JP2003083495A - 接続口部の止水構造 - Google Patents

接続口部の止水構造

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JP2003083495A
JP2003083495A JP2001277021A JP2001277021A JP2003083495A JP 2003083495 A JP2003083495 A JP 2003083495A JP 2001277021 A JP2001277021 A JP 2001277021A JP 2001277021 A JP2001277021 A JP 2001277021A JP 2003083495 A JP2003083495 A JP 2003083495A
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packing
connection
connection port
pipe
water
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JP2001277021A
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Noriatsu Kojima
徳厚 小島
Yozo Kako
洋三 加古
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Abstract

(57)【要約】 【課題】嵩張ることなく、構成部品点数を抑えて、接続
口部を確実に止水して閉塞させることができ、また、接
続口部の閉塞作業や閉塞後の接続管の接続作業も容易な
接続口部の止水構造を提供すること。 【解決手段】接続口部2は、先端側の内周面に、半径方
向内方へ突出する段差部2aを備える。接続口部2の閉
塞は、段差部2aの段差面2bに係止させるパッキン1
5と、蓋材22と、を使用する。蓋材22は、パッキン
15の内周面に圧接可能として、外周面に雄ねじ23a
を配設させた筒部23と、筒部23の内周側を閉塞する
底壁部24と、を備える。接続口部2の閉塞時には、パ
ッキン15を、段差面2bに係止させて接続口部2に組
み付けた状態で、筒部23を回しつつ、パッキン15に
蓋材22をねじ込んで、接続口部2を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水用配管の管継
手等における接続口部を塞ぐための接続口部の止水構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排水用配管、例えば、集合住宅等
の排水管継手には、立て管を接続させる立て管接続口部
や横枝管を接続させる横枝管接続口部が設けられてい
た。また、横枝管接続口部を複数設けた排水管継手にお
いては、将来的に接続させる横枝管を考慮して、全ての
横枝管接続口部に横枝管を接続させず、所定の横枝管接
続口部に閉塞部材を装着して、その横枝管接続口部を閉
塞させておく場合があった。
【0003】そして、これらの接続口部に対して、閉塞
部材を装着する場合には、従来、接続口部に挿入させる
横枝管等と略同等の外径寸法として内周を閉塞させた管
体を、閉塞部材として、その閉塞管体部材を接続口部に
挿入させていた。
【0004】なお、これらの接続口部の内周面には、立
て管や横枝管を挿入させて接続させる際のシール性を確
保するために、略円筒状のパッキンが配設され、パッキ
ンの内周面には、挿入する管の外周面に圧接されて、シ
ール性を高めるための薄肉のリップ部が、一条若しくは
複数条、設けられていた。さらに、パッキンのリップ部
は、接続口部に挿入させる管の挿入作業が容易で、か
つ、シール性を一層良好にするように、接続口部の元部
側内方へ傾斜して設けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排水用配管の
管路において、満水試験を行なうような場合には、最小
でも30 kPa程度の水圧や空気圧等の流体圧が加わるこ
とから、閉塞管体部材が抜けないように、その閉塞管体
部材自体の接続口部から突出した部位の外周面を、クラ
ンプ手段で挟持するとともに、そのクランプ手段を、ボ
ルト等の固定手段を使用して、コンクリートスラブ(以
下、単にスラブと言う)に固定していた。
【0006】すなわち、接続口部を閉塞させる構成部品
が、閉塞管体部材の他に、閉塞管体部材の外周面を挟持
するクランプ手段とそのクランプ手段をスラブに固定さ
せる固定手段とが必要となって、構成部品点数が多くな
り、かつ、それらの占めるスペースも広く必要としてい
た。
【0007】勿論、接続口部を閉塞させる構成部品が多
いことから、接続口部の閉塞作業を行なう場合、クラン
プ手段自体のスラブへの固定、接続口部への閉塞管体部
材の挿入、及び、クランプ手段による閉塞管体部材の挟
持、との少なくとも三工程の作業が必要となって、さら
に、クランプ手段自体のスラブへの固定やクランプ手段
による閉塞管体部材の挟持が、それぞれ、複数箇所の固
定手段を操作することもあいまって、大変、手間がかか
っていた。また、閉塞状態の接続口部に新たな配管を接
