JPH024648A - アルミニウム缶 - Google Patents

アルミニウム缶

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Publication number
JPH024648A
JPH024648A JP14303288A JP14303288A JPH024648A JP H024648 A JPH024648 A JP H024648A JP 14303288 A JP14303288 A JP 14303288A JP 14303288 A JP14303288 A JP 14303288A JP H024648 A JPH024648 A JP H024648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
aluminum
projection
cans
tapering part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14303288A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Furuya
古谷 暢男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Metal Corp filed Critical Mitsubishi Metal Corp
Priority to JP14303288A priority Critical patent/JPH024648A/ja
Publication of JPH024648A publication Critical patent/JPH024648A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、飲料用のアルミニウム缶に係り、特にレト
ルト殺菌処理する低酸性飲料用のアルミニウム缶に関す
るものである。
「従来の技術」 従来、ウーロン茶、麦茶、コーヒー ミルク入りコーヒ
ー等の低酸性飲料用には、鉄缶が使用されている。しか
し、近時、液体窒素充填法が開発され、非炭酸系の飲料
もアルミニウム缶に充填が可能になり、このため、気密
性、軽量性、さらには回収再生可能で省資源になる、あ
るいは製造コストが安価である等の点で優れたアルミニ
ウム缶を低酸性飲料用としても使用しようとする機運が
高まってきた。ところで、上記のような低酸性飲料に用
いる場合には、低酸性飲料を充填後に、高温、長時間の
熱水あるいは熱蒸気による殺菌処理(いわゆるレトルト
殺菌処理)をする必要がある。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来のアルミニウム缶にあっては、
このレトルト殺菌処理をすると、処理したアルミニウム
缶のうちの何個かに、地金が露出している缶底の外面が
変色(白変または黒変)するものがあり、このため商品
イメージを著しく悪くするという問題があちた。
すなわち、本来、アルミニウム缶の表面は、リン酸・ク
ロム酸溶液等に上り化成処理され、水に不溶な皮膜で覆
われているので熱水等では変色するものではない。とこ
ろかが、現実には、アルミニウム缶製缶における化成処
理工程はマスフローにて連続的に行なわれているため、
全敗が全面均一に化成処理されることは期待できない。
したがって、所定の膜厚が得られなかったり、不均一に
処理された缶がある程度の確率で混入することは避けら
れない。そして、このような缶がレトルト殺菌処理され
ると、熱水が直接地金に接する缶底の外面が熱水による
アルミニウム地金表面の酸化および熱水中の不純物金属
イオンによって変色する確率が極めて高かったのである
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、レトルト殺菌処理しても変色しないア
ルミニウム缶を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 発明者等は、上記問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、化成処理工程の改善もさることながら、変色の可能
性のある缶底の外面に塗装を施すことにより変色を容易
に防止できることを見出した。
さらには、缶底に突出部を形成し、この突出部を除く缶
底の外面に塗装を施すことにより、塗料によって缶底の
滑りが阻害されないようにして、搬送等を円滑に行える
ようにした。
「実施例」 以下、この発明の実施例を図面を参照しながら説明する
第1図はアルミニウム缶の部分断面図であり、同図にお
いて、符号lは缶胴、2は、缶胴の下端にロート状に形
成されたテーパ部2aとこのテーパ部2aの下端に環状
に外方に突出して形成された突出部2bとこの突出部2
Cの内側に凹状に形成された缶底部2Cとからなる缶底
であって、これらはアルミニウム薄板をプレス成形する
ことにより一体的に形成されている。缶底2の外面には
塗装が施されている一部の塗装は化成処理後に行なわれ
たものである。上記塗装に使用される塗料の塗膜構成要
素としては、基本的にはレトルト殺菌処理時における熱
水あるいは熱水蒸気(通常、温度125℃、処理時間3
0分以内)に耐え得るものであれば何でもよいが、製缶
ラインの生産スピード、作業性などを考慮すると、エポ
キシ樹脂、アルキッド樹脂等が好ましい。塗料の溶剤系
については水性、有機溶剤のいずれでもよい。塗装方法
としては、従来から内面塗装工程に使用されているスプ
