JPH0240366Y2 - - Google Patents
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- JPH0240366Y2 JPH0240366Y2 JP2168886U JP2168886U JPH0240366Y2 JP H0240366 Y2 JPH0240366 Y2 JP H0240366Y2 JP 2168886 U JP2168886 U JP 2168886U JP 2168886 U JP2168886 U JP 2168886U JP H0240366 Y2 JPH0240366 Y2 JP H0240366Y2
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- inlet orifice
- main valve
- valve
- pressure
- valve body
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 37
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 19
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、主弁のウオータハンマを緩和するウ
オータハンマ緩和弁に関するものである。
オータハンマ緩和弁に関するものである。
従来、主弁の急閉鎖によつて生ずるウオータハ
ンマを緩和するウオータハンマ緩和弁として、例
えば第3図に示すもの(特公昭60−41268号公報
参照)が知られている。
ンマを緩和するウオータハンマ緩和弁として、例
えば第3図に示すもの(特公昭60−41268号公報
参照)が知られている。
上記公知の弁は、入口ポート1と出口ポート2
との間の主弁座3を閉鎖する弁体4の背後に圧力
作用室5を区画形成し、該圧力作用室5に入口オ
リフイス6から流入したパイロツト流体を、パイ
ロツト弁7で開閉する出口オリフイス8を通して
出口ポート2に流出させ、その出口オリフイス8
の開閉に伴う上記圧力作用室5の流体圧力で弁体
4を開閉するパイロツト作動の電磁弁において、
上記入口オリフイス6に弾性材料製の流れ制御機
素9を設けたものとして構成されている。
との間の主弁座3を閉鎖する弁体4の背後に圧力
作用室5を区画形成し、該圧力作用室5に入口オ
リフイス6から流入したパイロツト流体を、パイ
ロツト弁7で開閉する出口オリフイス8を通して
出口ポート2に流出させ、その出口オリフイス8
の開閉に伴う上記圧力作用室5の流体圧力で弁体
4を開閉するパイロツト作動の電磁弁において、
上記入口オリフイス6に弾性材料製の流れ制御機
素9を設けたものとして構成されている。
上記公知のウオータハンマ緩和弁は、流体圧力
による流れ制御機素9の変形によつて、弁体4の
両側の圧力差の大小に拘らず、パイロツト流体を
あらかじめ設定した一定の小流量で圧力作用室5
に流入させ、それによつて主弁座3をゆつくり閉
鎖してウオータハンマを緩和するものであるが、
主弁座3の開度が大きいときは該主弁座3を急速
に閉鎖してもウオータハンマが生じないにも拘ら
ず、流れ制御機素9を通して圧力作用室5に流入
するパイロツト流体の流入速度を全体的に遅くし
たものであるため、主弁座3の閉鎖時間が比較的
長くなるという欠点がある。
による流れ制御機素9の変形によつて、弁体4の
両側の圧力差の大小に拘らず、パイロツト流体を
あらかじめ設定した一定の小流量で圧力作用室5
に流入させ、それによつて主弁座3をゆつくり閉
鎖してウオータハンマを緩和するものであるが、
主弁座3の開度が大きいときは該主弁座3を急速
に閉鎖してもウオータハンマが生じないにも拘ら
ず、流れ制御機素9を通して圧力作用室5に流入
するパイロツト流体の流入速度を全体的に遅くし
たものであるため、主弁座3の閉鎖時間が比較的
長くなるという欠点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、主弁座の開度が大きいときは、多量
のパイロツト流体を入口オリフイスから圧力作用
室に流入させることによつて、ウオータハンマ緩
和弁における主弁の閉鎖時間を短縮することを、
解決すべき問題点とするものである。
のパイロツト流体を入口オリフイスから圧力作用
