JPH03277685A - 有機着色物質の光褪色防止方法 - Google Patents

有機着色物質の光褪色防止方法

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JPH03277685A
JPH03277685A JP7769890A JP7769890A JPH03277685A JP H03277685 A JPH03277685 A JP H03277685A JP 7769890 A JP7769890 A JP 7769890A JP 7769890 A JP7769890 A JP 7769890A JP H03277685 A JPH03277685 A JP H03277685A
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dyes
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compound
cycloalkyl
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JP7769890A
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Taku Uchida
内田 卓
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は有機着色物質の光褪色防止方法に関する。
[発明の背景コ 一般に、有機着色物質が光によってJ17免する傾向が
あることは広く知られている。インク、繊維の染料、ま
たはカラー写真などの分野で、このような有機着色物質
の元祖色性を防止する研究が行われている。
本発明は、かかる有機着色物質の元祖色防止の目的で、
極めて有利に用いられる。
本発明において用いられる有機着色物質とは、日光の照
射下において、人間の目に有色に見える物質を意味し、
−fi的にはメタノール溶液中で300r+n〜800
nIIに少なくとも1つの吸収極大を有する有機物質の
ことを意味する。
また、本明細書において、光という用語は、約30On
1mから約800nIl以下の電磁波を意味し、約40
0n1未満の紫外線、約40on1〜約70(lnmの
可視光線および約700nn〜約800nnの赤外線を
包含する。
有機着色物質、たとえば色素または染料等の耐光性を向
上せしめる方法については、多くの報告がある0例えば
米国特許3,432,300号には、インドフェノール
、インドアニリン、アゾおよびアゾメチン染料のような
カラー写真に用いられる有機化合物を縮合複素環系を有
するフェノールタイプの化合物と混合することにより、
可視および紫外部の光に対する堅牢性が改良されること
が述べられている。
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の分野では、カプラー
から得られる色素像は長時間に亘って光に曝されたり、
高温高湿下に保存されても変褪色しないことが望まれる
しかし、これらの色素像の主として紫外線或いは可視光
線に対する堅牢性は満足できる状態にはなく、これらの
活性光線の照射を受けるとたやすく変褪色することが知
られている。このような欠点を除去するなめに、従来、
褪色性の少ない種々のカプラーを選択して用いたり、紫
外線から色素画像を保護するために紫外線吸収剤を用い
たり、或いはカプラー中に耐光性を付与する基を導入し
たりする方法等が提案されている。
しかしながら、例えば紫外線吸収剤を用いて色素画像に
満足すべき耐光性を与えるには、比較的多量の紫外線吸
収剤を必要とし、この場合、紫外線吸収剤自身の着色の
ために色素画像が著しく汚染されてしまうことがあった
。また、紫外線吸収剤を用いても可視光線による色素画
像の褪色防止にはなんら効果を示さず、紫外線吸収剤に
よる耐光性の向上にも限界がある。更にフェノール性水
酸基あるいは加水分解してフェノール性水酸基を生成す
る基を有する色素画像褪色防止剤を用いる方法が知られ
ており、例えば特公昭48−31256号、同48−3
1625号、同51−30462号、特開昭49−13
4326号および同49−134327号にはフェノー
ルおよびビスフェノール類、米国特許3,069,26
2号にはピロガロール、没食子酸およびそのエステル類
、米国特許2.360.290号および同4,015,
990号にはα−ト・コフェロール類およびそのアシル
誘導体、特公昭52−27534号、特開昭52−14
751号および米国特許2、735.765号にはハイ
ドロキノン誘導体、米国特許3,432,300号、同
3,574,627号には6−ヒトクキシクロマン類、
米国特許3,573,050号には5−ヒドロキシクロ
マン誘導体および特公昭49−20977号には6,6
′−ジヒドロキシ−2,2′−スピロビクロマン類等を
用いることが提案されている。
しかし、これらの化合物は色素の不褪色や変色防止剤と
しての効果がある程度はみられるが十分ではない。
