JPH024529Y2 - - Google Patents

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JPH024529Y2
JPH024529Y2 JP1984113166U JP11316684U JPH024529Y2 JP H024529 Y2 JPH024529 Y2 JP H024529Y2 JP 1984113166 U JP1984113166 U JP 1984113166U JP 11316684 U JP11316684 U JP 11316684U JP H024529 Y2 JPH024529 Y2 JP H024529Y2
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radio waves
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JP1984113166U
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は低出力無線電話装置、特に微弱電波
を用いて車両同士の交信などに利用する車載用の
無線電話装置に適用して有効なものに関する。
従来技術 例えば、車両同士あるいは車両と固定局との間
で通話交信を行なうための無線電話装置は、非常
に多くの種類のものが提供され使用されている。
特に、最近ではマルチアクセス方式による無線電
話装置(例えばパーソナル無線装置)などが流行
している。
ところが、これら従来の無線電話装置は、その
送信出力が例えば数ワツトといつたように比較的
大出力のものばかりであつて、比較的近距離での
無線連絡には無駄が多い。例えば、同じ導路をそ
れほど離れることなく一緒に走行している複数の
車両同士で連絡を行なう場合には、電波法の規制
を受けないような微弱な電波でも十分に交信でき
る場合が多い。このような場合に、数Km〜数+Km
も届くような高出力の電波を使つて交信を行なう
ことは、送信電力の無駄であるばかりか、電波の
有効利用を妨げて無用な混信を生じさせる原因と
なる。
しかし、例えば電波法の規制を受けないような
微弱電波を使つた場合の通話可能距離はせいぜい
100m程度であるため、例えば後行の車両だけが
赤信号などに引掛かるなどして先行の車両との距
離が大きく開き過ぎたような場合には、その2つ
の車両間の連絡が全くとれなくなつてしまうとい
う不便があるため、微弱電波を用いる無線電話装
置は実用性に欠くものとして、その利用価値がほ
とんど認められておらず、せいぜい玩具の分野で
しか利用されていなかつた。
目 的 この考案は以上のような背景を鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、必要最小限の
出力の電波を使用することにより送信電力および
電波の有効利用をはかりつつ、連絡可能な距離を
大幅に伸ばすことができるようにし、これにより
微弱電波を使用しつつも高い実用性を備えた低出
力無線電話装置を提供することにある。
構 成 以下、この考案の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
なお、各図中、同一符号は同一あるいは相当部
分を示すものとする。
第1図はこの考案の一実施例による低出力無線
電話装置の外観を示す。
同図に示す無線装置は、例えば電波法の規制を
受けないような微弱電波を用いるものであつて、
アンテナ4、スピーカ5およびマイクロホン6、
送話スイツチ7などの基本構成に加えて、第1、
第2の2つの表示手段PL1,PL2を有する。こ
の2つの表示手段PL1,PL2は照光型の表示手
段であつて、第1の表示手段PL1は、受信電波
の入感があつて該受信電波の電界強度が通話可能
レベルに達していないときに点灯する。また、第
2の表示手段PL2は、受信電波の電界強度が通
話可能レベルに達したときに点灯する。
第2図は上記無線装置内部の詳細を示す。
同図に示す無線装置は、先ず、受信部1、送信
部2、アンテナ同調回路3、アンテナ4、スピー
カ5、マイクロホン6、送話スイツチ7などによ
つてトランシーバとしての基本的な構成がなされ
ている。
受信部1は、高周波増幅器(RF)11、周波
数変換器(MIX)12、ローカル発振器(LO)
13、周波数フイルタ14、中間周波増幅器1
5、検波回路16によつて構成される。ここで、
周波数フイルタ14は外部からの制御信号Bによ
つて広帯域と狭帯域の2つの特性のいずれか一方
が選択されて設定されるようになつている。広帯
域特性が設定されると、音声変調波の側波帯(例
えば、狭帯域FM変調波では約10KHzの測波帯幅
がある)のほぼ全域が通過するのに必要なだけの
通過帯域幅すなわち選択度が確保されるようにな
つている。また、狭帯域特性では、搬送波(キヤ
リア)あるいはモールス符号のごとく測波帯幅
