JPH0246121A - 被覆電線の端末接続部の防水処理方法 - Google Patents

被覆電線の端末接続部の防水処理方法

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JPH0246121A
JPH0246121A JP63197758A JP19775888A JPH0246121A JP H0246121 A JPH0246121 A JP H0246121A JP 63197758 A JP63197758 A JP 63197758A JP 19775888 A JP19775888 A JP 19775888A JP H0246121 A JPH0246121 A JP H0246121A
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coated
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Naohiro Nakatsuji
中辻 直宏
Hideki Tanigawa
谷川 英己
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は被覆電線の端末接続部の防水処理方法に関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来の技術には、実公昭52−5255号公報に示され
ている方法がある。この方法によれば、被覆電線の端末
相互を接続し、当該接続部分を防水処理する際、以下の
方法を開示している。
(1)双方の被覆電線の被覆材料をエステル系ウレタン
樹脂とする。
(2)被覆電線の表面にエーテル系ウレタン樹脂を塗布
する。
(3)上記の状態にある被覆電線の端末相互を接続12
、その接続部分にエーテル系ウレタン樹脂をモールドす
る。
また、従来、温度センサーを用いて水中の温度を測定す
る場合には、−a的に以下の(イ)〜(ハ)の工程から
なる防水処理方法を採用している。
(イ)温度センサーのリード線と電線の端末とを接続す
る。
(ロ)一端が閉じ、他端が開口している筒状の金属製の
パイプを用意し、開口端から温度センサーを接続した電
線をパイプ内へ押し入れ、温度センサーがバイアの閉端
附近に達する才で挿入する。
(ハ)金属パイプの内壁と温度センサーを接続した電線
との空間に、伝熱材を充填する。
上記(イ)〜(ハ)の工程に従って金属閉管中に封入さ
れた温度センサーを、その開口端が水中に没しないよう
に留意しながら被測定水中に保持し水温を測定する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記、実公昭52−5255号公報の方法で防水処理を
行った場合、電線を長期間使用すると、モールド部以外
の外部に露出する被覆表面に塗布したニーデル系ウレタ
ン樹脂が劣化し、剥がれやすくなり、エーテル系ウレタ
ン樹脂が剥がれてしまった部分には、電線の被覆材であ
るエステル系ウレタン樹脂が露出してしまうことになる
。エステル系ウレタン樹脂は加水分解される欠点がある
ので、エーテル系ウレタン樹脂の剥がれてしまった電線
は、その被覆層が加水分解され、電線の導線に水の浸入
が起ってしまうことになる。また、電線の被覆材の表面
にさらにエーテル系ウレタン樹脂を塗布するという余分
な手段が必要となる。
また、従来の水中の温度の測定方法では、水の熱は金属
パイプ全体に伝わり、さらにその水面上の部分から空気
中へ放熱してしまうため、測定値に誤差が生じることに
なる。さらに、金属パイプは自由に曲がらないし装置そ
のものが大掛かりになるという欠点がある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、以下(A)〜(D)に示すような防水処理方
法を提供して上述の問題点を解決するものである。
(A)導体上に絶縁層を設けた絶縁電線をポリエチレン
、塩化ビニル等のgA橋性プラスチックにて被覆し、被
覆電線とする。
(B)上記被覆電線の端末から絶縁層と被覆材を除去し
