JPH024521Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH024521Y2
JPH024521Y2 JP3421985U JP3421985U JPH024521Y2 JP H024521 Y2 JPH024521 Y2 JP H024521Y2 JP 3421985 U JP3421985 U JP 3421985U JP 3421985 U JP3421985 U JP 3421985U JP H024521 Y2 JPH024521 Y2 JP H024521Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
transistor
collector
resistor
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3421985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61151435U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3421985U priority Critical patent/JPH024521Y2/ja
Publication of JPS61151435U publication Critical patent/JPS61151435U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH024521Y2 publication Critical patent/JPH024521Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパルスエツヂ検出回路に係り、さらに
詳しくは低電源電圧で安定に動作するパルスエツ
ヂ検出回路に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、パルス信号の立ち上がりエツヂおよび立
ち下りエツヂの到来を検出して所定の検出信号を
出力するパルスエツヂ検出方法としては単安定マ
ルチバイブレータを用いた方法が一般的によく知
られている。しかしながらこの方法ではパルスの
両エツヂを検出するために、単安定マルチバイブ
レータ以外の付加回路を必要とし、構成が複雑と
なる。
すなわち、検出すべきパルスのエツヂ到来に応
じてトリガーパルスを形成する微分回路、微分回
路より得られるトリガーパルスの極性を一方に統
一するための極性反転回路を少なくとも付加する
必要がある。
又、5V以下というような低電源電圧で作動さ
せるように構成すると、トリガレベル範囲は電源
電圧値未満に制限されるため、トリガレベル範囲
が狭くなる。これは、検出可能なパルスのレベル
範囲が狭くなることを意味し、適応性の良好でな
い検出器になつてしまう。
(考案の目的) 本考案は上述した従来技術の欠点を解消するも
のであり、低電圧で作動させた場合にも十分な利
得を有し、検出すべき信号のレベルの広い範囲に
わたつて適応性を備えたパルスエツヂ検出回路を
提供するものである。
(考案の概要) 本考案では、差動増幅器を構成するエミツタ接
地接続された第1および第2トランジスタと、第
1トランジスタのコレクタにそのコレクタが接続
されそのエミツタが電源に接続された第3トラン
ジスタと、共通のコンデンサCおよびこのコンデ
ンサCと各々直列接続された抵抗R1およびR2
介して検出すべきパルス信号を第1トランジスタ
および第3トランジスタのベースにそれぞれ供給
する第1、第2CR回路と、第トランジスタのコレ
クタに設けられた検出出力端子とでパルスエツヂ
検出回路を構成し、検出すべきパルス信号のエツ
ヂ到来に応じて第1、第3トランジスタのうちい
ずれか一方の動作状態を反転させることにより、
検出出力を行るものである。
(実施例) 以下図示の実施例に基づき本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図であ
り、INは入力端子を示す、検出すべきパルス信
号が供給される。
入力端子INに加えられたパルス信号はコンデ
ンサC1を通り、抵抗R1,R2をそれぞれ介し
てトランジスタQ1、トランジスタQ3のベース
にそれぞれ供給される。トランジスタQ1はエミ
ツタ接地接続されており、同様にエミツタ接地接
続されているトランジスタQ2とともに差動増幅
器を構成する。すなわち、トランジスタQ1,Q
2のエミツタは共通のエミツタ抵抗R4を介して
接地されており、Q1のコレクタは抵抗R3を介
して上記Q3のコレクタに接続され、Q2のコレ
クタはコレクタ抵抗R5を介して電源Vccに接続
されるとともに、検出信号出力端子OUTに接続
され、Q2のベースには電源−接地間に設けられ
た分圧回路(抵抗R6,R7)およびコンデンサ
C2で構成されたバイアス供給回路より固定のベ
ース電圧(図中のB点電圧)が与えられる。Q3
