JPH0112047Y2 - - Google Patents

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JPH0112047Y2
JPH0112047Y2 JP8485984U JP8485984U JPH0112047Y2 JP H0112047 Y2 JPH0112047 Y2 JP H0112047Y2 JP 8485984 U JP8485984 U JP 8485984U JP 8485984 U JP8485984 U JP 8485984U JP H0112047 Y2 JPH0112047 Y2 JP H0112047Y2
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JP
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valve
valve seat
pressure
head
valve head
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JP8485984U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のエンジン等に用いられる流量
制御弁に関する。
(従来技術) 一般に、この種流量制御弁は弁の上流側と下流
側の圧力差に応じて自動的に開閉弁するようにな
つており、その従来例としては、例えば、第6図
に示すようなものがある。この流量制御弁にあつ
ては、流入口33と流出口34との間に形成され
る流路内において、リード弁31の上流側に絞り
弁32を備え、上記流入口33から流出口34へ
と流れる空気等の流体の流量を自由に制御し得る
ようになつている。すなわち、上記絞り弁32
は、ダイアフラム室35に供給される作動流体の
信号圧力によつて作動するダイアフラム36に連
結された弁体37と、該弁体37の弁頭38が着
座する弁座39とよりなつている。従つてダイア
フラム室35内に供給される作動流体の信号圧力
を増すことにより、同ダイアフラム室35内の圧
力が上昇すると、ダイアフラム36が圧縮スプリ
ング40の弾発力に抗して押下げられるため、該
ダイアフラム36に連結された弁体37も同時に
押下げられ、流体の流量が制御される。
しかし、上記流量制御弁にあつては、弁体37
の弁頭38が弁座39に近づくにつれ、弁頭38
と弁座39との間を流れる空気の流速が増し圧力
が低下するので、弁頭38の弁座当接面38a側
に加わる圧力が小さくなる。これに対して、弁頭
38の上記弁座当接面38aと反対の面(以下、
反弁座当接面と称する)38b側に加わる圧力は
変化しないため、第7図に示すように弁頭38の
反弁座当接面38b側に加わる合圧力P1と弁座
当接面38a側に加わる圧力P2とのバランスが
くずれ、弁頭38の反弁座当接面38b側に加わ
る圧力P1の方が大きくなる。この結果、弁体3
7を閉じる方向に作用する力すなわち圧力P1
方が大きくなつて、急激に弁体37が閉じてしま
い、第8図に示すように、広範囲の信号圧力にわ
たつて絞り弁32を作動させ、空気の流量を制御
することができないといつた問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) そこで、本考案は、従来の問題点を解決するた
めになされたもので、絞り弁の弁頭が弁座に近づ
いた状態にあつても、弁頭の反弁座当接面側に加
わる圧力と弁座当接面側に加わる圧力とのバラン
スがくずれないようにすることにより、弁体の動
作を安定させると共に、広範囲にわたつて空気等
の流体の流量を滑らかに制御することができるよ
うにするのが、その目的である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題点を解決するために、弁
箱内に設けられた弁座と、前記弁座の上流側に配
置され、ダイアフラム室に供給される作動流体に
より前記弁座と協働して開閉弁する弁頭を備えた
弁体と、前記弁頭の反弁座当接面を密封的に覆う
と共に当該弁頭の外周側面と微小間隙を有して対
面する前記弁箱側に支持されたラビリンス室とを
備えることにより、上記弁頭が弁座に近づいて弁
座当接面に加わる圧力が低下した際、前記ラビリ
ンス室によつて生じるラビリンス効果を利用し
て、反弁座当接面に加わる圧力を減少させ、弁頭
の両面に加わる圧力のバランスをとつて、弁体の
動作を安定させるように構成されている。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
すると、第1図乃至第3図において、1は流量制
御弁本体であり、この流量制御弁本体1は弁箱2
