JP3229318U - 飲料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の意思に拘わらず開蓋されてしまうといった不測の事態を確実に防止することができる飲料容器を提供する。【解決手段】飲料容器は、口部2a及びその下側の窪み部2bを有する容器本体2と、口部2aを閉塞する蓋体3とからなり、蓋体3は、蓋本体10と、蓋本体10に対して上下方向に移動可能に支持されるコア部材40と、コア部材40に対して上下方向に移動可能にコア部材40に支持される弾性変形可能な筒状のパッキン50と、コア部材40に対して蓋本体10が降下した状態に保持する、その保持を解除可能な保持手段と、保持手段による保持を解除不能にロックする、そのロックを解除可能なロック手段と、コア部材40に対して蓋本体10を上方側に付勢する付勢手段とを備えており、蓋体3を口部2aに被嵌して蓋本体10を押し下げると、コア部材40に対してパッキン50が降下し、パッキン50のスカート部52が窪み部2bに液密状態で圧着される。【選択図】図16

Description

この考案は、携帯用魔法瓶や水筒等の飲料容器に関する。
携帯用の飲料容器としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。図17及び図18に示すように、この飲料容器1Aは、口部2aの下側の内周面が径方向外側に窪んだ窪み部2bを有する真空二重壁構造の容器本体2Aと、この容器本体2Aの口部2aを閉塞する蓋体3Aとを備えており、蓋体3Aは、図19に示すように、蓋本体10Aと、この蓋本体10Aに対して上下方向に移動可能に取り付けられるコア部材40Aと、上半部が蓋本体10Aに装着される弾性変形可能な筒状のパッキン50Aと、コア部材40Aに対して蓋本体10Aが降下した状態に保持する、その保持を解除可能な保持手段とから構成されている。
前記蓋本体10Aは、図20及び図21(a)に示すように、容器本体2Aの口部2aに被嵌される外筒部11A及び容器本体2Aの口部2aに入り込む内筒部12Aを有するベース部材10Aaと、このベース部材10Aaの内筒部12Aに装着された補助部材10Abとから構成されており、ベース部材10Aa及び補助部材10Abによって、前記保持手段の構成要素を収容する収容部BHが形成されている。
前記コア部材40Aは、図19及び図21(a)に示すように、上端が閉塞された、下端に外フランジ部42Aを有する筒状部41Aと、筒状部41Aの上端部から立ち上がる、上端に係止爪44Aを有する対向一対の起立片43Aとを備えており、蓋本体10Aの補助部材10Abを組み付けた内筒部12Aに嵌入されることで、蓋本体10Aに対して上下方向に移動可能に取り付けられ、ベース部材10Aa及び補助部材10Abによって形成される蓋本体10Aの収容部BHに、起立片43Aが進入することができるようになっている。
前記パッキン50Aは、図19及び図21(a)に示すように、外周面が全周に渡って径方向内側に窪んだ薄肉部51Aと、この薄肉部51Aから下方に向かってラッパ状に広がるスカート部52Aとを備えており、上半部がベース部材10Aaの内筒部12Aに抜け止めされた状態で外嵌めされている。
前記保持手段は、図20及び図21(a)に示すように、コア部材40Aの筒状部41Aの上端から立ち上がる上端に係止爪44Aを有する対向一対の起立片43Aと、蓋本体10Aの収容部BHにそれぞれ径方向内側に押し込み可能に収容される、対向一対の起立片43Aが進入可能な穴62A及びこの穴62Aの基端部側の端縁に形成された被係止爪63Aを有する一対の保持解除ボタン61Aと、一対の保持解除ボタン61Aを蓋本体10Aの径方向外側に付勢するコイルバネ64Aとから構成されており、保持解除ボタン61Aの被係止爪63Aと起立片43Aの係止爪44Aとが面接触している。
