JPH0243980Y2 - - Google Patents

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JPH0243980Y2
JPH0243980Y2 JP6020482U JP6020482U JPH0243980Y2 JP H0243980 Y2 JPH0243980 Y2 JP H0243980Y2 JP 6020482 U JP6020482 U JP 6020482U JP 6020482 U JP6020482 U JP 6020482U JP H0243980 Y2 JPH0243980 Y2 JP H0243980Y2
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JP
Japan
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locking plate
hole
boss
hollow shaft
core hole
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JP6020482U
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JPS58162956U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は扇形の錠止板を半回転させてその側縁
を受金の溝形部に嵌込むクレセント錠において、 錠止板のボスの高さを調節できるように構成
し、新規に又は破損品の取替え用としてサツシユ
に取付けたとき錠止板が受金に滑らかに嵌込むよ
うにしたのである。
図面の実施例において、1はクレセント錠の台
座で、中央部から短い円筒形の筒体2が突出し、
この筒体の両側をほぼ一杯に刳抜いてその両端の
細い段面に歯形縁3,3を設け、これに噛合う取
付片4,4の長手方向の長孔5にビス6を通して
サツシユSに螺合する。7は正方形の裏蓋で、中
心に通孔8をあけて筒体2の裏側に設けた凹みに
嵌め、その四隅から突出る突起9……をかしめて
筒体2の裏側に固定する。10は側縁11が立上
がる扇形の錠止板で、把手12をもつて半回転さ
せるとこの側縁が受金(図示なし)の溝形部へ嵌
込んで引違い戸を錠止する。
錠止板のボス13にその内面から円筒状の空所
14を刳抜き、錠止板のボス13を台座1と一体
の筒体2にかぶせ、空所14の内周面と筒体2の
外周面を嵌合せて錠止板10を回転自由に装着す
る。15は錠止板のボス13に連設した中空軸
で、第4,5図に示す如く把手12の反対側で肉
厚を厚くし、ボス13の端面に開口する断面正方
形の角孔16を穿つてその中心線を空所14の中
心線に揃え、裏蓋7に臨む奥端で角孔16の内径
を絞つてねじ孔17を切る。20は調節ねじで、
頭片21の表面に十字形の切込み22を切ると共
に内面に4本の浅い凹溝23を等分角に設け、中
空軸15に挿入してそのねじ孔17に螺合したの
ち下端のムク部の裏蓋の通孔8に嵌め、突出端に
ワツシヤ18を嵌めてかしめることにより抜止め
を施こし、この調節ねじにばね24を捲装して頭
片21の下面に添わせた正方形の係止片25と角
孔16の下端を突張らせる。係止片25は角孔1
6の入口近くを塞ぎ、等分角に設けた4本の突条
26を頭片の凹溝23に係合させ、この係合によ
り調節ねじ20の緩みを阻止する働きをなし、頭
片の切込み22にドライバーを入れて少し強くね
じると突条26と凹溝23の係合がはずれて調節
ねじ20を回すことができる。
第4,5,8図において、27は中空軸15の
奥端に取付けたワツシヤで、軸端の中心部の突座
28に嵌めてこれと一体の突片29,29をかし
め、このワツシヤを錠止板のボス13に連なる中
空軸15の奥端に固定する。30は台座1と一体
の筒体2の内周面に形成した雲珠文様形の大きな
芯孔で、半径が少し異なる大きな半径の円弧面3
1と中半径の円弧面32が相対し、大円弧面の両
側にかなり小さな半円形の膨らみ33,34が連
続し、中円弧面32の両端に角隅35,36があ
つてそれぞれ膨らみ33,34に連続する。37
は自動車のタイヤの断面に似た形状の開口付き環
状縁で、中空軸15の奥端に突座28を囲むよう
に形成し、開口部の両外側に角ばつた突部38,
39があり、この環状縁内に大きな半円と小さな
半円からなる卵形のリングばね40を納める。リ
ングばね40は大半円部の中央を切離して少し重
