JP2001200972A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JP2001200972A JP2001200972A JP2000010541A JP2000010541A JP2001200972A JP 2001200972 A JP2001200972 A JP 2001200972A JP 2000010541 A JP2000010541 A JP 2000010541A JP 2000010541 A JP2000010541 A JP 2000010541A JP 2001200972 A JP2001200972 A JP 2001200972A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- pipe joint
- pipe
- joint body
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joints With Sleeves (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】合成樹脂管の挿口を挿入するだけのワンタッチ
の操作で、止水性を維持しつつ抜出し防止可能状態に接
続できる受口を備えた管継手を提供する。 【解決手段】管継手本体11と、該管継手本体11に螺
着された袋ナット12と、前記管継手本体11から前記
袋ナット12の内側に延びる内筒部13とで囲まれ、該
内筒部13と前記袋ナット12との間に抜止めリング1
4が装着された受口を備え、該受口内に接続すべき合成
樹脂管2の挿口21を挿入するだけのワンタッチの操作
で前記抜止めリング14にて抜出し防止可能状態に接続
できる管継手1であって、前記内筒部13の外周面に、
前記挿口の内周面に当接するゴム環16が装着されると
ともに、前記管継手本体11の前記抜止めリング14よ
りも奥側の内周面に、前記挿口21の外周面に当接する
ゴム環15が装着されている。
の操作で、止水性を維持しつつ抜出し防止可能状態に接
続できる受口を備えた管継手を提供する。 【解決手段】管継手本体11と、該管継手本体11に螺
着された袋ナット12と、前記管継手本体11から前記
袋ナット12の内側に延びる内筒部13とで囲まれ、該
内筒部13と前記袋ナット12との間に抜止めリング1
4が装着された受口を備え、該受口内に接続すべき合成
樹脂管2の挿口21を挿入するだけのワンタッチの操作
で前記抜止めリング14にて抜出し防止可能状態に接続
できる管継手1であって、前記内筒部13の外周面に、
前記挿口の内周面に当接するゴム環16が装着されると
ともに、前記管継手本体11の前記抜止めリング14よ
りも奥側の内周面に、前記挿口21の外周面に当接する
ゴム環15が装着されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂管の挿口
を挿入するだけのワンタッチの操作で抜出し防止可能状
態に接続できる受口を備えた管継手に関するものであ
る。
を挿入するだけのワンタッチの操作で抜出し防止可能状
態に接続できる受口を備えた管継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、差し込み継手には所定の引き抜き
抵抗力が要求され、抜け止め防止機構を備えた継手が種
々提案されており、その一つとして、例えば特開平6−
193787号公報に開示されるようなコレット付き管
継手が知られている。図5(a)はコレット付き管継手
の一般的構成を示す断面図である。
抵抗力が要求され、抜け止め防止機構を備えた継手が種
々提案されており、その一つとして、例えば特開平6−
193787号公報に開示されるようなコレット付き管
継手が知られている。図5(a)はコレット付き管継手
の一般的構成を示す断面図である。
【0003】図5(a)において、1′は管継手本体で
あり、内周には入り口側に至るに従って径小とされたテ
ーパー面12′が設けられている。3′は管継手本体内
に装着されたOリングである。2′はコレットであり、
被接続管端部が管継手本体1′の奥方に向け挿入される
