JP3047832U - ハンドフリー型通話装置 - Google Patents

ハンドフリー型通話装置

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JP3047832U
JP3047832U JP1997008944U JP894497U JP3047832U JP 3047832 U JP3047832 U JP 3047832U JP 1997008944 U JP1997008944 U JP 1997008944U JP 894497 U JP894497 U JP 894497U JP 3047832 U JP3047832 U JP 3047832U
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竹志 板持
秀俊 和山
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有限会社エイ・エヌ・シー
秀俊 和山
角屋 清忠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信を用いてハンドフリーにて携帯電話等
で通話ができ、耳元のヘッドセット等の操作で着信応答
及び通話切断ができ、外部操作によって携帯電話等に登
録された通話先電話番号を表示等できるハンドフリー型
通話装置を提供すること。 【解決手段】 音声出力部31と音声入力部32とを有
する通話手段30と、携帯型電話端末2の制御信号端子
等に接続して制御信号等をやりとりするためのインター
フェース部1と、音声信号を光信号に変換して送信する
とともに受信した光信号を音声信号に変換するための機
械側信号処理手段10と、該機械側信号処理手段10か
ら受信した光信号を音声信号に変換するとともに前記通
話手段30から受け取った音声信号を光信号に変換して
送信するための通話手段側信号処理手段20とからな
り、機械側信号処理手段10と通話手段側信号処理手段
20との間は光にて通信すること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光通信を用いてハンドフリーにて携帯電話等で通話ができるととも に、耳元のヘッドセットの操作で着信の応答及び通話の切断ができたり、外部操 作によって当該携帯電話等に登録された通話先電話番号を表示,選択及び発信で きたりするハンドフリー型通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯電話,移動電話,自動車電話,PHS(パーソナルハンディホ ンシステム)等の携帯型電話端末に有線にて接続することにより、ハンドフリー で通話ができるハンドフリー型通話装置が、自動車メーカー等を中心に開発され ている。これら従来のハンドフリー型通話装置は、例えば、自動車内で携帯電話 に用いられる場合、前記通話装置が自動車内のキャビネット上又はコンソールボ ックスに設置されるかオーディオパネルへの埋込み等により設置されるとともに 、相手の音声を出力するスピーカと、話者(運転者)の音声を前記携帯型端末に 入力する為のマイクとが、有線にて前記通話装置に接続されている。通常、前記 スピーカは、前記通話装置と同様にキャビネット上等に設置され、前記マイクは コンソールボックスや運転席上方のサンバイザー等に係着される。相手の音声は 前記携帯型電話端末のアナログ出力端子からコードを経由して外付けスピーカー に出力され、話者の発した音声は前記マイクを通じて電気信号に変換され、前記 コードを経由して携帯型通話端末のアナログ入力端子に入力され、相手に音声と して聞こえるものである。前記スピーカ又はマイクと前記通話装置本体との間に は、適宜、音声信号を増幅する為の増幅装置や、ノイズを抑えるためのノイズリ ダクション装置等が挿入されることもある。近年、カーナビゲーションシステム と組み合わせて、ハンドル部に装着されたパネルを会話形式で操作するタイプの ハンドフリー型通話装置も開発されているが、いずれの場合も、相手の音声はス ピーカーで聞くこと、通話制御の操作をするには進行方向から目を一旦離して所 定のパネル又はコンソール若しくは前記携帯型電話端末を見る必要があること、 が共通している。
【0003】 一方、特開昭62−120151号は、受話器と送話器と受発光素子等からな る電話器と、受発光素子を有する親局及びPBX(構内交換機)とからなる光電 話システムを開示している。かかる光電話システムは、一の受発光素子対を1シ ステムとしており、その構成からは光送受信に使用する光の周波数は単一である と判断できるから、一の親局は最大で一の光電話器にのみ対応する。従って、一 の親局がカバーする範囲内に前記光電話機を複数台設置した場合、同一周波数の 光が、複数、親局に到達し得るので、当該親局の誤動作を生じるおそれがある。 更に、当該光電話システムは光電話機によって通話するものであるから、ハンド フリーにて通話及び通話の制御ができるものではないので、相変わらず話者は電 話機を手で保持し、又は肩と顎で当該光電話機を挟み込むことによって前記電話 機を耳に固定して通話しなければならない他、通話先電話番号を選択する際は直 接光電話機の番号ボタンを見ながら当該番号ボタンを操作する必要がある。
【0004】 また、特開平6−14099号は、電話機(ハンドセット)を台に戴置したま まの状態をデフォルトでハンドフリーモードとし、当該電話機(ハンドセット) を持ち上げるとハンドフリーモードが解除され、手で当該電話機(ハンドセット )を保持する態様の通信装置を開示している。当該通信装置は、カーステレオの スピーカをミュートしてそのスピーカを利用し相手の音声を出力することができ る。しかし、通話先電話番号を選択するときは、相変わらず前記電話機(ハンド セット)又は前記通話装置の番号ボタンを直接操作する必要がある。更に、自動 車内で当該通信装置を使用した場合は、外の騒音によって相手の声が聞こえなく なることを予め回避するため一定量の出力レベルを確保せざるを得ず、いきおい 出力過大となって当該通信装置に併設されたマイクから出力音声が回り込み、ハ ウリングを誘導しやすいものである。
【0005】 また、特開平8−256098号は、外部スピーカと外部マイクがそれぞれ有 線で通信装置本体に接続される態様のハンドフリー移動型電話機アダプタを開示 している。しかし、通話先電話番号を選択するときは、相変わらず電話機又は通 信装置の番号ボタンを直接操作する必要がある。更に、自動車内で当該アダプタ を使用した場合は、外の騒音によって相手の声が聞こえなくなることを予め回避 するため一定量の出力レベルを確保せざるを得ず、いきおい出力過大となって当 該アダプタに併設されたマイクから出力音声が回り込み、ハウリングを誘導しや すいものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従って、従来の有線タイプのハンドフリー型通話装置の使用態様は、例えば、 自動車内での使用にあっては、音声は外部スピーカによって出力されるので、自 動車内にいる話者(運転者)以外の他人に通話の内容を聞かせざるを得ず、特に 同業者が隣席している時等は、その会話の機密性を保てないという欠点を有して いた。また、当該外部スピーカと外部マイクを使用する場合は、隣接車線を大型 車が通過する時などの騒音によって通話先相手の音声が聞こえにくくなる等の不 都合を生じることもある。また、ヘッドホンやイヤホン、又は前記スピーカと前 記マイクとが一体となったいわゆるヘッドセットを使用した場合でも、それらを 有線にて前記ハンドフリー型通話装置に接続する必要があるので、その操作時に 前記ヘッドセットの線が話者(運転者)に絡まったり、運転席の周囲でギアやハ ンドルに絡まることもあり、前述のような前方不注意,わき見運転等を誘発しや すいことが、警察庁や関係団体,関係者等から厳しく指摘されており、このよう に話者(運転者)の注意力を散漫にするようなハンドフリー型通話装置の動作態 様を改善した、画期的なハンドフリー型通話装置の登場が求められていた。