と、該弁箱2の上下に被着された上部カバー3と
下部カバー4とよりなつている。上記流量制御弁
本体1は、流入口5と流出口6とを備えており、
流路7中に絞り弁8が配置されていて、この絞り
弁8は弁頭10付き本体9と弁座11からなつて
いる。さらにその下流側にはリード弁12の弁座
13とストツパー14とが配設されており、該弁
座13とストツパー14との間にはリード15が
装備されている。
前記絞り弁8の弁体9は弁軸を備えており、こ
の弁軸16は軸受17及び軸シール18を介して
弁箱2の支持部19に支持されている。この弁軸
16の上端は、弁箱2と上部カバー3との間に挾
着されたダイアフラム20の、上下のセンターデ
イスク21,22を介して連結されている。この
ダイアフラム20は、外部の圧力源より供給口2
3を介してダイアフラム室24に供給される作動
流体の信号圧力により、圧縮スプリング25の弾
発力に抗して押下げられ、前記弁頭10を弁座1
1に着座させるようになつている。前記弁箱2に
は、ダイアフラム20の下面側を大気に開放する
開放孔26が穿設されており、該ダイアフラム2
0に連結された弁頭10は、ダイアフラム室24
内の圧力と大気圧との差圧によつて作動される。
前記弁体9の弁頭10はラビリンス室27内に
配置されており、このラビリンス室27は、上記
弁頭10の反弁座当接面10cを密封的に覆うと
共に、当該弁頭10の外周側面10bと微小間隙
gを有して対面するようになつており、弁箱の支
持部19先端に設けられている。上記弁頭10
は、弁座当接面10aが円錐面状に形成された円
柱状体よりなり、その外周側面10bが前記微小
間隙gを介してラビリンス室27内に嵌挿される
ようになつている。また、弁座11は、弁頭10
の弁座当接面10aに対応して円錐面状に形成さ
れている。
以上の構成において、ダイアフラム室24内に
供給される作動流体の信号圧力によりダイアフラ
ム20を下降させると、弁頭10が押下げられて
弁座11に近づくため、該弁頭10の下降に伴な
つてラビリンス室27内に空間Sが徐々に形成さ
れる。このとき、弁頭10と弁座11の間の間隔
がせまくなり流速が速くなるので、弁頭10の弁
座当接面10aに加わる圧力P2は減少する。一
方、弁頭10の上流側に位置する流体が微小間隙
gを介してラビリンス室27内に形成される空間
S内に流入するため、弁頭10の反弁座当接面1
0cには、上流側の流体がラビリンス効果を生じ
ながら作用する。従つて、弁頭の反弁座当接面1
0cに加わる圧力P3は、弁頭10の上流側に位
置する外部流体の圧力P1より小さくなるため、
弁頭の反弁座当接面10cに加わる圧力P3と弁
座当接面10aに加わる圧力P2との差を小さく
することができ、弁頭10の作動を安定させるこ
とができる。そのため、ダイアフラム室24に供
給される作動流体の信号圧力を徐々に変化させ、
弁頭10を弁座11に着座させるまで位定した状
態で昇降させることができ、第4図に示すよう
に、広範囲の信号圧力にわたつて絞り弁8を作動
させ、空気等の流体の流量を滑らかに制御するこ
とができる。
第5図には、本考案に係る流量制御弁の他の実
施例が示されており、第1図に示す実施例と同一
の部分については同一の符号を付して説明する
と、この実施例においては、弁頭10の外周側面
10bに環状の凹溝28…が複数個設けられてお
り、こうすることによつて、弁頭の外周側面10
bとラビリンス室27との間に形成される微小間
隙gに基づくラビリンス効果ばかりでなく、前記
各凹溝28…を形成したことによつてもラビリン
ス効果を生じるため、第一実施例の場合に比べて
ラビリンス効果を相剰的に大きくすることができ
る。従つて、弁頭の反弁座当接面10cに加わる
圧力P3は、上記ラビリンス効果によつて弁頭1
0の上流側に位置する外部流体の圧力P1よりか
なり小さくなるため、弁頭の反弁座当接面10c
に加わる圧力P3と弁座当接面10aに加わる圧
力P2との差をほとんどなくすことができ、弁箱
10の作動をより一層安定させることができる。
また、前記凹溝28…の数や形状は種々の変更が
可能なことはもちろんであり、この凹溝28…の
数や形状を適宜設定することによつて、必要の応
じて弁頭の弁座当接面10aに加わる圧力P2
反弁座当接面10cに加わる圧力P3より大きく
することもできる。その他の構成および作用につ
いては、第1図に示す実施例の場合と同一である
ので、その説明を省略する。
なお、図示の実施例のように、弁頭の弁座当接
面10aを円錐面状に形成した場合には、当該弁
座当接面10aの受圧面積を大きくできるため、
弁頭の弁座当接面10aに加わる圧力P2を増加
させることができ、該弁頭10の下流側の流体圧
力低下を補償できる利点がある。
また、図示の実施例では、流量制御弁がリード
