JPH0241064B2 - - Google Patents
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- JPH0241064B2 JPH0241064B2 JP56056107A JP5610781A JPH0241064B2 JP H0241064 B2 JPH0241064 B2 JP H0241064B2 JP 56056107 A JP56056107 A JP 56056107A JP 5610781 A JP5610781 A JP 5610781A JP H0241064 B2 JPH0241064 B2 JP H0241064B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
- G06Q40/02—Banking, e.g. interest calculation or account maintenance
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- Business, Economics & Management (AREA)
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- General Business, Economics & Management (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、銀行等の金融業の窓口において、
現金預け入れや現金支払い等の取引処理を行なう
取引処理装置に関する。
現金預け入れや現金支払い等の取引処理を行なう
取引処理装置に関する。
周知のように、銀行の窓口業務の省略化を図る
目的で、個人コードや口座番号等が磁気記録され
た通帳やカードを用いて、現金の預け入れや支払
い等の銀行取引を自動的に行なえるようにした、
現金自動預金機、現金自動支払い機あるいは現金
自動預金支い機等が広く実用に供されている。
目的で、個人コードや口座番号等が磁気記録され
た通帳やカードを用いて、現金の預け入れや支払
い等の銀行取引を自動的に行なえるようにした、
現金自動預金機、現金自動支払い機あるいは現金
自動預金支い機等が広く実用に供されている。
これらの自動取引処理装置は、通帳やカードの
読み取り及び照合、紙幣の真偽及び種類の判別
と、計数紙幣の収納あるいは放出、通帳への印字
等、単純化されかつ画一化された取引処理を自動
的に行なうものであつて、実際面の全ての顧客に
係る取引処理をこの種自動化装置で取扱える訳で
はない。即ち、印鑑照合、小切手の点検及び証
印、あるいは機器による自動判別不能な紙幣の判
別等は銀行の係員が処理しなければならない。
読み取り及び照合、紙幣の真偽及び種類の判別
と、計数紙幣の収納あるいは放出、通帳への印字
等、単純化されかつ画一化された取引処理を自動
的に行なうものであつて、実際面の全ての顧客に
係る取引処理をこの種自動化装置で取扱える訳で
はない。即ち、印鑑照合、小切手の点検及び証
印、あるいは機器による自動判別不能な紙幣の判
別等は銀行の係員が処理しなければならない。
従来、一般の銀行においては、上記のような自
動取引処理装置を設置する一方で、上述のような
顧客自身の操作による自動処理が行なえない取引
を申し受けるための係員窓口を設けている。この
係員窓口で受けた取引処理に関しては、その最初
から最後までの全ての事務処理、例えば現金支払
いの場合、通帳および出金票の受け取り、印鑑照
合、紙幣の計数、記帳、紙幣と通帳の引き渡しと
いつた一連の事務処理を、全て係員が介在して行
なつていた。そのため、取引の処理に要する係員
の処理時間が非常に長くなつており、これが窓口
業務の事務処理能力の低さの主因となつていた。
動取引処理装置を設置する一方で、上述のような
顧客自身の操作による自動処理が行なえない取引
を申し受けるための係員窓口を設けている。この
係員窓口で受けた取引処理に関しては、その最初
から最後までの全ての事務処理、例えば現金支払
いの場合、通帳および出金票の受け取り、印鑑照
合、紙幣の計数、記帳、紙幣と通帳の引き渡しと
いつた一連の事務処理を、全て係員が介在して行
なつていた。そのため、取引の処理に要する係員
の処理時間が非常に長くなつており、これが窓口
業務の事務処理能力の低さの主因となつていた。
この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たものである。その目的は、係員の介在が必要な
取引に対し、その一連の事務処理の内、真に係員
が行なわなければならない前処理のみを係員が係
員側装置を操作しながら行ない、顧客の操作に任
せることができる単純かつ画一的な後処理を顧客
側の装置にて行なうようにし、かつ、顧客の操作
による後処理が遅くても、係員操作による前処理
は次々と複数の顧客の取引のについて進めること
ができるようにし、係員による処理能率を大幅に
向上させることが可能な取引処理装置を提供する
ことにある。また本発明の他の目的は、後処理で
現金放出装置の動作を必要とせず後処理が通帳記
帳のみである入力取引については、現金放出装置
を含む顧客側装置で処理せず、別に設けられてい
る周知の記帳等で処理するようにして、処理能率
を更に向上させることにある。
たものである。その目的は、係員の介在が必要な
取引に対し、その一連の事務処理の内、真に係員
が行なわなければならない前処理のみを係員が係
員側装置を操作しながら行ない、顧客の操作に任
せることができる単純かつ画一的な後処理を顧客
側の装置にて行なうようにし、かつ、顧客の操作
による後処理が遅くても、係員操作による前処理
は次々と複数の顧客の取引のについて進めること
ができるようにし、係員による処理能率を大幅に
向上させることが可能な取引処理装置を提供する
ことにある。また本発明の他の目的は、後処理で
現金放出装置の動作を必要とせず後処理が通帳記
帳のみである入力取引については、現金放出装置
を含む顧客側装置で処理せず、別に設けられてい
る周知の記帳等で処理するようにして、処理能率
を更に向上させることにある。
上記の目的を達成するために、本発明の取引処
理装置は、通帳読取機及びキーボードを含む係員
用の取引データ入力装置と、この入力装置による
入力内容等を表示する係員用表示装置と、上記入
力装置によつて入力された取引データが書込まれ
る第1のメモリと、上記入力装置によつて入力完
了した第1のメモリ中の取引データが転送されて
くる第2のメモリと、この第2のメモリに格納さ
れた上記取引データを中央装置に送信するととも
に、これに応答して該中央装置から返送される返
送データを第2のメモリの他のエリアに格納し、
かつその返送データ中の少くとも上記取引データ
の判定結果を上記係員用表示装置に表示させる交
信制御手段と、第2のメモリ中の上記取引データ
及びこれと対をなす上記返送データが転送されて
くる第3のメモリと、通帳読取機及び通帳印字機
を含む顧客用の通帳処理装置と、この通帳処理装
置と併設された顧客用の現金放出装置及び案内表
示装置と、上記通帳処理装置に通帳が挿入された
のを受けて、その通帳読取機で読み取られた通帳
データと第3のメモリ中のデータを比較し、その
結果所定の一致が検出されたとき、この第3のメ
モリ中のデータ内容に応じて上記通帳印字機及び
上記現金放出装置を作動させる取引出力制御手段
と、この取引出力制御手段による処理終了に応動
して第1のメモリ、第2のメモリ、及び第3のメ
モリ間のデータ転送を行なう転送制御手段とを備
えたことを特徴とする。
理装置は、通帳読取機及びキーボードを含む係員
用の取引データ入力装置と、この入力装置による
入力内容等を表示する係員用表示装置と、上記入
力装置によつて入力された取引データが書込まれ
る第1のメモリと、上記入力装置によつて入力完
了した第1のメモリ中の取引データが転送されて
くる第2のメモリと、この第2のメモリに格納さ
れた上記取引データを中央装置に送信するととも
に、これに応答して該中央装置から返送される返
送データを第2のメモリの他のエリアに格納し、
かつその返送データ中の少くとも上記取引データ
の判定結果を上記係員用表示装置に表示させる交
信制御手段と、第2のメモリ中の上記取引データ
及びこれと対をなす上記返送データが転送されて
くる第3のメモリと、通帳読取機及び通帳印字機
を含む顧客用の通帳処理装置と、この通帳処理装
置と併設された顧客用の現金放出装置及び案内表
示装置と、上記通帳処理装置に通帳が挿入された
のを受けて、その通帳読取機で読み取られた通帳
データと第3のメモリ中のデータを比較し、その
結果所定の一致が検出されたとき、この第3のメ
モリ中のデータ内容に応じて上記通帳印字機及び
上記現金放出装置を作動させる取引出力制御手段
と、この取引出力制御手段による処理終了に応動
して第1のメモリ、第2のメモリ、及び第3のメ
モリ間のデータ転送を行なう転送制御手段とを備
えたことを特徴とする。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図はこの発明に係る取引処理装置の全体構
成を示している。この装置は、例えば銀行のカウ
ンタ窓口の内側にいる係員によつて操作される係
員側装置Aと、カウンタ窓口の外側の顧客によつ
て主として操作される顧客側装置Bとに大別され
る。
成を示している。この装置は、例えば銀行のカウ
ンタ窓口の内側にいる係員によつて操作される係
員側装置Aと、カウンタ窓口の外側の顧客によつ
て主として操作される顧客側装置Bとに大別され
る。
係員側装置Aにおいては、CPU1(中央処理
ユニツト)とROM3(リード・オンリー・メモ
リ)とRAM4(ランダム・アクセス・メモリ)
とが制御の中枢であり、係員用表示処理である
CRT表示装置7と、銀行側控用の伝票等を印字
するプリンタ8と、係員の操作で各種の入力を行
なうためのキーボード9と、通帳の磁気ストライ
プ部に記録されたデータ(これを通帳データと称
す)を読み取る通帳読取器10と、紙幣の判定及
び計数を行なうビルチエツカ11とがCPU1に
よつて統轄制御されている。なお実施例において
は、CPU1をマスターCPUとし、CRT表示装置
7、プリンタ8およびキーボード9の制御を分担
するスレーブCPUと、通帳読取器10の制御を
分担するスレーブCPUと、ビルチエツカ11の
1の制御を分担するスレーブCPUとを有するマ
スター・スレーブ方式のシステム構成を採用して
いる。また各入力装置7,8,9,10,11は
全て同一装置ハウジングに組み込まれている訳で
はなく、係員によつて操作し易いように配置する
ために、複数の装置ハウジングに分割している。
ユニツト)とROM3(リード・オンリー・メモ
リ)とRAM4(ランダム・アクセス・メモリ)
とが制御の中枢であり、係員用表示処理である
CRT表示装置7と、銀行側控用の伝票等を印字
するプリンタ8と、係員の操作で各種の入力を行
なうためのキーボード9と、通帳の磁気ストライ
プ部に記録されたデータ(これを通帳データと称
す)を読み取る通帳読取器10と、紙幣の判定及
び計数を行なうビルチエツカ11とがCPU1に
よつて統轄制御されている。なお実施例において
は、CPU1をマスターCPUとし、CRT表示装置
7、プリンタ8およびキーボード9の制御を分担
