JPH0246524Y2 - - Google Patents

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JPH0246524Y2
JPH0246524Y2 JP8205686U JP8205686U JPH0246524Y2 JP H0246524 Y2 JPH0246524 Y2 JP H0246524Y2 JP 8205686 U JP8205686 U JP 8205686U JP 8205686 U JP8205686 U JP 8205686U JP H0246524 Y2 JPH0246524 Y2 JP H0246524Y2
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lever
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は貯水槽内に所定水位となるように注水
を行なうためのボールタツプに関する。
〔従来の技術〕
貯水槽例えば水洗トイレのタンクにはボールタ
ツプが備えられ、貯水槽内の水位が所定水位とな
るように給水を行なつている。
このボールタツプは、弁体を収容した弁箱と、
該弁体の作動を行なう浮玉付レバーを備えてお
り、貯水槽内の水位が上昇してくると浮玉が浮き
上がり、弁体を弁座に押し付けて止水をなす。
ところで、例えば水道水を給水源とする場合な
どには給水水圧が地域によつて異なるのが通常で
ある。また、環境条件の変化等によつても水圧が
変わることがある。そのため、所定水位となるよ
うに給水をなすためには、弁体の弁座への押付力
を調整できるようにボールタツプを構成しておく
必要がある。このために、浮玉付レバーとは別体
の腕部を、該レバーの上方又は下方に設けると共
に、この腕部にねじ軸を設け、このねじ軸の腕部
とレバー部との連結長さを調節することにより、
レバーの角度を調整するようにしている。
これを第5図を参照して説明すると、符号10
は弁箱であつて、その内部に仕切部12が設けら
れ給水口14側と流出口16側とを隔てている。
この仕切部12には開口18が設けられ、開口1
8の一端側に弁体20が着座可能とされている。
この弁体20は浮玉22付きレバー24及び腕部
26によつて作動がなされる。レバー24は弁箱
10と一体のレバー取付部28にピン30を介し
て枢支されている。腕部26はその基端側が弁箱
10と一体の腕取付部32にピン34を介して枢
支されており、腕部26の先端側にはねじ軸36
が設けられている。すなわち腕部26の先端側は
枠部26aとなつており、この枠部26aを貫通
するようにねじ軸36が設けられている。なお枠
部26aはねじ軸36を単に通過させるように保
持している。そして、枠部26aの枠内部にはね
じ軸36に螺合するナツト38が配設され、浮玉
22の浮力がレバー24、ねじ軸36、ナツト3
8を介して腕部26に伝えなれ、挺子の原理によ
つて腕部26がプランジヤ40を押し上げて弁体
20を開口16の下面側に密着させる。第5図の
符号42は手洗管を示す。
しかして、前記の如くボールタツプにおいては
浮玉付レバーの止水角度を調節することがある
が、この第5図のボールタツプにおいてナツト3
8を回してねじ軸36を突出又は後退させ、レバ
ー24と腕部26との開き角度を調整する。即
ち、給水圧が低い場合にはナツト36を正転さ
せ、ねじ軸36を引つ込める。そうすると、同一
水位における浮玉22の浮賄が小さくなり、弁体
20が弱い力で開口18の弁座に当接するように
なる。逆に、給水圧が高い場合には、ナツト38
を逆転させねじ軸36を突出させる。そうすると
所定水位における浮玉22の浮力が増大し、弁体
20が強い力で開口18の弁座に当接し、止水が
行なわれる。
第6図ないし第8図は異なる従来例を説明する
断面図である。第6図において、弁箱10は仕切
部12と開口18を有し、開口18の下面側に弁
体20が着座可能とされている。この弁体20は
プランジヤ40を介して作動されるものであり、
プランジヤ40の下端は第1のレバー48と第2
のレバー50を介して浮玉22の浮力を伝達され
る。なお符合25は浮玉支持棒であり、その基端
側は取付部52に埋め込まれており、この取付部
52はピン54によつて第2のレバー50の先端
に枢支されている。第2のレバー50はこのピン
