JPH0245579B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0245579B2
JPH0245579B2 JP56110561A JP11056181A JPH0245579B2 JP H0245579 B2 JPH0245579 B2 JP H0245579B2 JP 56110561 A JP56110561 A JP 56110561A JP 11056181 A JP11056181 A JP 11056181A JP H0245579 B2 JPH0245579 B2 JP H0245579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
display
base material
display part
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56110561A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5811987A (ja
Inventor
Kenichi Yamagishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP11056181A priority Critical patent/JPS5811987A/ja
Publication of JPS5811987A publication Critical patent/JPS5811987A/ja
Publication of JPH0245579B2 publication Critical patent/JPH0245579B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はゴム、プラスチツクス等の成形品表
面に文字、模様等の表示部を有する成形品の製造
方法に関し、特には表示部が成形品の一般面より
内方に凹んだ凹状表示部を有する成形品の製造方
法に関する。
(従来の技術) 例えば自動車の泥除けあるいは車体側面に添着
される長尺のサイドモールデイング等のプラスチ
ツクス成形品の表面に車名もしくは型名等を表示
することが行なわれる。この表示の形成方法とし
ては、(イ)印刷または塗装による方法、(ロ)プラスチ
ツクスまたは金属等からなる表示プレートを製品
に貼り付けたりあるいは製品の取付孔等に固定し
たりする方法、(ハ)異種または異色の成形品からな
る表示部を直接製品に貼着する方法あるいは(ニ)あ
らかじめ別成形した文字等の表示部成形品を金型
内にインサートセツトしておいて製品の成形と同
時に一体に埋設または貼着する方法等がある。こ
のうち(イ)〜(ハ)の方法によるものにあつては、剥
離、脱落のおそれがあり、自動車のような振動が
大きくまた屋外での苛酷な条件下で使用されるも
のの附属品に対する表示部形成方法としては好ま
しくない。また(ニ)の一体成形にあつては表示部の
接着は極めて強固となるが、文字等の表示部成形
品のインサートセツトが困難かつ煩雑で、また成
形時の圧入樹脂の流動によつて表示部が動いてず
れたりあるいは表示部表面に樹脂が回り込んだり
することがしばしばあり、作業効率上の不利があ
つた。
(発明が解決しようとする課題) この発明はこのような状況に鑑みて提案された
ものであつて、極めて簡略な方法によつて効率的
でしかもに外観美麗な凹状表示部を有する成形品
の製造方法を提案するものである。
この発明は後述する実施例からも理解されすよ
うに、マツドガードとかサイドモールデイング等
に板状ないしは棒状成形品の表面に凹状表示部を
成形するのに最も適する。なお、場合によつては
本発明によつて板状の表示体を成形し、これを製
品本体の成形時に一体に接着するという利用方法
もある。
(課題を解決するための手段) すなわち、この発明は、所望キヤビテイを有す
る分割型を用いて表面に凹状の表示部を有する成
形品を成形するに際して、一方の分割型キヤビテ
イ面に成形品本体とは異色の表示部形成用基材を
あらかじめ保持せしめ、他方の分割型キヤビテイ
面には所定の表示部形状の凸部を突設し、両型の
型締時において前記表示部形成用基材表面を前記
凸部によつて挟圧せしめるとともに、キヤビテイ
内に溶融可塑物を圧入し成形し、成形品表面の所
定位置に成形品本体とは異色の凹状表示部を形成
することを特徴とする表示部を有する成形品の製
造方法に係る。
(実施例) 以下添付の図面に従つて詳細に説明する。
第1図はこの発明によつて得られた成形品の一
例を示す自動車用サイドモールデイング10にお
ける表示部を表わした一部斜視図であり、第2図
はその成形型の断面図である。図示したようにこ
の発明による表示部は、成形品表示部10aより
も内方へ凹んだ凹状表示部11であつて、その内
底面には成形品を構成する樹脂14とは区別され
る表示部形成用基材15の表面が露呈される。従
つて、表示部形成用基材15と本体樹脂14との
色彩のコントラストによつて、および凹状表示部
11の凹部の深さによつて、該表示部11に特異
な意匠的効果を付与することが可能である。
このような表示部11を成形する方法の一例が
第2図に示される。図において符号21は分割型
の固定型(上型)、22はその可動型(下型)、2
3はキヤビテイ、23aは固定型21のキヤビテ
イ面、23bは可動型22のキヤビテイ面、25
は所定の表示部形状を有する凸部、28はランナ
ー、29はゲート孔を各々示す。すなわち、この
発明方法は、固定型21および可動型22を有す
るいわゆる分割型を用いて文字、模様等の表示部
11を一体に有する成形品を成形する方法であつ
て、成形品裏面側となる通常可動型22のキヤビ
テイ面23bにあらかじめ表示部形成用基材15
を保持せしめ、他方成形品表面側となる固定型2
1のキヤビテイ面23aには表示部形状の凸部2
5を突設し、両型21,22の型締時には図示の
ように、前記表示部形成用基材15の表面を前記
表示部形状の凸部25によつて挟圧せしめるとと
