JPH0241934Y2 - - Google Patents
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- JPH0241934Y2 JPH0241934Y2 JP1984155498U JP15549884U JPH0241934Y2 JP H0241934 Y2 JPH0241934 Y2 JP H0241934Y2 JP 1984155498 U JP1984155498 U JP 1984155498U JP 15549884 U JP15549884 U JP 15549884U JP H0241934 Y2 JPH0241934 Y2 JP H0241934Y2
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- JP
- Japan
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- operational amplifier
- circuit
- voltage
- input terminal
- tone control
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 1
- QVZZPLDJERFENQ-NKTUOASPSA-N bassianolide Chemical compound CC(C)C[C@@H]1N(C)C(=O)[C@@H](C(C)C)OC(=O)[C@H](CC(C)C)N(C)C(=O)[C@@H](C(C)C)OC(=O)[C@H](CC(C)C)N(C)C(=O)[C@@H](C(C)C)OC(=O)[C@H](CC(C)C)N(C)C(=O)[C@@H](C(C)C)OC1=O QVZZPLDJERFENQ-NKTUOASPSA-N 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G5/00—Tone control or bandwidth control in amplifiers
- H03G5/02—Manually-operated control
- H03G5/04—Manually-operated control in untuned amplifiers
- H03G5/10—Manually-operated control in untuned amplifiers having semiconductor devices
- H03G5/12—Manually-operated control in untuned amplifiers having semiconductor devices incorporating negative feedback
Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、NF形トーンコントロール回路に関
する。
する。
背景技術
オーデイオ信号の増幅のために用いるプリアン
プ等のオーデイオ装置においては、伝送信号の音
質調整のためにトーンコントロール回路が使用さ
れることが多い。その中で、低域と高域のコント
ロール(BASS,TREBLE)回路では、NF
(Negative Feedback)形と呼ばれる回路が主流
となつている。
プ等のオーデイオ装置においては、伝送信号の音
質調整のためにトーンコントロール回路が使用さ
れることが多い。その中で、低域と高域のコント
ロール(BASS,TREBLE)回路では、NF
(Negative Feedback)形と呼ばれる回路が主流
となつている。
第1図に、NF形トーンコントロール回路の一
例を示す。当該回路は、負帰還ループを有する演
算増幅器1と、この演算増幅器1の非反転入力端
子にバイアス電圧を印加せしめるバイアス電源2
と、抵抗R1,R2、コンデンサC1及び可変抵抗
VR1からなるバス(低域)コントロールネツトワ
ーク3と、抵抗R3,R4、コンデンサC2,C3及び
可変抵抗VR2からなるトレブル(高域)コントロ
ールネツトワーク4とから構成されている。
例を示す。当該回路は、負帰還ループを有する演
算増幅器1と、この演算増幅器1の非反転入力端
子にバイアス電圧を印加せしめるバイアス電源2
と、抵抗R1,R2、コンデンサC1及び可変抵抗
VR1からなるバス(低域)コントロールネツトワ
