JPH0247146Y2 - - Google Patents
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- JPH0247146Y2 JPH0247146Y2 JP7490285U JP7490285U JPH0247146Y2 JP H0247146 Y2 JPH0247146 Y2 JP H0247146Y2 JP 7490285 U JP7490285 U JP 7490285U JP 7490285 U JP7490285 U JP 7490285U JP H0247146 Y2 JPH0247146 Y2 JP H0247146Y2
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- swinging rod
- fixed
- bicycle
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Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は自転車の立体駐車装置に係り、更に
詳述すれば上部駐車テーブル上への自転車の持上
げならびに上部駐車テーブルから自転車下ろしを
安全に行なえるようにした自転車の立体駐車装置
に関するものである。
詳述すれば上部駐車テーブル上への自転車の持上
げならびに上部駐車テーブルから自転車下ろしを
安全に行なえるようにした自転車の立体駐車装置
に関するものである。
[従来の技術]
従来の自転車駐車装置としては2階建の建築構
造物を利用して駐車スペースを確保するようにし
たものが良く知られている。
造物を利用して駐車スペースを確保するようにし
たものが良く知られている。
このような立体駐車場においては、自転車を階
上の駐車スペースにスロープのある通路を利用し
て押し上げ、1階における駐車と同様に駐車させ
ることができるが、1階の天井を高くしかつ自転
車を押して昇れる程度の幅と傾斜のゆるやかなス
ロープの通路を少なくとも1つ以上は設ける必要
があり、このため、このような構成の立体駐車場
を設置するにはかなり広い設置空間を必要とする
のと、設備費が高くつくという問題点がある。
上の駐車スペースにスロープのある通路を利用し
て押し上げ、1階における駐車と同様に駐車させ
ることができるが、1階の天井を高くしかつ自転
車を押して昇れる程度の幅と傾斜のゆるやかなス
ロープの通路を少なくとも1つ以上は設ける必要
があり、このため、このような構成の立体駐車場
を設置するにはかなり広い設置空間を必要とする
のと、設備費が高くつくという問題点がある。
したがつて、このような欠点を除去するため
に、自転車1台分の駐車スペースの上部に自転車
1台を載せるテーブルを設けることにより立体的
に駐車させる駐車装置が実用化されている。
に、自転車1台分の駐車スペースの上部に自転車
1台を載せるテーブルを設けることにより立体的
に駐車させる駐車装置が実用化されている。
[考案が解決しようとする課題]
しかし、このような自転車駐車装置は、下部駐
車スペースへの自転車の駐車は容易であるが、上
部駐車テーブル上への自転車の駐車は上部駐車部
材が自転車の押上げスロープを兼ねており、した
がつて、この上部駐車部材上に自転車を押上げる
過程の最初とその途中で、下の自転車が邪魔にな
り腕力のない女性や背の低い少年では途中で自転
車を転倒させてしまうと云う危険がある。また、
上部駐車部材の遊端は固定するかスタンド立てが
必要であり、そのため下の自転車の出し入れの邪
魔になる等の問題点がある。
車スペースへの自転車の駐車は容易であるが、上
部駐車テーブル上への自転車の駐車は上部駐車部
材が自転車の押上げスロープを兼ねており、した
がつて、この上部駐車部材上に自転車を押上げる
過程の最初とその途中で、下の自転車が邪魔にな
り腕力のない女性や背の低い少年では途中で自転
車を転倒させてしまうと云う危険がある。また、
上部駐車部材の遊端は固定するかスタンド立てが
必要であり、そのため下の自転車の出し入れの邪
魔になる等の問題点がある。
この考案は上記従来の問題点を除去し、上部駐