レー法、a−ルコート法等が適用可能である。
このようなアルミニウム缶においては、レトルト殺菌処
理時に缶底2の外面に熱水あるいは熱蒸気が直接接しな
いためこれらの部分が変色することがない。したがって
、商品イメージを損なうことがない。
また、製缶工程における既設の内面塗装装置の一部を改
良することにより容易に実施できるので、製缶コストも
ほとんど従来と変わらないという利点がある。
なお、上記実施例においては、缶底2外面の全面に塗装
したが、テーパ部2aの外面と缶底部2Cの外面に塗装
し、突出部2bの外面に塗装しないようにしてもよい。
このようにすると、塗料によって滑りが阻害されないた
め搬送等を円滑に行うことができる。この場合、突出部
2bはアルミニウム缶の底部に位置しかつ小面積である
ので、この部分が変色したとしても目立たないため商品
イメージを損ねるということはない。さらに、突出11
2bにワックスを塗布するようにすれば搬送等がより円
滑になる。
次に、この発明の効果を定量的に確認するために行った
実験例を以下に記述する。
「実験例」 シームレスアルミニウム缶5000個を、通常の製缶工
程の内面塗装工程時に同工程に使用している塗装装置を
用いて、そのテーバ部外面と缶底部外面にエポキシフェ
ノール系溶剤型塗料を合せ塗装した後、6缶にウーロン
茶を充填し、!20℃で30分間加熱水蒸気にてレトル
ト殺菌処理した。
また、比較例として、通常の製缶工程で製造した塗装な
しの缶5000個にそれぞれウーロン茶を充填後、上記
同様の条件でレトルト殺菌処理した。
レトルト殺菌処理後、テーパ部外面と缶底部外面を観察
した結果、塗装された缶では変色した缶が皆無であった
が、従来の塗装なしの缶では5000個中20個(0,
4%)が白色に変色していた。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明のアルミニウム缶にあっ
ては、缶底に塗装を施したのでレトルト殺菌処理してら
これらの部分が変色することがなく、よって、商品イメ
ージを損なうことがない。
また、製缶工程における既設の内面塗装装置の一部を改
良することにより容易に実施でき、このため、製缶コス
トも従来とほとんど変わらないという利点がある。
さらには、缶底に突出部を形成し、この突出部を除く缶
底の外面に塗装すれば、塗料によって滑りが阻害されな
いため搬送等を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す部分断面図である。 ■・・・・・・缶胴、2・・・・・・缶底、2a・・・
・・・テーパ部、2b・・・・・・突出部、2c・・・
・・・缶底部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)缶胴と缶底とが一体に成形されてなり、内部に低
    酸性飲料が充填されるアルミニウム缶において、 上記缶底の外面に塗装を施したことを特徴とするアルミ
    ニウム缶。
  2. (2)缶胴と缶底とが一体に成形されてなり、内部に低
    酸性飲料が充填されるアルミニウム缶において、 上記缶底にこれから突出する突出部を形成し、かつ上記
    突出部を除く上記缶底の外面に塗装を施したことを特徴
    とするアルミニウム缶。
JP14303288A 1988-06-10 1988-06-10 アルミニウム缶 Pending JPH024648A (ja)

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JP14303288A JPH024648A (ja) 1988-06-10 1988-06-10 アルミニウム缶

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JP14303288A JPH024648A (ja) 1988-06-10 1988-06-10 アルミニウム缶

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JPH024648A true JPH024648A (ja) 1990-01-09

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ID=15329322

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JP14303288A Pending JPH024648A (ja) 1988-06-10 1988-06-10 アルミニウム缶

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585712A (ja) * 1981-07-02 1983-01-13 Canon Inc 光学走査装置
JPS61273325A (ja) * 1985-05-16 1986-12-03 日本ナシヨナル製罐株式会社 薄肉缶容器を用いた飲料の密封充填殺菌方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585712A (ja) * 1981-07-02 1983-01-13 Canon Inc 光学走査装置
JPS61273325A (ja) * 1985-05-16 1986-12-03 日本ナシヨナル製罐株式会社 薄肉缶容器を用いた飲料の密封充填殺菌方法

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