
染料、直接染料、可溶性建染染料、媒染染料などの水溶
性染料、硫化染料、建染染料、油溶染料、分散染料、ア
ゾイック染料、酸化染料の如き不溶性染料、あるいは反
応性染料などの染色的性質上の分類に属する染料をすべ
て包含する。
これらの有機着色物質は、メタノール溶液中で300n
nから80Or+1、好ましくは 400nlから70
0nraに少なくとも1つの吸収極大を有している。
これらの染料のうち、本発明に好ましく用いられる染料
はキノンイミン染料(アジン染料、オキサジン染料、チ
アジン染料など)、メチン及びポリメチン染料(シアニ
ン染料、アゾメチン染料など)、アゾ染料、アントラキ
ノン染料、インドアミン及びインドフェノール染料、イ
ンジゴイド染料、カルボニウム染料、ホルマザン染料な
どの化学構造上の分類に属する染料を包含する。
本発明に用いられる有機着色物質は、写真の分野で用い
られる画像形成用染料、例えばカラードカプラー、DR
R化合物、ODRカプラー、アミトラシン化合物色素現
像薬などから形成される染料、銀色素漂白法用染料など
をすべて包含する。
本発明の有機着色物質として用いられるのに特に好まし
い染料は、アントラキノン、キノンイミン、アゾ、メチ
ン、ポリメチン、インドアミン、インドフェノールおよ
びホルマザン染料等である。
本発明に最も好ましく用いられる染料は、メチンおよび
ポリメチン染料ならびにインドアミンおよびインドフェ
ノール染料である。この染料は、下記の基を有する化合
物を包含する。
上記基中のフェニル基は無置換のフェニル基のみならず
、1摸されたフェニル基、例えばアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子、アミノ基などで置換されたフェニ
ル基をも意味する。
本発明方法は、染料形成カプラーを含有する写真材料に
適用し、カプラーから形成された色素画像の光褪色を防
止することができる。
本発明を適用するのに適する上記染料形成カプラーはイ
エロー、マゼンタ及びシアン染料形成タイプのものを包
含する。
このカプラーは、例えば米国特許3,277.155号
および同3,458,315号に記載されているような
、いわゆる4当量型のもの、またはカプリング位の炭素
原子がカプリング反応時に離脱することのできる置換基
(スプリットオフ基)で置換されている2当量型のもの
であってもよい。
本発明において好ましいイエロー色素像形成カプラーと
しては、ベンゾイルアセトアニリド型、ピバロイルアセ
トアニリド型カプラーがあり、マゼンタ色素像形成カプ
ラーとしては、5−ピラゾロン系、ピラゾロトリアゾー
ル系、イミダゾピラゾール系、ピラゾロピラゾール系、
ピラゾロテトラゾール系、ピラゾリノベンツイミダゾー
ル系、インダシロン系カプラーがあり、シアン色素像形
成カプラーとしては、フェノール系、ナフトール系、ピ
ラゾロキナゾロン系カプラーがある。
これらのイエロー、マゼンタおよびシアン色素形成カプ
ラーの各具体例は、写真業界において公知であり、本発
明においては、これら公知のすべてのカプラーが包含さ
れる。
次に、本発明を適用できるイエローカプラーの代表的具
体例を挙げる。
I I Y−7 M〜1 j これらのイエローカプラーは、例えば西独公開特許2,
057,941号、同2.163.812号、特開昭4
7−26133号、同48−29432号、同50−6
5321号、同51−3631号、同51−50734
号、同51−102636号、同48−66835号、
同48−94432号、同49−1229号、同49−
10736号、特公昭51−33410号、同52−2
5733号等に記載されている化合物を含み、かつ、こ
れらに記載されている方法に従って合成することができ
る。
次に本発明を適用できるマゼンタカプラーの代表的具体
例を挙げる。
以下余白 eHs 4H9 CsH+7f切 M−13 M−16 C豊 これらのマゼンタカプラーは、例えば米国特許3.68
4,514号、英国特許1,183,515号、特公昭
40−6031号、同40−6035号、同44−15
754号、同45−40757号、同46−19032
号、特開昭50−13041号、同53−129035
