JPH0125897B2 - - Google Patents

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JPH0125897B2
JPH0125897B2 JP58082401A JP8240183A JPH0125897B2 JP H0125897 B2 JPH0125897 B2 JP H0125897B2 JP 58082401 A JP58082401 A JP 58082401A JP 8240183 A JP8240183 A JP 8240183A JP H0125897 B2 JPH0125897 B2 JP H0125897B2
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JP
Japan
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piston
pump
hydraulic
driving
valve
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Application number
JP58082401A
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English (en)
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JPS59208177A (ja
Inventor
Yoshihiro Tokunaga
Katsushi Tanaka
Yasushi Yamashita
Hitoshi Warashina
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP58082401A priority Critical patent/JPS59208177A/ja
Publication of JPS59208177A publication Critical patent/JPS59208177A/ja
Publication of JPH0125897B2 publication Critical patent/JPH0125897B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B15/00Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts
    • F04B15/02Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts the fluids being viscous or non-homogeneous

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えばコンクリート等の流動体を圧
送するためのピストンポンプ、特に互いに並設さ
れる第1、第2ポンプシリンダの後部に第1、第
2駆動用油圧シリンダが隔壁を挟んでそれぞれ同
心に連設され、該隔壁を油密的にかつ変位自在に
貫通する第1、第2ピストン棒の後端には、第
1、第2駆動用油圧シリンダ内にそれぞれ摺合さ
れる第1、第2駆動ピストンが、また同第1、第
2ピストン棒の両端には、第1、第2ポンプシリ
ンダ内にそれぞれ摺合される第1、第2ポンプピ
ストンがそれぞれ連結され、さらに第1、第2ポ
ンプシリンダには、ホツパに連なる第1、第2吸
引口と、共通の吐出管に連なる第1、第2吐出口
とが開口され、第1、第2吸引口にはそこを開閉
し得る第1、第2吸引弁が、また第1、第2吐出
口にはそこを開閉し得る第1、第2吐出弁がそれ
ぞれ設けられてなる流動体圧送用ピストンポンプ
の作動制御方法に関する。
従来、かかる流動体圧送用ピストンポンプで
は、一方の駆動ピストンがその油圧シリンダの一
端に達したことを検出して、両ピストン棒の変位
