JPH0520943Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0520943Y2 JPH0520943Y2 JP1985108286U JP10828685U JPH0520943Y2 JP H0520943 Y2 JPH0520943 Y2 JP H0520943Y2 JP 1985108286 U JP1985108286 U JP 1985108286U JP 10828685 U JP10828685 U JP 10828685U JP H0520943 Y2 JPH0520943 Y2 JP H0520943Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- orifice
- pressure
- bimetal
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 12
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 1
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
- 230000006903 response to temperature Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は流体の圧力を調節する減圧弁、すなわ
ち、減圧弁の下流側の流体系を所定の圧力に維持
するように上流側の流体を下流側に自動的に調節
しながら流す弁に関する。
ち、減圧弁の下流側の流体系を所定の圧力に維持
するように上流側の流体を下流側に自動的に調節
しながら流す弁に関する。
減圧弁は一般にダイヤフラムの一方の面にばね
の弾性力を作用せしめてこれを基準値とし、他方
の面に二次側(減圧弁の下流側)の流体の圧力を
作用せしめ、基準値との偏差に応じてダイヤフラ
ムを撓ませてパイロツト弁を駆動し、パイロツト
弁の開閉によつて一次側(減圧弁の上流側)の流
体圧力をピストン上面に作用させ、二次側に連通
するピストン下面との圧力差によりピストンを操
作して、ピストンに連結した主弁を開閉操作する
ものである。
の弾性力を作用せしめてこれを基準値とし、他方
の面に二次側(減圧弁の下流側)の流体の圧力を
作用せしめ、基準値との偏差に応じてダイヤフラ
ムを撓ませてパイロツト弁を駆動し、パイロツト
弁の開閉によつて一次側(減圧弁の上流側)の流
体圧力をピストン上面に作用させ、二次側に連通
するピストン下面との圧力差によりピストンを操
作して、ピストンに連結した主弁を開閉操作する
ものである。
パイロツト弁を通つてピストン上面に流入する
一次側の流体はピストンに介在したピストンリン
グとシリンダーの間の隙間から逃がすことによ
り、ピストン上面に作用する流体圧力を制御す
る。しかし、この隙間は精密に加工しなければ逃
げ量を一定にすることができず、実際にはピスト
ンとシリンダーおよびピストンリングの寸法にバ
ラツキ生じて一定にならない。
一次側の流体はピストンに介在したピストンリン
グとシリンダーの間の隙間から逃がすことによ
り、ピストン上面に作用する流体圧力を制御す
る。しかし、この隙間は精密に加工しなければ逃
げ量を一定にすることができず、実際にはピスト
ンとシリンダーおよびピストンリングの寸法にバ
ラツキ生じて一定にならない。
従来の技術
そこで、本出願人はピストン上面の圧力の逃げ
量を一定にする減圧弁を実願昭59−190706号とし
て提案した。これは、ピストンとシリンダーの間
にパツキングを介在してそこからの逃げ量を無く
し、ピストンにその上面と下面を連通するオリフ
イスを設けて、オリフイスからのみ一定量逃がす
ようにしたものである。
量を一定にする減圧弁を実願昭59−190706号とし
て提案した。これは、ピストンとシリンダーの間
にパツキングを介在してそこからの逃げ量を無く
し、ピストンにその上面と下面を連通するオリフ
イスを設けて、オリフイスからのみ一定量逃がす
ようにしたものである。
オリフイスからのみ流体を一定量逃がすので、
オリフイスを最適な大きさに設計することによ
り、ピストン上面の圧力制御が確実に行える。
オリフイスを最適な大きさに設計することによ
り、ピストン上面の圧力制御が確実に行える。
考案が解決しようとする問題点
上記のものでは、設定可能な二次側の圧力範囲
が狭い問題がある。
が狭い問題がある。
ピストン上面に導入される圧力により主弁を開
弁させるので、オリフイスをできるだけ小さく設
計すれば、ピストン上面に溜る圧力の上昇が早
く、またピストン上面の圧力をより高くすること
ができ、二次側圧力をより高圧にまで設定するこ
とができる。しかし、オリフイスが小さいと、低
圧に設定しようとしたときにハンチングが生じる
ので、小さくすることには限界がある。したがつ
て、ハンチングが生じない程度のオリフイスにす
る必要があるためである。
弁させるので、オリフイスをできるだけ小さく設
計すれば、ピストン上面に溜る圧力の上昇が早
く、またピストン上面の圧力をより高くすること
ができ、二次側圧力をより高圧にまで設定するこ
とができる。しかし、オリフイスが小さいと、低
圧に設定しようとしたときにハンチングが生じる
ので、小さくすることには限界がある。したがつ
て、ハンチングが生じない程度のオリフイスにす
る必要があるためである。
本考案の技術的課題は、ハンチングが生じず、
しかもより高圧まで設定できるようにすることで
ある。
しかもより高圧まで設定できるようにすることで
ある。
問題点を解決するための手段
上記の技術的課題を解決するために講じた本考
案の技術的手段は、シリンダー内に摺動自在に配
置したピストンの上面に設定圧力と二次側圧力と
の偏差に基づいて一次側流体を導入し、ピストン