号、同51−37646号、同55−62454号、米
国特許3,725,067号、英国特許1,252゜4
18号、同1,334,515号、特開昭59−171
956号、同59−182548号、同60−4365
9号、同60−33552号、リサーチ・ディスクロー
ジャーNα24626 (1984)、特願昭59−2
43007号、同59−243008号、同59−24
3009号、同59−243012号、同60−701
97号、同60−70198号等に記載されている化合
物を含み、かつ、これらに記載されている方法に従って
合成することができる。
また、本発明を適用できるシアンカプラーについては特
に制限はないが、フェノール系シアンカプラーであるこ
とが好ましい。
次に、本発明を適用できるシアンカプラーの代表的具体
例を挙げる。
以下余白 C61L l tt) C−5 C−に れらのシアンカプラーは、例えば米国特許2゜423、
730号、同2,801,171号、特開昭50−11
2038号、同50−134644号、同53−109
630号、同54−55380号、同56−65134
号、同56−80045号、同57−155538号、
同57−204545号、同58−98731号、同5
9−31953号等に記載されている化合物を含み、か
つ、これらに記載されている方法に従って合成できる。
本発明の化合物は一般に油溶性であり、通常は米国特許
2,322,027号、同2,801.170号、同2
,801、171号、同2,272,191号および同
2,304,940号に記載の方法に従って高沸点溶媒
に、必要に応じて低沸点溶媒を併用して溶解し、分散し
て親水性コロイド溶液に添加するのが好ましく、このと
き必要に応じてカプラー、ハイドロキノン誘導体、紫外
線吸収剤あるいは公知の色素画像褪色防止剤等を併用し
ても何ら差し支えない、このとき本発明の化合物を2種
以上混合して用いても何ら差し支えない。
本発明の方法において用いられる写真感光材料において
、ハロゲン化銀乳剤は一般に親水性コロイド中にハロゲ
ン化銀粒子を分散したものであり、ハロゲン化銀として
は塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃
臭化銀およびこれらの混合物である。
[実施例] 以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明の実
施態様はこれらに限定されない。
実施例1 [例示化合物I−6の合成コ 酢酸100onl、アセトアルデヒド100の1の混合
溶液に、濃塩酸40m1を加え、これに2,5−ジ−n
−プロビルハイドロキノン11.6fを添加し、室温で
3時間撹拌し7た後、反応温度を40℃まで昇温し、さ
らに4時間加熱撹拌した。この反応液を500m1の冷
水中に注ぎ、#酸エチル200 mlで3回抽出した後
、有機相を3%炭酸水素ナトリウム水溶液100rnl
で2回、さらに食塩水200m1で3回洗浄した。有機
相を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、酢酸エチルを減圧除
去した後、エタノールで再結晶し、白色の結晶7.6g
を得た。
この物質をFDマススペクトル、元素分析及びHN M
 Rで同定したところ例示化合物I−6と同一のらので
あることが確認された。
FDマススペクトル:M”334 元素分析値(C2(IHsoo 4 >計算値(%) 
 Cニア1.82  H:9.04実測@!(%)  
Cニア1.58  H:9.09実施例2 [例示化合物■−19の合成〕 (AI ) (B1 ) (例示化合物l−19) 金属ナトリウムを用いて十分乾燥させたテトラヒドロフ
ラン200m1中に、窒素ガス雰囲気下において水素化
アルミニウムリチウム18.2.を少量ずつ注意深く加
えた後、化合物(A + ) 33.2gを加え、窒素
雰囲気下で4時間加熱還流した後、反応液を水冷し、酢
酸エチル10m1.2N@酸10m1を滴下した。PU
渣を炉別し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した後、