室に流入させることによつて、ウオータハンマ緩
和弁における主弁の閉鎖時間を短縮することを、
解決すべき問題点とするものである。
本考案は、主弁における入口ポートと出口ポー
トの間の主弁座を開閉する弁体の背後に圧力作用
室を区画形成し、該圧力作用室に入口オリフイス
から流入したパイロツト流体を、パイロツト弁で
開閉される出口オリフイスを通して流出可能と
し、上記圧力作用室の流体圧力で主弁座を開閉す
るパイロツト作動の弁において、上記入口オリフ
イスを、弁体上に設けて、常に開放した状態にあ
る小流量の第1入口オリフイスと、これよりも十
分流量が多く、かつ入口オリフイス弁体で開閉さ
れる第2入口オリフイスとで構成し、上記圧力作
用室に作動子を突設して、この作動子を、主弁の
開度が全開から比較的小さくなるまで入口オリフ
イス弁体に当接して第2入口オリフイスを開放状
態に保つ長さに形成し、それによつて上記問題点
を解決したものである。
トの間の主弁座を開閉する弁体の背後に圧力作用
室を区画形成し、該圧力作用室に入口オリフイス
から流入したパイロツト流体を、パイロツト弁で
開閉される出口オリフイスを通して流出可能と
し、上記圧力作用室の流体圧力で主弁座を開閉す
るパイロツト作動の弁において、上記入口オリフ
イスを、弁体上に設けて、常に開放した状態にあ
る小流量の第1入口オリフイスと、これよりも十
分流量が多く、かつ入口オリフイス弁体で開閉さ
れる第2入口オリフイスとで構成し、上記圧力作
用室に作動子を突設して、この作動子を、主弁の
開度が全開から比較的小さくなるまで入口オリフ
イス弁体に当接して第2入口オリフイスを開放状
態に保つ長さに形成し、それによつて上記問題点
を解決したものである。
パイロツト弁が出口オリフイスを閉鎖して、圧
力作用室に流入した流体圧によつて弁体が主弁座
を閉鎖している状態において、出口オリフイスを
開放すると、圧力作用室のパイロツト流体が出口
オリフイスを通つて流出するので、入口ポートか
らの流体圧によつて主弁が開放して、入口ポート
の圧力流体が出口ポートから流出する。
力作用室に流入した流体圧によつて弁体が主弁座
を閉鎖している状態において、出口オリフイスを
開放すると、圧力作用室のパイロツト流体が出口
オリフイスを通つて流出するので、入口ポートか
らの流体圧によつて主弁が開放して、入口ポート
の圧力流体が出口ポートから流出する。
この場合に、弁体が開放を開始して、作動子に
より入口オリフイス弁体が開放するまでの間は、
入口ポートの圧力流体が小流量の第1入口オリフ
イスのみを通じて圧力作用室に流入することにな
るため、圧力作用室の圧力が急速に低下し、従つ
て弁体は急速に開放される。
より入口オリフイス弁体が開放するまでの間は、
入口ポートの圧力流体が小流量の第1入口オリフ
イスのみを通じて圧力作用室に流入することにな
るため、圧力作用室の圧力が急速に低下し、従つ
て弁体は急速に開放される。
パイロツト弁が出口オリフイスを閉鎖すると、
入口オリフイスから圧力作用室に流入するパイロ
ツト流体によつて圧力作用室の流体圧が上昇する
ので、弁体が主弁座を閉鎖する方向にストローク
する。
入口オリフイスから圧力作用室に流入するパイロ
ツト流体によつて圧力作用室の流体圧が上昇する
ので、弁体が主弁座を閉鎖する方向にストローク
する。
この場合、パイロツト弁が出口オリフイスを閉
鎖した当初は、作動子によつて第2入口オリフイ
スが開放しており、パイロツト流体は小流量の第
1入口オリフイスをも流れるが、主として、それ
よりも十分流量の多い第2入口オリフイスを通つ
て圧力作用室に流入し、圧力作用室の流体圧が速
やかに上昇するので、弁体は急速に主弁座の閉鎖
方向にストロークする。しかしながら、主弁の開
度が大きい間は、ウオータハンマが発生すること
はない。
鎖した当初は、作動子によつて第2入口オリフイ
スが開放しており、パイロツト流体は小流量の第
1入口オリフイスをも流れるが、主として、それ
よりも十分流量の多い第2入口オリフイスを通つ
て圧力作用室に流入し、圧力作用室の流体圧が速
やかに上昇するので、弁体は急速に主弁座の閉鎖
方向にストロークする。しかしながら、主弁の開
度が大きい間は、ウオータハンマが発生すること
はない。
上記主弁のストロークで主弁の開度が比較的小
さくなると、作動子が入口オリフイス弁体から離
間し、第2入口オリフイスが閉鎖されるので、パ