この飲料容器1Aでは、図21(a)に示すように、コア部材40Aが容器本体2Aの窪み部2bの下面に当接するまでパッキン50A及びコア部材40Aを容器本体2Aの口部2aに挿入した状態で蓋本体10Aを押し下げることにより、同図(b)に示すように、コア部材40Aに対して蓋本体10A及びパッキン50Aが降下し、それに伴って、パッキン50Aのスカート部52Aがコア部材40Aの外フランジ部42Aに当接して押し広げられ、その先端がコア部材40Aの外フランジ部42Aの径方向外側に張り出して容器本体2Aの窪み部2bに圧入されることで容器本体2Aの窪み部2bに液密状態で圧着されると共に、保持解除ボタン61Aの被係止爪63Aと面接触しているコア部材40Aの起立片43Aの係止爪44Aによって保持解除ボタン61Aが内側に押し込まれながら降下し、被係止爪63Aが係止爪44Aの下側に移動した時点で保持解除ボタン61Aがコイルバネ64Aの付勢力によって径方向外側に押し出されて係止爪44Aに係止されるので(図21(b)参照)、コア部材40Aに対して蓋本体10Aが押し下げられた状態、即ち、容器本体2Aの口部2aが蓋体3Aによって閉塞された状態に保持されるようになっている。
このようにして、容器本体2Aの口部2aを閉塞している蓋体3Aを取り外すには、一対の保持解除ボタン61Aを同時に径方向内側に押し込んで被係止爪63Aに対する係止爪44Aの係止を解除すると、スカート部52Aが押し広げられた状態に弾性変形しているパッキン50Aの復元力によって、コア部材40Aに対してパッキン50Aが押し上げられるので、それに伴って、蓋本体10Aも押し上げられ、図21(a)に示す蓋本体10Aを押し下げる前の状態に戻るので、容器本体2Aの口部2aから引き抜くことで、蓋体4Aを容器本体2Aから取り外すことができる。
実用新案登録第3226157号公報
ところで、上述したような飲料容器1Aは、本来、一対の保持解除ボタン61Aを同時に径方向内側に押し込まない限り開蓋できないが、一方の保持解除ボタン61Aだけを押し込んだとき、その保持解除ボタン61Aの被係止爪63Aと、その被係止爪63Aに係止されている起立片43Aの係止爪44Aとの係止状態が解除され、蓋本体10Aの一部が僅かに持ち上がることで、その係止解除状態が保持される場合がある。このように、被係止爪63Aと係止爪44Aとの係止解除状態が保持されると、その保持解除ボタン61Aの押し込みを解除しても、その保持解除ボタン61Aが初期位置に復帰せず、被係止爪63Aと係止爪44Aとの係止状態が復元されることはない。このような状態において、他方の保持解除ボタン61Aを押し込むと、その保持解除ボタン61Aの被係止爪63Aと、その被係止爪63Aに係止されている起立片43Aの係止爪44Aとの係止状態が解除されるので、飲料容器1Aは開蓋されてしまう。
従って、飲料容器1Aの使用者が無意識のうちに一方の保持解除ボタン61Aに触れて押し込んだ後、それに気づかずに、他方の保持解除ボタン61Aに触れて押し込んだ場合は、使用者の意思に拘わらず、開蓋されてしまうといった問題がある。
また、飲料容器1Aをかばんに収容している場合、かばん内の収容物によって一方の保持解除ボタン61Aが押し込まれ、さらに、その後、かばん内の他の収容物によって他方の保持解除ボタン61Aが押し込まれると、かばん内で飲料容器1Aが開蓋してしまい、飲料容器1Aの内容物がかばん内で漏れ出すおそれがある。
