JPH0242240A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JPH0242240A
JPH0242240A JP63192355A JP19235588A JPH0242240A JP H0242240 A JPH0242240 A JP H0242240A JP 63192355 A JP63192355 A JP 63192355A JP 19235588 A JP19235588 A JP 19235588A JP H0242240 A JPH0242240 A JP H0242240A
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torque converter
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clutch
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Yoichi Hayakawa
早川 庸一
Tomohiro Hosono
細野 智宏
Yasuhito Ogasawara
康仁 小笠原
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、流体l−ルクコンレバタを備えた自動変速機
に係り、詳しくはその入力軸の支持構造及びトルクコン
バータフィート圧の油路構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、自動変速機前端部分は、第5図に示すように、ト
ルクコンバータ109のステータ194を支持するワン
ウェイクラッチ195を有しており、該ワンウェイクラ
ッチのインナーレース195aの内周面にステータシャ
フト113が固定され、該シャフトはfA方に延びてポ
ンプカバー120に圧入・固定され、ステータ反力を担
持している。また、ステータシャフト113は中空軸か
らなり、該中空軸内には入力軸103がブツシュ110
.111を介して回動自在に支持されている。そして、
入力軸103は前端側が細径となる段付き構造となって
おり、該段部太径部103aに環状の凹溝101が形成
され、該凹溝内にシールリング102か装着されて、該
シールリングと前記フロントブツシュ111との間の入
力軸細径部103b外周とステータシャフト113内周
面との間でトルクコンバータフィート圧油路116を構
成している。更に、該油路のフィート圧は、入力軸10
3に形成された横孔103c及び中心孔103 d、更
にコンバータフロントカバー191とタービンハブ19
6との間を通ってトルクコンバータ109内に供給され
ている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、上述自動変速機は、シールリング102とブツ
シュ111とでトルクコンバータフィート圧油路116
を構成しているので、入力軸103の組付は時、シール
リング102にカジリを生じ、油路構成を不完全なもの
にしてしまうことがある。また、シールリング用の凹溝
101の加工が必要であると共に、該凹溝用の肉厚確保
のため、入力軸103を段付き構造とする必要があり、
機械加工の増加と共に組付けをも面倒にしている。
また、ステータシャフト103の前端部にフロントブツ
シュ111を配置し、かつ後端部にリヤブツシュ110
を配置して入力軸103を支持しているので、入力軸の
支持に柔軟性を欠き、1箇所のブツシュに無理な力が作
用して摩耗に対して不利であると共に、ステータシャフ
ト103のポンプカバー120への圧入部がブツシュに
てバックアップされていないため、人力軸の振れ回りに
起因してステータシャフトの圧入強度か不足し、特にポ
ンプカバー120をアルミ合金にて形成した場合、ステ
ータシャフト113が空転してしまう虞れがある。
そこで、本発明は、ステータシャフトの圧入部に対向す
る位置及びそれより僅かに前記位置にそれぞれブツシュ
を介在し、これら両ブツシュにてトルクコンバータフィ
ート圧油路を構成し、もって上述課題を解決した自動変
速機を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図及び第2図を参照して示すと、エンジン出力軸