もに、キヤビテイ23内にゴムまたはプラスチツ
クス等の溶融可塑物を圧入して前記基材15と一
体に凹状表示部11を成形するものである。
ここで、表示部形成用基材15は、前記したよ
うに成形品表面の凹状表示部11の内底面に露呈
されるものであるから、しかるべく装飾用効果を
持つように企図されたものが選択される。材質的
に最も好ましいものは、成形品本体を構成する樹
脂と同質もしくは同種または相溶性の良い樹脂か
ら構成されたものである。基材15の厚みは、成
形品本体の厚みと形成される凹状表示部の凹部の
深さによつて決定される。すなわち、基材が保持
される一方の型面23bと他方の型面23aに突
設された凸部25先端との間に作出される間隙が
基材15の厚みとなるわけであるが、実際上は基
材15の厚みをそれよりもわずかに大きく構成す
ることが、型締時における挟圧を大きくし本体樹
脂の基材表面に対する回り込み等を防止する上で
望ましい。
また第2図はいわゆる上下の分割型であつて表
示部形成用基材15のキヤビテイ面への保持は比
較的容易であるが、成形品が第3図のような左右
方向への分割型の場合には、該基材15は例えば
同図の可動型22に設けた真空吸引孔27,27
による真空吸引によつてキヤビテイ面に保持され
る。なお、接着剤もしくは接着テープ等による仮
止も可能である。
固定型(上型)21のキヤビテイ面23aに形
成される凸部25は凹状表示部11の凹み深さに
見合つた高さをもつて、表示部形状に形成され
る。換言すれば凸版状に形成されているのであ
る。この場合において、例えば第1図の文字の例
における「O」や「A」のように、連続する凹部
に囲まれた単独部分11zを有する場合には次の
ように成形される。
第3図および第4図に図示するように、まず一
つの方法としては、例えば文字「O」のような環
状の凸部25′の一部に他のキヤビテイ空間と連
通する切欠部26を形成して本体樹脂を連通させ
ることである。この場合には表示部11の一部が
切れた状態となつて成形される。
他の方法としては、該単独部となるキヤビテイ
空間23zに対するゲート孔29zを設けること
である。第4図に示した文字「A」部分がその例
である。なお、ゲート孔29または29zは、成
形仕上げ上各表示部の端縁部分またはパーテイン
グ面に設けるのが好ましいことはいうまでもな
い。
第5図は表示部形成用基材15が可動型キヤビ
テイ面23bに突設された支持突状部24によつ
て保持された実施例を示すものである。この例
は、成形品本体の肉厚が比較的大きくまた成形品
裏面側が取付面となつていてそれがほとんど外観
上無視されるような成形品に利用される。この場
合においては、図示したように、支持突状部24
はキヤビテイ反対側の表示部形状を有する凸部2
5に対応する位置において、基材15を挟圧する
関係上該凸部25先端面よりも大きく構成され
る。
また、基材15の表示部に関与しない部分に適
宜の透孔16ないしは切欠を設けて本体樹脂の回
り込みを容易にするようにしてもよい。
(作用・効果) 以上説明したように、この発明によれば表示部
形成用基材を用いて、該基材の表示部部分を除く
他の部分を成形品本体と一体に成形するものであ
るから、極めて容易かつ確実に表示部を形成する
ことが可能である。そしてその表示部は、本体樹
脂とは明瞭に区別される基材表面によつて形成さ
れ、しかもそれはあたかも成形品本体に刻印され
たかのような凹みをもつて作出され、全く特異な
審美的効果をもつものである。さらに、この発明
によつて成形された表示部は、成形品本体の裏面
側または内部に一体に埋設された基材によつて形
成されるので、苛酷な使用条件化においても剥離
したり変形または脱落したりする懸念はなく、半
永久的な耐久性を兼ね備えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法によつて得られた成形品
の一例を示す自動車用サイドモールデイングにお
ける表示部を表わした一部斜視図、第2図はその
成形型の断面図、第3図は他の実施例を示す成形
型要部の断面図、第4図はその固定型キヤビテイ
面の平面図、第5図は他の実施例を示す成形型の
断面図である。 11……表示部、15……表示部形成用基材、
21……固定型、22……可動型、23……キヤ
ビテイ、24……支持突状部、25……凸部、2
9……ゲート孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所望キヤビテイを有する分割型を用いて表面
    に凹状の表示部を有する成形品を成形するに際し
    て、一方の分割型キヤビテイ面に成形品本体とは
    異色の表示部形成用基材をあらかじめ保持せし
    め、他方の分割型キヤビテイ面には所定の表示部
    形状の凸部を突設し、両型の型締時において前記
    表示部形成用基材表面を前記凸部によつて挾圧せ
    しめるとともに、キヤビテイ内に溶融可塑物を圧
    入し成形し、成形品表面の所定位置に成形品本体
    とは異色の凹状表示部を形成することを特徴とす
    る表示部を有する成形品の製造方法。
JP11056181A 1981-07-15 1981-07-15 凹状表示部を有する成形品の製造方法 Granted JPS5811987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11056181A JPS5811987A (ja) 1981-07-15 1981-07-15 凹状表示部を有する成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11056181A JPS5811987A (ja) 1981-07-15 1981-07-15 凹状表示部を有する成形品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5811987A JPS5811987A (ja) 1983-01-22
JPH0245579B2 true JPH0245579B2 (ja) 1990-10-11