【0007】 一方で、近年の携帯型電話端末等の普及により、自動車走行中に当該携帯型電 話端末が運転者によって使用されることに起因した交通事故の件数が爆発的に増 加している。警察庁の調査では、平成9年6月中の携帯型電話端末を使用中又は 操作中に起きた人身交通事故は129件を記録し、これは同月中に発生した人身 交通事故総数62342件の0.2%に該当する。その中でも最も多い事故は、 渋滞中に前記携帯型電話端末の着信音が発せられたときに応答しようとして追突 する等の受信操作時の事故であり、その次に多いものとして、走行中に通話先電 話番号を押下する等の発信操作時の事故が挙げられている。また、通話終了後、 当該通話を切断するために前記携帯型電話端末の切断ボタンを押下しようとして 追突したり、落ちた携帯型電話端末を拾おうとして追突する等の事故も多く挙が っている。
【0008】 このように、自動車運転時の、携帯型電話端末に起因する交通事故の原因の多 くは、前記携帯型電話端末の操作をしようとしたり、着信で鳴音中の当該携帯型 電話端末を車内で探そうとしたりすることによって、前方不注意(わき見運転) の状態を形成したことによる。特に、スピーカーの使用はハウリングを誘因する ので、通話中にハウリングを起こした場合、話者(運転者)はハウリングを抑制 させるために音量を逓減するために音量調節ツマミの調節作業等が必要となり、 より一層進行方向から目を離さなければならない。この点で、特開平6−140 99号及び特開平8−256098号に係る発明では本問題を解決するのに役立 たないことが明らかである。また、最新技術のカーナビゲーションシステムと組 み合わせたハンドフリー型通話装置等であっても、発信時にあっては、そのコン ソール又は操作パネルの表示を黙視で確認して、通話先電話番号を確認し、選択 し、発信する作業が必要でるから、相変わらず進行方向から目を離すことが有り 得るので、前述のような交通事故の削減には大きな効果が期待できないことも指 摘されており、話者(運転者)が進行方向から目を離すことなく、通話先電話番 号を確認し,選択し,発信することができ、また、着信があった場合には安全に ,素早く,確実に応答できるような新規なハンドフリー型通話装置の早期の登場 が、ドライバーを中心に強く要請されている。この場合、特開昭62−1201 51号の発明では、発信及び着信制御ができないため、本問題には適用不可能で ある。
【0009】 同様に、当該ハンドフリー型通話装置から有線で接続された専用のコンソール 又は操作パネル等がハンドルの一部やキャビネット上に固着されている場合、こ れら通話制御用の線(コード)と前記ヘッドセットの線(コード)とが入り組ん で更に絡まることから、話者(運転者)にストレスを与えたり、その絡みを取る 等の余計な作業をする必要が生じる結果、話者(運転者)は自動車の運転に関し て注意力を欠き、前述のような前方不注意,わき見運転等を誘発しやすいことが 、警察庁や関係団体,関係者等から指摘されており、従来のハンドフリー型通話 装置の動作態様に関して画期的な改善が厳しく求められていた。
【0010】 一方、自動車における携帯型電話端末の使用以外については、例えば、携帯型 電話端末を持ち歩く際に、当該携帯型電話端末を上着のポケットに入れたり、専 用ベルト等によって腰に装着したり、鞄の中に入れたりする場合の問題点が指摘 されている。具体的には、市販の有線ヘッドセットを当該携帯型電話端末の前記 音声信号端子に接続して使うときは、当該有線ヘッドセットは通話のみに利用で きるものであるから、通話の発信及び切断は当該携帯型電話端末の所定のボタン 操作に依存する。当該音声信号端子はアナログ音声信号の入出力端子に過ぎない ため、発信及び切断をするための信号線までは当該ジャックに用意されておらず 、またそのような技術的規格もないから、発信及び切断の制御は前記携帯型電話 端末本体のボタン操作に依存するしかないのである。従って、着信時においては 、素早く応答することができないうちに着信が切れてしまったり、自分が応答す るより先に当該携帯型電話端末の留守番電話機能が応答してしまったりして、極 めて不利不便であることが、ユーザーの不満として指摘されている。また、線ま わりが邪魔になることも指摘されているため、これらの問題に鑑み、話者の移動 時に、素早く着信に応答ができ、線まわりも邪魔にならないようなハンドフリー 型通話装置の登場が広く待たれていた。
【0011】 また、近時の携帯型電話端末の利用増加は、時,場所を選ばない使用を生み出 している。特に、病院内において、人工呼吸器や人工心肺器,人工透析器等の高 度医療機器が使用されている環境にあっては、それらの医療機器に近接して前記 携帯型電話端末を使用すると(発信及び着信の場合を含む。携帯型電話端末は、 着信すると、共通線信号を送信するために通話と同じレベルで電磁波の送信を開 始する)、当該医療機器が携帯型電話端末の電磁波によって誤動作を起こし、最 悪の事態では当該機器に結合されている患者の生命を奪うケースも報告されてい る。従って、前記携帯型電話端末を胸のポケットに入れたり腰のベルトに取り付 けたりして病院内を移動することは、係る電磁波問題を誘発する危険行為である 、と医療関係者等から厳しい指摘がされている。しかしながら、医療従事者等は 業務遂行の利便のため、係る携帯型電話端末を常時携帯する必要性もあることか ら、この矛盾を解決しつつ、必要な連絡(通信)が少なくとも同一の手術室内, 診察室内,病室内等において、安全,迅速,確実にできるような画期的なハンド フリー型通話装置の登場が医療従事者等より熱望されている。
【0012】 また、電話局やソフトベンダーのユーザーサポートセンター等にあっては、顧 客からの質問に係る多数の電話による問い合わせに迅速に対応する必要があるこ とから、広く、ヘッドホンとマイク等からなるヘッドセットがオペレータに利用 されている。しかしながら、当該ヘッドセットは、通常、PC(パーソナルコン ピュータ)又はオペレータ専用端末の音声入出力端子に接続されるだけのもので あるから、当然に線によって接続されているので、オペレータにその線が絡まっ てヘッドセットが外れたりする場合が多く、作業上ストレスを与える原因となっ ている。また、当該ヘッドセットはアナログ信号を扱っているため、隣接するオ ペレータ台で業務を行っている他のオペレータの声が混じって聞こえる、いわゆ る漏話現象が発生する場合が少なくない。この場合、シールドすべき部分を完全 にシールドすることは極めて困難であるから、問題が解決できず、オペレータは かかる不利不便を否応なく甘受するしかない現状にあることがかねてから指摘さ れている。同様に、オペレータの多くは女性であることが広く知られているが、 当該ヘッドセットの使用は髪型を乱す原因となり、かかる多数の女性オペレータ にとっては相当程度気になる問題として従来から指摘されていた。以上のような 問題を生じさせないような、新規なハンドフリー型通話装置の開発が関係者から 強く望まれていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、考案者は、鋭意研究を重ねた結果その考案を、電気信号を音声出力す るための音声出力部と音声を入力するための音声入力部とを有する通話手段と、 携帯型電話端末の制御信号端子又は音声信号端子に接続して制御信号又は音声信 号をやりとりするためのインターフェース部と、前記音声信号端子から出力され た音声信号を変調して光信号に変換して送信するとともに、受信した光信号を復 調して音声信号に変換するための機械側信号処理手段と、該機械側信号処理手段 から受信した光信号を音声信号に変換するとともに、前記通話手段から受け取っ た音声信号を光信号に変換して送信するための通話手段側信号処理手段とからな り、前記機械側信号処理手段と前記通話手段側信号処理手段との間は光にて通信 することを特徴とするハンドフリー型通話装置等としたことにより、ヘッドセッ ト(ヘッドホン,イヤホン等を含む)とハンドフリー型通話装置の主装置との間 を無線にすることができるので、話者(運転者等を含む)は、通話の機密性を保 つことができ、線の絡まりや前記携帯型電話端末の煩雑な操作を気にする必要が なくなる結果、運転に集中できるようになり、また、病院内にあっては携帯型電 話端末を離れた場所に置いてあっても通話を制御することができる結果、常に携 帯型電話端末を携帯する必要がなくなるので、医療機器の誤動作を招くおそれも なくなり、また、オペレータ業務にあっては光通信によって線を排除できる結果 、漏話現象を回避することができ、オペレータの髪型を乱すことがないからオペ レータにストレスを与えること等もなくなり、前記課題の全てを解決したもので ある。