車テーブル上への自転車の押上げを容易にするこ
とを目的とするものである。
車テーブル上への自転車の押上げを容易にするこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段]
上記したこの考案の目的は、下部駐車スペース
と、支柱と該支柱で横設された支持梁部材と、該
支持梁部材や前記支柱に平設した横断面形で比
較的短尺の固定部材と、該固定部材の対向片の各
前部内面に枢支した対をなす第1の固定滑車およ
び対をなす第2の固定滑車と、これら各固定滑車
上で移動する一対の案内軌条部材および後輪係留
孔を有し、かつ前記固定部材内に移動可能に設け
た可動部材と、前記第1の固定滑車の枢支ボスに
中間部分を枢支した揺動杆と、この揺動杆を逃が
すために前記一対の案内軌条部材の各先端付近に
設けた揺動杆逃がし部と、前記の揺動杆の先端に
係合して可動部材の引出し量を制限するストツパ
部と、可動部材の押し込み量を制限するストツパ
部とをそれぞれ具備してなる上部駐車テーブルを
備えることで達成される。
と、支柱と該支柱で横設された支持梁部材と、該
支持梁部材や前記支柱に平設した横断面形で比
較的短尺の固定部材と、該固定部材の対向片の各
前部内面に枢支した対をなす第1の固定滑車およ
び対をなす第2の固定滑車と、これら各固定滑車
上で移動する一対の案内軌条部材および後輪係留
孔を有し、かつ前記固定部材内に移動可能に設け
た可動部材と、前記第1の固定滑車の枢支ボスに
中間部分を枢支した揺動杆と、この揺動杆を逃が
すために前記一対の案内軌条部材の各先端付近に
設けた揺動杆逃がし部と、前記の揺動杆の先端に
係合して可動部材の引出し量を制限するストツパ
部と、可動部材の押し込み量を制限するストツパ
部とをそれぞれ具備してなる上部駐車テーブルを
備えることで達成される。
[作用]
上部駐車テーブル上に自転車を駐車させるに
は、まず固定部材から可動部材を引出して傾斜さ
せた後、自転車の後輪を可動部材の後輪係留孔に
入れ前輪を前輪支え具に係止させるなどして自転
車を可動部材上に自立させる。
は、まず固定部材から可動部材を引出して傾斜さ
せた後、自転車の後輪を可動部材の後輪係留孔に
入れ前輪を前輪支え具に係止させるなどして自転
車を可動部材上に自立させる。
この状態で可動部材を第2の固定滑車を支点と
して水平位置まで上向きに回動させて持上げ、軌
条部材のストツパ部が第2の固定滑車に当接する
まで第1、第2の固定滑車の転動を利用して可動
部材を固定部材内に押入させることで駐車作業は
完了する。
して水平位置まで上向きに回動させて持上げ、軌
条部材のストツパ部が第2の固定滑車に当接する
まで第1、第2の固定滑車の転動を利用して可動
部材を固定部材内に押入させることで駐車作業は
完了する。
そしてこの時は案内軌条部材の一端のストツパ
部に第2の固定滑車が当接しているが、この当接
個所を適宜設定することで可動部材は若干前のめ
りの状態で安定に保持することができ自転車の後
輪の一部は車輪係留孔内に落ち込んでいるため自
転車の自立駐車状態が保持される。
部に第2の固定滑車が当接しているが、この当接
個所を適宜設定することで可動部材は若干前のめ
りの状態で安定に保持することができ自転車の後
輪の一部は車輪係留孔内に落ち込んでいるため自
転車の自立駐車状態が保持される。
次に自転車を上部駐車テーブルの可動部材上か
ら下ろす場合にはまず、第2の固定滑車が軌条部
材のストツパ部に当接している状態から、可動部
材を引き出せば、案内軌条部材の上側壁板で第
1、第2の固定滑車が転倒しつつ可動部材を固定
部材から軽く引出すことができる。
ら下ろす場合にはまず、第2の固定滑車が軌条部
材のストツパ部に当接している状態から、可動部
材を引き出せば、案内軌条部材の上側壁板で第
1、第2の固定滑車が転倒しつつ可動部材を固定
部材から軽く引出すことができる。
この引出しの過程では可動部材が第2の固定滑
車を支点として時計方向に回動しようとしても第
1の固定滑車が案内軌条部材の下側壁板に作用し
て可動部材の回動は阻止され水平を保ちながら手
前に引出される。
車を支点として時計方向に回動しようとしても第
1の固定滑車が案内軌条部材の下側壁板に作用し
