JPH0245035B2 - - Google Patents
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- JPH0245035B2 JPH0245035B2 JP60274675A JP27467585A JPH0245035B2 JP H0245035 B2 JPH0245035 B2 JP H0245035B2 JP 60274675 A JP60274675 A JP 60274675A JP 27467585 A JP27467585 A JP 27467585A JP H0245035 B2 JPH0245035 B2 JP H0245035B2
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- Japan
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- tank
- oil
- fuel oil
- impurities
- engine
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Links
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Landscapes
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、高粘度の低質燃料油を船舶等の内
燃機関に供給する方法に関する。
燃機関に供給する方法に関する。
(従来の技術)
一般に、船舶等のデイーゼル機関には低質重油
(C重油)が燃料として用いられているが、石油
化学工業の発達に伴い、その残渣である低質重油
(C重油)は年々粗悪化して来ている。特に船舶
に用いられるC重油を外国港で給油した場合、そ
の低質化、高粘度化が著しく従来の清浄方法では
C重油中に含まれる不純物を除去することはきわ
めて困難となつて来ている。更に、近年は重油中
に含まれる触媒がシリカ系物質からなり3〜50μ
程度であるため、高粘度な低質重油に含まれてい
る場合、これを除去することは実質的に不可能で
あつた。このような不純物の残存は、燃料ポンプ
や燃料弁を損傷し、エンジン焼付の事故を惹起す
るおそれがあつた。
(C重油)が燃料として用いられているが、石油
化学工業の発達に伴い、その残渣である低質重油
(C重油)は年々粗悪化して来ている。特に船舶
に用いられるC重油を外国港で給油した場合、そ
の低質化、高粘度化が著しく従来の清浄方法では
C重油中に含まれる不純物を除去することはきわ
めて困難となつて来ている。更に、近年は重油中
に含まれる触媒がシリカ系物質からなり3〜50μ
程度であるため、高粘度な低質重油に含まれてい
る場合、これを除去することは実質的に不可能で
あつた。このような不純物の残存は、燃料ポンプ
や燃料弁を損傷し、エンジン焼付の事故を惹起す
るおそれがあつた。
かかる低質重油を内燃機関に供給する従来の方
法は、第5図に示すように、船舶底部の貯蔵タン
ク1からセツトリングタンク2に送油し、セツト
リングタンク2から遠心分離機3を介してサービ
スタンク4に送給し、その後、1次フイルター
5、燃料ポンプ6、精密濾過機7、2次フイルタ
ー8を介してエンジン9に供給する回路からなつ
ており、燃料油中の不純物は遠心分離機3で除去
され、更に1次,2次フイルター5,8並びに精
密濾過機7で除去されている。
法は、第5図に示すように、船舶底部の貯蔵タン
ク1からセツトリングタンク2に送油し、セツト
リングタンク2から遠心分離機3を介してサービ
スタンク4に送給し、その後、1次フイルター
5、燃料ポンプ6、精密濾過機7、2次フイルタ
ー8を介してエンジン9に供給する回路からなつ
ており、燃料油中の不純物は遠心分離機3で除去
され、更に1次,2次フイルター5,8並びに精
密濾過機7で除去されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、近年の低質化が著しく多量の不
純物が含有されたC重油を従来の方法でエンジン
に供給した場合、遠心分離機3では不純物の除去
が不充分であるため、サービスタンク4からエン
ジン9への回路特にヒータで加熱された後に設置
されている精密濾過機7や2次フイルター8が目
詰りし易く、エンジンに持込まれる不純物の量が
多くなつて来ている。
純物が含有されたC重油を従来の方法でエンジン
に供給した場合、遠心分離機3では不純物の除去
が不充分であるため、サービスタンク4からエン
ジン9への回路特にヒータで加熱された後に設置