【0014】
【考案の実施の形態】
まず、本明細書において、「携帯型電話端末」とは、いわゆる携帯電話,移動 電話,自動車電話,PHS(パーソナルハンディホンシステム)等の、主に人が 携帯する可能性のあるいかなる電話端末をも意味するものとし、「電話端末」と は、少なくとも送話器と、受話器と、着信に応答するための応答操作部(応答ボ タン)と、発信するための発信操作部(発信ボタン)とを有する音声通信可能な 電話端末であって、有線,無線であるを問わないものとする。また、携帯型電話 端末の「制御信号端子」とは、当該携帯型電話端末の機能を遠隔制御したり、コ ンピュータ等の計算機端末の通信ポート(RS−232C,432等)に接続し てコンピュータ通信を行ったりするための、携帯型電話端末メーカー等で規格化 又は標準化された端子(コネクタ、ポート等)をいい、携帯型電話端末の「音声 信号端子」とは、専ら音声信号(アナログ信号)を外部のヘッドセット,イヤホ ン,マイク等とやりとりするための入出力端子(コネクタ,ジャック,ポート) をいい、規格化又は標準化されていてもいなくてもよい。また、「ハンドフリー 」とは、前記携帯型電話端末を通した2者以上の会話の開始時点から終了時点ま でにおいて、話者が、特別に前記携帯型電話端末を手で保持したり、特別な操作 を行う必要がある等のことがない状態で会話又は通話を行うことができる態様を いうものとする。「光」とは、波長が380〜770ミリミクロンの可視光線の 他、赤外線,紫外線,X 線及びγ線までを含むものとし、「赤外線」とは、スペ クトルで可視光線の赤色部の外側に現れる光線であって、かつ波長が可視光線よ り長く、マイクロ波より短い約7500オングストロームから10000オング ストロームの光線をいうものとする。
【0015】 まず、本考案に係るハンドフリー型通話装置の基本構成について、図面の記載 に基づいて説明する。図1は、その基本構成のブロック図であり、本装置は、イ ンターフェース部1と、機械側信号処理手段10と、通話手段側信号処理手段2 0と、通話手段30とからなる。本明細書においては、インターフェース部1と 機械側信号処理手段10とで本考案のハンドフリー型通話装置に係る「主装置」 と呼ぶ場合がある。該機械側信号処理手段10と通話手段側信号処理手段20と の間は、光通信によって情報のやりとりがなされる。
【0016】 まず、前記インターフェース部1について説明する。該インターフェース部1 は、主装置と携帯型電話端末2との間でデータ,信号,音声等をやりとりする際 のインターフェースとしての役割を果たすものである。具体的には、前記携帯型 電話端末2に標準装備されている音声信号端子(ジャック)を経由して、主装置 と携帯型電話端末2との間で音声信号をやり取りするために、前記音声信号端子 (ジャック)から所定の線(コード)にてインターフェース部1を接続する。こ のことによって、前記機械側信号処理手段10は、携帯型電話端末2から通話に 係る音声をアナログ信号として取り込むことができ、また、話者の音声をアナロ グ信号として該携帯型電話端末2に入力させることができる。「所定の線(コー ド)」とは、市販の携帯型電話端末用接続コード等でもいいし、インピーダンス 整合処理をしている2線又は4線コード等でもよい。同様に、携帯型電話端末2 に予め登録されている情報、例えば電話番号,鳴動設定,短縮番号及び各種設定 パラメータ値等を本装置が入手することができるような拡張性を持たせるために 、本インターフェース部1は、前記携帯型電話端末2の背面,底面又は下部等に 通常設けられている制御信号端子を接続できるようなコネクタ(ポート)を有す る。当該コネクタには、必要に応じて、増幅手段(アンプ),シールド,ノイズ 吸収用キャパシタ等の電気的素子等を配線の間に挿入してもよいものとする。
【0017】 図10及び図11は、当該インターフェース部1が取り得る形態の一例である 。図10(A)は、インターフェース部1が携帯型電話端末2を立てて装着する 形態の場合を示す。インターフェース部1は、携帯型電話端末2の音声信号端子 (ジャック)から線(コード)によって音声信号を本通話装置に取り込む。イン ターフェース部1を図10(A)のような形態の筐体とした場合、携帯型電話端 末2は、インターフェース部1の背板1cと横板1bとによって支持される。横 板調節ツマミ1aを回転させることによって、図10(B)のように横板1b同 士の挟む間隔を拡縮することができる。また背板1cは前後に傾倒可能であるか ら、これにより、携帯型電話端末2をより強く筐体に固定することができる。ま た、インターフェース部1の底板1dは、自在に可動な球によって、強力な磁石 で支持脚1eに固定されているので、通常の使用では携帯型電話端末2は堅固に 支持され、必要なときはインターフェース部1の筐体を取り外すことができるも のである。ここで、前記携帯型電話端末2の底部に設けられている制御信号端子 がインターフェース部1に接続され得るように、インターフェース部1には予め 当該制御信号端子に対応した所定のコネクタが装着されていてもよい。してみる と、携帯型電話端末2の制御信号端子とインターフェース部1のコネクタとが接 続されるように当該携帯型電話端末2を上方から差込むように置けば、横板1b と背板1aとの挟力とあいまって該携帯型電話端末2を一定強度でインターフェ ース部1に固定させておくこともできるが、本インターフェース部1の筐体の形 態は図10以外のいかなる形態をも取り得るものとする。また、インターフェー ス部1筐体は、本通話装置の駆動用電池(単三等)を内臓してもよいし、図17 等のように電源を得る為にシガープラグへ接続するための線(コード)を有して いてもよいものとする。
【0018】 次に、図11(A)及び図11(B)は携帯型電話端末2をインターフェース 部1に固定しておく必要がない場合の形態を示す。該携帯型電話端末2の底部等 に設けられている制御信号端子に、インターフェース部1のコネクタを接続して 使用する場合、図10のようなインターフェース部1筐体の形状をあたかも図1 1(A)又は(B)のようにバッテリーパックのような形状にすることで、該携 帯型電話端末2とインターフェース部1とが一体的に接続され、該携帯型電話端 末2と該インターフェース部1とを一緒に携帯することができる。
【0019】 図11(C)は複数の携帯型電話端末2をインターフェース部1に立て置く形 態のものである。構造は、携帯型電話端末2の制御信号端子に対応する図10( B)に示したコネクタを適宜の間隔で複数配置させたものである。各コネクタは それぞれ一の本考案に係るハンドフリー型通話装置に対応するから、図11(C )の場合は、4台の携帯型電話端末2について、一個所に集中して立て置くもの である。複数の携帯型電話端末2を内線等で使用することが有り得るオフィス、 複数の人が同一の室内で作業をする病院,労働現場等での使用が考えられる。