(21)の回転を入力軸(3)に伝達するトルクコンバ
ータ(9)、及び該入力軸(3)の回転を適宜変速して
出力部材(5)に伝達する自動変速機構部(1)を備え
てなる自動変速機(A)において、前記トルクコンバー
タ(9)のステータ反力を担持するステータシャフト(
13)を、前記トルクコンバータ(9)と自動変速機構
部(1)との間に位置する固定部材(20)の内周面(
15)に圧入固定し、また該ステータシャフト(13)
内周面と前記入力軸外周面との間における前記圧入部(
15)に対向する部位及び該部位より僅か前方部位にそ
れぞれブツシュ(10)、(i 1)を介装し、これら
両ブツシュの間で、前記トルクコンバータに供給するト
ルクコンバータフィート圧用の油路(16)を構成した
、ことを特徴とする。
一例として、前記固定部材が、ポンプボディ(19)に
固定されるアルミ合金製のポンプカバー(20)である
また、前記入力軸(3)が、後端部分を除いて同一径か
らなる。
(ホ)作用 以上構成に基づき、入力軸(3)の前端部は、比較的近
接したブツシュ(10)、(11)により回転自在に支
持されている。また、トルクコンバータフィート圧は、
ポンプカバー(20)に形成された油路(a)から両ブ
ツシュ(10)(11)の間の油路(16)に供給され
、更に入力軸(3)に形成した横孔(3C)及び中心孔
(3d)を通ってトルクコンバータ(9)に供給される
。また、ステータシャフト(13)はポンプカバー等の
固定部材(20)に圧入されて固定されているが、該圧
入部(15)はブツシュ(10)によりバックアップさ
れている。
なお、カッコ内の符号は、参照のために図面の各部品と
対照するものであって、同等構成を限定するものではな
い。
(へ)実施例 以下、図面に沿って、本発明による実施例について説明
する。
まず、本発明を適用した自動変速機Aについて、第2図
に沿ってその概要を説明するに、自動変速機Aはエンジ
ンクランク軸21に整列する入力軸3、カウンタ軸22
及びフロントアクスル軸23a、23bの3軸を有して
おり、入力軸3上にはロックアツプクラッチ25を有す
るトルクコンバータ9及び第1の自動変速機構部1が支
持され、またカウンタ軸22上には第2の自動変速機構
部27が支持され、更にフロントアクスル軸23a、2
3b上にはフロントディファレンシャル装置29が支持
されている。
第1の自動変速機構部1はシングルプラネタリギヤ30
及びデュアルプラネタリギヤ31を組合せてなるプラネ
タリギヤユニット2を有しており、該プラネタリギヤユ
ニット2は前記両プラネタリギヤのサンギヤ81同士及
びキャリヤCRI同士か一体に連結して構成され、また
サンギヤS1に噛合するピニオンがロングビニオンP1
により構成されている。そして、入力軸3とシングルプ
ラネタリギヤ30のリングギヤR1とが第1の()オワ
ード)クラッチC1を介して連結されており、また入力
軸3とサンギヤS1とが第2の(リバース及ダイレクト
)クラッチC2を介して連結されている。また、サンギ
ヤS1が第1のブレーキB1により直結係止されている
と共に、第2のブレーキB2により第1のワンウェイク
ラッチF1を介してその一方向回転が係止されている。
また、デュアルプラネタリギヤ31のリングギヤR2が
第3のブレーキB3により直接係止されていると共に第
2のワンウェイクラッチF2により一方向回転が係止さ
れている。そして、キャリヤCR1がケース隔壁に支持
されているカウンタドライブギヤ5に連結されており、
該ギヤ5が該第1の自動変速機構部1の出力部材となる
また、第2の自動変速機構部27は1個のシングルプラ
ネタリギヤ32を有しており、該プラネタリギヤのキャ
リヤCR3とサンギヤ、S 3とが第3の(ダイレクト
)クラッチC3を介して連結されている。また、サンギ
ヤ$3が第4の(アンダードライブ)ブレーキB4にて
直接係止されていると共に第3のワンウェイクラッチF
3により一方同回転が係止されている。そして、リング
ギヤR3か、前記カウンタドライブギヤ5と噛合して本
自動変速機構部27の入力部材となるカウンタドリブン
ギヤ33に連結されており、またキャリヤCR3がカウ
