JPH0242082Y2 - - Google Patents
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- JPH0242082Y2 JPH0242082Y2 JP1982165054U JP16505482U JPH0242082Y2 JP H0242082 Y2 JPH0242082 Y2 JP H0242082Y2 JP 1982165054 U JP1982165054 U JP 1982165054U JP 16505482 U JP16505482 U JP 16505482U JP H0242082 Y2 JPH0242082 Y2 JP H0242082Y2
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- Japan
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- pulley
- lever
- aircraft
- speed
- rod
- Prior art date
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- Expired
Links
- 241000209094 Oryza Species 0.000 claims description 19
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 claims description 19
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
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- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 description 3
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、田植機の走行装置における速度自動
可変装置に関するものである。
可変装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術
従来、歩行型あるいは乗用型の田植機の走行装
置においては、走行速度を変更する変速装置を設
け、同装置を作動させる際は、変速レバー操作を
手動により行うものが存在する。
置においては、走行速度を変更する変速装置を設
け、同装置を作動させる際は、変速レバー操作を
手動により行うものが存在する。
(ハ) 考案が解決しようとする課題
ところが、圃場内において、田植作業時の旋回
時、或は深田作業時には速度を落す必要があり、
従来はこれをいちいち、変速レバーの手動操作に
より行なつていたが、作業者にとつては煩しく、
疲労の原因ともなつていた。
時、或は深田作業時には速度を落す必要があり、
従来はこれをいちいち、変速レバーの手動操作に
より行なつていたが、作業者にとつては煩しく、
疲労の原因ともなつていた。
(ニ) 課題を解決するための手段
本考案では、田植機の走行装置たる主プーリ等
の走行連動機構に割プーリを設けて、同割プーリ
に、傾斜状カム部を有するレバー及びカム係合受
け体を連設して変速機構を構成する共に、割プー
リの有効径を可変自在とし、同変速機構と機体の
昇降装置とを連動連結し、機体の昇降に連動して
走行速度を変速すべく構成してななる田植機の走
行装置における速度自動可変装置を提供せんとす
るもののである。
の走行連動機構に割プーリを設けて、同割プーリ
に、傾斜状カム部を有するレバー及びカム係合受
け体を連設して変速機構を構成する共に、割プー
リの有効径を可変自在とし、同変速機構と機体の
昇降装置とを連動連結し、機体の昇降に連動して
走行速度を変速すべく構成してななる田植機の走
行装置における速度自動可変装置を提供せんとす
るもののである。
(ホ) 作用
圃場において、田植作業を行う場合は、畔近辺
等で方向転換を行うときは、機体を昇降装置によ
り上昇させると変速機構のレバー及びカム係合受
け体が連動して割プーリの有効径が大となり、し
たがつて、機体の走行速度は自動的に低速走行と
なる。次に、旋回を終つて機体を下げて田植作業
を行う場合は、上記とは逆に割プーリの有効径が
小となり、機体の走行速度は自動的に高速走行と
なる。
等で方向転換を行うときは、機体を昇降装置によ
り上昇させると変速機構のレバー及びカム係合受
け体が連動して割プーリの有効径が大となり、し