を一時停止し、その間に第1、第2吐出弁および
第1、第2吸引弁の開閉態様を切換えて、両ポン
プシリンダから流動体たえばコンクリートが交互
に吐出されるようにしている。ところがこのよう
な制御によれば、次の(イ),(ロ)の問題が生じる。
(イ) 既に吐出管内に圧送されたコンクリートなど
の流動体は、流動している途中で一時停止し、
その後再び流動することを繰り返すことになる
ので、流動体の流れに脈動が生じ、これにより
吐出管が振動する。そのためコンクリート圧送
用ピストンポンプでは床に設置した配筋を乱す
ことがある。さらに流動体が一時停止した後に
再び流動を開始するときには、大きなサージ圧
が発生し、これが騒音を誘起するという問題が
ある。
(ロ) 流動体が流動性の劣るコンクリートのような
ものであるときには、ポンプピストンの後退過
程でポンプシリンダ内にその吸引容積を100%
満たすコンクリートが吸引されることは不可能
であり、空気を同時に吸込むことが多い。その
ため、吸引したコンクリートを圧送すべく吐出
口を開いてポンプシリンダを吐出管に連通させ
ると、吐出管内に既に圧送されているコンクリ
ートの重圧により、ポンプシリンダ内の空気を
圧縮するようにして吐出管内のコンクリートが
ポンプシリンダ内に逆流し、圧送効率が低下す
る。しかもその逆流してくるコンクリートをポ
ンプピストンにより圧送しなければならないの
で、サージ圧が非常に発生し易くなる。
本発明は、このような従来の欠点を解消すべく
なされたものであり、吐出管内でのサージ圧の発
生を防止して吐出管の振動を防止するとともに騒
音の発生を抑制し、さらに圧送光率を向上させた
流動体圧送用ピストンポンプの作動制御方法を提
供することを目的とする。
そしてかかる目的を達成すべく本発明は、互い
に並設される第1、第2ポンプシリンダの後部に
第1、第2駆動用油圧シリンダが隔壁を挟んでそ
れぞれ同心に連設され、該隔壁を油密的にかつ変
位自在にそれぞれ貫通する第1、第2ピストン棒
の前端には、第1、第2ポンプシリンダ内にそれ
ぞれ摺合される第1、第2ポンプピストンが、ま
た同第1、第2ピストン棒の後端には、第1、第
2駆動用油圧シリンダ内にそれぞれ摺合されてそ
こを前部室と後部室とに区画する第1、第2駆動
ピストンがそれぞれ連結され、第1駆動用油圧シ
リンダの前部室および後部室には、その両室に選
択的に作動油を供給し得る第1油圧ポンプが、ま
た第2駆動用油圧シリンダの前部室および後部室
には、その両室に選択的に作動油を供給し得る、
第1油圧ポンプから独立した第2油圧ポンプがそ
れぞれ接続され、さらに第1、第2ポンプシリン
ダには、ホツパに連なる第1、第2吸引口と、共
通の吐出管に連なる第1、第2吐出口とが開口さ
れ、第1、第2吸引口にはそこを開閉し得る第
1、第2吸引弁が、また第1、第2吐出口にはそ
こを開閉し得る第1、第2吐出弁がそれぞれ設け
られてなる流動体圧送用ピストンポンプの作動制
御方法であつて、第1吸引弁および第2吐出弁を
開放しかす第2吸引弁および第1吐出弁を閉成し
た状態において、第1駆動ピストンを後退させる
とともに第2駆動ピストンを前進させる第1行程
と;第2駆動ピストンの前進途中において第1駆
動ピストンが後退限に達すると、同第1駆動ピス
トンを停止させる第2行程と;引続いて前進する
第2駆動ピストンが前進限より手前の所定位置に
達すると、第1駆動ピストンを前進開始させると
ともに第1吸引弁を閉弁する第3行程と;第1油
圧ポンプから第1駆動用油圧シリンダの後部室に
供給される作動油の圧力が所定値以上に上昇した
ことを検出し得る第1圧力検知器が検出作動する
と、第2駆動ピストンを反転して後退させるとと
もに、第2吸引弁および第1吐出弁を開弁しかつ
第2吐出弁を閉弁する第4行程と;第1駆動ピス
トンの前進途中において、第2駆動ピストンが後
退限に達すると、同第2駆動ピストンを停止させ
る第5行程と;引続いて前進する第1駆動ピスト
ンが前進限より手前の所定位置に達すると、第2
駆動ピストンを前進開始させるとともに、第2吸