ンタ軸22に連結されている。更に、該カウンタ軸22
には該自動変速機構部27の出力部材となる減速ギヤ3
5が固定されている。
また、フロントディファレンシャル装置29はデフキャ
リヤ36及び左右サンギヤ37a、37bを有しており
、デフキャリヤ36となるギヤマウントケースにはリン
グギヤ39が固定さ・れている。そして、該リングギヤ
39か前記減速ギヤ35と噛合して最終減速機構を構成
しており、また左右サイドギヤ37a、37bがそれぞ
れ左右フロントアクスル軸23 a、 23 bに連結
されている。
ついで、本自動変速機Aの作動を、第3図に沿って説明
する。
エンジンクランク軸21の回転はトルクコンバータ9を
介して又はロックアツプクラッチ25を介して入力軸3
に伝達される。そして、Dレンジにおける1速状態にあ
っては、第1のクラッチC1が接続状態にあると共に第
4のブレーキB4が係止状悪にある。この状態あっては
、第1の自動変速機構部1は、入力軸3の回転が第1の
クラッチC1を介してシングルプラネタリギヤ3oのリ
ングギヤR1に伝達され、かっこの状態では、デュアル
プラネタリギヤ31のリングギヤR2が第2のワンウェ
イクラッチF2により回転が阻止されているので、サン
ギヤS1を逆方向に空転させながら共通キャリヤCRI
が正方向に大幅減速回転され、該回転がカウンタドライ
ブギヤ5から取出される。そして、第2の自動変速機構
部27は、第4のブレーキB4及び第3のワンウェイク
ラッチF3によりサンギヤS3が係止状態にあり、カウ
ンタドリブンギヤ33からの回転はリングギヤR3から
キャリヤCR3に減速回転として取出される。従って、
第1の自動変速機構部lの1速回転と第2の自動変速機
構部27の減速回転が組合されて、該回転が減速ギヤ3
5及びリングギヤ39を介してフロントディファレンシ
ャル装置29に伝達され、更に左右フロントアクスル軸
23a、23bに伝達される。
また、Dレンジにおける2速状態では、第1のクラッチ
C1の接続及び第4のブレーキB4の作動に加えて第2
のブレーキB2が作動する。すると、サンギヤS1が該
ブレーキB2に基づく第1のワンウェイクラッチF1の
作動により回転が停止され、従フて入力軸3からリング
ギヤR1の回転は、デュアルプラネタリギヤ31のリン
グギヤR2を正方向に空転させながらキャリヤCRIを
正方向に減速回転し、該回転がカウンタドライブギヤ5
に2速として取出される。更に、第2の自動変速機構部
27は減速状態のままであり、第1の自動変速機構部1
の2速及び該第2の自動変速機構部27の減速回転が組
合された回転がフロントアクスル軸23a、23bに伝
達される。
Dレンジにおける3速状態は、第】の自動変速機構部1
はそのまま2速状態を維持し、第2の自動変速機構部2
7における第4のブレーキB4を解放すると共に第3の
クラッチC3を係合する。
すると、キャリヤCR3とサイドギヤS3とが一体どな
り、プラネタリギヤ32が一体回転して、直結回転がカ
ウンタ軸22に取出される。この際、第4のブレーキB
4を第3のクラッチC3の係合に対して早目に解放し、
第3のワンウェイクラッチF3により伝動不能になるこ
とを阻止しつつ切換える。従って、第1の自動変速機構
部1の2速回転と第2の自動変速機構部27の直結回転
が組合されて、自動変速機A全体としての3速が得られ
る。
なお、Dレンジにおける2、3速へのダウンシフ)−時
、第1のブレーキB1も作動して、コースト時にエンジ
ンブレーキを作動する。
Dレンジにおける4速状態は、第3速状態から第2のク
ラッチC2か接続する。すると、入力軸3から第1のク
ラッチC1を介してリングギヤR1に伝達されると共に
第2のクラッチC2を介してサンギヤS1に伝達され、
プラネタリギヤユニット2か一体回転して、直結回転が
カウンタドライブギヤ5に伝達される。そして、該第1
の自動変速機構部1の直結回転と第2の自動変速機構部
27の直結回転が組合され、かっカウンタドライブギヤ
5とドリブンギヤ33が所定増速関係となっているので
、自動変速機A全体でオーバドライブ回転が得られる。
なおこの際、2速、3速において第1のブレーキB1が
作動している場合、4速へのアップシフトに際して該第
1のブレーキB1を早目に解放して、第1のワンウェイ
