JPH1084229A - 高減衰率を有する増幅回路 - Google Patents

高減衰率を有する増幅回路

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JPH1084229A
JPH1084229A JP9196304A JP19630497A JPH1084229A JP H1084229 A JPH1084229 A JP H1084229A JP 9196304 A JP9196304 A JP 9196304A JP 19630497 A JP19630497 A JP 19630497A JP H1084229 A JPH1084229 A JP H1084229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常考えられる以上に減衰率を高める。 【解決手段】 オーディオアンプの減衰率を高めるため
の回路。第1及び第2入力と第1及び第2出力を有する
平衡フィードバック回路70を用い、出力供給線32と
出力帰還線34とにより負荷36に連結され、減衰率を
減少させるインピーダンスを有する要素22,30に連
結されている。第1入力86は出力供給線と帰還線のう
ちの一方の出力線に出力端子52の近くで接続され、第
2入力84は、前記一方の出力線に出力端子52から離
れて接続され、出力線のインピーダンスを表す直列抵抗
35を第1入力及び第2入力間に形成する。第1出力9
0は増幅器の正相入力に、第2出力88は逆相入力に接
続されている。平衡フィードバック回路70はインピー
ダンスを表す信号を正帰還し、増幅器の減衰率を補償し
かつ高める。また、平衡フィードバック回路に絶縁変圧
器104を用いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力増幅器に関
し、さらに詳しくは、平衡正帰還回路により減衰率を高
めた電力増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】減衰率は、電力増幅器がスピーカーをど
の程度制御するかを判断する上で重要な性能のひとつで
ある。通常、音声忠実度の高い電力増幅器、いわゆるH
i−Fi電力増幅器は高い減衰率を有している。減衰率
の数字そのものが、減衰率は高い程良いという感覚を引
きつける、電力増幅器の性能になることも多い。高い減
衰率を有するHi−Fi電力増幅器を聞き分けるリスナ
ーがいる一方、例えばギターに用いる増幅器は、ギター
の音色を向上させる減衰率を下げるかもしくは損なって
いることが多い。
【0003】減衰率は、増幅器の出力インピーダンスに
対する負荷インピーダンスの比であり、下式(1)で表
される。 DF=(増幅器の負荷インピーダンス)/(増幅器の出力インピーダンス) (1) 減衰率は増幅器の出力変動率の逆数を用いて下式(2)
で表すこともでき、出力変動率は無負荷(NL)および
全負荷(FL)の場合における公知の電圧を用いて下式
(3)で記述される。 DF=1/(出力変動率) (2) (出力変動率)={V(NL)−V(FL)}/V(FL) (3) 従って、減衰率は、無負荷時の電圧と全負荷時の電圧を
用いて下式(4)で表される。 DF=V(FL)/{V(NL)−V(FL)} (4) 減衰率は、電力増幅器のスピーカーに対する制御性を計
る指標である。増幅器が高い減衰率を有する場合、すな
わち出力インピーダンスが低い場合、スピーカーのイン
ピーダンスが周波数に伴って大きく変化しても出力電圧
はほんのわずかしか変化しない。従って、減衰率の値が
高くなるとスピーカーへの制御性が向上し、いわゆる"
タイト" な音になる。とりわけ、スピーカーのエンクロ
ージャーが共鳴するような低周波数帯域ではなおさらで
ある。さらに、スピーカーのインピーダンスが全周波数
領域にわたり大きく変化しても、システムの周波数応答
が全領域にわたり大きく影響されることもない。しか
し、減衰率が200以上であれば、通常の低音用スピー
カーで" タイト" な音を出すことができるという人もい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】増幅器の減衰率が低い
