JP3379436B2 - 車載電話装置及び携帯型電話機 - Google Patents

車載電話装置及び携帯型電話機

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JP3379436B2
JP3379436B2 JP18484198A JP18484198A JP3379436B2 JP 3379436 B2 JP3379436 B2 JP 3379436B2 JP 18484198 A JP18484198 A JP 18484198A JP 18484198 A JP18484198 A JP 18484198A JP 3379436 B2 JP3379436 B2 JP 3379436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電話機を利
用した車載電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基地局から受信信号を受信す
る機能と基地局へ送信信号を送信する機能を携帯型電話
機に担わせ、受信信号を復調した音声を車内に設置した
スピーカから出力させ、一方、送信信号に変調すべき話
者の音声を車内に設置した集音性の高いマイクで集音さ
せる車載電話装置が普及している。
【0003】ここで図4は、上述した車載電話装置のう
ち、代表的な例の概略図である。まず、この車載電話装
置100は、図4(a)に示すように、携帯型電話機2
00と、携帯型電話機200を固定するための固定ボッ
クス101からなる。この固定ボックス101は、音声
信号を音声に変換して出力するためのスピーカ102が
内蔵され、また、話者の音声を集音して音声信号に変換
するマイク103がケーブル110を介して取り付けら
れている。
【0004】さらに、固定ボックス101には、マイク
103からの音声信号を携帯型電話機200に入力し、
また、携帯型電話機200から出力された音声信号をス
ピーカ102に入力するためのコネクタ112が通信ケ
ーブル111を介して取り付けられている。
【0005】このように構成された車載電話装置100
は、固定ボックス101をコンソールボックスAに固定
すると共に、マイク103をサンバイザ−に固定するこ
とにより設置される。尚、固定ボックス101からマイ
ク103に到る送信ケーブル110は、車両を構成する
構造物の内部に設置される。
【0006】そして、車載電話装置100は、このよう
に設置された固定ボックス101に携帯型電話機200
を固定し、携帯型電話機200のコネクタ104に通信
ケーブル111を接続した状態で使用される。尚、図4
(b)に示すように、通信ケーブル111に代えて、携
帯型電話機200aと固定ボックス101aとに、互い
に接触すると音声信号の送受信が可能なジョイント10
5aを設けた車載型電話機100aもある。尚、その他
の構成は、上述した車載電話装置100と同じ構成なの
で説明を省略する。
【0007】このような車載型電話機100aでは、携
帯型電話機200aを固定ボックス101aに固定する
際、このジョイント105aを合わせることによって、
音声信号の送受信を携帯型電話機200aと固定ボック
ス101a(具体的にはスピーカ102a及びマイク1
03a)との間で行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記車載電話
装置100,100aでは、携帯型電話機200,200
aが固定ボックス101,101aに常設されるわけで
はないので、いちいち携帯型電話機200,200aと
固定ボックス101,101aとの着脱を行わねばなら
ず面倒であるという問題があった。特に通信ケーブル1
11をコネクタ104に取り付ける構成の車載電話装置
100では、携帯型電話機200を固定ボックス101
に固定する作業に加えて、コネクタ112をコネクタ1
04に取り付ける作業をせねばならなかった。
【0009】また、上述した車載電話装置100,10
0aでは、送信ケーブル110,110aを固定ボック
ス101,101aからマイク103,103aまで車両
を構成する構造物の内部を通さねばならず、車両への取
り付け作業が面倒であるという問題があった。とりわ
け、上述した構造物内に送信ケーブル110,110a
を通すことができない場合、送信ケーブル110,11
0aを車内に剥き出しに取り付けねばならないため、車
内の美観を損ねる原因にもなっていた。