そこで、この考案の課題は、この種の飲料容器を改良することにより、使用者の意思に拘わらず開蓋されてしまうといった不測の事態を確実に防止することができる飲料容器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る考案は、口部を有する容器本体と、前記容器本体の口部を閉塞する蓋体とを備え、前記容器本体は、その口部の下側の内周面が径方向外側に窪んだ窪み部を有し、前記蓋体は、前記容器本体の口部に入り込む内筒部を有する蓋本体と、前記蓋本体に対して上下方向に移動可能に前記蓋本体の内筒部に外嵌めまたは内嵌めされるコア部材と、前記コア部材に対して上下方向に移動可能に前記コア部材に外嵌めされ、前記コア部材に対する前記蓋本体の降下動作に連動して前記コア部材に対して降下する弾性変形可能な筒状のパッキンと、前記コア部材に対して前記蓋本体が降下した状態を保持する、その保持を解除可能な保持手段とを備え、前記コア部材は、下端部に前記容器本体の窪み部の下面に当接する外フランジ部を有し、前記パッキンは、外周面が全周に渡って径方向内側に窪んだ薄肉部と、この薄肉部から下方に向かってラッパ状に広がって前記コア部材の外フランジ部の上面を覆うスカート部とを有し、前記コア部材の外フランジ部が前記容器本体の窪み部の下面に当接するまで前記パッキン及びコア部材を前記容器本体の口部に挿入した状態で前記蓋本体を押し下げることにより、前記コア部材に対して前記蓋本体及び前記パッキンが降下し、それに伴って、前記パッキンのスカート部が前記コア部材の外フランジ部に当接して押し広げられ、その先端が前記コア部材の外フランジ部の径方向外側に張り出して前記容器本体の窪み部に圧入されることで前記容器本体の窪み部に液密状態で圧着され、前記保持手段によってその状態が保持される飲料容器において、前記保持手段による保持を解除不能にロックする、そのロックを解除可能なロック手段を設けたことを特徴としている。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案の飲料容器において、前記保持手段は、それぞれ前記蓋本体の径方向外側に付勢された状態で径方向内側に押し込み可能に前記蓋本体に収容され、前記蓋本体の径方向内側に押し込むことによって前記コア部材に対する前記蓋本体の降下状態の保持を解除する一対の保持解除ボタンを有し、前記ロック手段は、ロック状態において前記一対の保持解除ボタンの前記蓋本体の径方向内側への移動を阻止する係止部を有していることを特徴としている。
請求項3に係る考案は、請求項1または2に係る考案の飲料容器において、前記コア部材に対して前記蓋本体を上方側に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る考案の飲料容器は、保持手段による保持を解除不能にロックする、そのロックを解除可能なロック手段を備えているので、飲料容器の使用者が開蓋する意思のないときは、ロック手段によって保持手段による保持を解除不能にロックしておき、容器本体に充填された飲料を注出する際にそのロックを解除することで、飲料容器の使用者が開蓋する意思のないときは確実に閉蓋状態が維持されるので、使用者の意思に拘わらず開蓋されてしまうといった不測の事態を確実に防止することができる。
特に、請求項2に係る考案の飲料容器は、保持手段が、それぞれ蓋本体の径方向外側に付勢された状態で径方向内側に押し込み可能に蓋本体に収容され、蓋本体の径方向内側に押し込むことによってコア部材に対する蓋本体の降下状態の保持を解除する一対の保持解除ボタンを有しており、ロック手段は、ロック状態において一対の保持解除ボタンの蓋本体の径方向内側への移動を阻止する係止部を有しているので、ロック手段によって保持手段による保持を解除不能にロックしておくと、飲料容器の使用者が無意識のうちに保持解除ボタンに触れても、その保持解除ボタンが蓋本体の径方向内側に押し込まれたり、飲料容器をかばんに収容していた場合にかばん内の収容物によって保持解除ボタンが押し込まれたりすることもないので、使用者の意思に拘わらず、開蓋されてしまうことがなく、容器本体に充填された飲料がかばん内で漏れ出すこともない。
また、請求項3に係る考案の飲料容器は、コア部材に対して蓋本体を上方側に付勢する付勢手段が設けられているので、閉蓋状態において、ロック手段によるロックを解除した状態で、保持手段による保持を解除すると、スカート部が押し広げられた状態に弾性変形しているパッキンの復元力によって、コア部材に対してパッキンが押し上げられ、それに伴って、蓋本体も押し上げられるが、パッキンの復元力に加えて、付勢手段の付勢力が付加されているので、コア部材に対して蓋本体が即座に押し上げられ、円滑かつ確実に開蓋することができる。
