JP3604783B2 - 分水栓とその取付方法 - Google Patents
分水栓とその取付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3604783B2 JP3604783B2 JP17908495A JP17908495A JP3604783B2 JP 3604783 B2 JP3604783 B2 JP 3604783B2 JP 17908495 A JP17908495 A JP 17908495A JP 17908495 A JP17908495 A JP 17908495A JP 3604783 B2 JP3604783 B2 JP 3604783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- jig
- stop
- mounting
- branch pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、内部に止水用止めこまを有し、耐震性に優れた分水栓及び該分水栓の取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の止めこまを有する水道用分水栓(甲形)として、例えば図16に示すものが知られている。この分水栓01は上胴02、下胴03、止めナット04、袋ナット05、止めこま06、パッキン07,08,09、およびソケット010等から構成されている。下胴03の下部外周におねじ011が設けられ、上部外周には上胴02を取付けるためのおねじ012が設けられている。内周には止めこま06と螺合するめねじ013と、止めこま06と接し止水する止水面014が設けられている。上胴02の下部内周に下胴03のおねじ012と螺合するためのめねじ015が設けられ、またその上部には止めこま06と螺合するめねじ016が上端面まで設けられている。上胴02の上部外周におねじ017が設けられ、止めナット04が螺合して取付けられている。上胴02の中央側部には横枝管取付部018が設けられ、該取付け部の外周のおねじ019には袋ナット05が螺合して取付けられている。
【0003】
取付けに際しては、水道用本管020の管天に図示しない穿孔機により分岐口021を形成した後、めねじを切り分水栓01の下胴03のおねじ011を螺合して接合する。このとき下胴03のめねじ013に止めこま06が螺合して下限に位置し、本管020からの止水を行う。このような方法により本管020に不断水下で分水栓の下胴03を取付けた後、上胴02のめねじ015を下胴03のおねじ012に螺合して取付ける。そして横枝管取付部018のソケット010に横枝管023を取付けた後、止めこま06をめねじ016に沿って上昇させて上限に位置させ、止めナット04部の止水をする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この分水栓01においては、下胴03と上胴02を止めこま06が上下するには、下胴と上胴のねじ山の溝が合っていないと止めこまが上下できないので、下胴に対する上胴の取付けに際し、ねじ山を合わす必要があり、取付け作業が煩雑となるという問題点があった。
【0005】
そこでこの発明は、前記のような従来の問題点を解決し、ねじ山を合わす必要がなくて取付け作業を効率的に行うことができる分水栓とその取付方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1の発明の分水栓は、直線状の軸線をもち、上下端開口の単一の中空体からなる胴を具えている。胴は軸線と直交する側部に横枝管取付部を有し、下端部外周に分岐用金具の袋ナットと螺合するおねじを設けているとともに、下端部から上端部の内周にめねじを設け、このめねじに止水用止めこまを螺合し、この止めこまの外周に環状のテーパ部を設け、このテーパ部が止水時に当接する内向き環状突部を胴の下端部内周に設けている。請求項2の発明の分水栓は、請求項1において、横枝管取付部にソケットを、横枝管取付部の内周とソケットの外周との間にゴム輪を介装して挿入するとともに、該ソケットを横枝管取付部の軸線に対して傾動可能に袋ナットで締め付けている。
【0007】
請求項3の発明の分水栓の取付方法は、請求項1の分水栓の取付方法であって、胴の下端部側おねじを本管の分岐口に取付けた分岐用金具に螺合して装着した後、胴のめねじに螺合した止めこまを操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部を環状突部に当接させて止水した後、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明の分水栓の取付方法は、請求項1の分水栓の取付方法であって、外筒と該外筒内に摺動可能に嵌入された拡径軸とを有し、該拡径軸の下端部が大径の拡径ヘッドに形成され、かつ該ヘッドによって拡径可能なゴム筒が外筒の下端部に設けられた止水治具と、上下端開口の軸孔を有し、該軸孔を開閉するボール弁が設けられた分岐用金具取付治具とを具えている。