引弁を閉弁する第6行程と;第2油圧ポンプから
第2駆動用油圧シリンダの後部室に供給される作
動油の圧力が所定値以上に上昇したことを検出し
得る第2圧力検知器が検出作動すると、第1駆動
ピストンを反転して後退させるとともに、第1吸
引弁および第2吐出弁を開弁しかつ第1吐出弁を
閉弁する第7行程と;よりなる一連の作動行程を
繰り返すことを特徴とする。
以下、図面により本発明方法が適用されるコン
クリートポンプの実施例について説明すると、先
ず第1図において、流動体たとえばコンクリート
を圧送するための流動体圧送用ピストンポンプ1
は、互いに並設された一対の第1および第2ポン
プシリンダ2a,2bの後部に、一対の第1およ
び第2駆動用油圧シリンダ3a,3bが隔壁4
a,4bを挟んでそれぞれ同心に連設され、それ
らの隔壁4a,4bを油密的にかつ変位自在に貫
通して両シリンダ2a,3a,2b,3b内に第
1および第2ピストン棒5a,5bがそれぞれ収
容され、第1、第2ピストン棒5a,5bの後端
には、第1および第2駆動用油圧シリンダ3a,
3b内にそれぞれ摺合されてそこを第1および第
2ポンプシリンダ2a,2b側の前部室6a,6
bおよびそれとは反対側の後部室7a,7bにそ
れぞれ仕切る第1および第2駆動ピストン8a,
8bがそれぞれ固定され、また第1、第2ピスト
ン棒5a,5bの前端には、第1および第2ポン
プシリンダ2a,2b内に摺合される第1および
第2ポンプピストン9a,9bがそれぞれ固定さ
れ、第1、第2ポンプシリンダ2a,2bには第
1および第2吸引口10a,10b、ならびに第
1および第2吐出口11a,11bがそれぞれ設
けられている。
第1および第2ポンプシリンダ2a,2b、な
らびに第1および第2駆動用油圧シリンダ3a,
3bに附属する部分は同様に構成されており、こ
れ以後、第1ポンプシリンダ2aおよぴ第1駆動
油圧シリンダ3aに対応する部分の構成について
添字aを付して説明するが、第2ポンプシリンダ
2bおよび第2駆動用油圧シリンダ3bに対応す
る部分の構成についても同様であ、図面上に添字
bを付した同一参照符号を示すのみで、詳細な説
明を省略する。なお、添字a,bが付されないも
のは、両者に共通するものである。
第1駆動用油圧シリンダ3aの前部室6aおよ
び後部室7aに作動油を供給して第1ピストン棒
5aを駆動すべく、第1油圧ポンプ12aが配設
される。この第1油圧ポンプ12aは斜板式両方
向可変容量ポンプであり、その両吐出口が作動油
路13a3,14aを介して前部室6aおよび後
部室7bにそれぞれ接続される。両作動油路13
a,14aの途中から分岐した分岐油路15a,
16aは、3ポート3位置切換弁17aを介し
て、油圧レギユレータ弁18aを備える油路19
aに接続され、この油路19aは油タンク20に
接続される。3ポート3位置切換弁17aはパイ
ロツト油圧式であり、両分岐油路15a,16a
の作動油圧が同圧であるときには図示の中立位置
を保持し、一方の分岐油路15aの油圧が他方の
分岐油路16aよりも高圧になると他方の分岐油
路16aを油路19aに連通させる切換位置とな
り、他方の分岐油路16aの油圧が一方の分岐油
路15aよりも高圧となると一方の分岐油路15
aを油路19aに連通させる切換位置となる。油
圧レギユレータ弁18aは油路19aの3ポート
3位置切換弁17a側の油圧が所定の値になると
開弁し、したがつて油路19aに連通しているい
ずれか一方の分岐油路15a,16a、すなわち
いずれか一方の作動油路13a,14aの油圧を
一定に保つ働きをする。
また両作動油路13a,14aの途中は逆止弁
21a,22aをそれぞれ介して連結されてお
り、それらの逆止弁21a,22aの連結点は、
油圧ポンプ23と油タンク20を連結する閉回路
24aの途中に設けられた一対の油圧レギユレー
タ弁25a,26a間に連結される。両油圧レギ
ユレータ弁25a,26aは上流側の油圧が一定
値に達すると開弁する。
第1ポンプシリンダ2aの第1吸引口10aは