この考案に係る飲料容器の一実施形態を示す斜視図である。 同上の飲料容器を構成している容器本体を示す縦断面図である。 同上の飲料容器を構成している蓋体を示す分解斜視図である。 同上の蓋体を構成している蓋本体を下側から視た斜視図である。 (a)は同上の蓋体を図1に示すX−X線に対応する位置で破断した縦断面図、(b)は同上の蓋体を図1に示すY−Y線に対応する位置で破断した縦断面図である。 同上の蓋本体を上側から視た分解斜視図である。 同上の蓋本体を下側から視た分解斜視図である。 (a)は同上の蓋本体を図1に示すX−X線に対応する位置で破断した縦断面図、(b)は同上の蓋本体を図1に示すY−Y線に対応する位置で破断した縦断面図である。 同上の蓋体における蓋本体のベース部材及び操作部材の表示を省略した状態を示す斜視図である。 (a)は同上の保持手段を構成している保持解除ボタン及びコイルバネを示す平面図、(b)は(a)のX−X線に沿った断面図である。 (a)は蓋体を構成しているコア部材を図1に示すX−X線に対応する位置で破断した縦断面図、(b)は同上のコア部材を図1に示すY−Y線に対応する位置で破断した縦断面図である。 同上の蓋体を構成しているパッキンを示す縦断面図である。 (a)はロック手段によるロックを解除した状態の蓋本体を示す斜視図、(b)は同上のロック解除状態における保持解除ボタンと係止部との関係を保持解除ボタンの下側から視た図、(c)はロック解除時において一対の保持解除ボタンを押し込んだ状態を保持解除ボタンの上側から視た図である。 (a)はロック手段によってロックした状態の蓋本体を示す斜視図、(b)は同上のロック状態における保持解除ボタンと係止部との関係を保持解除ボタンの下側から視た図、(c)は同上の状態を保持解除ボタンの上側から視た図である。 (a)は同上の蓋体を容器本体の口部に嵌合させた飲料容器を図1に示すX−X線に対応する位置で破断した部分縦断面図、(b)は同上の状態の飲料容器を図1に示すY−Y線に対応する位置で破断した部分縦断面図である。 (a)は図11に示す状態から蓋本体を押し下げて容器本体の口部を閉塞した飲料容器を図1に示すX−X線に対応する位置で破断した部分縦断面図、(b)は同上の平蓋状態の飲料容器を図1に示すY−Y線に対応する位置で破断した部分縦断面図である。 従来の飲料容器を示す斜視図である。 同上の飲料容器を構成している容器本体を示す縦断面図である。 同上の飲料容器を構成している蓋体を示す分解斜視図である。 同上の蓋体を構成している蓋本体を下側から視た分解斜視図である。 (a)は同上の蓋体を容器本体の口部に嵌合させた飲料容器を図17に示すX−X線に対応する位置で破断した部分縦断面図、(b)は(a)に示す状態から蓋本体を押し下げて容器本体の口部を閉塞した飲料容器を図17に示すX−X線に対応する位置で破断した部分縦断面図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、この飲料容器1は、飲料を充填する容器本体2と、この容器本体2の口部を閉塞する蓋体3とを備えている。
前記容器本体2は、図2に示すように、有底円筒状で、外壁と内壁との間が略真空に保持された真空二重壁構造を有する金属容器であり、その口部2aの下側の内周面が径方向外側に窪んだ窪み部2bを有している。
前記蓋体3は、図3及び図5(a)、(b)に示すように、蓋本体10と、蓋本体10に対して上下方向に移動可能に支持されるコア部材40と、コア部材40に対して上下方向に移動可能に蓋本体10に支持される弾性変形可能なシリコーンゴム製の筒状のパッキン50と、コア部材40に対して蓋本体10が降下した状態に保持する、その保持を解除可能な保持手段と、保持手段による保持を解除不能にロックする、そのロックを解除可能なロック手段と、コア部材40に対して蓋本体10を上方側に付勢する付勢手段を備えている。