ね、小半円部を環状縁37の開口部から突出さ
せ、上記ワツシヤ27をかぶせて環状縁37から
はずれないようにする。ここに錠止板10が回転
するときリングばね40の突出部と環状縁37が
それぞれ芯孔の大円弧面31と中円弧面32を摺
擦し、リングばねが芯孔の膨らみ33,34のい
ずれかに入ると環状縁の突部38,39がそれぞ
れ芯孔の角隅35,36に当接し、これらの突部
と角隅により錠止板10の半回転を規制する。
本考案の一実施例は以上の構成からなり、破損
したクレセント錠と交換する際既設の取付孔に合
わせて取付片4,4を左右に動かして台座の歯形
縁3,3に噛合せ、ビス6,6を取付片の長孔
5,5の中で上下に動かして既設の取付孔に合わ
せ、このビスを取付孔にねじ込んで台座1をサツ
シユSに固定する。次に調節ねじの頭片21にド
ライバーを当てて調節ねじ20を回わし、これに
螺合するねじ孔17により錠止板のボス13と一
体の中空軸15を進退させ、錠止板の側縁11が
既設の受金の溝形部に滑らかにかつがたつくこと
なく嵌り込むように錠止板のボス13の高さを調
節する。このとき中空軸の角孔16を塞ぐ係止片
25の突状26が調節ボルトの頭片の凹溝23に
係合して調節ねじ20の緩みを阻止するので、一
旦錠止板のボス13の高さを調節するとむやみに
狂うことはない。
ところで従来のクレセント錠の多くは錠止板を
半回転位置に保持するためそのボスを角形に作つ
て2枚の板ばねで挾持しているが、このような構
成において錠止板のボスを動かすと、ボスの角形
部が板ばねからはずれるおそれがあり、一旦はず
れると再びボスの角形部を板ばねの間へ挾み込む
ことができないから、このクレセント錠は使用不
能となつてしまう。本実施例においては台座1と
一体の筒体2に雲珠文様形の芯孔30を形成し、
錠止板のボス13に連なる中空軸15の奥端に自
動車のタイヤの断面に似た形状の環状縁37を設
け、この環状縁内に卵形のリングばね40を納め
て中空軸に取付けたワツシヤ27をかぶせてお
り、錠止板のボス13は常にリングばね40を伴
つて進退するので従来品のようにばねのはずれに
よる使用不能の事態を生じない。
ここに実施例は開錠の状態を示すものであり、
このときリングばね40の突出部は芯孔の膨らみ
33に納まり、環状縁の突部38が芯孔の角隅3
5に当接して錠止板10を安定させている。今把
手12をもつて錠止板10を反時計方向に回わす
と環状縁37が芯孔の中円弧面32を摺擦し、リ
ングばね40は少し縮んで突出部が芯孔の大円弧
面31を摺擦する。錠止板が180゜近く回転すると
リングばね40の突出部が膨らみ34の入口に臨
み、ここでリングばねが復元してその突出部が膨
らみ34をすべりつ伸び、これの反動で錠止板1
0は反時計方向に強く回転する。この結果リング
ばね40の突出部が膨らみ34に納まると共に環
状縁の突部39が芯孔の角隅36に当接し、これ
により錠止板10は丁度180゜回転した位置で停止
して安定し、錠止板の側縁11が受金の溝形部へ
嵌り込んで錠止状態となる。この錠止状態から開
錠する場合は把手12をもつて錠止板10を時計
方向に回転させ、環状縁37とリングばね40は
上記と同じようにそれぞれ芯孔の大円弧面31と
中円弧面32を摺擦し、錠止板10が180゜回転し
たとき図示の状態に戻つて安定する。
以上は本考案の一実施例を説明したもので本考
案はこの実施例に限定されることなく考案の要旨
内において設計変更でき、例えば芯孔30を筒体
2の内周面の奥端部にだけ設けてもよく、角孔1
6及び係止片25を6角形や8角形に作つてもよ
い。又実施例は破損したクレセント錠の取替え用
であるから、台座1の両側部をほぼ一杯に刳抜い
てその両端の細い段面に歯形縁3,3を設け、こ
れに噛合う取付片4,4に長孔5をあけてビス6
を通したが、これらの構成は本考案の要旨には関
係がなく、新規に取付けるクレセント錠において
は台座1の両側部に取付孔をあけるだけでよい。
本考案においては錠止板のボスに刳抜いた円筒
状の空所に台座の筒体を嵌合して錠止板を回転自
由に装着し、錠止板のボスに連設した中空軸に角
孔を穿つと共にその奥端にねじ孔を切り、これに
螺合する調節ねじのムク部を筒体の裏蓋に挿通し
て抜止めを施こし、筒体の内周面に相対する大、
中の円弧面と2つの膨らみ及び2つの角隅からな
る芯孔を形成し、中空軸の奥端に自動車のタイヤ
の断面に似た形状の開口付き環状縁を設け、この
環状縁内に1個所を切離した卵形のリングばねを
納めて中空軸に取付けたワツシヤをかぶせ、錠止
時及び開錠時にリングばねの突出部が芯孔の膨ら