されている精密濾過機7や2次フイルター8が目
詰りし易く、エンジンに持込まれる不純物の量が
多くなつて来ている。
これは、低質化が著しくしたがつて高粘度化し
ているC重油は、低温の貯蔵タンク1内ではゲル
化しているため、遠心分離機3に至るまでの加熱
では油の活性化が不充分であり、遠心分離機3に
より遠心分離しても充分に不純物の除去が出来
ず、その後サービスタンク4からエンジン9に至
る間での加熱により活性化が進んで不純物が除去
可能な状態となるため、特に精密濾過機7や2次
フイルター8で除去される不純物が多くなるもの
と考えられる。
ているC重油は、低温の貯蔵タンク1内ではゲル
化しているため、遠心分離機3に至るまでの加熱
では油の活性化が不充分であり、遠心分離機3に
より遠心分離しても充分に不純物の除去が出来
ず、その後サービスタンク4からエンジン9に至
る間での加熱により活性化が進んで不純物が除去
可能な状態となるため、特に精密濾過機7や2次
フイルター8で除去される不純物が多くなるもの
と考えられる。
目詰りした精密濾過機7は空気、水蒸気或は清
浄な油を逆方向から流過させる逆洗により除去し
て目詰り状態を解消することが可能であるが、こ
れにはエンジンの回転を停止する必要があり、船
舶運行中には不可能である。
浄な油を逆方向から流過させる逆洗により除去し
て目詰り状態を解消することが可能であるが、こ
れにはエンジンの回転を停止する必要があり、船
舶運行中には不可能である。
この発明は、従来の低質燃料油の供給にみられ
たかかる欠点を解消し、油の活性化を促進して油
分と不純物を分離可能な状態として遠心分離機に
よる遠心分離効率を高めると共に、目詰りした場
合の精密濾過機をエンジンを停止することなく逆
洗可能とせんとするものである。
たかかる欠点を解消し、油の活性化を促進して油
分と不純物を分離可能な状態として遠心分離機に
よる遠心分離効率を高めると共に、目詰りした場
合の精密濾過機をエンジンを停止することなく逆
洗可能とせんとするものである。
(問題点を解決するための手段)
シリカ系物質を含有する高粘度の低質燃料油を
貯蔵タンクから取り出してセツトリングタンクに
供給し、該セツトリングタンクから遠心分離機を
介してサービスタンクに供給し、該サービスタン
クの上澄液をフイルターを介してエンジンに送給
するようにした低質燃料油の供給方法において、
前記セツトリングタンクの底部と上部とを連結す
る回路内にゲル破砕機を設置して、セツトリング
タンク内の燃料油を常時ゲル破砕機で破砕してゾ
ル化すると共に、前記サービスタンクにポンプと
精密濾過機を含む循環回路を独立して設け、サー
ビスタンク内の燃料油を常時精密濾過するように
したことを特徴とする。
貯蔵タンクから取り出してセツトリングタンクに
供給し、該セツトリングタンクから遠心分離機を
介してサービスタンクに供給し、該サービスタン
クの上澄液をフイルターを介してエンジンに送給
するようにした低質燃料油の供給方法において、
前記セツトリングタンクの底部と上部とを連結す
る回路内にゲル破砕機を設置して、セツトリング
タンク内の燃料油を常時ゲル破砕機で破砕してゾ
ル化すると共に、前記サービスタンクにポンプと
精密濾過機を含む循環回路を独立して設け、サー
ビスタンク内の燃料油を常時精密濾過するように
したことを特徴とする。
(作用)
セツトリングタンク内の燃料油を常時ゲル破砕
機に循環させることにより、油粒子と不純物若し
くは不純物同志が互に絡んだ状態から、微細化し
ゾル化して来るので遠心分離機により不純物を効
率良く遠心分離出来ると共に、サービスタンクと
精密濾過機で構成する循環回路により常時サービ
スタンク内の燃料油を精密濾過するようにしてあ
るので、サービスタンク内の燃料油は洗浄化が向
上し且精密濾過機が目詰りした場合にはサービス
タンクからエンジンに至る回路とは独立した循環
回路であるため、エンジンへの燃料送給を停止す
ることなく精密濾過機の逆洗を行うことが可能と
ある。
機に循環させることにより、油粒子と不純物若し
くは不純物同志が互に絡んだ状態から、微細化し
ゾル化して来るので遠心分離機により不純物を効
率良く遠心分離出来ると共に、サービスタンクと
精密濾過機で構成する循環回路により常時サービ
スタンク内の燃料油を精密濾過するようにしてあ
るので、サービスタンク内の燃料油は洗浄化が向
上し且精密濾過機が目詰りした場合にはサービス
タンクからエンジンに至る回路とは独立した循環
回路であるため、エンジンへの燃料送給を停止す
ることなく精密濾過機の逆洗を行うことが可能と
ある。
(発明の効果)
既設の燃料油の供給回路にゲル破砕機を含む回
