JPH0243033B2 - - Google Patents

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JPH0243033B2
JPH0243033B2 JP59213124A JP21312484A JPH0243033B2 JP H0243033 B2 JPH0243033 B2 JP H0243033B2 JP 59213124 A JP59213124 A JP 59213124A JP 21312484 A JP21312484 A JP 21312484A JP H0243033 B2 JPH0243033 B2 JP H0243033B2
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pump
cylinders
piston
pump cylinder
discharge
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本発明は、一対のポンプシリンダに一対の駆動
用油圧シリンダが同心に連設され、その連設され
た両シリンダ間の隔壁を油密的にかつ変位自在に
貫通して該両シリンダ内にピストン棒がそれぞれ
収容され、各ピストン棒の一端には駆動用油圧シ
リンダ内をポンプシリンダ側の先部室およびそれ
とは反対側の後部室にそれぞれ仕切る駆動ピスト
ンがそれぞれ固定され、各ピストン棒の他端には
ポンプシリンダ内を摺動するポンプピストンがそ
れぞれ固定され、各ポンプシリンダにはピストン
棒の動作に応じて開閉される吸引口および吐出口
がそれぞれ設けられる流動体圧送用ピストンポン
プの作動制御装置。
(2) 従来の技術 従来、かかる流動体圧送用ピストンポンプで
は、一方の駆動ピストンがその油圧シリンダの一
端に達したことを検出して、両ピストン棒の変位
を一時停止し、その間に両ピストンシリンダに設
けた吐出口および吸引口の開閉態様を切換えて、
両ピストンシリンダから流動体たとえばコンクリ
ートが交互に吐出されるようにしている。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記従来の制御によれば、次の(イ),(ロ)の問題が
生じる。
(イ) 既に移送管内に圧送されたコンクリートなど
の流動体は、流動している途中で一時停止し、
その後再び流動することを繰返すことになるの
で、流動体の流れが逆流して脈動し、これによ
り移送管が振動する。そのためコンクリート圧
送用ピストンポンプでは床に設置した配筋を乱
すことがある。さらに流動体が一時停止した後
に再び流動を開始するときには、大きなサージ
圧が発生し、これが騒音を誘起するという問題
がある。
(ロ) 流動体が流動性の劣るコンクリートのような
ものであるときには、ポンプピストンの後退時
にポンプシリンダ内にその吸引容積を100%満
すコンクリートが吸引されることは不可能であ
り、空気を同時に吸込むことが多い。そのた
め、吸引したコンクリートを圧送すべく吐出口
を開いてポンプシリンダを吐出管に連通させる
と、吐出管内に既に圧送されているコンクリー
トの重圧により、ポンプシリンダ内の空気を圧
縮して吐出管内のコンクリートがポンプシリン
ダ内に逆流し、圧送効率が劣化する。しかも逆
流してくるコンクリートをポンプピストンによ
り圧送しなければならないので、サージ圧が非
常に発生し易くなる。
このような従来の欠点を解消すべく、本出願
人は、先に、一方のポンプシリンダで吐出動作
が行なわれている途中に、他方のポンプシリン
ダでは吸引した生コンクリートの加圧動作を開
始させ、一方のポンプシリンダの吐出動作が終
了する頃に他方のポンプシリンダの吐出口を開
放するようにした制御装置を提案している。こ
のような制御によれば、生コンクリートの吐出
が連続的となり、しかもポンプシリンダ内に吸
引される生コンクリートは充分加圧された状態
で圧送される。したがつて、脈動の発生が極力
防止され、移送管の振動およびサージ圧の発生
が抑えられるとともに、逆流の発生が防止され
て圧送効率が向上する。
ところが、ホツパから一方のポンプシリンダ
内に生コンクリートを吸入するときのサクシヨ
ン効率が悪いと、加圧過程での時間が長くな