続させる場合等の接続口部の開口作業も、上記と逆の工
程が必要となって、大変、手間がかかることとなってい
た。
【0008】なお、配管の止水のためのコンパクトな止
水治具として、配管内に挿入させ、円環状のパッキンの
外周面を配管内周面に当接させて、さらに、パッキンを
軸方向に圧縮させるように所定のねじ部材を締め付け、
パッキン外周面を配管内周面に圧接させて、配管の止水
を行うものがある。しかし、このような止水治具を接続
口部の閉塞に使用しようとしても、このような止水治具
は、パッキンの半径方向の外方に働く摩擦力だけで、接
続口部に取り付けられることとなり、さらに、パッキン
自体も弾力性を有するため、接続口部を確実に閉塞して
いるとは言い難く、高い流体圧が作用する場合には、そ
の圧力によって強い勢いで接続口部から飛び出す場合が
あり、危険となることから、好ましくない。
【0009】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、嵩張ることなく、構成部品点数を抑えて、接続口部
を確実に止水して閉塞させることができ、また、接続口
部の閉塞作業や閉塞後の接続管の接続作業も容易な接続
口部の止水構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1番目の
止水構造は、排水用配管における接続管を接続可能な接
続口部が、先端側の内周面に、半径方向内方へ突出する
段差部を備えて、前記接続管との接続時、前記段差部に
おける前記接続口部の元部側方向の段差面に、前記接続
口部の先端面まで覆うように延びる略円筒状の接続用パ
ッキンを、係止させた状態として、前記接続管を挿入
し、前記接続用パッキンによって水密性を確保して、前
記接続管を接続させるように、構成され、前記接続管の
非接続時において、前記接続口部を閉塞する接続口部の
止水構造であって、前記段差部における前記接続口部の
元部側方向の段差面に係止されて、前記接続口部の先端
面まで覆うように延びる略円筒状の止水用パッキンと、
該止水用パッキンの内周面に圧接可能として、外周面に
雄ねじを配設させた筒部と、該筒部の内周側を閉塞する
底壁部と、を有した蓋材と、を備えて、前記止水用パッ
キンを、前記段差面に係止させて前記接続口部に組み付
けた状態として、前記筒部を回しつつ、前記止水用パッ
キンに前記蓋材をねじ込んで、前記接続口部を閉塞する
ことを特徴とする。
【0011】前記止水用パッキンの内周面には、前記蓋
材における前記筒部の前記雄ねじと螺合可能な雌ねじ
を、形成することが望ましい。
【0012】また、前記蓋材の前記筒部は、前記接続口
部への挿入先端側から元部側にかけて、拡径させること
が望ましい。
【0013】さらに、前記止水用パッキンにおける前記
段差部の内周面に位置する部位には、前記段差部内周面
の全周に圧接可能な突条を、設けてもよい。
【0014】本発明に係る第2番目の止水構造は、排水
用配管における接続管を接続可能な接続口部が、先端側
の内周面に、半径方向内方へ突出する段差部を備えて、
前記接続管との接続時、前記段差部における前記接続口
部の元部側方向の段差面に、前記接続口部の先端面まで
覆うように延びる略円筒状の接続用パッキンを、係止さ
せた状態として、前記接続管を挿入し、前記接続用パッ
キンによって水密性を確保して、前記接続管を接続させ
るように、構成され、前記接続管の非接続時において、
前記接続口部を閉塞する接続口部の止水構造であって、
前記接続口部が、前記段差部の内周面に、雌ねじを配設
させて、構成され、前記接続口部の先端面に圧接可能な
略円環状の止水用パッキンと、外周面に前記雌ねじに螺
合可能な雄ねじを配設させた筒部と、該筒部の内周側を
閉塞する底壁部と、前記筒部の端部に配設され、前記止
水用パッキンを介在させて、前記接続口部の先端面に圧
接可能なフランジ部と、を有した蓋材と、を備えて構成
され、前記接続口部の先端面と前記フランジ部との間
に、前記止水用パッキンを介在させ、前記筒部を前記段
差部に螺合させて、前記接続口部を閉塞することを特徴
とする。
【0015】本発明に係る第3番目の止水構造は、排水
用配管における接続管を接続可能な接続口部が、先端側
の内周面に、半径方向内方へ突出する段差部を備えて、
前記接続管との接続時、前記段差部における前記接続口
部の元部側方向の段差面に、前記接続口部の先端面まで
覆うように延びる略円筒状の接続用パッキンを、係止さ
せた状態として、前記接続管を挿入し、前記接続用パッ
キンによって水密性を確保して、前記接続管を接続させ
るように、構成され、前記接続管の非接続時において、
前記接続口部を閉塞する接続口部の止水構造であって、
前記接続口部が、前記段差部の外周面に、雄ねじを配設
させて、構成され、前記接続口部の先端面に圧接可能な
略円環状の止水用パッキンと、内周面に前記雄ねじに螺
合可能な雌ねじを配設させた筒部と、該筒部の内周側を
閉塞するとともに、前記止水用パッキンを介在させて、
前記接続口部の先端面に圧接可能な底壁部と、を有した
蓋材と、を備えて構成され、前記接続口部の先端面と前
記底壁部との間に、前記止水用パッキンを介在させ、前
記筒部を前記段差部に螺合させて、前記接続口部を閉塞
