JPH11200973A - ディーゼルエンジンの燃料油清浄システム - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料油清浄システム

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JPH11200973A
JPH11200973A JP10002314A JP231498A JPH11200973A JP H11200973 A JPH11200973 A JP H11200973A JP 10002314 A JP10002314 A JP 10002314A JP 231498 A JP231498 A JP 231498A JP H11200973 A JPH11200973 A JP H11200973A
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stage filter
oil
fuel
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Izumi Kuwabara
泉 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料循環経路内の残査物の濃度が低く、しか
も燃料の無駄を抑えたディーゼルエンジンの燃料油清浄
システムを提供する。 【解決手段】 二段式フィルタ16のエレメント21、
33のフィルタサイズを共に10μm以下とすることに
より、二段式フィルタ16及び燃料油供給ラインLfか
らなる循環経路の中に10〜30μmの大きさの残査物
が閉じ込められることがなくなる。すなわち、二段式フ
ィルタ16内の残査物の濃度が低くなるので一段目フィ
ルタ17の負担が軽減される。二段目フィルタ23のエ
レメント33を、一段目フィルタ17で濾過された燃料
油を用いて逆洗することによりエレメント33の目詰ま
りが防止される。二段目フィルタ23のエレメント33
の入口側残査油を遠心分離機40で分離して得られた燃
料油を燃料油供給ラインLfに戻すことにより、燃料油
の無駄が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの燃料油清浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】船舶のディーゼルエンジンの燃料は、石
油精製の残査油(低質なC重油)を使用するケースが多
い。このようなC重油を燃料油としてそのまま用いる
と、燃料噴射ポンプの正常な運転が確保できず、エンジ
ンの運転に支障を招く。
【0003】そこで残査油中の残査物を除去し、適性な
燃料油とするため図2に示すようなシステムが用いられ
ていた。
【0004】図2は従来のディーゼルエンジンの燃料油
清浄システムの概念図である。
【0005】船舶のボトムタンクに蓄えられた燃料油
(C重油)がポンプ(いずれも図示せず)で吸い上げら
れて配管1を通ってセットリングタンク2に蓄えられ
る。セットリングタンク2内でC重油の残査物3が沈殿
され、その上澄み4が配管5及びバルブ6を通ってポン
プ7で吸い上げられて遠心分離機40に送られる。遠心
分離機40では残査油と燃料油9とに分離され、燃料油
9は配管41を通ってサービスタンク8に蓄えられ、残
査物は配管42を通ってスラッジタンク37に送られ
る。サービスタンク8に蓄えれた燃料油9は、バルブ1
0、配管11、1次ストレーナ12、流量計13、サー
キュレーティングポンプ14及びヒータ15からなる燃
料油供給ラインLfを通って上下二段式フィルタ16の
一段目フィルタ17に供給される。一段目フィルタ17
で濾過された燃料油9は配管18及びバルブ19を通っ
てディーゼルエンジン20に供給される。
【0006】一段目フィルタ17で濾過された燃料油9
の一部は、一段目フィルタ17のエレメント21の逆洗
に用いられる。逆洗に用いられた燃料油9は、配管22
を通って二段目フィルタ23で濾過された後、配管2
4、ミキシングコラム25に一時的に蓄えられ、燃料油
供給ラインLfで新しい燃料油9と合流し、ディーゼル
エンジン20に供給される。
【0007】一方、26はC重油より質の高いA重油か
らなる燃料油27を蓄えるサービスタンクである。この
サービスタンク26は燃料油供給ラインLfにバルブ2
8及び配管29を介して接続されている。船舶が航行し
ている時はこのバルブ28が閉じられると共にバルブ1
0が開けられてサービスタンク8の燃料油(C重油)9