コンクリートを貯留するホツパ27aの下部に設
けられており、この吸引口10aを開閉するため
の第1吸引弁28aは第1吸引駆動シリンダ29
aで開閉駆動される。また第1ポンプシリンダ2
aの第1吐出口11aおよび第2ポンプシリンダ
2bの吐出口11bは吐出管30に共通に接続さ
れる。第1吐出口11aを開閉するために第1吐
出弁31aが設けられており、この吐出弁31a
は第1吐出駆動シリンダ32aで開閉駆動され
る。
第1吸引駆動シリンダ29aのヘツド側油圧室
に接続された閉弁用作動油路33aおよびロツド
側油圧室に接続された開弁用作動油路34aは、
第1吸引弁用電磁切換弁35aによつて、油タン
ク20および油圧ポンプ36に接続された油路3
7に切換可能に接続される。第1吸引弁用電磁切
換弁35aは、ソレノイド38aが励磁されたと
きに閉弁用作動油路33aを油路37に連通させ
かつ開弁用作動油路34aを油タンク20に連通
させる位置となり、またソレノイド39aが励磁
されたときには、閉弁用作動油路33aを油タン
ク20に連通させかつ開弁用作動油路34aを油
路36に連通させる位置となる。
第1吐出駆動シリンダ32aのヘツド側油圧室
に接続された閉弁用作動油路40aおよびロツド
側油圧室に接続された開弁用作動油路41aは、
第1吐出用電磁切換弁42aによつて、油タンク
20および油路37に切換可能に接続される。こ
の第1吐出用電磁切換弁42aは、ソレノイド4
3aが励磁されたときに閉弁用作動油路40aを
油路37に連通させかつ開弁用作動油路41aを
油タンク20に連通させる位置となり、またソレ
ノイド44aが励磁されたときには閉弁用作動油
路40aを油タンク20に連通させかつ開弁用作
動油路41aを油路37に連通させる位置とな
る。
油路37の途中は油圧レギユレータ弁45を介
して油タンク20に接続されており、この油圧レ
ギユレータ弁45の働きにより油路37の油圧が
一定に保たれる。
第1駆動用油圧シリンダ3aの後部室7aに
は、リミツトスイツチなどの後部検知器46aが
設けられる。この後部検知器46aは、第1駆動
ピストン8aがそれの後退限に達したこと、すな
わち第1駆動ピストン8aが第1ポンプシリンダ
2aから離反して該検知器46aに至つたことを
検知して検知信号を出力する。
また第1駆動用油圧シリンダ3aには、前記後
部検知器46aよりも前方側すなわち、第1ポン
プシリンダ2a寄りの位置にリミツトスイツチな
どの前部検知器47aが設けられる。この前部検
知器47aは、前進途中にある第1駆動ピストン
8aがその前進限より手前の所定位置、すなわち
前部検知器47aが設置された位置に達したこと
を検知し、検知信号を出力する。
さらに第1駆動用油圧シリンダ3aの後部室7
aに臨む端壁には第1圧力検知器48aが設けら
れる。この検知器48aは、第1駆動ピストン8
aが後退限で一旦停止し、次いで前進動作に移行
した後において、そのピストン8aの作動油圧が
所定値以上に上昇したことを検出して検知信号を
出力する。
前記第1および第2ピストン棒5a,5bなら
びに各電磁切換弁35a,35b,42a,42
bの作動を制御するために制御手段49が設けら
れる。この制御手段49は、第1および第2油圧
ポンプ12a,12bの斜板を駆動する第1およ
び第2サーボモータ50a,50bと、制御回路
51とから成る。制御回路51には、第1および
第2駆動用油圧シリンダ3a,3bに設けられた
後部検知器46a,46b、前部検知器47a,
47bおよび圧力検知器48a,48bの検知信
号がそれぞれ入力され、制御回路51はそれらの
検知信号に基づいて各サーボモータ50a,50
bおよび各ソレノイド38a,38b,39a,
39b,43a,43b,44a,44bの作動
を制御するための信号を出力する。
すなわち制御回路51は、一方の後部検知器4
6a,46bの検知信号に応じて、一方の油圧ポ
ンプ12a,12bの吐出量を零とすべくサーボ
モータ50a,50bを駆動し、また他方の前部