【0010】さらに、上述した車載電話装置100,1
00aでは、携帯型電話機200,200aにコネクタ
104やジョイント105aを設けねばならないため、
携帯型電話機200,200aの美観を損ねるという問
題があった。そこで、本発明では、携帯型電話機を任意
の場所に置くことができ、しかも、車内及び携帯型電話
機の美観を損ねることのない車載電話装置と、この車載
電話装置に好適な携帯型電話機を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するための車載型電話機は、請求項1記載の携帯
型電話機と音声出力装置とを備える。この請求項1記載
の車載電話装置では、まず、携帯型電話機において、受
信信号復調手段により基地局から受信した受信信号を音
声信号に復調し、さらに、その音声信号を光信号変換発
信手段にて光信号に変換して、この光信号を上述した周
辺機器に該当する音声出力手段に出力している。そし
て、この音声出力手段で受信した光信号を再び音声信号
に復調し、この音声信号に従って音声を出力している。
【0012】つまり、この請求項1記載の車載電話装置
では、携帯型電話機と音声出力装置との間で光信号によ
る通信を行って、音声出力装置から音声を出力している
ので、音声出力手段に光信号が届く範囲であれば、携帯
型電話機をどこにおいても音声出力手段から受信信号に
基づく音声を出力することができる。従って、従来の車
載電話装置のように携帯型電話機を特定の位置に固定す
る必要がないので、使用者が使いよい任意の場所(例え
ばジュースホルダー、ワイシャツのポケットなど)に携
帯型電話機を置くことができる。特に、この請求項1記
載の車載電話装置は、携帯型電話機を固定する場所とし
て選ぶことの多いコンソールボックスを備えていないワ
ンボックスカー等に最適である。
【0013】また、従来の車載電話装置のように、携帯
型電話機を固定するためのもの(例えば上述した固定ボ
ックスや固定ボックスに携帯型電話機を固定するための
着脱装置等)を設ける必要がないので、車載電話装置の
全体のコストを下げることができる。
【0014】さらに、携帯型電話機と音声出力装置との
間の通信を光信号を用いて行っているので、従来の車載
電話装置のように、通信用のケーブルを車内に張り巡ら
せるなどして、車内の美観を損なうことがない。また、
この車載電話装置のように、表示窓を利用して光信号を
送信すれば、携帯型電話機の美観を損なうことがない。
尚、携帯型電話機は、いわゆる携帯電話だけでなくPH
Sでもよいし、ハンディータイプの無線装置であっても
よい。
【0015】また、上述した請求項1記載の発明では、
音声を携帯型電話機で直接集音しているが、携帯型電話
機に集音マイクを取り付けることができるのであれば、
この集音マイクから送信信号音声を集音することを妨げ
るものではない
【0016】ころで、通常携帯型電話機に内蔵される
マイクは、口元の音声を拾った場合に適当な大きさの音
声信号が出力されるよう設定されているが、携帯型電話
機を車載電話装置として利用する場合、携帯型電話機か
ら離れたところの音声を集音せねばならないので、十分
な大きさの音声信号を出力できない場合がある。
【0017】そこで、請求項2記載の車載電話装置で
は、請求項1,2何れか記載の車載電話装置において、
前記送信信号変換手段は、集音した音声を変換してなる
音声信号を可変増幅する音声信号増幅手段と、該音声信
号増幅手段で増幅する音声信号の増幅率を前記携帯型電
話機の使用状態に応じて切り替える切替手段とを備え、
前記音声信号増幅手段で増幅された前記音声信号を前記
送信信号に変換することを特徴とする。
【0018】この請求項2記載の車載電話装置では、音
声信号増幅手段により音声信号を、携帯型電話機の使用
状態に応じた増幅率で増幅している。すなわち、この請
求項3記載の車載電話装置を用いれば、増幅率を調節す
ることによって、適当な大きさの音声信号を出力でき、
携帯型電話機から離れたところの必要な音声を確実に集
音することができる。
【0019】従って、この請求項2記載の車載電話装置
を用い、携帯型電話機を車載電話装置として利用すると
き、増幅率を上げて利用するよう設定すると、切替手段
により増幅率を切り替えるだけの簡単な作業で携帯型電
話機を車載電話装置として利用することができる。
【0020】尚、音声信号増幅手段の増幅率の切り替え
は、携帯型電話機にスイッチを設け、そのスイッチを操
作することによって切り替えてもよいし、その他どのよ