ーク3と、抵抗R3,R4、コンデンサC2,C3及び
可変抵抗VR2からなるトレブル(高域)コントロ
ールネツトワーク4とから構成されている。
この回路例では、能動素子である演算増幅器1
を片電源で使用しているため、演算増幅器1の非
反転入力端子にはバイアス電圧を印加する必要が
あり、そのバイアス電圧は最大ダイナミツクレン
ジを得るために電源電圧+Vccの1/2付近に設定さ
れている。このために、演算増幅器1の出力端に
は、電源電圧+Vccの約1/2即ちバイアス電圧にほ
ぼ等しい電圧が現われており、この電圧はネツト
ワーク3,4を介して演算増幅器1の反転入力端
子に帰還される。これにより、演算増幅器1は能
動状態となつている。
を片電源で使用しているため、演算増幅器1の非
反転入力端子にはバイアス電圧を印加する必要が
あり、そのバイアス電圧は最大ダイナミツクレン
ジを得るために電源電圧+Vccの1/2付近に設定さ
れている。このために、演算増幅器1の出力端に
は、電源電圧+Vccの約1/2即ちバイアス電圧にほ
ぼ等しい電圧が現われており、この電圧はネツト
ワーク3,4を介して演算増幅器1の反転入力端
子に帰還される。これにより、演算増幅器1は能
動状態となつている。
ところで、通常、トーンコントロール回路にお
いて強調される度合(ブースト量)と減衰される
度合(カツト量)とは、その割合が等しくなるよ
うに設定される。そして、可変抵抗VR1,VR2
は、その可動子が機械的中央位置で周波数特性が
フラツトとなるように設けられる。これは視覚
上、操作感覚上の理由によるものである。
いて強調される度合(ブースト量)と減衰される
度合(カツト量)とは、その割合が等しくなるよ
うに設定される。そして、可変抵抗VR1,VR2
は、その可動子が機械的中央位置で周波数特性が
フラツトとなるように設けられる。これは視覚
上、操作感覚上の理由によるものである。
以上の仕様を満たすために、可変抵抗VR1,
VR2としては、機械的操作量と抵抗変化量とがリ
ニアな特性のものが用いられ、かつ各回路素子の
定数がR1=R2、R3=R4、C2=C3となるように設
定される。
VR2としては、機械的操作量と抵抗変化量とがリ
ニアな特性のものが用いられ、かつ各回路素子の
定数がR1=R2、R3=R4、C2=C3となるように設
定される。
かかる構成の回路において、その周波数特性が
フラツトのとき、前述の仕様条件から可変抵抗
VR1,VR2のワイパー端子は各々の全抵抗値の中
点に位置する。また、R1=R2、R3=R4、C2=C3
であるから、ネツトワーク3,4の出力点5から
入力及び出力端を見たときのネツトワーク3,4
のインピーダンスZA,ZB(第2図参照)は等しい
条件となつている。この条件によつてフラツトな
周波数特性を得ている訳であるが、このときの利
得は−ZB/ZAで表わされ、ZB=ZAの条件下では
−1倍となつて電圧利得は無い(利得=−1,マ
イナス記号は180゜位相反転を示す)。
フラツトのとき、前述の仕様条件から可変抵抗
VR1,VR2のワイパー端子は各々の全抵抗値の中
点に位置する。また、R1=R2、R3=R4、C2=C3
であるから、ネツトワーク3,4の出力点5から
入力及び出力端を見たときのネツトワーク3,4
のインピーダンスZA,ZB(第2図参照)は等しい
条件となつている。この条件によつてフラツトな
周波数特性を得ている訳であるが、このときの利
得は−ZB/ZAで表わされ、ZB=ZAの条件下では
−1倍となつて電圧利得は無い(利得=−1,マ
イナス記号は180゜位相反転を示す)。
さて、周波数特性がフラツトのとき、何らかの
設計的理由等によりトーンコントロール回路又は
その周辺部で1以上の利得を必要とした場合、従
来は、必要な利得のアンプをトーンコントロール
回路の前段あるいは後段に配して目的を達成して
いた。
設計的理由等によりトーンコントロール回路又は
その周辺部で1以上の利得を必要とした場合、従
来は、必要な利得のアンプをトーンコントロール
回路の前段あるいは後段に配して目的を達成して
いた。
しかし、かかる従来方法では、アンプを構成す
る部品費用、組立て及び検査に要する費用が増大
し、コスト高となる欠点があつた。また、部品点
数の増加に伴う実装スペースの制約を受けると共
に、装置全体としての寿命期間及び信頼性の点で
も不利となつていた。
る部品費用、組立て及び検査に要する費用が増大
し、コスト高となる欠点があつた。また、部品点
数の増加に伴う実装スペースの制約を受けると共