【0020】 次に、図1の機械側信号処理手段10について説明する。機械側信号処理手段 10は、少なくとも第1変調部11,第1光送信部12,第2復調部13,第2 光受信部14を有する。第1変調部は、インターフェース部1から入力された信 号をパルス幅変調(以下、「PWM」と称する)し、更にこのパルスを約455 KHzの高周波により変調する。ここで、パルス幅変調としたのは、信号成分が 振幅に含まれないためにリミッタ回路を用いることができるので、雑音特性に優 れた効果を発揮するからである。図9(A)は、PWMの原理に係るブロック図 である。ただし、直接信号波とのこぎり波を加算することを行わずに、一度パル ス振幅変調(PAM)した信号を標本保持とし、その上にのこぎり波を重畳して もよい。この場合は、PAM回路の負荷にコンデンサを接続すれば標本保持が得 られ、電圧比較回路はスライス回路,シュミットトリガ回路又はオペアンプ等を 用いるのが好ましいが、他のいかなる適切な回路も取り得るものとする。
【0021】 次に、同じく図1の第1光送信部12について説明する。第1光送信部12は LED,フォトダオイオード等の発光素子で光を発するためのものであるが、ス イッチング速度,コスト等の観点から、理想的には赤外LEDを採用するものと し、以下、光送信に関しては赤外LEDを使用した例で説明する。前段の前記第 1変調部11から約455KHzで変調された信号は、当該第1光送信部12に 入力される。変調信号に応じて当該赤外LEDが赤外線を発光して、信号を次段 の通話手段側信号処理手段20に送信するものである。
【0022】 次に、第2光受信部14について説明する。第2光受信部14は、通話手段側 信号処理手段20から受け取った赤外線信号をフォトダイオード等の受光素子で 受信するためのものであるが、スイッチング速度,コスト等の観点から、理想的 には赤外フォトダイオード(以下、「赤外PD」と称する)を採用するものとし 、以下、光受信に関しては赤外PDを使用した例で説明する。受信した赤外線信 号は微弱な場合があるので、適宜に増幅器を設ける等して、後段の第2復調部1 3で復調しやすいレベルまで当該赤外線信号の信号レベルを増幅することを行っ てもよい。
【0023】 次に、第2復調部13について説明する。第2復調部13は、一般的なパルス 振幅変調(PAM)の復調と同様に、信号をローパスフィルタ(LPF)に通過 させることによって復調するためのものである。構成は図9(B)のようにRC 回路が普通である。PWM波は信号が大きいときに大きなパルス幅を持つから、 信号が大きいときにはコンデンサCの充電がすすみ、信号が小さいときには放電 がすすむことを利用して復調を行うことができるからである。
【0024】 次に、同じく図1の通話手段側信号処理手段20について説明する。通話手段 側信号処理手段20は、少なくとも第1光受信部21,第1復調部22,第2光 送信部23,第2変調部24を有する。第1光受信部21は、前記赤外PDを使 用することが好ましい。まず、前段の前記機械側信号処理手段10から送信され た赤外線信号は、第1光受信部21によって受信される。ここでの動作は、原則 として前記第2光受信部14と同じである。すなわち、第1光受信部21は、前 記赤外線信号を、赤外PDで受信するが、その受信した赤外線信号は微弱な場合 があるので、適宜に増幅器を設ける等して、後段の第1復調部22で復調しやす いレベルまで当該赤外線信号の信号レベルを増幅することを行ってもよい。
【0025】 次に、同じく図1の第2光送信部23について説明する。第2光送信部23は 、前記第1光送信部12と同様に、赤外LEDを使用することが好ましい。まず 、前段の前記第2変調部24から約455KHzでPWM変調された信号は、当 該第2光送信部23に入力される。変調信号に応じて赤外LEDが赤外線を発光 して、信号を次段の前記機械側信号処理手段10に送信するものである。
【0026】 次に、第2変調部24は、前段の通話手段30から入力された信号をパルス幅 変調(PWM)し、更にこのパルスを約455KHzの高周波により変調する。 ここで、パルス幅変調としたのは、前記第1変調部11の場合と同じ理由である 。図9(A)に示した、PWMの原理についても前記第1変調部11の場合と同 じである。以上から、インターフェース部1が図10に示したような形態の場合 は、光通信を司る第1光送信部12,第1光受信部21等は、図10に示すよう な個所において赤外線フィルターからなる窓の内側に内臓され得ることが好まし いが、他のいかなる形態も取り得るものである。また、変調周波数は約455K Hzとしたが、機械側信号処理手段10から通話手段側信号処理手段20の方向 における光通信と、その逆方向における光通信とで、かかる変調周波数を異なる ものとしてもよい。混信、混変調等を防止する効果があるからである。
【0027】 次に、通話手段30を図1に基づいて説明する。通話手段30は、少なくとも 音声出力部31と、音声入力部32を有する。該音声出力部31とは、電気信号 を人間の可聴音に変換するデバイスをいい、具体的には、スピーカー、ヘッドホ ン、イヤホン等のいかなる音声出力可能なデバイスが該当する。また、前記音声 入力部32は、人間の可聴音を電気信号に変換するデバイスをいい、具体的には 、コンデンサマイク、ロッシェル塩型マイク等のいかなる音声入力可能なデバイ スが該当する。本考案の通話装置はハンドフリーが特徴であるから、通話手段3 0は、これら音声出力部31と音声入力部32とが同一支持体に設けられた、い わゆるヘッドセットや、マイクを耳元から口元に向かって伸ばしたマイク付きヘ ッドホン等の形態を取ることもあるが、装着感をなるべく少なくして、快適に本 装置を使用するために、理想的には図12(A)のようなイヤホン型とし、図1 0(B)のように耳に装着して使用する。図12のイヤホン型の場合は、音声入 力部32は通話手段30の筐体内に埋め込まれているものであるが、通話手段3 0が図13に示すように更なる別の形態の場合は、音声入力部32は通話手段3 0の筐体外に出ることもある。
【0028】 その図13は、直接耳に入れるタイプの通話手段30であり、イヤホンに該当 するところが音声出力部31であって、マイクに該当するところが音声入力部3 2である。前記通話手段側信号処理手段20は、原則として本通話手段30の筐 体内に埋め込まれており、第1光受信部21と第2光送信部23については、光 通信を行う都合上、赤外LED及び赤外PDの部分だけは外に出るように、通話 手段30の筐体のいかなるところにもその発光面を外に向けて設けることができ るものとする。図13では音声入力手段32に近いところに第1光受信部21と 第2光送信部23とを設けているが、この場所に限定されるものではない。音声 入力部32の支持部材34は、フレキシブルに折り曲げ可能であり、話者の顔の 形にフィットするように適宜に曲がり具合を変えることができる。例えばゴム製 、フレキシブルパイプ等が使用可能だが、他にフレキシブルに折り曲げ可能な材 料であればいかなるものを使用してもよい。また、通話手段30は、本通話装置 の駆動用電池(単四,水銀電池等)を内臓することが好ましい。以上の説明では 主に赤外線を使用した場合で説明したが、本考案は赤外線以外にも第1光送信部 12,第1光受信部21,第2光受信部14,第2光送信部23に適用可能なL ED,フォトダイオード等の動作範囲に属する光であれば使用できるものとする 。