することを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る第1番目の止水構造では、
接続用パッキンを接続口部から取り外して、段差部の段
差面に係止させるように、止水用パッキンを接続口部に
装着し、ついで、筒部を回しつつ、止水用パッキンに蓋
材をねじ込めば、接続口部を容易に閉塞することができ
る。
【0017】そして、閉塞後に、満水試験等の水圧や空
気圧等の流体圧を蓋材が受けても、蓋材は、接続口部に
係止されて抜け止めされた止水用パッキンに、ねじ込ま
れて保持されているため、接続口部から外れず、止水用
パッキンを利用して、接続口部を確実に止水して閉塞し
ておくことができる。
【0018】その後、新たな接続管を接続口部に接続さ
せる場合には、蓋材を回して止水用パッキンから取り外
し、さらに、止水用パッキンを接続口部から取り外した
後、接続用パッキンを接続口部に装着し、新たな接続管
を挿入させれば、接続口部に、容易に、接続管を接続さ
せることができる。また、閉塞後の配管洗浄時にも、蓋
材を回して止水用パッキンから取り外せば、開口した接
続口部を利用して、容易に、洗浄作業を行うことができ
る。
【0019】さらに、この止水構造では、接続口部を閉
塞するための部品が、止水用パッキンと蓋材との少なく
とも二部品で構成できることから、部品点数を抑えるこ
とができるとともに、これらの部品が、接続口部の先端
付近に配置させるだけの部品であることから、嵩張るこ
ともない。
【0020】したがって、本発明に係る第1番目の接続
口部の止水構造では、嵩張ることなく、構成部品点数を
抑えて、接続口部を確実に止水して閉塞させることがで
き、また、接続口部の閉塞作業、あるいは、閉塞後の接
続管の接続作業や洗浄作業も容易となる。
【0021】この場合、請求項2に記載したように、止
水用パッキンの内周面に、蓋材における筒部の雄ねじと
螺合可能な雌ねじを、形成しておけば、蓋材を止水用パ
ッキンの内周側にねじ込んだ際、蓋材の止水用パッキン
への締結強度を高めることができることから、配管内の
流体圧の圧力が高くなっても、一層、確実に、接続口部
を閉塞しておくことができる。
【0022】また、請求項3に記載したように、蓋材の
筒部を、接続口部への挿入先端側から元部側にかけて、
拡径させるように構成すれば、筒部の雄ねじが、テーパ
ねじとなって、止水用パッキンに蓋材をねじ込む際に、
止水用パッキンへの圧接力を高めることができることか
ら、シール性能を向上させることができるとともに、蓋
材の止水用パッキンへの締結強度を高めることができ
る。
【0023】さらに、請求項4に記載したように、止水
用パッキンにおける段差部の内周面に位置する部位に、
段差部内周面の全周に圧接可能な突条を、設けておけ
ば、接続口部に係止させた止水用パッキンに対して、蓋
材をねじ込んだ際、止水用パッキンの突条を接続口部の
段差部内周面に圧接させることができるため、止水用パ
ッキンと接続口部内周面との水密性(シール性)を高め
ることができる。
【0024】本発明に係る第2番目と第3番目との止水
構造では、接続用パッキンを接続口部から取り外して、
接続口部の先端面と、蓋材のフランジ部若しくは底壁部
と、の間に、止水用パッキンを介在させた状態として、
筒部の雄ねじ若しくは雌ねじを、段差部の雌ねじ若しく
は雄ねじに螺合させれば、接続口部を容易に閉塞するこ
とができる。
【0025】そして、閉塞後に、満水試験等の水圧や空
気圧等の流体圧を蓋材が受けても、蓋材は、接続口部自
体の段差部にねじ込まれて保持されているため、接続口
部から外れず、止水用パッキンを利用して、接続口部を
確実に止水して閉塞しておくことができる。
【0026】その後、新たな接続管を接続口部に接続さ
せる場合には、蓋材を、回して、止水用パッキンととも
に、接続口部から取り外し、ついで、接続用パッキンを
接続口部に装着し、新たな接続管を挿入させれば、接続
口部に、容易に、接続管を接続させることができる。ま
た、閉塞後の配管洗浄時にも、蓋材を、回して、止水用
パッキンとともに、接続口部から取り外せば、開口した
接続口部を利用して、容易に、洗浄作業を行うことがで
きる。
【0027】さらに、この止水構造では、接続口部を閉
塞するための部品が、止水用パッキンと蓋材との少なく
とも二部品で構成できることから、部品点数を抑えるこ
とができるとともに、これらの部品が、接続口部の先端
付近に配置させるだけの部品であることから、嵩張るこ
ともない。
【0028】したがって、本発明に係る第2番目と第3
番目との接続口部の止水構造では、嵩張ることなく、構
成部品点数を抑えて、接続口部を確実に止水して閉塞さ
せることができ、また、接続口部の閉塞作業、あるい
は、閉塞後の接続管の接続作業や洗浄作業も容易とな
る。
【0029】特に、本発明に係る第2番目の止水構造で
は、接続口部の先端における内周面側に、蓋材をねじ込
むものであり、接続口部の外周側にスラブ等が接近し
て、接続口部の周囲にスペースが無い場合でも、接続口
部の先端における外周面側に蓋材をねじ込む第3番目の
止水構造に比べて、接続口部の外周面側に大きく突出す
ることなく、蓋材を構成できることから、容易に、閉塞
作業等を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0031】第1実施形態の止水構造は、図1〜3に示
