JPH0244616A - 支持がいし - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ガス絶縁閉鎖配電盤などに使われる支持がい
しに関する。

（従来の技術） 従来のガス絶縁閉鎖配電盤の一例を示す第５図において
、内部に六ふっ化硫黄ガス（以下、絶縁ガスという。）
が封入された気密構造の箱体１の前部には、高圧真空遮
断器２が収納されている。

そして、天井面と床面には、操作アーム４ｂで可動接触
子４ａが前後動されて開閉される断路器４が支持がいし
７を介してそれぞれ取付られている。

更に、後壁には支持がいし７を介して箱体１を左右（紙
面直交方向）に貫通する母線５が配設され、この下方の
床面には、ケーブルヘッド６が気密に取付られている。

次に、第６図は第５図の母線５とその取付用の支持がい
し７の拡大部分断面図で、支持がいし７は上部埋め金８
と下部埋め金９がエポキシ樹脂で注型された絶縁体１０
で一体に成形され、母線５は凹形のスペーサ１１を介し
てボルト１２などで上部埋め金８に固定され、下部埋め
金９は接地電位の詳細省略した取付台１３に取付られて
いる。

ここで、従来の支持がいしの上部埋め金８と下部埋め金
９の直径は、下部埋め金９が大きいか又は同等（実開昭
６０−６２８４０５参）で、一般に曲げモーメントが大
きい場所に使われるものは下部埋め金が大きい。

（発明が解決しようとする課題） ところが、これは必要な耐電圧特性からみるとマイナス
である。

すなわち、下部埋め金９と絶縁体１０の下部の径が上部
よりも大きいと、等電位線は第６図に示すように上部埋
め金８側が密になり電界が集中する。

とくに、絶縁ガス中では破壊電圧が電界強度で決まるた
め、多少高さを増してもあまり効果はないだけでなく、
母線５を配設するための場所が増える。すると、箱体１
が大きくなり、設置床面積の縮小を狙ったガス絶縁閉鎖
配電盤の特長がなくなる。

そこで、本発明の目的は、支持がいしの高さを増やすこ
となく、耐電圧特性を上げ、収納機器や装置の外形を減
らすことのできる絶縁ガス中で使われる支持がいしを得
ることである。

〔発明の構成〕 （課題を解決するための手段と作用） 本発明は、絶縁ガス中に収納され、上部埋め金で高圧充
電部を支持し、下部埋め金で絶縁ガス中の接地電位の取
付台に取付られたエポキシ樹脂成形の支持がいしにおい
て、上部埋め金の直径を下部埋め金の径よりも大きくす
ることで、電気的特性を上げ、高さも減らした支持がい
しである。

（実施例） 以下、本発明の支持がいしの一実施例を図面で説明する
。但し、第６図と重複する部分は省く６第１図において
、エポキシ樹脂で注型成形された支持がいしの絶縁体１
６内の上部には、従来と同径の下部埋め金９よりも大き
く厚さがやや薄い上部埋め金１４が埋め込まれ、この上
端には、母線５がスペーサ１１を介して固定されている
。

このように構成された支持がいしの絶縁ガス中での作用
を第２図で説明する。

第２図において、まず９０％の等電位線は、第６図に比
べて、埋め金１４の外周との間隔が埋め金１４が大径に
なった分だけ広がっている。これは、上部の絶縁体が太
径となるので比誘電率が絶縁ガスより大きい絶縁体１０
内の電位分担が少なくなるからである。

次に、５０％の等電位線は、９０％の等電位線が下った
分だけ下り、絶縁体１０の周りの絶縁ガス中では更に横
に広がっている。

更に、１０％の等電位線も５０％の等電位線の低下の影
響で下っている。

このように、電気的には上部埋め金１４と絶縁体１０と
の接合部の最大電界強度が下がるので、従来の支持がい
しに比べて耐電圧特性を上げることができる。

更に１機械的には上部埋め金１４の厚さは直径が増えた
割合の２乗に逆比例して薄くできる。なぜならば、上部
埋め金１４と絶縁体１０との接合強度は。

上部埋め金１４と絶縁体ｌＯとの少なくとも底面を除く
接合面積に比例するからである。

だから、従来と同等の耐電圧特性の低い高さに減らした
ときには、高さの低減結果、支持がいしの機械的特性（
埋め余聞に印加した曲げ強度）が増すことになる。

このように、本発明の支持がいしでは、従来のがいしに
比べて高さを減らして電気的・機械的に強固になり、収
納機器や装置の外形を減らすことのできる絶縁ガス中で
使われる支持がいしを得ることができる。

第３図は本発明の支持がいしの他の実施例を示す。

第３図において、絶縁体１０は傾斜しており、その分だ
け上下の埋め金の軸心はずれている。

この場合には、例えば第４図のように、第１図のがいし
を中央に、第３図のがいしを左右に配置して、各がいし
で母線５を支持することにより、例えば第５図の母線５
を後壁の取付台で支持するときには、取付台を小形化で
きる利点がある。更に、これは第５図の上下の三相の断
路器４についても同様である。即ち、三相高圧交流の機
器・装置では必ずこの形があり、用途は広い。

〔発明の効果〕

以上、本発明の支持がいしによれば、絶縁ガス中に配設
された高圧充電部を支持する埋め金の径を接地電位側の
埋め金よりも大きくしたので、高さを減らすことができ
、収納機器や装置の外形も減らすことのできる支持がい
しを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の支持がいしの一実施例を示す部分断面
図、第２図は本発明の支持がいしの作用を示す説明図、
第３図は本発明の支持がいしの他の実施例を示す部分断
面図、第４図は第３図の支持がいしの作用を示す説明図
、第５図はこの種支持がいしの適用例を示す側面図、第
６図は従来の支持がいしの構成と作用を示す部分断面図
である。 ９・・・下部埋め金 １４・・・上部埋め金 １６・・・絶縁体 代理人　弁理士　則　近　憲　佑キ妄磨ｒ杵戸代理Ａチ
１゛理士第子九　健 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 両端に円板状の埋め金が埋め込まれ、エポキシ樹脂で成
   形されて絶縁ガス中に配設された高圧充電部を一側の埋
   め金で支持し、他側の埋め金で前記絶縁ガス中の接地電
   位の支持物に取付られた支持がいしにおいて、 前記一側の埋め金の直径を前記他側の埋め金の直径より
   も大としたことを特徴とする支持がいし。