たがつて、機体の走行速度は自動的に低速走行と
なる。次に、旋回を終つて機体を下げて田植作業
を行う場合は、上記とは逆に割プーリの有効径が
小となり、機体の走行速度は自動的に高速走行と
なる。
(ヘ) 効果
本考案によれば、田植機の走行装置たる主プー
リ等の走行連動機構に割プーリを設けて、同割プ
ーリに傾斜状カム部を有するレバー及び田植係合
受け体を連設して変速機構を構成したものである
から、カム部より割プーリを確実に移動させて有
効径を可変することができ、従つて、機体の昇降
に応じて走行速度を自動的に変速でき、田植作業
を能率的に行うことができるものである。
リ等の走行連動機構に割プーリを設けて、同割プ
ーリに傾斜状カム部を有するレバー及び田植係合
受け体を連設して変速機構を構成したものである
から、カム部より割プーリを確実に移動させて有
効径を可変することができ、従つて、機体の昇降
に応じて走行速度を自動的に変速でき、田植作業
を能率的に行うことができるものである。
また、変速機構と機体の昇降装置とを直接カム
部連結したものであるから、変速機構の構成を簡
単にすることができるものである。
部連結したものであるから、変速機構の構成を簡
単にすることができるものである。
(ト) 実施例
本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
第1図は歩行型田植機の側面図である。
第1図は歩行型田植機の側面図である。
Aは旋肥機付の歩行型田植機である。同田植機
の機体フレームaの前部に原動機1を搭載し、機
体フレームa中央両側に車輪2を設け、後部に植
付装置bを設け同植付装置bに対向して前低後高
の苗載台3が立設されている。苗載台3後方に
は、ハンドル4が突設されており、機体フレーム
aの下方には、中央にセンターフロート5が、そ
の両側にはサイドフロート6がそれぞれ設けられ
ている。
の機体フレームaの前部に原動機1を搭載し、機
体フレームa中央両側に車輪2を設け、後部に植
付装置bを設け同植付装置bに対向して前低後高
の苗載台3が立設されている。苗載台3後方に
は、ハンドル4が突設されており、機体フレーム
aの下方には、中央にセンターフロート5が、そ
の両側にはサイドフロート6がそれぞれ設けられ
ている。
苗載台3の下部機枠には、同苗載台3の下部摺
動範囲を囲むようにガード杆7が張設されてお
り、同ガード杆7には、門形状に屈折形成した支
持枠杆8が連設され、同支持枠杆8には、ブラケ
ツト9を介して円筒状の旋肥ホツパー10が連設
されている同旋肥ホツパー10の下部には、ホー
ス11が連設され、ホース11の下端には植付装
置bの植付部近傍に配設した作溝体12に連通し
ており、旋肥ホツパー10内の肥料をホース11
から作溝体12により形成される作溝内に旋肥す
るものである。
動範囲を囲むようにガード杆7が張設されてお
り、同ガード杆7には、門形状に屈折形成した支
持枠杆8が連設され、同支持枠杆8には、ブラケ
ツト9を介して円筒状の旋肥ホツパー10が連設
されている同旋肥ホツパー10の下部には、ホー
ス11が連設され、ホース11の下端には植付装
置bの植付部近傍に配設した作溝体12に連通し
ており、旋肥ホツパー10内の肥料をホース11
から作溝体12により形成される作溝内に旋肥す
るものである。
旋肥ホツパー10の下部には、旋肥送り出し装
置13が設けられており、同装置は原動機1から
の動力を受けて回転作動し、旋肥ホツパー10内
の肥料を強制的にホース11から送り出すように
構成されている。14は苗植深さ調節杆であつ
て、各フロート5,6,6の後端に取付けられ、
ハンドル4等の機体に対して高さ調節が可能であ
る。センターフロート5の前端は前記機体フレー
ムaの先端下面にリンク15を介して上下動自在
に構成され、外側の両サイドフロート6,6の先
端もスイングアーム16,16から横方向に突設
した横杆17,17の先端にリンク18,18を
介して上下動自在に取付けられている。
置13が設けられており、同装置は原動機1から
の動力を受けて回転作動し、旋肥ホツパー10内
の肥料を強制的にホース11から送り出すように
構成されている。14は苗植深さ調節杆であつ
て、各フロート5,6,6の後端に取付けられ、
ハンドル4等の機体に対して高さ調節が可能であ
る。センターフロート5の前端は前記機体フレー
ムaの先端下面にリンク15を介して上下動自在
に構成され、外側の両サイドフロート6,6の先
端もスイングアーム16,16から横方向に突設
した横杆17,17の先端にリンク18,18を
介して上下動自在に取付けられている。
スイングアーム16,16は基端のボス部に
