JPH0932049A - 分水栓とその取付方法 - Google Patents

分水栓とその取付方法

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JPH0932049A
JPH0932049A JP17908495A JP17908495A JPH0932049A JP H0932049 A JPH0932049 A JP H0932049A JP 17908495 A JP17908495 A JP 17908495A JP 17908495 A JP17908495 A JP 17908495A JP H0932049 A JPH0932049 A JP H0932049A
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則雄 道満
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のように止めこまを移動させるための上
胴と下胴のねじ山を合わす必要がなくて取付け作業を効
率的に行うことができる分水栓とその取付方法を提供す
ること。 【解決手段】 流体管等の本管1の分岐口2に分岐用金
具4を介して装着される分水栓3である。直線状の軸線
をもち、上下端開口の単一の中空体からなる胴10を具
え、この胴は軸線と直交する側部に横枝管取付部11を有
し、下端部外周に袋ナット6と螺合するおねじ13を設け
ているとともに、下端部から上端部の内周にめねじ15を
設け、このめねじに止水用止めこま16を螺合し、この止
めこまの外周に環状のテーパ部17を設け、このテーパ部
が止水時に当接する内向き環状突部18を胴10の下端部内
周に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部に止水用止
めこまを有し、耐震性に優れた分水栓及び該分水栓の取
付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の止めこまを有する水道用分水栓
(甲形)として、例えば図16に示すものが知られてい
る。この分水栓01は上胴02、下胴03、止めナット04、袋
ナット05、止めこま06、パッキン07,08,09、およびソ
ケット010等から構成されている。下胴03の下部外周に
おねじ011が設けられ、上部外周には上胴02を取付ける
ためのおねじ012が設けられている。内周には止めこま0
6と螺合するめねじ013と、止めこま06と接し止水する止
水面014が設けられている。上胴02の下部内周に下胴03
のおねじ012と螺合するためのめねじ015が設けられ、ま
たその上部には止めこま06と螺合するめねじ016が上端
面まで設けられている。上胴02の上部外周におねじ017
が設けられ、止めナット04が螺合して取付けられてい
る。上胴02の中央側部には横枝管取付部018が設けら
れ、該取付け部の外周のおねじ019には袋ナット05が螺
合して取付けられている。
【0003】取付けに際しては、水道用本管020の管天
に図示しない穿孔機により分岐口021を形成した後、め
ねじを切り分水栓01の下胴03のおねじ011を螺合して接
合する。このとき下胴03のめねじ013に止めこま06が螺
合して下限に位置し、本管020からの止水を行う。この
ような方法により本管020に不断水下で分水栓の下胴03
を取付けた後、上胴02のめねじ015を下胴03のおねじ012
に螺合して取付ける。そして横枝管取付部018のソケッ
ト010に横枝管023を取付けた後、止めこま06をめねじ01
6に沿って上昇させて上限に位置させ、止めナット04部
の止水をする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この分水栓
01においては、下胴03と上胴02を止めこま06が上下する
には、下胴と上胴のねじ山の溝が合っていないと止めこ
まが上下できないので、下胴に対する上胴の取付けに際
し、ねじ山を合わす必要があり、取付け作業が煩雑とな
るという問題点があった。
【0005】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、ねじ山を合わす必要がなくて取付け作業
を効率的に行うことができる分水栓とその取付方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明の分水栓は、直線状の軸線をもち、