イロツト流体は小流量の第1入口オリフイスのみ
を通つて圧力作用室に流入し、圧力作用室に流入
する流体が急激に減少して、残りの閉鎖ストロー
クにおける主弁の閉鎖速度が大幅に低下するの
で、主弁の閉鎖によつて生ずるウオータハンマが
緩和される。
さくなると、作動子が入口オリフイス弁体から離
間し、第2入口オリフイスが閉鎖されるので、パ
イロツト流体は小流量の第1入口オリフイスのみ
を通つて圧力作用室に流入し、圧力作用室に流入
する流体が急激に減少して、残りの閉鎖ストロー
クにおける主弁の閉鎖速度が大幅に低下するの
で、主弁の閉鎖によつて生ずるウオータハンマが
緩和される。
この場合、主弁は閉鎖ストロークの大半におい
て急速に閉鎖するので、主弁の閉鎖時間が短縮さ
れる。
て急速に閉鎖するので、主弁の閉鎖時間が短縮さ
れる。
第1図は本考案の実施例を示し、このウオータ
ハンマ緩和弁は、主弁11と主弁11の流路を開
閉するパイロツト弁12とで構成されている。
ハンマ緩和弁は、主弁11と主弁11の流路を開
閉するパイロツト弁12とで構成されている。
上記主弁11における弁本体14は、入口ポー
ト15、出口ポート16及びポート15,16を
連通させる流路間の主弁座17を備え、該主弁座
17を開閉する弁体18は、弁本体14とこれを
覆うカバー19との間に周縁を挟持させたダイヤ
フラム形として構成されており、ダイヤフラム2
0で区画された弁体18の背後のカバー19内
に、圧力作用室21が形成されている。
ト15、出口ポート16及びポート15,16を
連通させる流路間の主弁座17を備え、該主弁座
17を開閉する弁体18は、弁本体14とこれを
覆うカバー19との間に周縁を挟持させたダイヤ
フラム形として構成されており、ダイヤフラム2
0で区画された弁体18の背後のカバー19内
に、圧力作用室21が形成されている。
ダイヤフラム20は、圧力作用室21側にダイ
ヤフラムシエルを、主弁座17側に弁部材22を
保持した弁部材保持板とを当接させ、これらは圧
力作用室21側の連結部材24と主弁座17側の
連結部材25との螺着によつて一体化されて、上
述の弁体18を構成し、弁体18とカバー19の
間には、弁体18を主弁座17に押圧するスプリ
ング26が設けられている。
ヤフラムシエルを、主弁座17側に弁部材22を
保持した弁部材保持板とを当接させ、これらは圧
力作用室21側の連結部材24と主弁座17側の
連結部材25との螺着によつて一体化されて、上
述の弁体18を構成し、弁体18とカバー19の
間には、弁体18を主弁座17に押圧するスプリ
ング26が設けられている。
上記連結部材25は、入口ポート15に連通す
る軸線方向の連通孔を備え、また連結部材24
は、上記連通孔に連通する部屋27を備え、該部
屋27には、上記圧力作用室21に連通する小径
の第1入口オリフイス28と、それよりも十分流
量の多い第2入口オリフイス29とが開設されて
おり、該第2入口オリフイス29を開閉する入口
オリフイス弁体30は、部屋27内に縮設された
スプリング31によつて常時第2入口オリフイス
29を閉鎖するように付勢されている。
る軸線方向の連通孔を備え、また連結部材24
は、上記連通孔に連通する部屋27を備え、該部
屋27には、上記圧力作用室21に連通する小径
の第1入口オリフイス28と、それよりも十分流
量の多い第2入口オリフイス29とが開設されて
おり、該第2入口オリフイス29を開閉する入口
オリフイス弁体30は、部屋27内に縮設された
スプリング31によつて常時第2入口オリフイス
29を閉鎖するように付勢されている。
カバー19は、圧力作用室21内において、第
2入口オリフイス29に対向する位置に上記入口
オリフイス弁体30を押圧して第2入口オリフイ
ス29を開放させる作動子33を有し、該作動子
33は、主弁の開度が全開から比較的小さく(開
度約30%)なるまでの間は、入口オリフイス弁体
30に当接して第2入口オリフイス29を開放さ
せ、主弁の開度が小さくなつたときに第2入口オ
リフイス29を閉鎖させるように、その長さが設
定されている。
2入口オリフイス29に対向する位置に上記入口
オリフイス弁体30を押圧して第2入口オリフイ
ス29を開放させる作動子33を有し、該作動子
33は、主弁の開度が全開から比較的小さく(開
度約30%)なるまでの間は、入口オリフイス弁体
30に当接して第2入口オリフイス29を開放さ