(出力インピーダンスが高い)と、スピーカーのインピ
ーダンスの変化により出力電圧が大きく変動し、スピー
カーを制御できない。鋭いリスナーはこれを聞き分
け、" しまりのない" とか" だらしのない" 音と言う。
しかし、多くのリスナーは減衰率が50を下回らない限
りそれほど変化には気付かない。ギターに用いられる電
力増幅器では減衰率1が十分と考えられているが、Hi
−Fiの熱狂者にとっては満足できる数値とはいえな
い。
【0005】500程度の減衰率についてはいくつかの
文献で詳細に記述され、なかには1000を超える減衰
率について記載しているものもある。このような減衰率
の値はオーディオファンにとっては好ましいが、実際に
達成することは非常に困難である。減衰率を、通常適当
と考えられる以上の値に、例えば2000以上に、比較
的容易で低コストな手段を用いて高めることが望まし
い。とりわけ、減衰率200の増幅器を減衰率が100
0を超える増幅器に変えることが好ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷回路にお
ける電圧の降下を検知する平衡正帰還増幅回路網を用い
ることにより、電力増幅器に高い減衰率を付与できるこ
とを見い出した。本発明は、スピーカーの負荷から遠
い、すなわち増幅器に近接している内部出力線における
電圧降下を増幅器の入力に正帰還し、増加した出力抵抗
を補うものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は電力増幅器10の模式的回
路の簡略図である。電力増幅器10は、B級増幅器とし
て動作するようにバイアスされた相補型NPN/PNP
トランジスタ14、16;正相(非反転)入力と逆相
(反転)入力とを有するオペアンプ18;出力コイル2
2;抵抗26,28を含む平衡フィードバック回路2
4;及び抵抗値が等しい抵抗33,35を有する出力供
給線32及び出力帰還線34(出力線32,34)を含
む出力回路30;を含む。
【0008】増幅器10は入力端子38,40を備え、
一方の入力端子40は接地されている。入力抵抗42,
44、阻止コンデンサ46,48及びフィードバック抵
抗26,28は回路の平衡に寄与する。A点は増幅器の
内部出力を表し、A点における出力信号は抵抗26を介
してオペアンプ18の逆相(反転)入力へフィードバッ
クされる。入力信号は抵抗42及びコンデンサ46を介
してオペアンプ18の正相(非反転)入力へ印加され
る。平衡フィードバック回路24は入力と出力との間に
生じる雑音を除去するために用いられる。増幅器全体の
ゲイン(抵抗26/抵抗44)は、具体例を挙げると、
通常用いられる400Wrms/4Ωの増幅器におい
て、47000を1500で除して約31.33とな
る。
【0009】内部のA点は、能動素子である増幅器の直
後に位置し、フィードバックによる高い減衰率を有して
いる。すなわち、A点においては出力インピーダンスが
低くなるように調整されている。模範例では、A点にお
ける増幅器の出力インピーダンスは0に近づき、減衰率
は無限大になる。しかし、A点へのアクセスが制限され
ているので、現実にはA点における高い減衰率を利用で
きない。
【0010】事実上、電力増幅器が安定状態にあるため
には出力インダクタを必要とする。図1においては、例
として3μHのインダクタ22を用いている。出力イン
ダクタ22は、増幅器を高周波数で振動させるような容
量性負荷を絶縁するように働く。インダクタ22の値は
電力増幅器の安定を妨げる要因を除去できる程度に大き
く、電力増幅器の周波数応答、例えば30KHz程度を
悪化させるほどに大きくはない程度に調整される。しか
しながらインダクタ22は理想的ではなく直流抵抗を有
し、同様に出力端子50,52を介してA点を外部とつ
なげる出力回路30も直流抵抗を有している。例えば、
インダクタ22の抵抗が0.005Ω、抵抗33及び3
5で表される出力線32及び34の抵抗がそれぞれ0.
01Ωとすると、A点と4Ωの負荷36との間の抵抗
は、少なくとも0.01+0.01+0.005=0.