Family

ID=14538948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11056181A Granted JPS5811987A (ja) 1981-07-15 1981-07-15 凹状表示部を有する成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5811987A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6162014U (ja) * 1984-09-28 1986-04-26
JPH01247126A (ja) * 1988-03-30 1989-10-03 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形におけるインサート成形用金型
JP6093809B2 (ja) * 2015-06-30 2017-03-08 タカノ株式会社 成形品の文字類表示方法及び文字類表示部

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514284A (en) * 1978-07-18 1980-01-31 Taiho Kogyo Kk Manufacturing method of synthtic resin boxing material

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514284A (en) * 1978-07-18 1980-01-31 Taiho Kogyo Kk Manufacturing method of synthtic resin boxing material

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5811987A (ja) 1983-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63135214A (ja) 装飾成形品の製造方法
JP3058611B2 (ja) 成形された本体とはめ込まれた装飾要素からなる部片およびその部片の製造方法
JPH0245579B2 (ja)
JP2003159900A (ja) 加飾成形品及びその製造方法
EP0608438A4 (en) DASHBOARD FOR MOTOR VEHICLES.
US6805928B2 (en) Decorative component for use as a piece of trim of a vehicle
JP2872319B2 (ja) 装飾用射出成形体
JPS6213767Y2 (ja)
JPH0156644B2 (ja)
JPS63135213A (ja) 装飾成形品の製造方法
JPS58145542A (ja) モ−ルデイングとその製造方法
JPS641118Y2 (ja)
JP2017213747A (ja) 加飾合成樹脂成形品及びその製造方法
JPH0247024A (ja) 異質表面を有する加飾部品の製造方法
JPH0554425B2 (ja)
JP2680381B2 (ja) 加飾成形品の製造方法
JPH0156643B2 (ja)
JP2561670B2 (ja) フィニッシャ構造
JPS61172714A (ja) 装飾モ−ルとその製造方法
KR19990017987U (ko) 장신구의 악세사리 고정부 구조
JPH06343392A (ja) 弾性成形型の固定部
JPH0281702A (ja) 自動車用ホイールのホイールカバーとホイールキャップの同時成形方法
JPH0628880B2 (ja) モ−ル端末部の仕上方法
JP3077129U (ja) シール
JPS62156947A (ja) 複合樹脂成形品及びその製法