うに切り替えてもよい。また、前記携帯型電話機が前記
車両内にあることを知らせるための報知信号を発信する
報知信号発信装置を前記車両内に備え、前記音声信号切
替手段が前記報知信号を受信すると、前記増幅率を自動
的に大きくする自動切替手段を用いて増幅率を切り替え
てもよい。このような自動切替手段を用いると、携帯型
電話機は車内では常に増幅率が大きくなり、離れたとこ
ろの必要な音声を確実に集音できる状態になる。このよ
うに車内に入ると携帯型電話機が必ず車載電話装置とし
て機能するようにすれば、車両運転中に直接携帯型電話
機にでることがなくなるため、携帯型電話機を片手に持
って運転するなどの不安全行為を未然に防止することが
できる。
【0021】尚、上述した車載電話装置に好適な携帯型
電話は、請求項3記載のように、基地局からの受信信号
を音声信号に復調する受信信号復調手段と、集音した音
声を音声信号に変換し、該音声信号を送信信号に変調し
て基地局へ送信する送信信号変換手段とを備える携帯型
電話機において、前記受信信号復調手段が復調した前記
音声信号を光信号に変換し、該光信号を外部に発信する
光信号変換発信手段を備えるものが好適である。
【0022】また、請求項3記載の携帯型電話機のよう
に、光を透過する材料で形成され、前記受信信号の着信
を知らせる着信表示ランプを覆設する表示窓を備え、前
記光信号変換発信手段が、前記光信号を前記表示窓を介
して送信するものが好適である。
【0023】さらに、請求項4記載の携帯型電話機のよ
うに、請求項3記載の携帯型電話機において、前記送信
信号変換手段が、集音した音声を変換してなる音声信号
を可変増幅する音声信号増幅手段と、該音声信号増幅手
段で増幅する音声信号の増幅率を前記携帯型電話機の使
用状態に応じて切り替える切替手段とを備え、前記音声
信号増幅手段から出力された前記音声信号を前記送信信
号に変換するようにすると好適である。
【0024】
【発明の実施の形態】以上説明した発明の実施例につい
て以下説明する。 [第1実施例]ここで、図1は、携帯型電話機を利用し
た車載電話装置の概略構成図、図2はその回路図であ
る。
【0025】まず、本第1実施例の車載電話装置1は、
図1に示すように、携帯型電話機3と、音声出力装置5
とから構成される。このうち携帯型電話機3は、基地局
との間で電波を送受信するためのアンテナ30と、基地
局からの着信を発光により表示する着信表示ランプ及
び、後述する光信号を送信するための送信ランプ(図示
略)を覆設する表示窓32と、集音した音声を音声信号
に変換するマイク34とを備えている。
【0026】一方音声出力装置5は、送信ランプの光信
号を受光して、この光信号を電気信号である受光信号に
変換する受光部50と、この受光部50で変換した受光
信号を音声信号に復調して、この音声信号に基づいて音
声を出力する音声出力部60とからなる。
【0027】ここで、図2(a)は携帯型電話機3の内
部構成を表すブロック図、図2(b)は音声出力装置5
の内部構成を表すブロック図である。尚、図2(a)の
携帯型電話機3のブロック図は、本実施例の車載電話装
置1に必要な構成のみ示している。
【0028】まず、携帯型電話機3は、図2に示すよう
に、操作者により操作自在に構成された切替スイッチ4
1の操作に伴って音声信号の増幅率を切り替え自在に構
成され、マイク34から出力される音声信号を増幅する
音声信号増幅部40と、この音声信号増幅部40で増幅
された音声信号を変調し、アンテナ30を介して基地局
に送信する送信信号を生成すると共に、アンテナ30を
介して基地局から受信した受信信号を復調して音声信号
を生成するCODEC(code modulation coder decode
r)42と、このCODEC42に入出力される送受信信
号についていわゆるエコーキャンセラとして機能するD
SP(Degital Signal Processor)43とを備えてい
る。
【0029】更に、携帯型電話機3は、このCODEC
42で復調された音声信号を増幅するための増幅器(以
下「AMP」という)44と、このAMP44で増幅さ
れた音声信号を、赤外線からなる光信号に変換するため
の発光信号に変調する赤外線変調部46と、発光信号に
基づいて光信号を発光する送信ランプ320と、切替ス
イッチ41での操作に従って、AMP44から出力され
た音声信号を携帯型電話機3のスピーカ47あるいは赤
外線変調部46のいずれか一方に出力することができる