は上記の如く、そのコレクタが抵抗R3を介して
Q1のコレクタと接続されており、そのエミツタ
は電源Vccに接続されている。
Q1とQ3とは互いに相補関係にあり、本実施
例ではQ1がNPNトランジスタ、Q3がPNPト
ランジスタを用いている。
上述の回路において、コンデンサC1と抵抗R
2、トランジスタQ1のベース・エミツタ結合、
抵抗R4とにより微分回路が形成されており、入
力端子INに信号レベル変化を生じた時すなわち
検出パルスの立ち上がりおよび立ち下り時に、コ
ンデンサC1、抵抗R1、抵抗R2の接続点Aに
トリガーパルスを生ずる。
一方、検出パルスが存在しない時あるいは検出
パルスのエツヂ以外の期間では、Q3のベース・
エミツタ結合、抵抗R1、抵抗R2、Q1のベー
ス・エミツタ結合、抵抗R4の直列回路に電源電
圧Vccが供給され、A点の電位VAは(R2+R
4)Vcc/R1+R2+R4となる。この時VA
を、 Vcc>AA>VR2+VR4+VBE1 ∴VBE1……トランジスタQ1反転時のベー
ス・エミツタ間電圧 VR2……抵抗R2の電位降下 VR4……共通エミツタ抵抗R4の電位降下 と設定すれば、Q1,Q3はON、Q2はOFF状
態となり、出力端子OUTはハイレベルとなる。
この状態において、入力端子INに正のパルス
が加えられ、VAの電位が電源電圧Vccを越えれ
ば、Q3はOFFとなる。この時、Q1はON状態
となるべくVEB1が与えられているが、Q3が
OFFしているためコレクタ電流が流れず、実質
的にはOFFとなるため、Q2はOFF→ONに反転
して出力端子OUTはローレベルに変化する。又、
この状態ではQ1のベース・エミツタ結合がダイ
オードとして作用し、順方向バイアスが加えられ
ているから、コンデンサC1、抵抗R2、共通エ
ミツタ抵抗R4とで微分回路を構成し、A点には
微分パルス(トリガパルス)が発生する。
したがつて、微分パルスすなわち電圧VAが
Vcc<VAの期間、Q2はON状態を維持する。
次に、正のパルスが加えられている状態よりこれ
が消滅すると、A点の電位VAは、VA<VR2+
VR4+VBE1に急落し、Q1はOFFとなるた
め、Q2がONして出力端子OUTはローレベル
に反転する。この時、Q3はそのベース・エミツ
タ結合がダイオードとして作用するため、コンデ
ンサC1、抵抗R1により微分回路が構成され、
A点には微分パルスが発生する。
したがつて、A点の電位が回復してQ2のベー
ス電位(B点電位)を越えれば、Q1はON、Q
2はOFFに復帰する。
上述の如くトランジスタQ1,Q2,Q3の動
作点を設定することにより、入力端子INに供給
されたパルススの立ち上がりエツヂおよび立ち下
りエツヂの到来より一定期間出力端子OUTの出
力レベルを反転することができ、これによつてパ
ルスエツヂの到来を検出できる。しかも検出可能
なレベル範囲は電源電圧Vccにより制限されな
い。
次に、上述した構成の回路によるパルスエツヂ
検出動作について説明する。
なお、第2図は上述検出回路の各部における信
号波形図を示すものであり、この波形図を用いて
動作説明を行う。
第2図イは入力端子INに供給される検出パル
スを示し、時刻t0未満ではローレベル状態、時刻
t0で検出パルスが到来し、時刻t2までハイレベル
となる。そして時刻t2で検出パルスが消滅してロ
ーレベルに復帰する。
先ず、時刻t0未満の期間はローレベル状態であ
るが、上述したようにA点には、(R2+R4)
Vcc/R1+R2+R4=VA=V1が与えられ
ており、Q1,Q3はON、Q2はOFFであり、
出力端子OUTは第2図ハに示す如くハイレベル
にある。
次に時刻t0において検出パルスの立ち上がりエ
ツヂが到来すると、A点の電位は、第2図ロに示
す如く(V1+V2)となり、Q3はOFFとな
る。一方、Q1はQ3のOFFによつてコレクタ
電流が流れないため実質的にOFFとなり、Q2
がONして出力端子OUTはローレベルとなる。
この状態において、Q1はそのベース・エミツタ
結合がダイオードとして作用するため、コンデン
サC1、抵抗R2,R4とで微分回路が構成され
る。したがつて、A点には第2図ロに示す如く、
微分パルスが現われ、時刻t1(t0<t1<t2)におい
てその電位がV2(=Vcc)−VBE3(Q3反転
時におけるベース・エミツタ電位)に低下した
時、Q3はOFF→ONに反転し、時刻t0未満の状
態に復帰するため、Q2はON→OFFとなつて出
力端子OUTはハイレベルに復帰する。したがつ
て時刻t0〜t1の間で検出出力パルスP1を得るこ
とができる。
次に時刻t2において検出パルスが消滅すなわち
立ち下りエツヂが到来すると、A点の電位は第2
図ロに示す如く、V1−V2に急落する。これに
よつてQ1はOFFとなるため、再びQ2はON状
態となり、出力端子OUTはローレベルとなる
(第2図ハ)。
この状態において、Q3はそのベース・エミツ
タ結合がダイオードとして作用するため、電源
Vccより抵抗R1を介してコンデンサC1に充電
電流が流れ、A点の電位は第2図ロに示す如く上