前記蓋本体10は、図4〜図9に示すように、容器本体2の口部2aに被嵌されるベース部材10a、ベース部材10aに装着することで、前記保持手段を構成する保持解除ボタン61及びコイルバネ69を収容するボタン収容部BHを形成すると共に、ボタン収容部BHから保持解除ボタン61が脱落しないように、ボタン収容部BH内に保持解除ボタン61及びコイルバネ69を保持する補助部材10bと、前記ロック手段を構成する操作部材10cとから構成されている。
前記ベース部材10aは、操作部材10cが回転可能に嵌着される嵌合凹部12が形成された円盤状の天板11と、この天板11の周縁部から垂下する、上部に対向一対の開口17が形成された円筒状の外筒部16と、天板11の下面から垂下する、外筒部16の対向一対の開口17に対応する位置に対向一対の開口19が形成された円筒状の内筒部18とを備えており、内筒部18の内周面の上部には、一対の開口19間の中間位置に一対の係止爪20が形成されている。
前記補助部材10bは、ベース部材10aの内筒部18に嵌入可能な上端が閉塞された筒状部21と、筒状部21の下端に連設された外フランジ部25と、外フランジ部25を残して筒状部21の天面から周面にわたって部分的に切除することによって形成された対向一対の開口部22と、筒状部21の天面における湾曲した周縁から立ち上がる、円弧状に湾曲した対向一対の起立片26と、筒状部21の天面から立ち上がって、保持手段のコイルバネ69を位置決めする対向一対のバネガイド23と、起立片26の両端縁から開口部22に沿って張り出す凸条27と、起立片26の外周面に形成された、ベース部材10aの内筒部18に形成された係止爪20が係止される一対の凹部28と、対向一対の起立片21に隣接して筒状部21の天面に形成された一対の穴24とを備えており、ベース部材10aの内筒部18に嵌入された補助部材10bは、ベース部材10aの係止爪20が凹部28に係止されることでベース部材10aに装着され、ベース部材10aの内筒部18の上部にボタン収容部BHが形成されるようになっている。
前記操作部材10cは、ベース部材10aの嵌合凹部12に嵌合する操作盤29と、操作盤29の周縁から下方に突出して、ベース部材10aの嵌合凹部12の周縁部に形成された一対の円弧状のスリット13に係止される一対の係止爪30と、操作盤29の下面の周縁部に連設された、ベース部材10aの嵌合凹部12の周縁部に形成された一対の円弧状の長孔14に嵌合する一対の係止部31と、操作盤29の下面に形成された、ベース部材10aの嵌合凹部12の上面に形成された凹部15に嵌合することで操作部材10cをロック位置と非ロック解除位置に位置決めする一対の凸部32と、操作盤29の上面に形成された、ベース部材10aの天板11に表示されたロック位置を示すロックマークLMまたはロック解除位置を示すロック解除マークUMを指し示す指示条33とを備えており、一対の係止爪30がベース部材10aの嵌合凹部12に形成された一対の円弧状のスリット13に係止されることで、操作盤29がベース部材10aの嵌合凹部12に嵌合した状態で回転可能に支持されると共に、ベース部材10aの嵌合凹部12に形成された一対の円弧状の長孔14に嵌合している係止部31がロック位置とロック解除位置との間で移動するようになっている。
前記コア部材40は、図3及び図11(a)、(b)に示すように、上端が閉塞された、下端に外フランジ部43を有する筒状部41と、この筒状部41の外周面の中間部に形成された所定幅の周溝42と、筒状部41の上端部から立ち上がる、上端に係止爪45を有する対向一対の起立片44とを備えている。
