JPH0245280Y2 - - Google Patents

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JPH0245280Y2
JPH0245280Y2 JP1985183670U JP18367085U JPH0245280Y2 JP H0245280 Y2 JPH0245280 Y2 JP H0245280Y2 JP 1985183670 U JP1985183670 U JP 1985183670U JP 18367085 U JP18367085 U JP 18367085U JP H0245280 Y2 JPH0245280 Y2 JP H0245280Y2
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drum
pulley
gripper
shovel loader
backrest
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シヨベルローダを利用したドラム運
搬機に関する。
〔従来の技術〕
一対の把持部材を枢支してなるドラムグリツパ
は従来、第2図に示すようにドラム缶の端面周縁
部に形成した巻回部を対向して、つかむ外歯1と
内歯3との基部を軸支する枢軸6と、前記軸6に
対し、それぞれ外歯1を保持し、外歯と反対のド
ラム端面中心方向に伸び、その自由端でドラム缶
を吊下する部材4に連結する第1把部部材と、内
歯3を保持して、それと反対方向に伸び、その端
部がドラム缶胴に沿つて延長して、缶胴面に当接
する支持部2を備えた第2把持部材とより構成さ
れ、その使用方法は、第2把持部材の内歯3をド
ラム缶端面巻回部内側に、支持部2をドラム缶胴
に当接させた状態を保つたまま、第1把持部材に
連なる吊下部材4を持上げると、同部材の自由端
が軸6の回りに揺動して、その外歯1がドラム缶
端面巻回部を内歯3に対向して、つかむようなト
ルクが働き、結局、吊下部材による上下方向の力
は把持部材の内、外歯によるドラム缶巻回縁部の
グリツプ作用と支持部2によるドラム缶胴部の保
持とによつて、ドラム缶を確実にドラムグリツパ
に把持させる働きをさせ、ドラム缶を吊下げ移動
する際の把持機構として有用である。
第2図の左側ドラムグリツパは、その口部が開
いた状態を、右側ドラムグリツパは、その口部が
閉じた状態を示している。
ところで、この種のドラムグリツパを用いてド
ラム缶を移動しようとすると、まず、ドラム缶か
ら離れた位置で吊下部材を上、下方向に操作する
ための作業員と、前記グリツパをドラム缶位置に
誘導して、少なくともドラム缶を吊上げる迄は、
その内、外歯をドラム缶端面の巻回縁部に係合さ
せるよう案内するための作業員およびドラム缶の
移送後、グリツパを巻回縁部から外すための作業
員の2ないし3名が必要になる。
そして、また、作業員にとつて重いドラム缶移
動作業を身近な所で行う危険性を伴なう。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで本考案は、ドラム缶移送作業に利用され
るシヨベルローダなどに施して、簡単な機構によ
つて運転者一人で、すべての移送作業を効率的に
行うことができるドラム運搬機を提供し、以て作
業人員の節減、合理化と移送作業に伴なう作業上
の危険性を解消することを目的とする。
(ロ) 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、基本的にはシヨベルローダのフオー
ク角度が可変であることを利用し、ドラムグリツ
パの中の内、外歯の開閉動作を運転席から制御で
きるよう構成したもので、その特徴は、フオーク
中間部に組付けたジグ上の滑車とシヨベルローダ
バツクレスト上部に設けた滑車の間に多重に展張
した索体によつてシヨベルローダの爪またはバツ
クレストの微少変位量を増幅して、ドラムグリツ
パの把持部材と枢軸との間に相対的に上下方向の
変化量を与え、上記操作を容易、かつ確実にした
ところにある。
また、別の効果としてドラムグリツパから、把
持したドラム缶を外す時、運転者1人だけでドラ
ムグリツパ枢軸を吊下げた索体を下方に引下げる
だけで容易かつ確実に外すことができる効果を有
するようにしたもので、 本考案は、上述の目的を達成するために、次に
記載するような構成要件を具備する。
(1) 一対の把持部材を枢軸6により支承したドラ
ムグリツパのうち、外歯付把持部材の自由端を
シヨベルローダの爪先部付近に吊下げたドラム
運搬機において、 (a) ドラムグリツパの上記枢軸6と、前記軸6
の略、上方位置に当る前記爪の中間部付近に
取付けた滑車9付ジグ部材と、シヨベルロー
ダのバツクレストの上方付近に設けた滑車1