がディーゼルエンジン20に供給されるが、排煙の規制
が厳しい港に船舶が入港したり停泊したりするときには
バルブ28が開けられると共にバルブ10が閉じられて
サービスタンク26の燃料油(A重油)27がディーゼ
ルエンジン20に供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上下二段式
フィルタ16の上側の一段目フィルタ17は燃料油入口
17aと、燃料油出口17bとを有する筐体(図では菱
形で横向きに示されているが実際には略筒状で縦向きに
なっている)30と、筐体30内に配置され入口側と出
口側とを仕切るエレメント(円盤状の金網)21と、筐
体30内の燃料油入口17a側にエレメント21の一部
を覆うと共にエアモータAMでエレメントの周方向に回
転自在に設けられた残査物受け部31とで構成されてい
る。
【0009】上下二段式フィルタ16の下側の二段目フ
ィルタ23は、筐体(筐体30と同様である)32と、
筐体32に設けられ一段目フィルタ23で濾過された逆
洗用の燃料油が供給される入口23bと、筐体32に設
けられ残査物受け部31からの残査物含有燃料油が供給
される入口23aと、筐体32に設けられ逆洗燃料油を
濾過した燃料油の出口23cと、筐体32に設けられた
ドレンの出口23dとを有する、筐体32内に配置され
入口側と出口側とを仕切るエレメント(円盤状の金網)
33と、筐体32の出口側にエレメント33の一部を覆
うと共にエアモータAMでエレメント33の周方向に回
転自在に設けられ逆洗用の燃料油をエレメント33に噴
出する逆洗用燃料油噴出部34とで構成されている。
【0010】一段目フィルタ17のエレメント21のフ
ィルタサイズ(金網の網目サイズ)は10μmであり、
二段目フィルタ23のフィルタサイズは30μmであ
る。
【0011】図2に示したシステムが作動すると時間の
経過と共に両フィルタ17,23のエレメント21、3
3が目詰まりするので、濾過された燃料油9の一部を各
フィルタ17,23内に逆流させることによりエレメン
ト21,33の表面に付着した残査物が洗い流されて各
フィルタ17,23からそれぞれ排出される(自動逆
洗)。尚、エアモータAMは、残査物受け部31及び逆
洗用燃料油噴出部34をエレメント21,33の周囲に
それぞれ回転移動させることにより、エレメント21,
33を均一に逆洗するためのものである。
【0012】一段目フィルタ17から排出された残査物
は、燃料油9と共に二段目フィルタ23で濾過されて燃
料油供給ラインLfに戻される。
【0013】二段目フィルタ入口側は、二段目フィルタ
の30μm以上の残査物が蓄積され、濃度が上昇し、二
段目フィルタの目詰まりとなり、この目詰まりが流量の
低下となり、ひいては1次側エレメントの逆洗効果の低
下、1次エレメントの目詰まりとなる。
【0014】このため、2次エレメント入口側の濃縮さ
れた逆洗油をバルブ36を1日数回開き、配管35を通
ってスラッジタンク37に排出し、フィルタエレメント
の逆洗流量を確保する。
【0015】しかしながら、一段目フィルタ17で捕捉
された10μm以上の残査物は、二段目フィルタ23を
通過し、ミキシングコラム25に戻され、サービスタン
ク8からの燃料油9と共に、一段目フィルタ17に供給
されるため、10〜30μmの大きさの残査物は、サー
キュレーティングポンプ14、ヒータ15、二段式フィ
ルタ16及びミキシングコラム25からなる経路の中に
閉じ込められて累積し、残査物濃度が上昇して一段目フ
ィルタ17の負荷が増大し、ついには目詰まりしてしま
う。
【0016】このため、二段目フィルタ33のフィルタ
サイズを小さくすることが考えられるが、フィルタサイ
ズを小さくすると目詰まりしやすくなるので、濾過面積
を大きくしなければならずその分だけコストが高くな
る。
【0017】また、通常は1日数回二段目フィルタの入
口側に濃縮された逆洗油を二段目フィルタ23の入口側
からバルブ36を開き、配管35を介してスラッジタン
ク37に捨てていたので無駄になってしまうという問題
があった。
【0018】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、燃料循環経路内の残査物の濃度が低く、しかも燃料
の無駄を抑えたディーゼルエンジンの燃料油清浄システ
ムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、重油等の燃料油をディーゼルエンジン等に