前記パッキン50は、図3及び図12に示すように、外周面が全周に渡って径方向内側に窪んだ薄肉部51と、この薄肉部51から下方に向かってラッパ状に広がるスカート部52と、内周面が全周に渡って径方向内側に張り出した内フランジ部53と、内周面における内フランジ部53の上側に隣接して形成された周溝54とを有しており、図5(a)、(b)に示すように、補助部材10bの外フランジ部25が周溝54に嵌合することで、補助部材10bが装着されたベース部材10aの内筒部18に抜け止めされた状態で上半部が外嵌めされている。
従って、パッキン50が取り付けられた蓋本体10の補助部材10bが装着されたベース部材10aの内筒部18にコア部材40を内嵌めすると、図4(a)、(b)に示すように、パッキン50の内フランジ部53がコア部材40の周溝42に入り込み、コア部材40がパッキン50(蓋本体10)に対して上下方向に移動可能にパッキン50に支持されると共に、内フランジ部53が周溝42の上端部に位置し、スカート部52の下端部がコア部材40の外フランジ部43の上面周縁部に当接した状態となる。
前記保持手段は、図5(a)、(b)、図9及び図10(a)、(b)に示すように、コア部材40の上端に係止爪46を有する対向一対の起立片45と、蓋本体10のボタン収容部BHにそれぞれ押し込み可能に収容される一対の保持解除ボタン61と、この保持解除ボタン61と共にボタン収容部BHに収容され、それぞれの保持解除ボタン61を蓋本体10の径方向外側に付勢するコイルバネ69とから構成されている。
前記保持解除ボタン61は、図10(a)、(b)に示すように、ベース部材10aの開口17に露出する押込操作部62と、コア部材40の対向一対の起立片44が進入可能な穴63と、この穴63の基端部側の端縁に形成された被係止爪64と、穴63部分を横断するように上面側が切り欠かれた、操作部材10cの係止部31が進入可能な上面切欠部65と、穴63の押込操作部62側の周面に形成された、操作部材10cの係止部31を収容可能な収容凹部66と、両側部の基端部側に形成された一対の側面切欠部67と、コイルバネ69の端部がそれぞれ嵌合する凸部68とを有しており、図9に示すように、補助部材10bの対向一対の起立片26の両端縁から開口部22に沿って張り出す凸条27がそれぞれの側面切欠部67の両端部に係止されることで、ベース部材10aの開口17からの保持解除ボタン61の脱落が防止されると共に保持解除ボタン61の押込量が制限されるようになっている。
前記コア部材40の対向一対の起立片44の上端にそれぞれ形成された対向一対の係止爪45は、双方の対向面が内側に向かって下方側に傾斜した傾斜面になっていると共に、保持解除ボタン61の被係止爪64は係止爪45の傾斜面と面接触可能な傾斜面を有しており、図5(a)に示すように、コア部材40に対して蓋本体10が最も上昇した状態では、保持解除ボタン61がコア部材40の係止爪45よりも上側に位置している。
前記ロック手段は、操作部材10cの一対の係止部31と、保持解除ボタン61の上面切欠部65及び収容凹部66とから構成されており、図13(a)に示すように、操作部材10cの指示条33がベース部材10aの天板11に表示されたロック解除マークUMを指し示す状態では、同図(b)に示すように、操作部材10cの一対の係止部31が一対の保持解除ボタン61の収容凹部66に対向しており、同図(c)に示すように、係止部31を収容凹部66内に収容するまで一対の保持解除ボタン61を蓋本体10の径方向内側に押し込むことができるが、図14(a)に示すように、操作部材10cの指示条33がベース部材10aの天板11に表示されたロックマークLMを指し示す状態では、同図(b)、(c)に示すように、操作部材10cの一対の係止部31が一対の保持解除ボタン61の上面切欠部65に進入して、一対の保持解除ボタン61を蓋本体10の径方向内側に押し込むことができない状態となる。
