JP2593802Y2 - パイロットポペット型圧力制御弁 - Google Patents

パイロットポペット型圧力制御弁

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JP2593802Y2
JP2593802Y2 JP1993042344U JP4234493U JP2593802Y2 JP 2593802 Y2 JP2593802 Y2 JP 2593802Y2 JP 1993042344 U JP1993042344 U JP 1993042344U JP 4234493 U JP4234493 U JP 4234493U JP 2593802 Y2 JP2593802 Y2 JP 2593802Y2
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年明 月本
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パイロットポペットを
備える圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の圧力制御弁は、図4に
示すように、基本的には、例えばポンプ10の吐出側と
直接連通接続される高圧室12とタンク14と連通する
低圧室16との間の流通路18を開閉するメインポペッ
ト20と、このメインポペット20の内部の背圧室22
と低圧室16へ油路40を介して連通する中間室24と
の間の流通路26(拡大して示す図5参照)を開閉する
パイロットポペット28とから構成されている。なお、
流通路18は、弁体30の内部を摺動する前記メインポ
ペット20とメインシート32との間に形成され、一方
流通路26は、前記パイロットポペット28とパイロッ
トシート34との間に形成されている。
【0003】このような構成において、高圧室12内の
圧油圧力が上昇すると、先ずパイロットポペット28
が、ピストン36を介してスプリング38の力に抗し、
シート34から離脱するよう押圧および摺動するので、
流通路26が開成される。従って、背圧室22は、その
内部圧油が油路40から低圧室16へ流出して、その内
部圧力は降下する。これにより、メインポペット20
は、高圧室12内の前記高圧圧油により、シート32か
ら離脱するよう押圧および摺動するので、流通路18が
開成する。従って、高圧室12は、その高圧圧油が低圧
室16へリリーフされて、その内部圧力が一定に保持さ
れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のパイロットポペット型圧力制御弁は、以下に述べる
ような難点を有していた。
【0005】すなわち、この種のパイロットポペット型
圧力制御弁(以下、単に圧力制御弁と称することがあ
る)においては、前述したように、その弁作動中には流
通路26内に圧油が流動している。しかるに、パイロッ
トポペット28は、その案内頭部28aがパイロット
ート34のシート穴部34a内に挿通されるよう、ス
プリング38で支持されている。従って、前記弁作動中
には、前記圧油の流動により、パイロットポペット28
はその軸28b周りの横震動を免れない。このため、前
記従来の圧力制御弁においては、前記横震動に起因す
る、すなわち前記ポペット28と前記シート34との間
における衝突等の接触による異音ないし騒音の発生を免
れない欠点を有していた。なお、この欠点は、ポペット
28、シート34およびスプリング38等のパイロット
ポペット28の軸周り部品の精度を向上することによ
り、ある程度は回避される。しかしながら、これらの対
策は、基本的な解決策ではなく、しかもコストを増大さ
せる難点を有している
【0006】そこで、本考案の目的は、パイロットポペ
ットの軸周り部品の精度を向上させることなく、また前
記部品の構造を大幅に変更することなく、弁作動中にお
ける異音ないし騒音の発生確実に防止することができ
と共に低コストに製造し得るパイロットポペット型
圧力制御弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案に係るパイロットポペット型圧力制御弁は、
高圧室と低圧室の間の流通路を開閉するメインポペッ
トと、このメインポペット内部の背圧室と前記低圧室
へ油路を介して連通する中間室との間の流通路を開閉す
るパイロットポペットとからなり、高圧室内の圧油の作
用により前記パイロットポペット流通路が開、次い
でこれにより前記メインポペット流通路が開ことに
より、高圧室内の圧油を低圧室へリリーフして高圧室
内の圧力を一定に保持するように構成してなるパイロッ
トポペット型圧力制御弁において、前記パイロットポペ
ット(28)の流通路(26)はパイロットポペット(28)の案
内頭部(28a)とパイロットシート(34)のシート穴部(34a)
との間に環状通路(26)として形成し、前記環状通路(26)
のシート穴部(34a)の圧油流入面部を突出リング(52)状
に形成して、前記ポペット(28)の軸周りの横震動による