【0029】 以下、実施例について説明する。第1の実施例は、本考案に係るハンドフリー 型通話装置を自動車に搭載した実施例であり、その実施態様を図14に示す。本 実施例に対応するブロック図は図1である。図14のAは携帯型電話端末2を主 装置に立て置きして自動車のキャビネット上に固定した場合の態様を表しており 、その拡大図は図15に対応する。インターフェース部1は、全体として携帯型 電話端末2を立て置くために台座の形状を採ることが安定性の観点からも好まし いので、本実施例では特にこの場合で説明するが、図10に示したような台座の 形態をとることもできる。図14のBは該携帯型電話端末2と主装置とをバック ミラー底部に固着したときの態様を表しており、図11(A)(B)に対応する ものであるが、これらの態様の他に、携帯型電話端末2又は主装置はいかなる置 き方、配置、固定方法等も取り得るものとする。図14のCは通話手段30を表 しており、話者(運転者)の耳にはめこみ可能なもので、ポータブルステレオ用 ヘッドホンの場合と同様に、耳に入れるだけで保持されるような形態でも、図1 2に示したイヤホン型の形態でもよいものとする。本実施例では、通話手段30 を装着した話者は、光通信によって自己の発した音声を携帯型電話端末2に送信 でき、また通話先相手の発した音声を光通信によって自己の通話手段30で受信 でき、フリーハンドにて通話可能となる。
【0030】 図15に従い、前記携帯型電話端末2に着信があった場合について説明する。 まず、携帯型電話端末2の図示されていない応答ボタン又はそれに準じるボタン を操作(押下)して応答する。その後、電話回線のボイストランクは双方向で接 続されるから、音声通話が可能な状態に移行する。このとき、相手の音声は、携 帯型電話端末2の音声信号端子(ジャック)に電気信号として出力され、インタ ーフェース部1のコネクタを介して図1の機械側信号処理手段10に入力される 。ここで、本実施例及び他の実施例では、該機械側信号処理手段10は前記イン ターフェース部1筐体内に内臓されているものとする。そこで所定の変調を経て 赤外線信号に変換され、第1光送信部12によって送信される。図15に示した 筐体では、第1光送信部12と第2光受信部14とをそれぞれインターフェース 部1の筐体傍に設けているが、1本の支持体にまとめてもよい。この赤外線信号 を、例えば図13(A)における第1光受信部21が受信し、内臓されている第 1復調部22が所定の復調を行って電気信号として通話手段30の音声出力部3 1に伝達し、該音声出力部31から音声として話者に聞かせる。
【0031】 また、本実施例における話者(運転者)の発した音声は、原則、それまでの逆 の経過を辿る。すなわち、図12又は図13に示したような通話手段30の音声 入力部32がピックアップした話者の音声は、電気信号に変換され、通話手段側 信号処理手段20に入力される。そこで所定の変調をかけられた後、赤外線信号 に変換され、送信される。この赤外線信号を機械側信号処理手段10が受信し、 所定の復調を行って電気信号に変換し、インターフェース部1を介して、携帯型 電話端末2の音声信号端子(ジャック)に伝達し、音声として相手に聞かせる。 通話を終了する場合は、携帯型電話端末2の終了ボタン又はそれに準じるボタン 等を操作(押下)し、通話を終了する。一方、話者(運転者)の方から発信した い場合は、最初に該携帯型電話端末2において相手先電話番号を入力又は選択し 、該携帯型電話端末2に設けられた所定の発信ボタン又はそれに準じるボタン等 を操作(押下)して発信を開始すれば、本通話装置によって通話が可能となり、 通話の切断処理は携帯型電話端末2の終了ボタン又はそれに準じるボタン等を操 作して通話を終了する。以上の操作により、線が絡まることなく、フリーハンド にて通話が可能となるので、本実施例は自動車運転時に限らず、病院内での医療 行為中、電話局でのオペレータ業務中においても適用可能である。
【0032】 次に、第2の実施例は、第1の実施例に電話番号決定手段40を附加したもの であり、その実施の態様を図17に示す。本実施例に対応するブロック図である 図2において、電話番号決定手段40は、少なくとも電話番号操作部41、操作 スイッチ42、電話番号表示部43とを有する。電話番号操作部41は、携帯型 電話端末2の制御信号端子における所定の規格で定められたピンに、操作スイッ チ42からの信号に対応して制御信号を送る。携帯型電話端末2は、その信号に 応じて、例えば話者(運転者)が操作スイッチ42の「UP」ボタンを押下した 場合は、携帯型電話端末2の電話帳に登録されている電話番号のデータを電話番 号決定手段40に昇順に送る。電話番号操作部40によって読み出された電話番 号は、電話番号表示部43によって自動車のフロントガラスに投影される。該フ ロントガラスの反射等を利用して話者(運転者)に読み出した電話番号を表示し 認識させるためである。従って、鏡と同じ原理で、電話番号表示部43は読み出 した電話番号を反対(鏡に映した状態)に投影する機能を具備していなければな らない。所望の電話番号がフロントガラスに映し出されたら、話者(運転者)は 操作スイッチ42の「ON」ボタンを押下することで、当該電話番号に発信する ことができる。通話を終了するときは、操作スイッチ42の「OFF」ボタンを 押下すると、オンフックに対応する制御信号が電話番号操作部41からインター フェース1を介して携帯型電話端末2の制御信号端子の所定のピンに入力され、 通話が切断される。
【0033】 次に、第3の実施例は、第1の実施例に、通話制御スイッチ33と制御信号分 離部15とを附加したものであり、その実施の態様を図13(B)と図15を用 いて説明する。本実施例に対応するブロック図は図3である。本明細書において 「通話制御信号」とは、通話時にあってはその通話を終了するために携帯型電話 端末2をオンフック状態にするための信号をいい、非通話時にあっては通話先電 話番号を発信するため及び着信に応答するために携帯型電話端末2をオフフック 状態にするための信号をいうものとする。基本構成は、第1の実施例と同じであ るが、通話手段30には通話制御スイッチ33が設けられており、その態様を図 13(B)に示す。図12(A)における通話手段30でも当該通話制御スイッ チ33を附加することが可能である。図12(A)における該通話制御スイッチ 33は、通話手段30の側面に設けられているが、この他のいかなる場所に設け てもよいものとする。
【0034】 本実施例では、図3のように通話制御スイッチ33の他に制御信号分離部15 も伴わせて設ける必要がある。すなわち、話者が着信に応答するために及び話者 が所望の通話先に発信するためにオフフックする場合、又は話者が通話を終了す るためにオンフックとしたい場合は、話者は通話手段30に設けられた通話制御 スイッチ33を1秒程度押下し続ける必要がある。なぜなら、図16(A)に示 すように、通話手段30側で通話制御スイッチ33が押下され続けると、通話手 段側信号処理手段20からは、通話制御信号とみなされる連続発光した光信号( 赤外線信号)が送信される構成としているからである。
【0035】 受信側である機械側信号処理手段10では、前記の通話制御信号とみなされる 連続発光した赤外線信号を受信すると、所定の復調を施した後、図16(B)に 詳細を示している制御信号分離部15によって、その連続した信号が音声信号で はなく、通話を制御するための制御信号であるものとみなされ、音声信号から分 離される。図16(B)で、制御信号分離回路のIN側から入力した前記の連続 信号は、図16(C)のタイムチャートに示すように、正論理の二値信号であれ ば一定時間の大きな幅を有するパルスを形成する。通常の音声信号であればPW Mであるから一定周期内に必ず0,1又はH,Lのレベル変化が一度はある。こ の変化が所定時間内に一度もなければ、その信号は前記の通話を切断したり応答 したりするための制御信号であるとみなしてよい。それゆえ、かかる通話の制御 信号を認識して、通話中であればオンフックし、着信及び発信であればオフフッ クすることができるものである。