するスレーブCPUと、通帳読取器10の制御を
分担するスレーブCPUと、ビルチエツカ11の
1の制御を分担するスレーブCPUとを有するマ
スター・スレーブ方式のシステム構成を採用して
いる。また各入力装置7,8,9,10,11は
全て同一装置ハウジングに組み込まれている訳で
はなく、係員によつて操作し易いように配置する
ために、複数の装置ハウジングに分割している。
顧客側装置Bにおいては、CPU2とROM5と
RAM6とが制御の中枢であり、取引データを管
理する中央装置とのデータの送受を行なうための
伝送制御装置12と、上記通帳データの読取書込
器及び通帳印字機を含む通帳処理装置13と、紙
幣放出装置14と、硬貨放出装置15と、案内表
示装置16と、通帳をと対をなして発行されてい
るカードの磁気記録データを読み取るカード読取
器17と、顧客用の伝票を印字して発行する伝票
発行機18と、顧客が操作するキーボード19
と、日付設定機や各種の動作表示機等が設けられ
た内部パネルの制御装置20と、上記各機器の動
作表示器や各種の動作切換スイツチ等が設けられ
た外部パネルの制御装置21と、CPU2に実行
させるべき複数種類のプログラムを格納した外部
記憶装置22とがCPU2によつて統轄制御され
る。この顧客側装置Bも係員側装置Aと同様に、
CPU2をマスターCPUとし、上記各入出力機器
の制御を複数のスレーブCPUにて分担実行する
マスター・スレーブ方式にシステム構成を採用し
ている。
RAM6とが制御の中枢であり、取引データを管
理する中央装置とのデータの送受を行なうための
伝送制御装置12と、上記通帳データの読取書込
器及び通帳印字機を含む通帳処理装置13と、紙
幣放出装置14と、硬貨放出装置15と、案内表
示装置16と、通帳をと対をなして発行されてい
るカードの磁気記録データを読み取るカード読取
器17と、顧客用の伝票を印字して発行する伝票
発行機18と、顧客が操作するキーボード19
と、日付設定機や各種の動作表示機等が設けられ
た内部パネルの制御装置20と、上記各機器の動
作表示器や各種の動作切換スイツチ等が設けられ
た外部パネルの制御装置21と、CPU2に実行
させるべき複数種類のプログラムを格納した外部
記憶装置22とがCPU2によつて統轄制御され
る。この顧客側装置Bも係員側装置Aと同様に、
CPU2をマスターCPUとし、上記各入出力機器
の制御を複数のスレーブCPUにて分担実行する
マスター・スレーブ方式にシステム構成を採用し
ている。
本実施例における顧客側装置Bは、係員と顧客
とで前処理と後処理を分担する(詳細は以下順次
説明する)本発明に係る取引処理装置の一部とし
て機能する動作モード(これを後処理モードと称
す)の他に、既に良く知られている現金自動支払
機として機能する動作モード(これを自動支払機
モードと称す)が設定されていて、両モードを任
意に選択できる。即ち、上記外部記憶装置22に
上記後処理モード用のプログラムと自動支払機モ
ード用のプログラムが格納されていて、本装置B
に電源が投入された時、後処理モード用プログラ
ムが自動的にRAM6に読込まれて、装置Bは後
処理モードで動作するようになる他、後述するモ
ード切り換え操作により、自動支払機用プログラ
ムをRAM6に読込ませて、装置Bを現金自動支
払機として動作させる(銀行側から見た無人運用
である)ことができる。従つて、顧客側装置Bの
主要部(通帳処理装置13、紙幣放出装置14、
貨幣放出装置15、案内表示装置16、カード読
取器17、伝票発行機18、キーボード19等)
は、通常の現金自動支払機の如き装置ハウジング
に組み込まれ、カウンタ窓口の外側にて顧客が操
作し易いように設置される。なお以下の説明で明
らかとなるが、装置Bを後処理モードで動作させ
ている場合には、カード読取器17、伝票発行機
18、キーボード19不要であつて、これらは自
動支払機モードの場合に使用されるものである。
とで前処理と後処理を分担する(詳細は以下順次
説明する)本発明に係る取引処理装置の一部とし
て機能する動作モード(これを後処理モードと称
す)の他に、既に良く知られている現金自動支払
機として機能する動作モード(これを自動支払機
モードと称す)が設定されていて、両モードを任
意に選択できる。即ち、上記外部記憶装置22に
上記後処理モード用のプログラムと自動支払機モ
ード用のプログラムが格納されていて、本装置B
に電源が投入された時、後処理モード用プログラ
ムが自動的にRAM6に読込まれて、装置Bは後
処理モードで動作するようになる他、後述するモ
ード切り換え操作により、自動支払機用プログラ
ムをRAM6に読込ませて、装置Bを現金自動支
払機として動作させる(銀行側から見た無人運用
である)ことができる。従つて、顧客側装置Bの
主要部(通帳処理装置13、紙幣放出装置14、
貨幣放出装置15、案内表示装置16、カード読
取器17、伝票発行機18、キーボード19等)
は、通常の現金自動支払機の如き装置ハウジング
に組み込まれ、カウンタ窓口の外側にて顧客が操
作し易いように設置される。なお以下の説明で明
らかとなるが、装置Bを後処理モードで動作させ
ている場合には、カード読取器17、伝票発行機
18、キーボード19不要であつて、これらは自
動支払機モードの場合に使用されるものである。
また、装置Bにおける外部パネル制御装置21
は上記主要部の装置ハウジングとは別体に構成さ
れていて、カウンタ窓口内側において係員が見易
くかつ操作しやすい位置に配置されている。
は上記主要部の装置ハウジングとは別体に構成さ
れていて、カウンタ窓口内側において係員が見易
くかつ操作しやすい位置に配置されている。
第2図は銀行のカウンタ窓口に於ける上述した
各機器の配置例を示す概略平面図であつて、図中
符号23はカウンタであり、Tはカウンタ23の
内側の係員を示し、C1,C2,C3はそれぞれ
カウンタ23の外側にいる3人の顧客を示してい
る。
各機器の配置例を示す概略平面図であつて、図中
符号23はカウンタであり、Tはカウンタ23の
内側の係員を示し、C1,C2,C3はそれぞれ
カウンタ23の外側にいる3人の顧客を示してい
る。
また、第3図は顧客側装置Bの上述した主要部
を収納している本体の外観を示すものである。
を収納している本体の外観を示すものである。
また、係員側装置AのCPU1と顧客側装置B
のCPU2とは後述するように所定のデータの授
受が行なえるように互いに接続されている。
のCPU2とは後述するように所定のデータの授
受が行なえるように互いに接続されている。
次に、CPU1及びCPU2の処理動作について
説明する。
説明する。
第4図はCPU1の処理プロクラム(ROM3に
格納されている)を示すフローチヤートであり、
処理Aがメインルーチンで、割り込み等の手段に
よりこの処理aと並行して処理bがCPU1に実
行される。第5図はCPU2によつて実行される
上述の後処理モード用のプログラムのフローチヤ
ートであり、処理cと処理dとが並行して実行さ
れる。また、第6図及び第7図はそれぞれRAM
4及びRAM6のデータマツプである。
格納されている)を示すフローチヤートであり、
処理Aがメインルーチンで、割り込み等の手段に
よりこの処理aと並行して処理bがCPU1に実
行される。第5図はCPU2によつて実行される
上述の後処理モード用のプログラムのフローチヤ
ートであり、処理cと処理dとが並行して実行さ
れる。また、第6図及び第7図はそれぞれRAM
4及びRAM6のデータマツプである。
まず、CPU1側の処理aについて順番に説明
する。処理aにおける最初のルーチン(1)は、係員
がキーボード9、通帳読取器10、ビルチエツカ
11を操作して入力するある顧客についての取引
データを処理し、RAM4にその取引データを格
納する他、入力される取引データを逐時CRT表
示装置7で表示させるとともに、プリンタ8及び
取引データ中の所定のデータを伝票に印字する制
御を行なう。第8図はこの取引データ入力処理ル
ーチン(1)の詳細を、理解を容易にするために、係
員が操作と組み合わせた形で表したフローチヤー
トで、以下この図を参照しながら取引データの入
力処理について説明する。
する。処理aにおける最初のルーチン(1)は、係員
がキーボード9、通帳読取器10、ビルチエツカ
11を操作して入力するある顧客についての取引
データを処理し、RAM4にその取引データを格
納する他、入力される取引データを逐時CRT表
示装置7で表示させるとともに、プリンタ8及び
取引データ中の所定のデータを伝票に印字する制
御を行なう。第8図はこの取引データ入力処理ル
ーチン(1)の詳細を、理解を容易にするために、係
員が操作と組み合わせた形で表したフローチヤー
トで、以下この図を参照しながら取引データの入
力処理について説明する。
周知のように、顧客は入金の場合には入金伝票
を作成し、出金の場合には出金伝票を作成する。
入金伝票には顧客の氏名と入金額とが顧客によつ
て記入される。出金伝票には入金額に代えて出金
額が記入され、かつ顧客の印が押印される。入金
の場合に顧客は、作成した入金伝票と、通帳と、
入金すべき金額の現金と、もし小切手によつて入
金する場合にはその小切手と係員に渡す。現金に
は紙幣の他の硬質が含まれていても良い。出金の
場合に顧客は、作成した出金伝票と通帳を係員に
渡す。係員は、出金の場合には出金の伝票に押印
されている印影と通帳の登録印とを照合し、これ
らが一致するかどうかを確かめる。そして、係員
は受け取つた通帳を通帳読取器10に挿入する。
装置Aにおいては、この通帳の挿入が検出される
と(ステツプ801)、その通帳の磁気ストライプ部
に記録されている通帳データ(口座番号、通帳の
印字済行、残高等)を読み取り(ステツプ802)、
リードエラーでなければ(ステツプ802)、読み取
つた通帳データをRAM4の通帳データエリア
MAに格納するとともにCRT表示装置7に表示
し、またRAM4に設定されている通帳フラグ
FTをセツトする(ステツプ814)この後、係員は
通帳読取器10から返却された通帳を抜き取る
(ステツプ805)。以上の手順は入金と出金につい
て、印影の照合を除いてほぼ同じであるが、以下
の手順では入金と出金とで異なる。
を作成し、出金の場合には出金伝票を作成する。
入金伝票には顧客の氏名と入金額とが顧客によつ
て記入される。出金伝票には入金額に代えて出金
額が記入され、かつ顧客の印が押印される。入金
の場合に顧客は、作成した入金伝票と、通帳と、
入金すべき金額の現金と、もし小切手によつて入
金する場合にはその小切手と係員に渡す。現金に
は紙幣の他の硬質が含まれていても良い。出金の
場合に顧客は、作成した出金伝票と通帳を係員に
渡す。係員は、出金の場合には出金の伝票に押印
されている印影と通帳の登録印とを照合し、これ
らが一致するかどうかを確かめる。そして、係員
は受け取つた通帳を通帳読取器10に挿入する。
装置Aにおいては、この通帳の挿入が検出される
と(ステツプ801)、その通帳の磁気ストライプ部
に記録されている通帳データ(口座番号、通帳の
印字済行、残高等)を読み取り(ステツプ802)、
リードエラーでなければ(ステツプ802)、読み取
つた通帳データをRAM4の通帳データエリア
MAに格納するとともにCRT表示装置7に表示
し、またRAM4に設定されている通帳フラグ
FTをセツトする(ステツプ814)この後、係員は
通帳読取器10から返却された通帳を抜き取る