異音ないし騒音の発生を防止するように流入圧油の均一
な薄膜状の導入を行うための環状隘路(50)を設けたこと
を特徴とする。
【0008】代案として、本考案に係るパイロットポペ
ット型圧力制御弁は、前記パイロットポペット(28)の流
通路(26)を、パイロットポペット(28)の案内頭部(28a)
とパイロットシート(34)のシート穴部(34a)との間で環
状通路(26)に形成し、前記環状通路(26)のシート穴部(3
4a)の圧油流入側にシート穴部(34a)より小さい開口部(5
6a)の制限部品(56)を配設して、前記ポペット(28)の軸
周りの横震動による異音ないし騒音の発生を防止するよ
うに流入圧油の均一な薄膜状の導入を行うための環状隘
路(50)を設けたことを特徴とする
【0009】
【作用】本考案においては、パイロットポペット流通
路、好適にはパイロットポペットの案内頭部とパイロッ
トシートのシート穴部との間に形成される環状通路に
は、流入圧油の整流すなわち均一な薄膜状の導入を行う
環状隘路を設けたことにより、弁作動中における圧油の
流通路内流動に際して、パイロットポペットは、前記
環状隘路における圧油の均一な薄膜状の流通により、そ
の軸周りの横震動(振れ)が効果的に抑制される。従っ
て、前記横震動に起因する異音ないし騒音の発生を可及
的に防止することができる。
【0010】
【実施例】次に、本考案に係るパイロットポペット型圧
力制御弁の実施例につき、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図4および図5
に示す従来の構造と同一の構成部分には同一の参照符号
を付し、詳細な説明は省略する。
【0011】先ず初めに、本考案に係るパイロットポペ
ット型圧力制御弁は、前述したことから明らかなよう
に、前記従来の圧力制御弁(図4)における、パイロッ
トポペット流通路に係るものである。従って、以下の説
明は、前記流通路に限定される。
【0012】図1は、前記従来の図5に示す流通路に対
応するものであって、本考案のパイロットポペット28
流通路26を示す。従って、基本的には、前記従来の
構成と同一である。すなわち、図1において、流通路2
6は、パイロットポペット28の案内頭部28aとパイ
ロットシート34のシート穴部34aとの間に形成され
る環状通路26として構成されている。
【0013】そこで、本実施例においては、前記流通路
すなわち環状通路26に対して、流入圧油の整流すなわ
ち均一な薄膜状の導入を行う環状隘路50が形成され
る。しかるに前記環状通路26は、そのシート穴部3
4aの圧油流入面部を突出リング52状に形成して、
の突出リング52と前記ポペット28の案内頭部28a
との間に、前記環状隘路50が形成される
【0014】従って、本実施例によれば、弁作動中にお
ける圧油の環状通路26内での流動に際して、パイロッ
トポペット28は、環状隘路50における流入圧油の均
一な薄膜状の流通により、その軸28b周りの横震動
(振れ)が効果的に抑制される。すなわち、本実施例に
よれば、パイロットポペット28の軸周り部品の精度
向上させることなく、また前記部品の構造を大幅に変更
することなく、弁作動中における異音ないし騒音の発生
確実に防止することができる。
【0015】次に、図2は、本考案に係るパイロットポ
ペット型圧力制御弁としての変形例を示すものである
すなわち、図2においては前記ポペット28の案内頭
部28aに膨出頭部54を形成し、この膨出頭部54と
前記シート穴部34aとの間に、流入圧油の均一な薄膜
状の導入を行う環状隘路50を形成したものである。
3は、本考案に係るパイロットポペット型圧力制御弁と
しての別の実施例を示すものであるすなわち、図3に
おいては、パイロットシート34の前面に、シート穴部
34aより小さい開口部56aの制限部品56を配設
し、この開口部56aと前記ポペット28の案内頭部2
8aとの間に、流入圧油の均一な薄膜状の導入を行う
状隘路50を形成したものである。従って、これらの実
施例においても、前述した図1の実施例と同様の作用お
よび効果を発揮し得ることは明らかである。従って
詳細な説明は省略する。
【0016】以上、本考案の好適な実施例について説明
したが、本考案は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの改良変更が可
能である。
【0017】
【考案の効果】前述した実施例から明らかなように、本
考案に係るパイロットポペット型圧力制御弁は、高圧室
と低圧室の間の流通路を開閉するメインポペットと、
このメインポペット内部の背圧室と前記低圧室へ油路
を介して連通する中間室との間の流通路を開閉するパイ
ロットポペットとからなり、高圧室内の圧油の作用によ
り前記パイロットポペット流通路が開、次いでこれ
により前記メインポペット流通路が開ことにより、
高圧室内の圧油を低圧室へリリーフして高圧室内の
力を一定に保持するように構成してなるパイロットポペ
ット型圧力制御弁において、パイロットポペット流通