クラッチFlによりサンギヤS1を係止しつつ第2のク
ラッチC2を接続して、つかみ変えによるシフトショッ
クの発生を防止する。
また、3レンジは、上述Dレンジの1速、2速、3速に
おいて、2,3速時に第1のブレーキB1を作動した状
態と同じである。
また、2レンジは、上述3レンジの1速、2速状態と同
じである。
更に、ルンジは、1速状態において、第1のクラッチC
1の接続及び第4のブレーキB4の作動に加えて、第3
のブレーキB3が作動する。この状態あっては、リング
ギヤR2を第2のワンウェイクラッチF2による係正に
加えて第3のブレーキB3が回転方向にかかわりなく係
止し、エンジンブレーキを作動する。また、2速状態は
、2レンジにおける2速と同じである。
そして、リバースレンジにあっては、第2のクラッチC
2を接続すると共に、第3のブレーキB3及び第4のブ
レーキB4が作動する。この状態にあっては、入力軸3
の回転は第2のクラッチC2を介してサンギヤS1に伝
達され、かつこの状態ではデュアルプラネタリギヤ31
のリンクギャR2が第3のブレーキB3の作動により固
定されているので、シングルプラネタリギヤ30のリン
グギヤR1を逆転させながらキャリヤCR1も逆転し、
該キャリヤの逆転がカウンタドライブギヤ5に取出され
る。更に、該カウンタドライブギヤ5の逆回転は、第2
の自動変速機構部27により減速され、フロントアクス
ル軸23a、23bに伝達される。
ついで、第4図に基づき、上述自動変速機Aを具体化し
た実施例について説明する。
自動変速機Aは、トランスアクスルケース6、トランス
アクスルハウジング41、リヤカバー42からなる一体
ケースを有しており、該ケースには入力軸3、カウンタ
軸22及びフロントディファレンシャル装置29のデフ
キャリヤとなるリンクギヤマウントケース36が回転自
在に支持されている。そして、入力軸3上にはロックア
ツプクラッチ25を有するトルクコンバータ9及び第1
の自動変速機構部1が配設されており、またカウンタ軸
22上には第2の自動変速機構部27が配設されている
。また、トランスアクスルケース6にはバルブボディ4
4が配設されている。
第1の自動変速機構部1は、エンジンクランク軸より軸
方向に後側に向かってブレーキ部43、出力部45、プ
ラネタリギヤユニット2そしてクラッチ部47が顆に配
置されており、更にブレーキ部43とトルクコンバータ
9との間部分にはオイルポンプ49が配設されており、
また入力軸3に被嵌して回転自在に中空軸50が支持さ
れている。
そして、プラネタリギヤユニット2は、シングルプラネ
タリギヤ30とデュアルプラネタリギヤ31からなり(
第2図参照)、シングルプラネタリギヤ30は中空軸5
0に形成されたサンギヤS1、リングギヤR1,及びこ
れらギヤに噛合するピニオンP1を支持したキャリヤC
R1からなり、またデュアルプラネタリギヤ31は中空
軸50に形成されたサンギヤS1、リングギヤR2、並
びにサンギヤS1に噛合する第1ビニオンP1及びリン
グギヤR2に噛合する第2ビニオンP2を互に噛合する
ように支持するキャリヤCRIからなる。そして、これ
ら両プラネタリギヤ30゜31はサンギヤS1が共に中
空軸50に形成された同歯数の単一ギヤからなり、また
キャリヤCR1は一体に構成されており、またビニオン
P1は一体のロンクピニオンにて構成されている。
また、ブレーキ部43には、第1図に詳示するように、
内径側から外径方向に向って順次第1のワンウェイクラ
ッチFl、多板ブレーキからなる第1のブレーキB1そ
して多板ブレーキからなる第2のブレーキB2が配設さ
れている。そして、第1のワンウェイクラッチF1はそ
のインナーレース51に前記中空軸50の先端がスプラ
イン係合しており、またそのアウターレース52に外径
側に延びる第2ブレーキ用ハブ53が固定されている。
また、該ワンウェイクラッチF1のインナーレース51
の前側(エンジン側)には第1のブレーキ用ハブ55が
固定されている。更に、前記第2のブレーキ用ハブ53
には爪部な有するリング状のスラストワッシャ56が該
ハブ53の孔に爪部な係合することにより装着されてお
り、また前記第1のブレーキ用ハブ55にもリング状の
スラストワッシャ57が装着されており、これら両スラ