上下端開口の単一の中空体からなる胴を具えている。胴
は軸線と直交する側部に横枝管取付部を有し、下端部外
周に分岐用金具の袋ナットと螺合するおねじを設けてい
るとともに、下端部から上端部の内周にめねじを設け、
このめねじに止水用止めこまを螺合し、この止めこまの
外周に環状のテーパ部を設け、このテーパ部が止水時に
当接する内向き環状突部を胴の下端部内周に設けてい
る。請求項2の発明の分水栓は、請求項1において、横
枝管取付部にソケットを、横枝管取付部の内周とソケッ
トの外周との間にゴム輪を介装して挿入するとともに、
該ソケットを横枝管取付部の軸線に対して傾動可能に袋
ナットで締め付けている。
【0007】請求項3の発明の分水栓の取付方法は、請
求項1の分水栓の取付方法であって、胴の下端部側おね
じを本管の分岐口に取付けた分岐用金具に螺合して装着
した後、胴のめねじに螺合した止めこまを操作治具で下
端部側へ回転移動し、テーパ部を環状突部に当接させて
止水した後、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこま
を上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水する
ことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明の分水栓の取付方法は、請
求項1の分水栓の取付方法であって、外筒と該外筒内に
摺動可能に嵌入された拡径軸とを有し、該拡径軸の下端
部が大径の拡径ヘッドに形成され、かつ該ヘッドによっ
て拡径可能なゴム筒が外筒の下端部に設けられた止水治
具と、上下端開口の軸孔を有し、該軸孔を開閉するボー
ル弁が設けられた分岐用金具取付治具とを具えている。
この取付治具の軸孔に挿入される拡径治具による拡径終
了後、該拡径治具を引き抜くとともに、取付治具の軸孔
の上端開口部から分岐用金具を経て本管内に止水治具を
ボール弁を開いて挿入し、拡径ヘッドでゴム筒を拡径し
て拡径部の内面に圧接させることにより止水のための栓
がされた状態にし、次に止水治具の上方から胴を差し込
んで、胴の下端部側おねじを分岐用金具に螺合して装着
し、胴の横枝管取付部に蓋を取付けるとともに、上下端
開口の本体内にボール弁を有する弁部材を同様に止水治
具の上方から差し込んで、弁部材の本体の下端部側めね
じを胴の上端部側おねじに螺合して装着し、止水治具を
弁部材のボール弁の上まで引き上げた後、該ボール弁を
閉めたうえ止水治具を引き抜き、次に弁部材の本体の上
端部側から止めこまをボール弁の上方まで挿入するとと
もに、ボール弁を開いて止めこまをさらに下方に挿入
し、胴のめねじに螺合して操作治具で下端部側へ回転移
動し、テーパ部を胴の環状突部に当接するまで締め付け
て止水し、この止めこまによる止水状態で蓋を外し、横
枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを胴の上端部側
へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特徴
とする。
【0009】請求項5の発明の分水栓の取付方法は、請
求項1の分水栓の取付方法であって、本管の分岐口に取
付けた分岐用金具に円板状パッキンを装着するととも
に、該パッキンの上方から上下端開口の押え部材を分岐
用金具に螺合して締め付け治具で締め付けながら押圧
し、該パッキンの中央部にワイヤの一端を取付け、この
ワイヤの他端を胴の横枝管取付部に取付けた蓋から引き
出し可能に貫通させ、そのうえで胴を分岐用金具に螺合
して該胴の下端に形成した切断刃でパッキンの周縁部を
切断し、この切断したパッキンをワイヤの引き出しによ
って横枝管取付部まで引き上げた後、胴のめねじに螺合
した止めこまを操作治具で下端部側へ回転移動し、テー
パ部を胴の環状突部に当接するまで締め付けて止水し、
この止めこまによる止水状態で蓋を外し、横枝管取付部
に横枝管を取付け、止めこまを胴の上端部側へ回転移動
し、上端開口部を閉じて止水することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図3はこの発明の第1
の実施の形態であり、この実施の形態により流体管等の
本管1の分岐口2に分水栓3が分岐用金具4を介して取
付けられた状態が図1に示されている。図2は分水栓の
正面図である。
【0011】分岐用金具4は袋ナット6とゴム輪7とス
