JPH0240544Y2 - - Google Patents

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JPH0240544Y2
JPH0240544Y2 JP276183U JP276183U JPH0240544Y2 JP H0240544 Y2 JPH0240544 Y2 JP H0240544Y2 JP 276183 U JP276183 U JP 276183U JP 276183 U JP276183 U JP 276183U JP H0240544 Y2 JPH0240544 Y2 JP H0240544Y2
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voltage
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JP276183U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、被測定物に試験電圧、特に交流高圧
を印加してその絶縁耐力を試験する交流耐圧試験
器に関するものである。
第1図は通常のこの種の交流耐圧試験器の回路
を示すもので、商用電源を入力とする摺動変圧器
1で設定された交流電圧が高圧変圧器2で昇圧さ
れ、出力端子3,3′から被測定物に試験電圧が
印加される。4は、アース側測定回路即ち高圧変
圧器2の接地側端子及び安全上接地された一方の
出力端子3′間に挿入された電流検出抵抗R1及
びこれを通流する電流が所定値を越えると高圧変
圧器2の入力電圧をしや断するリレー接点6を備
えた過電流しや断装置である。この装置4は測定
電流を電流検出抵抗R1(以下符号のみで説明す
る)に生じるアースに対する電圧として監視す
る。
しかしながら、このような回路において高圧変
圧器2の容量が大きく(例えば500VA以上)出
力電圧が高い(例えば5kV)場合にしや断電流の
感度を高くすると(例えば0.5mA)被測定物を接
続しなくても過電流しや断装置4が動作する問題
がある。そこで、従来は経験的に変圧器2のコア
2′をアースとなるシヤシーより厚い絶縁板で浮
かせてこの誤動作を軽減していたが、500VA以
上の変圧器は相当の重量になるために輸送中に絶
縁物が振動で破壊する等の不都合があつた。
よつて、本考案は試験電圧を発生する変圧器の
コアを直接接地させ得る交流耐圧試験器を提供す
ることを目的とする。
ここで、前述の誤動作の原因は、第2図に示す
如く高圧変圧器2の高圧側及び低圧側とコア2′
間にそれぞれ分布容量C1及びC2が存在し、し
たがつてコア2′を接地すると、試験電圧である
高圧Voに対応する電流i1が分布容量C2及びR
1ヘアースを介してそれぞれ電流i2及びi3(以下符
号のみで説明する)として分流し、通常R1の抵
抗値は分布容量C2の呈するインピーダンスより
小さいために、大部分がi3となり、見掛上測定電
流となることに在る。本考案は、この原因に着眼
して前記目的を試験電圧に追従する電圧源及び位
相調整用コンデンサによりi3を相殺する補償電流
を強制的に通流させることにより解決する。
次に、本考案を図示の実施例を基に説明する。
先ず、第3図は本考案の第1の実施例を示すも
ので、第1図における高圧変圧器2の2次側に変
圧器巻線10が追加され、その一端とアース間に
コンデンサC3が接続されている。また、その他
端は高圧変圧器2の接地側端子に接続し、前記一
端に高圧V0と逆位相の電圧を発生するように巻
回されている。そしてi3とレベルが同じで逆位相
の補償電流i4を生ぜしめるようにその誘起電圧及
びコンンデンサC3の容量値が設定されている。
これにより、高圧V0の変化に追従して補償電流i4
は常にi3を相殺することが可能になる。通常、分
布容量C1、C2の呈するインピーダンスはR1
に較べて十分大きいためにi3は高圧V0に対して位
相がほぼ90゜進み、したがつて通常は変圧器巻線
10の誘起電圧をある程度大きくしておけば、コ
ンデンサC3のインピーダンスをR1より十分大
きくして位相をほぼ90゜進めた状態で、コンデン
サ3の容量値の選択により容易に補償電流i4のレ
ベル設定が可能になる。尚、R1の抵抗値をしや
断電流の感度に応じて切換える場合も同様にして
本考案を適用できる。
第4図は、本考案の第2の実施例を示すもの
で、第1図の摺動変圧器1からの高圧変圧器2と
共通の調整電圧を入力とする別の低圧変圧器20
が追加され、その2次側の変圧器巻線からアース
に対して高圧V0と同相の電圧を発生している。
C4は補償電流i5をi3と同相になるよう位相調整
するためのコンデンサであり、その一端はR1の
アースと反対側の端子に接続し、その他端は補償
電流i5のレベルのみを調整し得るようにコンデン
サC4の呈するインピーダンスよりも充分小さな
抵抗値の可変抵抗RV1に接続している。これに
より、i3に対応して高圧V0の位相に対して進相し
た補償電流i5が、可変抵抗RV1によりレベルも
等しく調整されてR1に加えられ、i3を相殺す
る。第5図は、本考案の第3の実施例を示すもの
で、第4図の場合と同様に第1図における高圧変
圧器2と共通の調整電圧を入力とし、かつアース
に対して高圧V0と逆相の電圧を発生する変圧器
21が追加されている。そして変圧器21は例え
ばV0=5kVに対して2次側の変圧器巻線で100V
を発生し、可変抵抗器RV2を介してコンデンサ
C5に接続している。このコンデンサC5は出力
が逆相であるためにアースへ接続し、その容量は
例えば0.033μFであり、R1及び可変抵抗器RV
2の値に対して商用電源周波数において十分大き
なインピーダンスを呈することによりi3に対して
逆相に調整されている。したがつて、可変抵抗器
RV2でレベル調整された補償電流がアースを通
してR1に通流され、i3を相殺する。
尚、本考案による変圧器巻線は、さらに摺動変
圧器2の2次側巻線自体を利用したり、高圧変圧
器2の1次側巻線にタツプ端子を設けたり、或い
はその2次側に追加することも考えられる。本考
案は、R1がブリツジ整流回路を経て挿入されて
直流の測定電流を検出する場合でも適用される。
以上、本考案により交流耐圧試験器の過電流し
や断装置へ変圧器の分布容量及びアースを介して
流れる電流を、試験電圧に対応する電圧を出力す
る変圧器巻線からの電流により相殺することによ
り、敢えて変圧器のコア及びシヤシー間を絶縁し
なくても高感度の過電流しや断が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常の交流耐圧試験器の回路図、第2
図は本考案の原理を説明するための回路図並びに
第3図、第4図及び第5図はそれぞれ本考案の実
施例による回路図を示す。 1……摺動変圧器、2……高圧変圧器、10…
…追加の変圧器巻線、20,21……変圧器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コアが接地され、かつ被測定物に交流試験電圧
    を印加する変圧器の2次側巻線の接地側端子が、
    過電流しや断装置を介して接地された交流耐圧試
    験器において、前記変圧器と入力電圧を共通にす
    る変圧器巻線と、この変圧器巻線の出力電圧を供
    給されて前記過電流しや断装置へ電流を通流させ
    るコンデンサとを備えることにより、前記変圧器
    の分布容量を介して前記過電流しや断装置へ流れ
    る電流を相殺することを特徴とする交流耐圧試験
    器。
JP276183U 1983-01-14 1983-01-14 交流耐圧試験器 Granted JPS59109964U (ja)

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JP276183U JPS59109964U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 交流耐圧試験器

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JP276183U JPS59109964U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 交流耐圧試験器

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Publication Number Publication Date
JPS59109964U JPS59109964U (ja) 1984-07-24
JPH0240544Y2 true JPH0240544Y2 (ja) 1990-10-29

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JPS59109964U (ja) 1984-07-24

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