切替部45が設けられている。
【0030】一方、音声出力装置5のうち音声出力部6
0は、受光部50で変換した受光信号を音声信号に復調
するための赤外線復調部62と、赤外線復調部62で復
調した音声信号を増幅して出力するAMP64と、この
AMP64で増幅する音声信号の増幅率を変更するため
のボリュームスイッチ66と、AMP64から出力され
た音声信号に従って音声を出力するスピーカ68とを備
えている。
【0031】尚、切替スイッチ41は、操作者の操作に
より、携帯型電話機3を単独で使用する場合の携帯モー
ドと、携帯型電話機3を車載電話装置1に適用して使用
する場合の車載電話モードとを切り替え自在に構成され
ている。そして携帯型電話機3は、切替スイッチ41が
携帯モードに切り替えられると、音声信号増幅部40が
マイク34から出力された音声信号を最小の増幅率で増
幅するよう切り替えられ、また、切替部45がAMP4
4から出力された音声信号をスピーカ47に出力するよ
う切り替えられ、一方、切替スイッチ41が車載電話モ
ードに切り替えられると、音声信号増幅部40がマイク
34から出力された音声信号を最大の増幅率で増幅する
よう切り替えられ、また、切替部45がAMP44から
出力された音声信号を赤外線変調部46に出力するよう
構成されている。
【0032】以上のように構成された車載電話装置1に
おいては、切替スイッチ41を車載電話モードに設定し
た場合、アンテナ30を介して基地局から受信した受信
信号は、DSP43を介してCODEC42に入力さ
れ、このCODEC42で音声信号に復調される。次
に、この音声信号は、AMP44で増幅された後切替部
45に出力され、ここでは切替スイッチ41が車載電話
モードなので切替部45からさらに赤外線変調部46に
出力され、赤外線を出力するための発光信号に変調され
る。そして、この発光信号は送信ランプ320に出力さ
れ、送信ランプ320がこの発光信号に基づいて光信号
を発光する。
【0033】このように送信ランプ320から送信され
た光信号が音声出力装置5の受光部50で受光される
と、この光信号は受光信号に変換される。そして、この
受光信号は赤外線復調部62で音声信号に復調され、ボ
リュームスイッチ66で指定された増幅率に基づいてA
MP64で増幅された後スピーカ68に出力され、最後
にスピーカ68から音声信号に従って音声が出力される
のである。
【0034】一方、切替スイッチ41を携帯モードに設
定した場合、CODEC42で復調された音声信号は、
AMP44で増幅された後切替部45に出力され、切替
スイッチ41が携帯モードなので切替部45からスピー
カ47に出力される。そして、このスピーカ47から音
声信号に基づいて音声が出力される。
【0035】次に、切替スイッチ41を車載電話モード
にした場合、マイク34で集音した音声を変換した音声
信号は、音声信号増幅部40において車載電話モード時
に最適な大きさの増幅率で増幅された後、CODEC4
2で送信信号に変調される。そしてその送信信号は、D
SP43でエコーをキャンセルする公知の処理がなさ
れ、アンテナ30を介して基地局に出力される。
【0036】一方、切替スイッチ41を携帯モードにし
た場合、マイク34で集音した音声を変換した音声信号
は、音声信号増幅部40において携帯モード時に最適な
小ささの増幅率で増幅された後、CODEC42で送信
信号に変調される。尚、切替スイッチ41が携帯モード
に切り替えられたとき、音声信号増幅部40の増幅率が
小さいのは、通常、携帯モードのとき携帯型電話機3の
使用者が携帯型電話機3を手に持ち、マイク34の近傍
で音声が発せられるため、マイク34で集音し変換した
音声信号をそれほど増幅しなくても通話に適した大きさ
にすることができるからである。
【0037】一方、切替スイッチ41が車載電話モード
に切り替えられたとき、音声信号増幅部40の増幅率が
大きいのは、マイク34から離れたところで発生せられ
る音声を集音し変換した音声信号が微弱なため、これを
通話に適した大きさにする必要があるためである。
【0038】即ち、この携帯型電話機3を車載電話装置
1として使用するには、まず、切替スイッチ41を車載
電話モードに切り替え、図1に示すように、送信ランプ
320から送信された光信号が受光部50に届く範囲内
の、例えば、ジュース等を保持するためのジュースホル
ダー7等に置けばよい。
【0039】すると、携帯型電話機3が受信した受信信
号は、スピーカ68から音声として出力され、一方、マ