に、装置全体としての寿命期間及び信頼性の点で
も不利となつていた。
考案の構成
本考案は、上記のような従来のものの欠点を除
去すべくなされてもので、別個のアンプを必要と
せずに周波数特性のフラツト時においても1以上
の利得を持つNF形トーンコントロール回路を提
供することを目的とする。
去すべくなされてもので、別個のアンプを必要と
せずに周波数特性のフラツト時においても1以上
の利得を持つNF形トーンコントロール回路を提
供することを目的とする。
本考案によるNF形トーンコントロール回路
は、負帰還ループを有する演算増幅器の出力端と
基準電位点との間に、該演算増幅器の出力電圧の
交流成分のみを分圧する分圧回路を接続し、この
分圧回路の分圧電圧を該演算増幅器の一方の入力
端に帰還せしめることを特徴としている。
は、負帰還ループを有する演算増幅器の出力端と
基準電位点との間に、該演算増幅器の出力電圧の
交流成分のみを分圧する分圧回路を接続し、この
分圧回路の分圧電圧を該演算増幅器の一方の入力
端に帰還せしめることを特徴としている。
実施例
以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第3図は、本考案の一実施例を示す回路図であ
り、図中第1図と同等部分は同一符号により示さ
れている。本実施例においては、演算増幅器1の
出力端と基準電位点であるアースとの間に、抵抗
R10,R11及びコンデンサC10からなる分圧回路6
が接続され、この分圧回路6による分圧電圧がネ
ツトワーク3,4を介して演算増幅器1の反転入
力端子に帰還される構成となつており、それ以外
の構成は第1図と全く同じである。コンデンサ
C10は、分圧回路6が演算増幅器1の出力電圧の
交流成分のみを分圧し、直流成分に対しては分圧
動作を行なわないようにするために設けられたも
のであり、この回路が使用される周波数帯域にお
いて抵抗R10,R11より十分低いインピーダンス
となる容量値に選ばれる。
り、図中第1図と同等部分は同一符号により示さ
れている。本実施例においては、演算増幅器1の
出力端と基準電位点であるアースとの間に、抵抗
R10,R11及びコンデンサC10からなる分圧回路6
が接続され、この分圧回路6による分圧電圧がネ
ツトワーク3,4を介して演算増幅器1の反転入
力端子に帰還される構成となつており、それ以外
の構成は第1図と全く同じである。コンデンサ
C10は、分圧回路6が演算増幅器1の出力電圧の
交流成分のみを分圧し、直流成分に対しては分圧
動作を行なわないようにするために設けられたも
のであり、この回路が使用される周波数帯域にお
いて抵抗R10,R11より十分低いインピーダンス
となる容量値に選ばれる。
また抵抗R10,R11は、ここでは説明の簡単化
のために、ネツトワーク3及び4のインピーダン
スより十分小さくかつ演算増幅器1が駆動できる
最小インピーダンスより大となる範囲で選定され
るものとするが、必ずしも上記範囲内でなくても
良い。
のために、ネツトワーク3及び4のインピーダン
スより十分小さくかつ演算増幅器1が駆動できる
最小インピーダンスより大となる範囲で選定され
るものとするが、必ずしも上記範囲内でなくても
良い。
このように構成されたトーンコントロール回路
において、周波数特性がフラツトなときの回路動
作について第4図の等価回路を用いて説明する。
第4図において、周波数特性がフラツトなときの
ネツトワーク3,4のインピーダンスは第2図の
場合と同様にZA,ZBである。入力電圧をeIとした
とき、入力端から流入する電流iAはeI/ZAであ
る。一方、このときの出力電圧をepとすると、ZB
に加わる電圧は、出力電圧epが分圧回路6によつ
て分圧された分圧電圧となるので、その分圧比を
βとすると、ep×βとなる。これから、ZBを流れ
る電流iBは、ep×β/ZBとなる。本回路は反転増
幅動作をなす回路であるから、−iB=iAとなるよう
にepからの帰還動作が行なわれるので次式が成立
する。
において、周波数特性がフラツトなときの回路動
作について第4図の等価回路を用いて説明する。
第4図において、周波数特性がフラツトなときの
ネツトワーク3,4のインピーダンスは第2図の
場合と同様にZA,ZBである。入力電圧をeIとした
とき、入力端から流入する電流iAはeI/ZAであ
る。一方、このときの出力電圧をepとすると、ZB
に加わる電圧は、出力電圧epが分圧回路6によつ
