JPH0246268A - 油中水滴型乳化調味料 - Google Patents

油中水滴型乳化調味料

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JPH0246268A
JPH0246268A JP63195062A JP19506288A JPH0246268A JP H0246268 A JPH0246268 A JP H0246268A JP 63195062 A JP63195062 A JP 63195062A JP 19506288 A JP19506288 A JP 19506288A JP H0246268 A JPH0246268 A JP H0246268A
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JP
Japan
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soy sauce
oil
flavor
water
fatty oil
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Pending
Application number
JP63195062A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Hayakawa
早川 忠昭
Tadao Kato
忠夫 加藤
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油中水滴型乳化調味料、さらに詳しくは醤油を
食用油脂でコーティングすることによって醤油を他の成
分と接触させることなくその風味を発揮できる新規な油
中水滴型乳化調味料に関するものである。
〔従来の技術〕
醤油は古くから日本人に親しまれている調味料であるが
、食品中に微量でも添加すると、食品全体に醤油自身の
色が影響し、特に加熱工程を必要とする食品においては
醤油と他の食品成分が褐変反応し問題となる。また醤油
のp)lが4〜5と酸性域にあるため、他の食品成分に
悪影響を及ぼす場合もある。このような問題点を解決す
る方法として、醤油製造時の褐変度を抑制したうすいろ
醤油、しろ醤油を使用する場合があるが、これらは一般
に使用される醤油に比べ風味が劣るため、使用範囲に制
限がある。
一方、醤油と食用油脂を水中油滴型に乳化した調味料が
知られている。このような調味料においては、醤油に1
5〜18重量%の塩分が含有されているため、油脂との
安定な乳化物を得ることが困難である。この問題を解決
した乳化調味料として、耐塩性天然糊料を用いるもの(
特開昭48−48690)、澱粉を用いるもの(特開昭
48−19760)、有機酸モノグリセリド、ショ糖脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、カゼイ
ンナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、α化澱粉とを併用するもの(特公昭6l−4890
2)などが提案されているが、いずれも水中油滴型乳化
調味料であり、油中水滴型に乳化する例は見られない。
このような醤油と食用油脂を水中油滴型に乳化した調味
料は、外相部が醤油を主成分とする水相であるため、褐
変反応等の問題は解決できない。
また醤油と食用油脂を油中水滴型に乳化することは困難
であり、通常の乳化剤を用いて乳化させても安全な乳化
液は得られない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、醤油風味が期待される食品に対し、醤
油の色調を影響させることなく、その風味を付与でき、
醤油含量の高い安定な油中水滴型乳化調味料を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、醤油を主成分とする水相と食用油脂とを1重
量比8:2〜5:5で乳化した油中水滴型乳化調味料で
あって、乳化剤として全配合量中0.1〜20重量%の
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルと、合計量
で0.05〜10重量%のレシチンおよびヨウ素価70
以上の脂肪酸モノグリセリドとを併用して乳化し、醤油
を食用油脂でコーティングしたことを特徴とする油中水
滴型乳化調味料である。
本発明で使用する醤油は、一般の醤油が使用でき、例え
ばうす口、濃口、しろ、うすいろ、たまり醤油などのい
ずれでもよく、これらは単品で、または混合して用いて
もよい。
本発明で使用する食用油脂は一般の可食性油脂が使用で
き、例えばコーン油、ナタネ油、大豆油、牛脂、豚脂な
どの公知の天然植物性油脂をあげることができるが、常
温で液状もしくは流動状のものが好ましい。
上記以外の配合材料として、例えば食塩、砂糖液糖、ア
ミノ酸系調味料1着香料、着色料、ビタミン類、抗酸化
剤などを適宜加えることができる。
また必要に応じて水を加え、醤油濃度を低くしてもよい
本発明の調味料は、上記成分中醤油を主成分とする水相
と食用油脂とを配合比(重量比)8:2〜5:5で乳化
して油中水滴型の乳化液としたものであり、上記以外の
配合比率では安定な油中水滴型乳化調味料を製造するこ
とができない。
本発明において乳化剤として用いられるポリグリセリン
縮合リシノレイン酸エステルは、主にひまし油を原料と
する縮合リシノレイン酸とポリグリセリンのエステル化
反応により得られるものであり、ポリグリセリンの重合
度は2〜16、好ましくは4〜10、リシノレイン酸の
縮合度は2〜16、好ましくは2〜10が好ましい。
このポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの油中
水滴型乳化調味料への添加量は、全体の0.1〜20重
景%重量ましくは0.1〜10重量%であり、0.1重
量%より少ない場合は乳化機能が低下し、また20重量
%を超えると風味の点から好ましくない。
同様に乳化剤として使用されるレシチンは、大豆、卵黄
などから抽出されたリン脂質であり、精製したものでも
、未精製のものでも、あるいは酵素処理を施したもので
も使用できるが1通常は一般のマーガリン製造に用いら
れる市販の大豆レシチンを使用することができる。
また同様に使用する脂肪酸モノグリセリドはオレイン酸
を主成分とする脂肪酸とグリセリンのエステル化反応物
で、ヨウ素価70以上のものである。
レシチンとヨウ素価70以上の脂肪酸モノグリセリドの
合計量は全体の0.05〜10重量%、好ましくは0.
05〜3重量%で、レシチン:脂肪酸モノグリセリドの
配合比は4:1〜1:4の範囲が好ましい。上記以外の
配合量では安定な油中水滴型乳化調味料を製造すること
ができない。
本発明の油中水滴型乳化調味料は、上記各成分を混合し
て乳化し、油中水滴型の乳化液とすることにより製造さ
れる。油中水滴型の乳化液とするためには、油溶性成分