また、有機着色化合物の光に対する安定性を、その吸収
ピークが着色化合物のピークよりも深色性であるような
アゾメチン消光化合物を使用して改良することが英国特
許1,451,000号に記載されているがアゾメチン
消光化合物自身が着色しているため着色物質の色相への
影響が大きく不利である。また、金属錯体を、ポリマー
の光劣化防止に使用することがジャーナル・オブ・ポリ
マーサイエンス、ポリマーケミストリイIII (J、
  Polym。
Sci、  、  Po1yn、 Chen、 Ed、
  ) 12巻、 993頁(1974)、ジャーナル
・オブ・ポリマーサイエンス、ポリマーレター編(J、
  Polym、  Sci、 、 Polym。
Lett、 Ed、 ) 13巻、71頁(1975)
などに記載されており、また金属錯体による染料の光に
対する安定化を行う方法が特開昭50−87649号お
よびリサーチ・ディスクロージャー (Researc
h disclosure )NO115162(19
76)に記載されているが、これらの錯体は、褪色防止
効果そのものが大きくない上に、有機溶媒への溶解性が
高くないので、褪色防止効果を発揮せしめるだけの量を
加えることができない、更に、これらの錯体は、それ自
身の着色が大きいために、多量に添加すると、有機着色
物質、とくに色素の色相ならびに純度に悪影響を及ぼす
更に、各種金属錯体による染料の光安定化の方法が特開
昭54−62826号、同54−62987号、同54
−65185号、同54−69580号、同54−72
780号、同54−82384号、同54−82385
号、同54−82386号、同54−136581号、
同54−136582号、同55−12129号、同5
5−152750号、同56−168652号、同56
−167138号、同57−161744号、特公昭5
7−19770号等に記載されている。
しかしながら、上記の方法によっても錯体それ自体の着
色を低下させるには未だ不十分であり、有機着色物質、
特に色素もしくは染料の色相ならびに純度への悪影響を
取り除くことはできない。
また、これらの公知の金属錯体をハロゲン化銀カラー写
真感光材料(以下、カラー写真材料という、)に適用し
た場合、現像処理されたカラー写真材料の未発色部に汚
染が発生し易い、特に現像処理済みのカラー写真材料を
高温、高湿の条件下に保存した場合に汚染の発生が著し
く増加する。
[発明の目的」 本発明の目的は、有機着色物質の光に対する安定性を改
良する方法を提供することである。
本発明の他の目的は、有機着色物質、特に色素もしくは
染料の色相ならびに純度を悪化させることなしに、これ
らの物質の光に対する安定性を改良する方法を提供する
ことである。
更に、本発明のまた他の目的は、カラー写真材料の未発
色部の汚染を発生することなしにカラー写真画像を形成
する色像の光に対する安定性を改良する方法を提供する
ことである。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、有機着色物質と、下記−数式[I
Fで示される化合物の少なくとも1種を共存させること
により達成される。
以下余白 一般式[1コ (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルゲニル基、シ
クロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、C0R2、
SO2R2を表し、R2は、アルキル基、シクロアルキ
ル基、アルケニル基、アリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、環状アミノ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシカルボニル
基を表す、Yは、水素原子、アルキル基、アルケニル基
、シクロアルキル基、アリール基を表す。
また、Yは一般式[IFの化合物の二量体を形成する基
であってもよい、これらの多基は、さらに置換基を有し
ていてもよい、また−数式[IFにおいて、それぞれの
ベンゼン環は、1個または2個以上の1換基を有してい
てもよく、また、隣接する置換基同志が閉環して炭素環
又はへテロ環を形成してもよい、) Yが一般式[IFの化合物の二量体を形成する基である
場合には、−数式[IFは下記−数式1]で表される。
一般式[11] (式中、Rは一般式[1]におけるRと同義である。Y
′は、1換、非置換のアルキレン基、アルケニレン基、
シクロアルキレン基、アリーレン基を表す、また、−数
式[I[]において、それぞれのベンゼン環は、1個ま
たは2個以上の置換基を有していてもよく、また113
1接する置換基同志が閉環して炭素環またはへテロ環を
形成してもよい、)以下、−数式[IF及びEI[]に
ついて、詳細に説明する。
一般式[I]及び[n]における置換基としては、特に
制限はないが、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、シクロアルキルオキシ基、
ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、スルホキシ基、
カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオ
キシカルボニル基、アシル基、アルキル基、シクロアル
キル基、アルケニル基、アリール基、アニリノ基、アシ
ルアミノ基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルキ
ルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環基、スルホニル基
、スルフィニル基、アシルオキシ基、カルバモイルオキ
シ基、アミノ基、アルキルアミノ基、イミド基、ウレイ
ド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボニル
アミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、シリル
基などが挙げられる。
次に、本発明に用いられる一般式[I]で示される化合
物の代表的具体例を示すが、本発明はこれによって限定
されるものではない。
2 I 1 CH3 0CeH17 1 CH2 CH2 以下余白 本発明の化合物は例えば次に示す方法で容易に合成する
ことができる。
以下に具体的合成例を示す。
例示化合物6の合成 0−プロモーし一ブトキシベンゼン24.7 、をn−
ヘキサン50rnlに溶解し、n−ブチルリチウム(1
5%ヘキサン溶M)67rを少しづつ加える。
室温下、−晩の反応の後、沈澱物をP取し、ヘキサンで
手早く洗って、デシゲータ−中で減圧乾燥し、粉末状の
リチウム化合物15.1 Kを得た。
上記リチウム化合物15gをエーテル125m1に溶解
し、−10°C以下に冷却しながら撹拌しつつ亜りん酸
ジエチル4.4gをゆっくりと加える。添加後、2時間
加温還流した後冷却して塩酸100m1を加える。有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥後留去する。得られた結晶
をクロロホルム/ヘキサンから再結晶して、目的物11
.6 、を得た。
例示化合物21の合成 例示化合物6と同様に合成したビス(0−メトキシフェ
ニル)フォスフインオキサイド13.1 。
を70001+のテトラヒドロフラン(THF)に溶解
し、次いでn−ブチルリチウム溶液31m1を0℃で加
える。室温で1時間撹拌した後、再び0℃に冷却し9.
3gの1.2−エタンジイル−ビス−トシレートを加え
る。徐々に温度を上げて12時間加熱還流する0反応後
、冷却して水を加えクロロホルムで抽出する。クロロホ
ルム層をFa酸マグネシウムで乾、燥後、留去して白色
結晶を得る。クロロホルム/ヘキサンより再結晶して目
的物12.Ofを得た。
これらの化合物は、NMR,Massスペクトルにより
目的物であることを確認した。
−数式[I]で示される本発明化合物の使用量は、本発
明に用いられる有機着色物質に対して5〜400モル%
が好ましく、より好ましくは10〜300モル%である
本発明に用いられる有機着色物質は、塩基性染料、酸性
染料、直接染料、可溶性建染染料、媒染染料などの水溶
性染料、硫化染料、建染染料、油溶染料、分散染料、ア
ゾイック染料、酸化染料の如き不溶性染料、あるいは反
応性染料などの染色的性質上の分類に属する染料をすべ
て包含する。
これらの有機着色物質は、メタノール溶液中で300n
11から80on1N、好ましくは400nnから70
0niに少なくとも1つの吸収極大を有している。
これらの染料のうち、本発明に好ましく用いられる染料
はキノンイミン染料(アジン染料、オキサジン染料、チ
アジン染料など)、メチン及びポリメチン染料(シアニ
ン染料、アゾメチン染料など)、アゾ染料、アントラキ
ノン染料、インドアミン及びインドフェノール染料、イ
ンジゴイド染料、カルボニウム染料、ホルマザン染料な
どの化字梢造上の分類に属する染料を包含する。
本発明に用いられる有機着色物質は、写真の分野で用い
られる画像形成用染料、例えばカラードカプラー、DR
R化合物、DDRカプラー、アミトラシン化合物色素現
像薬などから形成される染料、銀色素漂白法用染料など
をすべて包含する。
本発明の有機着色物質として用いられるのに特に好まし
い染料は、アントラキノン、キノンイミン、アゾ、メチ
ン、ポリメチン、インドアミン、インドフェノールおよ
びホルマザン染料等である。
本発明に最も好ましく用いられる染料は、メチンおよび
ポリメチン染料ならびにインドアミンおよびインドフェ
ノール染料である。この染料は、下記の基を有する化合
物を包含する。
上記基中のフェニル基は無置換のフェニル基のみならず
、置換されたフェニル基、例えばアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子、アミノ基などで置換されたフェニ
ル基をも意味する。
本発明方法は5.染料形成カプラーを含有する写真材料