025Ωとなる。前記の式(1)を用いて減衰率を計算
すると、4を0.025で除して160となる。これは
スピーカー36につながる出力回路37の抵抗を考慮し
ない値である。実際には、電力増幅器10の出力インピ
ーダンスが0Ωでなく、出力端子50,52において
0.025Ωであることに注意する。従って、様々な構
成要素をカバーでき、ほとんどの音響システムに適する
減衰率150について詳細に述べることが適当と考えら
れる。
【0011】多くの電力増幅器は過渡的なオン状態やオ
フ状態をなくするために出力においてリレーを用いてい
る。たいていのリレーは、減衰率をさらに減少させるよ
うな接続抵抗と導線抵抗とを有している。もし、出力端
子50,52に接続するために#14AWGの出力線3
2,34を用いたら、出力線32,34の抵抗33,3
5は0.005Ωにまで減少する。ゆえに、増幅器の出
力インピーダンスを0.02Ω以下に減少させ、減衰率
を200にすることは可能である。これは、通常用いら
れる電力増幅器における減衰率の例である。より大きな
回路、より性能のよいリレー、より大きいコイルを用い
れば減衰率を500以上に改善することができる。この
ような増幅器は、通常さらに高価である。
【0012】ここで、高い減衰率は電力増幅器の出力端
子でのみ得られることに注意しなければならない。スピ
ーカーが外部回路に接続されると減衰率は低下する。こ
れが、Hi−Fiオーディオを販売する店で比較的高価
な価格のいわゆるモンスタースピーカーケーブルを宣伝
し、販売する理由である。もっとも高価なケーブルでさ
えも、10フィート用いれば出力損失は少なくとも0.
02Ωかもう少し増加する。従って、減衰率1000の
電力増幅器を購入したとしても、実際のシステムでは出
力ケーブルの抵抗のために減衰率が200も越えないこ
とがしばしばである。
【0013】検知回路を外部に取り付けた電力増幅器も
提供されている。これは、電力増幅器からスピーカーの
負荷36の端子54,56に2対のワイヤーを走らせる
ものである。このような構成では、スピーカー36の実
際の電圧は、よりよい調整をする、すなわち減衰率を高
めるための増幅器10に前記ワイヤーの接続点でフィー
ドバックされる。このやり方では装置が高価になり、小
型の音響装置には非実用的である。さらに、不安定にな
るのを防ぐために、フィードバック回路が複雑でコスト
のかかるものにならざるを得ない。
【0014】図2は、本発明に係る高減衰率を有する電
力増幅器60の模式的回路の簡略図を示す。図2におい
て、図1で用いられている要素に相当する要素には図1
と同じ符号を用いている。本発明によれば、抵抗72,
74,76,78,80とコンデンサ82を含む平衡フ
ィードバック回路70が用いられている。平衡フィード
バック回路70は、第1フィードバック入力84及び第
2フィードバック入力86(以下、単に第1入力84及
び第2入力86という)と、第1フィードバック出力9
0及び第2フィードバック出力88(以下、単に第1出
力90及び第2出力88という)とを含む。第1入力8
6は、出力端子52に近い接続点で出力帰還線34に連
結されている。第2入力84は、接地点に近く、出力端
子52から離れた接続点で出力帰還線34に連結されて
いる。従って、回路には第1入力84及び第2入力86
の間に直列インピーダンスが生じ、これは内部の出力帰
還線34のインピーダンスを表す。第1出力90は増幅
器18の正相入力に連結され、第2出力88は増幅器の
逆相入力に連結されている。平衡フィードバック回路7
0は、増幅器の出力線のインピーダンスを正帰還し、増
幅器の減衰率を補償し、かつ高める。
【0015】本発明に係る回路は、出力負荷に接続され
ている出力帰還線34における電圧の降下を検知するた
めに用いる。1つの端子は接地され、他の1の端子は出
力端子52に連結されている。出力帰還線34における
電圧の降下は、平衡フィードバック回路70によりフィ
ードバックされ、A点における出力電圧をわずかに上昇
させ、コイル22及び出力回路30における出力損失を
補償する。もしもA点における電圧が上昇したら、電圧
損失との関係で、出力端子50及び54における電圧変
動は0に近づき、減衰率は無限大に近づく。
【0016】400Wrms/4Ωの増幅器を用いた例
を挙げると、全開にした出力電圧40Vrmsは、4Ω
の負荷36に出力される。線抵抗を表す33,35とイ
ンダクタ22とがともに4Ωの負荷36に直列であり、
出力供給線32と出力帰還線34における電圧の降下が
おおよそ0.1Vrmsである。そして、電圧の低下