供給する燃料油供給ラインに、二段式フィルタの一段目
フィルタを接続し、その一段目フィルタで濾過された燃
料油の一部を一段目フィルタのエレメントの逆洗に用い
ると共に逆洗で回収した残査油を二段目フィルタに供給
し、その二段目フィルタで濾過された燃料油を燃料油供
給ラインに戻すディーゼルエンジンの燃料油清浄システ
ムにおいて、二段式フィルタの両エレメントのフィルタ
サイズを共に10μm以下とし、二段目フィルタのエレ
メントを一段目フィルタで濾過された燃料油を用いて逆
洗し、かつ二段目フィルタの入口側濃縮残査油をセット
リングタンク2とサービスタンク8との間に位置する遠
心分離機40のサクションライン5に連続的に戻すよう
にしたものである。
【0020】本発明によれば、二段式フィルタのエレメ
ントのフィルタサイズを共に10μm以下とすることに
より、二段式フィルタ及び燃料油供給ラインからなる循
環経路の中に10〜30μmの大きさの残査物が閉じ込
められることがなくなる。すなわち、エンジン及びフィ
ルタを循環する燃料ラインの残査物濃度が低くなるの
で、一段目フィルタの負担が軽減される。二段目フィル
タの濃縮逆洗油の排出が連続となり、一段目、二段目フ
ィルタの逆洗流量が確保され、フィルタの目詰まりがし
にくくなる。
【0021】二段目フィルタのエレメントの入口側残査
油を遠心分離機で分離して燃料油を燃料油供給ラインに
戻すことにより、燃料油の無駄が防止される。
【0022】また、遠心分離機〜サービスタンク〜フィ
ルタの循環回路が形成され、サービスタンクでの沈降に
対して燃料油の清浄効果が表われる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0024】図1は本発明のディーゼルエンジンの燃料
油清浄システムの一実施の形態を示す概念図である。
尚、図2に示した従来例と同様の部材には共通の符号を
用いた。
【0025】船舶のボトムタンクに蓄えられた燃料油
(C重油)がポンプ(いずれも図示せず)で吸い上げら
れ、配管1を通ってセットリングタンク2に蓄えられ
る。セットリングタンク2内でC重油の残査物3が沈殿
する。セットリングタンク2内の上澄み4は、配管5及
びバルブ6を通ってポンプ7で分離板形の遠心分離機4
0に送られる。遠心分離機40では残査物と燃料油9と
に分離され、燃料油9は配管41を通ってサービスタン
ク8に蓄えられ、残査物は配管42を通ってスラッジタ
ンク37に送られる。
【0026】サービスタンク8に蓄えられた燃料油9
は、バルブ10、配管11、1次ストレーナ12、流量
計13、サーキュレーティングポンプ14及びヒータ1
5からなる燃料油供給ラインLfを通って二段式フィル
タ16の一段目フィルタ17に送られる。二段式フィル
タ16の両エレメント21,33のフィルタサイズは共
に10μmである。1次ストレーナ12は、500μm
以上の残査物を除去し、ポンプを保護するためのもので
あり、サーキュレーティングポンプ14は必要量の燃料
油9をディーゼルエンジン20に供給するためのもので
あり、ヒータ15は燃料油9の流動性を保持するための
ものである。
【0027】二段式フィルタ16に供給された燃料油9
はまず一段目フィルタ17で濾過される。一段目フィル
タ17で濾過された燃料油9はバルブ19を通ってディ
ーゼルエンジン20に供給される。ディーゼルエンジン
20への燃料油9の供給量が多い場合、余分な燃料油9
はバルブ43及び配管44を介してミキシングコラム2
5に一時的に蓄えられる。ミキシングコラム25に蓄え
られた燃料油9は、流量計13とサーキュレーティング
ポンプ14との間から燃料油供給ラインLfに戻され新
しい燃料油9と合流し、再度サーキュレーティングポン
プ14、ヒータ15及び一段目フィルタ17を通ってデ
ィーゼルエンジン20に供給される。
【0028】ここで、二段式フィルタ16の両エレメン
ト21,33のフィルタサイズは共に10μmのため、
従来のように二段式フィルタ16及び燃料油供給ライン
Lfからなる循環経路の中に10〜30μmの大きさの
残査物が閉じ込められることがなくなる。すなわち、二
段式フィルタ16内の残査物の濃度が低くなるので一段
目フィルタ17の負担が軽減される。
【0029】一段目フィルタ17で濾過された燃料油9
の一部は、一段目フィルタ17のエレメント21の逆洗
に用いられる。逆洗に用いられた燃料油9は二段目フィ
ルタ23で濾過された後、配管24を通ってミキシング
コラム25に一時的に蓄えられる。ミキシングコラム2
5に蓄えられた燃料油9は燃料油供給ラインLfで新し