この取付治具の軸孔に挿入される拡径治具による拡径終了後、該拡径治具を引き抜くとともに、取付治具の軸孔の上端開口部から分岐用金具を経て本管内に止水治具をボール弁を開いて挿入し、拡径ヘッドでゴム筒を拡径して拡径部の内面に圧接させることにより止水のための栓がされた状態にし、次に止水治具の上方から胴を差し込んで、胴の下端部側おねじを分岐用金具に螺合して装着し、胴の横枝管取付部に蓋を取付けるとともに、上下端開口の本体内にボール弁を有する弁部材を同様に止水治具の上方から差し込んで、弁部材の本体の下端部側めねじを胴の上端部側おねじに螺合して装着し、止水治具を弁部材のボール弁の上まで引き上げた後、該ボール弁を閉めたうえ止水治具を引き抜き、次に弁部材の本体の上端部側から止めこまをボール弁の上方まで挿入するとともに、ボール弁を開いて止めこまをさらに下方に挿入し、胴のめねじに螺合して操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部を胴の環状突部に当接するまで締め付けて止水し、この止めこまによる止水状態で蓋を外し、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを胴の上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明の分水栓の取付方法は、請求項1の分水栓の取付方法であって、本管の分岐口に取付けた分岐用金具に円板状パッキンを装着するとともに、該パッキンの上方から上下端開口の押え部材を分岐用金具に螺合して締め付け治具で締め付けながら押圧し、該パッキンの中央部にワイヤの一端を取付け、このワイヤの他端を胴の横枝管取付部に取付けた蓋から引き出し可能に貫通させ、そのうえで胴を分岐用金具に螺合して該胴の下端に形成した切断刃でパッキンの周縁部を切断し、この切断したパッキンをワイヤの引き出しによって横枝管取付部まで引き上げた後、胴のめねじに螺合した止めこまを操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部を胴の環状突部に当接するまで締め付けて止水し、この止めこまによる止水状態で蓋を外し、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを胴の上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1ないし図3はこの発明の第1の実施の形態であり、この実施の形態により流体管等の本管1の分岐口2に分水栓3が分岐用金具4を介して取付けられた状態が図1に示されている。図2は分水栓の正面図である。
【0011】
分岐用金具4は袋ナット6とゴム輪7とスリーブ8から構成されている。9は図示しない拡径治具により形成された拡径部である。分水栓3は直線状の軸線をもち、上下端開口の単一の中空体からなる胴10を具えている。胴10は軸線と直交する側部に横枝管取付部11を有し、下端部外周に袋ナット6のめねじ12と螺合するおねじ13が設けられているとともに、下端部から上端部の内周にめねじ15が設けられ、このめねじに止水用止めこま16が螺合されている。止めこま16の外周に環状のテーパ部17が設けられ、このテーパ部が止水時に当接する内向き環状突部18が胴10の下端部内周に設けられている。19は止めこま16の上面に設けられた操作治具用係合凹部、20は胴10の下端とスリーブ8の上端フランジ面に介装されたパッキンである。胴10の上端部外周におねじ21が設けられ、このおねじにパッキン22を介装して袋ナット23が螺合されている。胴10のおねじ13,21が設けられていない中間部外周には胴10を分岐用金具4の袋ナット6に取付ける際に回転させるための回転治具(例えばスパナ)が取付けられるナット形状面25に形成されている(図2)。
【0012】
横枝管取付部11の外周におねじ26が設けられている。27は横枝管28取付用のソケットであり、一端フランジ面27aを取付部11の先端フランジ面11aにパッキン29を介装して当接され、かつその接合部がおねじ26に螺合された袋ナット30により締め付け固定されている。
【0013】
前記のような分水栓3の断水下で行う取付け手順を説明する。まず、本管1の分岐口2に取付けられた分岐用金具4に分水栓3を取付ける。すなわち、分岐用金具4の袋ナット6のめねじ12に分水栓3胴10のおねじ13を螺合して装着した後、胴10のめねじ15に螺合した止めこま16を上端開口部から挿入する図示しない操作治具の下端部を係合凹部19に係合させて下端部側へ回転移動し、テーパ部17を環状突部18に当接させる。これにより胴10の下端開口が閉鎖され、止水された状態となる。次に、横枝管取付部11に袋ナット30を介して取付けられたソケット27に横枝管28を取付け、その後、止めこま16を上端部側へ回転移動し、その上端面をパッキン22に当接させる。これにより胴10の上端開口が閉鎖され、分岐工事は終了する。
【0014】