筒状である。このコレット2′は引き抜き方向への引っ
張りにより上記テーパー内面12′に加圧接触される頭
部22′と、その加圧接触により筒壁21′を縮径させ
るスリット24′と、その縮径により被接続管外面に食
い込まされる刃23′を備えている。
あり、内周には入り口側に至るに従って径小とされたテ
ーパー面12′が設けられている。3′は管継手本体内
に装着されたOリングである。2′はコレットであり、
被接続管端部が管継手本体1′の奥方に向け挿入される
筒状である。このコレット2′は引き抜き方向への引っ
張りにより上記テーパー内面12′に加圧接触される頭
部22′と、その加圧接触により筒壁21′を縮径させ
るスリット24′と、その縮径により被接続管外面に食
い込まされる刃23′を備えている。
【0004】このコレット付き管継手1′で管を接続す
るには、被接続管端部をコレット2′内にスリット2
4′を弾性的に拡げつつ挿入し、次いでコレット2′の
外部フランジを掴んでコレット2′を引き抜き方向に引
っ張ってコレット2′の頭部22′を管継手本体のテー
パー内面12′に加圧接触させる。この加圧接触によ
り、筒壁21′のスリット24′が狭められ、筒壁2
1′が縮径され、刃23′が被接続管外面に食い込まさ
れるから、刃23′の係止作用によって抜け止めが担わ
れ、Oリング3′が被接続管の端部外周に接触して止水
が行われる。
るには、被接続管端部をコレット2′内にスリット2
4′を弾性的に拡げつつ挿入し、次いでコレット2′の
外部フランジを掴んでコレット2′を引き抜き方向に引
っ張ってコレット2′の頭部22′を管継手本体のテー
パー内面12′に加圧接触させる。この加圧接触によ
り、筒壁21′のスリット24′が狭められ、筒壁2
1′が縮径され、刃23′が被接続管外面に食い込まさ
れるから、刃23′の係止作用によって抜け止めが担わ
れ、Oリング3′が被接続管の端部外周に接触して止水
が行われる。
【0005】図5(b)は、コレット付き継手に被接続
管P′が接続された状態を示す断面図である。被接続管
P′が継手入り口から挿入されるとき、挿入管端はその
外周面を刃23′に擦接させつつ筒壁21′を弾性的に
拡げながら通過し、Oリング3′を挿入端部外周面に当
接して所定の位置E′まで挿入される。従って、被接続
管の管端外周面は挿入中は刃23′に擦接し続け、それ
故刃23′によって管端部外周に軸方向に沿った傷が発
生する。Oリング3′は、管挿入後は管端部周方向全周
に渡って管端部に配置されて止水作用を担うが、上記軸
方向に沿った傷を完全に被覆することはできず、従って
管内部を通過する流体は傷を通って漏水する場合があっ
た。
管P′が接続された状態を示す断面図である。被接続管
P′が継手入り口から挿入されるとき、挿入管端はその
外周面を刃23′に擦接させつつ筒壁21′を弾性的に
拡げながら通過し、Oリング3′を挿入端部外周面に当
接して所定の位置E′まで挿入される。従って、被接続
管の管端外周面は挿入中は刃23′に擦接し続け、それ
故刃23′によって管端部外周に軸方向に沿った傷が発
生する。Oリング3′は、管挿入後は管端部周方向全周
に渡って管端部に配置されて止水作用を担うが、上記軸
方向に沿った傷を完全に被覆することはできず、従って
管内部を通過する流体は傷を通って漏水する場合があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、合成樹脂管の挿口を挿入する
だけのワンタッチの操作で、止水性を維持しつつ抜出し
防止可能状態に接続できる受口を備えた管継手を提供す
ることを目的としてなされたものである。
な従来の問題点を解消し、合成樹脂管の挿口を挿入する
だけのワンタッチの操作で、止水性を維持しつつ抜出し
防止可能状態に接続できる受口を備えた管継手を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、管継手本体
と、該管継手本体に螺着された袋ナットと、前記管継手
本体から前記袋ナットの内側に延びる内筒部とで囲ま
れ、該内筒部と前記袋ナットとの間に抜止めリングが装
着された受口を備え、該受口内に接続すべき合成樹脂管
の挿口を挿入するだけのワンタッチの操作で前記抜止め