て可動部材の回動は阻止され水平を保ちながら手
前に引出される。
さらに引出しが進行し、揺動杆の先端またはこ
の部分に設けた可動滑車がストツパ部に入り込ん
で当接し、揺動杆の端部が揺動杆逃がし部に臨む
と可動部材はその自重で第2の固定滑車を中心に
下方に回動可能になるから手動で徐々に傾倒させ
て自転車を可動部材上から取出すことができる。
の部分に設けた可動滑車がストツパ部に入り込ん
で当接し、揺動杆の端部が揺動杆逃がし部に臨む
と可動部材はその自重で第2の固定滑車を中心に
下方に回動可能になるから手動で徐々に傾倒させ
て自転車を可動部材上から取出すことができる。
上記の可動部材の傾斜状態は揺動杆の先端部分
またはこの部分に設けた滑車が可動部材の先端の
ストツパ部内に係入しており、しかも揺動杆は枢
支ボスで枢支されていてその下部がストツパまた
は固定部材の底板に当接しているので、可動部材
は第2の固定滑車と揺動杆の先端(または上記の
滑車)とで強固に支持されていて、可動部材の前
端に地上に接するスタンドがなくても可動部材の
前端は宙に浮いた状態で前記傾斜位置を安定に維
持することができる。
またはこの部分に設けた滑車が可動部材の先端の
ストツパ部内に係入しており、しかも揺動杆は枢
支ボスで枢支されていてその下部がストツパまた
は固定部材の底板に当接しているので、可動部材
は第2の固定滑車と揺動杆の先端(または上記の
滑車)とで強固に支持されていて、可動部材の前
端に地上に接するスタンドがなくても可動部材の
前端は宙に浮いた状態で前記傾斜位置を安定に維
持することができる。
[実施例]
実施例について図面を参照して説明する。
先ずこの考案の基本構成は、第1から第4図ま
でに示すように、鋼材などで作つた下部駐車スペ
ース1と、支柱3と該支柱3に横設した支持梁部
材4と、該支持梁部材4や前記支柱3に平設した
横断面形で比較的短尺の固定部材21と、該固
定部材21の対向片213の各前部内面に枢支し
た対をなす第1の固定滑車215aおよび対をな
す第2の固定滑車215bと、これら各固定滑車
215a,215b上で移動する一対の案内軌条
部材228および後輪係留孔229を有し、かつ
前記固定部材21内に移動可能に設けた可動部材
22と、前記第1の固定滑車215aの枢支ボス
214aに中間部分を枢支した揺動杆216と、
この揺動杆216を逃がすために前記一対の案内
軌条部材228の各先端付近に設けた揺動杆逃が
し部226と、前記の揺動杆216の先端に係合
して可動部材22の引出し量を制限するストツパ
部225と、可動部材22の押し込み量を制限す
るストツパ部219とをそれぞれ備えた上部駐車
テーブル2とで構成されている。
でに示すように、鋼材などで作つた下部駐車スペ
ース1と、支柱3と該支柱3に横設した支持梁部
材4と、該支持梁部材4や前記支柱3に平設した
横断面形で比較的短尺の固定部材21と、該固
定部材21の対向片213の各前部内面に枢支し
た対をなす第1の固定滑車215aおよび対をな
す第2の固定滑車215bと、これら各固定滑車
215a,215b上で移動する一対の案内軌条
部材228および後輪係留孔229を有し、かつ
前記固定部材21内に移動可能に設けた可動部材
22と、前記第1の固定滑車215aの枢支ボス
214aに中間部分を枢支した揺動杆216と、
この揺動杆216を逃がすために前記一対の案内
軌条部材228の各先端付近に設けた揺動杆逃が
し部226と、前記の揺動杆216の先端に係合
して可動部材22の引出し量を制限するストツパ
部225と、可動部材22の押し込み量を制限す
るストツパ部219とをそれぞれ備えた上部駐車
テーブル2とで構成されている。
上部駐車テーブル2は、第5図a,bおよび第
6図a,bに示すように、短尺の固定部材21と
可動部材22とで形成されている。
6図a,bに示すように、短尺の固定部材21と
可動部材22とで形成されている。
固定部材21は、第6図aに示すように軽溝形
鋼部材210の一端側の底板211に支持梁部材
4への取付孔212を設けて取付け、他端側の対
向片213の内側壁面の上縁側に枢支ボス214
a,214bを取付け、このボスに対をなす第1
の固定滑車215aと、第2の固定滑車215b