路と精密濾過機を含む循環回路とを増設するのみ
で良いため、回路の変更がほとんど不要となり、
構造変更のためのコストの低減を図ることが出来
ると共に、極めて効率良く不純物を除去出来、低
質重油を支障なく燃料油として使用することが可
能となる。又、精密濾過機が目詰りした場合にも
エンジンを停止することなく逆洗出来るため、船
舶の運行に支障を生ずることがない等の効果があ
る。
路と精密濾過機を含む循環回路とを増設するのみ
で良いため、回路の変更がほとんど不要となり、
構造変更のためのコストの低減を図ることが出来
ると共に、極めて効率良く不純物を除去出来、低
質重油を支障なく燃料油として使用することが可
能となる。又、精密濾過機が目詰りした場合にも
エンジンを停止することなく逆洗出来るため、船
舶の運行に支障を生ずることがない等の効果があ
る。
(実施例)
以下に図面を参照しつつ、この発明の好しい実
施例を説明する。図において、10は船舶の底部
に配設された燃料油の貯蔵タンクであり、ポンプ
11によりセツトリングタンク12に高粘度の低
質重油(C重油)が送られる。送給されたC重油
はその高粘度、低質性のためにセツトリングタン
ク12内において沈降し低温ではゲル化する。
施例を説明する。図において、10は船舶の底部
に配設された燃料油の貯蔵タンクであり、ポンプ
11によりセツトリングタンク12に高粘度の低
質重油(C重油)が送られる。送給されたC重油
はその高粘度、低質性のためにセツトリングタン
ク12内において沈降し低温ではゲル化する。
13はゲル破砕機であつて、セツトリングタン
ク12の底部から取り出したC重油のゲルを破砕
しゾル状として再びセツトリングタンク12に戻
す。ゲル破砕機13としては撹拌機が適当であ
り、油粒子と不純物又は不純物同志が絡んだゲル
状の油を分解して微細化しゾル化する。14はゲ
ル破砕機13の入口端に近接してセツトリングタ
ンク12内に配置されたヒータであり、C重油に
流動性を付与する。
ク12の底部から取り出したC重油のゲルを破砕
しゾル状として再びセツトリングタンク12に戻
す。ゲル破砕機13としては撹拌機が適当であ
り、油粒子と不純物又は不純物同志が絡んだゲル
状の油を分解して微細化しゾル化する。14はゲ
ル破砕機13の入口端に近接してセツトリングタ
ンク12内に配置されたヒータであり、C重油に
流動性を付与する。
ゾル化したC重油をヒータ15を介して遠心分
離機16に送り、遠心分離機16に送り、遠心分
離機16により不純物を分離除去する。このと
き、C重油ははゲル破砕機13によつて分解され
ゾル化しているため、不純物と油分の分離が確実
に行なわれるために、遠心分離機16による遠心
分離効果が充分に発揮される。
離機16に送り、遠心分離機16に送り、遠心分
離機16により不純物を分離除去する。このと
き、C重油ははゲル破砕機13によつて分解され
ゾル化しているため、不純物と油分の分離が確実
に行なわれるために、遠心分離機16による遠心
分離効果が充分に発揮される。
遠心分離機16で不純物を除去されたC重油は
サービスタンク17に送られ、サービスタンク1
7から1次フイルター18、ポンプ19、ヒータ
20、2次フイルター21を介してエンジン22
へ送られる。23はリターンタンクである。
サービスタンク17に送られ、サービスタンク1
7から1次フイルター18、ポンプ19、ヒータ
20、2次フイルター21を介してエンジン22
へ送られる。23はリターンタンクである。
サービスタンク17からエンジン22に至る回
路とは別個に、ポンプ24と精密濾過機25を含
む循環回路26がサービスタンク17に独立して
併設される。サービスタンク17内の燃料油は常
時精密濾過機25を通つて循環され、前記遠心分
離機16では除去されなかつた不純物が精密濾過
される。かくして、サービスタンク17からエン
ジン22に送られる燃料油中に含まれる不純物は
そのほとんど除去され、1次,2次フイルター1
8,21で除去される不純物はきわめて少なく、
船舶の一般海中に1次、2次フイルター18,2
1が目詰りすることは実際上なくなつたのであ
る。又、精密濾過機25はサービスタンク17か
らエンジン22への燃料供給回路とは別個の独立
した循環回路26に設けられているため、精密濾
過機25が目詰りした場合には、エアー27を吹
き込んで逆洗し、濾過機能を回復することが出来
る。そして、この逆洗時において、燃料油の流れ
は循環回路26においてのみ停止され、サービス
タンク17からエンジン22への燃料油の送給は
停止する必要がない。逆洗により精密濾過機25