検知器47b,47aの検知信号に応じて、一方
の駆動用油圧シリンダ3a,3bの後部室7a,
7bに作動油を流入すべく一方の油圧ポンプ12
a,12bのサーボモータ50a,50bを駆動
するとともに、他方の駆動用油圧シリンダ3b,
3aの後部室7b,7aへの作動油の流入量を漸
次絞るべく他方の油圧ポンプ12b,12aのサ
ーボモータ50b,50aを駆動し、それと同時
に一方の吸引弁28a,28bを閉弁すべくソレ
ノイド38a,38bを励磁させ、さらに一方の
圧力検知器48a,48bの検知信号に応じて、
他方の駆動用油圧シリンダ3b,3aの前部室6
b,6aに作動油を流入すべく他方の油圧ポンプ
12b,12aのサーボモータ50b,50aを
駆動するとともに、一方の吐出弁31a,31b
を開弁すべくソレノイド44a,44bを励磁さ
せ、かつ他方の吐出弁31b,31aを閉弁すべ
くソレノイド43b,43aを励磁させ、かつま
た他方の吸引弁28b,28aを開弁すべくソレ
ノイド39b,39aを励磁させる。
次にこの実施例の作用について説明するが、動
作をわかり易くするために第1〜第7行程にわけ
て各行程毎に説明する。
〔第1行程〕 第1図において、先ず第1油圧ポンプ12aか
ら第1駆動用油圧シリンダ3aの前部室6aに作
動油が供給されるとともに、第2油圧ポンプ12
bから第2駆動用油圧シリンダ3bの後部室7b
に作動油が供給され、これにより第1ピストン棒
5aは後退し、第2ピストン棒5bは前進する。
このとき、両駆動用油圧シリンダ3a,3bの前
部室6a,6bに臨む両駆動ピストン8a,8b
の受圧面積は後部室7a,7bに臨む受圧面積よ
りもピストン棒5a,5bの分だけ小さく設定さ
れており、両ピストン棒5a,5bの後退動作
は、前進動作よりも速くなる。一方、第1吸気弁
用および吐出弁用電磁切換弁35a,42aのソ
レノイド39a,43aは励磁されており、した
がつて第1ポンプシリンダ2aにおける第1吸引
弁28aは開きかつ第1吐出弁31aは閉じられ
ており、第2ポンプシリンダ2bにおける第2吸
引弁28bは閉じかつ第2吐出弁31bは開かれ
ている。この結果、第1ポンプピストン9aの後
退動作に応じて第1ポンプシリンダ2a内にホツ
パ27aからコンクリートが吸引され、第2ポン
プピストン9aの前進動作に応じて第2ポンプシ
リンダ2b内のコンクリートが吐出管30に吐出
される。
〔第2行程〕 第2図において、第1駆動ピストン8aが後退
限に達したことを一方の後部検知器46aによつ
て検知されると、制御回路51によつて第1サー
ボモータ50aが制御され、第1油圧ポンプ12
aからの両方向の作動油の吐出量が零となり、第
1駆動用油圧シリンダ3aへの作動油の供給が停
止される。このとき、吸引弁28a,28bおよ
び吐出弁31a,31bは第1行程と同じ位置に
ある。
〔第3行程〕 第3図において、第2駆動用油圧シリンダ3b
に対応する前部検知器47bが、第2駆動ピスト
ン8bが前進限より手前の所定位置に達したこと
を検知すると、第1油圧ポンプ12aのサーボモ
ータ50aが駆動されて第1駆動用油圧シリンダ
3aへの作動油路13aに作動油が供給されて後
部室7aに作動油圧が作用するようになるととも
に、第2油圧ポンプ12bの第2サーボモータ5
0bが駆動されて第2駆動用油圧シリンダ3bへ
の作動油路13bに供給される作動油量が絞られ
る。これにより、第2ピストン棒5bの後退動作
が減速され、第2駆動ピストン8bが隔壁4bに
衝突することが避けられる。また、第1吸引弁用
電磁切換弁35aのソレノイド38aが励磁さ
れ、第1吸引弁28aが閉弁される。これによ
り、第1ポンプシリンダ2a内が密閉される。な
お、第1駆動ピストン8aが後退動作から前進動
作に反転しても第1圧力検知器48aが直ちに作
動することはない。これは第1ポンプシリンダ2
a内のコンクリート内に空気が混入されているか
らであり、その空気を圧縮して第1ポンプシリン
ダ2a内の圧力すなわち第1駆動用油圧シリンダ
3aの後部室7aの油圧が所定の圧力に達したと