リーブ8から構成されている。9は図示しない拡径治具
により形成された拡径部である。分水栓3は直線状の軸
線をもち、上下端開口の単一の中空体からなる胴10を具
えている。胴10は軸線と直交する側部に横枝管取付部11
を有し、下端部外周に袋ナット6のめねじ12と螺合する
おねじ13が設けられているとともに、下端部から上端部
の内周にめねじ15が設けられ、このめねじに止水用止め
こま16が螺合されている。止めこま16の外周に環状のテ
ーパ部17が設けられ、このテーパ部が止水時に当接する
内向き環状突部18が胴10の下端部内周に設けられてい
る。19は止めこま16の上面に設けられた操作治具用係合
凹部、20は胴10の下端とスリーブ8の上端フランジ面に
介装されたパッキンである。胴10の上端部外周におねじ
21が設けられ、このおねじにパッキン22を介装して袋ナ
ット23が螺合されている。胴10のおねじ13,21が設けら
れていない中間部外周には胴10を分岐用金具4の袋ナッ
ト6に取付ける際に回転させるための回転治具(例えば
スパナ)が取付けられるナット形状面25に形成されてい
る(図2)。
【0012】横枝管取付部11の外周におねじ26が設けら
れている。27は横枝管28取付用のソケットであり、一端
フランジ面27aを取付部11の先端フランジ面11aにパッ
キン29を介装して当接され、かつその接合部がおねじ26
に螺合された袋ナット30により締め付け固定されてい
る。
【0013】前記のような分水栓3の断水下で行う取付
け手順を説明する。まず、本管1の分岐口2に取付けら
れた分岐用金具4に分水栓3を取付ける。すなわち、分
岐用金具4の袋ナット6のめねじ12に分水栓3胴10のお
ねじ13を螺合して装着した後、胴10のめねじ15に螺合し
た止めこま16を上端開口部から挿入する図示しない操作
治具の下端部を係合凹部19に係合させて下端部側へ回転
移動し、テーパ部17を環状突部18に当接させる。これに
より胴10の下端開口が閉鎖され、止水された状態とな
る。次に、横枝管取付部11に袋ナット30を介して取付け
られたソケット27に横枝管28を取付け、その後、止めこ
ま16を上端部側へ回転移動し、その上端面をパッキン22
に当接させる。これにより胴10の上端開口が閉鎖され、
分岐工事は終了する。
【0014】分水栓3の取付け手順を不断水下で行う場
合について図3,4を参照して説明する。この場合には
本出願人が特願平6−252024号で提案した止水治
具と分岐用金具取付治具を用いる。止水治具32は図3に
示すように外筒33と該外筒内に摺動可能に嵌入された拡
径軸34とを有している。拡径軸34の下端部は大径の拡径
ヘッド35に形成されている。外筒33の下端部には拡径ヘ
ッド35によって拡径可能なゴム筒36が設けられている。
37は拡径軸34の上端部外周に形成されたおねじで、該お
ねじには調整ナット38がワッシャ39を介して螺合されて
いる。調整ナット38は回転することにより拡径軸34を外
筒33に対して上下動させることができるようになってい
る。40はパッキンである。分岐用金具取付治具42は図4
に示すように螺合により連結された上部材43と下部材44
からなっている。取付治具42の中心部には上下端開口の
軸孔45が設けられ、かつ内部には軸孔45を開閉するボー
ル弁46が設けられている。
【0015】取付けに際しては、取付治具42の軸孔45に
挿入される図示しない拡径治具による拡径終了後、該拡
径治具を引き抜くとともに、分岐用金具4のナット6に
下端部おねじ48が螺合して取り付けられた状態の取付治
具42の軸孔45の上端開口部から図4のように止水治具32
を差し込み、ボール弁46を開いてさらに分岐用金具4を
経て本管1内の拡径部9より突出した位置となるように
挿入する。そして、調整ナットにより38により拡径軸34
を引き上げて、拡径ヘッド35でゴム筒36を拡径して拡径
部9の内面に圧接させる。これにより分岐口2部は止水
のための栓がされた状態になる。しかる後、図3のよう
に止水治具32の上方から分水栓3の胴10を差し込んで、
胴10の下端部側おねじ13を分岐用金具4のナット6のめ
ねじ12に螺合し、下端面でパッキン50を押圧するように
して装着する。分水栓3の装着後、胴10の横枝管取付部
11に蓋51をパッキン52を介して取付ける。
【0016】また、上下端開口の本体54内にボール弁55
を有する弁部材56を同様に止水治具32の上方から差し込
