JPH024179Y2 - - Google Patents

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JPH024179Y2
JPH024179Y2 JP15242483U JP15242483U JPH024179Y2 JP H024179 Y2 JPH024179 Y2 JP H024179Y2 JP 15242483 U JP15242483 U JP 15242483U JP 15242483 U JP15242483 U JP 15242483U JP H024179 Y2 JPH024179 Y2 JP H024179Y2
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JP
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plate
board
decorative
decorative board
base material
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JP15242483U
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  • Finished Plywoods (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は床材、壁材、天井材など内外装材とし
て用いられる化粧板に関するものである。
〔背景技術〕
この種の化粧板Aとしては、従来より第1図に
示すような、つき板5などで表面化粧を施した化
粧基板1の背面側に実形成用板4を貼付けて形成
するようにしたものが一般的であり、実形成用板
4によつて雄実6と雌実7とが形成されるように
してある。しかしながらこのものにあつては実形
成用板4は化粧基板1の背面に直接接着されてい
るために、化粧基板1と実形成用板4との含水率
の違いなどによる伸縮性の相違により(化粧基板
1と実形成用板4とが異種材料の場合特にこの傾
向が大きい)第2図に示すように化粧板Aには反
りやねじれが大きく発生し、雄実6と雌実7とを
嵌合させた状態で化粧板Aを接続しつつ床の下地
材などに取付ける施工が困難になるという問題が
あつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、反りやねじれが大きく発生することを防止で
きる化粧板を提供することを目的とするものであ
る。
〔考案の開示〕
しかして本考案に係る化粧板は、表面に化粧を
施した化粧基板1の背面側に複数枚のスペーサ板
2を貼付けると共にスペーサ板2間に隙間3を形
成させ、各スペーサ板2の背面に渡つて実形成用
板4を貼付けて成ることを特徴とするもので、か
かる構成によつて上記目的を達成したものであ
り、以下本考案を実施例につて詳述する。
化粧基板1は合板などで形成される基材8の表
面あるいは表面と側面に木質化粧単板などのつき
板5や化粧シートを貼着して第3図aのように形
成されるもので、化粧基板1の背面側には2枚の
薄板のスペーサ板2,2が第3図bのようにスペ
ーサ板2,2間に隙間3が形成されるよう離した
状態で酢酸ビニル系やユリア系の接着剤で貼付け
てある。そしてこのスペーサ板2,2の背面に渡
るよう薄板の実形成用板4が上記と同様な接着剤
で貼付けてある。実形成用板4の側端部は化粧基
板1の側端より突出させて雄実6が形成されるよ
うにしてある。第4図は本考案の他の実施例を示
すもので、2枚のスペーサ板2,2のうち一方の
スペーサ板2の側縁を化粧基板1よりも側方へ突
出させて雄実6が形成されるようにし、両スペー
サ板2,2に渡つて貼付けた実形成用板4と化粧
基板1との間に雄実7が形成されるようにしたも
のである。しかしてこのように形成した化粧板A
にあつては、スペーサ板2,2間の隙間3によつ
て実形成用板4に化粧基板1との間に縁が切れた
部分を形成させることができ、この部分において
化粧基板1と実形成用板4との間の伸縮の差が吸
収されて化粧板Aに反りやねじれなどの変形が生
じることを防止できるものであり、特に実形成用
板4の伸びが大きいときには第5図に示すように
実形成用板4の一部が隙間3内において屈曲する
ことによりこの伸びは吸収されて化粧板Aの変形
はより有効に防止されることになる。またこのよ
うに実形成用板4は隙間3内において屈曲可能で
あるため、化粧板Aに変形が生じたとしても実形
成用板4を隙間3内において曲げさせることによ
り実形成用板4を矯正させて実結合に支障がない
ようにすることができる。尚、上記隙間3に弾力
性を有する断熱材を充填することにより、上記隙
間3による作用が損われることなく化粧板Aの断
熱性を向上させることができる。
また、化粧基板1を基材8の表面に木質単板に
よるつき板5を貼付けて形成する場合、第6図に
示すようにミシン縫目など縫目模様形状につき板
5の表面に縫目糸状物9を接着又は縫い込みで設
けるようにするのがよい。縫目糸状物9としては
ポリプロピレン糸、ポリエステル糸、ビニロン糸
などを用いることができ、このように縫目糸状物
9をつき板5の表面に全長に亘るように設ける
と、縫目を有して形成されているレザーやクロス
調の豪華が外観が与えられることになり、木質単
板のつき板5による木質調とレザーやクロス調と