り、一方のポンプシリンダの加圧過程が終了し
ていないのに、他方のポンプシリンダでは吐出
過程を終了してしまうことがある。このような
事態が生じると、生コンクリートの吐出が途切
れてしまい、脈動が生じることになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、常にコンスタントに流動体を吐出し得るよう
にした流動体圧送用ピストンポンプの作動制御装
置を提供することを目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明装置は、両駆動用油圧シリンダの先部室
および後部室に作動油を供給すべく一対のポンプ
シリンダに一対の駆動用油圧シリンダが同心に連
設され、その連設された両シリンダ間の隔壁を油
密的にかつ変位自在に貫通して該両シリンダ内に
ピストン棒がそれぞれ収容され、各ピストン棒の
一端には駆動用油圧シリンダ内をポンプシリンダ
側の先部室およびそれとは反対側の後部室にそれ
ぞれ仕切る駆動ピストンがそれぞれ固定され、各
ピストン棒の他端にはポンプシリンダ内を摺動す
るポンプピストンがそれぞれ固定され、各ポンプ
シリンダ、にはピストン棒の動作に応じて開閉さ
れる吸引口および吐出口がそれぞれ設けられ、一
方のポンプシリンダの吸引口を開き且つ吐出口を
閉じた状態で一方の駆動ピストンを後退させる吸
入過程と、一方のポンプシリンダの吐出口を少な
くとも閉じた状態で一方の駆動ピストンを前進さ
せる加圧過程とが、他方のポンプシリンダの吸引
口を閉じ且つ吐出口を開いた状態で他方の駆動ピ
ストンを前進させる吐出過程と並行して行なわれ
るようにした、流動体圧送用ピストンポンプの作
動制御装置において、両駆動用油圧シリンダに対
応して配設され、前記先部室および後部室に作動
油を選択的に供給して駆動ピストンを前後進させ
る一対の両方向可変容量式油圧ポンプと;両駆動
用油圧シリンダの後部側にそれぞれ設けられ駆動
ピストンのポンプシリンダから離反する方向の後
退動作を検知する一対の後退動作検知器と;該後
退動作検知器よりもポンプシリンダ側で両駆動用
油圧シリンダにそれぞれ設けられ、前記駆動ピス
トンの前進動作を検知する一対の前進動作検知器
と;前記後部室にそれぞれ設けられ、前記駆動ピ
ストンの背圧が一定値以上となることを検知する
反転動作検知器と;一方の反転動作検知器および
他方の前進動作検知器が両方とも検知動作した時
が一方のポンプシリンダの吐出過程および他方の
ポンプシリンダの吸入過程の各始期になると共
に、後退動作検知器の検知動作時が対応するポン
プシリンダの吸入過程の終期に、反転動作検知器
の検知動作時が同ポンプシリンダの加圧過程の終
期に、また前進動作検知器の検知動作時が同ポン
プシリンダの吐出過程の終期にそれぞれなるよう
に、前記油圧ポンプの作動と、前記吸引口および
吐出口の開閉とを制御し、さらに一方のポンプシ
リンダの吸入および加圧過程の時間と、他方のポ
ンプシリンダの吐出過程の時間との差を設定値内
とすべく前記両油圧ポンプの吐出量を制御するよ
うに構成された制御手段と;を含む。
(2) 作用 一方のポンプシリンダの吐出過程が終了する前
に他方のポンプシリンダでは加圧過程が開始さ
れ、しかも一方のポンプシリンダの吸入および加
圧過程の時間と、他方のポンプシリンダの吐出過
程の時間との差が設定値以内となるように制御さ
れる。このため、両ポンプシリンダからは流動体
が途切れることなく連続的に吐出される。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、流動体たとえば
生コンクリートを圧送するための流動体圧送用ピ
ストンポンプ1は一対の第1および第2ポンプシ
リンダ2a,2bに、一対の第1および第2駆動
用油圧シリンダ3a,3bが同心に連設され、両
シリンダ2a,3a,2b,3b間の隔壁4a,
4bを油密にかつ変位自在に貫通して両シリンダ
2a,3a,2b,3b内に第1および第2ピス
トン棒5a,5bがそれぞれ収容され、各ピスト
ン棒5a,5bの一端には第1および第2駆動用
油圧シリンダ3a,3b内を第1および第2ポン
プシリンダ2a,2b側の先部室6a,6bおよ
びそれとは反対側の後部室7a,7bにそれぞれ
仕切る第1および第2駆動ピストン8a,8bが