から取り除かれたスラツジはブローパイプ28に
よりセツトリングタンク12に戻され、スラツジ
中に残存している油分の再利用が図られる。30
はサービスタンク17に設置されたフローテイン
グサクシヨンであつて、上部にフロートを備えた
濾過布製の円筒体からなり、下部は閉塞されると
共に、上部にオーバーフロー孔を有する。
路とは別個に、ポンプ24と精密濾過機25を含
む循環回路26がサービスタンク17に独立して
併設される。サービスタンク17内の燃料油は常
時精密濾過機25を通つて循環され、前記遠心分
離機16では除去されなかつた不純物が精密濾過
される。かくして、サービスタンク17からエン
ジン22に送られる燃料油中に含まれる不純物は
そのほとんど除去され、1次,2次フイルター1
8,21で除去される不純物はきわめて少なく、
船舶の一般海中に1次、2次フイルター18,2
1が目詰りすることは実際上なくなつたのであ
る。又、精密濾過機25はサービスタンク17か
らエンジン22への燃料供給回路とは別個の独立
した循環回路26に設けられているため、精密濾
過機25が目詰りした場合には、エアー27を吹
き込んで逆洗し、濾過機能を回復することが出来
る。そして、この逆洗時において、燃料油の流れ
は循環回路26においてのみ停止され、サービス
タンク17からエンジン22への燃料油の送給は
停止する必要がない。逆洗により精密濾過機25
から取り除かれたスラツジはブローパイプ28に
よりセツトリングタンク12に戻され、スラツジ
中に残存している油分の再利用が図られる。30
はサービスタンク17に設置されたフローテイン
グサクシヨンであつて、上部にフロートを備えた
濾過布製の円筒体からなり、下部は閉塞されると
共に、上部にオーバーフロー孔を有する。
前記精密濾過機25からの洗浄液は直接サービ
スタンク17に入れられても良いが、好しくはフ
ローテイングサクシヨン30の上部に入れられ、
フローテイングサクシヨン30の下部にエンジン
22への送給回路の入口が接続される。かくし
て、精密濾過機25で精密濾過された洗浄液はサ
ービスタンク17内の燃料油と混じることなく、
エンジン22に送られる。
スタンク17に入れられても良いが、好しくはフ
ローテイングサクシヨン30の上部に入れられ、
フローテイングサクシヨン30の下部にエンジン
22への送給回路の入口が接続される。かくし
て、精密濾過機25で精密濾過された洗浄液はサ
ービスタンク17内の燃料油と混じることなく、
エンジン22に送られる。
第2図は他の実施例を示し、セツトリングタン
ク12にレベルコントローラ31を併置し、該レ
ベルコントローラ31と貯蔵タンク10との間に
ポンプ11、ヒータ32並びにゲル破砕機13を
含む循環回路33を形成して、セツトリングタン
ク12に送られる燃料油のゾル化を向上させるよ
うにすると共に、精密濾過機25の入口をサービ
スタンク17のみならず、セツトリングタンク1
2の上部若しくは下部へ選択的に接続自在とし、
又、精密濾過機25から逆洗されたスラツジを遠
心分離機34にかけて油分を分離しサービスタン
ク17に戻すようにしたものである。その他の点
は第1図に示す実施例と実質的に同一である。
ク12にレベルコントローラ31を併置し、該レ
ベルコントローラ31と貯蔵タンク10との間に
ポンプ11、ヒータ32並びにゲル破砕機13を
含む循環回路33を形成して、セツトリングタン
ク12に送られる燃料油のゾル化を向上させるよ
うにすると共に、精密濾過機25の入口をサービ
スタンク17のみならず、セツトリングタンク1
2の上部若しくは下部へ選択的に接続自在とし、
又、精密濾過機25から逆洗されたスラツジを遠
心分離機34にかけて油分を分離しサービスタン
ク17に戻すようにしたものである。その他の点
は第1図に示す実施例と実質的に同一である。
この第2図の実施例によれば、貯蔵タンク10
内の燃料油は、ゲル破砕機13とレベルコントロ
ーラ31との間を循環され充分にゲルが破砕され
てゾル化することが出来るため、第1図の実施例
における遠心分離機16を用いることなく直接精
密濾過機25で不純物を除去することが可能とな
ると共に、使用する燃料油の性状に応じて精密濾
過機25への取り出し部位を変更することが可能
となるのである。そして、かかる遠心分離機16
を不要とする回路機構が可能であるのも、精密濾
過機25がエンジン9への回路とは別個の独立し
た回路に設けられており、したがつて目詰りした
場合の逆洗をエンジン9を停止することなく行う
ことが出来るからに他ならない。第2図の実施例
にあつては、逆洗エアーは、三方切換弁36を介
して精密濾過機25に供給されるように構成され