分水栓3の取付け手順を不断水下で行う場合について図3,4を参照して説明する。この場合には本出願人が特願平6−252024号で提案した止水治具と分岐用金具取付治具を用いる。止水治具32は図3に示すように外筒33と該外筒内に摺動可能に嵌入された拡径軸34とを有している。拡径軸34の下端部は大径の拡径ヘッド35に形成されている。外筒33の下端部には拡径ヘッド35によって拡径可能なゴム筒36が設けられている。37は拡径軸34の上端部外周に形成されたおねじで、該おねじには調整ナット38がワッシャ39を介して螺合されている。調整ナット38は回転することにより拡径軸34を外筒33に対して上下動させることができるようになっている。40はパッキンである。分岐用金具取付治具42は図4に示すように螺合により連結された上部材43と下部材44からなっている。取付治具42の中心部には上下端開口の軸孔45が設けられ、かつ内部には軸孔45を開閉するボール弁46が設けられている。
【0015】
取付けに際しては、取付治具42の軸孔45に挿入される図示しない拡径治具による拡径終了後、該拡径治具を引き抜くとともに、分岐用金具4のナット6に下端部おねじ48が螺合して取り付けられた状態の取付治具42の軸孔45の上端開口部から図4のように止水治具32を差し込み、ボール弁46を開いてさらに分岐用金具4を経て本管1内の拡径部9より突出した位置となるように挿入する。そして、調整ナットにより38により拡径軸34を引き上げて、拡径ヘッド35でゴム筒36を拡径して拡径部9の内面に圧接させる。これにより分岐口2部は止水のための栓がされた状態になる。しかる後、図3のように止水治具32の上方から分水栓3の胴10を差し込んで、胴10の下端部側おねじ13を分岐用金具4のナット6のめねじ12に螺合し、下端面でパッキン50を押圧するようにして装着する。分水栓3の装着後、胴10の横枝管取付部11に蓋51をパッキン52を介して取付ける。
【0016】
また、上下端開口の本体54内にボール弁55を有する弁部材56を同様に止水治具32の上方から差し込み、本体54の下端部側めねじ57を胴10の上端部側おねじ21に螺合して装着する。弁部材56の装着後、止水治具32を弁部材56のボール弁55の上まで引き上げ、該ボール弁を閉めて止水治具32を引き抜く。止水治具32を引き抜いた後、弁部材56の本体54の上端部側から止めこま16をボール弁55の上方まで挿入するとともに、該ボール弁を開いてさらに下方に挿入し、胴10のめねじ15に螺合させて前記のように操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部17を胴10の環状突部18に当接するまで締め付ける。環状突部18への当接により胴10の下端開口が閉鎖され、止水された状態となる。この止めこま16による止水状態で蓋51を外し、前記のように横枝管取付部11に横枝管28を取付ける。その後、弁部材56を胴10から外すとともに、該胴の上部にパッキン22、袋ナット23を装着して、止めこま16を上端部側へ回転移動することにより胴10の上端開口が閉鎖され、分岐工事は終了する。尚、60,61,62はパッキン、63はボール弁55を回転操作するためのハンドル取付部、64は本体54の上端部おねじ65に螺合された袋ナットである。
【0017】
図5ないし7は横枝管取付部11に取付けられたソケット部の変形した例であり、この例は横枝管取付部11にソケット68を、横枝管取付部11の内周とソケット68の外周との間にゴム輪69を介装して挿入するとともに、該ソケット68を横枝管取付部11の軸線に対して傾動可能に袋ナット30で締め付けている点において、第1の実施の形態と相違し、そのほかの構成はほぼ同じになっている。ゴム輪69は図7のように取付前の自由状態でフランジ70と反対側の端部が内向きの環状突部71に形成されており、該突部が取付状態となると反転して外向きに圧接されるようになっている。また、ゴム輪69のフランジ70とソケット68のフランジ72は互いに接して取付部11の先端フランジ面とナット30の先端フランジ30aとにより挾持された形になっている。ソケット68をこのように取付けると横枝管28に曲げが働き分水栓3に横方向の力が加わったとき図6のように横枝管取付部11でのソケット68が傾動して力を吸収することが可能となり、接続部からの漏水の発生をなくしたり、分水栓3の取付け部が座屈するということがない。
【0018】
図8ないし10は横枝管取付部11に取付けられたソケット部のさらに別の変形例であり、この例は前記例と類似の構成を有し、横枝管取付部11にソケット75を、横枝管取付部11の内周とソケット75の外周との間にゴム輪76を介装して挿入するとともに、該ソケット75を横枝管取付部11の軸線に対して傾動可能に袋ナット77で締め付けている点において、第1の実施の形態と相違し、そのほかの構成はほぼ同じになっている。ゴム輪76は図10のように取付前の自由状態でフランジ78と反対側の端部が内外向きの環状突部79に形成されており、該突部が取付状態となると内向きも含めて全て外向きになって圧接されるようになっている。また、ゴム輪76のフランジ78とソケット75のフランジ80は互いに接して取付部11の先端フランジ面とスプリング81により押圧されるワッシヤ82とにより挾持された形になっている。83はナット77の先端部に取り付けられた土砂流入防止カバーである。ソケット75をこのように取付けるとソケット75の伸縮(移動)を許容し、かつ前記の例と同様な作用効果が期待できる。