それぞれ固定され、各ピストン棒5a,5bの他
端には第1および第2ポンプシリンダ2a,2b
内を摺動する第1および第2ポンプピストン9
a,9bがそれぞれ固定され、各ポンプシリンダ
2a,2bには第1および第2吸引口10a,1
0b、ならびに第1および第2吐出口11a,1
1bがそれぞれ設けられて成る。
第1および第2ポンプシリンダ2a,2bなら
びに第1および第2駆動用油圧シリンダ3a,3
bに附属する部分は同様に構成されており、これ
以後、第1ポンプシリンダ2aおよび第1駆動用
油圧シリンダ3aに対応する部分の構成について
添字aを付して説明するが、第2ポンプシリンダ
2bおよび第2駆動用油圧シリンダ3bに対応す
る部分の構成についても同様であり、図面上に添
字bを付した同一参照符号を示すのみで、詳細な
説明を省略する。なお添字a,bが付されていな
いものは、両者に共通のものである。
両ポンプシリンダ2a,2bの各吸引口10
a,10bに対応して共通のホツパ12が設けら
れおり、両吸引口10a,10bを交互に閉じる
べく吸入切換弁13が設けられる。また両ポンプ
シリンダ2a,2bの各吐出口11a,11bに
対応して共通の吐出管14が設けられており、前
記両吐出口11a,11bを開閉すべく吸送切換
弁15a,15bが設けられる。しかもこれらの
吸送切換弁15a,15bは、第1および第2吐
出口11a,11bを開放するときには、第1お
よび第2吸引口10a,10bを閉じるように構
成される。
第1駆動用油圧シリンダ3aの先部室6aおよ
び後部室7aに作動油を供給して第1ピストン棒
5aを駆動すべく第1油圧ポンプ16aが配設さ
れる。この第1油圧ポンプ16aは斜板式両方向
可変容量ポンプであり、その両吐出口が作動油路
17a,18aを介して先部室6aおよび後部室
7aにそれぞれ接続される。
第1駆動用油圧シリンダ3aにおける後部室7
aの端壁寄りには、リミツトスイツチなどの後退
動作検知器19aが設けられる。この後退動作検
知器19aは、第1駆動ピストン8aの後退動
作、すなわち第1駆動ピストン8aが第1ポンプ
シリンダ2aから離反して該検知器19aに達し
たことを検知して検知信号を出力する。
また第1駆動用油圧シリンダ3aには、前記後
退動作検知器19aよりも前方側、すなわち第1
ポンプシリンダ2a寄りの位置にリミツトスイツ
チなどの前進動作検知器20aが設けられる。こ
の前進動作検知器20aは、第1駆動ピストン8
aが前進して前進動作検知器20aまで達したこ
とを検出し、検知信号を出力する。
さらに第1駆動用油圧シリンダ3aにおいて後
部室7aに臨む端壁には、圧力スイツチなどの反
転動作検知器21aが設けられる。この反転動作
検知器21aは第1駆動ピストン8aの背圧すな
わち後部室7aの油圧が設定値以上となつたとき
に検知信号を出力するものであり、第1駆動ピス
トン8aが限界まで後退して一旦停止し、次いで
前進動作に移つて第1ポンプシリンダ2a内の生
コンクリートを所定値まで加圧したことを検出す
る。
第1および第2駆動用油圧シリンダ3a,3b
の後退動作検知器19a,19b、前進動作検知
器20a,20bおよび反転動作検知器21a,
21bの検知信号の入力に基づいて、制御手段2
3は、第1および第2油圧ポンプ16a,16b
の斜板を駆動する第1および第2サーボモータ2
2a,22bを制御するとともに、吸入切換弁1
3および吸送切換弁15a,15bの作動を制御
する。
すなわち、制御手段23は、一方の後退動作検
知器19aの検知信号に応じて第1ポンプシリン
ダ2aの第1吸引口10aおよび第1吐出口11
aをともに閉じさせるとともに第1駆動用油圧シ
リンダ3aの後部室7aに作動油を流入させるべ
くサーボモータ22aを駆動し、さらに一方の反
転動作検知器21aおよび他方の前進作動検知器
20bの両検知信号により第2駆動用油圧シリン
ダ3bの先部室6b内に作動油を流入させるべく
サーボモータ22bを駆動する。また上述と逆の
動作も制御手段23によつて制御される。
また制御手段23は、第1ポンプシリンダ2a
における吐出過程の時間T1と、第2ポンプシリ
ンダ2bにおける吸入および加圧過程の時間T2
とを計測し、その時間差(T1−T2)が設定値
たとえば0.5秒以内となるように、第1および第