み、本体54の下端部側めねじ57を胴10の上端部側おねじ
21に螺合して装着する。弁部材56の装着後、止水治具32
を弁部材56のボール弁55の上まで引き上げ、該ボール弁
を閉めて止水治具32を引き抜く。止水治具32を引き抜い
た後、弁部材56の本体54の上端部側から止めこま16をボ
ール弁55の上方まで挿入するとともに、該ボール弁を開
いてさらに下方に挿入し、胴10のめねじ15に螺合させて
前記のように操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ
部17を胴10の環状突部18に当接するまで締め付ける。環
状突部18への当接により胴10の下端開口が閉鎖され、止
水された状態となる。この止めこま16による止水状態で
蓋51を外し、前記のように横枝管取付部11に横枝管28を
取付ける。その後、弁部材56を胴10から外すとともに、
該胴の上部にパッキン22、袋ナット23を装着して、止め
こま16を上端部側へ回転移動することにより胴10の上端
開口が閉鎖され、分岐工事は終了する。尚、60,61,62
はパッキン、63はボール弁55を回転操作するためのハン
ドル取付部、64は本体54の上端部おねじ65に螺合された
袋ナットである。
【0017】図5ないし7は横枝管取付部11に取付けら
れたソケット部の変形した例であり、この例は横枝管取
付部11にソケット68を、横枝管取付部11の内周とソケッ
ト68の外周との間にゴム輪69を介装して挿入するととも
に、該ソケット68を横枝管取付部11の軸線に対して傾動
可能に袋ナット30で締め付けている点において、第1の
実施の形態と相違し、そのほかの構成はほぼ同じになっ
ている。ゴム輪69は図7のように取付前の自由状態でフ
ランジ70と反対側の端部が内向きの環状突部71に形成さ
れており、該突部が取付状態となると反転して外向きに
圧接されるようになっている。また、ゴム輪69のフラン
ジ70とソケット68のフランジ72は互いに接して取付部11
の先端フランジ面とナット30の先端フランジ30aとによ
り挾持された形になっている。ソケット68をこのように
取付けると横枝管28に曲げが働き分水栓3に横方向の力
が加わったとき図6のように横枝管取付部11でのソケッ
ト68が傾動して力を吸収することが可能となり、接続部
からの漏水の発生をなくしたり、分水栓3の取付け部が
座屈するということがない。
【0018】図8ないし10は横枝管取付部11に取付けら
れたソケット部のさらに別の変形例であり、この例は前
記例と類似の構成を有し、横枝管取付部11にソケット75
を、横枝管取付部11の内周とソケット75の外周との間に
ゴム輪76を介装して挿入するとともに、該ソケット75を
横枝管取付部11の軸線に対して傾動可能に袋ナット77で
締め付けている点において、第1の実施の形態と相違
し、そのほかの構成はほぼ同じになっている。ゴム輪76
は図10のように取付前の自由状態でフランジ78と反対側
の端部が内外向きの環状突部79に形成されており、該突
部が取付状態となると内向きも含めて全て外向きになっ
て圧接されるようになっている。また、ゴム輪76のフラ
ンジ78とソケット75のフランジ80は互いに接して取付部
11の先端フランジ面とスプリング81により押圧されるワ
ッシヤ82とにより挾持された形になっている。83はナッ
ト77の先端部に取り付けられた土砂流入防止カバーであ
る。ソケット75をこのように取付けるとソケット75の伸
縮(移動)を許容し、かつ前記の例と同様な作用効果が
期待できる。
【0019】図11ないし15はこの発明の第2の実施の形
態である。この実施の形態の分水栓3の取付けに際して
は、まず、本管1の分岐口2に取付けた分岐用金具4の
スリーブ8の上端フランジの上に円板状パッキン86を挿
入して装着するとともに、該パッキンの上方から上下端
開口の筒状の押え部材87をその外周に形成したおねじ88
をナット6に螺合して図示しない締め付け治具で締め付
けながら押圧して図11のように取付ける。この締め付け
治具による締め付けに際しては、押え部材87の内周に設
けるスプライン89に締め付け治具のスプラインを係合し
て行う。締め付け後、パッキン86の中央部に設けたワイ
ヤ取付け部91にワイヤ92の一端を取付ける。図11ではさ
らにその上から保護ボルト93がナット6に螺合され、該
ボルトの上面に地上からの検知により埋設された本管に
