JPH043126B2 - - Google Patents

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JPH043126B2
JPH043126B2 JP57045281A JP4528182A JPH043126B2 JP H043126 B2 JPH043126 B2 JP H043126B2 JP 57045281 A JP57045281 A JP 57045281A JP 4528182 A JP4528182 A JP 4528182A JP H043126 B2 JPH043126 B2 JP H043126B2
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circuit
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amplifier
amplifier circuit
impedance
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力増幅器に関し、特にインピーダン
スが変動するスピーカ等の負荷装置を駆動する電
力増幅器に関するものである。
この種の従来装置として第1図に示す構成のも
のがある。すなわち、入力信号υiを電圧増幅段1
により増幅し、これをバイアス段2を介して出力
増幅段3へ供給しており、この出力段3のトラン
ジスタQ1,Q2による電力増幅出力υpがスピーカ
等の負荷4を駆動する。尚、5は負帰還回路を示
しており、装置全体の安定度を向上させるための
回路である。
こゝで、電圧増幅段1のオープンループゲイン
をAOとし、負帰還回路5のゲインをβとすると、
回路全体のゲインAは、 A=AO/(1+AOβ) ……(1) として表わされる。いま、AO=∽とすれば(1)式
は、 A≒1/β ……(2) となつて、負帰還回路5のゲインβのみにより回
路利得が決定される。ところが、実際の回路では
AOの値は無限大ではなく有限値であり、また、
このAOは負荷4のインピーダンスZLにより影響
を受けることが多いために、全体の利得Aもこの
負荷インピーダンスZLによりわずかではあるが影
響を受けることは避けられない。
更に、各段1,2及び3による歪やノイズ、そ
して回路の入出力インピーダンス等も帰還量(1
+AOβ)により決定されることから、負荷イン
ピーダンスZLの影響を受けることになる。
こゝで、負荷としてスピーカを例にとると、そ
のインピーダンスは第2図に示す如く周波数によ
り大きく変化し、更にボイスコイルの逆起電力や
機械的振動系の慣性、共振等の影響により、単一
周波数においても動的なインピーダンスは時々刻
変化することが明らかとなつている。一例とし
て、スピーカの低域共振周波数fC以下の方形波電
圧υOをスピーカ4へ印加した場合の負荷電流iO
変化は第3図の如くなり、fC近傍の周波数成分に
よりその電流波形jOは歪むことになる。
このように、第1図に示す従来の電力増幅器で
は、そのオープンループゲインAOが負荷インピ
ーダンスZLにより影響を受けるため、スピーカ等
の静的ないしは動的インピーダンス変化を伴う負
荷を駆動する場合には、負荷インピーダンスの影
響を受け、特にオーデイオアンプ等において音質
劣化等の悪影響が生じる。
本発明はかゝる従来の欠点を除去するためにな
されたものであつて、その目的とするところは、
負荷電流を入力信号に対しリニアな成分と、負荷
インピーダンスの変動により生じるノンリニアな
成分とに分けて夫々別個の電力増幅回路によつて
負荷へ供給するようにし、負荷インピーダンスに
よる悪影響を可能な限り減少するようにした電力
増幅器を提供することである。
本発明による電力増幅器は、入力信号を増幅す
る第1の増幅回路と、少なくとも2つの抵抗の第
1直列回路と少なくとも1つの抵抗及び負荷の第
2直列回路とからなり第1の増幅回路の出力点と
基準電位点との間に負荷を基準電位点側にして第
1及び第2直列回路を接続したブリツジ回路と、
第1直列回路の中間点を入力点とし第2直列回路
の中間点を出力点とする第2の増幅回路とからな
り、第1の増幅回路は負荷のインピーダンス変動
に拘らず入力信号に対しリニアな負荷電流成分を
負荷に供給し、第2の増幅回路が負荷のインピー
ダンス変動により生じる入力信号に対しノンリニ
アな負荷電流成分を負荷に供給することを特徴と
している。
以下に図面を用いて本発明を説明する。
第4図は本発明の一実施例の回路図であり、第
1図と同等部分は同一符号により示されておりそ
の説明は省略する。出力増幅段3の出力点の電圧
υO′を分圧する抵抗RA、RBによる分圧回路が当該
出力点と基準電位点であるアースとの間に設けら
れており、また当該出力点(υO′)と負荷4の他
端(υO)との間には抵抗RSが挿入されている。
尚、負荷4の一端はアースされている。そして、
分圧回路の分圧出力υRを入力とする他の増幅回路
が設けられており、これは電圧増幅段6、バイア
ス段7及びトランジスタQ3,Q4による出力増幅
段8より成る。そして、この出力段8の出力が負
荷4の他端(υO)へ接続されると共に、電圧増幅
段6の入力へ直結帰還されており、いわゆる0dB
のボルテージフオロワ回路となつている。
第5図は第4図の等価回路であつて、第4図に
おける電圧増幅段1、バイアス段2、出力段3及
び帰還部5が第1の増幅回路10として示されて
おり、また第4図の電圧増幅段6、バイアス段7
及び出力段8が第2の増幅回路12として表わさ
れている。第1の増幅回路10の出力と基準電位