て分圧された分圧電圧となるので、その分圧比を
βとすると、ep×βとなる。これから、ZBを流れ
る電流iBは、ep×β/ZBとなる。本回路は反転増
幅動作をなす回路であるから、−iB=iAとなるよう
にepからの帰還動作が行なわれるので次式が成立
する。
−ep×β/ZB=eI/ZA ……(1)
上記(1)式より、利得ep/eIは、
ep/eI=−ZB/(ZA×β) ……(2)
となる。周波数特性がフラツトのときには前述し
たようにZA=ZBであるから、式を整理すると、 ep/eI=−1/β ……(3) となる。分圧比βは、 β=(R11+Zc)/(R10+R11+Zc) ……(4) である。ここで、ZcはコンデンサC10のインピー
ダンスであるが、前述したようにZc《R10,R11と
なるように選定されているから、(4)式は次式のよ
うになる。
たようにZA=ZBであるから、式を整理すると、 ep/eI=−1/β ……(3) となる。分圧比βは、 β=(R11+Zc)/(R10+R11+Zc) ……(4) である。ここで、ZcはコンデンサC10のインピー
ダンスであるが、前述したようにZc《R10,R11と
なるように選定されているから、(4)式は次式のよ
うになる。
β=R11/(R10+R11) ……(5)
上記の(5)式を(3)式に代入すると、利得ep/eI
は、 ep/eI=−(R10+R11/R11) ……(6) となり、−1以上の値となることが判る。すなわ
ち、分圧回路6の分圧比の逆数倍の利得を得るこ
とができるのである。
は、 ep/eI=−(R10+R11/R11) ……(6) となり、−1以上の値となることが判る。すなわ
ち、分圧回路6の分圧比の逆数倍の利得を得るこ
とができるのである。
さて、負帰還は交流成分のみならず直流成分に
ついても行なわなればならない。前述したよう
に、演算増幅器1の反転入力端子にバイアス電圧
と等しい電圧を与えて演算増幅器1を能動状態に
保つておかなくては増幅作用が得られない。本実
施例においては、分圧回路6がコンデンサC10の
作用によつて直流成分に対しては分圧作用を行な
わないので、第1図に示す従来回路と同様に100
%負帰還がかかるようになつている。ただし、ト
ーンコントロール回路は入力端子からの直流信号
に対しても増幅作用があるので、コンデンサCpに
よつて交流成分のみ入力されるようになされてい
る。これは第1図の回路も同様である。
ついても行なわなればならない。前述したよう
に、演算増幅器1の反転入力端子にバイアス電圧
と等しい電圧を与えて演算増幅器1を能動状態に
保つておかなくては増幅作用が得られない。本実
施例においては、分圧回路6がコンデンサC10の
作用によつて直流成分に対しては分圧作用を行な
わないので、第1図に示す従来回路と同様に100
%負帰還がかかるようになつている。ただし、ト
ーンコントロール回路は入力端子からの直流信号
に対しても増幅作用があるので、コンデンサCpに
よつて交流成分のみ入力されるようになされてい
る。これは第1図の回路も同様である。
演算増幅器1が正負の両電源で使用されるもの
において、コンデンサC10が無い場合、演算増幅
器1の直流ドリフト分は、分圧回路6の分圧比の
逆数(1/β)倍されて導出されるので、ダイナ
ミツクレンジが狭くなる。ところが、本実施例の
場合、コンデンサC10が設けられており、直流ド
リフトは100%帰還され、演算増幅器1の出力端
にはドリフト分しか現れなくなるので、ダイナミ
ツクレンジの狭小化は最小限に抑えられることに
なる。
において、コンデンサC10が無い場合、演算増幅
器1の直流ドリフト分は、分圧回路6の分圧比の
逆数(1/β)倍されて導出されるので、ダイナ
ミツクレンジが狭くなる。ところが、本実施例の
場合、コンデンサC10が設けられており、直流ド
リフトは100%帰還され、演算増幅器1の出力端
にはドリフト分しか現れなくなるので、ダイナミ
ツクレンジの狭小化は最小限に抑えられることに
なる。
なお、現実的には、分圧回路6の交流的なイン
ピーダンスがZBに直列に加わるため、フラツトな
周波数特性が得られる可変抵抗VR1,VR2の可動
子の機械的位置がずれる影響が現れる。この影響
を少なくするためには、分圧インピーダンスを下
げ、コントロールネツトワーク3,4のインピー
ダンスを上げる必要がある。
ピーダンスがZBに直列に加わるため、フラツトな
周波数特性が得られる可変抵抗VR1,VR2の可動