と、揺動杆216の一端近傍ならびに揺動し得る
ように取付け、この揺動杆216の他端には可動
滑車217を回動自在に設け、前記第2の固定滑
車215bの取付位置の下方で底板211に接し
て前記揺動杆216の回動時にその一端が衝突し
て回動を阻止するストツパ部材218がそれぞれ
取付けられている。
鋼部材210の一端側の底板211に支持梁部材
4への取付孔212を設けて取付け、他端側の対
向片213の内側壁面の上縁側に枢支ボス214
a,214bを取付け、このボスに対をなす第1
の固定滑車215aと、第2の固定滑車215b
と、揺動杆216の一端近傍ならびに揺動し得る
ように取付け、この揺動杆216の他端には可動
滑車217を回動自在に設け、前記第2の固定滑
車215bの取付位置の下方で底板211に接し
て前記揺動杆216の回動時にその一端が衝突し
て回動を阻止するストツパ部材218がそれぞれ
取付けられている。
可動部材22は第6図bに示すように、前記軽
溝形鋼部材210の対向片213間に挿着し得る
大きさのハツト形鋼部材220の一端から略中央
にかけてリツプ部223上にU字状に曲げれた前
輪支え具224と、このリツプ部の下で側壁板2
22の外側の一端側にストツパ部225とその近
傍で下側の側壁板の一部を切除しこの部分に逆八
字状に一対の板状を取付けた揺動杆逃がし部22
6とをそれぞれ設け、他端側近傍で上側の側壁板
を第1の固定滑車215aおよび第2の固定滑車
215bの一部が落ち込む幅のコ字状に加工し滑
車係留部227を形成した軽溝形鋼からなる案内
軌条部材228を前記リツプ部223に形成した
切欠部223aに係合させるように固定し、第5
図aに示すように前記ハツト形鋼部材220の他
端側の側壁板間を徐々に外方へ拡げると共に底板
221に後輪の直径よりも短い長さの車輪係留孔
229が形成されている。
溝形鋼部材210の対向片213間に挿着し得る
大きさのハツト形鋼部材220の一端から略中央
にかけてリツプ部223上にU字状に曲げれた前
輪支え具224と、このリツプ部の下で側壁板2
22の外側の一端側にストツパ部225とその近
傍で下側の側壁板の一部を切除しこの部分に逆八
字状に一対の板状を取付けた揺動杆逃がし部22
6とをそれぞれ設け、他端側近傍で上側の側壁板
を第1の固定滑車215aおよび第2の固定滑車
215bの一部が落ち込む幅のコ字状に加工し滑
車係留部227を形成した軽溝形鋼からなる案内
軌条部材228を前記リツプ部223に形成した
切欠部223aに係合させるように固定し、第5
図aに示すように前記ハツト形鋼部材220の他
端側の側壁板間を徐々に外方へ拡げると共に底板
221に後輪の直径よりも短い長さの車輪係留孔
229が形成されている。
前記固定部材21は、第1図乃至第4図に示す
ように基礎部材5上に一定間隔で垂直に取付けた
支柱3上に横設した支持梁部材4に取付けた取付
軸を取付孔212に挿通して水平な状態で回動し
得るように取付け、第5図bに示すようにこの固
定部材21に可動部材22の第1の固定滑車21
5aおよび可動滑車217を揺動杆216と共に
案内軌条部材228内に係合させて取付け上部駐
車テーブル2を構成する。
ように基礎部材5上に一定間隔で垂直に取付けた
支柱3上に横設した支持梁部材4に取付けた取付
軸を取付孔212に挿通して水平な状態で回動し
得るように取付け、第5図bに示すようにこの固
定部材21に可動部材22の第1の固定滑車21
5aおよび可動滑車217を揺動杆216と共に
案内軌条部材228内に係合させて取付け上部駐
車テーブル2を構成する。
この考案の自転車の立体駐車装置は以上の如く
構成されており、立体駐車テーブル2上に自転車
6を駐車させるには、まず固定部材21から第1
図に示すように可動部材22を引出して傾斜させ
た後、自転車の後輪62を可動部材22の後輪係
留孔229に入れ前輪61を前輪支え具224に
係止させるなどして自転車6を可動部材22上に
自立させる。
構成されており、立体駐車テーブル2上に自転車
6を駐車させるには、まず固定部材21から第1
図に示すように可動部材22を引出して傾斜させ
た後、自転車の後輪62を可動部材22の後輪係
留孔229に入れ前輪61を前輪支え具224に