みに納まつて環状縁の突部を芯孔の角隅に当接さ
せるように構成しており、錠止板のボスの高さを
可変としたクレセント錠において、錠止板のボス
と一体の中空軸自体に錠止板の安定ばねを取付け
たから安定ばねのはずれによる使用不能が皆無と
なり、従つてクレセント錠を新規に又は破損品の
取替え用としてサツシユに取付けたとき、錠止板
が受金に滑らかに嵌り込むように簡単に調節でき
るので、クレセント錠の取付けを省力化しうる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は実施例の正面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図は実施例の背面図、第4図は実施例の
要部を拡大した断面図、第5図は第4図のB−B
断面図、第6図は調節ねじの正面図、第7図は係
止片の平面図、第8図は錠止板のボスの端面図で
ある。 なお、1は台座、2は筒体、7は裏蓋、10は
錠止板、13はそのボス、15は中空軸、16は
角孔、17はばね、20は調節ねじ、27はワツ
シヤ、30は芯孔、31は大円弧面、32は中円
弧面、33と34は膨らみ、35と36は角隅、
37は環状縁、38と39は突部、40はリング
ばねである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠止板のボスに刳抜いた円筒状の空所に台座の
    筒体を嵌合して錠止板を回転自在に装着し、錠止
    板のボスに連設した中空軸に角孔を穿つと共にそ
    の奥端にねじ孔を切り、これに螺合する調節ねじ
    のムク部を台座の筒体の裏蓋に挿通して抜止めを
    施こし、この筒体の内周面に相対する大、中の円
    弧面と2つの膨らみ及び2つの角隅からなる芯孔
    を形成し、中空軸の奥端に自動車のタイヤの断面
    に似た形状の開口付き環状縁を設け、この環状縁
    内に1個所を切離した卵形のリングばねを納めて
    中空軸に取付けたワツシヤをかぶせ、錠止時及び
    開錠時にリングばねの突出部が芯孔の膨らみに納
    まつて環状縁の突部を芯孔の角隅に当接させるよ
    うに構成したことを特徴とするクレセント錠。
JP6020482U 1982-04-24 1982-04-24 クレセント錠 Granted JPS58162956U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020482U JPS58162956U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 クレセント錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020482U JPS58162956U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 クレセント錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58162956U JPS58162956U (ja) 1983-10-29
JPH0243980Y2 true JPH0243980Y2 (ja) 1990-11-21

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ID=30070464

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JP6020482U Granted JPS58162956U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 クレセント錠

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JP (1) JPS58162956U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2512400Y2 (ja) * 1992-04-27 1996-10-02 有限会社鈴商トレーディング クレセントの取付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58162956U (ja) 1983-10-29

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