JPH0244757Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0244757Y2
JPH0244757Y2 JP12323987U JP12323987U JPH0244757Y2 JP H0244757 Y2 JPH0244757 Y2 JP H0244757Y2 JP 12323987 U JP12323987 U JP 12323987U JP 12323987 U JP12323987 U JP 12323987U JP H0244757 Y2 JPH0244757 Y2 JP H0244757Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
vent
lid
drug
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12323987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6428648U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12323987U priority Critical patent/JPH0244757Y2/ja
Publication of JPS6428648U publication Critical patent/JPS6428648U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0244757Y2 publication Critical patent/JPH0244757Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、芳香剤、消臭剤等として用いられる
揮散性薬剤を放散せしめるための薬剤揮散容器に
関する。
従来の技術及びその問題点 芳香剤、防臭剤等を収容し、その揮散成分を室
内、車内等に放散させるための薬剤揮散容器が従
来から多用されている。
この種の従来容器は、比較的小さい数個の薬剤
放散用通気口を同一円周上に配設し、該通気口の
開度を調節するための蓋体を回動可能に装着した
ものが大半であり、人手により該蓋体を回動する
ことによつて薬剤放散量の調節を行なうようにな
つていた。このような従来容器は、小さな通気口
を見ながら部分的開放、全開、閉鎖に至るまで慎
重に微調整を行う必要があり、操作の簡便さ、閉
鎖の確実性に欠けていた。従つて、自動車内に置
かれる容器にあつては、走行中に運転手が該容器
通気口の開度調節に手間取ることがある。
本考案は、上記問題点を解決し、薬剤収納用容
器本体に形成された薬剤放散用通気口の開度の調
節、即ち薬剤放散量の調節を容易にし得る薬剤揮
散容器を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案の上記目的は、 薬剤放散用通気口を有する揮散性薬剤収納用容
器本体と、 前記通気口が形成された面に沿つて移動可能に
され、かつ弾性体により該通気口を覆う方向に付
勢された可動蓋体と、 該蓋体が前記通気口を露出させる方向に人手に
より移動せしめられたときに、移動後の位置で該
蓋体を解除可能に保持するための係止機構であつ
て、相互の係合方向への付勢力を伴つて前記容器
本体及び蓋体に設けられ、人手による係合解除が
可能とされた係合爪及び係合用凹所を有する該係
止機構と を備えていることを特徴とする薬剤揮散容器によ
り達成される。
実施例 以下に、本考案の実施例を、添付図面を参照し
つつ説明する。
第1図から第3図に示す本考案の一実施例に係
る薬剤揮散容器1は、口部2に薬剤吸上げ用芯材
3を有する液状薬剤収容部4が収納された直方体
形状の容器本体6を備えている。該容器本体6
は、上面が開放された下容器7に下面が開放され
た上容器8が嵌合されてなり、下容器7上端部の
外向き突部9が上容器8下端部の凹部10に係合
して両容器の係合を保つている。上容器8の1つ
の角部には切欠き部11が設けられており、該切
欠き部11は、上容器8の側面中央部に達する深
さで上壁及び隣り合う側壁を四角形状に切欠かれ
たものである。上容器8上壁における切欠き部1
1に臨む縁部に下方から当接して該切欠き部11
を囲むように平面視L字形状の壁体12が下容器
7に立設されている。L字状壁体12の各面の上
部には、薬剤収容部4からの薬剤を放散するため
の通気口5が設けられている。該通気口5は、水
平に延びる溝状のものであり、壁体12の各面に
4つ列設されている。下容器7のL字状壁体12
と上容器8の切欠き部11下方の側壁とにより平
面視矩形の空所が形成され、該空所には通気口5
形成面に沿つて上下動可能に可動蓋体13が嵌入
されている。該蓋体13は、下部開放の直方体形
状とされ、該蓋体13中央から垂下する筒状部1
8及び下容器7に立設された筒状部19に圧縮コ
イルばね14の両端側が嵌め入まれ、該ばね14
は通気口5を覆う方向へ蓋体13を付勢してい
る。蓋体13は下端に外向き突出部15を有し、
壁体12及び上容器8には、該突出部15を受入
れて蓋体13の上下動を案内する案内溝16,1
7が形成されている。該案内溝16,17の上端