せ、主弁の開度が小さくなつたときに第2入口オ
リフイス29を閉鎖させるように、その長さが設
定されている。
また、圧力作用室21と出口ポート16とを連
通させる通路34には、出口オリフイス35が設
けられており、該出口オリフイス35は前述のパ
イロツト弁12におけるパイロツト弁体36によ
つて開閉可能とし、該出口オリフイス35の開口
面積は、第1入口オリフイス28及び第2入口オ
リフイス29の開口面積の和よりも大きく形成さ
れている。
通させる通路34には、出口オリフイス35が設
けられており、該出口オリフイス35は前述のパ
イロツト弁12におけるパイロツト弁体36によ
つて開閉可能とし、該出口オリフイス35の開口
面積は、第1入口オリフイス28及び第2入口オ
リフイス29の開口面積の和よりも大きく形成さ
れている。
第1図に示すパイロツト弁12は、電磁部の励
磁によつて可動鉄心が固定鉄心に吸引されて、可
動鉄心先端のパイロツト弁体36が出口オリフイ
ス35を開放し、電磁部の励磁解除により可動鉄
心が復帰してパイロツト弁体36が出口オリフイ
ス35を閉鎖するようにした周知の電磁弁であ
る。しかしながら、上記パイロツト弁12は電磁
作動のものに限定されるものではなく、他の操作
力によつて作動させることもできる。
磁によつて可動鉄心が固定鉄心に吸引されて、可
動鉄心先端のパイロツト弁体36が出口オリフイ
ス35を開放し、電磁部の励磁解除により可動鉄
心が復帰してパイロツト弁体36が出口オリフイ
ス35を閉鎖するようにした周知の電磁弁であ
る。しかしながら、上記パイロツト弁12は電磁
作動のものに限定されるものではなく、他の操作
力によつて作動させることもできる。
次に、上記実施例の作動について述べる。
第1図はパイロツト弁12の電磁部が非励磁の
状態を示し、出口オリフイス35はパイロツト弁
体36によつて閉鎖されており、圧力作用室21
には入口ポート15から入口オリフイスを通つて
パイロツト流体が供給されているので、この流体
圧とスプリング26の付勢力とによつて弁体18
は主弁座17を閉鎖している。
状態を示し、出口オリフイス35はパイロツト弁
体36によつて閉鎖されており、圧力作用室21
には入口ポート15から入口オリフイスを通つて
パイロツト流体が供給されているので、この流体
圧とスプリング26の付勢力とによつて弁体18
は主弁座17を閉鎖している。
この状態でパイロツト弁12の電磁部を励磁す
ると、パイロツト弁体36が出口オリフイス35
を開放して、圧力作用室21のパイロツト流体が
出口オリフイス35を通つて出口ポート16に流
出するので、圧力作用室21における流体圧が低
下して、弁体18は入口ポート15からの流体圧
によつて主弁座17を開放する。
ると、パイロツト弁体36が出口オリフイス35
を開放して、圧力作用室21のパイロツト流体が
出口オリフイス35を通つて出口ポート16に流
出するので、圧力作用室21における流体圧が低
下して、弁体18は入口ポート15からの流体圧
によつて主弁座17を開放する。
この場合に、弁体18が開放を開始して、作動
子33により入口オリフイス弁体30が開放する
までの間は、入口ポート15の圧力流体が小流量
の第1入口オリフイス28のみを通じて圧力作用
室21に流入することになるため、圧力作用室2
1の圧力が急速に低下し、従つて弁体18は急速
に開放される。
子33により入口オリフイス弁体30が開放する
までの間は、入口ポート15の圧力流体が小流量
の第1入口オリフイス28のみを通じて圧力作用
室21に流入することになるため、圧力作用室2
1の圧力が急速に低下し、従つて弁体18は急速
に開放される。
上記主弁座17の開放によつて、作動子33が
入口オリフイス弁体30を押圧して第2入口オリ
フイス29を全開させるが、出口オリフイス35
の開口面積が第1入口オリフイス28及び第2入
口オリフイス29の開口面積の和よりも大きいの
で、圧力作用室21における流体圧が上昇するこ
とはない。また、第2入口オリフイス29の流量
が第1入口オリフイス28の流量よりも十分多く
て、パイロツト流体の殆んどが第2入口オリフイ
ス28を通つて圧力作用室21に流入するので、
小径の第1入口オリフイス28における異物の詰
りを防止できる。
入口オリフイス弁体30を押圧して第2入口オリ
フイス29を全開させるが、出口オリフイス35
の開口面積が第1入口オリフイス28及び第2入