【0036】 本実施例は、特に病院等の医療機関において顕著に利用し得る。すなわち、多 数の医療機器が配置されているICU,ナースセンター,オペレーション室等に おいて、医師又は看護婦等は、衛生確保のため手袋を装着することが義務づけれ らているので、複数人で共用している電話機を使用した場合は、再度厳重に手を 消毒しなければならない場合がある。本実施例はフリーハンドで使用できるもの であり、かつ通話制御スイッチ33を軽く押下するだけで通話制御ができるもの であるから、上記のような衛生的問題を回避するとともに、業務にも貢献し得る ものである。特に当該通話制御スイッチ33に抗菌材を混入した材料を用いれば 、一層の効果が生じる。また、光通信のため、周囲の医療機器に対する誤動作の 影響は無視できるから、各医療従事者の携帯型電話端末2を、医療機器が電磁波 の影響を受ける恐れのある場所から十分遠ざけた場所に、図11(C)のように 一個所に携帯型電話端末2を集中して置いておくと同時に、第1光送信部12及 び第2光送信部23の赤外線の強度を十分挙げておけば、少なくとも同一のIC U,ナースセンター,オペレーション室等においては、本明細書で説明するよう な有利な効果を享受することができる。ここで、前記第1光送信部及び前記第2 光受信部14は図11(C)のように同一の支持体に固定されている場合もあり 得るし、異なる支持体に固定してもよい(この場合は支持体は8本になる)。
【0037】 図19は、携帯型電話端末2がバックの中に入っている場合(図19(B)) 、携帯型電話端末2が鞄に入っている場合(図19(C))、及び携帯型電話端 末2をベルトで腰に装着している場合(図19(D))の本実施例の適用に係る 概要図である。携帯型電話端末2がバッグ,鞄等に入っているとき、又は腰等に 装着しているときは、好ましくは機械側信号処理手段10だけを線(コード)に よってインターフェース部1から引き出し、当該バッグ等の外へ出しておくと、 より安定した通話が可能となる。この場合のインターフェース部1は図19(A )に記載したような形態のものが好ましい。
【0038】 次に、第4の実施例は、第3の実施例に電話番号決定手段40を附加したもの であり、その実施の態様を図17に示す。本実施例に対応するブロック図は図4 である。電話番号決定手段40の動作については、すでに第2の実施例で説明し た通りのものであるから、本実施例では、フリーハンドで通話ができ、携帯型電 話端末2で通話先電話番号の選択と通話の制御ができ、通話手段30に設けた通 話制御スイッチ33によっても通話を制御でき、操作スイッチ42によって通話 先電話番号を読み出し,フロントガラス等に表示させ,所望の電話番号の通話先 に発信することができるようになる。従って、特に自動車運転時に、本実施例に 係るハンドフリー型通話装置を適用すると、最も好ましい効果が得られる。
【0039】 次に、第5の実施例は、第1又は第2の実施例においてインターフェース部1 に通話制御スイッチ3を附加したものであり、その実施の態様を図18に示す。 本実施例に対応するブロック図は図5,図6である。本実施例は、主装置に独立 した通話制御スイッチ3を附加するものであり、当該通話制御スイッチ3は前記 通話制御スイッチ33とは異なるものである。具体的には、当該通話制御スイッ チ3は、インターフェース部1と一体型でもいいし、外部へ線(コード)によっ て引き伸ばされ、ハンドルやギヤ、キャビネット上等に固定しておいてもよいも のであり、携帯型電話端末2の制御信号端子の所定のピンにインターフェース部 1の前記コネクタを介して接続されているものである。従って、この通話制御ス イッチ3を操作(押下)することにより、所定のピンに制御信号が送られ、オン フック及びオフフックの制御ができる。ピンの接続構成を電話番号決定手段40 と同じようにすれば、電話番号決定手段40が本実施例に含まれる場合は、電話 番号をフロントガラス等に表示することができない以外、該電話番号決定手段4 0と同じ機能を有することができる。従って、通話制御スイッチ3は、電話番号 決定手段40故障時のバックアップとしての効果が得られる。
【0040】 次に、第6の実施例は、第3又は第4の実施例においてインターフェース部1 に通話制御スイッチ3を附加したものであり、その実施の態様を図18に示す。 本実施例に対応するブロック図は図7,図8である。本実施例は、第5の実施例 と同様に、インターフェース部1に、独立した通話制御スイッチ3を附加するも のである。従って、本実施例で電話番号決定手段40がない場合は該通話制御ス イッチ3によって携帯型電話端末2の通話を制御できるようにするものである。 該電話番号決定手段40を有する場合は、その電話番号決定手段40が故障時の ときは、本実施例における通話制御スイッチ3は電話番号決定手段40又は通話 制御スイッチ3のバックアップとして意義を有する。
【0041】
【考案の効果】 請求項1の考案では、電気信号を音声出力するための音声出力部31と音声を 入力するための音声入力部32とを有する通話手段30と、携帯型電話端末の制 御信号端子又は音声信号端子に接続して制御信号又は音声信号をやりとりするた めのインターフェース部1と、前記音声信号端子から出力された音声信号を変調 して光信号に変換して送信するとともに、受信した光信号を復調して音声信号に 変換するための機械側信号処理手段10と、該機械側信号処理手段から受信した 光信号を音声信号に変換するとともに、前記通話手段30から受け取った音声信 号を光信号に変換して送信するための通話手段側信号処理手段20とからなり、 前記機械側信号処理手段10と前記通話手段側信号処理手段20との間は光にて 通信することを特徴とするハンドフリー型通話装置としたことにより、自動車の 運転時において、話者(運転者等)は自分の耳に通話手段30(ヘッドセット) をセットするだけで、携帯型電話端末2と当該通話手段30との間において光通 信にて通話可能となる結果線の絡みに悩まされることがなくなるので、話者(運 転者)が運転に集中することができ、わき見運転等による交通事故を起こす可能 性を相当程度排除できる有利な効果が得られる。また、隣接車線を大型車が通過 したことによる騒音が生じても、通話手段30によって通話の音声は話者(運転 者)に明瞭に聞き取られるので、話者(運転者)は通話不明瞭による運転時の集 中力欠如から開放され、前記と同様に交通事故を起こす可能性を相当程度排除で きる有利な効果が得られる。また、通話先相手の音声は前記通話手段30の音声 出力部31から話者(運転者)のみに聞こえるので、同乗者に対して通話の機密 性を保持することができる効も奏する。更に、携帯型電話端末2の病院内におけ る使用にあっては、電磁波の代わりに光を用いた通信としたことにより、少なく とも同一の手術室内,診察室内,病室等において医療従事者等は線を気にするこ となくフリーハンドで通話可能となる結果、該医療従事者等が業務上必要な連絡 を適切にとりながら医療行為を安全,迅速,確実に行うことができるという効を 奏する。また、光通信としたことにより、医療機器等に電磁波による誤動作を与 えることがなくなる結果、それによる患者への不測の事故を未然に防止できる効 果も得ることができる。更に、電話局等のオペレータ台にあっては、ハンドフリ ー(光通信)としたことによりヘッドセットの線が絡み付くということがなく、 特にヘッドセットがイヤホンマイクであれば髪型を乱すこともなくなり、オペレ ータのストレス逓減に有利な効果を生じ、オペレータの業務効率を上昇させる利 点もある。また、光通信としたことによってアナログ信号の場合に生じる漏話現 象からも開放されることにより、明瞭度の高い通話品質にて顧客等に業務を提供 することができる効を奏する。