すように、止水用パッキン15と蓋材22とを備えて構
成されている。これらの部品は、排水管継手1の接続口
部2に装着されるものであり、この接続口部2は、図4
に示すように、浴槽や便器等の各種排水トラップに連通
する接続管としての横枝管12を接続させるものであ
る。
【0032】接続口部2は、図1〜4に示すように、略
円筒形状として、先端には、半径方向内方へ狭まる段差
部2aが形成されるとともに、先端面2cから内周面2
dにかけて、接続用パッキン5が嵌められている。接続
口部2の元部側内周面の上縁側には、図4に示すよう
に、横枝管12の接続時にその端面を支持するストッパ
ー部3が形成され、ストッパー部3における接続口部2
の先端部側の支持面3aには、ゴム等からなる横枝管受
け部材3bが固着されている。
【0033】接続用パッキン5は、ゴム等から形成され
る略円筒状として、図4・5に示すように、略円筒状の
本体部6と、本体部6の先端側で周方向の全周から半径
方向外方へ延びるように形成されるフランジ部7と、本
体部6の元部側で周方向の全周に配設される薄肉のリッ
プ部8と、を備えて構成されている。本体部6は、外形
寸法を、段差部2aの内周面2dの内径寸法より、僅か
に大きな寸法として、段差部2aの内周側に嵌め込まれ
る部位となる。フランジ部7は、接続口部2自体の先端
面2cを含めた段差部2aの外周面側に外嵌されるよう
に、折返し部7aを備えて、形成されている。リップ部
8は、横枝管12の外周面とのシール性を確保するもの
であり、負荷をかけていない状態で、本体部6の元部側
端部から接続口部2の元部側内方へ傾斜するように、突
設されている。また、本体部6におけるフランジ部7と
リップ部8との間の内周面には、横枝管12の外周面を
支持するヒレ状の支持部9が、周方向の全周にわたって
形成されている。さらに、本体部6の元部側端部には、
周方向の全周から半径方向外方へ突出する抜け止め部1
0が形成されている。この抜け止め部10は、パッキン
5の装着後における接続口部2からのパッキン5の抜け
止めを図るものであり、接続口部2の元部側外方へ傾斜
するように突設されて、パッキン5の接続口部2への装
着時、段差部2aにおける接続口部2の元部側方向の段
差面2bに係止されることとなる。また、抜け止め部1
0は、接続口部2の内周面をシールする役目も果たす。
【0034】パッキン5のフランジ部7の周囲には、パ
ッキン5の装着後における接続口部2から露出する部位
を熱等から保護するために、金属製の円環状としたカバ
ー11が外嵌されている。
【0035】そして、止水用パッキン15は、図1〜3
に示すように、EPDM等のゴムやオレフィン系熱可塑
性エラストマー等の軟質合成樹脂から形成される略円筒
状として、略円筒状の本体部16と、本体部16の先端
側で周方向の全周から半径方向外方へ延びるように形成
されるフランジ部17と、本体部16の元部側で周方向
の全周に配設される抜け止め部18と、を備えて構成さ
れている。
【0036】本体部16は、内周面16aにおけるフラ
ンジ部17側に、蓋材22の後述する雄ねじ23aに対
応する雌ねじ16bを備え、また、外周面16cに、周
方向の全周から突出する突条16dを備えて、構成され
ている。雌ねじ16bは、ストレートねじとして、蓋材
22の後述する筒部23における軸方向の中間部位付近
の部位の雄ねじ23aに対応して、螺刻されている。雌
ねじ16bの螺刻されているエリアは、実施形態の場
合、本体部16の先端側のフランジ部17から、パッキ
ン15の段差部2aに係止された際の段差部2aの先端
面2cから1/3程度以上、元部側に入った付近まで、
配設されている。突条16dは、雌ねじ16bの形成さ
れた部位の外周側に配設されて、蓋材22をねじ込んだ
際の雄ねじ23aの配置部位に位置するように、設定さ
れている。また、突条16dの外形寸法は、段差部2a
の内周面2dの内径寸法より、僅かに大きな寸法として
いる。
【0037】フランジ部17は、接続口部2自体の先端
面2cを含めた段差部2aの外周面側に外嵌されるよう
に、折返し部17aを備えて、形成されている。
【0038】抜け止め部18は、本体部16の元部側端
部に形成されて、本体部16の全周から半径方向外方へ
突出するように配設されている。この抜け止め部18
は、接続用パッキン5の抜け止め部10と同様に、パッ
キン15の装着後における接続口部2からのパッキン1
5の抜け止めを図るものであり、パッキン15の接続口
部2への装着時、段差部2aにおける接続口部2の元部
側方向の段差面2bに係止されることとなる。また、抜
け止め部18は、接続口部2の内周面をシールする役目
も果たすこととなる。
【0039】パッキン15のフランジ部17の周囲に
は、カバー11と同様に、パッキン15の装着後におけ
る接続口部2から露出する部位を熱等から保護するため
に、金属製の円環状としたカバー20が外嵌されてい
る。
【0040】蓋材22は、図1〜3に示すように、鋳物
等の金属製として、外周面に雄ねじ23aを配設させた
略円筒状の筒部23と、筒部23の内周側を閉塞する底
壁部24と、備えて構成されている。筒部23は、外形
寸法を、接続口部2への挿入先端側から元部側にかけ