溝壁に蓋体13の突出部15が当接することによ
り、ばね14の付勢による蓋体13の脱落が防止
されるとともに、該蓋体13の上面が上容器8上
面に対し面一となるようにされ、薬剤揮散容器1
の外観を損ねないようになつている。
蓋体13及び下容器7は、該蓋体13が通気口
5を露出させる方向に人手により移動せしめられ
たときに、該蓋体13を容器本体6に対し解除可
能に保持する係止機構24を備えている。係止機
構24は、蓋体13の筒状部18外周面から下方
へ延びる係合爪21と、下容器7に形成された係
合用凹所20とを備えている。該係合爪21は、
係合用凹所20側へ向く弾性力を有しており、蓋
体13が人手により通気口5を露出させるように
下方向へ移動せしめられたときに、係合用凹所2
0に係合し、ばね14の弾性力に抗して蓋体13
を移動後の位置に確実に保持する。係合用凹所2
0は、係合爪21に対向して下容器7に立設され
た板体22における上下2箇所に設けられてい
る。上方の係合用凹所20は、蓋体13の上面が
切欠き部11の側面視中央部まで下降した位置で
係合爪21との係合により該蓋体13を保持する
ように設けられている。この場合、壁体12の各
面に設けられた各4つの通気口5のうち、上方の
各2つの通気口5のみが露出される。即ち、通気
口5の総開口面積の半分が露出される。下方の係
合用凹所20は、蓋体13の上面が切欠き部11
の下端と同一平面上となる位置で係合爪21との
係合により該蓋体13を保持し、通気口5の全体
を露出させるように設けられている。
係止機構24には、係合爪21と係合用凹所2
0との係合を解除するための係止解除片25が備
えられている。該係止解除片25は、下容器7に
立設された板体22中央部の縦長開口を通して係
合爪21側へ出没しうるように摺動可能に嵌装さ
れており、該係止解除片25の下方に設けられた
水平方向に延びる舌片26が容器本体6から外方
へ突き出ている。係合爪21が係合用凹所20に
係合するときには、係止解除片25は該係合爪2
1の弾性力によつて板体22の開口内に没入せし
められている。係止解除片25は、係合爪21の
弾性力に抗する力で舌片26が容器本体6内に押
し込まれると、これに伴つて板体22の開口から
突出し、係合爪21を押し動かして係合用凹所2
0から外し、係止を解除するようになつている。
この係止解除により、蓋体13は、ばね14の弾
性力により押し上げられ、通気口5を覆つて揮散
性薬剤の放散を停止する。
上記のように構成された薬剤揮散容器1は、蓋
体13の上下位置を判断するだけで揮散性薬剤を
放散せしめるための通気口5の開度を判断するこ
とができ、蓋体13の押下げ及び舌片26の押し
込みにより容易に薬剤放散量を調節することがで
きる。従つて、車内に置かれた薬剤揮散容器1の
薬剤放散量を運転手が調節する場合であつても、
該調節が迅速容易である。
第4図に一部を切欠いて示す薬剤揮散容器31
は、薬剤収容部が収納され側壁に扇形状の薬剤放
散用通気口32が設けられた容器本体33と、該
通気口32が形成された面に沿つて回動可能にさ
れ且つねじりコイルばね34により該通気口32
を覆う方向に付勢された扇形状の可動蓋体35と
を備えている。蓋体35は、ばね34の付勢力に
抗する力で回動せしめられることにより、該通気
口32の露出範囲を変えて薬剤放散量の調節を行
うことができる。この薬剤揮散容器31は、上述
の薬剤揮散容器1と同様に、該蓋体35を移動後
の位置で解除可能に保持する係止機構36を備え
ている。該係止機構36は、蓋体35の円弧部に
形成された複数の係合用凹所37と、容器本体3
3に回動自在に備えられて係合用凹所37に自重
により下降して係合する係合爪38とからなつて
いる。係合爪38は、蓋体35が通気口32を露
出させる方向に移動せしめられたときに、係合用
凹所37に入り込み、ばね34の付勢力に抗して
該蓋体35を移動後の位置に係止保持する。薬剤
の放散を停止する場合は、係止爪38を人手によ
り上方へ押し上げて係合用凹所37との係合を解
除すればよい。これにより、蓋体35は、ばね3
4の付勢力によつて通気口32を覆う方向へ移動
し、該蓋体35前端から容器本体33内に延びる
ばね支持用舌片39を通気口32の一端に当接さ
せて移動を停止し、該通気口32の全面を覆う。
薬剤揮散容器31は、上記のように構成されて
いるので、通気口32の開度を一見するだけで判
断することができ、また蓋体35の回動及び係合
爪38の押し上げにより、容易に薬剤の放散量を
調節することができる。
なお、実施例の薬剤揮散容器1は、係合用凹所
20が間隔を置いて設けられているので、所定の
適切な段階での薬剤放散量調節を容易に行うこと
ができる。しかしながら、該薬剤揮散容器1は、
薬剤揮散容器31の如く、係合用凹所20が密に
多数設けられ、通気口5の開度調節が実質上無段
階となるようにすることもできる。
実施例の薬剤揮散容器31には、係合爪38
が、常時係合用凹所37側にあるように、係合爪
回動止め40が設けられているのが好ましい。
更に、薬剤揮散容器の容器本体には、該容器本
体内の自然対流を促進させて通気口からの薬剤放
散を促すための開口を適所に設けることもでき
る。