2油圧ポンプ16a,16bの吐出容量を制御す
る機能をも具有する。すなわち、反転動作検知器
21aで第1駆動ピストン8aを検知しかつ前進
動作検知器20bで第2駆動ピストン8bを検知
したときが、第1ポンプシリンダ2aの吐出過程
始期であつて第2ポンプシリンダ2bの吸入過程
始期であり、前進動作検知器20aで第1駆動ピ
ストン8aを検知したときが第1ポンプシリンダ
2aの吐出過程終期、また反転動作検知器21b
で第2駆動ピストン8bを検知したときが第2ポ
ンプシリンダ2bの加圧過程終期であり、これら
により上記時間T1,T2がそれぞれ計測される
とともに比較されて、その結果に基づいて次の吐
出サイクルにおける駆動ピストン8a,8bの作
動速度、従つて油圧ポンプ16a,16bの作動
油供給量が決められる。
例えば或る吐出サイクルにおいて、第1ポンプ
シリンダ2aにおける吐出過程の時間T1が第2
ポンプシリンダ2bにおける吸入および加圧過程
の時間T2よりも0.5秒以上長くなつた時には、
次の吐出サイクルからは第1駆動ピストン8aの
前進速度を早くすべく、第1駆動用油圧シリンダ
3aの後部室7aへの第1油圧ポンプ16aから
の作動油供給量が増大される。またこれとは逆
に、第1ポンプシリンダ2aの吐出過程の時間T
1が、第2ポンプシリンダ2bの吸入および加圧
過程の時間T2よりも短くなつた時には、次の吐
出サイクルからは第1駆動用油圧シリンダ2aの
後部室7aへの第1油圧ポンプ16aからの作動
油供給量を減少して第1駆動ピストン8aの前進
速度が遅くされる。
また第2ポンプシリンダ2bの吐出時間T1、
並びに第1ポンプシリンダ2aの吸入および加圧
時間T2についても上記と同様に比較され、その
時間差(T1−T2)が0.5秒以下となるように
第2油圧ポンプ16bの吐出量がフイードバツク
制御される。
上記時間T1,T2として吸入切換弁13およ
び吸送切換弁15a,15bの作動時間を含むよ
うにしてもよく、それらの作動時間は一定である
ので、時間差(T1−T2)は変化しない。
次にこの実施例の作用について第2図a〜fを
参照しながら説明する。
先ず第2図aにおいて、第1ポンプシリンダ2
aは吐出過程にあり、第1駆動ピストン8aが反
転動作検知器21aで検知されたときから吐出過
程の時間T1が計測される。このとき第1吸引口
10aは吸入切換弁13および吸送切換弁15a
で閉じられており、第1吐出口11aは開放され
ている。一方、第2ポンプシリンダ2bは吸入過
程にあり、第2駆動ピストン8bが前進動作検知
器20bで検知されたときから吸入および加圧過
程の時間T2の計測が開始される。このとき第2
吸引口10bは開放しており、第2吐出口11b
は吸送切換弁15bで閉じられている。したがつ
て第1ポンプピストン9aの前進動作により第1
ポンプシリンダ2a内の生コンクリートが吐出管
14から吐出され、第2ポンプシリンダ2b内に
は第2ポンプピストン9bの後退動作によりホツ
パ12から生コンクリートが吸入される。
第2図bにおいて、第1ポンプシリンダ2aは
吐出過程の途中にあり、第2ポンプシリンダ2b
は吸入過程の終りにあつて第2駆動ピストン8b
が後退動作検知器19bで検知される。これによ
り、第2油圧ポンプ16bの作動が一旦停止され
るとともに、吸入切換弁13が第2吸引口10a
を閉じるように制御され、その後第2油圧ポンプ
16bは第2駆動用油圧シリンダ3bの後部室7
bに作動油を供給するように制御される。これに
より第2駆動ピストン8bは反転して前進し、第
2ポンプシリンダ2bでは加圧過程が開始され
る。
第2図cにおいて、第2駆動ピストン8bの前
進動作により第2ポンプシリンダ2b内は第2ポ
ンプピストン9bで加圧される。その第2ポンプ
シリンダ2b内の圧力すなわち第2駆動ピストン
8bの背圧が設定値たとえば40Kg/cm2に達したと
きに反転動作検知器21bが検知信号を出力し、
第2油圧ポンプ16bの作動が一旦停止されると
ともに吸送切換弁15bが第2吸入口10bを閉
じるように制御される。これにより第2ポンプシ
リンダ2bの加圧過程が終了し、時間T2の計測
が終了する。一方、第1ポンプシリンダ2aにお
いては吐出過程を継続中である。
第2図dにおいて、第1駆動ピストン8aが前