(例えば0.5KHz)の極く狭い信号だけを通過させ
るような狭い選択度が得られるようになつてい
る。また、検波回路16も、上記フイルタ14の
特性に対応して、広帯域信号(音声変調波)を検
波するモードと狭帯域信号(搬送波あるいは狭帯
域変調波)を検波するモードのいずれか一方が設
定されるようになつている。
送信部2は、発振器21、FMあるいはAM変
調器22、高周波出力増幅器23などによつて構
成され、数m〜数+mワツトの低電力無線信号を
出力する。
アンテナ同調回路3は、インピーダンス整合と
スプリアス除去およびイメージ混信防止などのた
めに設けられ、受信部1と送信部2とで共用され
る。
アンテナ4は例えば伸縮式のものが使用され
る。また、送信部2の送信出力が小さいので、自
動車ラジオ用のアンテナを利用することもでき
る。
スピーカ5とマイクロホン6は、図示の実施例
では別々に示してあるが、スピーカ5にマイクロ
ホン6を兼用させることができる。なお、51は
スピーカ5を駆動するためのオーデイオパワーア
ンプである。
送話スイツチ7は送受切換操作を行なうための
ものであつて、プツシユ操作式の瞬動型スイツチ
が使用されている。この送話スイツチ7は送受切
換制御回路71に接続されている。送受切換制御
回路71は、送話スイツチ7の操作状態に基づい
て受信モード設定信号C1と送信モード設定信号
C2を交互に発す。送話スイツチ7を押圧操作す
ると、送信モード設定信号C2が発せられて送信
状態となる。また、送話スイツチ7を離すと、受
信モード設定信号C1が発せられて受信状態とな
る。
以上が無線電話装置としての基本的な構成であ
るが、上述した構成に加えて、電界強度判別手段
8、制御部9、および第1、第2の2つの表示手
段が設けられている。
電界強度判別手段8は、この実施例では、受信
部1の検波回路16から出力される搬送波レベル
検出信号Vcのレベルを判別する。そして、この
搬送波レベル検出信号Vcに基づいて受信電界強
度を2段階に判別する。すなわち、先ず、受信電
波の入感があつた段階で第1の判別出力Aを発す
る。次に、その受信電波の受信電界強度が通話可
能レベルになつた段階にて第2の判別出力を発す
る。この判別手段8は電圧比較器を用いて構成す
ることができる。また、上記搬送波レベル検出信
号Vcは、例えばAGC(自動利得制御回路)ある
いはスケルチ回路の制御信号を利用することがで
きる。
制御部9はスイツチ回路91や論理回路92な
どを有し、上記判別出力A,Bに基づいて、上記
受信部1内の動作モードおよび上記第1、第2の
表示手段PL1,PL2の動作などを、次のように
制御する。
すなわち、判別出力A,Bのいずれも発せられ
ていない無感状態では、受信部1内のフイルタ1
4の帯域特性および検波回路16の検波モードを
共に狭帯域に設定する。このとき、2つの表示手
段PL1,PL2はいずれも無表示状態にある。
判別出力Aだけが発せられると、第1の表示手
段PL1だけが点灯駆動されて受信電波の入感を
表示する。このときの受信部1内のフイルタ14
の帯域特性および検波回路16の検波モードは、
まだ狭帯域のままである。
判別出力A,Bが共に発せられると、第2の表
示手段PL2が点灯駆動される。これにより、通
話が可能であることが表示される。また、受信部
1内のフイルタ14の帯域特性および検波回路1
6の検波モードが共に広帯域に設定されて、音声
による通話が可能な状態に自動的に切換えられ
る。
次に動作について説明する。
先ず、2つの無線装置間の距離が短くて、それ
ぞれの受信電界強度が通話可能レベル以上である
場合は、上記第2の表示手段PL2によつて通話
可能であることが表示される。従つて、その表示
を確認することによつて、通話による交信を確実
に行なうことができる。
また、2つの無線装置間の距離が離れて、それ
ぞれに受信電波の入感はあるものの、その受信電
波の電界強度が弱いために通話による交信が困難
あるいは不可能な場合には、上記第2の表示手段
PL2が消灯して通話不能であることを表示する。
他方、上記第1の表示手段PL1が点灯して受信
電波の入感の有無だけを表示する。この表示によ
つて、相手からの呼出しの有無と、相手から離れ
過ぎていることの2つの情報を得ることができ
る。これにより、例えば車両同士の交信の場合に
は、通話による交信が可能な距離まで近付くなど
の対応をとることができる。また、通話交信可能
な距離よりも離れたままでも、上記送話スイツチ
7を操作して搬送波だけの断続操作を行なうこと
により、簡単な断続符号による連絡交信を行なう
ことができる。この場合の符号は、モールス符号
あるいはあらかじめ約束した簡単な符号を用い
る。
さらに、一方を送信状態に、他方を受信状態に
それぞれ固定しておけば、上記第1、第2の表示
手段PL1,PL2によつて相手との距離が離れて
いるか否かを知ることもできる。これにより、例