が相まつて一風変つた外観を呈することになる。
またこのとき、縫目糸状物9は第6図のようにつ
き板5の端縁に沿つて設けるようにするのがよ
く、このようにすれば基材8の表面につき板5を
接着するにあたつてプレスを行なう際、つき板5
の端縁部は縫目糸状物9の厚み分厚みが大きくな
つてプレスの圧力がこの部分に大きく加わること
になつて、つき板5の端縁部の接着性を向上させ
ることができることになり、つき板5の接着剥れ
の防止を向上させることができるものである。
また、化粧基板1を作成するにあたつて基材8
の表面及び側面(木口面や木端面)につき板5を
貼るとむく感が出て豪華になるが、つき板5を基
材8の表面と側面とに亘つて貼る場合、つき板5
を基材8の表面に貼つてからつき板5にVカツト
を施して木端巻きするか、もしくは基材8の表面
と側面にそれぞれ別のつき板5を貼着するかする
必要があり、いずれも工程が複雑になつて工数、
コストがかかることになり、しかも基材8の表面
と側面にそれぞれ別のつき板5を貼着するもので
は一体感が欠如してむく感が低下することにな
る。そこでこの場合には次のようにすればよい。
すなわち、第7図aに示すように下プレート1
0上に発泡ポリエチレン、発泡ネオプレンゴム、
発泡インブチレンゴム、発泡ポリプロピレンなど
で形成した弾性基台11をセツトし、この上にス
ライス単板やロータリー単板のつき板5と、尿素
系、酢酸ビニル系、ゴム系などの接着剤12を表
面側と側面側とに亘つて塗布したラワン合板やパ
ーチクルボードなどの基材8とを載置し、この状
態で上プレート13を下降させて上下プレート1
0,13間に上記弾性基台11、つき板5、基材
8をプレスすることにより、第7図bのようにプ
レス力で弾性基台11を凹ませ、この凹んだ弾性
基台11によつて基材8の側面にもつき板5を貼
着するようにするもので、一工程でつき板5を基
材8の表面から側面に亘つて接着することができ
ることになる。この第7図のものを具体的に説明
すると、発泡ネオプレーンゴムで弾性基台11を
形成し、この上に0.4mm厚のチーク単板のつき板
5と、表面と側面に酢酸ビニル接着剤を塗布した
5.5mm厚のラワン合板とを置き、常温で10Kg/cm2
の圧力をかけることにより、表面及び側面が1枚
のつき板5で化粧されむく感のある美麗な化粧基
板が得られる。
第7図のものにあつて、接着剤12としてはシ
ート状接着剤を用いることもでき、この場合はつ
き板5の上にシート状接着剤を重ねると共にこの
上に基材8を置くようにし、加熱を伴なつて上下
プレート10,13でプレスを行なうようにす
る。シート状接着剤としてはポリエステルシート
状接着剤やジアリルフタレート樹脂シート状接着
剤などを用いることができる。このものを具体的
に説明すると、発泡ポリプロピレンで弾性基台1
1を形成し、この上にポリエステルシート状接着
剤と0.4mm厚のチーク単板のつき板5と9mm厚の
パーチクルボードとを置き、140℃の加熱条件下
10Kg/cm2の圧力をかけることにより、表面及び側
面が1枚のつき板5で化粧されむく感のある美麗
な化粧基板が得られる。
第8図のものは、弾性基台11の上に金属板や
樹脂板など非変形性の当て板14をセツトするよ
うにしたもので、当て板14は3枚(又は5枚)
に分割して、中央板14aでつき板5が基材8の
表面に貼付けられるようにすると共に側板14b
で基材8の側面につき板5が貼付けられるように
するものである。この第8図のものを具体的に説
明すると、発泡ネオプレンゴムで弾性基台11を
形成すると共に銅板で当て板14を形成し、この
上に0.4mm厚のチーク単板のつき板5と、表面と
側面に酢酸ビニル接着剤を塗布した5.5mm厚のラ
ワン合板とを置き、常温で10Kg/cm2の圧力をかけ
ることにより、表面及び側面が1枚のつき板5で
化粧されむく感のある美麗な化粧基板が得られ
る。
第9図のものは弾性基台11の表面にアルミニ
ウム箔や銅箔をラミネートしたポリエステルシー
トやポリピロピレンシートの離型シート15を載
置してこの状態で加熱、高周波誘電加熱をしなが
らプレスを行なうようにしたものである。この第
9図のものを具体的に説明すると、発泡ネオプレ
ンゴムで弾性基台11を形成すると共に銅箔付き
ポリエステルシートで離型シート15を形成し、
この上に0.4mm厚のチーク単板のつき板5と、表
面と側面に酢酸ビニル・ユリア樹脂接着剤を塗布
した7mm厚の繊維板とを置き、100℃の加熱条件
下10Kg/cm2の圧力をかけることにより、表面及び
側面が1枚のつき板6で化粧されむく感のある美
麗な化粧基板が得られる。
また、弾性基台11としては、第10図aのよ
うに凹条16と凸条17とが平行に形成されたも
のを用いるように弾性基台11の変形に方向性を
持たせることにより、基材8の両側の側面へのつ
き板5の貼付けが効率的に行なわれるようにして
もよい。この場合第10図bのように硬質樹脂な
ど硬質物質18を平行に設けるようにしても同様
な効果が得られる。
第11図のものはテフロンシートやポリエチレ
ンシートなどで形成したスリツプシート19を弾
性基台11とつき板5との間に介在させるように
したものである。このものではスリツプシート1
9によつて弾性基台11に対してつき板5を滑ら
すことができ、プレス時に弾性基台11が変形す
る際にこの変形につき板5が追随してつき板5に