ストワッシャ56.57にてワンウェイクラッチF1が
挟持・保持されている。一方、オイルポンプ49はアル
ミダイカストからなるポンプカバー20をポンププレー
ト58を挟んでポンプボディ19にボルト59・・・に
て一体に固着したオイルポンプアッセンブリ17からな
り、かつカバ−2o部分かトランスアクスルケース6内
に挿入された状態で、該ケース6の接合面6aにボディ
19の接合面19aがボルト60にて固着されている。
そして、該オイルポンプカバー20の後側にはその内径
側から環状に順次ボス部20a、第1の鍔部20b及び
第2の鍔部20cが軸方向に突出して形成されており、
第1の鍔部20bのくし歯状部と前記第1のブレーキ用
ハブ55との間には前記第1のブレーキB1が介在され
、また第2の鍔部20cのくし歯状部と前記第2のブレ
ーキ用ハブ53との間には前記第2のブレーキB2が介
在されている。更に、前記ボス部2Qaと第1の鍔部2
0bとの間で環状の第1のブレーキ用油圧アクチュエー
タ11のシリンダが構成され、該シリンダにはピストン
61が油密状に嵌合して、かつ該ピストンのラグ部が第
1のブレーキB1に当接・操作すべく軸方向に延びてい
る。また、第1の鍔部20bと第2の鍔部20cとの間
で環状の第2のブレーキ用油圧アクチュエータ21のシ
リンダが構成され、該シリンダにはピストン62が油密
状に嵌合して、かつ該ピストン62のラグ部か第2のブ
レーキB2に当接・操作すべく軸方向に延びている。更
に、ボス部20aの先端隅部には段付き状に切り欠かれ
て環状の凹部12か形成されている。また、第2の鍔部
20cにスナップリングにて係止されている第1のブレ
ーキのエンドプレート63は一部外径側に突出してスプ
リング受は部63aとなっており、該受は部とピストン
62の背面に設置されたラグとの間には第2のブレーキ
用油圧アクチュエータ21の戻しスプリング64が介在
している。
一方、トルクコンバータ9は、エンジンクランク軸21
(第2図)に連結されるコンバータハウジング91を有
しており、更に該ハウジングに連結されたポンプ羽根車
92及びロックアツプクラッチ25と共にタービンハブ
96に連結されるタービン羽根車93、そしてこれら両
羽根車92゜93の間に位置するステータ羽根車94を
備えている。また、タービンハブ96はその前面及び後
面にスラストベアリング97a、97bを介してハウジ
ング91及びワンウェイクラッチ95の間に挟持・位置
決めされており、かつその内周面が入力軸3とスプライ
ン係合している。更に、コンバータハウジンク91はそ
の先端基部にてポンプスリーブ49aか固定されており
、該スリーブ49aはポンプボディ19内に延びてその
先端にてポンプ駆動ギヤ49bに固定されている。一方
、ステータ羽根車94はワンウェイクラッチ95のアウ
ターレースに固定されており、また該ワンウェイクラッ
チ95のインナーレース95aはステータシャフト13
にスプライン係合している。該ステータシャフト13は
鋼鉄材製の中空軸からなり、その外周側にポンプスリー
ブ49aが位置しかつその内周側に入力軸3か位置して
相対回転自在な3重軸を構成している。更に、該ステー
タシャフト13はその一端か前記ワンウェイクラッチ9
5のインナーレース95aと係合するスプライン部13
bとなっており、またその他端部分は外径方向に膨出し
て肉厚部13cとなって、該肉厚部13cが前記ポンプ
カバー20の中心孔部15に圧入固定されており、更に
その他端は該肉厚部13cから更に外径方向に突出して
比較的軸方向寸法の小さい環状フランジ部13aを形成
している。そして、該フランジ部]、3aの内側が前記
ポンプカバー20の外側面と密接して嵌合しており、該
フランジ部13aと前記ポンプカバー隅部の環状凹部1
2とによりスナップリング用溝が構成されている。更に
、該スナップリング用溝には、スプリング受は部材83
と共にスナップリング84が装着されており、該スナッ
プリング84が受は部材83を抜止め支持し、また該受
は部材83と前記第1の油圧アクチュエータ11のピス
トン61背面との間に戻しスプリング85か縮設されて
いる。
そして、入力軸3はその後端部分を除いて同一径からな
っており、その先端部分は比較的狭い間隔にて配置され
た2個のブツシュ10.11により回転自在に支持され
