JPH0244102Y2 - - Google Patents

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JPH0244102Y2
JPH0244102Y2 JP20110987U JP20110987U JPH0244102Y2 JP H0244102 Y2 JPH0244102 Y2 JP H0244102Y2 JP 20110987 U JP20110987 U JP 20110987U JP 20110987 U JP20110987 U JP 20110987U JP H0244102 Y2 JPH0244102 Y2 JP H0244102Y2
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JP
Japan
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annular recess
dust boot
outer periphery
insertion hole
fixed body
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JP20110987U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デイスクブレーキ装置のシリンダと
ピストン、摺動ピンとピン挿通孔あるいはドラム
ブレーキのホイルシリンダとピストン等の固定体
と可動体との間を被覆するブレーキ装置のダスト
ブーツに関する。
〔従来の技術〕
このダストブーツは、ゴム等の可撓性材で形成
され、外部から泥水やホコリ等が侵入するのを防
止するために設けられるもので、例えば、実公昭
61−11544号公報では、シリンダの環状孔の内周
面と、該環状孔に回動自在に設けられたピストン
摺動用のカム軸の外周面との間にダストブーツを
設け、該ダストブーツの外周側には前記環状孔を
囲むように、かつ前記シリンダの外表面にばね力
をもつて当接する環状リツプ部を形成し、該環状
リツプ部とシリンダとの間に環状密閉空間を形成
し、該環状空間には潤滑剤を封入してダストブー
ツのシール性と防錆性を向上させている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の構造の場合、ダストブーツが可
撓性材で形成されているので、ダストブーツ端部
が抜けるおそれがある。
そこで本考案は、シール性と防錆性を向上させ
るとともに、端部が抜けるおそれがないブレーキ
装置のダストブーツを提供することを目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、固定体に形成さ
れた挿通孔の外周と、該挿通孔にスライド可能に
挿入されて挿通孔より突出する可動体とに両端を
それぞれ嵌着して、固定体と可動体との間を被覆
するブレーキ装置のダストブーツにおいて、前記
固定体の挿通孔外周に環状凹部を刻設し、前記ダ
ストブーツの一端に該環状凹部に嵌着する厚肉の
シール部を設け、該シール部と蛇腹部とをつなぐ
連結部の外周に、潤滑剤充填空間を形成するとと
もに前記環状凹部の外側面に圧入されるリテーナ
をモードルし、さらに、前記環状凹部外周の固定
体端面に当接する環状リツプ部を設けたことを特
徴としている。
〔実施例〕
以下、本考案をデイスクブレーキ装置の摺動ピ
ンに適用した一実施例を図面に基づいて説明す
る。
デイスクブレーキ装置1は、デイスク2を狭ん
で対向配置される一対の摩耗パツド3,3を備え
たキヤリパ4を、摺動ピン5,5を車体に固設さ
れるブラケツト6にデイスク2の軸方向に移動可
能に支持している。
摺動ピン5,5は、キヤリパ4の支持腕4a,
4aにそれぞれ螺着され、ブラケツト6に形成さ
れた摺動ピン挿通孔6a,6aにそれぞれスライ
ド可能に挿通されており、該摺動ピン5,5と摺
動ピン挿通孔6a,6aとの間にはダストブーツ
7,7がそれぞれ装着されている。
ダストブーツ7は、一端7aを摺動ピン5の外
周に、他端7bを摺動ピン挿通孔6aの外側のブ
ラケツト2の端面に形成された環状凹部6bにそ
れぞれ嵌着し、摺動ピン5のスライド時には蛇腹
部7cを伸縮させる。
上記ダストブーツ7の他端7bには、第2図に
示されるように、前記環状凹部6bに嵌着される
厚肉のシール部7dが設けられ、該シール部7d
と蛇腹部7cとをつなぐ連結部7eの外周には、
連結部7eとの間に潤滑剤充填空間7fを形成す
るとともに前記環状凹部6bの外側面に圧入され
るリング状のリテーナ8がモードルされており、
さらに、リテーナ8の外周には、前記環状凹部6
b外周のブラケツト2の端面に当接する環状リツ
プ部7gが設けられている。
このように構成することにより、ダストブーツ
7の他端7b環状凹部6bに嵌着させると、をリ
テーナ8の先端8aがシール部7dに当接してシ
ール部7dを環状凹部6bの底部に押圧し、シー
ル部7dが環状凹部6bに密接に嵌着されるの
で、シール性が向上し、さらに、リテーナ8を環
状凹部6bに圧入させることにより、ダストブー
ツ7の他端7bを抜けにくくできる。
また、リテーナ8と連結部7eとの間の潤滑剤
充填空間7fに組付け時にグリスやシリコン油等
の潤滑剤を充填でき、これによつて、特に水の侵
入による錆発生を防止できる。
尚、上記実施例では摺動ピンに装着されるダス
トブーツで説明したが、本考案はこれに限らず、
例えば、シリンダとピストンのように相対移動す
る部材間に装着されるダストブーツに適用可能で
ある。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、固定体と可動体との間
を被覆するブレーキ装置のダストブーツにおい
て、前記固定体の挿通孔外周に環状凹部を刻設
し、前記ダストブーツの一端に該環状凹部に嵌着
する厚肉のシール部を設け、該シール部と蛇腹部
とをつなぐ連結部の外周に、潤滑剤充填空間を形
成するとともに前記環状凹部の外側面に圧入され
るリテーナをモードルし、さらに、前記環状凹部
外周の固定体端面に当接する環状リツプ部を設け
たので、シール部が環状凹部に密接に嵌着してシ
ール性を高め、また、リテーナが環状凹部に圧入
されるので抜けにくくなり、さらに、組付け時に
潤滑剤充填空間にグリスやシリコン油等の潤滑剤
を充填できるので、水の侵入による錆発生を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案をデイスクブレーキの摺動ピンに装
着されるダストブーツに適用した一実施例を示す
もので、第1図はデイスクブレーキの平面図、第
2図はダストブーツの端部の拡大断面図、第3図
はダストブーツの装着状態を示す拡大断面図であ
る。 1……デイスクブレーキ装置、2……デイス
ク、3……摩擦パツド、4……キヤリパ、5……
摺動ピン、6……ブラケツト、6a……摺動ピン
挿通孔、6b……環状凹部、7……ダストブー
ツ、7c……蛇腹部、7b……シール部、7e…
…連結部、7f……潤滑剤充填空間、7g……環
状リツプ部、8……リテーナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定体に形成された挿通孔の外周と、該挿通孔
    にスライド可能に挿入されて挿通孔より突出する
    可動体とに両端をそれぞれ嵌着して、固定体と可
    動体との間を被覆するブレーキ装置のダストブー
    ツにおいて、前記固定体の挿通孔外周に環状凹部
    を刻設し、前記ダストブーツの一端に該環状凹部
    に嵌着する厚肉のシール部を設け、該シール部と
    蛇腹部とをつなぐ連結部の外周に、潤滑剤充填空
    間を形成するとともに前記環状凹部の外側面に圧
    入されるリテーナをモールドし、さらに、前記環
    状凹部外周の固定体端面に当接する環状リツプ部
    を設けたことを特徴とするブレーキ装置のダスト
    ブーツ。
JP20110987U 1987-12-28 1987-12-28 Expired JPH0244102Y2 (ja)

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JP20110987U JPH0244102Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

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JPH01104444U JPH01104444U (ja) 1989-07-14
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JP4531289B2 (ja) * 2001-04-27 2010-08-25 曙ブレーキ工業株式会社 リングモールド型ダストブーツ、その製造方法及び成形型

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JPH01104444U (ja) 1989-07-14

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