子の機械的位置がずれる影響が現れる。この影響
を少なくするためには、分圧インピーダンスを下
げ、コントロールネツトワーク3,4のインピー
ダンスを上げる必要がある。
上記実施例では、バス・トレブルトーンコント
ロール回路について説明したが、本考案は選択性
トーンコントロール回路にも適応できる。ここ
で、選択性トーンコントロール回路とは、特定の
周波数を中心とする比較的狭い帯域を選択してブ
ースト又はカツトするもので、グラフイツクイコ
ライザと称されるものは、この選択周波数を複数
持つたものである。第5図に、本考案を選択性ト
ーンコントロール回路に適応した例を示す。従
来、ブースト量とカツト量の割合が等しくかつ可
変抵抗VR3の可動子の機械的中央位置でフラツト
な周波数特性を得るためにR5=R6となるように
設定されており、フラツト時には、抵抗R5、可
変抵抗VR3、抵抗R6及び共振ネツトワーク7が
平衡した状態となるため、回路の利得は−1であ
つた。この適応例では、分圧回路6を帰還ループ
に挿入することによつて、周波数特性がフラツト
のときの利得を−1以上にすることができるので
ある。その動作原理は、先の実施例と同様なので
省略する。
ロール回路について説明したが、本考案は選択性
トーンコントロール回路にも適応できる。ここ
で、選択性トーンコントロール回路とは、特定の
周波数を中心とする比較的狭い帯域を選択してブ
ースト又はカツトするもので、グラフイツクイコ
ライザと称されるものは、この選択周波数を複数
持つたものである。第5図に、本考案を選択性ト
ーンコントロール回路に適応した例を示す。従
来、ブースト量とカツト量の割合が等しくかつ可
変抵抗VR3の可動子の機械的中央位置でフラツト
な周波数特性を得るためにR5=R6となるように
設定されており、フラツト時には、抵抗R5、可
変抵抗VR3、抵抗R6及び共振ネツトワーク7が
平衡した状態となるため、回路の利得は−1であ
つた。この適応例では、分圧回路6を帰還ループ
に挿入することによつて、周波数特性がフラツト
のときの利得を−1以上にすることができるので
ある。その動作原理は、先の実施例と同様なので
省略する。
考案の効果
以上説明したように、本考案によるNF形トー
ンコントロール回路によれば、演算増幅器を有
し、負帰還によつてその周波数特性を変化させる
構成のものにおいて、その負帰還ループ内に該演
算増幅器の出力電圧の交流成分のみを分圧する分
圧回路を挿入したので、周波数特性がフラツトな
状態でも1以上の利得を得ることができる。ま
た、この1以上の利得を得るために従来回路に新
たに付加する回路素子としては、受動素子である
抵抗とコンデンサのみで良いため、部品費用及び
組立て工数の上昇分も僅かであり、寿命、信頼性
等への影響も少なくて済む。
ンコントロール回路によれば、演算増幅器を有
し、負帰還によつてその周波数特性を変化させる
構成のものにおいて、その負帰還ループ内に該演
算増幅器の出力電圧の交流成分のみを分圧する分
圧回路を挿入したので、周波数特性がフラツトな
状態でも1以上の利得を得ることができる。ま
た、この1以上の利得を得るために従来回路に新
たに付加する回路素子としては、受動素子である
抵抗とコンデンサのみで良いため、部品費用及び
組立て工数の上昇分も僅かであり、寿命、信頼性
等への影響も少なくて済む。
第1図は従来例を示す回路図、第2図は第1図
の等価回路を示す回路図、第3図は本考案の一実
施例を示す回路図、第4図は第3図の等価回路を
示す回路図、第5図は本考案の他の実施例を示す
回路図である。 主要部分の符号の説明、1……演算増幅器、3
……バスコントロールネツトワーク、4……トレ
ブルコントロールネツトワーク、6……分圧回
路。
の等価回路を示す回路図、第3図は本考案の一実
施例を示す回路図、第4図は第3図の等価回路を
示す回路図、第5図は本考案の他の実施例を示す
回路図である。 主要部分の符号の説明、1……演算増幅器、3
……バスコントロールネツトワーク、4……トレ
ブルコントロールネツトワーク、6……分圧回
路。
Claims (1)
- 演算増幅器と、前記演算増幅器の出力電圧をそ
の一方の入力端に帰還する負帰還ループと、回路
入力端と前記演算増幅器の一方の入力端との間及
び前記負帰還ループ内に設けられた可変インピー
ダンス回路とを含むNF形トーンコントロール回
路であつて、前記演算増幅器の出力端と基準電位
点との間に接続されて前記演算増幅器の出力電圧