溶媒のテトラヒドロフランを減圧除去し、さらにクロロ
ホルムで再結晶することにより、中間体(B 1)2L
5gを得る。
さらに中間# (B r ) 21.0gとベンゾフェ
ノンジメチルアセタール28.1 gとをイソプロパツ
ール200 onlに溶解し、加熱して 100℃とし
た後、塩酸ガスを約20分間ふき込んだ、溶媒を減圧除
去した後、エタノールで再結晶することにより、白色結
晶11.4gを得た。
この物質をFDマススペクトル、元素分析及び’ HN
 M Rで同定したところ、例示化合物l−19と同一
の化合物であることが確認された。
FDマススペクトル:M”498 元素分析値(Cs<H260−) 計算値(%)  C:81.91  H+5.26実測
値(%)  C:81.68  H:5.(19実施例
3 [例示化合物■−5の合成] 酢酸30m1、アセトアルデヒド30m1の混合溶液中
に、濃塩酸10m1を添加し、さらに2,3−ジメチル
ハイドロキノン6.9gを加え、室温で4時間撹拌した
後、反応温度を40℃に昇温し、さらに6時間加熱撹拌
した。
この反応液を200m1の冷水中に注ぎ、酢酸エチル5
0m1で3回抽出した後、有機相を3%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液50m1で2回、食塩水で3回洗浄し、さら
に無水Vf、酸ナトリウムで乾燥した後、酢酸エチルを
減圧除去し、黄色の固体生成物を得な。
この生成物をエタノールで再結晶し、白色の結晶6.1
gを得た。
この化合物をFDスペクトル、元素分析及び’ HN 
M Rで同定したところ、例示化合物ll−5であるこ
とが確認された。
FDマススペクトル:M”278 元素分析値(C1−H2204) 計算値(%)  C:139.04  Hニア、97実
測値(%)  C:[38,99Hニア、92実施例4 [例示化合物111−4の合成コ (A2) (B2) (例示化合物■−4) (A2 ) 24.9tを実施例2と同様な手法で還元
して中間体(B、 ) 16.4.を得、さらに(B2
)ie、orと3−ブチナールジエチルアセタール13
.5gとをイソプロパツール180 mlに溶解し、加
熱して溶液温度を100″Cとした後、塩酸ガスを20
分間ふきこんだ、溶媒を減圧除去した後、エタノールー
メタールの混合溶媒で再結晶し、白色結晶8.6gを得
た。
この化合物をFDマススペクトル、元素分析及び’HN
MRで同定したところ例示化合物N−4であることが確
認された。
FDマススペクトル: M” 274 元素分析値(C+68 +aO4) 計算値(%)  Cニア0.06  H:6.61実測
値(%)  C:69.88  H:6.72実施例5 [ρ1示化合物IV−2の合成] 酢酸100cal、アセトアルデヒド100a+1の混
合溶液に製塩B4Om1を加え、これに2−メチルレゾ
ルシノール20.5gを添加し、室温で3時間撹拌した
後、反応温度を40℃まで昇温し、さらに6時間加熱撹
拌した。この反応液を500m1の冷水中に注ぎ、酢酸
エチル200+mlで3回抽出しな後、有機相を3%炭
酸水素ナトリウム水溶液1001111で2回、さらに
食塩水200m1で3回洗浄した。有機相を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、酢酸エチルを減圧除去した後、エタ
ノールで再結晶し、白色の結晶8,9gを得た。
この物質をFDマススペクトル、元素分析及び’HNM
Rで同定しなところ、例示化合物■−2であることが確
認された。
FDマススペクトル二M“264 元素分析値(c 、SH2゜04) 計算値(%)  C:68.16  Hニア、63実測
値(%)  C:68.40  Hニア、77実施例6 [例示化合物IV−5の合成] 酢酸30m1、アセトアルデヒド30m1の混合溶液中
に、濃塩酸10m1を添加し、さらに1,3.5−トリ
ヒドロキシベンゼン20. Ofを加え、室温で6時間
撹拌した後、反応温度を40°Cに昇温し、さらに10
時間加熱撹拌した。
この反応液を200m1の冷水中に注ぎ、酢酸エチル5