54を設けた部分から上方に湾曲しており、この
湾曲した部分が腕部56となつている。腕部56
の先端には挟持片58,60が設けられており、
ねじ軸36が両挟持片58,60を貫通して設け
られている。ねじ軸36の先端は、第6図−
線に沿う断面図である第7図に示す如く、リング
形係止部36aとなつており、このリング形係止
部36a内に浮玉支持棒25が挿通されている。
ねじ軸36にはナツト38が螺合しており、この
ナツト38を回すことによりねじ軸36の突出長
さを変更し、支持棒25と腕部56との開き角度
を調節できるようになつている。
また第8図に示す従来例においては、ねじ軸3
6はその先端側が取付部52に固着されており、
ナツト38を回すと挟持片58からのねじ軸36
の突出長さが変わり、これによつて腕部56と浮
玉支持棒25との開き角度を調節できるようにな
つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のボールタツプにおいては、ナツト3
8が緩み易く、浮玉付レバーの角度が調整した角
度からずれてくることがある。その対策として、
第5図に示す如く、ねじ軸36にスプリングワツ
シヤ44を介してロツクナツト46を締め込むこ
とが行なわれているが、万全の対策とは言い難
い。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の貯水槽用ボールタツプは、腕部とレバ
ーとの開き角度を調整するためのナツトが回転止
めされるように、ナツト回転止部材を腕部に装着
したものである。このナツトは、その周面に凹又
は凸部が設けられている。また、この腕部は、腕
部が差し込まれる2対の脚部、この脚部先端に設
けられた抜け止め用の爪部、前記腕部に差し込ま
れた際に同じ側に位置する脚部同志をアーチ状に
橋絡しているアーチ部、及び、該アーチ部の内周
面に設けられており前記ナツトの凹又は凸部に係
合する係止部が一体に設けられたものである。
〔作用〕
本考案の貯水槽用ボールタツプにおいては、浮
玉付レバーの角度調整をなすためにねじ軸のナツ
トを回転させた後、ナツト回転止部材を腕部に装
着することにより、ナツトの回転を確実に防止す
ることができる。これにより、浮玉付レバーの角
度が調整済の角度からずれることが完全に防止さ
れる。また、ナツト回転止部材はその装着及び取
り外しが容易であり、ボールタツプ据付後の浮玉
付レバーの角度調節も容易に行なえる。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る貯水槽用ボール
タツプの腕部先端部分の組立構成を示す斜視図、
第2図はナツト回転止め部材の構成を示す断面
図、第3図はナツト回転止め部材を装着した状態
を示す側面図、第4図は第3図−線に沿う断
面図である。
図示の如く、本考案はナツト回転止め部材を腕
部に装着したものであるが、本実施例において、
ナツト回転止め部材は2対の脚部62〜68が基
盤部70から延出しており、かつ脚部62と66
及び64と68のアーチ状に連結するアーチ部7
2,74;アーチ部72,74の内面側に突設さ
れた係止部76,78;並びに各脚部62〜68
の先端の対向面側に突設された爪部80〜86を
備えて構成されている。また基盤部70はねじ軸
36が挿通される開口87が突設されている。
このようなナツト回転止め部材88は、腕部2
6の先端に設けられている枠部26aに上側から
装着され、係止部76,78がナツト38の周面
に設けられた溝38aに係合し、ナツト38の回
り止めを行なう。なお爪部80〜86はそれぞれ
枠部26aの下面側に回り込み、ナツト回転止部
材88の枠部26aからの抜け出しを防止してい
る。
このナツト回転止め部材88は、予めナツト3
8を回転させ、レバー24が所定角度となるよう
に設定した後に腕部26先端に装着する。ナツト
38は、溝38aと係止部76,78の係合によ
りその回り止めが確実に防止され、レバー24の
設定角度をその状態に確実に保持する。また、ナ
ツト回転止め部材88は第1図に示す如く腕部2
6の先端(枠部26a)に差し込むだけで装着で
き、着脱も自在である。従つてボールタツプ設置
後にレバー24の角度を変更する場合等も極めて
容易にその作業を行なうことができる。
なお上記実施例は第5図の従来例においてナツ
ト回転止め部材88を装着した状態を示すもので
