JPH0245612B2 - - Google Patents

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JPH0245612B2
JPH0245612B2 JP57057475A JP5747582A JPH0245612B2 JP H0245612 B2 JPH0245612 B2 JP H0245612B2 JP 57057475 A JP57057475 A JP 57057475A JP 5747582 A JP5747582 A JP 5747582A JP H0245612 B2 JPH0245612 B2 JP H0245612B2
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JP
Japan
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methyl
reaction
compound
solvent
benzoquinone
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JP57057475A
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Isuke Imada
Masazumi Watanabe
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、プロトコラーゲン・プロリン水酸化
酵素阻害作用、コラーゲン生合成抑制作用などを
有する新規ベンゾキノン誘導体に関する。 プロトコラーゲン・プロリン水酸化酵素は、動
物細胞内のリボゾームで合成されたプロトコラー
ゲン中のプロリンを特異的に水酸化する酵素であ
り、コラーゲン生合成を律速する重要な因子の一
つである。従来、本酵素活性を阻害するものとし
ては、鉄キレーター(例えばα,α′−ジピリジル
など)、SH酵素阻害剤(例えばp−クロロマーキ
ユーリーベンゾエートなど)、ある種の重金属
(例えばCu++,Znなど)などが知られている
が、これらの物質はいずれもコラーゲンおよび非
コラーゲン性蛋白質の生合成を非特異的に阻害す
るために副作用が大きく、医薬とはなり得なかつ
た。非コラーゲン性蛋白質の生合成を阻害せず、
コラーゲンの生合成のみを特異的に阻害する物質
が見いだされれば、その物質は動脈硬化症、肝硬
変症、強皮症、ケロイド、リユーマチ性関節炎、
肺線維症などのコラーゲンの過剰蓄積を伴う臓器
線維症を含めた疾病の予防治療に使用することが
できる。 本発明者らはプロトコラーゲン・プロリン水酸
化酵素活性を阻害する物質を見いだすべく鋭意検
索を行なつた結果、一般式 (式中、nは1または2を、Rは水素または置
換されていてもよいアルキル基またはアシル基を
示す)で表わされる新規ベンゾキノン誘導体がコ
ラーゲンの生合成を特異的に抑制するという知見
を得、これに基ずいて本発明を完成した。 すなわち、本発明は、一般式()で表わされ
るベンゾキノン誘導体である。 上記一般式()中、Rは置換されていてもよ
いアルキル基を示し、該アルキル基の置換基とし
ては、たとえば、水酸基、ハロゲン原子などが、
アシル基としてはたとえばホルミル、アセチル、
プロピオニルなどがあげられる。 本発明のベンゾキノン誘導体()は以下に示
すとおりプロトコラーゲン・プロリン水酸化酵素
阻害作用およびコラーゲン生合成抑制作用を有し
ている。 プロトコラーゲン・プロリン水酸化酵素阻害作
用: 阻害活性の測定はK.I.KivirrikoらおよびJ.
Halmeらの方法(J.Biol.Chem.242,4007(1967)
およびBiochim.Biophys.Acta198,460(1967))
に準じて、鶏胚より調製した部分精製酵素標品を
使用し、(Pro−Pro−Gly)5・4H2O(蛋白質研究
奨励会製、大阪)を基質として、R.E.Rhoadsら
の方法(Methods in Enzymology B,
306(1971))に準じて行なつた。本法においては
部分精製酵素は蛋白質量として100μg用いた。
【表】 本発明の化合物()は、動物組織線維化抑制
剤として、動物とりわけ哺乳動物(たとえば、ウ
サギ、ラツト、マウスなどの実験動物;イヌ、ネ
コなどの愛玩動物;ヒト)の臓器線維症の予防・
治療に使用することができる。臓器線維症はコラ
ーゲン過剰蓄積に起因する疾患の総称であり、た
とえば肺線維症、肝硬変症、腎硬化症、動脈硬化
症、強皮症、骨髄線維症、慢性関節炎などを包含
するものである。 本発明の化合物()を上記した臓器線維症の
予防・治療の目的で使用する場合、それ自体ある
いは適宜の薬理的に許容される担体、賦形剤、希
釈剤と混合し、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、
注射剤などの剤型で経口的または非経口的に投与
することが出来る。投与量は対象疾患、症状、投
与対象、投与方法などによつて異なるが、例えば
成人の肝硬変症、動脈硬化症、慢性関節炎などの
予防・治療剤として投与する場合、1日約2〜50