(損失)は0.25Vrmsである。模範的な例におい
ては、正帰還平衡フィートバック回路24における電圧
のゲインは下式で表される。
【0017】 抵抗26/{(抵抗72)+(抵抗74)} または 47kΩ/(6.8kΩ+6.8kΩ)=3.4 ゆえに、出力回路30で検知された電圧降下0.1Vr
msは3.4に増幅されてA点でさらに0.34Vrm
sの電圧を生じ、A点における電圧は40.34Vrm
sに増加する。これは、0.25Vrmsの電圧損失を
補償するよりも好適である。実際、電圧損失は補償され
過ぎて、出力インピーダンスと減衰率は負の値になる。
【0018】この状態は次のようにして緩和される。ス
ピーカー36は、出力インピーダンス及び減衰率の値を
正に戻すようなさらなる損失を出現させるスピーカーワ
イヤー37に連結される。しかし、補償されすぎた状態
を修正するために抵抗80が加えられることにより、正
帰還平衡フィードバック回路のゲイン値は2.5よりも
わずかに少ない値へ減少し、適当な補償量に調整され
る。これにより減衰率が無限大へ近づく。
【0019】コンデンサ82は高周波領域における正帰
還平衡フィードバック回路の影響をなくするように用い
られ、それにより潜在的な増幅器の不安定性を除去す
る。470pF(ファラッド)のコンデンサ82は約1
0KHzから上の周波数領域における正帰還を除去す
る。これは性能を譲歩するためではなく、減衰率は中低
周波領域において厳しく求められるからである。
【0020】減衰率の改善のために用いられる出力帰還
線34の何点かをサンプリングすることは、正帰還平衡
フィードバック回路のゲイン値を低く保ち、不安定性の
問題を防止する。従って、本発明においては1000以
上の減衰率を実際に実現することが可能である。図3
は、本発明の他の実施形態例を示し、図中、図1と同様
の要素には同じ符号を付している。図3に示す回路にお
いて、増幅器100は第2の平衡フィードバック回路1
02を有し、平衡フィードバック回路102は、第1入
力84及び第2入力86と抵抗72,74,76,78
との間に、絶縁変圧器104を有している。絶縁変圧器
104は、負荷につながる出力供給線32における電圧
の降下を検知する。一方の線は電力増幅器の内部出力の
供給線へ、他方の線は出力端子50へつながっている。
前記の電圧降下は正帰還され、コイル22と出力回路3
0における電圧損失を補償するためにA点での出力電圧
を上昇させる。変圧器104は、オペアンプ18から出
力電圧を絶縁させるために用いる。なぜならオペアンプ
は出力電圧レベルに足りる共通モードの阻止性能を有し
ていないからである。変圧器104は、検知した電圧を
1対1の電圧比で平衡フィードバック回路102に変換
する。この回路では、検知は出力帰還線34よりもむし
ろ出力供給線32においてなされる。従って、増幅器1
00は、逆向きに減衰率を高めることがないように、平
衡ブリッジモードに接続されている。そうでなければ、
この例は図2に示す回路と同様に動作してしまう。
【0021】変圧器の極性は信号が正帰還されるように
調整されている。絶縁変圧器104は所望により帰還線
に用いてもよい。また、抵抗80の値は減衰率を正確に
調整するために可変である。以上のように本発明の好ま
しい実施形態例と考えられるものについて述べてきた
が、本発明に含まれる様々な変形や修正は当業者にとっ
て明らかである。そのような変形や修正が本発明の精神
に含まれることは、添付のクレームに意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】NPN/PNP 相補型電力増幅器の模式的な回路図
【図2】図1の電力増幅器において、本発明に従い出力
帰還線において減衰率を高めるようにした模式的な回路
【図3】図1の電力増幅器において、本発明に従い出力
供給線において減衰率を高めるようにした模式的な回路
【符号の説明】
10;電力増幅器 14,16;トランジスタ 18;オペアンプ 22;出力コイル 24,70;平衡フィードバック回路 30;出力回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】増幅器10は入力端子38,40を備え、
一方の入力端子40は接地されている。入力抵抗42,
44、阻止コンデンサ46,48及びフィードバック抵
抗26,28は回路の平衡に寄与する。抵抗26は、対
応する出力端子から離れた出力供給線32上の点と、オ
ペアンプ18の逆相入力との間に接続されている。抵抗