て導体を露出させ、当該導体部分に被接続部パを接続す
る。
(C)電線の被覆材のゲル分率を0〜40%好ましくは
5〜25%に抑えた状態で、上記接続部分に、同種材料
の架橋性プラスチックでモールドを施す、この時、電線
被覆材の押出温度よりも高い温度でモールドを行い被覆
材の表面を溶融軟化し一体化させる。
(D)上記モールド部と電線被覆材全体の架橋を進める
と共にモールド部と被覆材の溶け合った部分の分子を化
学的に結合させる。
〈作用〉 電線の被覆材のゲル分率を0〜40%に抑えておくと、
電線の被覆材の各分子は半架橋の状態を維持できる。そ
のため、被覆材のゲル分率を0〜40%に抑えた電線と
被接続部品との接続部分に同種の未架橋状態の樹脂を用
いてモールドを施すと、電線被覆材とモールド材とが溶
着しやすくなる。
また、モールドを施す時の温度を電線被覆材の押出温度
よりも高くすると、モールド部の樹脂射出熱が電線被覆
材を加熱し溶融させる。それによって、電線被覆材とモ
ールド部が溶融し一体化する。
さらに、上記のように一体化した電線被覆材とモールド
部全体の架橋を進めることにより、電線被覆材とモール
ド部の溶け合った部分の分子を化学的に結合させる。
〈実施例〉 実施例(1) 以下、電線の端末に温度センサーを接続し、その接続部
分をモールドする際の防水処理方法を図面に基づいて説
明する。
(A)導体5上に絶縁ツタ4を設けた2本の絶縁電線を
、シラン架橋ポリエチレン樹脂(JISK−6760の
メルトインデックス測定値が1〜20 g / 10分
、好ましくは5〜15g/10分)にて160〜185
℃の押出温度で被覆し被覆電線1とする。また、(C)
の工程までは被覆材のゲル分率(JASOD  608
の測定方法による)を0〜40%好ましくは5〜25%
の状態に抑えておくため架橋助剤は使用しない。
(B)第2図に示すように、被覆電線1の先端部分から
被覆材と絶縁N4とを取り除き、取り出された導体5と
温度センサー3のリード線部分とを半田づけ、圧着、溶
接等の方法で接続する(第3図参照)、また、接続後、
導体5と温度センサー3のリード線部分を接着剤で固定
・絶縁しても良い。
(C)第6図に示すように、電線1の先端から温度セン
サー3までを、同種材料のシラン架橋ポリエチレン樹脂
でモールドする。水架橋方法では、時間の経過と共に架
橋が徐々に進んでしまうので、ゲル分率が40%を越え
ないうちにこめ工程を行うようにする(第8図参照)、
モールドする温度は、電線被覆材の押出温度よりも高い
190〜220℃にする。また、圧力を15〜20kg
/aiにしてモールドする。
(D)なお、センサーをモールド部の先端に固定する場
合は、第4図に示すように温度センサー3と導体5とを
一体化して位置固定すべく仮モールドを行うと良い。仮
モールドはモールド温度を160〜185℃、圧力をl
Qkg/caにして行う。そして、第5図に示すように
、仮モールド部7を押え支持棒6で固定して上述の(C
)の工程でのモールドに供しても良い。
(E)電線の他端から浸水が起きないよう留意しながら
電線全体とモールド部を60℃温水に浸し全体の架橋を
進めると同時に被覆材とモールド部の溶け合った部分の
分子を化学的に結合させる。
実施例(2) 第7図に示すような、電線と電線の接続部分をモールド
する際の防水処理方法の説明をする。
(A)導体11上に絶縁層を設けた2本の絶縁電線をシ
ラン架橋ポリエチレン樹脂(JIS  K−6760の
メルトインデックス測定値が1〜20g/10分、好ま
しくは5〜15g/10分)にて160〜185℃の押
出温度で被覆し被覆電線9とする。また、(C)の工程
までは被覆材のゲル分率(JASOD  608の測定
方法による)を0〜40%好ましくは5〜25%の状態
に抑えておくため架橋助剤は使用しない。
(B)第7図に示すように、2本の被覆電線9の先端部
分から被覆材と絶縁層を取り除き、露出させた導体11
相互を接続する。
(C)電線被覆材のゲル分率を0〜40%好ましくは5
〜25%に抑えた状態で、上記接続部分を、同種材料の
シラン架橋ポリエチレン樹脂でモールドする。この際、
電線被覆材の表面部分が溶けるように、電線被覆材の押