であるアースとの間にブリツジ回路11が設けら
れており、抵抗RA,RB,RS及び負荷4(ZL)が
ブリツジ回路11の各枝路となつている。
換言すれば、負荷4の一端がアースに接続さ
れ、当該一端と対向するブリツジ回路接続点に第
1の増幅回路10の出力υO′が供給されており、
負荷4の他端と対向するブリツジ回路接続点に第
2の増幅回路12の入力が接続され、この増幅回
路12の出力が負荷4の当該他端に接続されてい
る。
かゝる構成において、0dBの第2の増幅回路1
2の入力インピーダンスは十分大でありまたその
出力インピーダンスは十分小であるものとすれ
ば、ブリツジ回路11の枝路を形成する抵抗RA
RBを流れる電流iRは、 iR=υO′/(RA+RB) ……(3) となる。また、抵抗RA,RBの接続点の電圧υR
これら抵抗の分圧作用により、 υR=υO′・RB/(RA+RB) ……(4) となり、第2の増幅回路12の出力電圧υOは、 υO=υR=υO′・RB/(RA+RB) ……(5) となる。
こゝで、抵抗RSを流れる電流iSは、 iS=(υO′−υO)/RS=(υO′−υR)/RS =iR・(RA/RB) ……(6) となり、負荷4に無関係となる。すなわち第1の
増幅回路10の出力電流(iR+iS)は負荷4に無
関係となり、υO′に比例した入力信号に対しリニ
アな電流成分となる。
一方、負荷インピーダンスZLの変動によるノン
リニアな電流成分は、ブリツジ回路の不平衡時の
作用により、第2の増幅回路12よりiXとして供
給され、 iX=iO−iS=υO/ZL−iS ……(7) と表わされる。
以上の説明から明らかなように、第1の増幅回
路10の出力電流(iR+iS)は負荷インピーダン
スZLに無関係となり、負荷インピーダンスZLの変
動によるオープンループゲインAOの変化に伴う
特性変化がなくなつて良好な電圧υO′が得られる。
すなわちυi∝υO′とすることが可能となる。
電力増幅器全体の電圧ゲインは主体的に第1の
電力増幅器回路10により決定されそのゲインA
は大とされるが、このゲインが負荷インピーダン
スの影響を全く受けないことになり極めて良好な
特性となる。そして負荷インピーダンスZLの変動
分は電圧ゲインの小なる第2の増幅回路により補
償することになり、その影響は小となる。第6図
に第5図の回路の各部電圧、電流波形を示す。
尚、第2の増幅回路12は0dBアンプとして説
明したが、これに限らず所定の一定ゲインを有す
るようにしても全く同様である。
第7図は第5図の回路の具体例を示す回路図で
あり、10が第1の増幅回路を、12が第2の増
幅回路を夫々示し、抵抗RA,RB,RS及び負荷4
がブリツジ回路11を構成している。尚、13,
14は回路電源を示している。
第8図は本発明の応用例を示す図であり、10
にて示す第1の増幅回路が既存アンプ部であり、
この既存アンプ10と負荷4との間には新設の第
2増幅回路12とブリツジ回路11の1部を含む
付加装置15とを設けたものである。このように
既存アンプに単に付加装置15を接続するだけで
ユーザの既所有のパワーアンプを高性能化するこ
とが可能となる。
叙上のように、本発明によれば負荷変動による
変動負荷電流分のみ別の増幅器により供給するこ
とにより、メインのパワーアンプのゲイン等の特
性が負荷依存性を有しなくなるので、良好な特性
となる。第2の増幅回路の出力インピーダンスは
一般に小とし得るために、回路のダンピングフア
クタを大とすることが可能となり、負荷の過渡特
性を抑圧することができる。また、2個の増幅回
路により負荷電流を分担するのでより大きな電流
供給能力を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電力増幅器の回路図、第2図は
スピーカの周波数対インピーダンス特性を示す
図、第3図は第1図の回路の負荷端子における電
圧電流波形を示す図、第4図は本発明の実施例の
回路図、第5図は第4図の等価回路図、第6図は
第5図の回路の各部波形図、第7図は第5図の回
路の具体例の回路図、第8図は本発明の応用例の
回路図である。 主要部分の符号の説明、4……負荷、10……
第1の増幅回路、11……ブリツジ回路、12…
…第2の増幅回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力信号を増幅する第1の増幅回路と、少な
    くとも2つの抵抗の第1直列回路と少なくとも1
    つの抵抗及び負荷の第2直列回路とからなり前記
    第1の増幅回路の出力点と基準電位点との間に前
    記負荷を前記基準電位点側にして前記第1及び第
    2直列回路を接続したブリツジ回路と、前記第1
    直列回路の中間点を入力点とし前記第2直列回路
    の中間点を出力点とする第2の増幅回路とからな
    り、前記第1の増幅回路は前記負荷のインピーダ
    ンス変動に拘らず前記入力信号に対しリニアな負
    荷電流成分を前記負荷に供給し、前記第2の増幅
    回路は前記負荷のインピーダンス変動により生じ
    る前記入力信号に対しノンリニアな負荷電流成分
    を前記負荷に供給することを特徴とする電力増幅
    器。
JP4528182A 1982-03-20 1982-03-20 電力増幅器 Granted JPS58162109A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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