JPH0242243Y2 - - Google Patents

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JPH0242243Y2
JPH0242243Y2 JP14057185U JP14057185U JPH0242243Y2 JP H0242243 Y2 JPH0242243 Y2 JP H0242243Y2 JP 14057185 U JP14057185 U JP 14057185U JP 14057185 U JP14057185 U JP 14057185U JP H0242243 Y2 JPH0242243 Y2 JP H0242243Y2
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transmission member
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transmission
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cylindrical body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、観察対象部内へ挿入される挿入部
先端を彎曲制御する内視鏡用彎曲操作装置に関す
る。
〔従来の技術〕
良く知られているように内視鏡は、胃や腸の如
き体腔内あるいは航空機エンジン等の機器空洞内
等の観察対象部内を観察するために広く利用され
ている。そして、このような内視鏡のうちの一つ
の形態としては、上記観察対象部内を隈なく見る
ことができるように観察対象部内へ挿入された挿
入部の先端を自由に所望方向へ指向させるべく彎
曲できるように構成されているものが知られてい
る。また、このような形態の内視鏡における彎曲
操作装置は、上記挿入部の基端側に接続された手
許の操作部に、その操作部に突出して設けられた
回転軸に取付けられた操作ノブを回転操作するこ
とにより行われる。すなわち、これまでに知られ
た彎曲操作装置としては、実公昭49−25505号公
報に記載された装置や本件特許出願人の出願に係
る特開昭54−45988号公報にて開示した装置等が
知られている。このような各公報に記載された内
視鏡用彎曲操作装置は、上記挿入部の先端の彎曲
制御をする際に、所望彎曲形状に保持できるロツ
ク状態と、この状態を解放し自由に彎曲制御でき
るフリー状態とに切換えることができるように構
成されている。上記ロツク状態では、例えば内視
鏡の接眼部にカメラを取付けての写真記録あるい
は観察部位の洗浄を行う操作等の操作を行う際に
必要である。また、フリー状態は、特に、観察対
象部内から挿入部を抜き出す際に、曲がりくねつ
た挿入路に沿つて自由に挿入部の先端が彎曲する
ために必要であることが良く知られており、実用
化されている。
〔解決しようとする問題点〕
ところで、これまでに知られた内視鏡における
彎曲操作装置におけるロツク状態は、上記各公報
にも示されているように摩擦係合によるものであ
り、その摩擦係合力に抗して操作ノブを回転操作
することができる状態である。
したがつて、これまでに知られた彎曲操作装置
は、操作ノブより手を離した際に、その時点の彎
曲形状を維持していて欲しい場合には、ロツク状
態で操作せねばならず操作が重いという欠点があ
る。それでは、フリー状態で彎曲操作する場合を
考えると、確かに軽く操作ができるという利点が
ある反面、操作部先端の持つ弾力性あるいは挿入
部先端に対する外力例えば観察対象部内の内面衝
合力に基づき操作ノブより手を離した際に、彎曲
状態が変わつてしまうという欠点があり、特に片
手操作ができることを望まれる内視鏡用彎曲操作
装置として不十分であるのが実情である。
そこで、この考案は、以上に述べた欠点なり難
点なりを解決するために、観察対象部内へ挿入さ
れる挿入部の先端を彎曲させる操作ノブを、回転
操作中止時には、その回転を拘束し、操作中には
自由回転ができるようにした内視鏡用彎曲操作装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、観察
対象部内へ挿入されその先端が彎曲される挿入部
の基端側に接続された操作部に挿入部先端を彎曲
させる駆動源としての回転軸を筒体を介して回転
可能に設け、この回転軸に回転可能かつ上下動可
能に操作ノブを取付け、これら回転軸及び操作ノ
ブを不動状態とするロツク手段並びに操作ノブに
操作力を付与するときロツク解除を図る解除手段
を設けた内視鏡用彎曲操作装置であつて、回転軸
にこの軸と一体に回転するとともにこの軸の半径
方向に延びた個所に孔が形成された第1伝達部材
を設け、第1伝達部材との間に介装されたばね部
材で常時筒体の内面へ押圧されるように付勢され
た水平部及び回転軸と筒体との間で回転する円筒
部を備えた第2伝達部雑を設け、相互に面対向す
る第2伝達部材の水平部もしくは上記筒体の内面
にロツク部材を設け、更に第2伝達部材の水平部
に第1伝達部材の孔に緩く挿通される伝達軸を設
け、第2伝達部材の円筒部に案内溝を形成し、操
作ノブ内面に案内溝へ嵌り込み操作ノブの回転に
より第2伝達部材を降下させかつ回転させる解除
部材を設けた設けたものである。
〔作用〕
この考案においては、挿入部先端を彎曲させる
駆動源としての回転軸に回転可能かつ上下動可能
に取付けられた操作ノブをいずれか一方に回転操
作すると、操作ノブ内面に設けられた解除部材が
第2伝達部材の円筒部に形成された案内溝に沿つ
て移動し、第2伝達部材を降下させる。第2伝達