きに第1圧力検知器48aが検知動作する。
〔第4行程〕 第4図において、第1圧力検知器48aからの
検知信号が制御回路51に入力されるのに応じ
て、第1ポンプシリンダ2aに対応する第1吐出
弁用電磁切換弁42aのソレノイド44aが励磁
され、第1吐出駆動シリンダ32aのロツド側油
圧室に油圧が作用するようになり、第1吐出弁3
1aが開弁される。したがつて第1ポンプシリン
ダ2a内のコンクリートは吐出管30に吐出され
るが、第1ポンプシリンダ2a内は既に加圧され
ているので、吐出管30から第1ポンプシリンダ
2a内へのコンクリートの逆流は生じない。一
方、第2ポンプシリンダ2bにおいては、吸引弁
用および吐出弁用電磁切換弁35b,42bの各
ソレノイド39b,43bが励磁され、これによ
つて第2吸引駆動シリンダ29bのロツド側油圧
室および第2吐出駆動シリンダ32bのヘツド側
油圧室に油圧がそれぞれ作用し、第2吸引弁28
bが閉弁されるとともに、第2吐出弁31bが閉
弁される。したがつてホツパ27bから第2ポン
プシリンダ2b内にコンクリートが流入する。さ
らに、第2油圧ポンプ12bの第2サーボモータ
50bが駆動されて、作動油が第2駆動用油圧シ
リンダ3bの前部室6bに供給されており、第2
ピストン棒5bが後退動作するのに応じて、第2
ポンプシリンダ2b内にコンクリートが吸引され
る。
〔第5行程〕 第5図において、第1ポンプシリンダ2a内の
コンクリートは吐出され続け、第2ポンプシリン
ダ2b内へはコンクリートが吸引されるが、第2
ポンプシリンダ2bにおいて後部検知器46bが
第2駆動ピストン8bを検知すると、第2サーボ
モータ50bが駆動されて、第2油圧ポンプ12
bから第2駆動用油圧シリンダ3bへの作動油の
供給は停止される。この際、第1油圧ポンプ12
aから第1駆動用油圧シリンダ3aの後部室7a
への作動油の供給は続けられている。
〔第6行程〕 第6図において、第1駆動用油圧シリンダ3a
の前部検知器47aが、第1駆動用ピストン8a
が前進限より手前の所定位置に達したことを検知
すると、第2吸引弁用電磁切換弁35bのソレノ
イド38bが励磁され、第2吸引駆動シリンダ2
9bのヘツド側油圧室に油圧が作用して吸引弁2
8bが閉弁されるとともに、第2油圧ポンプ12
bのサーボモータ50bが駆動されて、第2油圧
ポンプ12bからの作動油が第2駆動用油圧シリ
ンダ3bの後部室7bに供給される。これによ
り、第2駆動ピストン8bは前進動作を開始し、
第2ポンプシリンダ2b内のコンクリートが加圧
され始める。
〔第7行程〕 第2駆動用油圧シリンダ3bにおいて、第2圧
力検知器48bが、第2駆動ピストン8bの作動
油圧が所定値以上に上昇したことを検知すると、
第1ポンプシリンダ2aに対応する第1吸引弁用
および吐出弁用電磁切換弁35a,42aの各ソ
レノイド39a,43aが励磁され、第1吸引駆
動シリンダ29aのロツド側油圧室に油圧が作用
して吸引弁28aが開弁されるとともに、第1吐
出駆動シリンダ32aのヘツド側油圧室に油圧が
作用して吐出弁31aが閉弁され、さらにサーボ
モータ50aが駆動されて第1油圧ポンプ12a
からの作動油が第1駆動用油圧シリンダ3aの前
部室6aに供給される。したがつて、第1ピスト
ン棒5aが後退動作して、第1ポンプシリンダ2
a内へのコンクリートの吸入が開始される。
一方、第2ポンプシリンダ2bに対応する第2
吐出弁用電磁切換弁42bではソレノイド44b
が励磁されて第2吐出駆動シリンダ32bのロツ
ド側油圧室に油圧が作用するようになり、吐出弁
31bが開弁される。したがつて第2ポンプシリ
ンダ2b内のコンクリートが吐出管30に吐出さ
れ始める。この際、第2ポンプシリンダ2b内は
既に加圧されているので、吐出管30から第2ポ
ンプシリンダ2b内へのコンクリートの逆流は避
けられる。
このようにして第1図で示した第1行程に戻り
第1〜第7行程が繰返され、第1および第2ポン
プシリンダ2a,2bが交互にコンクリートが吐