進動作検知器20aで検知されると、第1油圧ポ
ンプ16aの作動が停止され、吸送切換弁15a
は第1吐出口11aを閉じるように制御され、こ
れによつて時間T1の計測が終了する。また第2
油圧シリンダ16bは第2駆動用油圧シリンダ3
bの後部室7bに作動油を供給すべく制御され、
第2駆動ピストン8bが前進動作を開始し、第2
ポンプシリンダ2bでは吐出過程が開始され、時
間T1の計測が開始される。
第2図eにおいて、第1駆動用油圧シリンダ3
aでは先部室6aに作動油が供給されて吸入過程
が開始されるとともに時間T2の計測が開始され
る。第1駆動ピストン8aが後退動作検知器19
aで検知されると、第1油圧ポンプ16aの作動
が一旦停止されるとともに吸入切換弁13が第1
吸入口10aを閉じるように制御され、さらに第
1油圧ポンプ16aは第1駆動用油圧シリンダ3
aの後部室7aに作動油を供給するように制御さ
れる。これにより、第1ポンプシリンダ2aは吸
入過程から加圧過程へと移行し、第2ポンプシリ
ンダ2bは吐出過程を継続している。
第2図fにおいて、第1ポンプシリンダ2aの
加圧過程が終了したことを反転動作検知器21a
で検知したときに、第1油圧ポンプ16aの作動
が停止されるとともに、吸送切換弁15aは第1
吸入口10aを閉じるように制御され、時間T2
の計測が終了する。また第2駆動ピストン8bが
前進動作検知器20bで検知されると、第2ポン
プシリンダ2bの吐出過程が終了し、吸送切換弁
15bは第2吐出口11bを閉じるように制御さ
れ、時間T1の計測が終了する。
このような第2図a〜fの動作を繰返すことに
より、生コンクリートが連続的に吐出される。と
ころが両ポンプシリンダ2a,2b内への生コン
クリートのサクシヨン効率が悪いと、加圧過程の
時間が比較的長くなり、一方が吐出過程を終了し
ているのにも拘らず、他方が加圧過程の途中にあ
るような事態が生じる。このような状態になると
吐出管14からの吐出が途切れることになる。し
かるに制御手段23では時間差(T1−T2)を
計測しており、その時間差(T1−T2)がたと
えば0.5秒以内となるように第1および第2油圧
ポンプ16a,16bの後部室7a,7bへの作
動油供給量を制御して、吐出過程の時間を延長あ
るいは短縮するようにフイードバツク制御してい
る。したがつて、常に吐出過程は加圧過程終了後
0.5秒以内に終了することになり、吐出管14か
らの連続的な吐出が行なわれる。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、一方のポンプシ
リンダで吐出作用を終了する頃に他方のポンプシ
リンダでは加圧作用を行なうので、流体の吐出が
連続的に行なわれるようになり、脈動の発生が極
力防止され、移送管の振動およびサージ圧の発生
が抑えられ、その結果、騒音の発生が抑えられ
る。また加圧状態で流動体の吐出が行なわれるの
で、逆流の発生が防止され、圧送効率を向上させ
ることができるとともにサージ圧の発生を防止す
ることができる。
しかも一方のポンプシリンダの吐出過程の時間
と他方のポンプシリンダの吸入および加圧過程の
時間との差が設定値内となるように制御されるの
で、圧送すべき流動体の組成の違い等に起因し
て、流動体がポンプシリンダ内に吸入される際の
サクシヨン効率に差違が生じても、一方のポンプ
シリンダの吐出過程の終期と他方のポンプシリン
ダの加圧過程の終期とが大きくずれるようなこと
はなく、従つて上記サクシヨン効率が悪いような
運転条件下でも、一方の吐出過程が他方の加圧過
程終了前に終了する虞れはなくなり、流動体の連
続吐出を常に確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり第1
図は全体概略図、第2図a〜fは動作状態を順次
示す概略説明図である。 1…流動体圧送用ピストンポンプ、2a,2b
…ポンプシリンダ、3a,3b…駆動用油圧シリ
ンダ、4a,4b…隔壁、5a,5b…ピストン
棒、6a,6b…先部室、7a,7b…後部室、
8a,8b…駆動ピストン、9a,9b…ポンプ
ピストン、10a,10b…吸引口、11a,1
1b…吐出口、16a,16b…油圧ポンプ、1
9a,19b…後退動作検知器、20a,20b
…前進動作検知器、21a,21b…反転動作検