て、拡径させるように形成され、その外周面の全長にわ
たって形成される雄ねじ23aを、テーパねじとしてい
る。筒部23は、接続口部2への挿入先端側の外形寸法
D1が、パッキン15の本体部16の内径寸法d0よ
り、小さく、元部側の外形寸法D2が、パッキン15の
本体部16の内径寸法d0より、大きく設定されてい
る。
【0041】底壁部24は、筒部23の元部側を閉塞す
るように、配設されて、その外表面側には、蓋材22の
軸直交方向に一文字状に突出する把持部25が形成され
ている。この把持部25は、蓋材22をねじ込む際に、
作業者が把持する部位となる。
【0042】第1実施形態において、接続口部2を閉塞
する場合には、まず、図4に示す状態であれば、接続口
部2から横枝管12を抜くとともに、接続用パッキン5
を接続口部2から取り外す。そして、段差部2aの段差
面2bに抜け止め部18を係止させるように、止水用パ
ッキン15を接続口部2に装着し、ついで、筒部23を
回しつつ、止水用パッキン15の本体部16内に蓋材2
2をねじ込めば、接続口部2を容易に閉塞することがで
きる。
【0043】なお、作業性とシール性とを高めるため
に、雄ねじ23aの外周面には、滑材を塗布してもよ
い。また、蓋材22のねじ込み時のパッキン15の回転
を防止するため、カバー20と接続口部2との外周面に
跨って、アルミニウム材等からなるテープ材27を貼着
させてもよい。
【0044】また、蓋材22のねじ込み作業は、筒部2
3の先端部23bが、雌ねじ16bの部位を離脱して、
抜け止め部18側へ突出するまで行い、その際、筒部2
3の元部23d側が、雌ねじ16bを拡径させるよう
に、雌ねじ16bに強く圧接され、さらに、本体部16
を段差部内周面2dに強く圧接させることとなる。
【0045】そして、閉塞後に、満水試験等の水圧や空
気圧等の流体圧を蓋材22が受けても、蓋材22は、接
続口部2に係止されて抜け止めされた止水用パッキン1
5に、ねじ込まれて保持されているため、接続口部2か
ら外れず、止水用パッキン15を利用して、接続口部2
を確実に止水して閉塞しておくことができる。
【0046】その後、新たな横枝管12を接続口部2に
接続させる場合には、蓋材22を回して止水用パッキン
15から取り外し、さらに、止水用パッキン15を接続
口部2から取り外した後、接続用パッキン5を接続口部
2に装着し、新たな横枝管12を挿入させれば、接続口
部2に、容易に、横枝管12を接続させることができ
る。あるいは、閉塞後の配管洗浄時には、蓋材22を回
して止水用パッキン15から取り外せば、開口した接続
口部2を利用して、容易に、洗浄作業を行うことができ
る。
【0047】また、第1実施形態では、接続口部2を閉
塞するための部品が、止水用パッキン15と蓋材22と
の少なくとも二部品で構成できることから、部品点数を
抑えることができるとともに、これらの部品15・22
が、接続口部2の先端付近に配置させるだけの部品であ
ることから、嵩張ることもない。
【0048】したがって、第1実施形態の接続口部2の
止水構造では、嵩張ることなく、構成部品点数を抑え
て、接続口部2を確実に止水して閉塞させることがで
き、また、接続口部2の閉塞作業、あるいは、閉塞後の
横枝管12の接続作業や洗浄作業も容易となる。
【0049】そして、第1実施形態の場合、止水用パッ
キン15の本体部16の内周面16aに、蓋材22にお
ける筒部23の雄ねじ23aと螺合可能な雌ねじ16b
が、形成されている。そのため、蓋材22を止水用パッ
キン15の内周側にねじ込んだ際、ねじ23a・16b
相互が螺合して、蓋材22の止水用パッキン15への締
結強度を高めることができることから、配管内の流体圧
の圧力が高くなっても、一層、確実に、接続口部2を閉
塞しておくことができる。
【0050】また、第1実施形態では、蓋材22におけ
る筒部23が、接続口部2への挿入先端側から元部側に
かけて、拡径させるように構成されており、筒部23の
雄ねじ23aが、テーパねじとなる。そのため、止水用
パッキン15の本体部16に蓋材22をねじ込む際に、
止水用パッキン15への圧接力を高めることができるこ
とから、蓋材22の筒部23とパッキン15の本体部1
6とのシール性能、及び、パッキン15の本体部16と
接続筒部2の段差部2aとのシール性能、を向上させる
ことができるとともに、蓋材22の止水用パッキン15
への締結強度を高めることができる。
【0051】さらに、第1実施形態では、止水用パッキ
ン15における段差部2の内周面2dに位置する部位
に、段差部内周面2dの全周に圧接可能な突条16d
が、形成されているため、蓋材22をねじ込んだ際、突
条16dを接続口部2の段差部内周面2dに圧接させる
ことができて、一層、止水用パッキン15と接続口部内
周面2dとの水密性を高めることができる。
【0052】なお、第1実施形態では、止水用パッキン
15の本体部16の内周面に、蓋材22の雄ねじ23a
に螺合する雌ねじ16bを形成した場合を示したが、図
6・7に示す止水用パッキン15Aのように、本体部1
6の内周面16aを、雌ねじを設けずに、ストレート状
に形成してもよい。このパッキン15Aは、雌ねじ16
bを設けない点を除いて、パッキン15と同様に構成さ
れている。