て、ミツシヨンケース19に回動自在に取付けら
れており、同スイングアーム16,16の他端に
は前記車輪2,2が取付けられて原動機1からベ
ルト20に伝動されるミツシヨンケース19より
アーム内のチエン等を介して回転駆動され、ま
た、機体フレームaの上面には、原動機1により
ベルト21を介して伝動される油圧ポンプ22が
設けられている。
て、ミツシヨンケース19に回動自在に取付けら
れており、同スイングアーム16,16の他端に
は前記車輪2,2が取付けられて原動機1からベ
ルト20に伝動されるミツシヨンケース19より
アーム内のチエン等を介して回転駆動され、ま
た、機体フレームaの上面には、原動機1により
ベルト21を介して伝動される油圧ポンプ22が
設けられている。
ミツシヨンケース19の左右両側面にはベルク
ランク型の昇降レバー23,23を、ミツシヨン
ケース19に貫通軸支した軸24に回転自在に嵌
挿して設け、両昇降レバー23,23の先端をス
イングアーム16,16にロツド25,25を介
して各々連結する一方、原動機1の機体フレーム
aを断面角筒状に形成してその内部に、単動の油
圧シリンダ26を、そのピストン27が田植機の
中心線に沿つて前方向に突出動するように設け、
ピストン27の先端には揺動杆28の中央部を水
平揺動自在にピン枢着し、この揺動杆28の両端
を昇降レバー23,23の他端に緩衝機構29付
き連杆29′を介して各々連結して、両車輪2,
2を逆方向に上下動するようにすると共に、油圧
シリンダ26の作動によつて両車輪2,2が同時
に上下動して機体を昇降するように構成する。
ランク型の昇降レバー23,23を、ミツシヨン
ケース19に貫通軸支した軸24に回転自在に嵌
挿して設け、両昇降レバー23,23の先端をス
イングアーム16,16にロツド25,25を介
して各々連結する一方、原動機1の機体フレーム
aを断面角筒状に形成してその内部に、単動の油
圧シリンダ26を、そのピストン27が田植機の
中心線に沿つて前方向に突出動するように設け、
ピストン27の先端には揺動杆28の中央部を水
平揺動自在にピン枢着し、この揺動杆28の両端
を昇降レバー23,23の他端に緩衝機構29付
き連杆29′を介して各々連結して、両車輪2,
2を逆方向に上下動するようにすると共に、油圧
シリンダ26の作動によつて両車輪2,2が同時
に上下動して機体を昇降するように構成する。
そして、上記油圧シリンダ26やピストン2
7、昇降レバー23などによつて昇降装置Dを構
成している。
7、昇降レバー23などによつて昇降装置Dを構
成している。
一方、油圧ポンプ22には4ポート3ポジシヨ
ンの切換弁Kを設け、そのポンプポートPに回路
を介して油圧ポンプ22を接続し、ポートBを、
回路を介して油圧シリンダ26への入口ポート2
6′に、リターンポートR1,R2を油圧タンクに
各々接続し、切換弁K内のスプール30が中立位
置にあるとき、ポートB,R1が閉でポートP,
R2が互に連通し、スプール30が機体の前方に
移動すればポートR1,R2が閉でポートP,Bが
互に連通し油圧シリンダ26におけるピストン2
7の前進動で車輪2が下降して機体上げになり、
スプール30が機体の後方に移動すればポート
P,R2及びポートB,R1が各々連通し油圧シリ
ンダ26におけるピストン27の後退動で車輪2
が上昇して機体が下げになるように構成されてい
る。
ンの切換弁Kを設け、そのポンプポートPに回路
を介して油圧ポンプ22を接続し、ポートBを、
回路を介して油圧シリンダ26への入口ポート2
6′に、リターンポートR1,R2を油圧タンクに
各々接続し、切換弁K内のスプール30が中立位
置にあるとき、ポートB,R1が閉でポートP,
R2が互に連通し、スプール30が機体の前方に
移動すればポートR1,R2が閉でポートP,Bが
互に連通し油圧シリンダ26におけるピストン2
7の前進動で車輪2が下降して機体上げになり、
スプール30が機体の後方に移動すればポート
P,R2及びポートB,R1が各々連通し油圧シリ
ンダ26におけるピストン27の後退動で車輪2
が上昇して機体が下げになるように構成されてい
る。
31はセンサーロツドである。同ロツド31は
バネ等を介してT型レバー32に連動連結されて
おり、同T型レバー32はピン22を介してスプ
ール30に係合するアーム34に連動連結されて
いる。
バネ等を介してT型レバー32に連動連結されて
おり、同T型レバー32はピン22を介してスプ
ール30に係合するアーム34に連動連結されて
いる。
そして、T型レバー32の一端とセンサーロツ
ド31の基端部とをセンサーロツド31が下向き