ている。したがつて、精密濾過機25の目詰りを
検知して三方切換弁36を自動的に切換えれば、
精密濾過機25の自動逆洗が可能となる。
内の燃料油は、ゲル破砕機13とレベルコントロ
ーラ31との間を循環され充分にゲルが破砕され
てゾル化することが出来るため、第1図の実施例
における遠心分離機16を用いることなく直接精
密濾過機25で不純物を除去することが可能とな
ると共に、使用する燃料油の性状に応じて精密濾
過機25への取り出し部位を変更することが可能
となるのである。そして、かかる遠心分離機16
を不要とする回路機構が可能であるのも、精密濾
過機25がエンジン9への回路とは別個の独立し
た回路に設けられており、したがつて目詰りした
場合の逆洗をエンジン9を停止することなく行う
ことが出来るからに他ならない。第2図の実施例
にあつては、逆洗エアーは、三方切換弁36を介
して精密濾過機25に供給されるように構成され
ている。したがつて、精密濾過機25の目詰りを
検知して三方切換弁36を自動的に切換えれば、
精密濾過機25の自動逆洗が可能となる。
第3図は更に他の実施例を示し、ゲル破砕機1
3をレベルコントローラ31内に組み込んで一体
化したものであり、その他の点は第2図に示す実
施例と実質的に同一である。第4図はゲル破砕機
13とレベルコントローラ31とを一体化した構
造の一例を示す。ゲル破砕機13は上下を貫通し
た筒体内に多数段の邪魔板を取り付け、該邪魔板
にはランダムに孔が穿孔されている。燃料油は筒
体内を上下に流過する間に、邪魔板の孔で流路が
複雑に変えられて撹拌にされることとなり、燃料
油のゲル分が破砕されてゾル化される。かかるゲ
ル破砕機13を複数本平行に立設して、上下を1
つの入口130又は出口131に接続する。そし
てゲル破砕機13の外部にレベルコントローラケ
ース310を密閉して取り付ける。ゲル破砕機1
3の出口131はレベルコントローラケース31
0の上部にパイプ311で接続されレベルコント
ローラケース310の下部はパイプ312でセツ
トリングタンク12に接続される。又、所定の油
面レベルにオーバーフローパイプ313が接続さ
れ貯蔵タンク10にオーバーフロー分が戻されて
いる。ゲル破砕機13の入口130には貯蔵タン
ク10からの送給パイプ314が接続されてい
る。貯蔵タンク10から送られた燃料油は入口1
30で複数のゲル破砕機13の筒体に分流され、
ゲル破砕機13を流下する。ゲルが破砕されてゲ
ル化した燃料油は出口131で集合してパイプ3
11によりレベルコントローラケース310の上
部に入り、パイプ312でセツトリングタンク1
2に送られる。セツトリングタンク12の油面が
所定レベルに達するとレベルコントローラケース
310内のレベルも同一となるため、オーバーフ
ローパイプ313からオーバーフローして貯蔵タ
ンク10に戻されるのである。
3をレベルコントローラ31内に組み込んで一体
化したものであり、その他の点は第2図に示す実
施例と実質的に同一である。第4図はゲル破砕機
13とレベルコントローラ31とを一体化した構
造の一例を示す。ゲル破砕機13は上下を貫通し
た筒体内に多数段の邪魔板を取り付け、該邪魔板
にはランダムに孔が穿孔されている。燃料油は筒
体内を上下に流過する間に、邪魔板の孔で流路が
複雑に変えられて撹拌にされることとなり、燃料
油のゲル分が破砕されてゾル化される。かかるゲ
ル破砕機13を複数本平行に立設して、上下を1
つの入口130又は出口131に接続する。そし
てゲル破砕機13の外部にレベルコントローラケ
ース310を密閉して取り付ける。ゲル破砕機1
3の出口131はレベルコントローラケース31
0の上部にパイプ311で接続されレベルコント
ローラケース310の下部はパイプ312でセツ
トリングタンク12に接続される。又、所定の油
面レベルにオーバーフローパイプ313が接続さ
れ貯蔵タンク10にオーバーフロー分が戻されて
いる。ゲル破砕機13の入口130には貯蔵タン
ク10からの送給パイプ314が接続されてい
る。貯蔵タンク10から送られた燃料油は入口1
30で複数のゲル破砕機13の筒体に分流され、
ゲル破砕機13を流下する。ゲルが破砕されてゲ
ル化した燃料油は出口131で集合してパイプ3
11によりレベルコントローラケース310の上
部に入り、パイプ312でセツトリングタンク1
2に送られる。セツトリングタンク12の油面が
所定レベルに達するとレベルコントローラケース
310内のレベルも同一となるため、オーバーフ
ローパイプ313からオーバーフローして貯蔵タ
ンク10に戻されるのである。
第1〜3図はこの発明に係る各実施例を示す回