に適用し、カプラーから形成された色素画像の元祖色を
防止することができる。
本発明を適用するのに適する上記染料形成カプラーはイ
エロー、マゼンタ及びシアン染料形成タイプのものを包
含する。
このカプラーは、例えば米国特許3,277.155号
および同3,458,315号に記載されているような
、いわゆる4当量型のもの、またはカプリング位の炭素
原子がカプリング反応時に離脱することのできる1換基
(スズリットオフ基)で1換されている2当量型のもの
であってもよい。
本発明において好ましいイエロー色素像形成カプラーと
しては、ベンゾイルアセトアニリド型、ピバロイルアセ
トアニリド撃力ダラーがあり、マゼンタ色素像形成カプ
ラーとしては、5−ピラゾロン系、ピラゾロトリアゾー
ル系、イミダゾピラゾール系、ピラゾロピラゾール系、
ピラゾロテトラゾール系、ピラゾリノベンツイミダゾー
ル系、インダシロン系カプラーがあり、シアン色素像形
成カプラーとしては、フェノール系、ナフトール系、ピ
ラゾロキナゾロン系カプラーがある。
これらのイエロー、マゼンタおよびシアン色素形成カプ
ラーの各具体例は、写真業界において公知であり、本発
明においては、これら公知のすべてのカプラーが包含さ
れる。
次に、本発明を適用できるイエローカプラーの代表的具
体例を挙げる。
以下余白 −1 −2 −3 Cオ I I −4 −5 −6 1 1 7 Cノ これらのイエローカプラーは、例えば西独公開特許2,
057,941号、同2,163,812号、特開昭4
7−26133号、同48−29432号、同50−6
5321号、同51−3631号、同51−50734
号、同51−102636号、同48−66835号、
同48−94432号、同49−1229号、同49−
10736号、特公昭51−33410号、同52−2
5733号等に記載されている化合物を含み、かつ、こ
れらに記載されている方法に従って合成することができ
る。
次に本発明を適用できるマゼンタカプラーの代表的具体
例を挙げる。
以下余白 j j ■ 1 −3 1 −4 −5 M〜6 −7 2Ha 4Hs −13 C1 1 −14 I 1 −15 Cオ 6 1 以下余白 これらのマゼンタカプラーは、例えば米国特許3.68
4,514号、英国特許1,183,515号、特公昭
40−6031号、同40−6035号、同44−15
754号、同4540757号、同46−19032号
、特開昭50−13041号、同53−129035号
、同51−37646号、同55−62454号、米国
特許3.725.067号、英国特許1,252゜41
8号、同1334.515号、特開昭59−17195
6号、同59−162548号、同60−43659号
、同60−33552号、リサーチ・ディスクロージャ
ーNci24626 (1984)、特願昭59−24
3007号、同59−243008号、同59−243
009号、同59−243012号、同60−7019
7号、同60−70198号等に記載されている化合物
を含み、かつ、これらに記載されている方法に従って合
成することができる。
また、本発明を適用できるシアンカプラーについては特
に制限はないが、フェノール系シアンカプラーは特に好
ましい。
シアンカプラーの代表的具体例を挙げる。
以下余白 −2 −3 −4 1 1 1 H 5 2Hs 03H7fil これらのシアンカプラーは、例えば米国特許2゜423
、730号、同2,801,171号、特開昭50−1
12038号、同50−134644号、同53−10
9630号、同54−55380号、同56−6513
4号、同56−80045号、同57155538号、
同57−204545号、同58−98731号、同5
9−31953号、同63−226653号等に記載さ
れている化合物を含み、かつ、これらに記載されている
方法に従って合成できる。
本発明において、このようなカプラーを用いる場合、酸
化された芳香族第一級アミンハロゲン化銀現像剤と反応
させることによってこれらのカプラーから染料が形成さ
れる。
上記の現像剤はアミノフェノール及びフェニレンジアミ
ンを包含し、これらの現像剤を混合して用いることがで
きる。
前述した本発明の化合物はカラー写真材料中、特に有機
着色物質もしくはそれが形成される層又はその隣接層に
存在させることが好ましい。
これら本発明の化合物を分散させるのに有効な方法はカ
プラーの分散に対して用いられている方法と同じである
本発明の化合物は一般に油溶性であり、通常は米国特許
2,322,027号、同2,801,170号、同2
,801.171号、同2,272,191号および同
2,304,940号に記載の方法に従って高沸点溶媒
に、必要に応じて低沸点溶媒を併用して溶解し、分散し
て親水性コロイド溶液に添加するのが好ましく、このと
き必要に応じてカプラー、ハイドロキノン誘導体、紫外
線吸収剤あるいは公知の色素画像褪色防止側等を併用し
ても何ら差し支えない、このとき本発明の化合物を2種
以上混合して用いても何ら差し支えない。
