JPH0241622Y2 - - Google Patents

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JPH0241622Y2
JPH0241622Y2 JP1985124221U JP12422185U JPH0241622Y2 JP H0241622 Y2 JPH0241622 Y2 JP H0241622Y2 JP 1985124221 U JP1985124221 U JP 1985124221U JP 12422185 U JP12422185 U JP 12422185U JP H0241622 Y2 JPH0241622 Y2 JP H0241622Y2
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JP
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tank
darkroom
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washing
paper
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JP1985124221U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、写真撮影によつて感光したダイレ
クトポジペーパーを、数分以内に現像処理して写
真に仕上げる自動現像処理装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
周知の如く書類に貼着する写真の多くは、駅や
百貨店に配置した自動撮影現像機や、書類を提出
する試験会場等、例えば入学試験を行う学校、自
動車の運転免許証を交付する警察に配置した自動
撮影現像機、通称「2分間写真」によつて撮影さ
れている。この自動撮影現像機は撮影装置と現像
装置から構成され、撮影装置は帯状に供給するダ
イレクトポジペーパーをネガとして、該ペーパー
に直接写真を数カツト連続して撮影し、数カツト
撮影した所でペーパーを切断し、撮影済ペーパー
を現像装置に送るものである。現像装置は現像槽
と水洗槽、カラー発色槽、漂白定着槽、及び水洗
槽を一列に設け、撮影装置より送られてきた撮影
済ペーパーを、各処理槽に設けた送りローラーで
上下に蛇行しながら順に通過するよう移送し、そ
の間に現像処理をするものである。しかし写真の
仕上がりを良好にするには、処理槽の薬液温度を
最良の状態に保つ必要があるため、処理槽をタン
ク内に取付け、タンクの温水によつて処理槽内の
薬液温度を一定に保つていた。又処理槽の薬液は
時間の経過や使用によつて老化するので、老化し
た薬液はその都度交換する必要がある。そのため
処理槽には薬液交換用のドレン管や、洗浄水の循
環器が取付けられ、且つタンクにも排水管が設け
られている。その結果、現像装置の構造が複雑に
なりその維持管理も面倒であつた。
〔考案の目的〕
そこでこの考案は、各処理槽を独立の構造にす
ると共に、タンクの保温水を水洗槽に利用し得る
ようにして、現像装置の構造を簡単に、且つ維持
管理しやすくしたものである。
〔考案の概要〕
本案の自動現像処理装置は、暗室内に設ける各
処理槽を嵌脱自在の独立した構造とし、処理槽を
一列に保持する暗室タンクを、仕切壁によつて前
タンクと後タンクに区分し、前タンクに現像槽と
水洗槽を、後タンクにカラー発色槽と漂白定着
槽、及び水洗槽を保持すると共に、両タンク内に
保温の加熱ヒーターを入れ、両タンクに保持する
水洗槽の少なくとも底に通水孔をもうけ、タンク
内の保温水を水洗槽まで導入し、保温水を用いて
洗浄し得るようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本案による自動現像処理装置の構造を実
施例の図面に基づき説明すると、Aは撮影装置B
の下部に自動現像処理装置1を備えた自動撮影現
像機で、撮影装置BはダイレクトポジペーパーP
をネガとしてこれに撮影を行い得るよう、ロール
状に巻いたペーパーPを収納するペーパーマガジ
ンMと、ロール状ペーパーPを帯状に送り出すロ
ーラーR、ペーパーPに被写体を感光する撮影機
J、数カツト連続して撮影した所でペーパーPを
切断するカツターC、撮影済ペーパーP′を自動現
像処理装置1に送るペーパー送りVから構成され
ている。2は現像処理装置1を構成する暗室で、
暗室2は処理槽4を数槽1列に保持する暗室タン
ク3と、該暗室タンク3の上部に取付ける暗室蓋
8から構成され、暗室タンク3は内部に仕切壁1
3を設け、仕切壁13によつて現像処理を主とし
た前タンク3Aと発色処理を主とした後タンク3
Bに区分し、前タンク3Aに現像槽41と水洗槽
42を、後タンク3Bにカラー発色槽43と漂白
定着槽44、及び水洗槽45を順に保持し、暗室
2の前部、即ち現像槽41上方の暗室蓋8前部に
撮影済ペーパーP′の投入口12を設けると共に、