(ステツプ805)。以上の手順は入金と出金につい
て、印影の照合を除いてほぼ同じであるが、以下
の手順では入金と出金とで異なる。
まず入金の場合、係員は、顧客から手渡された
紙幣をビルチエツカ11に挿入するとともにキー
ボード9の紙幣計数キーを押して、その紙幣の自
動計数を行なわせる。装置Aにおいては、ビルチ
エツカ11で正しく読取り、計数された紙幣の読
取りデータ(種類と枚数)をRAM4の紙幣読取
りデータエリアMBに格納するとともにCRT表
示装置7に表示し、更にこの紙幣読取りデータを
プリンタ8にてプリントアウトする。ビルチエツ
カ11で判定不能な紙幣は返却される。この返却
された紙幣や、現金から受け取つた硬貨や小切手
については、係員がキーボード9を操作してその
全額や種類等の所定のデータを入力する。装置A
においては、そのキー入力データをRAM4のキ
ー入力データエリアMCに格納するとともに、
CRT表示装置7に表示する。以上がステツプ806
の預り金額の入力である。続いて係員は、入金伝
票に記入された入金金額をキーボード9にて入力
する(ステツプ807)。この入金金額はCRT表示
装置7で表示される。次に、上記の実際の預り金
額と伝票の入金額とが一致するか否かが判定され
る(ステツプ808)。両金額が一致した場合、係員
がキーボード11で入力完了の操作を行なうこと
によつて(ステツプ809)、この入力処理ルーチン
(1)が終了することになる。なお、上記両金額が一
致しない場合、入力データを補正するか、あるい
は無効にする(ステツプ810,811,812,)。なお、
ステツプ808の判断は、CRT表示装置7の表示を
見て係員が行なうことも出来るが、CPU1で判
断させて、その結果を表示装置7を表示させるこ
とが好ましい。
紙幣をビルチエツカ11に挿入するとともにキー
ボード9の紙幣計数キーを押して、その紙幣の自
動計数を行なわせる。装置Aにおいては、ビルチ
エツカ11で正しく読取り、計数された紙幣の読
取りデータ(種類と枚数)をRAM4の紙幣読取
りデータエリアMBに格納するとともにCRT表
示装置7に表示し、更にこの紙幣読取りデータを
プリンタ8にてプリントアウトする。ビルチエツ
カ11で判定不能な紙幣は返却される。この返却
された紙幣や、現金から受け取つた硬貨や小切手
については、係員がキーボード9を操作してその
全額や種類等の所定のデータを入力する。装置A
においては、そのキー入力データをRAM4のキ
ー入力データエリアMCに格納するとともに、
CRT表示装置7に表示する。以上がステツプ806
の預り金額の入力である。続いて係員は、入金伝
票に記入された入金金額をキーボード9にて入力
する(ステツプ807)。この入金金額はCRT表示
装置7で表示される。次に、上記の実際の預り金
額と伝票の入金額とが一致するか否かが判定され
る(ステツプ808)。両金額が一致した場合、係員
がキーボード11で入力完了の操作を行なうこと
によつて(ステツプ809)、この入力処理ルーチン
(1)が終了することになる。なお、上記両金額が一
致しない場合、入力データを補正するか、あるい
は無効にする(ステツプ810,811,812,)。なお、
ステツプ808の判断は、CRT表示装置7の表示を
見て係員が行なうことも出来るが、CPU1で判
断させて、その結果を表示装置7を表示させるこ
とが好ましい。
顧客の指定した取引が出金の場合、係員は、出
金伝票に記入されている出金金額をキーボード9
にて入力する(ステツプ821)。この出金金額は
RAM4のエリアMCに格納されるとともに、
CRT表示装置7に表示される。この後係員は、
キーボード9中の支払機払キーを押す(ステツプ
822)。次にCRU1では、RAM4中の硬貨放出装
置フラグFKをチエツクし、これがセツト(有効)
されているか否を判断する。フラグFKがセツト
されていれば、この段階で入力処理ルーチン(1)の
終了となり、ルーチン(2)に進む。硬貨放出装置1
5の主スイツチが後述のようにオフにされている
と、フラグFKはリセツトされており、その場合、
ステツプ823でONと判断されてステツプ824に進
む。ステツプ824では、CPU1により取り扱い中
の出金取引が硬貨を必要とするか否か、すなわち
RAM4のエリアMCに格納された出金金額デー
タに1000円未満の端数があるか否かが判断され
る。硬貨を必要としなければ、この段階で入力処
理ルーチン(1)の終了となり、ルーチン(2)に進む。
硬貨放出装置15が無効であるのに、出金取引に
硬貨を必要とする場合、CRT表示装置7に、硬
貨を支払えないのでこの取引は無効である旨のエ
ラー表示をし(ステツプ825)、その後の処理を係
員に委ねる(ルーチン(2)には進まない)。
金伝票に記入されている出金金額をキーボード9
にて入力する(ステツプ821)。この出金金額は
RAM4のエリアMCに格納されるとともに、
CRT表示装置7に表示される。この後係員は、
キーボード9中の支払機払キーを押す(ステツプ
822)。次にCRU1では、RAM4中の硬貨放出装
置フラグFKをチエツクし、これがセツト(有効)
されているか否を判断する。フラグFKがセツト
されていれば、この段階で入力処理ルーチン(1)の
終了となり、ルーチン(2)に進む。硬貨放出装置1
5の主スイツチが後述のようにオフにされている
と、フラグFKはリセツトされており、その場合、
ステツプ823でONと判断されてステツプ824に進
む。ステツプ824では、CPU1により取り扱い中
の出金取引が硬貨を必要とするか否か、すなわち
RAM4のエリアMCに格納された出金金額デー
タに1000円未満の端数があるか否かが判断され
る。硬貨を必要としなければ、この段階で入力処
理ルーチン(1)の終了となり、ルーチン(2)に進む。
硬貨放出装置15が無効であるのに、出金取引に
硬貨を必要とする場合、CRT表示装置7に、硬
貨を支払えないのでこの取引は無効である旨のエ
ラー表示をし(ステツプ825)、その後の処理を係
員に委ねる(ルーチン(2)には進まない)。
以上のような入力処理ルーチン(1)を終了し次の
ルーチン(2)へ進むとCPU1は、RAM4に設定さ
れている顧客カウンタKCに1を加算する。次の
ルーチン(3)では、顧客カウンタKCの計数値が
「2」になつているか否かを判断する。顧客カウ
ンタKCが「2」である場合、ルーチン(4)へ進み、
後続の取引データの入力を禁止する旨の表示を
CRT表示装置7にして係員に報知し、再びルー
チン(3)に戻る。顧客カウンタKCが「2」以下の
場合、ルーチン(5)に進みCPU2からのボーリン
グを待つ。CPU2からのボーリングがあつた場
合、これに応答してルーチン(6)に進み、RAM4
のエリアMA,MB,MCに前述のように格納さ
れた取引データ(通帳フラグFT、番号票フラグ
FBを含む)をCPU2に転送する。次のルーチン
(7)では取り扱つた取引の全加算集計の演算を行な
い、その後ルーチン(8)でCPU2からの返送を待
つ。後で詳述するように、CPU2はCPU1から
受け取つた上記取引データに基づいて伝送制御装
置12を介して中央処理と交信し、中央装置から
の返送データを受け取り、そのデータをCPU1
に転送してくる。CPU1のルーチン(8)は、この
返送データの転送を待つルーチンである。返送デ
ータがCPU2からCPU1に転送されると、ルー
チン(9)でその返送データをRAM4のエリアMD
に格納し、更にルーチン(10)で返送データを表示装
置7に表示する。
ルーチン(2)へ進むとCPU1は、RAM4に設定さ
れている顧客カウンタKCに1を加算する。次の
ルーチン(3)では、顧客カウンタKCの計数値が
「2」になつているか否かを判断する。顧客カウ
ンタKCが「2」である場合、ルーチン(4)へ進み、
後続の取引データの入力を禁止する旨の表示を
CRT表示装置7にして係員に報知し、再びルー
チン(3)に戻る。顧客カウンタKCが「2」以下の
場合、ルーチン(5)に進みCPU2からのボーリン
グを待つ。CPU2からのボーリングがあつた場
合、これに応答してルーチン(6)に進み、RAM4
のエリアMA,MB,MCに前述のように格納さ
れた取引データ(通帳フラグFT、番号票フラグ
FBを含む)をCPU2に転送する。次のルーチン
(7)では取り扱つた取引の全加算集計の演算を行な
い、その後ルーチン(8)でCPU2からの返送を待
つ。後で詳述するように、CPU2はCPU1から
受け取つた上記取引データに基づいて伝送制御装
置12を介して中央処理と交信し、中央装置から
の返送データを受け取り、そのデータをCPU1
に転送してくる。CPU1のルーチン(8)は、この
返送データの転送を待つルーチンである。返送デ
ータがCPU2からCPU1に転送されると、ルー
チン(9)でその返送データをRAM4のエリアMD
に格納し、更にルーチン(10)で返送データを表示装
置7に表示する。
中央装置からの返送データには、対象となつた
取引データの有効性の判定結果、すなわち取引許
可か取引拒否かの通知が含まれている。取引許可
の場合、上記表示ルーチン10により、表示装置
7に、預り金額、時分、年月日、科目、支店番
号、口座番号及び顧客名等が所定のフオーマツト
で表示される。取引拒否の場合には、ルーチン(10)
の実行により、表示装置7に取引拒否及びその理
由、例えば該当する口座番号が存在しないとか、
支払いの場合であれば支払い請求金額が残高を越
えているとかの表示がなされる。
取引データの有効性の判定結果、すなわち取引許
可か取引拒否かの通知が含まれている。取引許可
の場合、上記表示ルーチン10により、表示装置
7に、預り金額、時分、年月日、科目、支店番
号、口座番号及び顧客名等が所定のフオーマツト
で表示される。取引拒否の場合には、ルーチン(10)
の実行により、表示装置7に取引拒否及びその理
由、例えば該当する口座番号が存在しないとか、
支払いの場合であれば支払い請求金額が残高を越
えているとかの表示がなされる。
係員は、ルーチン(10)による上記の表示をみて、
通帳を顧客に返却し、かつ顧客に次の操作を誘導
する。この誘導は、取引許可の場合でも入金取引
と出金取引では異なる。出金取引の場合、以降の
後処理(通帳記帳と現金受け取り)を顧客側装置
Bによつて前の顧客が済みしだいおこなつて下さ
いという旨を案内し、誘導する。入金取引の場
合、顧客側装置Bとは別に設けられている記帳機
にて任意の時に通帳記帳を行なつて下さいという
旨を案内し、誘導する。なお記帳機は広く実用に
供されているので、これについて本明細書では説
明しない。要するに、銀行などにおいて本発明の
取引処理装置の他に、通常の記帳機が設置されて
いるということである。また取引拒否の場合、そ
の拒否の理由を顧客に告げるなどの対応をとるこ
とになる。
通帳を顧客に返却し、かつ顧客に次の操作を誘導
する。この誘導は、取引許可の場合でも入金取引
と出金取引では異なる。出金取引の場合、以降の
後処理(通帳記帳と現金受け取り)を顧客側装置
Bによつて前の顧客が済みしだいおこなつて下さ
いという旨を案内し、誘導する。入金取引の場
合、顧客側装置Bとは別に設けられている記帳機
にて任意の時に通帳記帳を行なつて下さいという
旨を案内し、誘導する。なお記帳機は広く実用に
供されているので、これについて本明細書では説
明しない。要するに、銀行などにおいて本発明の
取引処理装置の他に、通常の記帳機が設置されて