【0053】また、第1実施形態では、蓋材22の筒部
23における雄ねじ23aがテーパねじとなるように、
筒部23を、接続口部2への挿入先端側から元部側にか
けて、拡径させるように構成したが、図6・7に示す蓋
材22Aのように、先端部23bを除いて、筒部23を
ストレートの円筒状に形成してもよい。この蓋材22A
は、筒部23の先端部23bの外周面にテーパ面23c
を形成して、先端部23bを先細り状とし、筒部23の
元部23d側をストレート状の円筒状として、元部23
dの外周面に雄ねじ23aを配設させている。筒部23
の雄ねじ23aを配設させている元部23d側は、パッ
キン15Aの本体部16の内周面16aの内径寸法d1
より、大きな外形寸法D4として、雄ねじ23aが本体
部16の内周面16aに食い込み易く設定されている。
そして、先端部23bの先端の外形寸法D3は、パッキ
ン15Aの本体部16に挿入させ易いように、本体部1
6の内径寸法d1より、小さく設定されている。
【0054】なお、この蓋材22Aをパッキン15Aに
ねじ込む場合には、作業性とシール性とを考慮して、筒
部23の外周面に、滑材を塗布してもよい。
【0055】また、この蓋材22Aのねじ込み終了時に
は、筒部23の元部側に突設されたフランジ部26がカ
バー20に当接するように、構成されている。
【0056】図8〜10に示す第2実施形態の止水構造
は、排水管継手の接続口部2Aが、段差部2aの内周面
2dに雌ねじ(ストレートねじ)2eを設けて構成され
るとともに、止水用パッキン35、及び、蓋材43、を
備えて構成されている。
【0057】接続口部2Aは、雌ねじ2eを備えて構成
されている点を除いて、第1実施形態の接続口部2と同
様な構成であり、横枝管12との接続時には、接続用パ
ッキン5が組み付けられることとなる。
【0058】止水用パッキン35は、EPDM等のゴム
やオレフィン系熱可塑性エラストマー等の軟質合成樹脂
から形成されて、接続口部2Aの先端面2cに圧接可能
な円環状としている。
【0059】蓋材43は、鋳物等の金属製として、外周
面に接続口部2Aの雌ねじ2eに螺合可能な雄ねじ43
aを配設させた筒部43と、筒部43の内周側を閉塞す
る底壁部44と、筒部43の端部に配設されて、止水用
パッキン35を介在させた状態で、接続口部2Aの先端
面2cに圧接可能なフランジ部46と、を備えて構成さ
れている。
【0060】底壁部44は、筒部43の元部側を閉塞す
るように、配設されて、その外表面側には、蓋材42の
軸直交方向に一文字状に突出する把持部45が形成され
ている。この把持部45は、蓋材42をねじ込む際に、
作業者が把持する部位となる。
【0061】この第2実施形態において、接続口部2A
を閉塞する場合には、例えば、接続口部2Aに横枝管1
2が接続されていれば、その横枝管12を抜くととも
に、接続用パッキン5を接続口部2Aから取り外す。そ
して、筒部43の外周面側にパッキン35を配設させた
状態で、フランジ部46を利用して、接続口部2Aの先
端面2cにパッキン35を圧接させるように、筒部43
の雄ねじ43aを段差部2aの雌ねじ2eに螺合させれ
ば、接続口部2Aを容易に閉塞することができる。
【0062】そして、閉塞後に、満水試験等の水圧や空
気圧等の流体圧を蓋材42が受けても、蓋材42は、接
続口部2A自体の段差部2aにねじ込まれて保持されて
いるため、接続口部2Aから外れず、止水用パッキン3
5を利用して、接続口部2Aを確実に止水して閉塞して
おくことができる。
【0063】その後、新たな横枝管12を接続口部2A
に接続させる場合には、蓋材42を、回して、止水用パ
ッキン35とともに、接続口部2Aから取り外し、つい
で、接続用パッキン5を接続口部2Aに装着し、新たな
横枝管12を挿入させれば、接続口部2Aに、容易に、
横枝管12を接続させることができる。また、閉塞後の
配管洗浄時にも、蓋材42を、回して、止水用パッキン
35とともに、接続口部2Aから取り外せば、開口した
接続口部2Aを利用して、容易に、洗浄作業を行うこと
ができる。
【0064】さらに、この第2実施形態でも、接続口部
2Aを閉塞するための部品が、止水用パッキン35と蓋
材42との少なくとも二部品で構成できることから、部
品点数を抑えることができるとともに、これらの部品3
5・42が、接続口部2Aの先端付近に配置させるだけ
の部品であることから、嵩張ることもない。
【0065】したがって、第2実施形態の接続口部の止
水構造でも、嵩張ることなく、構成部品点数を抑えて、
接続口部2Aを確実に止水して閉塞させることができ、
また、接続口部2Aの閉塞作業、あるいは、閉塞後の横
枝管12の接続作業や洗浄作業も容易となる。
【0066】図11・12に示す第3実施形態の止水構
造は、排水管継手の接続口部2Bが、段差部2aの外周
面側に雄ねじ(ストレートねじ)2fを設けて構成され
るとともに、止水用パッキン35A、及び、蓋材53、
を備えて構成されている。
【0067】接続口部2Bは、雄ねじ2fを備えて構成
されている点を除いて、第1実施形態の接続口部2と同
様な構成であり、横枝管12との接続時には、接続用パ
ッキン5が組み付けられることとなる。
【0068】止水用パッキン35Aは、EPDM等のゴ