考案の効果 以上から明らかなように、本考案によれば、可
動蓋体が容器本体の通気口形成面に沿つて移動可
能に装着され、該蓋体が係止機構により移動後の
位置で保持される一方、係止解除により弾性体の
作用で通気口閉鎖方向へ戻されるようになつてい
るので、前記通気口の開度調節、即ち薬剤放散量
の調節を容易且つ確実にし得る機能的な薬剤揮散
容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案薬剤揮散容器の1実施例を示す
斜視図、第2図はその縦断側面図、第3図はその
係止機構が解除された状態を示す縦断側面図、第
4図は本考案容器の他の実施例を示す一部切欠き
側面図である。 1,31……薬剤揮散容器、5,32……通気
口、6,33……容器本体、13,35……可動
蓋体、14……圧縮コイルばね、20,37……
係合用凹所、21,38……係合爪、24,36
……係止機構、34……ねじりコイルばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 薬剤放散用通気口を有する揮散性薬剤収納用容
    器本体と、 前記通気口が形成された面に沿つて移動可能に
    され、かつ弾性体により該通気口を覆う方向に付
    勢された可動蓋体と、 該蓋体が前記通気口を露出させる方向に人手に
    より移動せしめられたときに、移動後の位置で該
    蓋体を解除可能に保持するための係止機構であつ
    て、相互の係合方向への付勢力を伴つて前記容器
    本体及び蓋体に設けられ、人手による係合解除が
    可能とされた係合爪及び係合用凹所を有する該係
    止機構と を備えていることを特徴とする薬剤揮散容器。
JP12323987U 1987-08-11 1987-08-11 Expired JPH0244757Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12323987U JPH0244757Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12323987U JPH0244757Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6428648U JPS6428648U (ja) 1989-02-20
JPH0244757Y2 true JPH0244757Y2 (ja) 1990-11-28

Family

ID=31371911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12323987U Expired JPH0244757Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0244757Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6336348B2 (ja) * 2014-07-18 2018-06-06 紀伊産業株式会社 揮発性成分を含有する物質を収容したケースを保持する容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6428648U (ja) 1989-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040045858A1 (en) Child resistant blister pack holder
US4372490A (en) Pull pad concentrated air deodorizer
RU2006105103A (ru) Комплект упаковки для столбика мятных конфет (варианты)
JPH0244757Y2 (ja)
US4261132A (en) Rodent bait protection box
US3307689A (en) Case for a reel
KR900005456Y1 (ko) 약제 휘산 용기
US20050099021A1 (en) Holding structure for trunk lid opening lever
JPH0421338Y2 (ja)
JPS6021078Y2 (ja) 放香器
JPS6025218Y2 (ja) 手術用縫合針収納ケ−ス
JP3229318U (ja) 飲料容器
JPS6122786Y2 (ja)
JPH0751112Y2 (ja) 人形収納容器
JP3555195B2 (ja) カップホルダ
JP3749958B2 (ja) 芳香剤収納容器
JPH063803Y2 (ja) キャップ
JPH0515892Y2 (ja)
JPH0136543Y2 (ja)
JPS6033849Y2 (ja) 化粧用コンパクト
JPS5934435Y2 (ja) 計量米びつ
JPH0747352Y2 (ja) エアゾール容器のキャップ装置
JPH0530687Y2 (ja)
JPH0733691Y2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JPS6121418Y2 (ja)