リングにて抜出し防止可能状態に接続できる管継手であ
って、前記内筒部の外周面に、前記挿口の内周面に当接
するゴム環が装着されるとともに、前記管継手本体の前
記抜止めリングよりも奥側の内周面に、前記挿口の外周
面に当接するゴム環が装着されている管継手である。
と、該管継手本体に螺着された袋ナットと、前記管継手
本体から前記袋ナットの内側に延びる内筒部とで囲ま
れ、該内筒部と前記袋ナットとの間に抜止めリングが装
着された受口を備え、該受口内に接続すべき合成樹脂管
の挿口を挿入するだけのワンタッチの操作で前記抜止め
リングにて抜出し防止可能状態に接続できる管継手であ
って、前記内筒部の外周面に、前記挿口の内周面に当接
するゴム環が装着されるとともに、前記管継手本体の前
記抜止めリングよりも奥側の内周面に、前記挿口の外周
面に当接するゴム環が装着されている管継手である。
【0008】
【作用】本発明の管継手は、前記内筒部の外周面に、前
記挿口の内周面に当接するゴム環が装着されるととも
に、前記管継手本体の前記抜止めリングよりも奥側の内
周面に、前記挿口の外周面に当接するゴム環が装着され
ていることにより、管継手受口内に接続すべき合成樹脂
管の挿口を、袋ナットの管挿入口から抜止めリング内を
通過するようにして挿入するだけのワンタッチの操作
で、止水性が維持された状態にて接続されるとともに、
抜止めリングにて抜け出すのを防止可能な状態にて接続
される。
記挿口の内周面に当接するゴム環が装着されるととも
に、前記管継手本体の前記抜止めリングよりも奥側の内
周面に、前記挿口の外周面に当接するゴム環が装着され
ていることにより、管継手受口内に接続すべき合成樹脂
管の挿口を、袋ナットの管挿入口から抜止めリング内を
通過するようにして挿入するだけのワンタッチの操作
で、止水性が維持された状態にて接続されるとともに、
抜止めリングにて抜け出すのを防止可能な状態にて接続
される。
【0009】接続された合成樹脂管に抜け出し力が作用
しない状態では、内筒部の外周面に装着されたゴム環が
挿口の内周面に当接し、管継手本体の内周面に装着され
たゴム環が挿口の外周面に当接するので、挿口の表面に
挿入の際に抜止めリングの刃部により擦り傷がついて
も、挿口の内面側からゴム環による完全なシールが行わ
れるとともに、外面側からもゴム環によるシールが行わ
れるという内外面からの二重シール状態となるので、優
れた止水性が確保される。
しない状態では、内筒部の外周面に装着されたゴム環が
挿口の内周面に当接し、管継手本体の内周面に装着され
たゴム環が挿口の外周面に当接するので、挿口の表面に
挿入の際に抜止めリングの刃部により擦り傷がついて
も、挿口の内面側からゴム環による完全なシールが行わ
れるとともに、外面側からもゴム環によるシールが行わ
れるという内外面からの二重シール状態となるので、優
れた止水性が確保される。
【0010】又、管継手に接続された合成樹脂管に抜け
出し力が作用したときの状態では、抜止めリングが縮径
し、その刃部が合成樹脂管の挿口の外周面に食い込むの
で、それ以上合成樹脂管が抜け出すのが防止されること
となる。
出し力が作用したときの状態では、抜止めリングが縮径
し、その刃部が合成樹脂管の挿口の外周面に食い込むの
で、それ以上合成樹脂管が抜け出すのが防止されること
となる。
【0011】この場合においても、抜止めリングの縮径
に伴って、挿口に縮径させようとする力が作用するが、
その反力として、内筒部の外周面に装着されたゴム環が
挿口の内周面に強く圧接してより強いシールが行われる
とともに、管継手本体の内周面に装着されたゴム環が挿
口の外周面に当接してシールが行われるという内外面か
らの二重シール状態となるので、優れた止水状態が維持
される。
に伴って、挿口に縮径させようとする力が作用するが、
その反力として、内筒部の外周面に装着されたゴム環が
挿口の内周面に強く圧接してより強いシールが行われる
とともに、管継手本体の内周面に装着されたゴム環が挿
口の外周面に当接してシールが行われるという内外面か
らの二重シール状態となるので、優れた止水状態が維持
される。
【0012】又、合成樹脂管が熱膨張したり、内圧によ
りクリープ膨張した場合には、抜止めリングが拡径し、