本発明の方法において用いられる写真感光材料において
、ハロゲン化銀乳剤は一般に親水性コロイド中にハロゲ
ン化銀粒子を分散したものであり、ハロゲン化銀として
は塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃
臭化銀およびこれらの混合物である。
実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に、下記
の各層を支持体側から順次塗設し、多色用ハロゲン化銀
写真感光材料を作成し、試料1を得た。
第1層:青感性ハロゲン化銀乳剤層 イエローカプラーとしてα−ピバロイル−α−(24−
ジオキン−1−ベンジルイミダゾリジン−3−イル)〜
2−クロロー5−〔γ−(2゜4−ジ−t−アミルフェ
ノキシ)ブチルアミド〕アセトアニリドを 6.8q 
/100cJ、青感性塩臭化銀乳剤(臭化銀85モル%
含有)を銀に換算して3.2■/100cj、ジブチル
フタレートを3,5N/100al及びゼラチンを13
,5■/100cdの塗布付量となるように塗設した。
第2層:中間層 2.5−ジ−t−オクチルハイドロキノンを0.5■/
 100aa、ジブチルフタレートを0.5■/100
d及びゼラチンを 9. oIIg/100−となるよ
うに塗設した。
第3層:緑感性ハロゲン化銀乳剤層 前記マゼンタカプラー(M−16>を3.5■/100
j、緑感性塩臭化銀乳剤(臭化銀80モル%含有)を銀
に換算して 2.5mg/100aJ、ジブチルフタレ
ートを 3.0. /100c7I及びゼラチンを12
.0ag/100−となるように塗設した。
第4層:中間層 紫外線吸収剤の2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t
−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールを 0.7. 
/100a&、ジブチルフタレートを6.0゜/100
c+J、2.5−ジーt−オクチルハイドロキノンを 
0,5■/100a&及びゼラチンを12.0■/10
0jとなるように塗設した。
第5層:赤感性ハロゲン化銀乳剤層 シアンカプラーとして2−〔α−(2,4−ジt−ペン
チルフェノキシ)ブタンアミド〕−4゜6−ジクロロ−
5−エチルフェノールを 4,2■/100−1赤感性
塩臭化銀乳剤(臭化銀80モル%含有)を銀に換算して
 3.0mg /100d、トリクレジルフォスフェー
トを 3.5■/10〇−及びゼラチンを11.5■/
100−となるように塗設した。
第6層:保護層 ゼラチンを 8.0■/100−となるように塗設した
上記試料1において、第3層に本発明の化合物を表−1
に示すように、カプラーに対し100モル%になるよう
な割合で添加し、重層試料2〜8を作成した。
上記で得た試料を常法に従って光学楔を通して霧光後、
次の工程で処理を行った。
[処理工程] 処理温度 発色現像     33℃ 漂白定着     33℃ 水   洗       33℃ 乾   燥      50〜b 処理時間 3分30秒 1分30秒 3分 2分 各処理液の成分は以下の通りである。
[発色現像液] 発色現像液1J中、 ベンジルアルコール         12m1ジエチ
レングリコール        10の1炭酸カリウム
             25f臭化ナトリウム  
         0.6f無水亜硫酸ナトリウム  
      2.0gヒドロキシルアミンに酸塩   
   2.5gN−エチル−N−β−メタン スルホンアミドエチル−3−メチル −4−アミノアニリン硫酸塩     4.5fを含有
、NaOHにより pH10,2に調整。
[漂白定着液] 漂白定着液1j中、 チオ硫酸アンモニウム        120gメタ重
亜Vi酸ナトリウム       15f無水亜硫酸ナ
トリウム         3gEDTA第2鉄アンモ
ニウム塩    65゜を含有、pHを6.7〜6.8
に調整。
上記で処理された試料1〜lOを濃度計(コニカ株式会
社製KD−7R型)を用いて濃度を以下の条件で測定し
た。
上記各処理済試料をキセノンフェードメーターに16日
間照射し、色素画像の耐光性と変色度を調べた。
比較化合物−1(特開昭55−12129号に記載の金
属鉛体)X−一−ノ 比較化合物−2 (特開昭55 12129号に記載の金属錯体) 表 表−1の結果から本発明の化合物を用いると、マゼンタ
カプラーから形成されるマゼンタ色素画像の安定化に有
効であり、また、黒褐色の変色も殆ど認められなかった
実施例2 実組例1に使用した各ハロゲン化銀乳剤に代えて塩化銀
99.5モル%の塩臭化銀乳剤を使用し、また、第3層
のマゼンタカプラーをM−17に代え、表−2に示す裸
に色素画像安定側を変化させた以外は実施例1の試料1
と同様の試料(試料9〜19)を作製した。
試料9〜19を常法に従って光楔露光後、以下に示す処
理を行った。
処理工程     処理温度   処理時間発色現像 
   34.7十0.3℃   45秒漂白定着   