および乳化剤を食用油脂に溶解した油相中に、水溶性成
分を溶解した醤油を主成分とする水相およびその他の成
分を滴下しながら乳化し、醤油を食用油脂でコーティン
グする。
乳化方法は従来の方法に従いホモミキサー、ホモジナイ
ザー、パーツエフター、コンビネータ−などを用いて微
細に乳化して製品化することができる。
こうして得られる油中水滴型乳化調味料は、醤油の表面
を食用油脂でコーティングした状態となっているので、
醤油は他の成分と接触せず、風味を保持する。従ってこ
れを食品に添加した場合、醤油の色調を他の成分に影響
させず、褐変反応を防止することができる。また乳化安
定性が高く、長期にわたって油層と醤油層の分離が生じ
ない。
このため醤油の風味を長時間持続させることができ、醤
油と油脂の旨味を持ち合わせた新規な乳化型調味料が得
られ、例えば畜肉製品、水産加工品、レトルト製品、缶
詰製品など幅広い分野に用いることができる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明の油中水滴型乳化調味料は、特定の
乳化剤を使用して醤油を食用油脂中に乳化し、醤油の表
面を油脂でコーティングするようにしたので、食品に添
加しても最終製品への着色性が低く、また醤油の風味の
持続性も高く、しかも製品に油脂の旨味と機能を付与す
る安定な油中水滴型乳化調味料が得られる。
〔実施例〕
次に実施例、比較例および応用例により本発明を説明す
る。各例中、%は重量%、部は重量部を示す。
実施例1〜4および比較例1〜8 第1表に示す配合で、食用油脂を70℃まで加熱後、ポ
リグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、レシチン、
脂肪酸モノグリセリドを溶解した。
上記油相に対して、同温度にまで加熱した醤油を滴下し
、70℃にて20分間混合乳化した後急冷可塑化機を通
過させ、油中水滴型乳化調味料を調製した。得られた油
中水滴型乳化調味料をそれぞれ100cc容のガラスカ
ップに入れ、40℃の恒温室中で、振どう培養器を用い
て振どう試験を行い、油層、醤油層の分離状況を観察し
た。その結果を第2表に示す。
第2表 +:明らかに乳化破壊がみられる ±:わずかに醤油層が分離 m:分離は全く観察されない 以上の結果より、レシチンを使用しないもの(比較例1
)、ヨウ素価70以上の脂肪酸モノグリセリドを使用し
ないもの(比較例2.5.6)、レシチンとヨウ素価7
0以上の脂肪酸モノグリセリドの合計量が全体の0.0
5重量%未満のもの(比較例3)、ポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルの配合量が全体の0.1重量%
未満のもの(比較例4)、水相と食用油脂の重量比が8
=2〜5:5を超えるもの(比較例7.8)は本発明に
よるもの(実施例1〜4)に比べ乳化安定性が劣ってい
た。
実施例1〜4により得られた油中水滴型乳化調味料は乳
化安定性が優れ、醤油含量も高い新規な調味素材であっ
た。
以下、本発明により得られた油中水滴型乳化調味料の効
果について応用例に基づき説明する。各応用例に使用し
た油中水滴型乳化調味料は、前述の実施例1により得ら
れたものである。また、比較対照品は、応用例と等量と
なるよう醤油を使用し、調製した。
応用例1 いかかんづめ用調味料 油中水滴型乳化調味料      70  部液   
糖                 25!!食  
 塩                 4.7nキサ
ンタンガム          0.311以上の配合
より得られた調味料を用いて、いかかんづめを製造した
。得られたいかかんづめは対照品に比較して、油脂によ
る食感改良効果が十分発揮され、また褐変の抑えられた
ソフトな色あいの製品であった。
応用例2 和風フランスパン フランスパン専用粉       100  部砂  
 糖                  28食  
 塩                  2 、。
イースト             2.5Nイースト
フード          Q、ln水       
                5Q   IIショ
ートニング          2  n油中水滴型乳
化調味料       5以上の配合で製造したフラン
スパンは、対照品に比較して着色度が小さく、醤油風味
の優れた新規な製品であった。
応用例3 和風魚肉ソーセージ 魚肉(冷凍スケソウ、マグロ、さめ)100  部油中
水滴型乳化調味料      IQ  n馬れいしょデ
ンプン        IQ  II砂   糖   
               2食   塩    
               3  〃卵    白
                       5 
  〃活性グルテン           5  /1
亜硝酸塩             0.01ttリン
酸塩              o、3〃以上の配合
で製造した魚肉ソーセージは、対照品に比較して着色度
が小さく、醤油風味の優れた新規な魚肉加工品であった
応用例4 ウィンナ−ソーセージ 畜肉(豚肉、牛肉、羊肉) 豚脂肪 氷   水 油中水滴型乳化調味料 食   塩 砂   糖 アミノ酸系調味料 香辛料 以上の配合で製造したウィンナ−ソーセージは、対照品
に比較して着色度が小さく、醤油風味の優れた新規な畜
肉加工品であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)醤油を主成分とする水相と食用油脂とを、重量比
    8:2〜5:5で乳化した油中水滴型乳化調味料であっ
    て、乳化剤として全配合量中0.1〜20重量%のポリ
    グリセリン縮合リシノレイン酸エステルと、合計量で0
    .05〜10重量%のレシチンおよびヨウ素価70以上
    の脂肪酸モノグリセリドとを併用して乳化し、醤油を食
    用油脂でコーティングしたことを特徴とする油中水滴型
    乳化調味料。
JP63195062A 1988-08-04 1988-08-04 油中水滴型乳化調味料 Pending JPH0246268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149326A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Katokichi Co Ltd 調味液付き冷凍フライ食品及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006149326A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Katokichi Co Ltd 調味液付き冷凍フライ食品及びその製造方法

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