ムやオレフィン系熱可塑性エラストマー等の軟質合成樹
脂から形成されて、接続口部2Bの先端面2cに圧接可
能な円環状としている。
【0069】蓋材53は、鋳物等の金属製として、内周
面に接続口部2Bの雄ねじ2fに螺合可能な雌ねじ53
aを配設させた筒部53と、筒部53の内周側を閉塞す
るとともに、止水用パッキン35Aを介在させた状態
で、接続口部2Bの先端面2cに圧接可能な底壁部54
と、を備えて構成されている。
【0070】底壁部54は、筒部53の元部側を閉塞す
るように、配設されて、その外表面側には、蓋材52の
軸直交方向に一文字状に突出する把持部55が形成され
ている。この把持部55は、蓋材52をねじ込む際に、
作業者が把持する部位となる。
【0071】この第3実施形態において、接続口部2B
を閉塞する場合には、例えば、接続口部2Bに横枝管1
2が接続されていれば、その横枝管12を抜くととも
に、接続用パッキン5を接続口部2Bから取り外す。そ
して、筒部53の内周面側にパッキン35Aを配設させ
た状態で、底壁部54を利用して、接続口部2Bの先端
面2cにパッキン35Aを圧接させるように、筒部53
の雌ねじ53aを段差部2aの雄ねじ2fに螺合させれ
ば、接続口部2Bを容易に閉塞することができる。
【0072】そして、閉塞後に、満水試験等の水圧や空
気圧等の流体圧を蓋材52が受けても、蓋材52は、接
続口部2B自体の段差部2aにねじ込まれて保持されて
いるため、接続口部2Bから外れず、止水用パッキン3
5Aを利用して、接続口部2Bを確実に止水して閉塞し
ておくことができる。
【0073】その後、新たな横枝管12を接続口部2B
に接続させる場合には、蓋材52を、回して、止水用パ
ッキン35Aとともに、接続口部2Bから取り外し、つ
いで、接続用パッキン5を接続口部2Bに装着し、新た
な横枝管12を挿入させれば、接続口部2Bに、容易
に、横枝管12を接続させることができる。また、閉塞
後の配管洗浄時にも、蓋材52を、回して、止水用パッ
キン35Aとともに、接続口部2Bから取り外せば、開
口した接続口部2Bを利用して、容易に、洗浄作業を行
うことができる。
【0074】さらに、この第3実施形態でも、接続口部
2Bを閉塞するための部品が、止水用パッキン35Aと
蓋材52との少なくとも二部品で構成できることから、
部品点数を抑えることができるとともに、これらの部品
35A・52が、接続口部2Bの先端付近に配置させる
だけの部品であることから、嵩張ることもない。
【0075】したがって、第3実施形態の接続口部の止
水構造でも、嵩張ることなく、構成部品点数を抑えて、
接続口部2Bを確実に止水して閉塞させることができ、
また、接続口部2Bの閉塞作業、あるいは、閉塞後の横
枝管12の接続作業や洗浄作業も容易となる。
【0076】なお、第2実施形態の止水構造では、接続
口部2Aの先端における内周面側に、蓋材42をねじ込
むものであり、接続口部2Aの外周側にスラブ等が接近
して、接続口部2Aの周囲にスペースが無い場合でも、
接続口部2Bの先端における外周面側に蓋材52をねじ
込む第3実施形態の止水構造に比べて、接続口部2Aの
外周面側に大きく突出することなく、蓋材42を構成で
きることから、容易に、閉塞作業等を行うことができ
る。
【0077】また、図例では、閉塞する接続口部2・2
A・2Bとして、排水管継手1の横枝管12を接続させ
るものを例示したが、図13に示す排水ヘッダー1Aの
接続口部2C・2Dを、各実施形態のパッキン15や蓋
材22等を使用して、閉塞したり、あるいは、立て管を
接続させる接続口部に、本発明の止水構造を適用しても
よい。さらに、接続口部であれば、排水管継手の接続口
部ばかりでなく、他の排水用配管の接続口部、例えば、
掃除口等に本発明の止水構造を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の止水構造を示す拡大部
分断面図である。
【図2】第1実施形態の接続口部の閉塞状態を示す断面
図である。
【図3】第1実施形態の止水構造に使用する部品を示す
分解断面図である。
【図4】第1実施形態の接続口部に横枝管を接続させた
状態を示す断面図である。
【図5】横枝管接続時の接続口部に装着する接続用パッ
キンの断面図である。
【図6】第1実施形態の変形例を示す拡大部分断面図で
ある。
【図7】図6の止水構造に使用する部品を示す分解断面
図である。
【図8】第2実施形態の止水構造を示す拡大部分断面図
である。
【図9】第2実施形態の接続口部の閉塞状態を示す断面
図である。
【図10】第2実施形態の止水構造に使用する部品を示
す分解断面図である。
【図11】第3実施形態の止水構造を示す拡大部分断面
図である。
【図12】第3実施形態の止水構造に使用する部品を示
す分解断面図である。
【図13】接続口部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…(排水用配管)排水管継手、 1A…排水ヘッダー、 2・2A・2B・2C・2D…接続口部、 2a…段差部、 2b…段差面、 2e…雌ねじ、 2f…雄ねじ、 5…接続用パッキン、 12…(接続管)横枝管、 15・15A・35・35A…止水用パッキン、 16b…雌ねじ、 16d…突条、 22・22A・42・52…蓋材、 23・43・53…筒部、 23a・43a…雄ねじ、 24・44・54…底壁部、 46…フランジ部、 53a…雌ねじ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水用配管における接続管を接続可能な