係止させるなどして自転車6を可動部材22上に
自立させる。
この状態で第2図に示すように可動部材22を
第2の固定滑車215bを支点として水平位置ま
で上向きに回動させて持上げ、第3図に示す状態
を経て第4図に示すように軌条部材228のスト
ツパ部219が第2の固定滑車215bに当接す
るまで第1、第2の固定滑車215a,215b
の転動を利用して可動部材を固定部材内に挿入さ
せることで駐車作業は完了する。
第2の固定滑車215bを支点として水平位置ま
で上向きに回動させて持上げ、第3図に示す状態
を経て第4図に示すように軌条部材228のスト
ツパ部219が第2の固定滑車215bに当接す
るまで第1、第2の固定滑車215a,215b
の転動を利用して可動部材を固定部材内に挿入さ
せることで駐車作業は完了する。
そしてこの時は案内軌条部材228の一端のス
トツパ部219に第4図に示すように第2の固定
滑車215bが当接しているが、この当接個所を
適宜設定することで可動部材22は第4図に示す
ように若干前のめりの状態で安定に保持すること
ができ自転車6の後輪62の一部は車輪係留孔2
29内に落ち込んでいるため自転車6の自立駐車
状態が保持される。
トツパ部219に第4図に示すように第2の固定
滑車215bが当接しているが、この当接個所を
適宜設定することで可動部材22は第4図に示す
ように若干前のめりの状態で安定に保持すること
ができ自転車6の後輪62の一部は車輪係留孔2
29内に落ち込んでいるため自転車6の自立駐車
状態が保持される。
次に自転車6を上部駐車テーブル2の可動部材
22上から下ろす場合にはまず、第4図に示すよ
うに第2の固定滑車215bが軌条部材228の
ストツパ部219に当接している状態から、可動
部材22を引き出せば案内軌条部材228の上側
壁板228aで第1、第2の固定滑車215a,
215bが転動しつつ可動部材22を固定部材2
1から軽く引出すことができる。
22上から下ろす場合にはまず、第4図に示すよ
うに第2の固定滑車215bが軌条部材228の
ストツパ部219に当接している状態から、可動
部材22を引き出せば案内軌条部材228の上側
壁板228aで第1、第2の固定滑車215a,
215bが転動しつつ可動部材22を固定部材2
1から軽く引出すことができる。
この引出しの過程は可動部材22が第2の固定
滑車215bを支点として時計方向に回動しよう
としても第1の固定滑車215aが案内軌条部材
228の下側壁板228bに作用して可動部材2
2の回動は阻止され水平を保ちながら手前に引出
される。
滑車215bを支点として時計方向に回動しよう
としても第1の固定滑車215aが案内軌条部材
228の下側壁板228bに作用して可動部材2
2の回動は阻止され水平を保ちながら手前に引出
される。
さらに引出しが第3図および第2図に示す状態
を経て進行し、揺動杆216の先端またはこの部
分に設けた可動滑車217がストツパ部225に
入り込んで当接し、揺動杆216の端部が揺動杆
逃がし部226に臨むと可動部材22はその自重
で第2の固定滑車215bを中心に下方に回動可
能になるから手動で徐々に第1図に示すように傾
倒させて自転車6を可動部材22上から取出すこ
とができる。
を経て進行し、揺動杆216の先端またはこの部
分に設けた可動滑車217がストツパ部225に
入り込んで当接し、揺動杆216の端部が揺動杆
逃がし部226に臨むと可動部材22はその自重
で第2の固定滑車215bを中心に下方に回動可
能になるから手動で徐々に第1図に示すように傾
倒させて自転車6を可動部材22上から取出すこ
とができる。
上記の可動部材の傾斜状態は第1図および第5
図bに示すように揺動杆216の先端部分または
この部分に設けた滑車217が可動部材22の先
端のストツパ部225内に係入しており、しかも
揺動杆216は枢支ボス214aで枢支されてい
てその下部がストツパ218または固定部材21
の底板211に当接しているので、可動部材22
は第2の固定滑車215bと揺動杆216の先端
(または上記の滑車217)とで強固に支持され
ていて、可動部材22の前端に地上に接するスタ
ンドがなくても可動部材22の前端は宙に浮いた