出温度よりも高い温度190〜220℃でモールドする
(D)電線の他端から浸水が起きないよう留意しながら
電線全体とモールド部を60℃温水に浸し全体の架橋を
進めると同時に被覆材とモールド部の溶け合った部分の
分子を化学的に結合させる。
被覆電線の先端に温度センサーを接続し、実施例(1)
の工程で防水処理を施した温度センサーと被覆電線の接
続部分の100℃熱水中における防水性を絶縁抵抗測定
と気密性試験により第1表のごとく確認した。
第  1  表 (注)(1)従来の接続端末部とは、被覆材のゲル分率
が40%を越える状態の電線と、被接続部品との接続部
にモールドした 場合。
(2)絶縁抵抗測定とは、センサーを接続した被覆電線
を水面から15011T+1程度水中に入れ、電線端と
水の間に、DC 500Vを加え1分間充電後、絶縁抵 抗測定をする。抵抗値がIOMΩ以上 であれば防水状態とみる。
(3)気密性試験とは、センサーを接続した被覆電線を
水面から150+m程度水中に入れ、電線端から徐々に
空気を注 入し最高3k[r/−の空気圧を30秒間維持し、モー
ルド部から気泡が発生し ないかをみる。
〈発明の効果〉 実施例で明らかなように、本発明の被覆電線の端末接続
部の防水処理方法は、架橋が進んだ状態にある電線の被
覆材へ接着機能を有する樹脂をモールドして、当該部分
の物理的な密着、接着を成さしめ当該部分に防水処理を
施したものに比べて、はるかにすぐれた防水効果を有し
ている。
温度センサーを接続した被覆電線に本発明の端末接続部
の防水処理を施すと、モールド部を直接水中に入れ温度
測定できるので、温度センサーを接続した被覆電線を金
属パイプ内に挿入して温度測定を行うという従来の防水
方法で生じてくる欠点を解決できる。また、被覆材の表
面に防水性のある樹脂を塗布する必要がないので防水処
理工程が省略できるし、かつ塗布した樹脂が剥がれ電線
そのものに悪影響が出てくるという欠点も解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例である被覆電線の先端に温度セ
ンサーを接続したものの一部切欠断面図で、第2〜6図
は本発明による温度センサーと被覆電線の接続部分に防
水処理を施す工程を示すものである。第7図は本発明の
実施例である被覆電線と被覆電線との接続部分に防水処
理を施したらのの一部切欠断面図である。第8図は本発
明の実施例で使用したシラン架橋ポリエチレン樹脂の、
30℃95%湿度における架橋速度(ゲル分率−架橋時
間)を示すグラフである9 図中、1,9は被覆電線、2,10はモールド部、3は
温度センサー、4は絶縁層、5,11は導体、6は押え
支持棒、7は仮モールド部、8は被覆′社線とモールド
部の(ヒ学的結合面、12は各々の被覆電線の導体の接
続部分を示す。 特許出願人  住友電装株式会社 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下の(イ)〜(ニ)の工程から成る被覆電線の
    端末接続部の防水処理方法。 (イ)導体上に絶縁層を設けた絶縁電線を、ポリエチレ
    ン、塩化ビニル等の架橋性プラスチックにて被覆して被
    覆電線とする。 (ロ)上記被覆電線の端末から絶縁層と被覆材を除去し
    て導体を露出させ、当該導体部分に被接続部品を接続す
    る。 (ハ)電線の被覆材のゲル分率を0〜40%好ましくは
    5〜25%に抑えた状態にして、上記接続部分に、電線
    被覆材の押出温度よりも高い温度で、同種材料の架橋性
    プラスチックをモールドする。 (ニ)上記モールド部と電線被覆材全体の架橋をさらに
    進めると共にモールド部と被覆材の溶け合った部分の分
    子を化学的に結合させる。
  2. (2)請求範囲第1項の被接続部品が温度センサー等の
    素子である被覆電線の端末接続部の防水処理方法。
  3. (3)請求範囲第1項の被接続部品が被覆電線である電
    線相互の端末接続部の防水処理方法。
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