破れが生じることを防止することができる。この
第11図のものを具体的に説明すると、発泡ネオ
プレンゴムで弾性基台11を形成すると共にスリ
ツプシート19をテフロンシートで形成し、この
スリツプシート19上に0.4mm厚のチーク単板の
つき板5と、表面と側面に酢酸ビニル接着剤を塗
布した5.5mm厚のラワン合板とを置き、常温で10
Kg/cm2の圧力をかけることにより、表面及び側面
が1枚のつき板6で化粧されむく感のある美麗な
化粧基板が得られる。
尚、化粧基板1の基材8として、石綿セメント
板、石こう板、ケイ酸カルシウム板など無機質板
で形成することがあるが、無機質板はもろくて割
れ易く、特に第12図aに示すようにこの基材8
の表面に条溝20を設けて化粧を施すようにした
場合にはこの条溝20に沿つた割れが発生し易す
くなる。この場合には第12図bに示すように、
繊維入り合成樹脂層21を帯状に条溝20と直交
する方向で積層するようにして、このような割れ
の発生を防止するようにすればよい。繊維入り合
成樹脂層21における繊維としてはグラスフアイ
バーやカーボンフアイバーを用いることができ、
合成樹脂としてはポリエステル樹脂やエポキシ樹
脂、ポリアミド樹脂を用いることができる。また
繊維入り合成樹脂層21はシート状に形成して基
材8に貼付けるようにしても、基材8に塗布して
設けるようにしてもよい。また繊維入り合成樹脂
層21において第13図に示すように繊維層22
と樹脂層23との2層で形成されるようにするの
が、可撓性と強度の両性能を得るようにする点で
好ましい。
また、ラワン合板などの基板24の表面側にブ
ロツク状の化粧繊維板25を貼着して強度、加工
性、コストの面で優れた化粧板を作成する場合、
吸脱湿などによる基板24と化粧繊維板25との
間の伸縮の差で化粧板には反りやねじれが発生し
易い。そこでこの場合には第14図、第15図の
ように繊維板25の背面側に凹溝26を形成して
おき、この凹溝26部分で基板24と繊維板25
との間の伸縮の差を吸収し、化粧板に反りやねじ
れが発生するのを防止するようにするのがよい。
このようにすれば凹溝26によつて軽量化も図れ
る。第14図、第15図中27は化粧単板や化粧
シートなどの化粧材、28は化粧溝、29は雄
実、30は雌実である。
〔考案の効果〕
上述のように本考案に係る化粧板は、化粧基板
の背面側に複数枚のスペーサ板を貼付けると共に
スペーサ板間に隙間を形成させ、各スペーサ板の
背面に渡つて実形成用板を貼付けて形成するよう
にしたものであるから、スペーサ板間の隙間によ
つて実形成用板に化粧基板との間に縁が切れた部
分を形成させることができ、この部分において化
粧基板と実形成用板との間の伸縮の差が吸収され
て化粧板に反りやねじれなどの変形が生じること
を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例の断面図、第3図a,
bは本考案の一実施例の断面図、第4図は同上の
他の実施例の断面図、第5図は同上の作用を示す
断面図、第6図はさらに他の実施例の斜視図、第
7図a,b、第8図、第9図、第11図は基材へ
のつき板の貼着の工程を示す断面図、第10図
a,bは同上に用いる弾性基板の斜視図、第12
図a,bは他の化粧基板を示す表側から見た斜視
図と裏側から見た斜視図、第13図は同上の断面
図、第14図、第15図は他の化粧板の斜視図で
ある。 1は化粧基板、2はスペーサ板、3は隙間、4
は実形成用板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面に化粧を施した化粧基板の背面側に複数
    枚のスペーサ板を貼付けると共にスペーサ板間
    に隙間を形成させ、各スペーサ板の背面に渡つ
    て実形成用板を貼付けて成る化粧板。 (2) 化粧基板の表面化粧はつき板の接着により形
    成され、このつき板の表面には縫目糸状物が施
    されて成る実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の化粧板。
JP15242483U 1983-09-30 1983-09-30 化粧板 Granted JPS6058713U (ja)

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JP15242483U JPS6058713U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 化粧板

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JP15242483U JPS6058713U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 化粧板

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JPS6058713U JPS6058713U (ja) 1985-04-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5081541B2 (ja) * 2007-09-03 2012-11-28 株式会社ノダ 床板および床構造

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