状態で前記傾斜位置を安定に維持することができ
る。
図bに示すように揺動杆216の先端部分または
この部分に設けた滑車217が可動部材22の先
端のストツパ部225内に係入しており、しかも
揺動杆216は枢支ボス214aで枢支されてい
てその下部がストツパ218または固定部材21
の底板211に当接しているので、可動部材22
は第2の固定滑車215bと揺動杆216の先端
(または上記の滑車217)とで強固に支持され
ていて、可動部材22の前端に地上に接するスタ
ンドがなくても可動部材22の前端は宙に浮いた
状態で前記傾斜位置を安定に維持することができ
る。
[考案の効果]
この考案は以上説明したように構成されている
ので、以下に記載する効果を奏する。
ので、以下に記載する効果を奏する。
下部駐車スペース1と、支柱3と該支柱3で横
設された支持梁部材6と、該支持梁部材4や前記
支柱3に平設した横断面形で比較的短尺の固定
部材21と、該固定部材21の対向片213の各
前部内面に枢支した対をなす第1の固定滑車21
5aおよび対をなす第2の固定滑車215bと、
これら各固定滑車215a,215b上で移動す
る一対の案内軌条部材228および後輪係留孔2
29を有し、かつ前記固定部材21内に移動可能
に設けた可動部材22と、前記第1の固定滑車2
15aの枢支ボス214aに中間部分を枢支した
揺動杆216と、この可動216を逃がすために
前記一対の案内軌条部材228の各先端付近に設
けた揺動杆逃がし部226と、前記の揺動杆21
6の先端に係合して可動部材22の引出し量を制
限するストツパ部225と、可動部材22の押し
込み量を制限するストツパ部219とをそれぞれ
具備してなる上部駐車テーブル2を備えたので、
可動部材上に自転車を載せての摺動操作時定位置
まで水平に引出しまたは水平に挿入できるので自
転車を載せた状態の操作が安定し転倒する恐れが
なく上部駐車テーブルへの自転車の上げ下ろしが
安全になり、その構成も簡単で、しかも自転車駐
車時は支柱に対し自転車が左右対称的に収納され
るので屋根は支柱に対し対称に設ければ良く屋根
の支柱からの出づらを1メートル未満に設定でき
建築基準法でいう建築物構築物の対称物にならな
いので建ぺい率等を考慮しなくてもよく建造許可
申請も不要であり、また屋根の設置バランスがよ
いので安定である。
設された支持梁部材6と、該支持梁部材4や前記
支柱3に平設した横断面形で比較的短尺の固定
部材21と、該固定部材21の対向片213の各
前部内面に枢支した対をなす第1の固定滑車21
5aおよび対をなす第2の固定滑車215bと、
これら各固定滑車215a,215b上で移動す
る一対の案内軌条部材228および後輪係留孔2
29を有し、かつ前記固定部材21内に移動可能
に設けた可動部材22と、前記第1の固定滑車2
15aの枢支ボス214aに中間部分を枢支した
揺動杆216と、この可動216を逃がすために
前記一対の案内軌条部材228の各先端付近に設
けた揺動杆逃がし部226と、前記の揺動杆21
6の先端に係合して可動部材22の引出し量を制
限するストツパ部225と、可動部材22の押し
込み量を制限するストツパ部219とをそれぞれ
具備してなる上部駐車テーブル2を備えたので、
可動部材上に自転車を載せての摺動操作時定位置
まで水平に引出しまたは水平に挿入できるので自
転車を載せた状態の操作が安定し転倒する恐れが
なく上部駐車テーブルへの自転車の上げ下ろしが
安全になり、その構成も簡単で、しかも自転車駐
車時は支柱に対し自転車が左右対称的に収納され
るので屋根は支柱に対し対称に設ければ良く屋根
の支柱からの出づらを1メートル未満に設定でき
建築基準法でいう建築物構築物の対称物にならな
いので建ぺい率等を考慮しなくてもよく建造許可
申請も不要であり、また屋根の設置バランスがよ
いので安定である。
図はいずれもこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は上部駐車テーブル上へ自転車を上げ
るために可動部材を傾倒させた状態の側面図、第
2図および第3図は上部駐車テーブルと自転車を
上げる途中の状態を示す側面図、第4図は上部駐