【0042】 次に、請求項2の考案では、請求項1記載において、該光は赤外線であること を特徴とするハンドフリー型通話装置としたことにより、比較的入手容易で、か つ安価な赤外LED,赤外フォトダイオード等を第1光送信部12,第2光送信 部23,第2光受信部14又は第1光受信部21に用いることができるので、本 考案に係る装置の製造コストの逓減に貢献する結果、公衆に対して入手しやすい 価格で本装置を提供できるとともに、前記請求項1記載の考案による場合と同じ かそれ以上の効果を得ることができる。
【0043】 次に、請求項3の考案では、請求項1記載において、携帯型電話端末2に予め 記憶されている電話番号を読み出し、その読み出された電話番号の中から所望の 電話番号を決定するための電話番号決定手段40を設けたことを特徴とするハン ドフリー型通話装置としたことにより、電話番号決定手段40の電話番号表示部 43がフロントガラス上に通話先電話番号を映し出す結果、話者(運転者)は前 方を見て自動車を運転し続けながら所望の電話番号の確認,選択,発信までを行 うことができるので、携帯型電話端末の煩雑な操作をすること等によるわき見運 転等をする必要がなくなり、安全性を増すことができ、交通事故の防止に貢献す ることができる効を奏する。また、光通信であるから線の絡みも起きないので、 同じくわき見運転等をする可能性を相当程度逓減することができる結果、携帯型 電話端末の操作等に起因した交通事故の激減に相乗的に貢献できる効果を得るこ とができる。
【0044】 次に、請求項4の考案では、請求項1記載において、オンフック及びオフフッ クに係る制御信号を音声信号に重畳するための通話制御スイッチ33を前記通話 手段30に設けるとともに、前記機械側信号処理手段10には制御信号分離部1 5を設けたことを特徴とするハンドフリー型通話装置としたことにより、携帯型 電話端末2に着信があった場合に、当該通話手段30(ヘッドセット)に設けら れた前記通話制御スイッチ33を耳元で一瞬操作(押下)するだけで応答できる ので、安全に,素早く,確実に着信に対して応答することができる。特に、自動 車を運転しているときに着信があった場合は、目線を進行方向に置いたままその 着信に安全に,素早く,確実に応答することができる有利な効果を奏し、また、 前記携帯型電話端末2を携帯しているときに着信があった場合には、前記通話手 段30(ヘッドセット)に設けられた前記通話制御スイッチ33を耳元で一瞬操 作(押下)するだけで応答できるので、胸のポケットや鞄等から当該携帯型電話 端末2を取出す作業を省略できる結果、素早く応答することができないうちに着 信が切れてしまったり、自分が応答するより先に当該携帯型電話端末2の留守番 電話機能が応答したりするというようなことから開放される結果、着信に対して 安全に,素早く,確実に応答することができる利点がある。また、特に病院内で の使用においては、医療従事者(医師,薬剤師,看護婦等)が前記通話手段30 (ヘッドセット)を装着した場合に、緊急な呼出し(手術の要請,応援,急患等 )に対して医療機器に有害な電磁波を使用せずに即座に応答することができたり 、従来のように一の電話機を関係者全員で共用する必要がなくなる結果、衛生面 において有利な効果も奏する。
【0045】 次に、請求項5の考案では、請求項4記載において、携帯型電話端末に予め記 憶されている電話番号を読み出し、その読み出された電話番号の中から所望の電 話番号を決定するための電話番号決定手段40を設けたことを特徴とするハンド フリー型通話装置としたことにより、特に自動車を運転している場合には、話者 (運転者)は自動車の進行方向さえ見ていれば、電話番号決定手段40の表示部 43がフロントガラス上に映し出した通話先電話番号を見ることができ、所望の 電話番号を選択することができ、当該通話手段30(ヘッドセット)に設けられ た前記通話制御スイッチを耳元で一瞬操作するだけでその電話番号に安全に,素 早く,確実に発信することができる結果、携帯型電話端末2の煩雑な操作から開 放され、線の絡みを取る等の作業をする必要もなく通話及び通話制御が可能とな るので、話者(運転者)は運転に集中することができ、注意力散漫,わき見運転 等に起因する交通事故等を未然に防止することができる有利な効果を得られる。
【0046】 次に、請求項6の考案では、請求項5記載において、オンフック又はオフフッ クするための通話制御スイッチ3が直接前記インターフェース部1に接続されて なることを特徴とするハンドフリー型通話装置としたことにより、特に自動車運 転時の通話の場合に、話者(運転者等)の希望に応じて、当該通話制御スイッチ 3をその話者(運転者)にとって最適な個所に設置(カスタマイズ設置)するこ とができるので、その話者(運転者)にとって本ハンドフリー型通話装置の操作 性が向上される利点がある。また、当該話者(運転者)が応答できない場合には 、助手席等の同乗者が代わりに応答等の操作をすることができ、着信に対して、 安全に、素早く、確実に応答することができる利点もある。また、電話番号決定 手段40が故障した際にはそのバックアップとして通話のオンフック及びオフフ ックを手元で行えるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的構成のブロック図
【図2】本考案の基本的構成に電話番号決定手段を附加
した場合のブロック図
【図3】本考案の基本的構成に通話制御スイッチと制御
信号分離部とを附加した場合のブロック図
【図4】本考案の基本的構成に、通話制御スイッチと制
御信号分離部,電話番号決定手段を附加した場合のブロ
ック図
【図5】本考案の基本的構成におけるインターフェース
部に通話制御スイッチを附加した場合のブロック図
【図6】本考案の基本的構成に、電話番号決定手段を附
加するとともにインターフェース部に通話制御スイッチ
と設けた場合のブロック図
【図7】本考案の基本的構成に、通話制御スイッチと制
御信号分離部を附加するとともにインターフェース部に
通話制御スイッチと設けた場合のブロック図
【図8】本考案の基本的構成に、通話制御スイッチと制
御信号分離部,電話番号決定手段を附加するとともにイ
ンターフェース部に通話制御スイッチと設けた場合のブ
ロック図
【図9】(A)はパルス振幅変調(PWM)の原理図 (B)はパルス振幅変調(PWM)の復調の原理図
【図10】(A)はインターフェース部筐体に携帯型電
話端末を装着した一例図 (B)はインターフェース部筐体のみの一例図
【図11】(A)はインターフェース部筐体と携帯型電
話端末との関係図 (B)はインターフェース部が携帯型電話端末に接続さ
れたときの態様図 (C)は複数の携帯型電話端末を装着できるインターフ
ェース部の一例図
【図12】(A)は通話手段の一態様図 (B)は通話手段を人間の耳に装着したときの概観図
【図13】(A)は通話制御スイッチを設けていない通
話手段の一態様図 (B)は通話制御スイッチを設けた通話手段の一態様図
【図14】本考案に係る通話装置を自動車運転時に適用
した場合のイメージ図
【図15】(A)は携帯型電話端末をインターフェース
部筐体に装着した場合の斜視図 (B)は携帯型電話端末をインターフェース部筐体から
分離した場合の斜視図
【図16】(A)は本考案における通話制御信号発生原
理図 (B)は本考案における通話制御信号分離部の動作原理
図 (C)は本考案における通話制御信号分離部のタイムチ
ャート
【図17】本考案における第2及び第4実施例の実施態
様図
【図18】本考案における第5及び第6実施例の実施態
様図
【図19】(A)は第3の実施例における好適な実施の
態様図 (B)は携帯型電話端末がバックの中に入っている場合
の概要図 (C)は携帯型電話端末が鞄に入っている場合の概要図 (D)は携帯型電話端末をベルトで腰に装着している場
合の概要図
【符号の説明】