もとの状態に戻るが、この場合においても、上記の説明
したように優れた止水性が確保される。
りクリープ膨張した場合には、抜止めリングが拡径し、
もとの状態に戻るが、この場合においても、上記の説明
したように優れた止水性が確保される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の管継手の一例を
示す断面図である。図1に示すように、この管継手1
は、一端部に、管継手本体11と、管継手本体11に螺
着された袋ナット12と、管継手本体11から袋ナット
12の内側に延びる内筒部13とで囲まれ、内筒部13
と袋ナット12との間に抜止めリング14が装着された
受口を備えている。
を参照して説明する。図1は、本発明の管継手の一例を
示す断面図である。図1に示すように、この管継手1
は、一端部に、管継手本体11と、管継手本体11に螺
着された袋ナット12と、管継手本体11から袋ナット
12の内側に延びる内筒部13とで囲まれ、内筒部13
と袋ナット12との間に抜止めリング14が装着された
受口を備えている。
【0014】管継手本体11には、一端部の端縁の外周
面に、袋ナット12を螺着する雄ねじ部111が設けら
れ、その内周面には、周方向に沿ってゴム環装着溝11
2が設けられている。ゴム環装着溝112内にはゴム環
14が装着されている。管継手本体11の一端部の雄ね
じ部111の中央側には、周方向に沿って袋ナット用ス
トッパー113が設けられている。管継手本体11の他
端部には挿口114が設けられている。管継手本体11
の中央部の内周面には、周方向に沿って突出する突条1
15が設けられている。
面に、袋ナット12を螺着する雄ねじ部111が設けら
れ、その内周面には、周方向に沿ってゴム環装着溝11
2が設けられている。ゴム環装着溝112内にはゴム環
14が装着されている。管継手本体11の一端部の雄ね
じ部111の中央側には、周方向に沿って袋ナット用ス
トッパー113が設けられている。管継手本体11の他
端部には挿口114が設けられている。管継手本体11
の中央部の内周面には、周方向に沿って突出する突条1
15が設けられている。
【0015】袋ナット12は、一端部に、接続すべき合
成樹脂管の挿口を挿通する管挿入口121が設けられ、
他端部の内周面に、管継手本体11の雄ねじ部111に
螺合する雌ねじ部122が設けられている。袋ナット1
2の中央部内周面には、管挿入口121に向かうにつれ
て小径となるテーパー面123が設けられている。
成樹脂管の挿口を挿通する管挿入口121が設けられ、
他端部の内周面に、管継手本体11の雄ねじ部111に
螺合する雌ねじ部122が設けられている。袋ナット1
2の中央部内周面には、管挿入口121に向かうにつれ
て小径となるテーパー面123が設けられている。
【0016】内筒部13は、管継手本体11の中央部の
内周面に設けられた突条115から、管継手本体11の
一端部側に、その内周面に所定間隙を保ち、更に袋ナッ
ト12の内側に延びるように設けられている。内筒部1
3の袋ナット12の内側に延びる部分の外周面には、周
方向に沿って2本のゴム環装着溝131,131が設け
られている。ゴム環装着溝131,131内には、ゴム
環16,16が装着されている。
内周面に設けられた突条115から、管継手本体11の
一端部側に、その内周面に所定間隙を保ち、更に袋ナッ
ト12の内側に延びるように設けられている。内筒部1
3の袋ナット12の内側に延びる部分の外周面には、周
方向に沿って2本のゴム環装着溝131,131が設け
られている。ゴム環装着溝131,131内には、ゴム
環16,16が装着されている。
【0017】抜止めリング14は、外周面に袋ナット1
2の内周面に設けられた傾斜面123に相対する傾斜面
141が設けられ、内周面には、受口内に挿入された合
成樹脂管2の挿口21の外周面に食い込む刃部142が
設けられている。抜止めリング14は、軸方向に沿って
スリット部143が設けられており、拡縮径自在とされ
ている。
2の内周面に設けられた傾斜面123に相対する傾斜面
141が設けられ、内周面には、受口内に挿入された合
成樹脂管2の挿口21の外周面に食い込む刃部142が