の交流成分のみを分圧する分圧回路を備え、前記
分圧回路の分圧電圧を前記演算増幅器の一方の入
力端を帰還するようになされたことを特徴とする
NF形トーンコントロール回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984155498U JPH0241934Y2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | |
DE19853536590 DE3536590A1 (de) | 1984-10-15 | 1985-10-14 | Klangreglerschaltkreis mit gegenkopplung |
US06/787,822 US4633189A (en) | 1984-10-15 | 1985-10-15 | NF tone control circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984155498U JPH0241934Y2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6170420U JPS6170420U (ja) | 1986-05-14 |
JPH0241934Y2 true JPH0241934Y2 (ja) | 1990-11-08 |
Family
ID=15607361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984155498U Expired JPH0241934Y2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4633189A (ja) |
JP (1) | JPH0241934Y2 (ja) |
DE (1) | DE3536590A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5131044A (en) * | 1990-06-13 | 1992-07-14 | Peavey Electronics Corporation | Amplifier circuitry with mode compensation and selectable gain and frequency response in pre and post distortion circuits |
US5197102A (en) * | 1991-01-14 | 1993-03-23 | Peavey Electronics Corporation | Audio power amplifier system with frequency selective damping factor controls |
FR2749453B1 (fr) * | 1996-05-31 | 1998-09-04 | Sgs Thomson Microelectronics | Filtre audio analogique pour frequences aigues |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3419811A (en) * | 1967-06-07 | 1968-12-31 | Scott Inc H H | Audio amplifier tone control system |
HU163256B (ja) * | 1972-02-15 | 1973-07-28 | ||
US4439739A (en) * | 1981-08-17 | 1984-03-27 | U.S. Philips Corporation | Circuit arrangement with electronically controllable transfer characteristic |
-
1984
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1985
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JPS6170420U (ja) | 1986-05-14 |
DE3536590A1 (de) | 1986-04-17 |
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