いるということである。また取引拒否の場合、そ
の拒否の理由を顧客に告げるなどの対応をとるこ
とになる。
ルーチン(10)でCPU1の処理aは終了し、再び
ルーチン(1)の取引データの入力処理ルーチンが実
行可能となる。従つて、係員は次の顧客の取引に
ついて入力操作を行なうことができる。
ルーチン(1)の取引データの入力処理ルーチンが実
行可能となる。従つて、係員は次の顧客の取引に
ついて入力操作を行なうことができる。
次にCPU1の処理bについて説明する。処理
bは、後述のようにCPU2から発せられる状態
通知信号を受けて、RAM4の顧客カウンタKC
及び硬貨放出装置フラグFKを更新する処理であ
る。つまり、ルーチン(11)で状態通知信号が検出さ
れ、その通知が後処理終了を知らせるものである
ことがルーチン(12)で検出されると、ルーチン
(14)で顧客カウンタKCの内容を1だけ減算す
る。また、硬貨放出装置15の状態変化通知であ
ることがルーチン(13)で検出されると、ルーチ
ン(15)でその変化に応じてフラグFKをセツト
またはリセツトする。
bは、後述のようにCPU2から発せられる状態
通知信号を受けて、RAM4の顧客カウンタKC
及び硬貨放出装置フラグFKを更新する処理であ
る。つまり、ルーチン(11)で状態通知信号が検出さ
れ、その通知が後処理終了を知らせるものである
ことがルーチン(12)で検出されると、ルーチン
(14)で顧客カウンタKCの内容を1だけ減算す
る。また、硬貨放出装置15の状態変化通知であ
ることがルーチン(13)で検出されると、ルーチ
ン(15)でその変化に応じてフラグFKをセツト
またはリセツトする。
次に、第5図に示す顧客側装置BのCPU2に
よる処理動作を説明する。並列的に実行される処
理c及び処理dのうち、処理cはCPU2と中央
装置またはCPU1とのデータ伝送を扱つている。
処理cにおいて、最初のルーチン(16)でCPU
1にポーリングをかけ、次のルーチン(17)で
CPU1からの正規の応答があるか否かがチエツ
クされる。CPU1からの応答が検出されるまで
同じ動作が繰り返される。
よる処理動作を説明する。並列的に実行される処
理c及び処理dのうち、処理cはCPU2と中央
装置またはCPU1とのデータ伝送を扱つている。
処理cにおいて、最初のルーチン(16)でCPU
1にポーリングをかけ、次のルーチン(17)で
CPU1からの正規の応答があるか否かがチエツ
クされる。CPU1からの応答が検出されるまで
同じ動作が繰り返される。
CPU1からの応答が検出されると、ルーチン
(18)に進み、CPU1から送られてくる上述した
取引データ(FT,FBも含む)を受け取り、それ
をRAM6のエリアME1に格納する。すなわち、
CPU1でルーチン(6)が実行されるとともにCPU
2にてルーチン(18)が実行されることにより、
係員の入力操作によつてRAM4(前述の第1の
メモリに相当する)に作成された取引データが、
はRAM6のエリアME1(前述の第2のメモリ
に相当する)に転送されるのである。
(18)に進み、CPU1から送られてくる上述した
取引データ(FT,FBも含む)を受け取り、それ
をRAM6のエリアME1に格納する。すなわち、
CPU1でルーチン(6)が実行されるとともにCPU
2にてルーチン(18)が実行されることにより、
係員の入力操作によつてRAM4(前述の第1の
メモリに相当する)に作成された取引データが、
はRAM6のエリアME1(前述の第2のメモリ
に相当する)に転送されるのである。
次のルーチン(19)は、RAM6のエリアME
1に受け取つたデータが取引データとは異なる
「自動支払機モード切替指令」か否かがチエツク
される。
1に受け取つたデータが取引データとは異なる
「自動支払機モード切替指令」か否かがチエツク
される。
この「自動支払機モード切り換え指令」がどの
ように発せられるかは後述する。ここでは、
CPU1から正規の取引データが転送されてきた
ものとして説明を進める。この場合ルーチン
(19)でNOと判定されてルーチン(20)に進む。
ルーチン(20)では、RAM6のエリアME1の
取引データに従つて同じくRAM6のエリアMG
に中央装置への送信電文を作成し、次にその送信
電文を伝送制御装置12を介して中央装置に送信
し、その送信電文(取引データ)に対して中央装
置から返送データが送られて来るのを待ち、返送
データが送られてきたならば、それを受信し、
RAM6のエリアME2に格納する。このエリア
ME2はエリアME1と対をなして上述した第2
のメモリの他のエリアに相当する。
ように発せられるかは後述する。ここでは、
CPU1から正規の取引データが転送されてきた
ものとして説明を進める。この場合ルーチン
(19)でNOと判定されてルーチン(20)に進む。
ルーチン(20)では、RAM6のエリアME1の
取引データに従つて同じくRAM6のエリアMG
に中央装置への送信電文を作成し、次にその送信
電文を伝送制御装置12を介して中央装置に送信
し、その送信電文(取引データ)に対して中央装
置から返送データが送られて来るのを待ち、返送
データが送られてきたならば、それを受信し、
RAM6のエリアME2に格納する。このエリア
ME2はエリアME1と対をなして上述した第2
のメモリの他のエリアに相当する。
なお、交信ルーチン(20)における前段階、即
ちRAM6のエリアME1の取引データに従つて
エリアMGに中央装置への送信電文を作成する段
階で、CPU2は次のような前処理を行なう。ま
ず第1にRAM6のエリアME1中の取引データ
ガ入金取引か否かを判断する。入金取引であつた
場合には、第2に、6のエリアME1中に通帳デ
ータが存在するか否か、即ち通帳扱いの取引か否
か(通帳扱いでない取引については後述)を判断
する。通帳データが存在する通帳扱いの取引であ
る場合、第3にRAM6のエリアME1の取引デ
ータ中に、特別のキー入力(これを証認キー入力
と称す)があるか否かを判断するこれらの結果、
入力取引で、かつ通帳取引で、かつ証認キー入力
でがなかつた場合にのみ、下記の処理を行なう。
RAM6のエリアME1の取引データにおいて、
前記MAに格納されていた通帳データ中の口座番
号のみを前記MCの相当エリアに移し、他の通帳
データをクリアするとともに、通帳フラグFTを
リセツトする。この処理は上記の判断結果が出た
ときのみ行ない、他の場合には行なわない。
ちRAM6のエリアME1の取引データに従つて
エリアMGに中央装置への送信電文を作成する段
階で、CPU2は次のような前処理を行なう。ま
ず第1にRAM6のエリアME1中の取引データ
ガ入金取引か否かを判断する。入金取引であつた
場合には、第2に、6のエリアME1中に通帳デ
ータが存在するか否か、即ち通帳扱いの取引か否
か(通帳扱いでない取引については後述)を判断
する。通帳データが存在する通帳扱いの取引であ
る場合、第3にRAM6のエリアME1の取引デ
ータ中に、特別のキー入力(これを証認キー入力
と称す)があるか否かを判断するこれらの結果、
入力取引で、かつ通帳取引で、かつ証認キー入力
でがなかつた場合にのみ、下記の処理を行なう。
RAM6のエリアME1の取引データにおいて、
前記MAに格納されていた通帳データ中の口座番
号のみを前記MCの相当エリアに移し、他の通帳
データをクリアするとともに、通帳フラグFTを
リセツトする。この処理は上記の判断結果が出た
ときのみ行ない、他の場合には行なわない。
中央装置では、通帳フラグFTがリセツトされ
ている取引データに関しては、記帳処理のための
フアイルデータの更新は行われない。
ている取引データに関しては、記帳処理のための
フアイルデータの更新は行われない。
さて、中央装置との交信ルーチン(20)が終了
したならば、次のルーチン(21)で、RAM6の
エリアME2に受け取つた中央装置からの返送デ
ータをCPU1にも転送する。CPU1では、前述
のルーチン(9)を実行して、この返送データを受け
取るのである。
したならば、次のルーチン(21)で、RAM6の
エリアME2に受け取つた中央装置からの返送デ
ータをCPU1にも転送する。CPU1では、前述
のルーチン(9)を実行して、この返送データを受け
取るのである。
次のルーチン(22)では、RAM6に設定され
ている後処理中フラグF1がリセツトされるのを
待つ。この後処理中フラグF1は、後で説明する
処理dにおいて、取引出力制御ルーチン(31)を
実行中の場合にセツトされる。
ている後処理中フラグF1がリセツトされるのを
待つ。この後処理中フラグF1は、後で説明する
処理dにおいて、取引出力制御ルーチン(31)を
実行中の場合にセツトされる。
後処理中フラグF1がリセツトされると、次の
ルーチン(23)に進みRAM6のエリアME1の
取引データをエリアMF1に移すとともに、エリ
アME2の返送データをエリアMF2に移す。す
なわち、エリアME1及びME2が前述の第2の
メモリに相当し、エリアMF1及びMF2が第3
のメモリに相当するものであり、ルーチン(23)
は第2のメモリ中の取引データと返送データを第
3のメモリに転送するルーチンである。
ルーチン(23)に進みRAM6のエリアME1の
取引データをエリアMF1に移すとともに、エリ
アME2の返送データをエリアMF2に移す。す
なわち、エリアME1及びME2が前述の第2の
メモリに相当し、エリアMF1及びMF2が第3
のメモリに相当するものであり、ルーチン(23)
は第2のメモリ中の取引データと返送データを第
3のメモリに転送するルーチンである。
次のルーチン(24)のでは、RAM6に設定さ
れた後処理許可フラグF2をセツトし、最初のル
ーチン(16)に戻る。
れた後処理許可フラグF2をセツトし、最初のル
ーチン(16)に戻る。
なお、ルーチン(20)において中央装置から送
られてきた返送データが上述した取引拒否を示す
ものであつた場合、CPU2は、ルーチン(21)
を実行した後、最初のルーチン(16)に戻るよう
にすれば、中央装置により取引拒否と判断された
取引データ、返送データはRAM6のエリアMF
1,MF2(第3のメモリ)には転送されない。
また別の手段として、中央装置から取引拒否を示
す、返送データを受け取つた場合、ルーチン
(20)において、RAM6のエリアME1の取引デ
ータ中の通帳フラグFT及び番号票フラグFBをリ
セツトすると共に、出金取引の場合にそのデータ
をリセツトし、その後、ルーチン(21)→(22)
→(23)→(24)を実行するようにすれば、後の
説明で明らかとなるように、その取引拒否された
取引データに基づく後処理は、実質的に何もされ
ずに瞬時に終了することになる。
られてきた返送データが上述した取引拒否を示す
ものであつた場合、CPU2は、ルーチン(21)
を実行した後、最初のルーチン(16)に戻るよう
にすれば、中央装置により取引拒否と判断された
取引データ、返送データはRAM6のエリアMF
1,MF2(第3のメモリ)には転送されない。
また別の手段として、中央装置から取引拒否を示
す、返送データを受け取つた場合、ルーチン
(20)において、RAM6のエリアME1の取引デ
ータ中の通帳フラグFT及び番号票フラグFBをリ
セツトすると共に、出金取引の場合にそのデータ
をリセツトし、その後、ルーチン(21)→(22)
→(23)→(24)を実行するようにすれば、後の
説明で明らかとなるように、その取引拒否された