出管に吐出される。
第7図は本発明の他の実施例を示すものであ
り、前述の実施例における後部検知器46a,4
6bおよび圧力検知器48a,48bに代えて、
両検知器の機能を兼ねる単一の検知器52が駆動
用油圧シリンダ3a,3bの後部側にそれぞれ設
けられる。この検知器52は圧力センサであり、
第7図aで示すように後退してきた駆動ピストン
8a,8bが第7図bで示すように後退限に達し
たときに、後部検知器46a,46bに検知信号
に相当する検知信号を出力する。さらに、第7図
cで示すように前進を開始した駆動ピストン8
a,8bが第7図dで示すように検知器52を通
過しかつ後部室7a,7bの油圧が所定値以上に
上昇したときに、圧力検知器48a,48bの検
知信号に相当する検知信号を出力する。
なお、本発明においては、第1および第2油圧
ポンプ12a,12b、ならびに第1および第2
駆動用油圧シリンダ3a,3bを、上述の実施例
のように閉回路で連結する代わりに、開回路で連
結し、切換弁を用いるようにしてもよい。また第
1および第2油圧ポンプ12a,12bは定容量
ポンプであつてもよい。
以上のように本発明によれば、一方のポンプピ
ストンの吐出作用が終了するまでに、他方のポン
プピストンが前進動作を開始して他方のポンプシ
リンダ内の流動体を予め十分に加圧しておくこと
ができるので、吐出弁の切換え動作に応じて流動
体の吐出が途切れることなく連続的に行われるよ
うになり、流動体の、吐出管内における脈動の発
生が極力防止されて、吐出管の振動及びサージ圧
の発生が抑えられ、騒音の発生も抑えられる。ま
た吐出弁が開弁される際には、ポンプシリンダ内
において予め加圧状態にある流動体が吐出口に吐
出されるようになるから、吐出管内の流動体の、
ポンプシリンダ側への逆流が未然に防止され、圧
送効率の向上およびサージ圧の発生防止に寄与し
得る。
特に、一方のポンプピストンの吐出作動(前
進)中に他方のポンプピストンにより流動体を予
備加圧するに際しては、その両ポンプピストンを
互いに独立した第1、第2油圧ポンプからの作動
油によつて各独立して前進作動させるようにし、
該他方のポンプピストンの作動油圧が所定値以上
になつたことが前記圧力検知器によつて検出され
た時に、流動体に対する予備加圧が完了したもの
とみなしてその予備加圧を直ちに終了するように
しているから、流動体を常に最適の圧力に予備加
圧することができ、その上、その予備加圧をタイ
ミングよく行う為に、アキユムレータを特設した
り或いは該他方のポンプピストンに該一方のポン
プピストンの作動油圧を背圧として作用させる等
の比較的複雑な油圧回路構成を用いる必要はない
から、コストダウンに寄与し得ると共に、各油圧
ポンプの負荷を軽減してその小容量化を図ること
ができる。また上記予備加圧中のポンプシリンダ
においては吐出弁ばかりでなく吸引弁も閉成され
るから、当該ポンプシリンダ内が、吐出管に対し
てだけでなくホツパに対しても封鎖された状態と
なり、そのため流動体に対する予備加圧が迅速的
確に行われ、作業能率の向上に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、本発明方法が適用されるコ
ンクリートポンプの一実施例の各行程毎の動作状
態を順次示す全体油圧回路図、第7図a〜第7図
dはコンクリートポンプの他の実施例の要部の動
作状態を順次示す図である。 1…ピストンポンプ、2a,2b…第1、第2
ポンプシリンダ、3a,3b…第1、第2駆動用
油圧シリンダ、4a,4b…隔壁、5a,5b…
第1、第2ピストン棒、6a,6b…前部室、7
a,7b…後部室、8a,8b…第1、第2駆動
ピストン、9a,9b…第1、第2ポンプピスト
ン、10a,10b…第1、第2吸引口、11
a,11b…第1、第2吐出口、27a,27b
…ホツパ、28a,28b…第1、第2吸引弁、
30…吐出管、31a,31b…第1、第2吐出