暗室2の後部、例えば暗室蓋8の後部に現像処理
済ペーパーP″の排出口22を有している。処理
槽4は撮影済ペーパーP′より僅かに広い処理槽幅
に形成され、暗室タンク3内に数個一列に嵌合さ
れるものである。5は各処理槽4内に設けた下向
きに彎曲するペーパーガイドで、ガイド5は薬品
に冒かされない金属線を撮影済ペーパーP′の送り
方向と平行に数線並設し、取外し可能に配設する
か、下向きに湾曲した処理槽4の内周側に、撮影
済ペーパーP′の送り方向と平行する突条のペーパ
ーガイド5を直接形成するものであり、暗室タン
ク3に保持する処理槽4の内、水洗槽41,45
の少なくとも底に通水孔14を穿設している。線
ガイド5にあつては、各処理槽4内に1体づつ配
設する場合と、彎曲径の異なる2種類のガイド
5,5′を上下に配設する場合があり、後者にあ
つては、彎曲径の小さいガイド5′を上に、彎曲
径の大きいガイド5を下に配設し、且つ両ガイド
5,5′間が入口側で広く、出口に至るに従つて
狭くなるよう前後にずらして配設する。9は前記
暗室蓋2の内部に取付けるペーパー案内体で、案
内体9は処理槽4の出口より上方に向けて移送さ
れてくる撮影済ペーパーP′を、後続処理槽4′の
入口に誘導し得るように、処理槽4の連続部上
方、又は処理槽4の出入口上方に設けられ、例え
ば処理槽4の出口側と後続処理槽4′の入口側に
跨がつて上向きに彎曲し、或は処理槽4の出口側
より後続処理槽4′の入口側に向けて上向きに傾
斜している。6は暗室タンク3を構成する各処理
槽4のガイド5上部に軸支する回転体6で、回転
体6はペーパーPの表裏面を挟圧して移送するロ
ーラー式と、回転ドラムより少なくともガイド5
まで突出するピン7を軸方向と平行に数列設け、
該ピン7により、処理槽4内に挿入した撮影済ペ
ーパーP′の端p1を係止して移送するピンドラム式
とがあり、各処理槽4の処理時間に応じて回動可
能となるものである。Hは暗室2の前タンク3A
と後タンク3B内に入れるヒーターで、ヒーター
Hによつて両タンク3A,3B内の水を別々に加
熱する。Gは暗室2の前後タンク3A,3Bと、
暗室2の外に設けた水タンクWの間に接続する循
環ポンプ、Kは暗室2の現像槽41内に挿入する
保温感熱部である。
本案の自動現像処理装置は上記構造であるか
ら、予め水タンクWと暗室2の前後タンク3A,
3Bに水を入れ、暗室2の薬液槽4に回転体6の
下半分が浸水するまで薬液を補充しておけば、前
後タンク3A,3Bに入れた水は、両タンク3
A,3Bに保持した水洗槽42,45の通水孔1
4より内部に浸入し、水洗槽42,45内にも入
る。薬液や水の補充後、ヒーターHを作動してタ
ンク3A,3Bの水を夫々適温まで温め、処理槽
4に入れた液を適温にしておく。暗室2の各処理
槽4に軸支した回転体6は撮影装置Bに連動して
回動するもので、具体的にはペーパーPに対する
撮影の開始から、撮影済ペーパーP′を現像処理す
るまでの間、又は処理済ペーパーP″を自動現像
処理装置1の排出口22から完全に送り出すまで
連動される。
撮影済ペーパーP′は暗室2の投入口12より現
像処理槽4のガイド5と回転体6間の入口側、又
は上下ガイド5,5′の入口側に挿入した後、処
理槽4内で回動している回転体6によつてガイド
5に沿つて移送される。処理槽4内の出口近くま
で撮影済ペーパーP′が達すると、先ず撮影済ペー
パーP′の先端がガイド5より離れ、次に出口上方
に配設されている案内体9に当接し、案内体9に
沿つて移送される。回転体6は処理槽4内のガイ
ド5より暗室蓋8の案内体9に沿つて移送した撮
影済ペーパーP′が、案内体9から離れて後続処理
槽4′内に挿入するまで移送する。即ち撮影済ペ
ーパーP′は、暗室2の処理槽4内に挿入した後、
処理槽4内で回動する回転体6によつて処理槽4
内のガイド5に沿い、且つガイド5から処理槽4
の連設部上方に設けた案内体9に沿つて移行し、
1列に連続した処理槽4内を上下に蛇行しながら
順に通過し得るように移送する。
尚、本案による自動現像処理装置1は上記実施
例に限定されるものではなく、現像処理装置1に
対する水や薬液の補充手順、ヒーターHや循環ポ
ンプGの作動順、回転体6の回動順は現像処理に
影響を与えない範囲で前後し得るし、暗室タンク
3に保持する各処理槽4、各処理槽4に設けるガ
イド5と、ガイド5上部の処理槽4に軸支する回
転体6、暗室蓋8に設ける案内体9の形状構造等
は、この考案の要旨に反しない限り適宜変更可能
である。
〔考案の効果〕
従つて本案の自動現像処理装置は各処理槽を独
立に形成し、、この処理槽を暗室タンクに数槽列
設保持するものであるから、各処理槽を任意に着
脱して洗浄したり修理することができるし、処理
槽が故障したり損傷しても、損傷した処理槽のみ
を交換すればよい。しかも処理槽の内、水洗槽は
タンクと連通する通水孔を穿設し、タンク内の保
温水を水洗槽内まで導入し、保温水を用いてペー
パーを洗浄するものであるから、タンク内の水洗