取引データに基づく後処理は、実質的に何もされ
ずに瞬時に終了することになる。
次に処理dについて説明する。最初のルーチン
(27)は顧客側装置Bの各入力機器の状態をチエ
ツクし、内部パネル制御装置20や外部パネル2
0に必要な状態表示をする他、前述した状態を通
知をCPU1に対して行なうルーチンである。こ
のルーチン27は、次のルーチン(28)にて後処理
許可フラグF2がセツトされたのが検出されるま
で繰り返し実行される。第10図は機器チエツク
ルーチン(27)を部分的に詳細に示したフローチ
ヤートである。第10図を参照しながらルーチン
(27)について説明する。まず、各入出力機器の
状態を所定の順番でセンスし(ステツプ101)、そ
の結果、硬質放出装置15の硬貨が完全になくな
つているのが検出されると(ステツプ102)、外部
パネル制御装置21の硬貨ランプを連続点灯させ
る(ステツプ103)。また、硬貨が完全になくなつ
ていなくても、予め設定した基準数以下になつた
ことが検出された場合は(ステツプ104)、外部パ
ネル制御装置21の上記硬貨ランプを点滅させる
(ステツプ105)。その他、紙幣放出装置14の紙
幣がなくなつている等の異常が検出された場合
(ステツプ106)、そのような異常を内部パネル制
御装置20及び外部パネル制御装置21で表示す
るとともに、装置Bによる後装置システムを停止
させる(ステツプ110)。
(27)は顧客側装置Bの各入力機器の状態をチエ
ツクし、内部パネル制御装置20や外部パネル2
0に必要な状態表示をする他、前述した状態を通
知をCPU1に対して行なうルーチンである。こ
のルーチン27は、次のルーチン(28)にて後処理
許可フラグF2がセツトされたのが検出されるま
で繰り返し実行される。第10図は機器チエツク
ルーチン(27)を部分的に詳細に示したフローチ
ヤートである。第10図を参照しながらルーチン
(27)について説明する。まず、各入出力機器の
状態を所定の順番でセンスし(ステツプ101)、そ
の結果、硬質放出装置15の硬貨が完全になくな
つているのが検出されると(ステツプ102)、外部
パネル制御装置21の硬貨ランプを連続点灯させ
る(ステツプ103)。また、硬貨が完全になくなつ
ていなくても、予め設定した基準数以下になつた
ことが検出された場合は(ステツプ104)、外部パ
ネル制御装置21の上記硬貨ランプを点滅させる
(ステツプ105)。その他、紙幣放出装置14の紙
幣がなくなつている等の異常が検出された場合
(ステツプ106)、そのような異常を内部パネル制
御装置20及び外部パネル制御装置21で表示す
るとともに、装置Bによる後装置システムを停止
させる(ステツプ110)。
ところで、外部パネル制御装置21の上記硬貨
ランプは係員が視認しやすい位置に配設されてお
り、係員は、この硬貨ランプが点滅あはるいは連
続点灯しているのを確認したならば、外部パネル
制御装置21に設けられている硬貨放出装置15
の主スイツチ(以下、硬貨スイツチと称す)をオ
フにする。硬貨スイツチをオフにすると、硬貨放
出装置15の動作は停止する。
ランプは係員が視認しやすい位置に配設されてお
り、係員は、この硬貨ランプが点滅あはるいは連
続点灯しているのを確認したならば、外部パネル
制御装置21に設けられている硬貨放出装置15
の主スイツチ(以下、硬貨スイツチと称す)をオ
フにする。硬貨スイツチをオフにすると、硬貨放
出装置15の動作は停止する。
また第10図に戻つて、CPU2は、入出力機
器チエツクの一部として上記硬貨スイツチの状態
をセンスし(ステツプ107)、硬貨スイツチが先の
センス時の状態から変化していたならば(ステツ
プ108)、硬貨スイツチがオン→オフまたはオフ→
オンに変化したことを、CPU1に状態通知とし
て伝える(ステツプ109)。この状態通知は、
CPU1が処理bを実行することにより、前述の
ように受け取られるのである。また、CPU2は
ステツプ109において、RAM6に設定された硬
貨放出装置フラグFKを硬貨スイツチの状態に応
じてセツトまたはリセツトする。
器チエツクの一部として上記硬貨スイツチの状態
をセンスし(ステツプ107)、硬貨スイツチが先の
センス時の状態から変化していたならば(ステツ
プ108)、硬貨スイツチがオン→オフまたはオフ→
オンに変化したことを、CPU1に状態通知とし
て伝える(ステツプ109)。この状態通知は、
CPU1が処理bを実行することにより、前述の
ように受け取られるのである。また、CPU2は
ステツプ109において、RAM6に設定された硬
貨放出装置フラグFKを硬貨スイツチの状態に応
じてセツトまたはリセツトする。
以上説明した機器チエツクルーチン(27)を後
処理許可フラグF2がセツトされるまで繰り返
す、処理cのルーチン(24)にてフラグF2がセ
ツトされると(このとき新しい取引データと返送
データがRAM6のエリアMF1,MF2に転送さ
れている)、処理dのルーチン(28)でフラグF
2のセツトが検出され、ルーチン(29)以降に進
む。
処理許可フラグF2がセツトされるまで繰り返
す、処理cのルーチン(24)にてフラグF2がセ
ツトされると(このとき新しい取引データと返送
データがRAM6のエリアMF1,MF2に転送さ
れている)、処理dのルーチン(28)でフラグF
2のセツトが検出され、ルーチン(29)以降に進
む。
ルーチン(29)ではフラグF2をリセツトし、
次のルーチン(30)では後処理フラグF1をセツ
トし、次の取引出力制御ルーチン(31)を実行す
る。この取引出力制御ルーチン(31)は、RAM
6のエリアMF1,MF2に格納された取引デー
タ、返送データに基づき、顧客が通帳処理装置1
3に通帳等を挿入するのを待つて、通帳処理装置
13中の通帳印字機や紙幣放出装置14、硬貨放
出装置15及び案内表示装置16を動作させて、
後処理を実行するルーチンである。このルーチン
(31)の詳細は後で順次説明するとして、ルーチ
ン(31)が終了した後の処理dを説明する。ルー
チン(31)を終了すると、次のルーチン(32)で
後処理終了を上述の状態通知としてCPU1に伝
え、次のルーチン(33)で後処理中フラグF1を
リセツトし、最初の機器チエツクルーチン(27)
に戻る。CPU1では処理bを実行することによ
り、CPU2からの後処理終了通知を受け取り、
前述のように顧客カウンタKCを減算するのであ
る。
次のルーチン(30)では後処理フラグF1をセツ
トし、次の取引出力制御ルーチン(31)を実行す
る。この取引出力制御ルーチン(31)は、RAM
6のエリアMF1,MF2に格納された取引デー
タ、返送データに基づき、顧客が通帳処理装置1
3に通帳等を挿入するのを待つて、通帳処理装置
13中の通帳印字機や紙幣放出装置14、硬貨放
出装置15及び案内表示装置16を動作させて、
後処理を実行するルーチンである。このルーチン
(31)の詳細は後で順次説明するとして、ルーチ
ン(31)が終了した後の処理dを説明する。ルー
チン(31)を終了すると、次のルーチン(32)で
後処理終了を上述の状態通知としてCPU1に伝
え、次のルーチン(33)で後処理中フラグF1を
リセツトし、最初の機器チエツクルーチン(27)
に戻る。CPU1では処理bを実行することによ
り、CPU2からの後処理終了通知を受け取り、
前述のように顧客カウンタKCを減算するのであ
る。
第9図は取引出力制御ルーチン(31)の詳細
を、説明を簡単にするためにに顧客の操作と組み
合わせた形で示したフローチヤートである。以下
第9図を参照して取引出力制御(後処理)を説明
する。先に説明した取引データの入力処理ルーチ
ン(1)の動作例は、通帳を用いた入金取引と出金取
引であつた。通帳扱いの出金取引の場合、取引デ
ータ中の通帳フラグFTがセツトされ、番号票フ
ラグFBはリセツトされている。また、通常の通
帳扱いの入金取引の場合、ルーチン(20)におけ
る前記前処理によつて、取引データ中の通帳フラ
グFTはリセツトされている(番号票フラグFBは
リセツトされている)。
を、説明を簡単にするためにに顧客の操作と組み
合わせた形で示したフローチヤートである。以下
第9図を参照して取引出力制御(後処理)を説明
する。先に説明した取引データの入力処理ルーチ
ン(1)の動作例は、通帳を用いた入金取引と出金取
引であつた。通帳扱いの出金取引の場合、取引デ
ータ中の通帳フラグFTがセツトされ、番号票フ
ラグFBはリセツトされている。また、通常の通
帳扱いの入金取引の場合、ルーチン(20)におけ
る前記前処理によつて、取引データ中の通帳フラ
グFTはリセツトされている(番号票フラグFBは
リセツトされている)。
まず、通帳フラグFTがセツトされ、番号票フ
ラグFBがリセツトされている通帳扱いの出金取
引の場合について、取引出力制御を順に説明す
る。第9図において、RAM6のエリアMF1に
転送されて来たフラグFT,FBに関し、ステツプ
901でフラグFBのリセツトが検出され、ステツプ
912でフラグFTのセツトが検出され、ステツプ
913にて通帳処理装置13に顧客が通帳を挿入す
るのを待つ。通帳が挿入されると、フラグFBが
リセツトされているので(ステツプ914)、その通
帳の通帳データを読み取り(ステツプ915)、読み
取つた通帳データとRAM6のエリアMF1,MF
2のデータと比較して口座番号等が一致するか否
かを判断する(ステツプ916)。データが一致すれ
ば、RAM6のエリアMF1,MF2のデータに従
つて、上記挿入された通帳に取引内容等を印字す
るとともに(ステツプ917)、その通帳の通帳デー
タの内印字済行や残高等のデータを更新し(ステ
ツプ919)、、通帳を返却する。顧客は返却された
通帳を抜き取る。(ステツプ920)。続くステツプ
924では、取り扱い中の取引が出金取引か入金取
引かをRAM6のエリアMF1,MF2のデータか
ら判断する。入金取引の場合は、通帳への記帳と
通帳データの更新で後処理は完了であるので、本
ルーチン(31)を終了し、次のルーチン(32)へ
進む。出金取引の場合、RAM6の硬貨放出装置
フラグFKをチエツクし(ステツプ925)、フラグ
FKがリセツトされているときれは。、その出金取
引が硬貨を必要とするか否かをチエツクする(ス
テツプ931)。硬貨放出装置15が有効か、あるい
は無効でも硬貨を必要としない取引の場合には、
紙幣放出装置14または硬貨放出装置15を駆動
して、RAM6のエリアMF1,MF2のデータで
示される金額を顧客に対して支払う(ステツプ
926,927,928,929)。これで本ルーチン(31)
を終了してルーチン(32)に進む。
ラグFBがリセツトされている通帳扱いの出金取
引の場合について、取引出力制御を順に説明す
る。第9図において、RAM6のエリアMF1に
転送されて来たフラグFT,FBに関し、ステツプ
901でフラグFBのリセツトが検出され、ステツプ
912でフラグFTのセツトが検出され、ステツプ
913にて通帳処理装置13に顧客が通帳を挿入す
るのを待つ。通帳が挿入されると、フラグFBが
リセツトされているので(ステツプ914)、その通
帳の通帳データを読み取り(ステツプ915)、読み
取つた通帳データとRAM6のエリアMF1,MF
2のデータと比較して口座番号等が一致するか否
かを判断する(ステツプ916)。データが一致すれ
ば、RAM6のエリアMF1,MF2のデータに従