弁12を備えているものについて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、絞り弁8の弁頭1
0に加わる圧力のアンバランスが間題となる他の
流量制御弁にも適用できることはもちろんであ
る。
もつとも、上記図示の実施例のように、絞り弁
8の下流側にリード弁12を設けた場合には、弁
頭10が閉弁しようとする際、該弁頭の弁座当接
面10aに加わる流体圧力が低下するが、このと
き、リード弁12を閉弁状態に移行するので、こ
のリード弁12の閉弁状態への移行によつて上記
弁頭の弁座当接面10aに加わる流体圧力の低下
が緩和されるため、弁頭10の不安定な閉弁がよ
り確実に防止できるといつた利点がある。
(考案の効果) 本考案は、以上のように弁箱側内に設けられた
弁座と、前記弁座の上流側に配置され、ダイアフ
ラム室に供給される作動流体により前記弁座と協
働して開閉弁する弁頭を備えた弁体と、前記弁頭
の反弁座当接面を密封的に覆うと共に当該弁頭の
外周側面と微小間隙を有して対面する前記弁箱側
に支持されるラビリンス室とを備えてなるので、
ラビリンス効果により、当該弁頭の反弁座当接面
に加わる圧力を低下させ、弁座当接面と反弁座当
接面に加わる圧力のバランスをとつて、弁体の作
動を安定させることができ、広範囲にわたつて流
体の流量を滑らかに制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る流量制御弁の一実施例を
示す縦断面図、第2図は同弁の要部を示す作動前
の状態の縦断面図、第3図は同弁の要部を示す作
動時の状態の縦断面図、第4図は同弁の動作を示
すグラフ、第5図は本考案に係る流量制御弁の他
の実施例を示す要部の縦断面図、第6図は従来の
流量制御弁を示す縦断面図、第7図は同弁の要部
を示す作動状態の縦断面図、第8図は同弁の動作
を示すグラフである。 符号の説明、2……弁箱、9……弁体、10…
…弁頭、10a……弁座当接面、10b……外周
側面、10c……反弁座当接面、11……弁座、
24……ダイアフラム室、27……ラビリンス
室、g……微小間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱内に設けられた弁座と、前記弁座の上流側
    に配置され、ダイアフラム室に供給される作動流
    体により前記弁座と協働して開閉弁する弁頭を備
    えた弁体と、前記弁頭の反弁座当接面を密封的に
    覆うと共に当該弁頭の外周側面と微小間隙を有し
    て対面する前記弁箱側に支持されるラビリンス室
    とを備えてなる流量制御弁。
JP8485984U 1984-06-07 1984-06-07 流量制御弁 Granted JPS61577U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8485984U JPS61577U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 流量制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8485984U JPS61577U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 流量制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS61577U JPS61577U (ja) 1986-01-06
JPH0112047Y2 true JPH0112047Y2 (ja) 1989-04-10

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ID=30634723

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JP8485984U Granted JPS61577U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 流量制御弁

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JP2019124172A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 愛三工業株式会社 排気再循環バルブ

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JPS61577U (ja) 1986-01-06

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