JP3270130B2 - 真空遮断器 - Google Patents

真空遮断器

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JP3270130B2 JP22657292A JP22657292A JP3270130B2 JP 3270130 B2 JP3270130 B2 JP 3270130B2 JP 22657292 A JP22657292 A JP 22657292A JP 22657292 A JP22657292 A JP 22657292A JP 3270130 B2 JP3270130 B2 JP 3270130B2
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哲雄 吉田
順一 池田
勝 宮川
信男 正木
恭文 永田
恵二 和久
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    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • H01H2033/6665Details concerning the mounting or supporting of the individual vacuum bottles
    • HELECTRICITY
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばガス絶縁スイッ
チギヤに用いられる真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、遮断器や断路器等の電気機器を一
括して金属容器に収納し、SF6 ガスのような絶縁ガス
を密封して縮小化が図られたガス絶縁スイッチギヤが用
いられてきた。
【0003】このガス絶縁スイッチギヤの遮断器の一例
を図4に示す。図4において、三相分が横配置された真
空バルブ1を絶縁バリア2でそれぞれ固定し、相間や対
地間の絶縁を保っている。この構造は特公平 3-13692号
公報に示されているように、前面に開口部を設けた略同
軸円筒形の絶縁バリア2で真空バルブ1を固定し、上部
には引出し導体3、下部には同様の引出し導体4を設
け、それぞれ図示していない電気機器に接続されてい
る。下部の引出し導体4には、図示していないが、略中
央部に貫通穴を設け、この貫通穴内に例えばマルチバン
ドのような接触子を装着し、導体5を上下に移動させる
と共に引出し導体4との電気的接続を行っている。導体
5には絶縁ロ―ド6が連結され、図示していない操作機
構の操作力により上下に移動し、真空バルブ1の電極の
開路や断路を行っている。なお絶縁バリア2は、それぞ
れフレ―ム7に固定されている。
【0004】一方、真空バルブ1は一対の電極を有する
ものであるが、この電極を支えるために上下それぞれ真
空バルブ1の円筒に合せた円板状のフランジ8a,8b
があり、ガラス等の絶縁筒9との間で真空の封じ切りが
行われている。
【0005】このため、相間方向や図示していない盤壁
の対地間方向の絶縁は、絶縁バリア2を介したフランジ
8a,8b間、絶縁バリア2を介したフランジ8a,8
bと盤壁間となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、絶縁バリア
2を介したフランジ8a,8b間やフランジ8a,8b
と盤壁間の絶縁構造をみると、封入された絶縁ガスの比
誘電率が約1に対し、絶縁バリア2にエポキシ等の絶縁
材料が用いられるので比誘電率が4〜5と高くなる。こ
のため、フランジ8a,8b間やフランジ8a,8bと
盤壁間の電界強度は、絶縁バリア2の厚さ分だけガスキ
ャップが短くなり上昇する。つまりフランジ8a,8b
間等の電位は、比誘電率に反比例して分担されるので殆
んどの電位がガスキャップに加わり、それに伴ってフラ
ンジ8a,8bの電界強度が上昇する。
【0007】一般に気中絶縁では、絶縁バリア2の表面
にフランジ8a,8bと同極性の電荷が帯電され、フラ
ンジ8a,8bの電界強度を弱めて耐電圧特性を向上さ
せる効果がある。しかし、ガス絶縁におけるSF6 ガス
のような電気的負性気体では、破壊電圧が電界強度に強
く依存するため、絶縁バリア2にフランジ8a,8bと
同極性の負荷が帯電する前に絶縁破壊してしまう。これ
は、気中に比べてガス中の電子移動が桁違いに速く、絶
縁バリア2の帯電が一様でないために起きると考えられ
る。
【0008】従って、絶縁バリア2は真空バルブ1を固
定する機能を充分発揮できるが、絶縁的には等価的に絶
縁距離を短くして破壊電圧を低下させてしまう。このた
め、相間寸法や対地間の絶縁距離を大きくする必要があ
り、大形になる要因になっていた。本発明の目的は、機
械的強度を維持させると共に、破壊電圧を向上させるこ
とにより小形化を図った真空遮断器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、各相独立した絶縁枠を有する絶縁バリア
と、絶縁バリアの絶縁枠に収納して固定され、一対の電
極の接離により電路の開閉を行う真空バルブと、絶縁バ
リアに真空バルブの真空封じ切りをしたフランジ間及び
フランジ対地間の最短絶縁距離を結ぶ中心線上と交わる
箇所に開口部とを備え、開口部は絶縁バリアの電界強度
分布が最大電界強度の67%以上の領域に対して設けら
れたことを要旨とする。
【0010】
【作用】このような構成において、絶縁バリアの各相独
立した絶縁枠に、絶縁バリアの電界強度分布が最大電界
強度の67%以上の領域に対して設けられた開口部のよ
り、絶縁バリアによる電界強度の上昇を防止し、破壊電
圧を向上させることができる。
【0011】
【実施例】本発明による一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】図1は三相分が横配置された遮断器の遮断
部を示す断面図である。図1において、真空バルブ1を