つて、上記挿入された通帳に取引内容等を印字す
るとともに(ステツプ917)、その通帳の通帳デー
タの内印字済行や残高等のデータを更新し(ステ
ツプ919)、、通帳を返却する。顧客は返却された
通帳を抜き取る。(ステツプ920)。続くステツプ
924では、取り扱い中の取引が出金取引か入金取
引かをRAM6のエリアMF1,MF2のデータか
ら判断する。入金取引の場合は、通帳への記帳と
通帳データの更新で後処理は完了であるので、本
ルーチン(31)を終了し、次のルーチン(32)へ
進む。出金取引の場合、RAM6の硬貨放出装置
フラグFKをチエツクし(ステツプ925)、フラグ
FKがリセツトされているときれは。、その出金取
引が硬貨を必要とするか否かをチエツクする(ス
テツプ931)。硬貨放出装置15が有効か、あるい
は無効でも硬貨を必要としない取引の場合には、
紙幣放出装置14または硬貨放出装置15を駆動
して、RAM6のエリアMF1,MF2のデータで
示される金額を顧客に対して支払う(ステツプ
926,927,928,929)。これで本ルーチン(31)
を終了してルーチン(32)に進む。
上記の説明中、ステツプ916においてデータの
不一致が検出された場合、その不一致が一回目で
あれば通帳を返却するが(ステツプ921,923)、
不一致が二回目であれば、係員を呼び出して係員
処理とする(ステツプ922)。またステツプ925,
930にて、硬貨放出装置15が無効であり、かつ
出金は取引に硬貨を必要とすると判断された場
合、係員処理とする(ステツプ931)。他方、
RAM6のエリアMF1に転送されてきた取引デ
ータが入金取引で、通帳フラグFTも番号票フラ
グFBもリセツトされている場合、第9図の取引
出力制御ルーチン(31)は、次のように実行され
る。即ち、ステツプ901でNOと判断され、次の
ステツプ912でNOと判定され、処理終了となる。
つまり、実質的に何もしないで瞬時に処理終了す
る。
不一致が検出された場合、その不一致が一回目で
あれば通帳を返却するが(ステツプ921,923)、
不一致が二回目であれば、係員を呼び出して係員
処理とする(ステツプ922)。またステツプ925,
930にて、硬貨放出装置15が無効であり、かつ
出金は取引に硬貨を必要とすると判断された場
合、係員処理とする(ステツプ931)。他方、
RAM6のエリアMF1に転送されてきた取引デ
ータが入金取引で、通帳フラグFTも番号票フラ
グFBもリセツトされている場合、第9図の取引
出力制御ルーチン(31)は、次のように実行され
る。即ち、ステツプ901でNOと判断され、次の
ステツプ912でNOと判定され、処理終了となる。
つまり、実質的に何もしないで瞬時に処理終了す
る。
なお、取引出力制御ルーチン(31)の各動作過
程において、案内表示装置16を動作させ顧客が
なすべき操作を順番に分り易く表示する。このよ
うな案内表示は、現金自動支払機等において既に
良く知られているので、本明細書では説明を省略
する。
程において、案内表示装置16を動作させ顧客が
なすべき操作を順番に分り易く表示する。このよ
うな案内表示は、現金自動支払機等において既に
良く知られているので、本明細書では説明を省略
する。
以上で本発明による取引処理装置の基本システ
ム構成と通帳取り扱いによる動作を説明した。こ
こまでの説明で明らかなよように、顧客から申し
込まれた取引を係員が受け付け、係員が係員側装
置Aの入力装置を使つて受け付けた取引データを
入力すると、その取引データは第1のメモリ
(RAM4のエリアMA,MB,MC、フラグFT,
FB)に格納される。そして、係員が「入力完了」
を意味するキー入力をすると、第1のメモリの取
引データは第2のメモリ(RAM6のエリアME
1)に転送される。この転送された取引データは
中央装置に伝送され、これに対する中央装置から
の返送データは第2のメモリの他のエリア
(RAM6のエリアME2)に格納されるととも
に、係員用の表示装置7に表示される。この段階
で係員は次の顧客の入力を取り扱つて良い。顧客
側装置Bによる1取引分の後処理が終了すると、
第2のメモリのデータはは第3のメモリ(RAM
6のエリアMF1,MF2)に転送され、顧客に
よる後処理操作をを待つことになる。このように
本装置によれば、第3のメモリに対応する顧客と
(第2図の顧客C1がこれに相当する)、第2のメ
モリに対応する顧客と(第2図の顧客C2がこれ
に相当する)、第1のメモリに対応する顧客と
(第2図の顧客C3がこれに相当する)の3人の
顧客についての取引処理を1人の係員Tが並行し
て行なえることとなり、従来のように係員が各顧
客の処理を順次直列的に最切から最後まで行なつ
ていたのに比べ、大幅にその処理能力が向上す
る。なお、第3のメモリに複数取引分のエリアを
設定し、ルーチン(23)では各エリアの取引デー
タ及び返送データを順次シフトするように構成す
れば、3人以上の同時取り扱いも可能となる。
ム構成と通帳取り扱いによる動作を説明した。こ
こまでの説明で明らかなよように、顧客から申し
込まれた取引を係員が受け付け、係員が係員側装
置Aの入力装置を使つて受け付けた取引データを
入力すると、その取引データは第1のメモリ
(RAM4のエリアMA,MB,MC、フラグFT,
FB)に格納される。そして、係員が「入力完了」
を意味するキー入力をすると、第1のメモリの取
引データは第2のメモリ(RAM6のエリアME
1)に転送される。この転送された取引データは
中央装置に伝送され、これに対する中央装置から
の返送データは第2のメモリの他のエリア
(RAM6のエリアME2)に格納されるととも
に、係員用の表示装置7に表示される。この段階
で係員は次の顧客の入力を取り扱つて良い。顧客
側装置Bによる1取引分の後処理が終了すると、
第2のメモリのデータはは第3のメモリ(RAM
6のエリアMF1,MF2)に転送され、顧客に
よる後処理操作をを待つことになる。このように
本装置によれば、第3のメモリに対応する顧客と
(第2図の顧客C1がこれに相当する)、第2のメ
モリに対応する顧客と(第2図の顧客C2がこれ
に相当する)、第1のメモリに対応する顧客と
(第2図の顧客C3がこれに相当する)の3人の
顧客についての取引処理を1人の係員Tが並行し
て行なえることとなり、従来のように係員が各顧
客の処理を順次直列的に最切から最後まで行なつ
ていたのに比べ、大幅にその処理能力が向上す
る。なお、第3のメモリに複数取引分のエリアを
設定し、ルーチン(23)では各エリアの取引デー
タ及び返送データを順次シフトするように構成す
れば、3人以上の同時取り扱いも可能となる。
また、通常の通帳扱いの入金取引の後処理(記
帳)は、顧客側装置Bでは取り扱わないので、こ
の装置Bによる後処理能率も向上する。なお、記
帳のみは良く知られている記帳機で随時行うこと
ができる。
帳)は、顧客側装置Bでは取り扱わないので、こ
の装置Bによる後処理能率も向上する。なお、記
帳のみは良く知られている記帳機で随時行うこと
ができる。
また、硬貨放出装置15の硬貨切れや残少を係
員向けに表示するとともに、硬貨放出装置15の
主スイツチがオフにされ、該装置15が無効にさ
れた場合、その状態において係員が硬貨放出装置
15の作動を必要とする出金取引を入力した時、
係員用の表示装置7に「硬貨が無いためその取引
入力は無効である」旨の表示がなされ、その入力
は受付られない。これにより、顧客が後処理を行
なつた結果、支払われるべき硬貨が支払われない
といつた混乱が生じるのを未然に防止することが
出来る。
員向けに表示するとともに、硬貨放出装置15の
主スイツチがオフにされ、該装置15が無効にさ
れた場合、その状態において係員が硬貨放出装置
15の作動を必要とする出金取引を入力した時、
係員用の表示装置7に「硬貨が無いためその取引
入力は無効である」旨の表示がなされ、その入力
は受付られない。これにより、顧客が後処理を行
なつた結果、支払われるべき硬貨が支払われない
といつた混乱が生じるのを未然に防止することが
出来る。
次に、本発明に係る取引処理装置の他の機能に
付いて詳述する。
付いて詳述する。
本取引処理装置は、顧客が通帳を持参するのを
忘れた場合であつても、係員に取引をもうしで
て、係員がそれを認めた場合には、その取引処理
を行なわせることができる。この場合に、係員は
通帳に代る番号票を発行する。第11図は番号票
の具体例を示している。番号票30は、開いた状
態の通帳と同じ大きさ、形状であり、各別の取引
番号31が付されているとともに、口座番号、日
付、取引内容等の印字欄32が設けられている。
またこの番号票30は、通帳における通帳データ
を記録する磁気ストライプは設けられてはおら
ず、代りに、上記取引番号31を機械読み取り用
のバーコードで表してなる番号票データ部33が
設けられている。第8図を参照しつつ番号票扱い
の前処理について説明する。係員は、キーボード
9にて番号票扱いである旨の入力をする。すると
CPU1では、ステツプ801→ステツプ814→ステ
ツプ815と制御が進み、このステツプ815でNOと
判断される。続けて係員はキーボード9を操作し
て、口座番号と顧客に渡すべき番号票30の取引
番号を入力する(ステツプ817)。これらの入力デ
ータはRAM4のエリアMCに格納される。また
この入力によつて、RAM4の番号票フラグFB
がセツトされる(ステツプ818)。通帳フラグFT
はリセツトされたままである。この後の係員操作
及びCPU1の応答動作は、通帳扱いの場合と同
じで入金または出金金額等を入力することにな
る。
忘れた場合であつても、係員に取引をもうしで
て、係員がそれを認めた場合には、その取引処理
を行なわせることができる。この場合に、係員は
通帳に代る番号票を発行する。第11図は番号票
の具体例を示している。番号票30は、開いた状
態の通帳と同じ大きさ、形状であり、各別の取引
番号31が付されているとともに、口座番号、日
付、取引内容等の印字欄32が設けられている。
またこの番号票30は、通帳における通帳データ
を記録する磁気ストライプは設けられてはおら
ず、代りに、上記取引番号31を機械読み取り用
のバーコードで表してなる番号票データ部33が
設けられている。第8図を参照しつつ番号票扱い
の前処理について説明する。係員は、キーボード
9にて番号票扱いである旨の入力をする。すると
CPU1では、ステツプ801→ステツプ814→ステ
ツプ815と制御が進み、このステツプ815でNOと
判断される。続けて係員はキーボード9を操作し
て、口座番号と顧客に渡すべき番号票30の取引
番号を入力する(ステツプ817)。これらの入力デ
ータはRAM4のエリアMCに格納される。また
この入力によつて、RAM4の番号票フラグFB
がセツトされる(ステツプ818)。通帳フラグFT
はリセツトされたままである。この後の係員操作
及びCPU1の応答動作は、通帳扱いの場合と同
じで入金または出金金額等を入力することにな
る。
上述の用に、番号票フラグFBがセツトされ、
通帳フラグFTがリセツトされた取引データが
CPU2の処理Cにおけるルーチン(20)によつ
て中央装置に送られると、中央装置においても、
フラグFB及びFTの状態から本取引が通帳なしの
番号票扱いであることが認識され、通帳に対する
記帳処理のためのフアイルデータの更新は行われ
ない。
通帳フラグFTがリセツトされた取引データが