【0019】
図11ないし15はこの発明の第2の実施の形態である。この実施の形態の分水栓3の取付けに際しては、まず、本管1の分岐口2に取付けた分岐用金具4のスリーブ8の上端フランジの上に円板状パッキン86を挿入して装着するとともに、該パッキンの上方から上下端開口の筒状の押え部材87をその外周に形成したおねじ88をナット6に螺合して図示しない締め付け治具で締め付けながら押圧して図11のように取付ける。この締め付け治具による締め付けに際しては、押え部材87の内周に設けるスプライン89に締め付け治具のスプラインを係合して行う。締め付け後、パッキン86の中央部に設けたワイヤ取付け部91にワイヤ92の一端を取付ける。図11ではさらにその上から保護ボルト93がナット6に螺合され、該ボルトの上面に地上からの検知により埋設された本管における分岐部を確認するための被検知板取付け用の凹所94が形成されているが、ここではその説明は省略する。
【0020】
ワイヤ取付け部91に一端が取付けられたワイヤ92の他端を胴10の横枝管取付部11に取付けた蓋96の止水ゴム97の孔から引き出し可能に貫通させ、そのうえで胴10の下端部おねじ13をナット6に螺合する。胴10の下端には図12に示すように切断刃98が形成されており、この刃で前記螺合によりパッキン86の周縁部を切断する。パッキン86には予め切断し易いように環状溝99が周縁部に切り込んである。そして、この切断したパッキン86をワイヤ92の引き出しによって図14のように横枝管取付部11まで引き上げた後、胴10のめねじ15に螺合した止めこま16を前記のように図示しない操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部17を胴10の環状突部18に当接するまで締め付ける。環状突部18への当接により胴10の下端開口が閉鎖され、止水された状態となる。この止めこま16による止水状態で蓋96を外し、前記のように横枝管取付部11に横枝管28を取付ける。その後、止めこま16を上端部側へ回転移動することにより胴10の上端開口が閉鎖され、分岐工事は終了する。
【0021】
前記のように最も好ましい第1の実施の形態と第2の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は好ましい一例を挙げたにすぎず、この発明はこれら実施の形態に限るものではなく、請求項に記載した事項の範囲の分水栓とその取付方法にまで技術的範囲が及ぶことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明は前記のように直線状の軸線をもち、上下端開口の単一の中空体からなる胴を具た構成からなり、従来のように上胴と下胴からなるものでないため、従来のようにねじ山を合わす必要がなくて取付け作業を効率的に行うことができる。請求項2の発明は横枝管取付部に取り付けた横枝管に横方向からの大きな曲げ、引っ張り等の力が働いても、傾動するソケットにより横枝管が屈曲、伸縮するので、接続部からの漏水の発生をなくすことができるとともに、分水栓の取付け部の座屈も防止することができる。請求項3ないし5の発明は請求項1の分水栓を断水下、又は不断水下において容易に取付けることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態で、流体管等の本管の分岐口に分水栓が分岐用金具を介して取付けられた状態を示す縦断正面図である。
【図2】分水栓の正面図である。
【図3】止水治具を使用中の作用説明用縦断正面図である。
【図4】取付治具を使用中の作用説明用縦断正面図である。
【図5】横枝管取付部に取付けられたソケット部の変形例を示す縦断正面図である。
【図6】図5の作用説明用縦断正面図である。
【図7】ゴム輪の半部破断の正面図である。
【図8】横枝管取付部に取付けられたソケット部のさらに別の変形例を示す縦断正面図である。
【図9】図8の作用説明用縦断正面図である。
【図10】ゴム輪の半部破断の正面図である。
【図11】この発明の第2の実施の形態で、流体管等の本管の分岐口に取り付けられた分岐用金具等を示す縦断正面図である。
【図12】分水栓の胴の縦断正面図である。
【図13】作用説明用縦断正面図である。
【図14】作用説明用縦断正面図である。
【図15】作用説明用縦断正面図である。
【図16】従来の例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 本管 2 分岐口
3 分水栓 4 分岐用金具
6 袋ナット 10 胴
11 横枝管取付部 16 止めこま