槽に外部から循環路を接続する困難がなく、タン
クに直接循環路を接続すればよいので、水洗槽も
簡単に着脱し得るばかりが、現像処理装置全体の
構造も著しく簡単になり、且つその維持管理も著
しく容易となる。特に本案は、タンクを前タンク
と後タンクに区分し、両タンクに夫々加熱ヒータ
ーを入れ、前タンクで主に現像処理を、後タンク
で主に発色処理をするものであるから、両タンク
の保温水を別々に温度調整して、カラー写真の仕
上がりを最適にすることができる。しかもタンク
内の保温水を水洗槽に導入し、その保温水でペー
パーを洗浄するものであるから、水洗槽における
洗浄効果も向上するし、保温水の循環も少なくて
すむばかりか、保温水を水洗槽に利用しても、保
温水による処理槽の保温効果も失なわれることが
ない等、本案の自動現像処理装置は構造が簡単で
維持管理を容易にした前記特徴と共に、写真仕上
げの向上に実用的顕著な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案自動現像処理装置を備えた自動撮
影現像機の概略構造図、第2図は類例自動撮影現
像機の概略構造図、第3図と第4図は自動現像処
理装置の構造例を示す要部断面図、第5図と第6
図は水洗槽の構造例を示す断面図、第7図はピン
ドラムの正面図、第8図は水洗槽の断面図であ
る。 A…自動撮影現像機、B…撮影装置、C…カツ
ター、G…循環ポンプ、H…ヒーター、J…撮影
機、K…保温感熱部、M…ペーパーマガジン、
P,P′…ペーパー、p1…ペーパー端、V…ペーパ
ー送り、W…水タンク、1…自動現像処理装置、
2…暗室、3…暗室タンク、3A,3B…タン
ク、4,41,42,43,44,45…処理
槽、13…仕切壁、14…通水孔、5,5′…ペ
ーパーガイド、6…回転体、7…ピン、8…暗室
蓋、9…案内体、L…処理槽幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 暗室タンク3とその上部に密嵌する暗室蓋8に
    よつて暗室2を構成し、暗室タンク3内に仕切壁
    13を設け、仕切壁によつて前タンク3Aと後タ
    ンク3Bに区分し、前タンクに独立構造の現像槽
    41と水洗槽42を嵌脱自在に保持する一方、後
    タンクに独立構造のカラー発色槽43と漂泊定着
    槽44、及び水洗槽45を嵌脱自在に保持すると
    共に、各槽内に回転体6とペーパーガイド5を入
    れ、槽より上方の暗室内にペーパー案内体9を設
    け、両タンク内に保温水とその加熱ヒーターHを
    夫々入れ、且つ両水洗槽の少なくとも底に通水孔
    14を設け、タンク内の保温水を水洗槽内まで導
    入して洗浄に用い得るようにした自動現像処理装
    置。
JP1985124221U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0241622Y2 (ja)

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JP1985124221U JPH0241622Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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JP1985124221U JPH0241622Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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Publication Number Publication Date
JPS6233050U JPS6233050U (ja) 1987-02-27
JPH0241622Y2 true JPH0241622Y2 (ja) 1990-11-06

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ID=31016035

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JP1985124221U Expired JPH0241622Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330229U (ja) * 1976-08-21 1978-03-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330229U (ja) * 1976-08-21 1978-03-15

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JPS6233050U (ja) 1987-02-27

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