口オリフイス29の開口面積の和よりも大きいの
で、圧力作用室21における流体圧が上昇するこ
とはない。また、第2入口オリフイス29の流量
が第1入口オリフイス28の流量よりも十分多く
て、パイロツト流体の殆んどが第2入口オリフイ
ス28を通つて圧力作用室21に流入するので、
小径の第1入口オリフイス28における異物の詰
りを防止できる。
パイロツト弁12の電磁部の励磁を解除する
と、パイロツト弁体36が出口オリフイス35を
閉鎖するので、入口オリフイス28,29から流
入するパイロツト流体によつて圧力作用室21の
流体圧が上昇し、これによつて弁体18が主弁座
17の閉鎖方向にストロークする。この場合、主
弁の開度が全開から比較的小さい30%程度になる
までの間は、作動子33の当接によつて第2入口
オリフイス29が開放しているので、圧力作用室
21の流体圧は速やかに上昇する。このように弁
開度がある程度大きい間は、弁体18が急速に主
弁座17の閉鎖方向にストロークしても、殆どウ
オータハンマが発生するようなことはない。
と、パイロツト弁体36が出口オリフイス35を
閉鎖するので、入口オリフイス28,29から流
入するパイロツト流体によつて圧力作用室21の
流体圧が上昇し、これによつて弁体18が主弁座
17の閉鎖方向にストロークする。この場合、主
弁の開度が全開から比較的小さい30%程度になる
までの間は、作動子33の当接によつて第2入口
オリフイス29が開放しているので、圧力作用室
21の流体圧は速やかに上昇する。このように弁
開度がある程度大きい間は、弁体18が急速に主
弁座17の閉鎖方向にストロークしても、殆どウ
オータハンマが発生するようなことはない。
主弁の開度が約30%に低下すると、作動子33
による押圧が解除されて入口オリフイス弁体30
が第2入口オリフイス9を閉鎖するので、パイロ
ツト流体は第1入口オリフイス28のみから圧力
作用室21に流入する。この場合、第1入口オリ
フイス28の流量は第2入口オリフイス29の流
量に比べて十分少ないために、圧力作用室21に
流入する流体が急激に減少して主弁の閉鎖速度が
大幅に低下するので、主弁の急激な閉鎖によつて
生ずるウオータハンマが緩和される。
による押圧が解除されて入口オリフイス弁体30
が第2入口オリフイス9を閉鎖するので、パイロ
ツト流体は第1入口オリフイス28のみから圧力
作用室21に流入する。この場合、第1入口オリ
フイス28の流量は第2入口オリフイス29の流
量に比べて十分少ないために、圧力作用室21に
流入する流体が急激に減少して主弁の閉鎖速度が
大幅に低下するので、主弁の急激な閉鎖によつて
生ずるウオータハンマが緩和される。
このように、主弁閉鎖時における主弁ストロー
クの大半において主弁が急速に閉鎖するので、ウ
オータハンマを緩和する弁でありながら主弁の閉
鎖時間を短縮することができる。
クの大半において主弁が急速に閉鎖するので、ウ
オータハンマを緩和する弁でありながら主弁の閉
鎖時間を短縮することができる。
第2図A及びBは、本考案の実施例と固定入口
オリフイスを有する弁について、主弁のストロー
ク及び入口ポートの圧力変化を、それぞれ、流量
110/min及び100/minの場合について示し
ている。同図によつて明らかなように、本考案の
ウオータハンマ緩和弁によると、主弁のウオータ
ハンマを大幅に緩和することができる。
オリフイスを有する弁について、主弁のストロー
ク及び入口ポートの圧力変化を、それぞれ、流量
110/min及び100/minの場合について示し
ている。同図によつて明らかなように、本考案の
ウオータハンマ緩和弁によると、主弁のウオータ
ハンマを大幅に緩和することができる。
本考案においては、圧力作用室にパイロツト流
体を流入させる入口オリフイスを、小流量の第1
入口オリフイスとこれよりも十分流量の多い第2
入口オリフイスとで構成し、主弁の開度がある程
度小さくなるまで両オリフイスを開放するように
したので、パイロツト弁が出口オリフイスを閉鎖
した場合における圧力作用室の急速な圧力上昇に
よつて主弁を速やかに閉鎖方向にストロークさせ
るので、主弁の閉鎖時間を短縮させることができ
る。
体を流入させる入口オリフイスを、小流量の第1
入口オリフイスとこれよりも十分流量の多い第2
入口オリフイスとで構成し、主弁の開度がある程
度小さくなるまで両オリフイスを開放するように
したので、パイロツト弁が出口オリフイスを閉鎖
した場合における圧力作用室の急速な圧力上昇に
よつて主弁を速やかに閉鎖方向にストロークさせ
るので、主弁の閉鎖時間を短縮させることができ
る。
また、主弁の開度がウオータハンマを発生し易
い程度に小さくなつたときに、入口オリフイス弁
体が第2入口オリフイスを閉鎖して圧力作用室に
流入するパイロツト流体を減少させるので、主弁
の閉鎖時間を短縮させたものでありながら、主弁
の閉鎖によるウオータハンマを緩和することがで
きる。
い程度に小さくなつたときに、入口オリフイス弁
体が第2入口オリフイスを閉鎖して圧力作用室に
流入するパイロツト流体を減少させるので、主弁
の閉鎖時間を短縮させたものでありながら、主弁
の閉鎖によるウオータハンマを緩和することがで
きる。
第1図は本考案の実施例の縦断正面図、第2図
Aは本考案の実施例における主弁のストロークと
圧力とを示す線図、第2図Bは入口オリフイスを
固定オリフイスとした弁についての同上線図、第
3図は従来公知のウオータハンマ緩和弁の縦断正
面図である。 11……主弁、12……パイロツト弁、15…
…入口ポート、16……出口ポート、17……主
弁座、18……弁体、21……圧力作用室、28
……第1入口オリフイス、29……第2入口オリ
フイス、30……入口オリフイス弁体、33……
作動子、35……出口オリフイス。
Aは本考案の実施例における主弁のストロークと
圧力とを示す線図、第2図Bは入口オリフイスを
固定オリフイスとした弁についての同上線図、第
3図は従来公知のウオータハンマ緩和弁の縦断正
面図である。 11……主弁、12……パイロツト弁、15…
…入口ポート、16……出口ポート、17……主
弁座、18……弁体、21……圧力作用室、28
……第1入口オリフイス、29……第2入口オリ
フイス、30……入口オリフイス弁体、33……
作動子、35……出口オリフイス。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 主弁における入口ポートと出口ポートの間の主
弁座を開閉する弁体の背後に圧力作用室を区画形
成し、該圧力作用室に入口オリフイスから流入し
たパイロツト流体を、パイロツト弁で開閉される
出口オリフイスを通して流出可能とし、上記圧力
作用室の流体圧力で主弁座を開閉するパイロツト
作動の弁において、 上記入口オリフイスを、弁体上に設けて、常に
開放した状態にある小流量の第1入口オリフイス
と、これよりも十分流量が多く、かつ入口オリフ
イス弁体で開閉される第2入口オリフイスとで構
成し、 上記圧力作用室に作動子を突設して、この作動
子を、主弁の開度が全開から比較的小さくなるま
で入口オリフイス弁体に当接して第2入口オリフ
イスを開放状態に保つ長さに形成したことを特徴
とするウオータハンマ緩和弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2168886U JPH0240366Y2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2168886U JPH0240366Y2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62134983U JPS62134983U (ja) | 1987-08-25 |
JPH0240366Y2 true JPH0240366Y2 (ja) | 1990-10-29 |
Family
ID=30818358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2168886U Expired JPH0240366Y2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0240366Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-02-18 JP JP2168886U patent/JPH0240366Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62134983U (ja) | 1987-08-25 |
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