回動するば切換弁Kが機体下げに切換わり、セン
サーロツド31が植向き回動すれば機体上げに切
換わるように、ばね、ロツド、ブラケツト、ピン
等を介して連動連結する一方、T型レバー32の
一端をハンドル4等の適宜個所に機体の前後方向
に回動し得るように設け手動昇降レバー35にロ
ツド及びリンクを介して連結し、同手動昇降レバ
ー35の回動によつて機体の昇降がセンサーロツ
ド31よりも優先的にできるようになつている。
ド31の基端部とをセンサーロツド31が下向き
回動するば切換弁Kが機体下げに切換わり、セン
サーロツド31が植向き回動すれば機体上げに切
換わるように、ばね、ロツド、ブラケツト、ピン
等を介して連動連結する一方、T型レバー32の
一端をハンドル4等の適宜個所に機体の前後方向
に回動し得るように設け手動昇降レバー35にロ
ツド及びリンクを介して連結し、同手動昇降レバ
ー35の回動によつて機体の昇降がセンサーロツ
ド31よりも優先的にできるようになつている。
第2図は本考案と走行装置の連動関係を示す側
面図である。
面図である。
原動機1からの動力取出軸にはエンジンプーリ
36が設けられ、主プーリ37との間にはベルト
20が掛けられ、テンシヨンプーリ38によりベ
ルト20は緊張すべく構成して、これらより走行
連動機構B′を構成している。
36が設けられ、主プーリ37との間にはベルト
20が掛けられ、テンシヨンプーリ38によりベ
ルト20は緊張すべく構成して、これらより走行
連動機構B′を構成している。
そして、主プーリ37は、割プーリ37−1と
なつていて、同割プーリ37−1は、プーリ軸3
7′にスプライン嵌合されており、同プーリ軸3
7′はレバー39が遊嵌されているレバー39の
基端部はボス部より成り、貫通孔を有し、カム部
39−1が構成されている。レバー39の先端部
には抜き穴が設けられ、ロツド40が回動自在に
係合している。41はカム係合受け体であり、レ
バー39のカム部39−1と係合する部分は、傾
斜状にカム部39−1と係合し、同カム部39−
1が軸まわりに回動して係合することにより、同
受け体41を左右に移動すべく構成している。
なつていて、同割プーリ37−1は、プーリ軸3
7′にスプライン嵌合されており、同プーリ軸3
7′はレバー39が遊嵌されているレバー39の
基端部はボス部より成り、貫通孔を有し、カム部
39−1が構成されている。レバー39の先端部
には抜き穴が設けられ、ロツド40が回動自在に
係合している。41はカム係合受け体であり、レ
バー39のカム部39−1と係合する部分は、傾
斜状にカム部39−1と係合し、同カム部39−
1が軸まわりに回動して係合することにより、同
受け体41を左右に移動すべく構成している。
そして、傾斜状カム部39−1を有するレバー
39及び係合受け体41などにより変速機構Cを
構成している。
39及び係合受け体41などにより変速機構Cを
構成している。
機体に固設されたロツド42に固設されたレバ
ー43のボス部43−1は、プーリ軸37′が挿
通して回動自在となるべき貫通穴が穿設されてお
り、同ボス部43−1は、前記受け体41とスプ
ライン嵌合して、同受け体41が軸方向のみに移
動し得るように構成し、レバー39のボス部の貫
通孔はレバー43のボス部43−1に嵌合して回
動自在である。
ー43のボス部43−1は、プーリ軸37′が挿
通して回動自在となるべき貫通穴が穿設されてお
り、同ボス部43−1は、前記受け体41とスプ
ライン嵌合して、同受け体41が軸方向のみに移
動し得るように構成し、レバー39のボス部の貫
通孔はレバー43のボス部43−1に嵌合して回
動自在である。
すなわち、カム係合受け体41はボス部43−
1の外周部にスプライン嵌合されて左右方向のみ
に摺動すべく構成されており、レバー39はプー
リ軸37′まわりに回動自在となるべく構成され、
カム部39−1の係合により同受け体41を左右
に摺動さすべく構成している。44はスラストベ
アリンクである。主プーリ37のボス部と前記受
け体41との間に介設し、主プーリ37の回転と
同受け体41との停止(不回転)との間に設けら
れている。
1の外周部にスプライン嵌合されて左右方向のみ
に摺動すべく構成されており、レバー39はプー
リ軸37′まわりに回動自在となるべく構成され、
カム部39−1の係合により同受け体41を左右
に摺動さすべく構成している。44はスラストベ
アリンクである。主プーリ37のボス部と前記受
け体41との間に介設し、主プーリ37の回転と
同受け体41との停止(不回転)との間に設けら
れている。
本考案の実施例は上記のように構成されている