    接続口部が、 先端側の内周面に、半径方向内方へ突出する段差部を備
    えて、 前記接続管との接続時、前記段差部における前記接続口
    部の元部側方向の段差面に、前記接続口部の先端面まで
    覆うように延びる略円筒状の接続用パッキンを、係止さ
    せた状態として、前記接続管を挿入し、前記接続用パッ
    キンによって水密性を確保して、前記接続管を接続させ
    るように、構成され、 前記接続管の非接続時において、前記接続口部を閉塞す
    る接続口部の止水構造であって、 前記段差部における前記接続口部の元部側方向の段差面
    に係止されて、前記接続口部の先端面まで覆うように延
    びる略円筒状の止水用パッキンと、 該止水用パッキンの内周面に圧接可能として、外周面に
    雄ねじを配設させた筒部と、該筒部の内周側を閉塞する
    底壁部と、を有した蓋材と、 を備えて、 前記止水用パッキンを、前記段差面に係止させて前記接
    続口部に組み付けた状態として、前記筒部を回しつつ、
    前記止水用パッキンに前記蓋材をねじ込んで、前記接続
    口部を閉塞することを特徴とする接続口部の止水構造。
  2. 【請求項2】 前記止水用パッキンの内周面に、前記蓋
    材における前記筒部の前記雄ねじと螺合可能な雌ねじ
    が、形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    接続口部の止水構造。
  3. 【請求項3】 前記蓋材の前記筒部が、前記接続口部へ
    の挿入先端側から元部側にかけて、拡径されていること
    を特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の接続口
    部の止水構造。
  4. 【請求項4】 前記止水用パッキンにおける前記段差部
    の内周面に位置する部位に、前記段差部内周面の全周に
    圧接可能な突条が、形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の接続口部の止水
    構造。
  5. 【請求項5】 排水用配管における接続管を接続可能な
    接続口部が、 先端側の内周面に、半径方向内方へ突出する段差部を備
    えて、 前記接続管との接続時、前記段差部における前記接続口
    部の元部側方向の段差面に、前記接続口部の先端面まで
    覆うように延びる略円筒状の接続用パッキンを、係止さ
    せた状態として、前記接続管を挿入し、前記接続用パッ
    キンによって水密性を確保して、前記接続管を接続させ
    るように、構成され、 前記接続管の非接続時において、前記接続口部を閉塞す
    る接続口部の止水構造であって、 前記接続口部が、前記段差部の内周面に、雌ねじを配設
    させて、構成され、 前記接続口部の先端面に圧接可能な略円環状の止水用パ
    ッキンと、 外周面に前記雌ねじに螺合可能な雄ねじを配設させた筒
    部と、該筒部の内周側を閉塞する底壁部と、前記筒部の
    端部に配設され、前記止水用パッキンを介在させて、前
    記接続口部の先端面に圧接可能なフランジ部と、を有し
    た蓋材と、 を備えて構成され、 前記接続口部の先端面と前記フランジ部との間に、前記
    止水用パッキンを介在させ、前記筒部を前記段差部に螺
    合させて、前記接続口部を閉塞することを特徴とする接
    続口部の止水構造。
  6. 【請求項6】 排水用配管における接続管を接続可能な
    接続口部が、 先端側の内周面に、半径方向内方へ突出する段差部を備
    えて、 前記接続管との接続時、前記段差部における前記接続口
    部の元部側方向の段差面に、前記接続口部の先端面まで
    覆うように延びる略円筒状の接続用パッキンを、係止さ
    せた状態として、前記接続管を挿入し、前記接続用パッ
    キンによって水密性を確保して、前記接続管を接続させ
    るように、構成され、 前記接続管の非接続時において、前記接続口部を閉塞す
    る接続口部の止水構造であって、 前記接続口部が、前記段差部の外周面に、雄ねじを配設
    させて、構成され、 前記接続口部の先端面に圧接可能な略円環状の止水用パ
    ッキンと、 内周面に前記雄ねじに螺合可能な雌ねじを配設させた筒
    部と、該筒部の内周側を閉塞するとともに、前記止水用
    パッキンを介在させて、前記接続口部の先端面に圧接可
    能な底壁部と、を有した蓋材と、 を備えて構成され、 前記接続口部の先端面と前記底壁部との間に、前記止水
    用パッキンを介在させ、前記筒部を前記段差部に螺合さ
    せて、前記接続口部を閉塞することを特徴とする接続口
    部の止水構造。
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