0m1で3回抽出した後、有機相を3%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液50m1で2回、食塩水で3回洗浄し、さら
に、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、酢酸エチルを減
圧除去し、黄色の固体生成物を得た。この生成物をエタ
ノールで再結晶し、白色の結晶10.2gを得た。
この化合物をFDマススペクトル、元素分析及び’HN
MRで同定したところ例示化合物■−sであることを確
認した。
FDマススペクトル二M÷336 元素分析値(C+sH2−07) 計算値(%)  C:64.27  Hニア、19実測
値(%)  C: 64.33  H: 7゜22実施
例7 下記の構造を有するマゼンタ染料(メタノール溶液中の
吸収極大538nm) 0.5gをトリオクチルホスフェート4ml及び酢酸エ
チル8mlに溶解し、この溶液を0.5%ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム水溶液2 mlを含む10%
ゼラチン溶液IQmlに乳化分散させた。
次に、この乳化分散液を5%ゼラチン溶液30m1に混
合し、ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に
塗布して試料を得た。この試料をNα1とする。
同様の方法で上記の乳化分散液を作る際に、下記構造式
(a)及び(b)で表される比較化合物を、それぞれ0
.5g加えて上記試料NQ 1と同様の方法で塗布して
試料Nα2及びNo、 3を作成した。
また、上記試料No、 1の方法で上記乳化分散液を作
る際に、表1に示すように本発明の例示化合物を、それ
ぞれ0,5gずつ加えて上記試料Na 1と同様の方法
で塗布して13種の試料(Nα4〜16)を作成した。
上記の各試料をキセノンフェードメーターに200時間
曝射し、色素画像の耐光性を調べた。結果を表1に示す
、但し、色素画像の耐光性は、色素残存率で行った。
以下余白 【−−ノ 表1 表1から明らかなように、本発明の褪色防止剤を使用し
た試料(Nα4〜16)は、公知の金属錯体を使用した
試料(N02及び3)より優れた光褪色防止効果を示し
ており、しかも黒褐色状の変色ら殆ど認められなかった
実施例8 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に、下記
の各層を支持体側から順次塗設し、多色用ハロゲン化銀
写真感光材料を作成し、試料17を得た。
第1層:青感性ハロゲン化銀乳剤層 イエローカプラーとしてα−ピバロイル−α−(2,4
−ジオキソ−1−ベンジルイミダゾリジン−3−イル)
−2−クロロ−5〜[γ−(2゜4−ジ−t−アミルフ
ェノキシ)ブチルアミド]アセトアニリドを6.8■/
100aa、青感性塩臭化銀ギL剤(臭化銀85モル%
含有)を銀に換算して3.2■/100cd、ジブチル
フタレーl−を3,5■/100a&及びゼラチンを1
3.5■/100cJの塗布付量となるように塗設した
第2層:中間層 25−ジ−t−オクチルハイドロキノンを0、511I
r/100d、ジブチルフタレートを0.5m+r/1
00−及びゼラチンを9.0■7100−となるように
塗設した。
第3層:緑感性ハロゲン化銀乳剤層 前記マゼンタカブラ−M−16を3,5■/100cd
、緑感性塩臭化銀乳剤(臭化銀80モル%含有)を銀に
換算して2.5■/100cj、ジブチルフタレートを
3.0■/100d及びゼラチンを12.0■/100
cdとなるように塗設した。
第4層:中間層 紫外線吸収剤の2−(2−ヒドロキシ−3−sec−ブ
チル−5−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールを
0.7■/100dl、ジブチルフタレートを6.Oq
/100cIa、2,5−ジ−t−オクチルハイドロキ
ノンを0.5■/100d及びゼラチンを12.。
rlt/100−となるように塗設した。
第5層:赤感性ハロゲン化銀乳剤層 シアンカプラーとして2−[α−(2,4−ジ−t−ペ
ンチルフェノキシ)ブタンアミド]−46−ジクロロ−