イク34で集音される音声は、最大の増幅率で増幅され
るため確実に拾われ、その後送信信号に変換され基地局
に送信される。一方、携帯型電話機3をそれ自体として
使用する場合、切替スイッチ41を携帯モードに切り替
えればよい。すると、携帯型電話機3で受信した受信信
号は、スピーカ47から音声として出力され、マイク3
4で集音される音声は最小の増幅率で増幅され、送信信
号に変換され基地局に送信される。
【0040】以上説明した車載電話装置1を用いると、
以下のような効果がある。本実施例の車載電話装置1
は、送信ランプ320と受光部50との間で光信号の送
受信をしているので、携帯型電話機3をどこにおいても
スピーカ68から受信信号を復調した音声を出力させ、
しかも、音声信号増幅部40で音声信号を適当な増幅率
で増幅しているので、話者が発した音声を確実に拾うこ
とができる。
【0041】従って本実施例の車載電話装置1は、従来
の車載電話装置1のように、携帯型電話機3を固定せず
に、車載電話装置1利用者が置きたい場所に携帯型電話
機3を置くことができる。また、本実施例の車載電話装
置1は、従来の車載電話装置のように、携帯型電話機3
を固定するためのもの(例えば上述した固定ボックスや
固定ボックスに携帯型電話機3を固定するための着脱装
置等)を設ける必要がないので、製作費用がかからな
い。
【0042】次に、本実施例の車載電話装置1では、光
信号を送信する送信ランプ320が従来より着信表示ラ
ンプのために設けられていた表示窓32を介して、光信
号の送信を行うようにされており、携帯型電話機200
の外部に新たな構成を付加する必要が全くないので、携
帯型電話機3の美観を損なうことなく、光信号を送信す
ることができる。
【0043】尚、切替スイッチ41の切替は、上述した
ように、携帯型電話機3の使用者が切り替えてもよい
し、その他どのように切り替えてもよい。例えば、携帯
型電話機3が車両内にあることを知らせるための報知信
号を発信する報知信号発信装置を車両内に備え、携帯型
電話機3に、切替スイッチ41に代えて、報知信号を受
信すると音声信号増幅部40で増幅する音声信号の増幅
率を自動的に大きくし、切替部45から出力される音声
信号を赤外線変調部46に出力するよう、音声信号増幅
部40及び切替部45を自動的に切り替える自動切替手
段を備えてもよい。
【0044】このような自動切替手段を携帯型電話機3
に備えると、車内では携帯型電話機3は、常に増幅率が
大きいため、離れた場所の音声を拾うことができ、しか
も、受信信号を変換した音声が常にスピーカ68から出
力される。従って、車両走行中に携帯型電話機3に電話
がかかってきても、車内に置かれた携帯型電話機3は常
に車載電話装置1として機能するので、運転中に携帯型
電話機3を直接持って電話を掛けるなどの不安全行為を
未然に防止することができる。
【0045】尚、携帯型電話機3は、切替スイッチ41
と自動切替スイッチとを共に備えてもよい。ところで、
本実施例のアンテナ30とCODEC42は本件発明の
受信信号復調手段に該当し、マイク34とCODEC4
2は本件発明の送信信号変調手段に該当し、赤外線変調
部46と送信ランプ320は光信号変換発信手段に該当
し、音声信号増幅部40及び切替スイッチ41は本件発
明の音声信号増幅手段に該当する。
【0046】また、本実施例の車載電話装置1では、受
光部50と音声出力部60とを分離して、受光部50を
サンバイザに取り付けているが、送信ランプ320から
送信される光信号が受信できる場所であれば、受光部5
0を音声出力部60の近傍に設置してもよいし、受光部
50と音声出力部60とを一体的に構成してもよい。
【0047】このようにすると、受光部50と音声出力
部60とを結ぶ通信線が必要なくなるので、従来の車載
電話装置のように、通信線を車内に張り巡らせることに
より、車内の美観を損ねることがない。 [第2実施例]この第2実施例のように、従来の技術の
欄で説明したような固定ボックス90に携帯型電話機3
を固定するようにしてもよい。
【0048】ここで、図3は、本第2実施例の車載電話
装置2の概略図構成である。この場合、固定ボックス9
0に受光部50が設けられた点が異なるだけであるの
で、作用・効果等の説明は省略する。ただしこのように
固定ボックス90に携帯型電話機3を固定するような場
合、携帯型電話機3に凹部を設け、その凹部の底部部分
に切替スイッチ41を備え、固定ボックス90に携帯型