知器、23…制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一対のポンプシリンダ2a,2bに一対の駆
    動用油圧シリンダ3a,3bが同心に連設され、
    その連設された両シリンダ2a,3a,2b,3
    b間の隔壁4a,4bを油密的にかつ変位自在に
    貫通して該両シリンダ2a,3a,2b,3b内
    にピストン棒5a,5bがそれぞれ収容され、各
    ピストン棒5a,5bの一端には駆動用油圧シリ
    ンダ3a,3b内をポンプシリンダ2a,2b側
    の先部室6a,6bおよびそれとは反対側の後部
    室7a,7bにそれぞれ仕切る駆動ピストン8
    a,8bがそれぞれ固定され、各ピストン棒5
    a,5bの他端にはポンプシリンダ2a,2b内
    を摺動するポンプピストン9a,9bがそれぞれ
    固定され、各ポンプシリンダ2a,2bにはピス
    トン棒5a,5bの動作に応じて開閉される吸引
    口10a,10bおよび吐出口11a,11bが
    それぞれ設けられ、一方のポンプシリンダ2a,
    2bの吸引口10a:10bを開き且つ吐出口1
    1a,11bを閉じた状態で一方の駆動ピストン
    8a,8bを後退させる吸入過程と、一方のポン
    プシリンダ2a,2bの吐出口11a,11bを
    少なくとも閉じた状態で一方の駆動ピストン8
    a,8bを前進させる加圧過程とが、他方のポン
    プシリンダ2b,2aの吸引口10b,10aを
    閉じ且つ吐出口11b,11aを開いた状態で他
    方の駆動ピストン8b,8aを前進させる吐出過
    程と並行して行なわれるようにした、流動体圧送
    用ピストンポンプの作動制御装置において、両駆
    動用油圧シリンダ3a,3bに対応して配設さ
    れ、前記先部室6a,6bおよび後部室7a,7
    bに作動油を選択的に供給して駆動ピストン8
    a,8bを前後進させる一対の両方向可変容量式
    油圧ポンプ16a,16bと,両駆動用油圧シリ
    ンダ3a,3bの後部側にそれぞれ設けられ、駆
    動ピストン8a,8bのポンプシリンダ2a,2
    bから離反する方向の後退動作を検知する一対の
    後退動作検知器19a,19bと,該後退動作検
    知器19a,19bよりもポンプシリンダ2a,
    2b側で両駆動用油圧シリンダ3a,3bにそれ
    ぞれ設けられ、前記駆動ピストン8a,8bの前
    進動作を検知する一対の前進動作検知器20a,
    20bと,前記後部側にそれぞれ設けられ、前記
    駆動ピストン8a,8bの背圧が一定値以上とな
    ることを検知する反転動作検知器21a,21b
    と,一方の反転動作検知器21a,21bおよび
    他方の前進動作検知器20b,20aが両方とも
    検知動作した時が一方のポンプシリンダ2a,2
    bの吐出過程および他方のポンプシリンダ2b,
    2aの吸入過程の各始期になると共に、後退動作
    検知器19a,19bの検知動作時がその検知器
    19a,19bと対応するポンプシリンダ2a,
    2bの吸入過程の終期に、反転動作検知器21
    a,21bの検知動作時が同ポンプシリンダ2
    a,2bの加圧過程の終期に、また前進動作検知
    器20a,20bの検知動作時が同ポンプシリン
    ダ2a,2bの吐出過程の終期にそれぞれなるよ
    うに、前記油圧ポンプ16a,16bの作動と、
    前記吸引口10a,10bおよび吐出口11a,
    11bの開閉とを制御し、さらに一方のポンプシ
    リンダ2a,2bの吸入および加圧過程の時間T
    2と、他方のポンプシリンダ2b,2aの吐出過
    程の時間T1との差を設定値内とすべく前記両油
    圧ポンプ16a,16bの吐出量を制御するよう
    に構成された制御手段23と;を含むことを特徴
    とする、流動体圧送用ピストンポンプの作動制御
    装置。
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