5−エチルフェノールを 4.2■/100cd、赤感
性塩臭化銀乳剤(臭化5M80モル%含有)を銀に換算
して3,0■/100ad、トリクレジルフォスフェー
トを3.5#/100−及びゼラチンを11.5./1
00−となるように塗設した。
第6層:保護層 ゼラチンを8.0■/100aaとなるように塗設した
上記試料17において、第3層に表2に示す化合物(褪
色防止剤)をマゼンタカプラーと等モル量添加し、重層
試料(Nα18〜31)を作成し、常法に従って光学楔
を通して露光し、処理した後、両光試験(キセノンフェ
ードメータに200時間照射した)を行った。結果を併
せて表2に示した。
以下余白 表2 表2に示したように本発明の化合物を用いると、マゼン
タカプラーから形成されるマゼンタ色素画像の安定化に
有効であり、また黒褐色の変色も殆ど認められなかった
実施例9 実施例8に使用した各ハロゲン化銀乳剤に代えて塩化銀
99.5モル%の塩臭化銀乳剤を使用し、また第3層の
マゼンタカプラーにはM−17を用い、褪色防止剤を表
3に示すように変化させた以外は実施例8の試料17と
同様にして試料(N(132〜44)を作製した。試料
No、32〜44を常法に従って、光楔露光後、以下に
示す処理を行い、実施例8と同様な両光試験を行った。
その結果を表3に示した。
処理工程  処 理温度  処理時間 発色現像  34,7±0.3°C45秒漂白定着  
34.7−!:0.5°C45秒安定化 30〜34℃
   90秒 乾   燥   60〜80°C60秒[発色現像液] 純水       800m1 トリエタノールアミン         8gN、N−
ジエチルヒドロキシアミン   5g塩化カリウム  
           2gN−エチル−N−β−メタ
ンスルホン アミドエチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩         5にテトラポ
リリン酸ナトリウム      2g炭酸カリウム  
           30゜亜硫酸カリウム    
       0.2g蛍光増白剤(4,4°−ジアミ
ノ スチルベンジスルホン酸誘導体)1g 純水を加えて全量を1jとし、pH10,2に調整する
[漂白定着液] 漂白定着:filj中、 エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         60gエチレン
ジアミンテトラ酢B      3gチオ硫酸アンモニ
ウム(70%溶液)   100+111亜硫酸アンモ
ニウム(40%溶液)   27.5mlを含有、炭酸
カリウムまたは氷酢酸でpH7,0に調整する6 [安定化液J 安定化液IJI中、 5−クロロ−2−メチル−4 イソチアゾリン−3−オン     1E1−ヒドロキ
シエチリデン−1゜ 1−ジホスホン酸          2gを含有、硫
酸または水酸化カリウムにてpHを7,0に調整する。
処理後の各試料の耐光性を実施例7と同様にし評価した
その結果を表3に示す。
以下余白 表3 表3から明らかな様に、本発明に係る例示化合物を使用
した試料は、良好な色画像の耐光性を示す、また良好な
色画像が得られ、未露光部のY−スティンも改良されて
いた。
実施例10 ポリエチレンで両面ラミネートされた紙支持体上に、マ
ゼンタカプラーM−16< 6.0flIr/100a
J)を2,5−ジーtert−オクチルハイドロキノン
(0,8■/100CI+! )と共にジブチルフタレ
ート(5,0■/100cJ )に溶解し、ゼラチン(
15,0■/100−)中に乳化分散した後、塩臭化銀
乳剤(−臭化銀80モル%、塗布銀13.8■/100
a& )と混合した塗布液を塗布、乾燥して試料45を
得た。
上記試料45の塗布液に、従来より知られているマゼン
タ褪色防止剤である比較化合物(C)及び(d)をマゼ
ンタカプラーM−16と等モル添加した他は同様にして
、試料4θ、47を得た。
上記試料45の塗布液に、褪色防止剤として本発明の化
合物を表4に示すように、マゼンタカプラーと等モル量
添加し試料48〜56を得た。