あるが、第6図〜第8図に示した従来例において
もナツト回転止め部材88を装着し、上記と同様
の作用効果を得ることができる。
なおナツト回転止め部材88としては、合成樹
脂や金属等を適宜の弾力性を有するものが好まし
く、金属としては耐食性を有する合金が好まし
い。また、ナツト38は、その周面に溝38aが
多数設けられた円盤形とされているが、六角形等
の多角形としても良い。この場合には、多角形の
角部(凸部)を受け入れる凹部や凸部をアーチ部
に設ければ良い。
第9〜第11図はそのような実施例を示すアー
チ部の断面図である。
第9図の実施例では、アーチ部72,74の内
周面に係止部として凹部90,92が設けられ、
六角形のナツト94の角部がこの凹部90,92
に嵌まり込んで係止がなされている。
第10図の実施例では、アーチ部72,74の
内周面に凸部96,98が係止部として設けら
れ、この凸部96,98が六角形のナツト94の
対向辺部94a,94bに当接し、その回り止め
をなしている。なお、この場合、凸部96,98
の間隔は、該ナツト94の対向辺部94a,94
bの間隔と等しいか又はそれよりも小さくし、凸
部96,98が該対向辺部94a,94bに確実
に当てられるようにするのが好ましい。
第11図の実施例では、アーチ部72,74の
内周面が弦状になつており、この弦状の部分10
0,102が係止部として作用し、六角形のナツ
ト94の対向辺部94a,94bに当接し、その
回り止めをなしている。なお、この場合でも弦状
の部分100,102は、その間隔を該対向辺部
94a,94bの間隔と等しいか又はそれよりも
小さくして確実にナツトと当たるようにするのが
好ましい。
なお、本考案でや、爪部80,82及び84,
86は、それらの間の間隔を腕部26の厚みより
も小さくし、ナツト回転止め部材の確実な抜け止
めを図るのが好ましい。
〔考案の効果〕
以上の通り本考案のボールタツプにおいては、
浮玉付レバーの角度調節をなすナツトの回転が確
実に防止されるようになり、該レバーの角度が設
定角度からずれることが完全に防止される。また
ナツト回転止部材の装着及び取り外しも極めて容
易かつ迅速に行なうことができるから、浮玉付レ
バーの角度調節作業をも極めて簡単に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るボールタツプの
要部構成を示す斜視図、第2図はナツト回転止め
部材の断面図、第3図はナツト回転止部材を装着
した状態の腕部先端部分の側面図、第4図は第3
図−線に沿う断面図、第5図は従来例に係る
ボールタツプを示す断面図、第6図ないし第8図
の各図は異なる従来例を説明する断面図である。
また第9図、第10図及び第11図は異なる実施
例を示す要部断面図である。 10……弁箱、20……弁体、22……浮玉、
24……レバー、26……腕部、36……ねじ
軸、38……ナツト、42……手洗管、62,6
4,66,68……脚部、72,74……アーチ
部、76,78……係止部、80,82,84,
86……爪部、88……ナツト回転止め部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弁箱内に設けられた弁体の作動用の浮玉付レバ
    ーと、 該レバーの上方又は下方に配置された腕部と、 該腕部とレバーとの間を連絡するように設けら
    れたねじ軸及び該ねじ軸に螺合するナツトよりな
    るレバー止水角度調整部材と、 を有する貯水槽用ボールタツプにおいて、 前記ナツト周面には凹又は凸部が形成されてお
    り、 前記腕部に差し込まれる2対の脚部、該脚部先
    端に設けられた抜け止め用爪部、前記腕部に差し
    込まれた際に同じ側に位置する脚部同志をアーチ
    状に橋絡しているアーチ部、及び、該アーチ部の
    内周面に設けられており前記ナツトの凹又は凸部
    に係合する係止部が一体に設けられたナツト回転
    止め部材を前記腕部に装着してあることを特徴と
    する貯水槽用ボールタツプ。
JP8205686U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0246524Y2 (ja)

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