それぞれ独立させて絶縁バリア2で支持固定して絶縁を
保っている。真空バルブ1は上下部に引出し導体3,4
を設けて他の電気機器に接続され、下部の引出し導体3
には上下に移動できる導体5が貫通されている。この導
体5には絶縁ロッド6が連結されており、図示しない操
作機構の操作力により真空バルブ1内の電極の遮断や投
入を行っている。また真空バルブ1は、上下に円板状の
フランジ8a,8bがあり、絶縁筒9で真空の封じ切り
がされている。これら全体を支持した絶縁バリア2はフ
レ―ム7に固定されていることは従来と同様である。
【0013】ここで、絶縁バリア2には、フランジ8
a,8bの先端間と、フランジ8a,8b先端が対向す
る図示しない盤壁間において、最短絶縁距離を結ぶ中心
軸線上と交わる個所に開口部10a,10bを設けている。
この開口部10a,10bは、真空バルブ1を支持固定して
いる絶縁バリア2の上下にそれぞれ単独で位置する構成
である。
【0014】これらの構成において、開口部10a,10b
の大きさと各部の電界強度の関係を調べた。図2は解析
に用いたモデル形状であり、フランジ8a,8bを模擬
した円形の電極11を対向させ、絶縁バリア12は電極間11
−11に2枚挿入し、各相の絶縁バリア2をそれぞれ模擬
した。また、絶縁バリア12の開口部13は電極間11−11の
先端を中心として対称に設け、この開口部13の大きさを
Wとした。尚このモデルにおいては、電極11は直径 116
mmで電極間11−11を34mmとし、絶縁バリア12の厚さが8
mm,絶縁バリア間12−12が2mmで、電極間11−11に等分
に配置させた。
【0015】この解析の一例を図3に示す。実線Aは絶
縁バリア12の表面の電界強度曲線,点線Bは電極11の先
端の電界強度曲線であり、横軸と平行に引いた一点鎖線
は絶縁バリア12がないときの電界強度である。この特性
曲線より、開口部13の大きさWを広げると電極11の電界
強度は絶縁バリア12なしの値に近づいていくことがわか
る。また、絶縁バリア12の表面の電界強度はWが75mmで
絶縁バリア12なしの値と同程度になり、W=75mm以上で
下回ることがわかる。電界強度曲線AとBは、開口部13
の大きさWが70mm付近で交差している。この交差する点
での電界強度は、絶縁バリア12の開口部13がないときの
最大電界強度を 100%とすると、67%の大きさである。
これは、絶縁バリア12の表面の電界強度分布のうち約70
%以上を有する領域に開口部13を設ければ、電極11と絶
縁バリア12の電界強度が同程度となり、最適な開口部13
の大きさと言える。なお開口部13を更に大きくすれば、
電界強度は低下して絶縁バリア12なしの値に近づいてい
くが、絶縁バリア12の機械的強度が低下する。開口部13
の大きさは機械的強度との兼合いで決める必要がある。
ここで、電極11と平板間の対地間を模擬した解析におい
ても、絶縁バリア12は一枚となるが、同様の電界強度の
特性となる。つまり、開口部13は、相間では二枚,対地
間では一枚の絶縁バリアに上下のフランジ8a,8bに
対向してそれぞれ独立して設けている。
【0016】このように機械的強度を大きく低下させる
ことなく開口部13を設けることで、絶縁バリア12の挿入
による電界強度の上昇を抑えられるので破壊電圧を向上
させることができる。特に、SF6 ガス中では破壊電圧
が最大電界強度に強く依存するので、効果は大きく相間
や対地間の絶縁距離の縮小化を図ることができ、これに
より真空遮断器全体の小形化が図れる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各相独立
して真空バルブを支える絶縁枠を有する絶縁バリアに、
真空バルブの真空を封じ切るフランジ対向して絶縁バリ
ア表面の電界強度が67%以上の略放射状の領域に開口
部を設けたことにより、機械強度を低下させることなく
電界強度の上昇を抑制して破壊電圧を向上させると共に
絶縁距離を縮小させて小形にすることができる真空遮断
器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空遮断器の要部拡大断面図。
【図2】本発明の真空遮断器を説明するための図。
【図3】[図2]の開口部13と電界強度との関係を示す
図。
【図4】従来の真空遮断器の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…真空バルブ、2…絶縁バリア、8a,8b…フラン
ジ、10a,10b…開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正木 信男 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 永田 恭文 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (72)発明者 和久 恵二 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (56)参考文献 特開 平5−62572(JP,A) 特開 昭63−200426(JP,A) 実開 昭62−71843(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各相独立した絶縁枠を有する絶縁バリア
    と、この絶縁バリアの絶縁枠に収納して固定され、一対
    の電極の接離により電路の開閉を行う真空バルブと、
    記絶縁バリアに前記真空バルブの真空封じ切りをしたフ
    ランジ間及びフランジ対地間の最短絶縁距離を結ぶ中心
    線上と交わる箇所に開口部とを備え、前記開口部は前記
    絶縁バリアの電界強度分布が最大電界強度の67%以上
    の領域に対して設けられたことを特徴とする真空遮断
    器。
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