車テーブル上に自転車を駐車した状態の側面図、
第5図aは上部駐車テーブルの平面図、第5図b
は上部駐車テーブル要部の側面図、第6図aは上
部駐車テーブルの内固定部材の一部を裁除した斜
視図、第6図bは同じく可動部材の一部を裁除し
た斜視図である。 1……下部駐車スペース、2……上部駐車テー
ブル、21……固定部材、213……対向片、2
14a……枢支ボス、215a……第1の固定滑
車、215b……第2の固定滑車、216……揺
動杆、217……可動滑車、219,225……
ストツパ部、22……可動部材、222……両側
壁板、226……揺動杆逃がし部、228……案
内軌条部材、229……後輪係留孔、3……支
柱、4……支持梁部材。
で、第1図は上部駐車テーブル上へ自転車を上げ
るために可動部材を傾倒させた状態の側面図、第
2図および第3図は上部駐車テーブルと自転車を
上げる途中の状態を示す側面図、第4図は上部駐
車テーブル上に自転車を駐車した状態の側面図、
第5図aは上部駐車テーブルの平面図、第5図b
は上部駐車テーブル要部の側面図、第6図aは上
部駐車テーブルの内固定部材の一部を裁除した斜
視図、第6図bは同じく可動部材の一部を裁除し
た斜視図である。 1……下部駐車スペース、2……上部駐車テー
ブル、21……固定部材、213……対向片、2
14a……枢支ボス、215a……第1の固定滑
車、215b……第2の固定滑車、216……揺
動杆、217……可動滑車、219,225……
ストツパ部、22……可動部材、222……両側
壁板、226……揺動杆逃がし部、228……案
内軌条部材、229……後輪係留孔、3……支
柱、4……支持梁部材。
Claims (1)
- 下部駐車スペース1と、支柱3と該支柱3で横
設された支持梁部材4と、該支持梁部材4や前記
支柱3に平設した横断面形で比較的短尺の固定
部材21と、該固定部材21の対向片213の各
前部内面に枢支した対をなす第1の固定滑車21
5aおよび対をなす第2の固定滑車215bと、
これら各固定滑車215a,215b上で移動す
る一対の案内軌条部材228および後輪係留孔2
29を有し、かつ前記固定部材21内に移動可能
に設けた可動部材22と、前記第1の固定滑車2
15aの枢支ボス214aに中間部分を枢支した
揺動杆216と、この揺動杆216を逃がすため
に前記一対の案内軌条部材228の各先端付近に
設けた揺動杆逃がし部226と、前記の揺動杆2
16の先端に係合して可動部材22の引出し量を
制限するストツパ部225と、可動部材22の押
し込み量を制限するストツパ部219とをそれぞ
れ具備してなる上部駐車テーブル2を備えたこと
を特徴とする自転車の立体駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490285U JPH0247146Y2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490285U JPH0247146Y2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61189938U JPS61189938U (ja) | 1986-11-26 |
JPH0247146Y2 true JPH0247146Y2 (ja) | 1990-12-12 |
Family
ID=30615626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7490285U Expired JPH0247146Y2 (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0247146Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-20 JP JP7490285U patent/JPH0247146Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61189938U (ja) | 1986-11-26 |
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