設けられている。抜止めリング14は、軸方向に沿って
スリット部143が設けられており、拡縮径自在とされ
ている。
【0018】そして、図2に示すように、管継手1の上
記のようにして形成された受口内に接続すべき合成樹脂
管2の挿口21を、袋ナット12の管挿入口121から
抜止めリング14内を通過するようにして挿入するだけ
のワンタッチの操作で、止水性が維持された状態にて接
続されるとともに、抜止めリングにて抜け出すのを防止
可能な状態にて接続される。
記のようにして形成された受口内に接続すべき合成樹脂
管2の挿口21を、袋ナット12の管挿入口121から
抜止めリング14内を通過するようにして挿入するだけ
のワンタッチの操作で、止水性が維持された状態にて接
続されるとともに、抜止めリングにて抜け出すのを防止
可能な状態にて接続される。
【0019】図2に示す状態は、接続された合成樹脂管
に抜け出し力が作用しない状態を示しているが、この状
態では、内筒部13の外周面に装着されたゴム環16,
16が挿口21の内周面に当接し、管継手本体11の内
周面に装着されたゴム環15が挿口21の外周面に当接
するので、挿口21の表面に挿入の際に抜止めリング1
4の刃部142により擦り傷がついても、挿口21の内
面側からゴム環16,16による完全なシールが行われ
るとともに、外面側からもゴム環15によるシールが行
われるという内外面からの二重シール状態となるので、
優れた止水性が確保される。
に抜け出し力が作用しない状態を示しているが、この状
態では、内筒部13の外周面に装着されたゴム環16,
16が挿口21の内周面に当接し、管継手本体11の内
周面に装着されたゴム環15が挿口21の外周面に当接
するので、挿口21の表面に挿入の際に抜止めリング1
4の刃部142により擦り傷がついても、挿口21の内
面側からゴム環16,16による完全なシールが行われ
るとともに、外面側からもゴム環15によるシールが行
われるという内外面からの二重シール状態となるので、
優れた止水性が確保される。
【0020】図3は、管継手1に接続された合成樹脂管
2に抜け出し力Fが作用したときの状態を示している
が、そのとき、抜止めリング14がその傾斜面141を
袋ナット12の傾斜面123と摺動して縮径し、その刃
部142が合成樹脂管2の挿口21の外周面に食い込む
ので、それ以上合成樹脂管2が抜け出すのが防止される
こととなる。
2に抜け出し力Fが作用したときの状態を示している
が、そのとき、抜止めリング14がその傾斜面141を
袋ナット12の傾斜面123と摺動して縮径し、その刃
部142が合成樹脂管2の挿口21の外周面に食い込む
ので、それ以上合成樹脂管2が抜け出すのが防止される
こととなる。
【0021】この場合においても、抜止めリング14の
縮径に伴って、挿口21に縮径させようとする力が作用
するが、その反力として、内筒部13の外周面に装着さ
れたゴム環16,16が挿口21の内周面に強く圧接し
てより強いシールが行われるとともに、管継手本体11
の内周面に装着されたゴム環15が挿口21の外周面に
当接してシールが行われるという内外面からの二重シー
ル状態となるので、優れた止水状態が維持される。
縮径に伴って、挿口21に縮径させようとする力が作用
するが、その反力として、内筒部13の外周面に装着さ
れたゴム環16,16が挿口21の内周面に強く圧接し
てより強いシールが行われるとともに、管継手本体11
の内周面に装着されたゴム環15が挿口21の外周面に
当接してシールが行われるという内外面からの二重シー
ル状態となるので、優れた止水状態が維持される。
【0022】又、合成樹脂管2が熱膨張したり、内圧に
よりクリープ膨張した場合には、抜止めリング14がそ
の傾斜面141を袋ナット12の傾斜面123と摺動し
て拡径し、図2に示す状態に戻るが、この場合において
も、上記の説明したように優れた止水性が確保される。
よりクリープ膨張した場合には、抜止めリング14がそ
の傾斜面141を袋ナット12の傾斜面123と摺動し
て拡径し、図2に示す状態に戻るが、この場合において
も、上記の説明したように優れた止水性が確保される。
【0023】図4は、本発明の管継手の別の例を示す断
面図である。図4に示すように、この例の管継手3は、