mgを1〜3回に分けて経口的に投与するのが望ま
しい。 一般式()で表わされる化合物は、たとえば
で表わされる化合物と一般式 RO(CH2)―oCOOH (式中、Rは前記と同意義)で表わされるカル
ボン酸またはその酸無水物〔以下酸無水物(′)
ということもある〕の過酸化物〔以下過酸化物
()ということもある〕を反応させることによ
つて化合物()を製造することができる。過酸
化物()としては、加熱することによつて炭酸
ガスを発生してアルキルラジカルを生じるような
ものならばどのようなものでもよく、たとえばカ
ルボン酸()、そのハロゲン化物またはその酸
無水物(′)にたとえば過酸化水素、その金属
塩、四酢酸鉛などの過酸化物を作用させることに
より得ることができる。その反応は適宜の不活性
溶媒、たとえばn−ヘキサン、リグロイン、トル
エン、キシレン、酢酸、プロピオン酸中で行うの
が好ましい。反応温度は約80゜〜100℃が好まし
く、反応時間は約0.5〜3時間が好ましい。本反
応は炭酸ガスの発生とともに、きわめて緩和な条
件下に進行する。 また該反応は反応系中に過酸化物()が生成
するような条件下で行つてもよく、たとえば、四
価鉛化合物(たとえば四酢酸鉛)などの存在下に
化合物()と化合物()もしくはその無水物
(′)とを反応させることによつて行われる。該
反応は適宜の不活性溶媒(たとえばn−ヘキサ
ン、リグロイン、トルエン、キシレン、酢酸、プ
ロピオン酸など)中で行うのが好ましく、また反
応温度は50゜〜150℃が好ましい。 また化合物()は一般式 (式中、nおよびRは前記と同意義であり、X
は水素原子または保護されていてもよい水酸基
を、Yは保護されていてもよい水酸基を示す)で
表わされる化合物を酸化することによつても製造
することができる。一般式()中、Xあるいは
Yの水酸基の保護基としては容易に除去できるよ
うな基であればいずれでもよく、たとえばメチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−
ブチル、i−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキ
ル基、たとえばアセチル、ベンゾイル、ベンジル
カルボニルなどのアシル基、たとえばα−テトラ
ヒドロピラニル、メトキシメチルなどのアセター
ル基、たとえばトリメチルシリルなどのシリール
基などがあげられる。 この反応における酸化方法としてはアルコール
性ヒドロキシ基に影響を与えることなく、フエノ
ールをキノンに変じうるものであればいずれでも
よく、酸化剤としては塩化第二鉄、酸化銀、ニト
ロソジスルホネートなどがあげられる。該酸化反
応は一般に適当な溶媒の存在下に行われる。該溶
媒としては酸化反応をさまたげないものであれば
いずれでもよく、たとえば水、酸またはアルカリ
の稀薄溶液、アセトン、エタノール、ジオキサ
ン、エーテル、酢酸、ジメチルホルムアミド、テ
トラヒドロフランなどがあげられる。該酸化反応
における温度、反応時間は酸化剤の種類によつて
異るが、一般に0℃〜25℃、0.5時間〜5時間が
好ましい。 このようにして得た化合物()のRが水素原
子である場合は、必要によりアルキル化すること
によりRが置換されていてもよいアルキル基であ
る化合物を得ることができる。 アルキル化反応はハロゲン化アルキルを塩基
(たとえばナトリウムアミド、炭酸カリウム、ト
リエチルアミン、水酸化ナトリウム、酸化バリウ
ム、酸化銀、水素化ナトリウムなど)の存在下に
反応させることにより行われる。 また化合物()のRが置換されていてもよい
アルキル基またはアシル基である場合には自体公
知の手段により加水分解することによつて、Rが
水素原子である化合物()に導びくことができ
る。かかる加水分解反応はたとえば鉱酸(硫酸、
塩酸など)、アルカリ性物質(水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化カルシウムなど)などの
存在下で好都合に実施される。また、適当な抗酸
化剤(ピロガロールなど)、還元剤(ハイドロサ
ルフアイトなど)の存在下に加水分解を行い生成
する一般式 (式中、nは前記と同意義である)で表わされ
る化合物をたとえば塩化第二鉄、酸化銀、空気な
どで酸化することによつてもRが水素原子である
化合物()を得ることができる。 かくして得られた化合物()は自体公知の手
段、たとえば、液性変換、転溶、濃縮、減圧蒸
留、クロマトグラフイー、結晶化、再結晶など適
宜の採取手段により、容易に採取しうる。 実施例 1 2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベ
ンゾキノン0.36gを酢酸2mlに溶かし、85〜90℃
でかきまぜながらアセチルグリコール酸塩化物
0.41gから製したビス(アセトキシアセチル)ペ
ルオキシドを少量ずつ加える。2時間加熱し、冷
後水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧下留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラ
フイーで精製して橙色油状の6−アセトキシメチ