前記付勢手段は、図4、図5(b)〜図7、図8(b)及び図9に示すように、補助部材10bの上側から一対の穴24に嵌入される遊底の半割状筒部72及び半割状筒部72の上端から横方向に張り出す抜け止め用の鍔部73を有し、半割状筒部72の下端がコア部材40の筒状部41の天面に当接する一対の当接部材71と、上端がベース部材10aの天板11の下面に当接すると共に、下端が当接部材71の遊底筒部72内の底部に当接する一対のコイルバネ74とから構成されており、コア部材40に対して蓋本体10を押し下げると、コイルバネ74が圧縮され、コア部材40と蓋本体10とが相互に離反する方向に付勢されるようになっている。
以上のように構成された飲料容器1において、容器本体2の口部2aを蓋体3によって閉塞するには、図15(a)、(b)に示すように、コア部材40の外フランジ部43が容器本体2の窪み部2bの下面に当接するまでパッキン50及びコア部材40を容器本体2の口部2aに挿入した状態で蓋本体10を押し下げることにより、図16(a)、(b)に示すように、コア部材40に対して蓋本体10及びパッキン50が降下し、それに伴って、パッキン50のスカート部52がコア部材40の外フランジ部43に当接して押し広げられ、その先端がコア部材40の外フランジ部43の径方向外側に張り出して容器本体2の窪み部2bに圧入されることで容器本体2の窪み部2bに液密状態で圧着されるようになっている。
また、上述したように、コア部材40の外フランジ部43が容器本体2の窪み部2bの下面に当接するまでパッキン50及びコア部材40を容器本体2の口部2aに挿入した状態で蓋本体10を押し下げると、コア部材40に対する蓋本体10の降下に伴って、コア部材40の起立片44がロック解除ボタン61の穴63に進入して係止爪45の傾斜面が被係止爪64の傾斜面に面接触しながらロック解除ボタン61の被係止爪64が径方向内側に押し込まれるので、ロック解除ボタン61が内側に押し込まれながら降下し、被係止爪64が係止爪45の下側に移動した時点でロック解除ボタン61がコイルバネ69の付勢力によって径方向外側に押し出されて係止爪45に係止されるので(図16(a)、(b)参照)、コア部材40に対して蓋本体10が押し下げられた状態、即ち、容器本体2の口部2aが蓋体3によって閉塞された状態に保持されると共に、付勢手段のコイルバネ74が圧縮され、コア部材40と蓋本体10とが相互に離反する方向に付勢された状態となる。
このようにして、容器本体2の口部2aを閉塞している蓋体3を取り外すには、一対のロック解除ボタン61を同時に径方向内側に押し込んで被係止爪64に対する係止爪45の係止を解除すると、スカート部52が押し広げられた状態に弾性変形しているパッキン50の復元力に加えて、コア部材40と蓋本体10とを相互に離反する方向に付勢している付勢手段の付勢力が作用することによって、コア部材40に対して蓋本体10及びパッキン50が即座に押し上げられるので、図15(a)、(b)に示す蓋本体10を押し下げる前の状態に円滑かつ確実に戻り、容器本体2の口部2aから引き抜くことで、蓋体3を容器本体2から取り外すことができる。
図16(a)、(b)に示すように、容器本体2の口部2aが蓋体3によって閉塞された状態で、図14(a)に示すように、指示条33がベース部材10aの天板11に表示されたロックマークLMを指し示す位置まで操作盤29を回転させると、同図(b)、(c)に示すように、操作部材10cの一対の係止部31が一対の保持解除ボタン61の上面切欠部65に進入して、一対の保持解除ボタン61を蓋本体10の径方向内側に押し込むことができないロック状態となるので、飲料容器1の使用者が無意識のうちに保持解除ボタン61の押込操作部62に触れても、その保持解除ボタン61が蓋本体10の径方向内側に押し込まれたり、飲料容器1をかばんに収容していた場合にかばん内の収容物によって保持解除ボタン61が押し込まれたりすることもない。従って、ロック手段によって保持手段による保持を解除不能にロックしておき、容器本体1に充填された飲料を注出する際にそのロックを解除することで、飲料容器1の使用者が開蓋する意思のないときは確実に閉蓋状態が維持されるので、使用者の意思に拘わらず開蓋されてしまうといった不測の事態を確実に防止することができる。