ている。リヤブツシュ10はその内周面に溝か構成され
ていると共に、前記ステータシャフト13の圧入部15
部分に対向する部位に配置されており、またフロントブ
ツシュ11は上記リヤブツシュ10と僅かに前方側に離
れた部位に配置されており、これら両ブツシュ10.1
1はステータシャフト13の内周面又は入力軸3の外周
面に同一方向から打込まれる。そして、両ブツシュ10
.11の間部分16はポンプカバー20に形成された、
ロックアツプクラッチオフ時のトルクコンバータフィー
ト圧用の供給油路に連通ずると共に、入力軸3に形成さ
れた横孔3Cに連通しており、該フィート圧用の油路を
構成している。更に、該油路16は横孔3C及び入力軸
3先端部分に形成された中心孔3dを通ってトルクコン
バータハウジング91の前端部分に連通しており、更に
該ハウジング91前端部分は、タービンハブ96とハウ
ジング前面との間のスラストベアリング97a、及びロ
ックアツプクラッチ25のプレート25aの前面を通っ
てタービン羽根車93及びポンプ羽根車92からなるト
ーラスに連通している。また、ポンプスリーブ49aと
ステータシャフト13との空隙部すがロックアツプクラ
ッチオン時のフィード圧油路となっており該油路すはワ
ンウェイクラッチ95とハウシング後面との間のスラス
トベアリング99を介してトーラスに連通している。
一方、出力部45は、第4図に示すように、第1の自動
変速機構部1の略々中央部に位置したカウンタドライブ
ギア5を有しており、該カウンタドライブギヤ5はアク
スルケース6に形成された隔壁6Cにダブルテーパート
ローラベアリング45aを介して回転自在に支持されて
おり、またそのボス部が前記プラネタリギヤユニット2
のキャリヤCRIに連結している。更に、前記ベアリン
グ45aのアウターレースはケース隔壁6C内周面にス
プライン係合して嵌合されていると共に、該レース延長
部外周面に第2のワンウェイクラッチF2が装着されて
いる。
そして、該第2のワンウェイクラッチF2のアウターレ
ースは前記デュアルプラネタリギヤ31のリングギヤR
2に固定されており、かつ該リングギヤR2はスラスト
ベアリングを介してカウンタギヤボス部及びキャリヤC
RIとの間に挟持されている支持板により支持されてい
る。従って、該第2のワンウェイクラッチF2はプラネ
タリギヤユニット2とケース隔壁6Cとの間にて軸方向
に並んで配置される。また、リングギヤR2外周とアク
スルケース6との間には第3のブレーキB3が介在して
おり、かつ隔壁6Cの一側壁面部にはシリンダが形成さ
れて、かつ該シリンダにはピストンからなる油圧アクチ
ュエータ65が第2のワンウェイクラッチF2どの間で
挟まれるように配設されている。更に、該油圧アクチュ
エータ65は円筒状のくし歯形状からなるアームを有し
ており、該アームは第2のワンウェイクラッチF2の外
径側を通って軸方向に延びて、第3のブレーキB3を制
御すると共に、そのくし歯部分に戻しスプリングが配設
される。
そして、クラッチ部47は、第1の(フォワード)クラ
ッチC1及び第2の(ダイレクト)クラッチC2を備え
ており、かつ第1の自動変速機構部1後端に位置してト
ランスアクスルカバー42部分に収納されている。また
、入力軸3後端部はカバー42のボス部42aを被嵌す
るようにスリーブ部3aとなっており、かつ該スリーブ
部3aにクラッチドラム67が一体に連結されている。
更に、該クラッチドラム67には可動部材69がスプラ
インにより軸方向のみ摺動自在に嵌合されており、更に
該可動部材69にはピストン部材70が嵌合している。
また、可動部材69はクラッチトラム67内周面からな
るシリンダとの間で油室を構成して第1のクラッチC1
用の油圧アクチュエータ71を構成している。一方、ピ
ストン部材70は可動部材69内周面からなるシリンダ
との間にて油室を構成して第2のクラッチC2用の油圧
アクチュエータ72を構成している。更に、該ピストン
部材70とスリーブ部3aに固着されたスナップリング
との間には受は部材を介してスプリング73が縮設され
ており、該スプリング73は両油圧アクチュエータ7i
、72のピストン部材69.70に共通する戻しスプリ
ングを構成している。また、第1のクラッチC1はクラ