0とを連絡して、 (b) ドラムグリツパの枢軸6に、その一端を連
結した索体を張架し、 (c) 前記索体は、その他端を上記滑車9付きジ
グ部材を経由して滑車10に掛け渡し、さら
にターンして滑車9を経由することを繰返
し、その終端をシヨベルローダのバツクレス
ト上方付近に固着してなり、 シヨベルローダの爪角度操作またはバツクレス
トの変位を増幅して索体を制御し、爪に吊下した
ドラムグリツパの把持部材の口を開閉するように
したことを特徴とするドラム運搬機。
(2) 滑車9と滑車10との間を往復する索体は、
少なくとも、二重以上であることより成る上記
第(1)項記載のドラム運搬機。
〔作用〕
ドラムグリツパを構成する把持部材のうち、外
歯付把持部材の自由端をシヨベルローダの爪(以
下、フオークという)で吊下してグリツパの一対
の歯より構成された口部を、放置されたドラム缶
端面周縁の巻回部に向つて誘導、吊下すると共
に、他方の把持部材の支持部をドラム缶の胴に当
接するよう適宜位置を占める。
この際グリツパの口部の開きが不充分であるな
らば、フオーク角度を大きくするよう操作するこ
とにより、またはバツクレストをチルトさせて、
ドラムグリツパの歯付把持部材の自由端を引下げ
グリツパの吊下部と枢軸との相対的地上高を変化
させ、それによつてグリツパの口部を形成する外
歯と内歯との間隔を開き(第2図示の左側図を参
照)、その状態で、ドラム缶の巻回部を挟むよう
バケツトレバーを操作しドラムグリツパの位置を
調整した後、再度レバー操作によりフオーク角度
を小さくする。
フオーク角度を小さくすることにより、上記と
逆の動作で自由端に対して相対的に枢軸が下方に
移動し(第2図示の右側図参照)、ドラムグリツ
パの口部が閉じてドラム缶巻回縁を、確実に挟み
込む。
フオーク角度を充分に小さくすることによつ
て、索条12に遊びを作り、その後のドラム缶の
吊上げれば、運搬作業において、グリツパの爪が
開く事故は生じない。
その形でレバー操作によつてフオークの爪先ド
ラム缶を空中に吊上げ運搬する。
所望の位置迄ドラム缶を運搬したら、上述一連
の操作と逆の手順で操作し、作業を終了する。
以上の操作の特徴は、基本的にはシヨベルロー
ダのフオーク角度が可変であること、またはバツ
クレストのチルトを利用してドラムグリツパの
内、外歯の開閉動作を運転席から制御できるよう
にした点にある。
しかも、従来のフオーク可変角度またはバツク
レストの変位の範囲では、その差がドラムグリツ
パの口部の開閉操作には不充分であつたものを、
フオーク中間部に組付けたジグとシヨベルローダ
バツクレスト上部とに設けた滑車の間に展張した
索条、すなわちチエーンまたはリードワイヤによ
る変化量の増幅効果を加えることにより、上記操
作を可能にしたものである。
そのためには、前記索条は両滑車間で、三重以
上に張架しておくことが好ましい。滑車は必要に
より多重滑車を使用する。
なお、滑車9をグリツパの枢軸のほぼ上方位置
を占めるよう設置して置かないと、ドラムグリツ
パでドラムを把持し吊下げる時に、グリツパが斜
めに引上げられるので、ドラムが倒れる傾向が生
じ、そのような現象を起させないようにするため
には同時に車を後方、あるいは前方に移動させる
必要が生じ、操作が複雑になる。
また、爪部材から滑車付ジグ部材を取外し、か
つ、爪先からドラムグリツパの吊下部を外すこと
によつて、本来のシヨベルローダとして使用可能
になる事は勿論である。
〔実施例〕
第1図は、シヨベルローダにドラムグリツパを
施した本考案ドラム運搬機の一実施例の要部斜視
図の概略を示している。同図は、ドラム缶を一度
に2本運搬することができる二連式グリツパの例
である。
図中、1はドラム缶端面巻回縁を外側から、つ
かむ外歯で、第1把持部材の一端に設けられ、同
部材の他端は枢軸6に対し外歯1と反対側に延長
し、その自由端はチエーン4を介してシヨベルロ
ーダのフオークの先端に吊下される。
3は、同じくドラム缶巻回縁を内側からつかむ
内歯で、第2把持部材の一端に設けられ、同部材
の他端は枢軸6に対し、内歯3とは反対方向で、
かつドラム缶胴に、ほぼ平行して下方に延長し、
その下端は、ドラム缶の下底よりも若干上方で、
同缶胴部に当接するための支持部2を形成してい
る。
第1把持部材と第2把持部材とは軸6を介して
相互に軸支され、外歯1と内歯2とは相対して開
閉しドラム缶(上部)端面巻回縁を、つかみまた
は解放できる位置を占める。
5は、二連式グリツパの各第1把持部材の自由
端相互を連結して、枢軸6と共に各グリツパの間
隔を維持する支持材、6は、それぞれ第1把持部
材と第2把持部材とを軸支すると共に、各グリツ
パ間隔を支持材5と協同して維持する枢軸で、そ
の長手中央位置にフツク7を設けて、リードワイ
ヤ12の一端を連結する。