電話機を固定したとき、その凹部に挿入され切替えスイ
ッチ41を増幅率を大きくするよう切り替える凸部を設
けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本第1実施例の車載電話装置の概略構成図で
ある。
【図2】 本第1実施例の車載電話装置の回路図であ
る。
【図3】 本第2実施例の車載電話装置の概略図構成で
ある。
【図4】 従来の携帯型電話機を利用した車載電話装置
の外観図である。
【符号の説明】
1,2…車載電話装置、3…携帯型電話機、5…音声出
力装置、30…アンテナ、32…表示窓、34…マイ
ク、40…音声信号増幅部、41…切替スイッチ、42
…CODEC、43…DEP、44…AMP、45…切
替部、46…赤外線変調部、47…スピーカ、50…受
光部、60…音声出力部、62…赤外線復調部、64…
AMP、66…ボリュームスイッチ、68…スピーカ、
90…固定ボックス、320…送信ランプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−51531(JP,A) 特開 平6−6430(JP,A) 特開 昭61−281748(JP,A) 特開 平5−103070(JP,A) 特開 平11−15577(JP,A) 特開 平10−56663(JP,A) 特開 平6−21879(JP,A) 実開 平6−31241(JP,U) 登録実用新案3047832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/60 H04B 7/26 H04M 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局からの受信信号を音声信号に復調
    する受信信号復調手段と、 集音した音声を音声信号に変換し、該音声信号を送信信
    号に変調して基地局へ送信する送信信号変換手段と を備える携帯型電話機を用いた車載電話装置において、 前記携帯型電話機は、前記受信信号復調手段が復調した
    前記音声信号を光信号に変換し、該光信号を外部に発信
    する光信号変換発信手段を備え、 前記携帯型電話機とは別体に、前記光信号変換発信手段
    からの前記光信号を受信して前記音声信号に復調し、該
    音声信号に従って音声を出力する音声出力手段を設け 前記携帯型電話機は、 光を透過する材料で形成され、前記受信信号の着信を知
    らせる着信表示ランプを覆設する表示窓を備え、 前記光信号変換発信手段は、 前記光信号を前記表示窓を介して送信することを特徴と
    する車載電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車載電話装置において、 前記送信信号変換手段は、 集音した音声を変換してなる音声信号を可変増幅する音
    声信号増幅手段と、 該音声信号増幅手段で増幅する音声信号の増幅率を前記
    携帯型電話機の使用状態に応じて切り替える切替手段と
    を備え、 前記音声信号増幅手段で増幅された前記音声信号を前記
    送信信号に変換することを特徴とする車載電話装置。
  3. 【請求項3】 基地局からの受信信号を音声信号に復調
    する受信信号復調手段と、 集音した音声を音声信号に変換し、該音声信号を送信信
    号に変調して基地局へ送信する送信信号変換手段とを備
    える携帯型電話機において、 前記受信信号復調手段が復調した前記音声信号を光信号
    に変換し、該光信号を外部に発信する光信号変換発信手
    段を備え 光を透過する材料で形成され、前記受信信号の着信を知
    らせる着信表示ランプを覆設する表示窓を備え、 前記光信号変換発信手段は、 前記光信号を前記表示窓を介して送信する ことを特徴と
    する携帯型電話機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の携帯型電話機において、 前記送信信号変換手段は、 集音した音声を変換してなる音声信号を可変増幅する音
    声信号増幅手段と、 該音声信号増幅手段で増幅する音声信号の増幅率を前記
    携帯型電話機の使用状態に応じて切り替える切替手段と
    を備え、 前記音声信号増幅手段から出力された前記音声信号を前
    記送信信号に変換することを特徴とする携帯型電話機。
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