17 テーパ部 18 環状突部
27 ソケット 28 横枝管
32 止水治具 33 外筒
34 拡径軸 35 拡径ヘッド
36 ゴム筒 38 調整ナット
42 分岐用金具取付治具 46 ボール弁
54 本体 55 ボール弁
56 弁部材 86 環状パッキン
87 押え部材 92 ワイヤ
98 切断刃
Claims (5)
- 流体管等の本管の分岐口に分岐用金具を介して装着されるものであって、直線状の軸線をもち、上下端開口の単一の中空体からなる胴を具え、この胴は軸線と直交する側部に横枝管取付部を有し、下端部外周に前記分岐用金具の袋ナットと螺合するおねじを設けているとともに、下端部から上端部の内周にめねじを設け、このめねじに止水用止めこまを螺合し、この止めこまの外周に環状のテーパ部を設け、このテーパ部が止水時に当接する内向き環状突部を前記胴の下端部内周に設けたことを特徴とする分水栓。
- 横枝管取付部にソケットを、横枝管取付部の内周とソケットの外周との間にゴム輪を介装して挿入するとともに、該ソケットを横枝管取付部の軸線に対して傾動可能に袋ナットで締め付けてなる請求項1記載の分水栓。
- 請求項1の分水栓の取付方法であって、胴の下端部側おねじを本管の分岐口に取付けた分岐用金具に螺合して装着した後、胴のめねじに螺合した止めこまを操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部を環状突部に当接させて止水した後、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特徴とする分水栓の取付方法。
- 請求項1の分水栓の取付方法であって、外筒と該外筒内に摺動可能に嵌入された拡径軸とを有し、該拡径軸の下端部が大径の拡径ヘッドに形成され、かつ該ヘッドによって拡径可能なゴム筒が外筒の下端部に設けられた止水治具と、上下端開口の軸孔を有し、該軸孔を開閉するボール弁が設けられた分岐用金具取付治具とを具え、この取付治具の軸孔に挿入される拡径治具による拡径終了後、該拡径治具を引き抜くとともに、取付治具の軸孔の上端開口部から分岐用金具を経て本管内に止水治具を前記ボール弁を開いて挿入し、拡径ヘッドでゴム筒を拡径して拡径部の内面に圧接させることにより止水のための栓がされた状態にし、次に止水治具の上方から胴を差し込んで、胴の下端部側おねじを分岐用金具に螺合して装着し、胴の横枝管取付部に蓋を取付けるとともに、上下端開口の本体内にボール弁を有する弁部材を同様に止水治具の上方から差し込んで、弁部材の本体の下端部側めねじを胴の上端部側おねじに螺合して装着し、止水治具を弁部材のボール弁の上まで引き上げた後、該ボール弁を閉めたうえ止水治具を引き抜き、次に弁部材の本体の上端部側から止めこまをボール弁の上方まで挿入するとともに、ボール弁を開いて止めこまをさらに下方に挿入し、胴のめねじに螺合して操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部を胴の環状突部に当接するまで締め付けて止水し、この止めこまによる止水状態で蓋を外し、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを胴の上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特徴とする分水栓の取付方法。
- 請求項1の分水栓の取付方法であって、本管の分岐口に取付けた分岐用金具に円板状パッキンを装着するとともに、該パッキンの上方から上下端開口の押え部材を分岐用金具に螺合して締め付け治具で締め付けながら押圧し、該パッキンの中央部にワイヤの一端を取付け、このワイヤの他端を胴の横枝管取付部に取付けた蓋から引き出し可能に貫通させ、そのうえで胴を分岐用金具に螺合して該胴の下端に形成した切断刃でパッキンの周縁部を切断し、この切断したパッキンをワイヤの引き出しによって横枝管取付部まで引き上げた後、胴のめねじに螺合した止めこまを操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部を胴の環状突部に当接するまで締め付けて止水し、この止めこまによる止水状態で蓋を外し、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを胴の上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特徴とする分水栓の取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17908495A JP3604783B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 分水栓とその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17908495A JP3604783B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 分水栓とその取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932049A JPH0932049A (ja) | 1997-02-04 |