弁、48a,48b…第1、第2圧力検知器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに並設される第1、第2ポンプシリンダ
    2a,2bの後部に第1、第2駆動用油圧シリン
    ダ3a,3bが隔壁4a,4bを挟んでそれぞれ
    同心に連設され、該隔壁4a,4bを油密的に且
    つ変位自在にそれぞれ貫通する第1、第2ピスト
    ン棒5a,5bの前端には、第1、第2ポンプシ
    リンダ2a,2b内にそれぞれ摺合される第1、
    第2ポンプピストン9a,9bが、また同第1、
    第2ピストン棒5a,5bの後端には、第1、第
    2駆動用油圧シリンダ3a,3b内にそれぞれ摺
    合されてそこを前部室6a,6bと後部室7a,
    7bとに区画する第1、第2駆動ピストン8a,
    8bがそれぞれ連結され、第1駆動用油圧シリン
    ダ3aの前部室6aおよび後部室7aには、その
    両室6a,7aに選択的に作動油を供給し得る第
    1油圧ポンプ12aが、また第2駆動用油圧シリ
    ンダ3bの前部室6bおよび後部室7bには、そ
    の両室6b,7bに選択的に作動油を供給し得
    る、第1油圧ポンプ12aから独立した第2油圧
    ポンプ12bがそれぞれ接続され、さらに第1、
    第2ポンプシリンダ2a,2bには、ホツパ27
    a,27bに連なる第1、第2吸引口10a,1
    0bと、共通の吐出管30に連なる第1、第2吐
    出口11a,11bとが開口され、第1、第2吸
    引口10a,10bにはそこを開閉し得る第1、
    第2吸引弁28a,28bが、また第1、第2吐
    出口11a,11bにはそこを開閉し得る第1、
    第2吐出弁31a,31bがそれぞれ設けられて
    なる流動体圧送用ピストンポンプの作動制御方法
    であつて、第1吸引弁28aおよび第2吐出弁3
    1bを開放し且つ第2吸引弁28bおよび第1吐
    出弁31aを閉成した状態において、第1駆動ピ
    ストン8aを後退させるとともに第2駆動ピスト
    ン8bを前進させる第1行程と;第2駆動ピスト
    ン8bの前進途中において第1駆動ピストン8a
    が後退限に達すると、同第1駆動ピストン8aを
    停止させる第2行程と;引続いて前進する第2駆
    動ピストン8bが前進限より手前の所定位置に達
    すると、第1駆動ピストン8aを前進開始させる
    とともに第1吸引弁28aを閉弁する第3行程
    と;第1油圧ポンプ12aから第1駆動用油圧シ
    リンダ3aの後部室7aに供給される作動油の圧
    力が所定値以上に上昇したことを検出し得る第1
    圧力検知器48aが検出作動すると、第2駆動ピ
    ストン8bを反転して後退させるとともに、第2
    吸引弁28bおよび第1吐出弁31aを開弁し且
    つ第2吐出弁31bを閉弁する第4行程と;第1
    駆動ピストン8aの前進途中において、第2駆動
    ピストン8bが後退限に達すると、同第2駆動ピ
    ストン8bを停止させる第5行程と;引続いて前
    進する第1駆動ピストン8aが前進限より手前の
    所定位置に達すると、第2駆動ピストン8bを前
    進開始させるとともに、第2吸引弁28bを閉弁
    する第6行程と;第2油圧ポンプ12bから第2
    駆動用油圧シリンダ3bの後部室7bに供給され
    る作動油の圧力が所定値以上に上昇したことを検
    出し得る第2圧力検知器48bが検出作動する
    と、第1駆動ピストン8aを反転して後退させる
    とともに、第1吸引弁28aおよび第2吐出弁3
    1bを開弁しかつ第1吐出弁31aを閉弁する第
    7行程と;よりなる一連の作動行程を繰り返すこ
    とを特徴とする、流動体圧送用ピストンポンプの
    作動制御方法。
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