 34.7±0.5℃   45秒安定化   30〜
34℃  90秒 乾   燥        60〜80℃      
60秒[発色現像液] 純  水                     
  800 a)fトリエタノールアミン      
   8gN、N−ジエチルヒドロキシアミン   5
g塩化カリウム             2gN−エ
チル−N−β−メタン スルホンアミドエチル−3−メチル 4−アミンアニリン硫酸塩      5gテトラポリ
リン酸ナトリウム      2g炭酸カリウム   
          30゜亜硫酸カリウム     
      0.2g螢光増白剤(4,4’−ジアミノ スチルベンジスルホン酸誘導体)1を 純水を加えて全量を1jとし、pH10,2に調整する
[漂白定着液] 漂白定着液1J中、 エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         60tエチレン
ジアミンテトラ酢D      3tチオKMアンモニ
ウム(70%溶液)   100m1亜硫酸アンモニウ
ム(40%溶液)   27.5G)1を含有、炭酸カ
リウム又は氷#酸で11)(7,0にjlj整。
[安定化液] 安定化液1J中、 5−りロワ−2−メチル−4 インチアゾリン−3−オン      1g1−ヒドロ
キシエチリデン−1゜ 1−ジホスホン#2g を含有、硫酸又は水酸化カリウムにてl)Hを7.0に
調整する。
処理後の各試料の耐光性を実施例1と同様にして評価し
た。
その結果を表2に示す。
以下余白 表−2 表−2から明らかな様に、本発明に係る例示化合物を使
用した試料は、良好な色画像の耐光性を示す、また良好
な色画像が得られ、未露光部のY−スティンも改良され
ていた。
実施例3 実施例2のマゼンタカプラーと同様に、イエローカプラ
ー、シアンカプラーについても本発明の色像安定化剤を
添加したところ、良好な色画像の耐光性を示した。また
良好な色画像が得られた。
[発明の効果] 本発明によれば、有機着色物質の色相ならびに純度を悪
化させることなく、光に対する安定性を改善することが
でき、また、カラー写真材料に適用した場合には、未発
色部に汚染を発生することがないという効果を奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  有機着色物質と、下記一般式[ I ]で示される化合
    物の少なくとも1種を共存させることにより、有機着色
    物質の光に対する褪色を防止することを特徴とする有機
    着色物質の光褪色防止方法。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子、アルキル基、アルケニル基、シ
    クロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、−COR_
    2、−SO_2R_2を表し、R_2は、アルキル基、
    シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルコ
    キシ基、アリールオキシ基、アミノ基、環状アミノ基、
    アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、アルコキ
    シカルボニル基を表す。Yは、水素原子、アルキル基、
    アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基を表す。 また、Yは一般式[ I ]の化合物の二量体を形成する
    基であつてもよい。これらの各基は、さらに置換基を有
    していてもよい、また一般式[ I ]において、それぞ
    れのベンゼン環は、1個または2個以上の置換基を有し
    てもよく、また、隣接する置換基同志が閉環して炭素環
    又はヘテロ環を形成してもよい。)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0771812A1 (en) * 1995-10-31 1997-05-07 Takasago International Corporation Method for producing an optically active diphosphine
WO2022025237A1 (ja) * 2020-07-31 2022-02-03 片山化学工業株式会社 ジアリールホスフィンオキシド誘導体

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EP0771812A1 (en) * 1995-10-31 1997-05-07 Takasago International Corporation Method for producing an optically active diphosphine
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