CPU2の処理Cにおけるルーチン(20)によつ
て中央装置に送られると、中央装置においても、
フラグFB及びFTの状態から本取引が通帳なしの
番号票扱いであることが認識され、通帳に対する
記帳処理のためのフアイルデータの更新は行われ
ない。
更に、フラグFBがセツト、フラグFTがリセツ
トされている上述の取引データについて第9図の
取引出力制御ルーチン(31)は次のように実行さ
れる。CPU2は、ステツプ901でフラグFBがセ
ツトされていることを検出すると、案内表示装置
16に「番号票を通帳処理装置13に挿入して下
さい」という意味の表示をし、番号票が挿入され
るのを待つ。番号票が挿入されると、(ステツプ
902)、それが番号票であることを、通帳データ
(磁気ストライプ部)の読取器で何も読み取られ
ないことでもつて確認する(ステツプ903)。通帳
データが読み取られた場合、その通帳は返却する
(ステツプ909)。番号票であつた場合、番号票デ
ータ部33から取引番号を読み取り(ステツプ
904)、その読み取つた取引番号とRAM6のエリ
アMF1中の取引番号とが一致するか否かを判断
する(ステツプ905)。取引番号が一致すれば、そ
の番号票にRAM6のエリアMF1,MF2のデー
タに基づいて取引内容等を印字し(ステツプ
906)、番号票を返却する(ステツプ907)。顧客は
これを抜き取る(ステツプ908)。この後、通帳フ
ラグFTがリセツトされているので、ステツプ912
でNOと判断され、ステツプ924に進み出金取引
であれば、現金を放出することになる。
トされている上述の取引データについて第9図の
取引出力制御ルーチン(31)は次のように実行さ
れる。CPU2は、ステツプ901でフラグFBがセ
ツトされていることを検出すると、案内表示装置
16に「番号票を通帳処理装置13に挿入して下
さい」という意味の表示をし、番号票が挿入され
るのを待つ。番号票が挿入されると、(ステツプ
902)、それが番号票であることを、通帳データ
(磁気ストライプ部)の読取器で何も読み取られ
ないことでもつて確認する(ステツプ903)。通帳
データが読み取られた場合、その通帳は返却する
(ステツプ909)。番号票であつた場合、番号票デ
ータ部33から取引番号を読み取り(ステツプ
904)、その読み取つた取引番号とRAM6のエリ
アMF1中の取引番号とが一致するか否かを判断
する(ステツプ905)。取引番号が一致すれば、そ
の番号票にRAM6のエリアMF1,MF2のデー
タに基づいて取引内容等を印字し(ステツプ
906)、番号票を返却する(ステツプ907)。顧客は
これを抜き取る(ステツプ908)。この後、通帳フ
ラグFTがリセツトされているので、ステツプ912
でNOと判断され、ステツプ924に進み出金取引
であれば、現金を放出することになる。
以上のように、本取引処理装置においては、通
帳を持参するのを忘れた顧客についても、別の取
引媒体である番号票を介在させることにより、前
述した高能率の取引処理の流れでもつてその顧客
も処理することができ、極めて融通性に富むもの
となる。
帳を持参するのを忘れた顧客についても、別の取
引媒体である番号票を介在させることにより、前
述した高能率の取引処理の流れでもつてその顧客
も処理することができ、極めて融通性に富むもの
となる。
なお、上記番号票は整理票である訳で、顧客を
整理する必要性も無い程に銀行が空いている場合
には、通帳を忘れた顧客を番号票扱いにしないで
も処理が可能である。即ち第8図の入力処理ルー
チン(1)中のステツプ814で通帳も番号票も無い旨
の入力をし、ステツプ816では口座番号を入力す
る。すると、この口座番号の取引データについて
は、通帳フラグFTと番号票フラグFBもともにリ
セツトされたままとなる。そのような取引データ
が中央装置に送られると、通帳記帳のためのフア
イルデータの更新処理は行われない。また、その
ような取引データについて第9図の取引出力制御
ルーチン(31)が実行されると、ステツプ901→
ステツプ912→ステツプ924と進み、入金取引であ
れば実質的に何もせずに処理終了となり、出金取
引であれば、現金が放出される。
整理する必要性も無い程に銀行が空いている場合
には、通帳を忘れた顧客を番号票扱いにしないで
も処理が可能である。即ち第8図の入力処理ルー
チン(1)中のステツプ814で通帳も番号票も無い旨
の入力をし、ステツプ816では口座番号を入力す
る。すると、この口座番号の取引データについて
は、通帳フラグFTと番号票フラグFBもともにリ
セツトされたままとなる。そのような取引データ
が中央装置に送られると、通帳記帳のためのフア
イルデータの更新処理は行われない。また、その
ような取引データについて第9図の取引出力制御
ルーチン(31)が実行されると、ステツプ901→
ステツプ912→ステツプ924と進み、入金取引であ
れば実質的に何もせずに処理終了となり、出金取
引であれば、現金が放出される。
また本取引処理装置においては、第8図の入力
処理ルーチン(1)のステツプ803通帳データリード
エラーが生じた場合、そのような不良通帳に上記
番号票を併用することによつて取引処理が円滑に
進むようにしている。即ち、リードエラーを生じ
たら、その通帳を抜き取り(ステツプ813)、キー
ボード9にて通帳不良による番号票併用である旨
を入力し(ステツプ814)、続いてキーボード9を
操作して、口座番号と顧客に発行すべき番号票の
取引番号を入力する他、係員が通帳から読み取ら
れる残高や印字済み行のデータを入力する。これ
らデータはRAM4のエリアMAまたはMCに格
納されるとともに、通帳フラグFTと番号票フラ
グFB両方ともセツトされる。このような取引デ
ータが中央装置に送られると、最初に説明した通
帳扱いと同じく、通帳記帳の為のフアイルデータ
の更新処理が行われる。またこのような取引デー
タについては第9図の取引出力制御ルーチン
(31)は次のように実行される。まず、ステツプ
901でフラグFBのセツトが検出されることから、
ステツプ902→ステツプ903→ステツプ904→ステ
ツプ905→ステツプ906→ステツプ907→ステツプ
908の処理が行われる。つまり、番号票の挿入を
顧客に案内し、番号票が挿入されたら、取引番号
を照合し、取引番号があつていたら、番号票に印
字をして返却する。続いて、ステツプ912でフラ
グFTのセツトが検出され、顧客に対して「続い
て通帳を挿入して下さい」という意味の案内表示
をし、通帳が挿入されたならば(ステツプ913)、
再度フラグFBをチエツクし(ステツプ914)、FB
がセツトされていることから、ステツプ915及び
ステツプ916の通帳データの読取とその照合を省
略し(この通帳はリードエラーを生じた不良通帳
である)、通帳への記帳(ステツプ917)、通帳デ
ータの更新(ステツプ918)を行なつて返却する
(ステツプ919)。顧客がこれを抜き取ると(ステ
ツプ920)、ステツプ924に進み、出金取引ならば
現金を放出することになる。このように、本取引
処理装置によれば極めて融通性に富んだ処理を高
能率に行なえる。
処理ルーチン(1)のステツプ803通帳データリード
エラーが生じた場合、そのような不良通帳に上記
番号票を併用することによつて取引処理が円滑に
進むようにしている。即ち、リードエラーを生じ
たら、その通帳を抜き取り(ステツプ813)、キー
ボード9にて通帳不良による番号票併用である旨
を入力し(ステツプ814)、続いてキーボード9を
操作して、口座番号と顧客に発行すべき番号票の
取引番号を入力する他、係員が通帳から読み取ら
れる残高や印字済み行のデータを入力する。これ
らデータはRAM4のエリアMAまたはMCに格
納されるとともに、通帳フラグFTと番号票フラ
グFB両方ともセツトされる。このような取引デ
ータが中央装置に送られると、最初に説明した通
帳扱いと同じく、通帳記帳の為のフアイルデータ
の更新処理が行われる。またこのような取引デー
タについては第9図の取引出力制御ルーチン
(31)は次のように実行される。まず、ステツプ
901でフラグFBのセツトが検出されることから、
ステツプ902→ステツプ903→ステツプ904→ステ
ツプ905→ステツプ906→ステツプ907→ステツプ
908の処理が行われる。つまり、番号票の挿入を
顧客に案内し、番号票が挿入されたら、取引番号
を照合し、取引番号があつていたら、番号票に印
字をして返却する。続いて、ステツプ912でフラ
グFTのセツトが検出され、顧客に対して「続い
て通帳を挿入して下さい」という意味の案内表示
をし、通帳が挿入されたならば(ステツプ913)、
再度フラグFBをチエツクし(ステツプ914)、FB
がセツトされていることから、ステツプ915及び
ステツプ916の通帳データの読取とその照合を省
略し(この通帳はリードエラーを生じた不良通帳
である)、通帳への記帳(ステツプ917)、通帳デ
ータの更新(ステツプ918)を行なつて返却する
(ステツプ919)。顧客がこれを抜き取ると(ステ
ツプ920)、ステツプ924に進み、出金取引ならば
現金を放出することになる。このように、本取引
処理装置によれば極めて融通性に富んだ処理を高
能率に行なえる。
次に、顧客側装置Bを現金自動支払機として運
用する自動支払機モードに切り換える動作につい
て説明する。自動支払機モードり取り換える場
合、係員はキーボード9によりその切換を指示す
る入力をする。すると、第8図の入力処理ルーチ
ン(1)におけるステツプ815でこのモード切り換え
指令入力がCPU1に検出され、RAM4のエリア
MCにモード切り換え指令が格納される。続いて
係員がキーボード9の『完了』キーを押すと(ス
テツプ826)、ルーチン(2)以降へ進む。このモード
切り換え指令は、前述したようにCPU2からの
ポーリングに応答してCPU1からCPU2に転送
され、RAM6のエリアME1に格納される。そ
して、CPU2が第5図の処理cのルーチン(19)
を実行すると、このモード切り換え指令が検出さ
れ、ルーチン(25)側に分岐する。ルーチン
(25)では後処理中のフラグF1がリセツトされ
るのを待ち、リセツトされたらルーチン(26)に
てRAM6のプログラムエリアに、外部記憶装置
22に格納されている自動支払機モード用プログ
ラムを読込み、読込み完了したならば、そのプロ
グラムの実行に移る。これで、装置Bは前述した
後処理用の装置としてではなく、カード読取器1
7、伝票発行機18、キーボード19の機能を加
えて現金自動支払機として動作する。現金自動支
払機については、既に広く用いられており、その
構成及び動作も良く知られているので、本明細書
では説明しない。このように本取引処理装置は、
前述した前処理、後処理分割による融通性に富む
高能率システムとしてだけでなく通常の現金自動
支払機としても使え、時間帯によつて使い分ける
ことによつて、適応性が更に向上する。
用する自動支払機モードに切り換える動作につい
て説明する。自動支払機モードり取り換える場
合、係員はキーボード9によりその切換を指示す
る入力をする。すると、第8図の入力処理ルーチ
ン(1)におけるステツプ815でこのモード切り換え
指令入力がCPU1に検出され、RAM4のエリア
MCにモード切り換え指令が格納される。続いて
係員がキーボード9の『完了』キーを押すと(ス
テツプ826)、ルーチン(2)以降へ進む。このモード