昇し、時刻t3においてQ2のベース・エミツタ電
圧すなわちB点の電位を越えると、再びQ1は
ONに復帰し、Q2はOFFに反転して出力端子
OUTもハイレベルに復帰する。
したがつて、時刻t2〜t3の間で検出出力パルス
P2を得ることができる。
以上の説明から明らかなような如く検出パルス
の立ち上がり、立ち下り両エツヂの到来時にこれ
を検出して検出出力信号を出力することができ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、エミツタ接地構成の差動増幅
器において、入力側トランジスタのコレクタ電流
供給系路を入力側トランジスタと相補関係にある
トランジスタのエミツタとコレクタとを介して一
方の電源に接続し、かつ両トランジスタのベース
に共通の入力信号を供給するようにして、検出す
べきパルスの立ち上がり、立ち下りエツヂ到来時
にいずれか一方のトランジスタを相互に反転動作
させて差動増幅器の出力側トランジスタを反転動
作させるようにしたので、従来のパルスエツヂ検
出回路に比して構成が大幅に簡素化されるととも
に電源電圧によつて検出可能なレベル範囲が制約
を受けないため、回路設計の自由度が増し、低電
圧電源で安定な動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は第1図に示す回路の動作を説明するための波
形図である。 符号の説明 Q1,Q2,Q3……トランジス
タ、R1〜R7……抵抗、C1,C2……コンデ
ンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動増幅器を構成するエミツタ接地接続された
    第1、第2トランジスタと、該第1トランジスタ
    のコレクタにそのコレクタが接続されるとともに
    そのエミツタが一方の電源に接続された第3トラ
    ンジスタと、共通のコンデンサおよびこのコンデ
    ンサと各々直列接続された抵抗R1,R2を介して
    検出すべきパルス信号を前記第1トランジスタお
    よび前記第3トランジスタのベースに各々供給す
    る第1、第2CR回路と、前記第2トランジスタの
    コレクタに設けられた検出出力端子とを具備する
    パルスエツヂ検出回路。
JP3421985U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH024521Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3421985U JPH024521Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3421985U JPH024521Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61151435U JPS61151435U (ja) 1986-09-19
JPH024521Y2 true JPH024521Y2 (ja) 1990-02-02

Family

ID=30537387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3421985U Expired JPH024521Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH024521Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61151435U (ja) 1986-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0332026B2 (ja)
JPH0449287B2 (ja)
JPH024521Y2 (ja)
JP2533201B2 (ja) Am検波回路
JPS5951178B2 (ja) パルス信号制御回路
JPH0230902Y2 (ja)
JPH0332113Y2 (ja)
JPH0352031Y2 (ja)
JP2861226B2 (ja) クロック信号出力回路
JP2902277B2 (ja) エミッタホロワ出力電流制限回路
JPS6214712Y2 (ja)
JP2586732B2 (ja) 検波回路
JP2599429Y2 (ja) 光電変換回路
JPS6118462Y2 (ja)
JPS5816272Y2 (ja) シユミツト回路
JPH0510421Y2 (ja)
JPS604613B2 (ja) 差動増幅器
JPS6034284B2 (ja) 増幅回路
JPS5816259Y2 (ja) シグナルメ−タ駆動回路
JPH04340806A (ja) コンパレータ回路
JPH01305609A (ja) 出力回路
JPS6242605A (ja) 振幅制限回路
JPS5846881B2 (ja) ケンパカイロ
JPH04109715A (ja) ディジタル入力回路
JPH0465680A (ja) ピーク検出回路