ル−2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−
ベンゾキノン29mgを得た。核磁気共鳴スペクトル
(重クロロホルム中のδ値):2.07(3H,s,
CH3),2.12(3H,s,COCH3),4.03(6H,s,
OCH3),5.00(2H,s,CH2) 6−アセトキシメチル−2,3−ジメトキシ−
5−メチル−1,4−ベンゾキノン96mgを濃塩酸
0.02mlおよびメタノール5mlの混液に溶かし、室
温に一夜放置した。反応液を減圧下濃縮し、水で
希釈して酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食
塩水で洗い乾燥した。溶媒を減圧下留去し、ヘキ
サン−エーテルから再結晶して橙色結晶の6−ヒ
ドロキシメチル−2,3−ジメトキシ−5−メチ
ル−1,4−ベンゾキノン29mgを得た。融点52〜
54℃。 元素分析 C10H12O5 計算値:C,56.60;H,5.70 実測値:C,56.54;H,5.71 実施例 2 実施例1の方法においてビス(アセトキシアセ
チル)ペルオキシドの代りにビス(β−アセトキ
シプロパノイル)ペルオキシドを用いて6−(2
−ヒドロキシエチル)−2,3−ジメトキシ−5
−メチル−1,4−ベンゾキノンを得た。核磁気
共鳴スペクトル(重クロロホルム中のδ値):
2.05(3H,s,CH3),2.67(2H,t,J=7Hz,
CH2),3.12(1H,b,OH),3.68(2H,t,J=
7Hz,CH2O),3.95(6H,s,CH3O) 元素分析値 C11H14O5として 計算値:C,58.40;H,6.24 実測値:C,58.51;H,6.27 実施例 3 実施例2で得た6−(2−ヒドロキシエチル)−
2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベン
ゾキノン(350mg)をハイドロサルフアイトで処
理し6−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジメ
トキシ−5−メチルハイドロキノン(313mg)を
得た。ハイドロキノン体(290mg)をジメトキシ
エタン(4ml)に溶かした溶液を60%水素化ナト
リウム(450mg)およびヨウ化メチル(2.7ml)を
ジメトキシエタン(3ml)に懸濁した液に45〜60
℃で90分間に少しずつ加えた。反応液を冷却後希
塩酸で処理した。水層を分取し、エチルエーテル
で抽出した。エーテル層は常法によつて処理し、
得られた残留物(240mg)をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーで精製し1,2,3,4−テト
ラメトキシ−5−メチル−6−(2−メトキシエ
チル)ベンゼン(330mg)を得た。この化合物
(210mg)をテトラヒドロフラン(14ml)に溶かし
た液に酸化銀()(490mg)および6N−硝酸
(1ml)を加えた。0℃で5分間かきまぜたのち、
さらに酸化銀()(2g)および6N硝酸(2
ml)を加えた。反応混合物を常法によつて処理
し、カラムクロマトグラフイーで精製し、2,3
−ジメトキシ−6−(2−メトキシエチル)−1,
4−ベンゾキノンを橙色油状物として得た。核磁
気共鳴スペクトル(重クロロホルム中のδ値):
2.05(3H,s,環上のCH3),2.73(2H,t,J=
6Hz,環上のCH2),3.32(3H,s,OCH3),
3.47(2H,t,J=6Hz,CH2O),4.00(6H,s,
環上のOCH3) 実施例 4 実施例1で得た6−ヒドロキシメチル−2,3
−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノ
ンを実施例3と同様に処理して6−メトキシメチ
ル−2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−
ベンゾキノンの橙色結晶を得た。融点31−36℃ 元素分析値 C11H14O5として 計算値:C,58.40;H,6.24 実測値:C,58.61;H,6.11 核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中のδ
値):2.08(3H,s,環上のCH3),3.33(3H,s,
OCH3),3.97(6H,s,OCH3),4.28(2H,s,
環上のCH2) 実施例 5 a 2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−
ベンゾキノン(10.20g、60mmol)をエチルエ
ーテル(50ml)にとかし、それにハイドロサル
フアイトナトリウム(17.4g、0.1mol)の水溶
液(200ml)を加え室温で撹拌すると赤色が消
えた。エチルエーテル層を飽和食塩水で洗つた
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。エチル
エーテルを減圧で除いた後、窒素気流下、氷冷
しながら無水ジメチルホルムアミド(150ml)
を加えた。更に同じ条件下で、そのジメチルホ