おける分岐部を確認するための被検知板取付け用の凹所
94が形成されているが、ここではその説明は省略する。
【0020】ワイヤ取付け部91に一端が取付けられたワ
イヤ92の他端を胴10の横枝管取付部11に取付けた蓋96の
止水ゴム97の孔から引き出し可能に貫通させ、そのうえ
で胴10の下端部おねじ13をナット6に螺合する。胴10の
下端には図12に示すように切断刃98が形成されており、
この刃で前記螺合によりパッキン86の周縁部を切断す
る。パッキン86には予め切断し易いように環状溝99が周
縁部に切り込んである。そして、この切断したパッキン
86をワイヤ92の引き出しによって図14のように横枝管取
付部11まで引き上げた後、胴10のめねじ15に螺合した止
めこま16を前記のように図示しない操作治具で下端部側
へ回転移動し、テーパ部17を胴10の環状突部18に当接す
るまで締め付ける。環状突部18への当接により胴10の下
端開口が閉鎖され、止水された状態となる。この止めこ
ま16による止水状態で蓋96を外し、前記のように横枝管
取付部11に横枝管28を取付ける。その後、止めこま16を
上端部側へ回転移動することにより胴10の上端開口が閉
鎖され、分岐工事は終了する。
【0021】前記のように最も好ましい第1の実施の形
態と第2の実施の形態を説明したが、これらの実施の形
態は好ましい一例を挙げたにすぎず、この発明はこれら
実施の形態に限るものではなく、請求項に記載した事項
の範囲の分水栓とその取付方法にまで技術的範囲が及ぶ
ことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のように直線状の
軸線をもち、上下端開口の単一の中空体からなる胴を具
た構成からなり、従来のように上胴と下胴からなるもの
でないため、従来のようにねじ山を合わす必要がなくて
取付け作業を効率的に行うことができる。請求項2の発
明は横枝管取付部に取り付けた横枝管に横方向からの大
きな曲げ、引っ張り等の力が働いても、傾動するソケッ
トにより横枝管が屈曲、伸縮するので、接続部からの漏
水の発生をなくすことができるとともに、分水栓の取付
け部の座屈も防止することができる。請求項3ないし5
の発明は請求項1の分水栓を断水下、又は不断水下にお
いて容易に取付けることができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態で、流体管等の本
管の分岐口に分水栓が分岐用金具を介して取付けられた
状態を示す縦断正面図である。
【図2】分水栓の正面図である。
【図3】止水治具を使用中の作用説明用縦断正面図であ
る。
【図4】取付治具を使用中の作用説明用縦断正面図であ
る。
【図5】横枝管取付部に取付けられたソケット部の変形
例を示す縦断正面図である。
【図6】図5の作用説明用縦断正面図である。
【図7】ゴム輪の半部破断の正面図である。
【図8】横枝管取付部に取付けられたソケット部のさら
に別の変形例を示す縦断正面図である。
【図9】図8の作用説明用縦断正面図である。
【図10】ゴム輪の半部破断の正面図である。
【図11】この発明の第2の実施の形態で、流体管等の
本管の分岐口に取り付けられた分岐用金具等を示す縦断
正面図である。
【図12】分水栓の胴の縦断正面図である。
【図13】作用説明用縦断正面図である。
【図14】作用説明用縦断正面図である。
【図15】作用説明用縦断正面図である。
【図16】従来の例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 本管 2 分岐口 3 分水栓 4 分岐用金具 6 袋ナット 10 胴 11 横枝管取付部 16 止めこま 17 テーパ部 18 環状突部 27 ソケット 28 横枝管 32 止水治具 33 外筒 34 拡径軸 35 拡径ヘッド 36 ゴム筒 38 調整ナット 42 分岐用金具取付治具 46 ボール弁 54 本体 55 ボール弁 56 弁部材 86 環状パッキン 87 押え部材 92 ワイヤ 98 切断刃

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体管等の本管の分岐口に分岐用金具を
    介して装着されるものであって、直線状の軸線をもち、
    上下端開口の単一の中空体からなる胴を具え、この胴は
    軸線と直交する側部に横枝管取付部を有し、下端部外周
    に前記分岐用金具の袋ナットと螺合するおねじを設けて