本考案は、携帯用魔法瓶や水筒等の携帯用飲料容器等として利用することができる。
1 飲料容器
2 容器本体
2a 口部
2b 窪み部
3 蓋体
10 蓋本体
10a ベース部材
10b 補助部材
10c 操作部材
11 天板
12 嵌合凹部
13 スリット
14 長孔
15 凹部
16 外筒部
17 開口
18 内筒部
19 開口
20 係止爪
21 筒状部
22 開口部
23 バネガイド
24 穴
25 外フランジ部
26 起立片
27 凸条
28 凹部
29 操作盤
30 係止爪
31 係止部
32 凸部
33 指示条
40 コア部材
41 円筒部
42 周溝
43 外フランジ部
44 起立片
45 係止爪
50 パッキン
51 薄肉部
52 スカート部
53 内フランジ部
54 周溝
61 ロック解除ボタン
62 押込操作部
63 穴
64 被係止爪
65 上面切欠部
66 収容凹部
67 側面切欠部
68 凸部
69 コイルバネ
71 当接部材
72 半割状筒部
73 鍔部
74 コイルバネ
BH ボタン収容部
LM ロックマーク
UM ロック解除マーク

Claims (3)

  1. 口部を有する容器本体と、前記容器本体の口部を閉塞する蓋体とを備え、
    前記容器本体は、その口部の下側の内周面が径方向外側に窪んだ窪み部を有し、
    前記蓋体は、
    前記容器本体の口部に入り込む内筒部を有する蓋本体と、
    前記蓋本体に対して上下方向に移動可能に前記蓋本体の内筒部に外嵌めまたは内嵌めされるコア部材と、
    前記コア部材に対して上下方向に移動可能に前記コア部材に外嵌めされ、前記コア部材に対する前記蓋本体の降下動作に連動して前記コア部材に対して降下する弾性変形可能な筒状のパッキンと、
    前記コア部材に対して前記蓋本体が降下した状態を保持する、その保持を解除可能な保持手段と
    を備え、
    前記コア部材は、下端部に前記容器本体の窪み部の下面に当接する外フランジ部を有し、
    前記パッキンは、外周面が全周に渡って径方向内側に窪んだ薄肉部と、この薄肉部から下方に向かってラッパ状に広がって前記コア部材の外フランジ部の上面を覆うスカート部とを有し、
    前記コア部材の外フランジ部が前記容器本体の窪み部の下面に当接するまで前記パッキン及びコア部材を前記容器本体の口部に挿入した状態で前記蓋本体を押し下げることにより、前記コア部材に対して前記蓋本体及び前記パッキンが降下し、それに伴って、前記パッキンのスカート部が前記コア部材の外フランジ部に当接して押し広げられ、その先端が前記コア部材の外フランジ部の径方向外側に張り出して前記容器本体の窪み部に圧入されることで前記容器本体の窪み部に液密状態で圧着され、前記保持手段によってその状態が保持される飲料容器において、
    前記保持手段による保持を解除不能にロックする、そのロックを解除可能なロック手段を設けたことを特徴とする飲料容器。
  2. 前記保持手段は、それぞれ前記蓋本体の径方向外側に付勢された状態で径方向内側に押し込み可能に前記蓋本体に収容され、前記蓋本体の径方向内側に押し込むことによって前記コア部材に対する前記蓋本体の降下状態の保持を解除する一対の保持解除ボタンを有し、
    前記ロック手段は、ロック状態において前記一対の保持解除ボタンの前記蓋本体の径方向内側への移動を阻止する係止部を有している請求項1に記載の飲料容器。
  3. 前記コア部材に対して前記蓋本体を上方側に付勢する付勢手段が設けられている請求項1または2に記載の飲料容器。
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