28は、対応する出力端子から離れた出力帰還線34上
の点と、オペアンプ18の正相入力との間に接続され、
抵抗26と同じ抵抗値を有している。A点は増幅器の内
部出力を表し、A点における出力信号は抵抗26を介し
てオペアンプ18の逆相(反転)入力へフィードバック
される。入力信号は抵抗42及びコンデンサ46を介し
てオペアンプ18の正相(非反転)入力へ印加される。
平衡フィードバック回路24は入力と出力との間に生じ
る雑音を除去するために用いられる。増幅器全体のゲイ
ン(抵抗26/抵抗44)は、具体例を挙げると、通常
用いられる400Wrms/4Ωの増幅器において、4
7000を1500で除して約31.33となる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ増幅器の減衰率を高めるための
    回路であって、 正相入力と逆相入力とを有し、かつ、それぞれ対応する
    出力端子に接続された内部出力供給線及び内部出力帰還
    線により負荷に連結されるとともに、減衰率の減少を引
    き起こすインピーダンスを有する要素に連結される増幅
    器と、 第1及び第2フィードバック入力と第1及び第2フィー
    ドバック出力とを有する平衡フィードバック回路とを備
    え、 前記の第1フィードバック入力は、前記の内部出力供給
    線と内部出力帰還線とのうちの一方の出力線に出力端子
    の近くで接続され、前記の第2フィードバック入力は、
    前記の内部出力供給線と内部出力帰還線とのうち前記選
    択された側の出力線に前記出力端子から離れて接続さ
    れ、これにより前記の第1フィードバック入力と第2フ
    ィードバック入力との間に前記選択された側の出力線の
    インピーダンスを表す直列抵抗を形成し、 前記の第1フィードバック出力は前記増幅器の正相入力
    に連結され、前記の第2フィードバック出力は前記増幅
    器の逆相入力に連結され、 前記平衡フィードバック回路は、増幅器の減衰率を補償
    し、かつ高めるインピーダンスを表す信号を正帰還す
    る、高減衰率を有する増幅回路。
  2. 【請求項2】前記の平衡フィードバック回路が、 前記の第1フィードバック入力と前記の第1フィードバ
    ック出力との間及び前記の第2フィードバック入力と前
    記の第2フィードバック出力との間の各線に設けられた
    複数の抵抗と、 直列をなす前記の抵抗間で前記の各線を接続する、少な
    くともある周波数で応答可能な素子とを含む、請求項1
    に記載の高減衰率を有する増幅回路。
  3. 【請求項3】前記の周波数応答可能な素子はキャパシタ
    を含む請求項2に記載の高減衰率を有する増幅回路。
  4. 【請求項4】前記の周波数応答可能な素子は、並列に接
    続されたキャパシタと抵抗とを含む請求項2に記載の高
    減衰率を有する増幅回路。
  5. 【請求項5】前記の平衡フィードバック回路は、前記の
    第1及び第2フィードバック入力とその間の抵抗とに接
    続された変圧器を含む請求項2に記載の高減衰率を有す
    る増幅回路。
  6. 【請求項6】前記の平衡フィードバック回路は、回路の
    各線に設けられたそれぞれ1対の直列抵抗と、前記の抵
    抗対と抵抗対との間に接続された周波数応答素子とを含
    む請求項1の高減衰率を有する増幅回路。
  7. 【請求項7】前記の増幅器が内部出力端子とさらに別の
    平衡フィードバック回路とを含んでおり、 前記別の平衡フィードバック回路は、前記の出力供給線
    及び出力帰還線と、前記の増幅器の逆相入力及び正相入
    力との間に接続されている請求項1の高減衰率を有する
    増幅回路。
  8. 【請求項8】前記別の平衡フィードバック回路が、 対応する出力端子から離れた前記出力供給線上の点と前
    記増幅器の逆相入力との間に接続された第1抵抗と、 対応する出力端子から離れた前記出力帰還線上の点と前
    記増幅器の正相入力との間に接続された第2抵抗と、を
    含んでいる請求項7の高減衰率を有する増幅回路。
  9. 【請求項9】前記第1抵抗と第2抵抗とが等しい抵抗値
    を有する請求項8の高減衰率を有する増幅回路。
  10. 【請求項10】前記出力帰還線は前記出力端子から離れ
    た点で接地されている請求項1の高減衰率を有する増幅
    回路。
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