えば一緒にドライブしている車両同士の場合は、
互いにはぐれないように車間距離を調節すること
ができるようになる。また、自宅に無線装置を置
いて受信状態にしておけば、帰宅の車両が近くま
で着いたか否かを知ることができ、さらにどの辺
まで着いたかの大雑把な見当もつけられるように
なる。そして、通話交信可能な距離まで近付いた
ところで、必要に応じて通話による交信を行なう
ことができる。この通話交信が可能になつたか否
かは、上記第2表示手段PL2によつて適確に知
ることができる。
以上のようにして、交信のモードを通話と非通
話の2とおりに使い分けることにより、通話交信
不能な距離にても一応の交信連絡を確保すること
ができ、これにより微弱電波を使用しつつも、そ
の実用性を大幅に高めることができる。さらに、
ここで注目すべきことは、搬送波だけあるいは非
常に簡単な符号だけによる狭帯域での非通話モー
ドにおける交信可能距離が、通話による広帯域で
の通話モードにおける交信可能距離よりも大幅に
長くなるということである。すなわち、無線通信
におけるSN比は主に信号の帯域幅に依存し、例
えば帯域幅1KHzの非通話モードは帯域副10KHz
の通話モードよりもSN比において約10倍有利と
なる。これにより、通話モードではせいぜい100
m程度の距離しか交信できないような微弱電波で
も、非通話モードではその10倍近い距離での交信
が可能になる。
なお、非通話モードにおける送信信号として
は、上述した搬送波の断続信号以外に、例えば簡
単な符号を機械的に繰返すような信号であつても
よい。この場合、上記判別手段8には、その繰返
し送信される符号を例えばデジタル積分して検出
するような機能を持たせる。そして、特定の符号
が認識された時点で上記第1の表示手段PL1を
動作させるようにする。
効 果 以上の実施例の説明からも明らかなように、こ
の考案による低出力無線電話装置では、必要最小
限の出力の電波を使用することにより送信電力お
よび電波の有効利用をはかりつつ、交信連絡可能
な距離を大幅に伸ばすことができ、これにより微
弱電波を使用しつつも高い実用性を備えることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による低出力無線電話装置の
外観の一実施例を示す図、第2図はこの考案によ
る低出力無線電話装置の一実施例を示すブロツク
図である。 1……受信部、2……送信部、5……スピー
カ、6……マイクロホン、7……送話スイツチ、
8……電界強度判別手段、9……制御部、PL1,
PL2……表示手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 微弱電波によつて通話交信を行なう低出力無
    線電話装置において、受信電波の入感の有無お
    よびその受信電波の電界強度が通話可能レベル
    に達しているか否かをそれぞれ検出する電界強
    度判別手段を備えるとともに、この判別手段の
    判別出力に基づいて動作し、受信電波の入感が
    あつて該受信電波の電界強度が通話可能レベル
    に達していないことを表示する第1の表示手段
    と、受信電波の電界強度が通話可能レベルに達
    したことを表示する第2の表示手段とを備えた
    ことを特徴とする低出力無線電話装置。 (2) 受信電界強度が通話可能レベルに達していな
    いときの受信選択特性を狭帯域化するようにし
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の低出力無線電話装置。
JP1984113166U 1984-07-25 1984-07-25 低出力無線電話装置 Granted JPS6129551U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984113166U JPS6129551U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 低出力無線電話装置

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JP1984113166U JPS6129551U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 低出力無線電話装置

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Publication Number Publication Date
JPS6129551U JPS6129551U (ja) 1986-02-22
JPH024529Y2 true JPH024529Y2 (ja) 1990-02-02

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