ッチドラム67の外径部内周面に形成されたスプライン
とリングギヤR1の外周面に形成されたスプラインとの
間に介在しており、また第2のクラッチC2は可動部材
69の外径部内周面に形成されたスプラインと中空軸5
0に固定されたハブ部50a外周面に形成されたスプラ
インとの間に介在している。
一方、第2の自動変速機構部27は1個のシンクルプラ
ネタリキャ32を有している。更に、カウンタ軸22上
にベアリング75を介してカウンタ1くリブンギャ33
が回転自在に支持されておリ、かつ該軸22上に減速ギ
ヤ35か固定されている。そして、プラネタリギヤ32
のリングギヤR3がカウンタドリブンギヤ33に連結し
ており、またピニオンP3を支持するキャリヤCR3は
カウンタ軸22を外径方向に膨出して一体に形成されて
いる。更に、サンギヤS3は軸22上に回転自在に支持
されたハブ76に形成されており、該ハブの外径部に固
定されたドラム77にはその外周面にバンドブレーキか
らなる第4のブレーキB4が形成されている。また、該
ドラム77の内周面とキャリヤCR3に固定されたハブ
との間には第3のクラッチC3が介在しており、更に該
クラッチC3に隣した前記ハブ76にはピストンが嵌合
してクラッチC3用の油圧アクチュエータ79を構成し
ている。また、ハブ76の延長部とケース6との間に第
3のワンウェイクラッチF3が介在している。
また、フロントディファレンシャル装置29はデフキャ
リヤとなるリングギヤマウントケース36を有しており
、該ケース36はベアリングを介してハウジング41及
びケース6に回転自在に支持されている。更に、該マウ
ントケース36上には前記減速ギヤ35と噛合する大径
のリングギヤ39か固定されており、またその内部には
ピニオン軸80によりピニオンギヤ81が回転自在に支
持されていると共に、該ギヤ81に噛合する左右サイト
ギヤ37a、37bが回転自在に支持されている。そし
て、該サイドギヤ37a、37bには左右フロントアク
スル軸23a、23bがそれぞれ嵌合・連結される。
ついで、本自動変速機Aに係る主要部の作動について説
明する。
エンジンクランク軸21の回転はトルクコンへ−夕9の
ハウジング91に伝達され、ポンプ羽根車92による油
流はタービン羽根車93に作用し、そしてステータ羽根
車94を介してポンプ羽根車92に戻る。この際、ステ
ータ羽根車94にトルクが作用してポンプ及びタービン
の両羽根車間にトルク差を生じるか、該ステータ羽根車
94に作用するトルクの反力は、ワンウェイクラッチ9
5を介してステータシャフト13に伝達され、更に該シ
ャフト13に圧入固定されるポンプカバー20にて担持
される。また、タービン羽根車93からの油流が、ステ
ータ羽根車94の背面側に作用すると、該ステータ羽根
車94はワンウェイクラッチ95の作用により空転する
。更に、タービン羽根車93及びロックアツプクラッチ
25の回転は入力軸3に伝達され、またハウジング91
の回転はポンプスリーブ49aを介して駆動ギヤ49b
に伝達され、オイルポンプ49を駆動する。
そして、入力軸3は、その先端部かポンプカバー20に
圧入固定されて芯出しされているステータシャフト13
内周面に比較的間隔の狭い2個のブツシュ10.11を
介して支持されており、またその後端がリヤカバーポス
部り2a内にニードルベアリング100を介して支持さ
れている。また、上述したようにステータ反力はステー
タシャフト13とポンプカバー20との圧入部15にて
担持されているが、該圧入部15のステー、タシャフト
内周面はりャプッシュ10そして入力軸3が位置して、
圧入部15をバックアップしており、ポンプカバー20
がアルミ合金にて形成されても、入力軸3の振れ回り等
によって前記圧入部15が緩むことはない。また、該リ
ヤブツシュ10には、入力軸3に形成された潤滑油孔3
cから横孔を介してその溝付内周面に潤滑油が供給され
ており、充分な潤滑状態にて入力軸3が支持されている
また、ロックアツプクラッチ25のオフ時は、ロックア
ツプコントロールバルブ(図示せず)からのフィート圧
か油路aを通って、両ブツシュ10.11間の油路16
に供給され、更に横孔3c及び中心孔3dを通ってトル
クコンバータハウジング91の前端部分に供給される。