以下余白 比較化合物(C) 比較化合物(d) 上記で得な試料を常法に従って光学楔を通して露光後、
次の工程で処理を行った。
[処理工程コ  処理温度  処理時間発色現gA33
°C3分30秒 漂白定@33°C1分30秒 水   洗      33℃     3分乾   
燥    50〜80℃   2分各処理液の成分は以
下の通りである。
[発色現像液コ 発色現像液lj中、 ベンジルアルコール ジエチレングリコール 炭酸カリウム 臭化ナトリウム 無水亜硫酸ナトリウム ヒドロキシルアミン硫酸塩 N−エチル−N−β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩 を含有、NaOHによりDHlo、2に調整。
〔漂白定着液〕
漂白定着液1層中、 チオ硫酸アンモニウム メタ重亜硫酸ナトリウム 無水亜硫酸ナトリウム EDTA第2跣アンモニウム塩 を含有、 pHを6.7〜6.8に調整。
上記で処理された試料45〜56を濃度計(コニカ20
g 5f 3g 5g 4.5g 2m1 IQ[111 25゜ 0.6g 2゜Og 2.5g 株式会社製KD−7R型)を用いて濃度を以下の条件で
測定した。
上記各処理済試料をキセノンフェードメーターに200
時間照射し、色素画像の耐光性と未発色部のY−スティ
ンを調べた。具体的には、テスト前のマゼンタ色素画像
部分の濃度を1,0としたときの濃度変化(M濃度変化
)及び白地部分の黄色着色の濃度変化(Y−スティン)
を調べた。得られた結果を表4に示す。
以下余白 表4 表4から明らかなように本発明の化合物を使用して作成
された試料48〜56は、従来知られている褪色防止剤
を使用した場合に比べて光による色素画像の褪色が小さ
く、また、Y−スティンも低減されていることがわかる
実施例11 実施例8のマゼンタカプラーと同様に、本発明のイエロ
ーカプラー、シアンカプラーについても本発明の色像安
定剤を添加したところ良好な色画像の耐光性を示した。
また、良好な色画像が得られた。
[発明の効果] 本発明によれば、光安定化作用を有する新規なm−ジオ
キシノ(e)ベンゾ−m−ジオキサン系化合物が提供で
き、また、有機着色物質の色相ならびに純度を悪化させ
ることなく、光に対する安定性を改良することができ、
カラー写真材料に適用した場合には、未発色部に汚染が
発生することがないという効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式[ I ]、[II]、[III]及び[IV]
    で表されるm−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−m−ジオキサ
    ン系化合物。 一般式[ I ]▲数式、化学式、表等があります▼一般
    式[II]▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式[III]▲数式、化学式、表等があります▼一般
    式[IV]▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子、アルキル基、アルケニル基
    、シクロアルキル基、アリール基、アシル基、ハロゲン
    原子ならびにスピロ化合物残基を表す。それぞれのR^
    1は同一でも、また、異なっていてもよい。R^2及び
    R^3は水素原子または置換基を表す。)
  2. (2)有機着色物質と請求項(1)記載のm−ジオキシ
    ノ〔e〕ベンゾ−m−ジオキサン系化合物の少なくとも
    1種を共存させることにより、有機着色物質の光に対す
    る褪色を防止することを特徴とする有機着色物質の光褪
    色防止方法。
JP63153558A 1988-06-23 1988-06-23 m−ジオキシノ〔e〕ベンゾ−m−ジオキサン系化合物及び該化合物を用いた有機着色物質の光褪色防止方法 Pending JPH024792A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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