ものであり、圃場において田植作業を行なう際、
畔近辺等で方向転換を行なうとき、植付クラツチ
レバーをOFFとし、機体の昇降レバーを手動操
作して機体上げとし(車輪を下げる)、従来は変
速レバーを切換えて低速へレバー操作しなければ
ならなかつたが、本考案では、機体上げすること
によつて自動的に低速走行が行われるものであ
る。
ものであり、圃場において田植作業を行なう際、
畔近辺等で方向転換を行なうとき、植付クラツチ
レバーをOFFとし、機体の昇降レバーを手動操
作して機体上げとし(車輪を下げる)、従来は変
速レバーを切換えて低速へレバー操作しなければ
ならなかつたが、本考案では、機体上げすること
によつて自動的に低速走行が行われるものであ
る。
すなわち、車輪2を駆使しているスイングアー
ム16にロツド25を介して連動連結している昇
降レバー23が、車輪2を下げることにより(機
体上げ)、ピンを支点に右廻りに回動し、ロツド
40を前方に押すとレバー39が右廻りに回動
し、カム部39−1が第3図矢印の方向へ回動す
るのでカム係合受け体41を左側へ押し、主プー
リ37は割プーリ37−1に構成されているの
で、同割プーリ37の右半分を左側へ押す。
ム16にロツド25を介して連動連結している昇
降レバー23が、車輪2を下げることにより(機
体上げ)、ピンを支点に右廻りに回動し、ロツド
40を前方に押すとレバー39が右廻りに回動
し、カム部39−1が第3図矢印の方向へ回動す
るのでカム係合受け体41を左側へ押し、主プー
リ37は割プーリ37−1に構成されているの
で、同割プーリ37の右半分を左側へ押す。
ベルト20は主プーリ37の内側斜面に押され
て上下外方へ動く、即ち、プーリの有効径が大と
なる。このとき、テンシヨンプーリ38が下向き
に首を振り、エンジンプーリ36と主プーリ37
とはベルト20の巻き掛けにより異常なく回転が
伝達されるものである。主プーリ37のプーリ径
が大となることにより同主プーリ37の回転数が
少なくなる。従つて、チエン等伝動装置を介して
伝達される車輪2の回転数は少なくなり、走行速
度は低速となる。
て上下外方へ動く、即ち、プーリの有効径が大と
なる。このとき、テンシヨンプーリ38が下向き
に首を振り、エンジンプーリ36と主プーリ37
とはベルト20の巻き掛けにより異常なく回転が
伝達されるものである。主プーリ37のプーリ径
が大となることにより同主プーリ37の回転数が
少なくなる。従つて、チエン等伝動装置を介して
伝達される車輪2の回転数は少なくなり、走行速
度は低速となる。
旋回を終わり、機体を下げると(車輪を上げ
る)、昇降レバー23が左廻りに回動し、ロツド
40を後方へ引いてレバー39を左廻りに回動さ
せ、カム部39−1を第3図矢印と逆方向へ回動
させる。主プーリ37はベルト20により両側へ
押されているからカム係合受け体41は右側へ押
されており、カム部39−1が上方へ回動して第
3図の位置まで回動するに伴ない、同受け体41
も第3図の状態に復すると同時に主プーリ37の
右半分が右側へ移動してベルト20が主プーリ3
7の斜面を内側へ寄る。即ち、主プーリ37のプ
ーリ径が小となり、同プーリ37の回転数は従前
の除隊に復する。
る)、昇降レバー23が左廻りに回動し、ロツド
40を後方へ引いてレバー39を左廻りに回動さ
せ、カム部39−1を第3図矢印と逆方向へ回動
させる。主プーリ37はベルト20により両側へ
押されているからカム係合受け体41は右側へ押
されており、カム部39−1が上方へ回動して第
3図の位置まで回動するに伴ない、同受け体41
も第3図の状態に復すると同時に主プーリ37の
右半分が右側へ移動してベルト20が主プーリ3
7の斜面を内側へ寄る。即ち、主プーリ37のプ
ーリ径が小となり、同プーリ37の回転数は従前
の除隊に復する。
深田の場合は、センターフロート5の前部上面
に付設されたセンサーロツド31を介して油圧回
路を経て、油圧ポンプ22及び油圧シリンダ26
が作動し、昇降レバー23が回動して、車輪2を
押し下げるので機体上げが自動的にされ、前述の
作用により、走行速度が自動的に低速となる。
に付設されたセンサーロツド31を介して油圧回
路を経て、油圧ポンプ22及び油圧シリンダ26
が作動し、昇降レバー23が回動して、車輪2を
押し下げるので機体上げが自動的にされ、前述の
作用により、走行速度が自動的に低速となる。
本実施例によれば、主プーリ等の走行連動機構
に割プーリを設け、動力伝達機構を動力変速機構
ともなるべく構成し、かつ、同変速機構を機体の
昇降装置に連動連結すべく構成したから、機体の
昇降操作或は昇降のみにより機体の変速が自動的