管継手本体31の一端部の端縁の外周面に、袋ナット3
2を螺着する雄ねじ部311が設けられ、その奥側に管
挿入確認孔316が設けられ、管挿入確認孔116の奥
側の内周面に、周方向に沿ってゴム環装着溝312が設
けられ、ゴム環装着溝312内にはゴム環15が装着さ
れている。それ以外は、図1を参照して説明したものと
同じであるので対応する図番を付して詳細な説明は省略
する。この、管継手3の場合には、受口内の所定深さま
で、合成樹脂管2の挿口21の先端が確実に挿入されて
いるかを、管挿入確認孔116より確認するすることが
できるので、抜止め防止性及び止水性確保の両面の機能
を発揮できる状態に接続されているか否かを容易に確認
することができる。
面図である。図4に示すように、この例の管継手3は、
管継手本体31の一端部の端縁の外周面に、袋ナット3
2を螺着する雄ねじ部311が設けられ、その奥側に管
挿入確認孔316が設けられ、管挿入確認孔116の奥
側の内周面に、周方向に沿ってゴム環装着溝312が設
けられ、ゴム環装着溝312内にはゴム環15が装着さ
れている。それ以外は、図1を参照して説明したものと
同じであるので対応する図番を付して詳細な説明は省略
する。この、管継手3の場合には、受口内の所定深さま
で、合成樹脂管2の挿口21の先端が確実に挿入されて
いるかを、管挿入確認孔116より確認するすることが
できるので、抜止め防止性及び止水性確保の両面の機能
を発揮できる状態に接続されているか否かを容易に確認
することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の管継手は、上記のとおりの構成
とされているので、受口内に、合成樹脂管の挿口を挿入
するだけのワンタッチの操作で、止水性を維持しつつ抜
出し防止可能状態に接続することができる。
とされているので、受口内に、合成樹脂管の挿口を挿入
するだけのワンタッチの操作で、止水性を維持しつつ抜
出し防止可能状態に接続することができる。
【図1】本発明の管継手の一例を示す一部断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示す管継手に合成樹脂管を接続した状態
を説明する一部断面図である。
を説明する一部断面図である。
【図3】図1に示す管継手に接続した合成樹脂管に抜け
出し力が作用したとのの状態を説明する一部断面図であ
る。
出し力が作用したとのの状態を説明する一部断面図であ
る。
【図4】本発明の管継手の別の例を示す一部断面図であ
る。
る。
【図5】従来のコレット付き管継手の説明図であり、
(a)はその構造を説明する断面図、(b)は管を接続
したときの状態を説明する断面図である。
(a)はその構造を説明する断面図、(b)は管を接続
したときの状態を説明する断面図である。
1,3 管継手 2 合成樹脂管 11,31 管継手本体 12,32 袋ナット 13,33 内筒部 14,34 抜止めリング 15,16 ゴム環 21 挿口 112,131,312,331 ゴム環装着溝 123,323 傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 管継手本体と、該管継手本体に螺着され
た袋ナットと、前記管継手本体から前記袋ナットの内側
に延びる内筒部とで囲まれ、該内筒部と前記袋ナットと
の間に抜止めリングが装着された受口を備え、該受口内
に接続すべき合成樹脂管の挿口を挿入するだけのワンタ
ッチの操作で前記抜止めリングにて抜出し防止可能状態
に接続できる管継手であって、前記内筒部の外周面に、
前記挿口の内周面に当接するゴム環が装着されるととも
に、前記管継手本体の前記抜止めリングよりも奥側の内
周面に、前記挿口の外周面に当接するゴム環が装着され
ていることを特徴とする管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000010541A JP2001200972A (ja) | 2000-01-19 | 2000-01-19 | 管継手 |
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