1…インターフェース部 2…携帯型電話端末 3…通話制御スイッチ 10…機械側信号処理手段 15…制御信号分離部 20…通話手段側信号処理手段 30…通話手段 31…音声出力部 32…音声入力部 33…通話制御スイッチ 40…電話番号決定手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/00 (72)考案者 板持 竹志 福岡県福岡市東区三苫4丁目5番18号 ブ ルーハイツたまき103号 (72)考案者 和山 秀俊 福岡県福岡市城南区堤1丁目9番12号 キ ャッスルハイム202号

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を音声出力するための音声出力
    部と音声を入力するための音声入力部とを有する通話手
    段と、携帯型電話端末の制御信号端子又は音声信号端子
    に接続して制御信号又は音声信号をやりとりするための
    インターフェース部と、前記音声信号端子から出力され
    た音声信号を変調して光信号に変換して送信するととも
    に,受信した光信号を復調して音声信号に変換するため
    の機械側信号処理手段と、該機械側信号処理手段から受
    信した光信号を音声信号に変換するとともに,前記通話
    手段から受け取った音声信号を光信号に変換して送信す
    るための通話手段側信号処理手段とからなり、前記機械
    側信号処理手段と前記通話手段側信号処理手段との間は
    光にて通信することを特徴とするハンドフリー型通話装
    置。
  2. 【請求項2】 電気信号を音声出力するための音声出力
    部と音声を入力するための音声入力部とを有する通話手
    段と、携帯型電話端末の制御信号端子又は音声信号端子
    に接続して制御信号又は音声信号をやりとりするための
    インターフェース部と、前記音声信号端子から出力され
    た音声信号を変調して光信号に変換して送信するととも
    に,受信した光信号を復調して音声信号に変換するため
    の機械側信号処理手段と、該機械側信号処理手段から受
    信した光信号を音声信号に変換するとともに,前記通話
    手段から受け取った音声信号を光信号に変換して送信す
    るための通話手段側信号処理手段とからなり、前記機械
    側信号処理手段と前記通話手段側信号処理手段との間は
    光にて通信し、該光は赤外線であることを特徴とするハ
    ンドフリー型通話装置。
  3. 【請求項3】 電気信号を音声出力するための音声出力
    部と音声を入力するための音声入力部とを有する通話手
    段と、携帯型電話端末の制御信号端子又は音声信号端子
    に接続して制御信号又は音声信号をやりとりするための
    インターフェース部と、前記音声信号端子から出力され
    た音声信号を変調して光信号に変換して送信するととも
    に,受信した光信号を復調して音声信号に変換するため
    の機械側信号処理手段と、該機械側信号処理手段から受
    信した光信号を音声信号に変換するとともに,前記通話
    手段から受け取った音声信号を光信号に変換して送信す
    るための通話手段側信号処理手段とからなり、前記機械
    側信号処理手段と前記通話手段側信号処理手段との間は
    光にて通信し、携帯型電話端末に予め記憶されている電
    話番号を読み出し、その読み出された電話番号の中から
    所望の電話番号を決定するための電話番号決定手段を設
    けたことを特徴とするハンドフリー型通話装置。
  4. 【請求項4】 電気信号を音声出力するための音声出力
    部と音声を入力するための音声入力部とを有する通話手
    段と、携帯型電話端末の制御信号端子又は音声信号端子
    に接続して制御信号又は音声信号をやりとりするための
    インターフェース部と、前記音声信号端子から出力され
    た音声信号を変調して光信号に変換して送信するととも
    に,受信した光信号を復調して音声信号に変換するため
    の機械側信号処理手段と、該機械側信号処理手段から受
    信した光信号を音声信号に変換するとともに,前記通話
    手段から受け取った音声信号を光信号に変換して送信す
    るための通話手段側信号処理手段とからなり、前記機械
    側信号処理手段と前記通話手段側信号処理手段との間は
    光にて通信し、オンフック及びオフフックに係る制御信
    号を音声信号に重畳するための通話制御スイッチを前記
    通話手段に設けるとともに、前記機械側信号処理手段に
    は制御信号分離部を設けたことを特徴とするハンドフリ
    ー型通話装置。
  5. 【請求項5】 電気信号を音声出力するための音声出力
    部と音声を入力するための音声入力部とを有する通話手
    段と、携帯型電話端末の制御信号端子又は音声信号端子
    に接続して制御信号又は音声信号をやりとりするための
    インターフェース部と、前記音声信号端子から出力され
    た音声信号を変調して光信号に変換して送信するととも
    に,受信した光信号を復調して音声信号に変換するため
    の機械側信号処理手段と、該機械側信号処理手段から受
    信した光信号を音声信号に変換するとともに,前記通話
    手段から受け取った音声信号を光信号に変換して送信す
    るための通話手段側信号処理手段とからなり、前記機械
    側信号処理手段と前記通話手段側信号処理手段との間は
    光にて通信し、オンフック及びオフフックに係る制御信
    号を音声信号に重畳するための通話制御スイッチを前記
    通話手段に設けるとともに、前記機械側信号処理手段に
    は制御信号分離部を設け、携帯型電話端末に予め記憶さ
    れている電話番号を読み出し、その読み出された電話番
    号の中から所望の電話番号を決定するための電話番号決
    定手段を設けたことを特徴とするハンドフリー型通話装
    置。
  6. 【請求項6】 電気信号を音声出力するための音声出力
    部と音声を入力するための音声入力部とを有する通話手
    段と、携帯型電話端末の制御信号端子又は音声信号端子
    に接続して制御信号又は音声信号をやりとりするための
    インターフェース部と、前記音声信号端子から出力され
    た音声信号を変調して光信号に変換して送信するととも
    に,受信した光信号を復調して音声信号に変換するため
    の機械側信号処理手段と、該機械側信号処理手段から受
    信した光信号を音声信号に変換するとともに,前記通話
    手段から受け取った音声信号を光信号に変換して送信す
    るための通話手段側信号処理手段とからなり、前記機械
    側信号処理手段と前記通話手段側信号処理手段との間は
    光にて通信し、オンフック及びオフフックに係る制御信
    号を音声信号に重畳するための通話制御スイッチを前記
    通話手段に設けるとともに、前記機械側信号処理手段に
    は制御信号分離部を設け、携帯型電話端末に予め記憶さ
    れている電話番号を読み出し、その読み出された電話番
    号の中から所望の電話番号を決定するための電話番号決
    定手段を設け、オンフック又はオフフックするための通
    話制御スイッチが直接前記インターフェース部に接続さ
    れてなることを特徴とするハンドフリー型通話装置。
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JP3379436B2 (ja) 1998-06-30 2003-02-24 株式会社デンソー 車載電話装置及び携帯型電話機
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