に行なわれ、従来のように変速操作をする必要が
なく労力が省ける。また、機体の昇降動作と走行
変速動作が連動的になされるので誤動作の起こる
心配がなく、作業者が安心して作業を行なえると
いう効果がある。
に割プーリを設け、動力伝達機構を動力変速機構
ともなるべく構成し、かつ、同変速機構を機体の
昇降装置に連動連結すべく構成したから、機体の
昇降操作或は昇降のみにより機体の変速が自動的
に行なわれ、従来のように変速操作をする必要が
なく労力が省ける。また、機体の昇降動作と走行
変速動作が連動的になされるので誤動作の起こる
心配がなく、作業者が安心して作業を行なえると
いう効果がある。
第1図は、歩行型田植機の側面図、第2図は、
本考案の側面図、第3図は、本考案の要部説明
図、第4図は、油圧回路による機体の昇降作動の
系統図。 A:歩行型田植機、B′:走行連動機構、C:
変速機構、D:昇降装置、37:主プーリ、37
−1:割フーリ、39:レバー、39−1:カム
部、41:カム係合受け体。
本考案の側面図、第3図は、本考案の要部説明
図、第4図は、油圧回路による機体の昇降作動の
系統図。 A:歩行型田植機、B′:走行連動機構、C:
変速機構、D:昇降装置、37:主プーリ、37
−1:割フーリ、39:レバー、39−1:カム
部、41:カム係合受け体。
Claims (1)
- 田植機Aの走行装置たる主プーリ等の走行連動
機構B′に割プーリ37−1を設けて、同割プー
リ37−1に、傾斜状カム部39−1を有するレ
バー39及びカム係合受け体41を連設して変速
機構Cを構成すると共に、割プーリ37−1の有
効径を可変自在とし、同変速機構Cと機体の昇降
装置Dとを直接連動連結し、機体の昇降に連動し
て走行速度を変速すべく構成してなる田植機の走
行装置における速度自動可変装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16505482U JPS5968026U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 田植機の走行装置における速度自動可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16505482U JPS5968026U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 田植機の走行装置における速度自動可変装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5968026U JPS5968026U (ja) | 1984-05-08 |
JPH0242082Y2 true JPH0242082Y2 (ja) | 1990-11-09 |
Family
ID=30361698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16505482U Granted JPS5968026U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 田植機の走行装置における速度自動可変装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5968026U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5766018A (en) * | 1980-10-08 | 1982-04-22 | Iseki & Co Ltd | Rice-transplanting machine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5488323U (ja) * | 1977-12-06 | 1979-06-22 |
-
1982
- 1982-10-29 JP JP16505482U patent/JPS5968026U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5766018A (en) * | 1980-10-08 | 1982-04-22 | Iseki & Co Ltd | Rice-transplanting machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5968026U (ja) | 1984-05-08 |
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