部材が降下させられると、第2伝達部材の水平部
に設けられたロツク部材が筒体の内面との面接触
を解除する。さらに操作ノブを回転させると、解
除部材が案内溝の端部にぶつかり第2伝達部材を
回転させる。第2伝達部材が回転させられると、
この第2伝達部材の水平部に設けられた伝達軸も
移動し第1伝達部材の孔の内面にぶつかり伝達軸
が第1伝達部材を回転させる。第1伝達部材が回
転すると回転軸も回転する。操作ノブの回転を中
止すると、第2伝達部材はばね部材のばね力によ
り上昇させられ解除部材を案内溝の一番深い個所
に位置せしめ、ロツク部材が筒体の内面に面接触
し、ロツク状態となる。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照に
して説明する。
観察対象部内へ挿入されその先端が彎曲される
挿入部1の基端側に接続された操作部2に挿入部
1の先端を彎曲させる駆動源としての回転軸3
が、筒体4を介して回転可能に設けてある。筒体
4の下端部は操作部2内の固定機枠5に固着して
ある。回転軸3の下端にはプーリ6が設けてあ
り、このプーリ6に図示せぬ彎曲操作ワイヤを巻
付け固定してある。回転軸3には回転可能かつ上
下動可能に操作ノブ7が取付けてある。回転軸3
の上端には操作ノブの抜けを防止するための抜け
止め部材8が固着してある。回動軸3及び操作ノ
ブ7を不動状態とするロツク手段並びに操作ノブ
7に操作力を付与するときロツク解除を図る解除
手段が設けてある。ロツク手段及び解除手段につ
いては以下に詳述する。
回転軸3にこの軸3と一体に回転するとともに
この軸3の半径方向に延びた個所に孔9が形成さ
れた第1伝達部材10が設けてある。符号12で
示した第2伝達部材は第1伝達部材10との間に
介装されたばね部材11により常時筒体4の上端
部内面へ押圧されるように付勢され、水平部12
A及び回転軸3と筒体4との間で回転する円筒部
12Bを備えている。第2伝達部材12の水平部
12Aには、筒体4の上端部内面に面接触するロ
ツク部材13が設けてある。このロツク部材13
として摩擦係数の高いコルク等が使用される。ロ
ツク部材13は筒体4の上端部内面に設けても差
支えない。また、水平部12Aには第1伝達部材
10の孔9に緩く挿通される伝達軸14が設けて
ある。第2伝達部材12は、その円筒部12Bに
案内溝15が形成してある(第3図参照)。操作
ノブ7の内面には案内溝15へ嵌り込み、操作ノ
ブ7の回転により第2伝達部材12を降下させか
つ回転させる解除部材16が設けてある。解除部
材16は、第2図に示すように、操作ノブ7の内
面、すなわち内底面に固着される円筒部材17の
下面に形成された一対の突起から成る。この円筒
部材17は操作ノブ7と一体成形されていてもよ
い。解除部材16の先端は両側がテーパ形状に形
成してある。円筒部材17には、回転軸3に設け
たクリツク用軸体18の溝18Aに嵌り込むボー
ル19、このボール19を溝18Aへ押し付ける
ばね20、ビス21が組み込まれる。
解除部材16と案内溝15の関係は、第2図、
第3図及び第5図イ,ロに示すように、解除部材
16の最先端とその両側のテーパ部が案内溝15
の最奥部15Aとその両側のテーパ部15B,1
5Bに接触するとき、すなわち第5図イに示す状
態のときには1図に示すロツク状態となるように
なつている。操作ノブ7がいずれか一方に回転さ
せられて解除部材16も移動すると、案内溝15
の端部15Cに解除部材16がぶつかり、解除部
材16の案内溝15内におけるそれ以上の移動が
規制される。この第5図ロで示す状態に至つた後
も操作ノブ7を回転させれば、操作ノブ7の回転
力は解除部材16に伝わり、解除部材16の回転
力は案内溝15の端部15Cをさらに押し付けて
第2伝達部材12自体を回転させようとする。第
2伝達部材12が回転すると、伝達軸14を介し
て第1伝達部材10が回転する。第1伝達部材1
0は、第4図に示すように、中心に角孔10Aが
形成され、この角孔10Aに回転軸3の一部に形
成された角軸部分が挿通する。したがつて回転軸
3は、伝達部材10と一緒に回転することとな
る。
このように構成されたこの考案の実施例におい
て、操作ノブ7をいずれか一方へ回転させると、
解除部材16が案内溝15内を移動し、第5図ロ
に示すように第2伝達部材12をd分降下させ、
d分第2伝達部材が降下するとロツク部材13と
筒体4の上端部内面との面接触が解除され、第6
図に示す状態となる。この状態からさらに操作ノ
ブ7を同一方向へ回転させると、解除部材16は
案内溝15の端部15Cにぶつかり、そのとき伝
達軸14も孔9の内周面にぶつかる。さらに操作
ノブ7を同一方向へ回転させると解除部材16が
第2伝達部材12を回転させ、第2伝達部材12
に設けられた伝達軸14が第1伝達部材ブ10を
回転させる。第1伝達部材10が回転させられる
と回転軸3が回転する。操作ノブ7の回転を停止
すると、ばね部材11のばね力により第2伝達部
材12が上昇せしめられる。第2伝達部材12が
上昇すると、ロツク部材13が再び筒体4の内面
に面接触し、解除部材16は第5図イの状態に復
帰する。
観察対象部内から挿入部1を抜き出す際に、曲
りくねつた挿入路に沿つて自由に挿入部1の先端
が彎曲するようにするためには、第7図に示すよ
うに、操作ノブを押し下げる。このときボール1
9はクリツク用軸体18の下段の溝18Aに嵌り
込む。
上述した実施例では、一対の解除部材16と一
対の案内溝15によりロツク状態を解除する手段
を構成したが、必ずしもこのような形状の案内溝
15や解除部材16の先端形状である必要はな
く、解除部材16は案内溝15へ嵌り込み操作ノ