8はシヨベルローダの二本のフオークの中間部
を結んで取付けたジグで、両端を、それぞれフオ
ークに嵌込みネジ止めし、その長手中央部、グリ
ツパ枢軸上方付近に上方に向けて滑車9を設け、
ここにリードワイヤ12の他端を通す。
シヨベルローダのバツクレスト上部二個所に、
それぞれ滑車またはフツク10−1,10−2を取
付け、そのうち滑車10−2は、多重滑車とし、
これによつて形成された案内機構に対して、さき
に述べたリードワイヤ12の他端を滑車9を経由
して案内し、これを直接前記上部滑車10−2
掛け渡し、その先端を再び下方に下げて滑車9に
通し、さらに、その端部を上方へ案内して上部フ
ツク10−1に固結する。前述リードワイヤ12
の他端は、フツク7に固結しても、上記と同効で
ある。
フオーク角度を操作することまたはバツクレス
トをチルトさせることによつて滑車9および10
の間の距離が変化し、それが多重に増幅されて、
グリツプの内、外歯の開閉を制御することができ
るようにしている。
そして、一度、ドラムを把持したまま、グリツ
パを吊上げれば、その吊下げ力で、グリツパの爪
が締まるので、ドラムの運搬中は、グリツパが開
くおそれはない。
なお、上記各滑車9,10−2は、リードワイ
ヤ12の保護と耐用期間の延長とを考慮したもの
で原理的には滑車無しでも機能するものである。
また、上部フツク10−1と滑車10−2とは一
体に形成してもよい。
その作用、効果については上述〔作用〕の項で
詳細に説明したとおりであるので再説はしない
が、本実施例によれば、一度に二つのドラム缶の
運搬が可能である。
(ハ) 考案の効果 本考案によれば、簡単な機構を付加するだけ
で、シヨベルローダによるドラム缶の運搬を一名
の運転手による、運転席でのレバー操作のみで迅
速かつ確実に実施することができるようにして、
従来、複数の作業員が必要であつた作業に対し人
員削減を可能にして、経済的効果を上げることが
できた。
また、吊上げたドラム缶の付近または下での危
険な人力作業が回避される結果、労働災害発生の
おそれがなくなり、安全上の効果も顕著なものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案ドラム運搬機の一実施例の斜
視図、第2図は、従来使用されているドラムグリ
ツパの斜視図である。 1……外歯、2……支持部、3……内歯、4…
…チエーン、5……支持部材、6……枢軸、7,
9,10……滑車、8……ジグ、12……リード
ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の把持部材を枢軸6により支承したドラ
    ムグリツパのうち、外歯付把持部材の自由端を
    シヨベルローダの爪先部付近に吊下げたドラム
    運搬機において、 (a) ドラムグリツパの上記枢軸6と、前記軸6
    の略、上方位置に当る前記爪の中間部付近に
    取付けた滑車9付ジグ部材と、シヨベルロー
    ダのバツクレストの上方付近に設けた滑車1
    0とを連絡して、 (b) ドラムグリツパの枢軸6に、その一端を連
    結した索体を張架し、 (c) 前記索体は、その他端を上記滑車9付きジ
    グ部材を経由して滑車10に掛け渡し、さら
    にターンして滑車9を経由することを繰返
    し、その終端をシヨベルローダのバツクレス
    ト上方付近に固着してなり、 シヨベルローダの爪角度操作またはバツク
    レストの変位を増幅して索体を制御し、爪に
    吊下したドラムグリツパの把持部材の口を開
    閉するようにしたことを特徴とするドラム運
    搬機。 (2) 滑車9と滑車10との間を往復する索体は、
    少なくとも、二重以上であることより成る実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載のドラム運搬
    機。
JP1985183670U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH0245280Y2 (ja)

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JPS6292297U JPS6292297U (ja) 1987-06-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4892670U (ja) * 1972-02-08 1973-11-07
JPS49102461U (ja) * 1972-12-26 1974-09-03

Also Published As

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