これにより、該フィート圧はスラストベアリング97a
を介してクラッチプレート25aの前面に流れ、ロック
アツプ25を解放状態に保持しながらトルクコンバータ
本体92,93.94に供給される。そして、該本体か
ら後方のスラストベアリング99を通って油路すに排出
され、ロックアツプコントロールバルブへ排出される。
一方、ロックアツプクラッチ25のオン時は、ロックア
ツプコントロールバルブからのフィート圧が油路す及び
スラストベアリング99を通っ−C)ルクコンバータ本
体即ちロックアツプクラッチ25の後方側に供給され、
ロックアツプクラッチを接続する。そして、スラストベ
アリング97a、中心孔3d、横孔3C及び両ブツシュ
間の油路16、更に油路aを通ってロックアツプコント
ロールバルブに排出される。
なお、上述実施例は、前進3速の第1の自動変速機構部
1と直結及び減速切換えの第2の自動変速機構部27と
を組合せた自動変速機Aについて説明したが、本発明は
これに限らず、特開昭62−141342号公報に示す
ように、前進4速の自動変速機構部を用いる自動変速機
、更に他の自動変速機にも適用できることは勿論である
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によると、入力軸(3)を支
持する2個のブツシュ(10)、(11)にてトルクコ
ンバータフィート圧油路(16)を構成したので、シー
ルリングを用いる必要がなく、挿入時のカジリ等により
油路を不完全に構成することを防止して、信頼性を向上
し得ると共に、シールリング用の溝加工等を必要とせず
、更に組付けも簡単となり、コストダウンをも図ること
ができる。
また、リヤブツシュ(10)は、ステータシャフト(1
3)の圧入部(15)に対向して位置するので、該圧入
部をバックアップすると共に該圧入部ての入力軸(3)
の振れ回りを防止し、圧入部(15)が緩んでステータ
シャフト(13)が空転することを阻止し得、更にこれ
に起因して、固定部材となるポンプカバー(20)をア
ルミ合金にて形成することが可能となり、自動変速機(
A)の軽量化を図ることができる。
更に、フロントブツシュ(11)をリヤブツシュ(10
)に近接して配置したので、入力軸(3)先端部の支持
が柔軟となり、いずれか一方のブツシュのみが偏当りす
ることを防止して、ブツシュの耐久性を向上することが
できる。
また、シールリング用の凹溝等を入力軸(3)に形成す
る必要がないこと等に基づき、入力軸をその後端部な除
いて同一径とすることができ、これにより入力軸(3)
の挿入が容易となって、第1軸を1本軸とすることが可
能となり、ブツシュ(10)、(11)を同じ方向から
挿入できることと相俟って、自動変速機(A)の組立て
を大幅に容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機の前部を示す拡大断面
図、第2図は本発明を適用しな自動変速機を示す概略図
、第3図はその作動を示す図、第4図はその自動変速機
の全体を示す断面図である。そして、第5図は従来例を
示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジン出力軸の回転を入力軸に伝達するトルクコ
    ンバータ、及び該入力軸の回転を適宜変速して出力部材
    に伝達する自動変速機構部を備えてなる自動変速機にお
    いて、 前記トルクコンバータのステータ反力を担 持するステータシャフトを、前記トルクコンバータと自
    動変速機構部との間に位置する固定部材内周面に圧入固
    定し、 また該ステータシャフト内周面と前記入力 軸外周面との間における前記圧入部に対向する部位及び
    該部位より僅か前方部位にそれぞれブッシュを介装し、 これら両ブッシュの間で、前記トルクコン バータに供給するトルクコンバータフィード圧用の油路
    を構成した、 自動変速機。 2、前記固定部材が、ポンプボディに固定されるアルミ
    合金製のポンプカバーである、 請求項1記載の自動変速機。 3、前記入力軸が、後端部分を除いて同一径からなる、 請求項1記載の自動変速機。
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