路図、第4図は一体化したゲル破砕機とレベルコ
ントローラを示す図、第5図は従来例を示す回路
図である。
路図、第4図は一体化したゲル破砕機とレベルコ
ントローラを示す図、第5図は従来例を示す回路
図である。
Claims (1)
- 1 シリカ系物質を含有する高粘度の低質燃料油
を貯蔵タンクから取り出してセツトリングタンク
に供給し、該セツトリングタンクから遠心分離機
を介してサービスタンクに供給し、該サービスタ
ンクの上澄液をフイルターを介してエンジンに送
給するようにした低質燃料油の供給方法におい
て、前記セツトリングタンクの底部と上部とを連
結する回路内にゲル破砕機を設置して、セツトリ
ングタンク内の燃料油を常時ゲル破砕機で破砕し
てゾル化すると共に、前記サービスタンクにポン
プと精密濾過機を含む循環回路を独立して設け、
サービスタンク内の燃料油を常時精密濾過するよ
うにしたことを特徴とする低質燃料油の供給方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60274675A JPS62135657A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 低質燃料油の供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60274675A JPS62135657A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 低質燃料油の供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62135657A JPS62135657A (ja) | 1987-06-18 |
JPH0245035B2 true JPH0245035B2 (ja) | 1990-10-08 |
Family
ID=17544995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60274675A Granted JPS62135657A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 低質燃料油の供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62135657A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100951523B1 (ko) | 2008-06-11 | 2010-04-07 | 현대중공업 주식회사 | 오일 온도 제어를 통한 스팀 유량 조절방법 |
JP5407093B2 (ja) * | 2011-05-06 | 2014-02-05 | 株式会社Kita Engineering | 燃料油加熱供給システム。 |
JP6289326B2 (ja) * | 2014-09-22 | 2018-03-07 | 株式会社クボタ | エンジンの流体加熱構造 |
GR1009618B (el) * | 2017-12-21 | 2019-10-14 | Ευαγγελος Γεωργιου Δουσης | Συστημα αυτοματης ρυθμισης, βελτιστης παροχης και παρακολουθησης φυγοκεντρικων διαχωριστηρων καυσιμου |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033994A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-21 | 久保田建設株式会社 | 地中掘進工法 |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP60274675A patent/JPS62135657A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033994A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-21 | 久保田建設株式会社 | 地中掘進工法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62135657A (ja) | 1987-06-18 |
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