切り換え指令は、前述したようにCPU2からの
ポーリングに応答してCPU1からCPU2に転送
され、RAM6のエリアME1に格納される。そ
して、CPU2が第5図の処理cのルーチン(19)
を実行すると、このモード切り換え指令が検出さ
れ、ルーチン(25)側に分岐する。ルーチン
(25)では後処理中のフラグF1がリセツトされ
るのを待ち、リセツトされたらルーチン(26)に
てRAM6のプログラムエリアに、外部記憶装置
22に格納されている自動支払機モード用プログ
ラムを読込み、読込み完了したならば、そのプロ
グラムの実行に移る。これで、装置Bは前述した
後処理用の装置としてではなく、カード読取器1
7、伝票発行機18、キーボード19の機能を加
えて現金自動支払機として動作する。現金自動支
払機については、既に広く用いられており、その
構成及び動作も良く知られているので、本明細書
では説明しない。このように本取引処理装置は、
前述した前処理、後処理分割による融通性に富む
高能率システムとしてだけでなく通常の現金自動
支払機としても使え、時間帯によつて使い分ける
ことによつて、適応性が更に向上する。
ここで、外部記憶装置22からRAM2のプロ
グラム読込み動作の1例について詳述する。顧客
側装置Bに電源が投入されると、CPU2はROM
5に格納されている基本プログラムを実行するこ
とにより、外部記憶装置22に設けられたプログ
ラム設定器Xの内容をアキユムレータに読込み、
次にそのアキユムレータの内容で示される番号の
プログラムを外部記憶装置22からRAM6に読
込み、それを先頭から実行する。上記プログラム
番号設定器Xには、後処理モード用プログラムの
番号が設定されている。また、上述したモード切
り換え指令によつて第5図の処理Cのルーチン
(26)が実行されるとまずプログラム番号設定器
Yの内容をアキユムレータに読込み、次にそのア
キヨムレータの内容で示される番号のプログラム
を外部記憶装置22からRAM6に読込み、それ
を先頭から実行する。上記プログラム番号設定器
Yには、自動支払機モード用プログラムの番号が
設定される。なお、外部記憶装置22としては例
えばカセツトテープを記録媒体とするものが用い
られるが、勿論それに限定される訳ではない。ま
た、上記2種のプログラム切り換え方式も実施例
として説明したものに限定されず、各種の方式で
同様の機能を実現できるものである。
グラム読込み動作の1例について詳述する。顧客
側装置Bに電源が投入されると、CPU2はROM
5に格納されている基本プログラムを実行するこ
とにより、外部記憶装置22に設けられたプログ
ラム設定器Xの内容をアキユムレータに読込み、
次にそのアキユムレータの内容で示される番号の
プログラムを外部記憶装置22からRAM6に読
込み、それを先頭から実行する。上記プログラム
番号設定器Xには、後処理モード用プログラムの
番号が設定されている。また、上述したモード切
り換え指令によつて第5図の処理Cのルーチン
(26)が実行されるとまずプログラム番号設定器
Yの内容をアキユムレータに読込み、次にそのア
キヨムレータの内容で示される番号のプログラム
を外部記憶装置22からRAM6に読込み、それ
を先頭から実行する。上記プログラム番号設定器
Yには、自動支払機モード用プログラムの番号が
設定される。なお、外部記憶装置22としては例
えばカセツトテープを記録媒体とするものが用い
られるが、勿論それに限定される訳ではない。ま
た、上記2種のプログラム切り換え方式も実施例
として説明したものに限定されず、各種の方式で
同様の機能を実現できるものである。
以上詳細に説明したように、本発明に係る取引
処理装置にあつては、真に係員を必要とする前処
理のみを係員が係員側装置を操作しながら行な
い、顧客の操作に任せることができる。単純かつ
画一的な後処理を顧客側装置にて顧客が行なえ、
かつ、顧客の操作による後処理が遅くても、係員
操作による前処理は次々と複数の顧客の操作につ
いて進めることが出来る。従つて、係員介在によ
る極めて融通性に富む処理を極めて高能率にこな
すことができ、銀行等の窓口業務の大幅な能率向
上が実現できる。また、後処理が通帳記帳のみで
ある入金取引については、現金放出装置を含む顧
客側装置では処理せず、別に設けられている周知
の記帳機で処理するようにしているので、全体と
しての事務処理能率が更に向上し、銀行などの窓
口の混雑を緩和することができる。
処理装置にあつては、真に係員を必要とする前処
理のみを係員が係員側装置を操作しながら行な
い、顧客の操作に任せることができる。単純かつ
画一的な後処理を顧客側装置にて顧客が行なえ、
かつ、顧客の操作による後処理が遅くても、係員
操作による前処理は次々と複数の顧客の操作につ
いて進めることが出来る。従つて、係員介在によ
る極めて融通性に富む処理を極めて高能率にこな
すことができ、銀行等の窓口業務の大幅な能率向
上が実現できる。また、後処理が通帳記帳のみで
ある入金取引については、現金放出装置を含む顧
客側装置では処理せず、別に設けられている周知
の記帳機で処理するようにしているので、全体と
しての事務処理能率が更に向上し、銀行などの窓
口の混雑を緩和することができる。
第1図は本発明の1実施例による取引処理装置
の全体のブロツク図、第2図は銀行等に於ける本
装置の各機器の例を示す平面図、第3図は顧客側
装置の本体外観を示す斜視図、第4図はCPU1
によつて実行されるプログラムの構成を表すフロ
ーチヤート、第5図はCPU2によつて実行され
る後処理モード用プログラムの構成を表すフロー
チヤート、第6図はRAM4の主要なデータエリ
アマツプ、第7図はRAM6の主要なデータエリ
アマツプ、第8図は第4図における入力処理ルー
チンの詳細を係員操作と組み合わせて表したフロ
ーチヤート、第9図は第5図における取引出力制
御ルーチンの詳細を顧客操作と組み合わせて表し
たフローチヤート、第10図は第5図における機
器チエツクルーチンを部分的に詳細に表したフロ
ーチヤート、第11図は番号票の平面図である。 A…係員側装置、1…CPU、3…ROM、4…
RAM、7…表示装置、8…プリンタ、9…キー
ボード、10…通帳読取器、11…ビルチエツ
カ、B…顧客側装置、5…ROM、6…RAM、
12…伝送制御装置、13…通帳処理装置、14
…紙幣放出装置、15…硬貨放出装置、16…案
内表示装置、17…カード読取器、18…伝票発
行機、19…キーボード、20…内部パネル制御
装置、21…外部パネル制御装置、22…外部記
憶装置。
の全体のブロツク図、第2図は銀行等に於ける本
装置の各機器の例を示す平面図、第3図は顧客側
装置の本体外観を示す斜視図、第4図はCPU1
によつて実行されるプログラムの構成を表すフロ
ーチヤート、第5図はCPU2によつて実行され
る後処理モード用プログラムの構成を表すフロー
チヤート、第6図はRAM4の主要なデータエリ
アマツプ、第7図はRAM6の主要なデータエリ
アマツプ、第8図は第4図における入力処理ルー
チンの詳細を係員操作と組み合わせて表したフロ
ーチヤート、第9図は第5図における取引出力制
御ルーチンの詳細を顧客操作と組み合わせて表し
たフローチヤート、第10図は第5図における機
器チエツクルーチンを部分的に詳細に表したフロ
ーチヤート、第11図は番号票の平面図である。 A…係員側装置、1…CPU、3…ROM、4…
RAM、7…表示装置、8…プリンタ、9…キー
ボード、10…通帳読取器、11…ビルチエツ
カ、B…顧客側装置、5…ROM、6…RAM、
12…伝送制御装置、13…通帳処理装置、14
…紙幣放出装置、15…硬貨放出装置、16…案
内表示装置、17…カード読取器、18…伝票発
行機、19…キーボード、20…内部パネル制御
装置、21…外部パネル制御装置、22…外部記
憶装置。
Claims (1)
- 1 通帳読取器およびキーボードを含む係員用の
取引データ入力装置と、この入力装置による入力
内容等を表示する係員用表示装置と、上記入力装
置によつて入力された取引データが書込まれる第
1のメモリと、上記入力装置によつて入力完了し
た第1のメモリ中の取引データが転送されてくる
第2のメモリと、この第2のメモリに格納された
上記取引データを中央装置に送信するとともに、
これに応答して該中央装置から返送される返送デ
ータを第2のメモリの他のエリアに格納し、かつ
その返送データの少くとも上記取引データの有効
性の判定結果を上記係員用表示装置に表示させる
交信制御手段と、第2のメモリ中の上記取引デー
タ及びこれと対をなす上記返送データが転送され
てくる第3のメモリと、通帳読取器及び通帳印字
機を含む顧客用の通帳処理装置と、この通帳処理
装置と併設された顧客用の現金放出装置及び案内
表示装置と、第3のメモリに転送されたてきた取
引データが出金取引である場合、上記通帳処理装
置に通帳が挿入されたのを受けて、その通帳読取
機で読み取られた通帳データと第3のメモリ中の
データと比較し、その結果所定の一致が検出され
たとき、第3のメモリ中のデータ内容に応じて上
記通帳印字機及び上記現金放出装置を作動させ、
また第3のメモリに転送されてきた取引データが
入金取引である場合には即座に処理終了とする取
引出力制御手段と、この取引出力制御手段による
処理終了に応動して第1のメモリ、第2のメモ
リ、及び第3のメモリ間のデータ転送を行なう転
送制御手段とを備えてなる取引処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5610781A JPS57169869A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Transaction processor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5610781A JPS57169869A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Transaction processor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57169869A JPS57169869A (en) | 1982-10-19 |
JPH0241064B2 true JPH0241064B2 (ja) | 1990-09-14 |
Family
ID=13017867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5610781A Granted JPS57169869A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Transaction processor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57169869A (ja) |
-
1981
- 1981-04-14 JP JP5610781A patent/JPS57169869A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57169869A (en) | 1982-10-19 |
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