ルムアミド溶液に水素化ナトリウム(5.28g、
132mmol)を加え、その後ヨウ化メチル(8.22
ml、132mmol)を滴下し、30分室温で撹拌し
た。反応終了後、少量の氷片を加え、更に水
(200ml)を加えた。水層よりエチルエーテル
(100ml)で2回抽出し、エチルエーテル層を合
わせて、水で洗つた後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後溶媒を減圧で除去すると、オイル状の
物質2,3,4,5−テトラメトキシトルエン
11.20gが得られた。NMR(CDCl3):δ=2.20
(s,3H),3.75(s,3H),3.77(s,3H),
3.82(s,3H),3.88(s,3H),6.36(s,1H) b 2,3,4,5−テトラメトキシトルエン
(11.20g,53mmol)を無水ジクロルメタン
(130ml)に溶かし氷冷した。そこへ四塩化チタ
ン(9.8ml、89mmol)を滴下し、その後α,α
−ジクロルメチル メチルエーテル(8.6ml、
95mmol)を滴下し、室温で1時間撹拌した。
反応終了後、氷(100g)を加え、充分に撹拌
した後、有機層を取り、水層はもう一度ジクロ
ルメタン(50ml)で抽出した。ジクロルメタン
溶液を水(50ml)で洗つた後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧で溶媒を除くとオイル状
物質が残つた。これをクロロホルムを流出溶媒
とするシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(シリカゲル量100g)にかけると、ほぼ純品の
2−メチル−3,4,5,6−テトラメトキシ
ベンズアルデヒド10.36gが得られた。NMR
(CDCl3):δ=2.44(s,3H),3.75(s,3H),
3.87(s,3H),3.92(s,3H),4.00(s,3H),
10.33(s,1H) IR(neat):1684cm-1(νc=o) c 2−メチル−3,4,5,6−テトラメトキ
シベンズアルデヒド(10.00g、42mmol)をエ
タノール(30ml)に溶かし氷冷した。そこへ水
素化ホウ素ナトリウム(600mg、15.9mmol)を
加え、室温で30分撹拌した。反応終了後、1N
塩酸でPH3とし、酢酸エチルエステル(50ml)
で抽出した。この酢酸エチルエステル層を水で
洗つた後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧で溶媒を除くとオイル状物質が残つた。これ
を10%メタノール−クロロホルム混合溶媒を流
出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(シリカゲル量120g)にかけると、ほぼ
純品の2−メチル−3,4,5,6−テトラメ
トキシベンジルアルコール9.54gが得られた。
NMR(CDCl3):δ=2.27(s,3H),2.30(s,
1H,broad),3.78(s,3H),3.88−3.92(m,
9H),4.68(s,2H),IR(neat):3450(νOH,
broad) d 2−メチル−3,4,5,6−テトラメトキ
シベンジルアルコール(121mg,0.5mmol)を
アセトニトリル−水(2:1)混合溶媒(1
ml)に溶かし、それに2,6−ピリジンジカル
ボン酸(250mg、1.5mmol)を加え氷冷した。
そこへ硝酸第二セリウムアンモニウム(822mg)
の水溶液(1ml)を加え10分撹拌した。固体を
去した後、溶液をXAD−2カラム(1×2
cm)に通し、その後水で樹脂を洗い、メタノー
ルで流出した。メタノール溶媒を減圧で除去し
残つた黄燈色オイルをクロロホルムを流出溶媒
とするシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(シリカゲル量2g)をかけることにより、ほ
ぼ純品な6−ヒドロキシメチル−2,3−ジメ
トキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノン95
mgを得た。 参考例 1 アセチルグリコリルクロリド0.41gをエーテル
2mlに溶かし、氷水1mlを加えかきまぜながら過
酸化ナトリウム0.41gを少量ずつ加えた。反応液
を氷水で稀釈し、エーテルで抽出した。抽出液を
水洗、乾燥後、エーテルを減圧下0℃で留去して
無色油状のビス(アセトキシアセチル)ペルオキ
シドを得た。赤外吸収スペクトルCHCl3 naxcm-1
1820,1800(
【式】),1760(OCOCH3)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、nは1または2を、Rは水素または置
    換されていてもよいアルキル基またはアシル基を
    示す)で表わされるベンゾキノン誘導体。
JP5747582A 1982-04-06 1982-04-06 ベンゾキノン誘導体 Granted JPS58174343A (ja)

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