路は、パイロットポペットの案内頭部とパイロットシー
トのシート穴部との間に環状通路として形成し、前記環
状通路のシート穴部の圧油流入面部を突出リング状に形
成して、前記ポペットの軸周りの横震動による異音ない
し騒音の発生を防止するように流入圧油の均一な薄膜状
の導入を行うための環状隘路を設けた構成したことに
より、弁作動中における圧油の流通路内の流動に際し
て、パイロットポペットは、環状隘路における圧油の均
一な薄膜状の流通により、その軸周りの横震動(振れ)
を効果的に抑制することができる。
【0018】従って、本考案によれば、パイロットポペ
ットの軸周り部品の精度を向上させることなく、また前
記部品の構造を大幅に変更することなく、弁作動中にお
ける異音ないし騒音の発生確実に防止することができ
ると共に、この種のパイロットポペット型圧力制御弁を
低コストに製造することができる等、多くの優れた利点
が得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパイロットポペット型圧力制御弁
におけるパイロットポペット流通路の一実施例を示す
要部断面側面図である。
【図2】図1に示すパイロットポペット型圧力制御弁に
おけるパイロットポペット流通路の変形例を示す要部
断面側面図である。
【図3】本考案に係るパイロットポペット型圧力制御弁
におけるパイロットポペットの流通路の別の一実施例を
示す要部断面側面図である。
【図4】従来のパイロットポペット型圧力制御弁を示す
要部断面図である。
【図5】図4に示すパイロットポペット型圧力制御弁に
おけるパイロットポペット流通路の構成を示す要部
側面図である。
【符号の説明】
26 流通路(環状通路) 28 パイロットポペット 28a 案内頭部 28b 34 パイロットシート 34a シート穴部 50 環状隘路 52 突出リング 54 膨出頭部 56 制限部品 56a 開口部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧室と低圧室の間の流通路を開閉す
    るメインポペットと、このメインポペット内部の背圧室
    と前記低圧室へ油路を介して連通する中間室との間の
    流通路を開閉するパイロットポペットとからなり、高圧
    内の圧油の作用により前記パイロットポペット流通
    路が開、次いでこれにより前記メインポペット流通
    路が開ことにより、高圧室内の圧油を低圧室へリリ
    ーフして高圧室内の圧力を一定に保持するように構成し
    てなるパイロットポペット型圧力制御弁において、 パイロットポペット(28)の流通路(26)はパイロットポ
    ペット(28)の案内頭部(28a)とパイロットシート(34)の
    シート穴部(34a)との間に環状通路(26)として形成し、
    前記環状通路(26)のシート穴部(34a)の圧油流入面部を
    突出リング(52)状に形成して、前記ポペット(28)の軸周
    りの横震動による異音ないし騒音の発生を防止するよう
    に流入圧油の均一な薄膜状の導入を行うための環状隘路
    (50)を設けたことを特徴とするパイロットポペット型圧
    力制御弁。
  2. 【請求項2】 高圧室と低圧室との間の流通路を開閉す
    るメインポペットと、このメインポペット内部の背圧室
    と前記低圧室内へ油路を介して連通する中間室との間の
    流通路を開閉するパイロットポペットとからなり、高圧
    室内の圧油の作用により前記パイロットポペットの流通
    路が開き、次いでこれにより前記メインポペットの流通
    路が開くことにより、高圧室内の圧油を低圧室内へリリ
    ーフして高圧室内の圧力を一定に保持するように構成し
    てなるパイロットポペット型圧力制御弁においてパイロットポペット(28)の流通路(26)は、パイロットポ
    ペット(28)の案内頭部(28a)とパイロットシート(34)の
    シート穴部(34a)との間に環状通路(26)として形成し、
    前記環状通路(26)のシート穴部(34a)の圧油流入側にシ
    ート穴部(34a)より小さい開口部(56a)の制限部品(56)を
    配設して、前記ポペット(28)の軸周りの横震動による異
    音ないし騒音の発生を防止するように流入圧油の均一な
    薄膜状の導入を行うための環状隘路(50)を設けたことを
    特徴とする パイロットポペット型圧力制御弁。
JP1993042344U 1993-08-02 1993-08-02 パイロットポペット型圧力制御弁 Expired - Lifetime JP2593802Y2 (ja)

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JPH0712680U JPH0712680U (ja) 1995-03-03
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