ブ7の回転により第2伝達部材12を降下させか
つ回転させるものであればよい。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、回転
軸にこの軸と一体に回転するとともにこの軸の半
径方向に延びた個所に孔が形成された第1伝達部
材を設け、第1伝達部材との間に介装されたばね
部材で常時筒体の内面へ押圧されるように付勢さ
れた水平部及び回転軸と筒体との間で回転する円
筒部を備えた第2伝達部材を設け、相互に面対向
する第2伝達部材の水平部もしくは上記筒体の内
面にロツク部材を設け、更に第2伝達部材に第1
伝達部材の孔に緩く挿通される伝達軸を設け、第
2伝達部材円筒部に案内溝を形成し、操作ノブ内
面に案内溝へ嵌り込み操作ノブの回転により第2
伝達部材を降下させかつ回転させる解除部材を設
けたたので、操作ノブの操作中止時には第2伝達
部材が上昇しロツク部材が筒体の内面に面接触し
た状態すなわちロツク状態となり、操作ノブの操
作中には第2伝達部材が解除部材により降下され
ロツク部材と筒体との面接触が解除されて軽い操
作で操作ノブを回転操作することができる。ま
た、操作の手を離したときにはそれまでの彎曲形
状が確実に維持されることとなり、操作中は最小
限の回転操作力によつて自由に彎曲操作できるた
めに片手操作し易いものとなる。さらに、操作ノ
ブは回転軸3に対し上下動可能に取付けてあるた
めに、操作ノブを降下させれば、第2伝達部材も
降下し、回転軸はフリー状態となり、挿入部を観
察対象部内から安全に抜き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を示す半断面
図、第2図は解除部材を示す斜視図、第3図は第
2伝達部材を示す斜視図、第4図は第1伝達部材
を示す平面図、第5図イ,ロは解除部材と案内溝
との関係を示す断面図、第6図は解除部材の移動
により第2伝達部材が降下されロツク状態を解除
した状態を示す半断面図、第7図は操作ノブを降
下させて回転軸をフリーにした状態の半断面図、
第8図は内視鏡全体の概略斜視図である。 1……挿入部、2……操作部、3……回転軸、
4……筒体、7……操作ノブ、9……孔、10…
…第1伝達部材、11……ばね部材、12……第
2伝達部材、12A……水平部、12B……円筒
部、13……ロツク部材、14……伝達軸、15
……案内溝、16……解除部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 観察対象部内へ挿入されその先端が彎曲される
    挿入部の基端側に接続された操作部に挿入部先端
    を彎曲させる駆動源としての回転軸を筒体を介し
    て回転可能に設け、この回転軸に回転可能かつ上
    下動可能に操作ノブを取付け、これら回転軸及び
    操作ノブを不動状態とするロツク手段並びに操作
    ノブに操作力を付与するときロツク解除を図る解
    除手段を設けた内視鏡用彎曲操作装置であつて、 回転軸にこの軸と一体に回転するとともにこの
    軸の半径方向に延びた個所に孔が形成された第1
    伝達部材を設け、 第1伝達部材との間に介装されたばね部材で常
    時筒体の内面へ押圧されるように付勢された水平
    部及び回転軸と筒体との間で回転する円筒部を備
    えた第2伝達部材を設け、 相互に面対向する第2伝達部材の水平部もしく
    は上記筒体の内面にロツク部材を設け、更に第2
    伝達部材の水平部に第1伝達部材の孔に緩く挿通
    される伝達軸を設け、 第2伝達部材の円筒部に案内溝を形成し、 操作ノブ内面に案内溝へ嵌り込み操作ノブの回
    転により第2伝達部材を降下させかつ回転させる
    解除部材を設けたこと特徴とする内視鏡用彎曲操
    作装置。
JP14057185U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0242243Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14057185U JPH0242243Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14057185U JPH0242243Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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Publication Number Publication Date
JPS6248302U JPS6248302U (ja) 1987-03-25
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JP14057185U Expired JPH0242243Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6301047B1 (ja) * 2017-03-23 2018-03-28 オリンパス株式会社 内視鏡の操作機構
WO2018173346A1 (ja) * 2017-03-23 2018-09-27 オリンパス株式会社 内視鏡の操作機構

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JPS6248302U (ja) 1987-03-25

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