JP3604783B2 true JP3604783B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=16059808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17908495A Expired - Lifetime JP3604783B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 分水栓とその取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3604783B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4276014B2 (ja) * | 2003-07-04 | 2009-06-10 | ヨネ株式会社 | 分水栓 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17908495A patent/JP3604783B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0932049A (ja) | 1997-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2803383B2 (ja) | 高圧流体用継手 | |
CA2661948C (en) | Adjustable locking spout shank | |
CA1302455C (en) | Flush valve/flush tube connection | |
US5580099A (en) | Quick connect/disconnect coupling | |
SK145199A3 (en) | Pipe clamp | |
US4598731A (en) | Valve assembly for placement over a capped, stub-out which is under water pressure in a dwelling | |
JP7541402B2 (ja) | フランジ補強具の設置方法 | |
JPS5810636B2 (ja) | 主導管に分岐管を取付けるための継手 | |
JP3604783B2 (ja) | 分水栓とその取付方法 | |
US20220396935A1 (en) | Adjustable fluidic coupling | |
NZ505216A (en) | Method of interconecting an end of a pipe with a hollow structure having a screw threaded tubular inlet to form a joint , with first and second seals , the second seal between tubular inlet and pipe end , pipe end distorted outward | |
JP3824629B2 (ja) | 物品の取付構造 | |
JP2849076B2 (ja) | 管継手 | |
JP4451579B2 (ja) | 配管継手及びその施工方法 | |
JPH04151090A (ja) | 不断水型サドル分水栓の交換並びに拡孔工法およびその止水具 | |
JP2003083495A (ja) | 接続口部の止水構造 | |
JPH07217784A (ja) | 分岐口の閉塞装置およびその装着装置 | |
CA2146081C (en) | Threaded valve with safety joint | |
JP2000227186A (ja) | 管の固定装置 | |
JP2827099B2 (ja) | 上水道管用開口先端部の仮止水栓 | |
JP2552794B2 (ja) | 分水栓、その取付方法及び装置 | |
JPH0731032Y2 (ja) | 離脱防止機能を有する管継ぎ手 | |
JPH08334184A (ja) | ボールバルブ | |
JPH08233171A (ja) | 離脱防止管継手とその接合方法 | |
JP3035412U (ja) | 水道管の清掃用バルブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040930 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071008 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |