JPS598052Y2 - 水撃防止弁 - Google Patents

水撃防止弁

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JPS598052Y2
JPS598052Y2 JP1963581U JP1963581U JPS598052Y2 JP S598052 Y2 JPS598052 Y2 JP S598052Y2 JP 1963581 U JP1963581 U JP 1963581U JP 1963581 U JP1963581 U JP 1963581U JP S598052 Y2 JPS598052 Y2 JP S598052Y2
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JP
Japan
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chamber
valve
main
reactor
water hammer
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JP1963581U
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JPS57132873U (ja
Inventor
恒雄 石垣
Original Assignee
焼結金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 利用分野 本考案は、パイロット形電磁弁における水撃を防止する
ようにした水撃防止弁に関するものである。
従来技術とその問題点 従来のパイロット形電磁弁、即ち主弁部における入口室
と出口室との間の主弁座をダイヤフラム等に支持させた
主弁体よって開閉可能とし、該ダイヤフラムの背後に形
或した主圧力室と上記入口室とを連通路によって連通さ
せ、該連通路に設けたパイロット室と上記出口室とを電
磁駆動形のパイロット弁体で開閉されるパイロット孔に
よって連通させたパイロット形電磁弁において、主圧力
室への流体の流入を絞りによって制限することにより主
弁体の急激な動作を抑制するようにした水撃防止弁は公
知である(例えば、特公昭40〜13350号公報参照
)。
しかしながら、このような水撃防止弁では、水撃現象の
発生により入口室の圧力が上昇したとき、その圧力が高
いほど主圧力室の圧力上昇が速くなって、水撃を防止す
る必要がある場合にその防止効果が低減し、しかも水撃
現象が発生しないときの閉弁動作が非常に遅くなるとい
う問題がある。
このような問題は、簡単な構造によって水撃を防止しよ
うとするため、上記絞りを発生しつつある水撃の大きさ
とは無関係に固定的なものとして設けたことに起因する
また、上記絞りが主弁体の位置に応じて変化するように
したものも知られている(実開昭51−3924号公報
参照)が、この場合にも主弁体の位置によって絞りの大
きさが決まることになり、絞りを発生しつつある水撃に
応じて変化できるものではない。
技術的課題 本考案は、上記のような水撃防止弁における上記入口室
と主圧力室との間に設ける絞りを、簡単な構造で、発生
しつつある水撃に応じて変化できるようにすることを技
術的課題とするものである。
技術的手段 上記課題を解決するための技術的手段として、本考案に
おいては、前記パイロット形電磁弁におけるパイロット
室と主圧力室との間にリアクター弁を設け、該リアクタ
ー弁を、そのリアクター圧力室に、小さな水撃作用に基
づくりアクター圧力室と主圧力室との圧力差によりばね
の付勢力に抗して上記両圧力室間の開口量が小さくなる
ように変位するりアクター弁体を配設することによって
構或している。
作用 上記技術的手段は次のように作用する。
即ち、主弁体によって主弁座を閉鎖するためにパイロッ
ト弁座を閉鎖すると、入口室がらの液体により主圧力室
内の圧力が上昇し、主弁体の閉弁動作が進行するため、
入口室に小さな水撃作用が発生し、この水撃に伴う圧力
上昇によってリアクター圧力室の圧力が主圧力室のそれ
よりも著しく大きくなり、その圧力差に応じた力がリア
クター弁体に作用して、リアクター弁体がばねの付勢力
に抗して押圧され、そのため上記両圧力室間の開口量が
小さくなって、リアクター圧力室からの液体の流入量が
極めて少なくなり、主弁体はそれ以上の大きな水撃作用
の発生を防ぎつつ極めて緩やかな速度で閉弁する。
従って、上記入口室と主圧力室との間の絞りが、発生し
つつある氷撃に応じて変化することになり、水撃作用ほ
応じた水撃防止作用が得られることになる。
本考案によって生じた特用の効果 本考案は、次のような特有の効果を生じる。
即ち、上記入口室と主圧力室との間の絞りが、発生しつ
つある水撃に応じて変化することになるため、常に水撃
の大きさに応じた水撃防止効果が得られ、しかも水撃現
象が発生しないときの閉弁動作が遅くなるようなことも
ない。
而して、上記水撃防止弁をパイロット室と主圧力室との
間にリアクター弁を配設するという極めて簡単な構或の
ものとして得ることができる。
実施例 以下に本考案の実施例を図面を参照しながら詳述する。
第1図において、1は主弁部、2はそれを駆動するパイ
ロット弁部で、主弁部1の流入口に通じる入口室3と流
出口に通じる出口室4との間に形設した主弁座5を主弁
体6によって開閉可能に構威している。
上記主弁体6は、弁筐7の内部に張設したダイヤフラム
8に支持させ、主弁座5の出口室4側において該主弁座
5と接離するように配設したもので、該ダイヤフラム8
の背面側にシエル10及びガイド棒11を固設し、シエ
ル10と弁筐7との間にばね12を縮設すると共に、ガ
イド棒11を弁筐7の穴7aに摺動可能に挿嵌している
上記ダイヤフラム8の背後に形設した主圧力室13と入
口室3との間は、リアクター弁14及び連通路15を介
して連通させており、該連通路15の略中央部分にパイ
ロット室15 aを形設すると共に、その人口室3側の
連通路を液体が供給される供給孔15 bとなしている
上記リアクター弁14におけるリアクター圧留室16は
、連通路15の一部を構或する通附15 Cによってパ
イロット室15 aと連通させると共に、絞り孔18に
よって主圧力室13と連通させており、該リアクター圧
力室16内に配設したりアクター弁体19は、ばね20
によって常に絞り孔18を開口状態に保つように付勢し
ている。
リアクター弁体19の端面に刻設した溝19 aは、そ
の端面がばね20の付勢力に抗して絞り孔18に当接し
た場合においても、リアクター圧力室16と主圧力室1
3を溝19 aによって小さな開口量で連通させるもの
である。
また、上記連通路15のパイロット室15 aと出口室
4とは、パイロット弁座22を備えたパイロット行21
によって連通させ、該パイロット孔21の開口量を供給
孔15bの開口量より大きいものとして、パイロット弁
座22の開口時にパイロット室15 aから出口室4へ
の液体流出量が入口室3からパイロット室15 aへの
液体流入量より多くなるように構或している。
上記パイロット弁座22を開閉する電磁駆動形のパイロ
ット弁部2は、励磁用コイル24を備え、該コイル24
の軸心にコア26を挿着すると共に、縮設したばね27
を介してアーマチャ28を摺動可能に挿嵌した構威を有
し、コイル24への非通電時にはアーマチャ28の先端
のパイロット弁体29がばね27による付勢でパイロッ
ト弁座22を閉鎖し、コイル24への通電時にはアーマ
チャ28がばね27の付勢力に抗してコア26に吸着さ
れてパイロット弁座22が開放するように構或している
上記構戒を有する水撃防止弁において、コイル24への
非通電によりパイロット弁座22を閉鎖した第1図の状
態においては、主圧力室13に入口室3の圧力が連通路
15及びリアクター弁14を介して作用すると共にばね
12の付勢力が主弁体6に作用し、これらの合威力が主
弁体6の入口室3側に作用する力より大きいため、主弁
体6は第1図の閉弁状態を維持する。
この状態においてコイル24へ通電してパイロット弁座
22を開口させれば、パイロット室15 aから出口室
4への流出量がパイロット室15 aへの入口室3から
の流入量も多いため、パイロット室15 a及びそれと
通じる主圧力室13の内圧が徐々に低下し、主圧力室1
3の内圧とばね12の付勢力との合或が入口室3側圧力
による作用力より小さくなった際に主弁体6が開弁して
、液体が入口室3から出口室4に流入し、この間弁状態
が維持される。
その後、コイル24への通電を断つことによりパイロッ
ト弁座22を閉鎖すれば、入口室3からの液体が急速に
主圧力室13に供給され、このため主圧力室13の圧力
が急激に上昇して主弁体6が閉弁動作を開始する。
主弁体6の閉弁動作がある程度進む入口室3に小さな水
撃作用が発生して入口室3の圧力が急激に上昇し、この
圧力上昇に伴ってリアクター圧力室16の圧力が主圧力
室13のそれよりも著しく大きくなり、従ってリアクタ
ー圧力室16からの液体が絞り孔18を通して急激に主
圧力室13に流入しようとするが、その際、リアクター
圧力室16と主圧力室13との圧力差に応じた吸引力が
リアクター弁体19に作用し、その吸引力によってリア
クター弁体19がばね20の付勢力に抗して吸引され、
リアクター弁体19の端面が絞り{L18の開口面に当
接する。
このため、リアクター圧力室16からの液体の主圧力室
13への流入量が、リアクター弁体19の端面における
溝19 aを通る極めて少ないものに抑えられ、主弁体
6はそれ以上の大きな水撃作用の発生を防ぎつつ極めて
緩やかな速度で閉弁し、第1図の状態に復帰する。
第2図は、リアクター弁の異なる実施例を示すもので、
リアクター弁30におけるリアクター弁体31を軸心部
分に絞り孔31 aを有する管状に形威し、該リアクタ
ー弁体31を嵌着したダイヤフラム32によってリアク
ター圧力室33と補助圧力室34を区画形設し、該リア
クター圧力室33を通孔35によってパイロット室15
aへの連通路15に連通させると共に、リアクター弁
体31の側面に宣穿設した側孔31 bによって絞り孔
31 aに連通させ、また補助圧力室34を絞り孔18
によって主圧力室13に連通させ、該補助圧力室34の
内部にリアクター弁体31をリアクター圧力室33側に
付勢するばね37を縮設すると共に、該リアクター弁体
31の端面に溝31 Cを刻設したものである。
而して、上記リアクター弁30も、第1図のりアクター
弁14と同様に、主弁体6の閉弁動作に伴う小さな水撃
作用の発生によってリアクター圧力室33の圧力が補助
圧力室34のそれより極めて大きくなった場合に、両者
間の圧力差に応じた力がリアクター弁体31に作用して
、リアクター弁体31の上端面が補助圧力室34の内面
に当接し、このためリアクター圧力室33から補助圧力
室34へ連通する開口量はりアクター弁体31の端面に
おける溝31 Cを通る小さなものに制限され、主弁体
6の閉弁速度が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図はそのリアク
ター弁の異なる実施例の断面図である。 1・・・主弁部、3・・・入口室、4・・・出口室、5
・・・主弁座、6・・・主弁体、8,32・・・ダイヤ
フラム、13・・・主圧力室、14.30・・・リアク
ター弁、15・・・連通路、15a・・・パイロット室
、16, 33・・・リアクター圧力室、19. 31
・・・リアクター弁体、20, 37・・・ばね、21
・・・パイロット孔、22・・・パイロット弁座、29
・・・パイロット弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主弁部における入口室と出口室との間の主弁座をダイヤ
    フラムに支持させた主弁体によって開閉可能とし、該ダ
    イヤフラムの背後に形設した主圧力室と上記入口室とを
    連通路によって連通させ、該連通路に設けたパイロット
    室と上記出口室とを電磁駆動形のパイロット弁体によっ
    て開閉されるパイロット孔によって関連通させたパイッ
    ト形電磁弁において、上記パイロット室と主圧力室との
    間にリアクター弁を設け、該リアクター弁を、そのリア
    クター圧力室に、小さな水撃作用に基づくりアクター圧
    力室と主圧力室との圧力差によりばねの付勢力に抗して
    上記両圧力室間の開口量が小さくなるように変位するり
    アクター弁体を配設することによって構或してなる水撃
    防止弁。
JP1963581U 1981-02-14 1981-02-14 水撃防止弁 Expired JPS598052Y2 (ja)

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JPS57132873U JPS57132873U (ja) 1982-08-19
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