    いるとともに、下端部から上端部の内周にめねじを設
    け、このめねじに止水用止めこまを螺合し、この止めこ
    まの外周に環状のテーパ部を設け、このテーパ部が止水
    時に当接する内向き環状突部を前記胴の下端部内周に設
    けたことを特徴とする分水栓。
  2. 【請求項2】 横枝管取付部にソケットを、横枝管取付
    部の内周とソケットの外周との間にゴム輪を介装して挿
    入するとともに、該ソケットを横枝管取付部の軸線に対
    して傾動可能に袋ナットで締め付けてなる請求項1記載
    の分水栓。
  3. 【請求項3】 請求項1の分水栓の取付方法であって、
    胴の下端部側おねじを本管の分岐口に取付けた分岐用金
    具に螺合して装着した後、胴のめねじに螺合した止めこ
    まを操作治具で下端部側へ回転移動し、テーパ部を環状
    突部に当接させて止水した後、横枝管取付部に横枝管を
    取付け、止めこまを上端部側へ回転移動し、上端開口部
    を閉じて止水することを特徴とする分水栓の取付方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の分水栓の取付方法であって、
    外筒と該外筒内に摺動可能に嵌入された拡径軸とを有
    し、該拡径軸の下端部が大径の拡径ヘッドに形成され、
    かつ該ヘッドによって拡径可能なゴム筒が外筒の下端部
    に設けられた止水治具と、上下端開口の軸孔を有し、該
    軸孔を開閉するボール弁が設けられた分岐用金具取付治
    具とを具え、この取付治具の軸孔に挿入される拡径治具
    による拡径終了後、該拡径治具を引き抜くとともに、取
    付治具の軸孔の上端開口部から分岐用金具を経て本管内
    に止水治具を前記ボール弁を開いて挿入し、拡径ヘッド
    でゴム筒を拡径して拡径部の内面に圧接させることによ
    り止水のための栓がされた状態にし、次に止水治具の上
    方から胴を差し込んで、胴の下端部側おねじを分岐用金
    具に螺合して装着し、胴の横枝管取付部に蓋を取付ける
    とともに、上下端開口の本体内にボール弁を有する弁部
    材を同様に止水治具の上方から差し込んで、弁部材の本
    体の下端部側めねじを胴の上端部側おねじに螺合して装
    着し、止水治具を弁部材のボール弁の上まで引き上げた
    後、該ボール弁を閉めたうえ止水治具を引き抜き、次に
    弁部材の本体の上端部側から止めこまをボール弁の上方
    まで挿入するとともに、ボール弁を開いて止めこまをさ
    らに下方に挿入し、胴のめねじに螺合して操作治具で下
    端部側へ回転移動し、テーパ部を胴の環状突部に当接す
    るまで締め付けて止水し、この止めこまによる止水状態
    で蓋を外し、横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこま
    を胴の上端部側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水
    することを特徴とする分水栓の取付方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の分水栓の取付方法であって、
    本管の分岐口に取付けた分岐用金具に円板状パッキンを
    装着するとともに、該パッキンの上方から上下端開口の
    押え部材を分岐用金具に螺合して締め付け治具で締め付
    けながら押圧し、該パッキンの中央部にワイヤの一端を
    取付け、このワイヤの他端を胴の横枝管取付部に取付け
    た蓋から引き出し可能に貫通させ、そのうえで胴を分岐
    用金具に螺合して該胴の下端に形成した切断刃でパッキ
    ンの周縁部を切断し、この切断したパッキンをワイヤの
    引き出しによって横枝管取付部まで引き上げた後、胴の
    めねじに螺合した止めこまを操作治具で下端部側へ回転
    移動し、テーパ部を胴の環状突部に当接するまで締め付
    けて止水し、この止めこまによる止水状態で蓋を外し、
    横枝管取付部に横枝管を取付け、止めこまを胴の上端部
    側へ回転移動し、上端開口部を閉じて止水することを特
    徴とする分水栓の取付方法。
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