い燃料油9と合流し、再度サーキュレーティングポンプ
14、ヒータ15及び一段目フィルタ17を通ってディ
ーゼルエンジン20に供給される。
【0030】一方、二段目フィルタ23の入口側残査油
は、配管35、流量計45、バルブ46、配管47及び
配管5を通ってセットリングタンク2からのC重油と共
に遠心分離機40に送られ、残査物と燃料油9とに分離
され、燃料油9はサービスタンク8に蓄えられ残査物は
スラッジタンク37に廃棄される。
【0031】以上において本実施の形態によれば、二段
式フィルタのエレメントのフィルタサイズを共に10μ
m以下とすることにより、二段式フィルタ及び燃料油供
給ラインからなる循環経路の中に10〜30μmの大き
さの残査物が閉じ込められることがなくなる。すなわ
ち、循環経路内の残査物の濃度が低くなるので一段目フ
ィルタの負担が軽減される。二段目フィルタのエレメン
トを一段目フィルタを濾過した燃料油で逆洗することに
よりエレメントの目詰まりが防止され、二段目フィルタ
のエレメントの入口側残査油を遠心分離機で分離して燃
料を燃料油供給ラインに戻すことにより、燃料油の無駄
が防止される。
【0032】二段目フィルタのエレメントの入口側濃縮
残査油を遠心分離機で分離して、燃料油がサービスタン
クに戻ることにより、サービスタンクの循環清浄が行わ
れる。このとき、二段目フィルタのエレメント入口側残
査油は約20倍に濃縮されており、遠心分離機に大きな
負担をかけない。
【0033】尚、本実施の形態では両フィルタのフィル
タサイズを共に10μmとしたが、これに限定されず共
に10μm以下であればよい。
【0034】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0035】二段式フィルタの両エレメントのフィルタ
サイズを共に10μm以下とし、二段目フィルタのエレ
メントを一段目フィルタで濾過された燃料油を用いて逆
洗し、かつ二段目フィルタの入口側残査油を遠心分離機
で分離して燃料を燃料油供給ラインに連続的に戻すこと
により、燃料循環経路内の残査物の濃度が低く、燃料の
無駄を抑え、しかもサービスタンクの清浄回路を効率的
に形成するディーゼルエンジンの燃料油清浄システムの
提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディーゼルエンジンの燃料油清浄シス
テムの一実施の形態を示す概念図である。
【図2】従来のディーゼルエンジンの燃料油清浄システ
ムの概念図である。
【符号の説明】
16 二段式フィルタ 17 一段目フィルタ 21、33 エレメント 23 二段目フィルタ 40 遠心分離機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重油等の燃料油をディーゼルエンジン等
    に供給する燃料油供給ラインに、二段式フィルタの一段
    目フィルタを接続し、その一段目フィルタで濾過された
    燃料油の一部を一段目フィルタのエレメントの逆洗に用
    いると共に逆洗で回収した残査油を二段目フィルタに供
    給し、その二段目フィルタで濾過された燃料油を上記燃
    料油供給ラインに戻すディーゼルエンジンの燃料油清浄
    システムにおいて、上記二段式フィルタの両エレメント
    のフィルタサイズを共に10μm以下とし、二段目フィ
    ルタのエレメントを一段目フィルタで濾過された燃料油
    を用いて逆洗し、かつ二段目フィルタの入口側残査油を
    遠心分離機で分離して得られた燃料油を上記燃料油供給
    ラインに連続的に戻すようにしたことを特徴とするディ
    ーゼルエンジンの燃料油清浄システム。
  2. 【請求項2】 上記二段目フィルタのエレメントの入口
    側残査油をセットリングタンクとサービスタンクとの間
    に置かれた清浄機の入口配管に合流させ、遠心分離機で
    残査物と燃料油とに分離し、分離した燃料油を上記燃料
    油供給ラインに戻すと共に残査物をスラッジタンクに送
    る請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料油清浄シ
    ステム。
JP10002314A 1998-01-08 1998-01-08 ディーゼルエンジンの燃料油清浄システム Pending JPH11200973A (ja)

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