を変位せしめてピストンに連結した主弁を開閉操
作する減圧弁に於いて、ピストンとシリンダーの
間の摺動面に流体の逃げを無くすパツキングを介
在し、ピストンにその上面と下面を連通するオリ
フイスを設け、ピストン上面に温度変化に応じて
オリフイスを開閉するバイメタルを取り付け、低
温から高温になるにしたがつてバイメタルがオリ
フイスの開度を小さくすることを特徴とする、も
のである。
案の技術的手段は、シリンダー内に摺動自在に配
置したピストンの上面に設定圧力と二次側圧力と
の偏差に基づいて一次側流体を導入し、ピストン
を変位せしめてピストンに連結した主弁を開閉操
作する減圧弁に於いて、ピストンとシリンダーの
間の摺動面に流体の逃げを無くすパツキングを介
在し、ピストンにその上面と下面を連通するオリ
フイスを設け、ピストン上面に温度変化に応じて
オリフイスを開閉するバイメタルを取り付け、低
温から高温になるにしたがつてバイメタルがオリ
フイスの開度を小さくすることを特徴とする、も
のである。
作 用
上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
ピストンとシリンダーの間の摺動面からの流体
に逃げは無いので、ピストン上面の圧力はピスト
ンに設けたオリフイスからのみ流出する。オリフ
イスの開度は流体温度に応じてバイメタルで調節
され、低温から高温になるにしたがつてオリフイ
スの開度が小さくなる。すなわち、低圧の設定時
にはオリフイスの開度が大きいのでハンチングが
生じない。そして高圧の設定になるほど開度が小
さくなるので、ピストン上面の圧力をより高くす
ることができ、より高圧まで設定することができ
る。
に逃げは無いので、ピストン上面の圧力はピスト
ンに設けたオリフイスからのみ流出する。オリフ
イスの開度は流体温度に応じてバイメタルで調節
され、低温から高温になるにしたがつてオリフイ
スの開度が小さくなる。すなわち、低圧の設定時
にはオリフイスの開度が大きいのでハンチングが
生じない。そして高圧の設定になるほど開度が小
さくなるので、ピストン上面の圧力をより高くす
ることができ、より高圧まで設定することができ
る。
考案の効果
本考案は下記の特有の効果を生じる。
本考案によれば、設定すべき二次側圧力に応じ
て、オリフイスの開度が最適に調節されるので、
設定できる圧力範囲が広くなる。
て、オリフイスの開度が最適に調節されるので、
設定できる圧力範囲が広くなる。
また、オリフイスの開度はバイメタルで自動的
に調節されるので、圧力設定に応じて開度をその
都度手動で調節する必要がない。
に調節されるので、圧力設定に応じて開度をその
都度手動で調節する必要がない。
実施例
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する。
する。
第1実施例(第1図と第2図参照)
本体1に入口2と出口3を形成し、弁口4を通
して両者を連通する。弁口4を開閉する主弁5を
ピストン6に連結する。ピストン6の外周に環状
の溝を設けてC字状の板ばね22とPTFE製のシ
ール部材23を配置し、シール部材の外周面をシ
リンダー7の内面に密接させる。ピストン6にそ
の上面と下面を連通するオリフイス8,9,1
0,11を開ける。ピストン6の上面に短冊状の
バイメタル12,13,14をその一端をそれぞ
れピンで固定して取り付ける。バイメタル12,
13,14は温度変化に応じて湾曲し、その他端
がそれぞれオリフイス9,10,11を低温時に
開き高温時に閉じる。そして、バイメタル12,
13,14はその湾曲量を順次小さく形成してい
る。従つて、低温から高温になるにしたがつてバ
イメタル12,13,14の順にオリフイスオリ
フイス9,10,11を開閉する。
して両者を連通する。弁口4を開閉する主弁5を
ピストン6に連結する。ピストン6の外周に環状
の溝を設けてC字状の板ばね22とPTFE製のシ
ール部材23を配置し、シール部材の外周面をシ
リンダー7の内面に密接させる。ピストン6にそ
の上面と下面を連通するオリフイス8,9,1
0,11を開ける。ピストン6の上面に短冊状の
バイメタル12,13,14をその一端をそれぞ
れピンで固定して取り付ける。バイメタル12,
13,14は温度変化に応じて湾曲し、その他端
がそれぞれオリフイス9,10,11を低温時に
開き高温時に閉じる。そして、バイメタル12,
13,14はその湾曲量を順次小さく形成してい
る。従つて、低温から高温になるにしたがつてバ
イメタル12,13,14の順にオリフイスオリ
フイス9,10,11を開閉する。
ピストン6の上面への圧力導入はパイロツト弁
15で制御する。パイロツト弁15は弁口4の下
方空間に通じる通路16とピストン6の上方空間
に通じる通路17の間に位置し、圧力設定ばね1
8で弾性的に付勢したダイヤフラム19で操作す
る。ダイヤフラム19の上面には圧力設定ばねの
下端が、下面にはパイロツト弁15の上端が接す
る。ダイヤフラム14の上方空間は通路20を通
して外気に連結し、下方空間は通路21を通して
出口3に連結する。
15で制御する。パイロツト弁15は弁口4の下
方空間に通じる通路16とピストン6の上方空間
に通じる通路17の間に位置し、圧力設定ばね1
8で弾性的に付勢したダイヤフラム19で操作す
る。ダイヤフラム19の上面には圧力設定ばねの
下端が、下面にはパイロツト弁15の上端が接す
る。ダイヤフラム14の上方空間は通路20を通
して外気に連結し、下方空間は通路21を通して
出口3に連結する。
オリフイス8は常時開いたままであり、オリフ
イス9,10,11はそれぞれバイメタル12,
13,14により温度変化に応じて開閉される。
低温から高温になるにしたがつてバイメタル1
2,13,14の順にオリフイス8,9,10を
開閉する。従つて、出口3側に低圧に設定すると
きにはオリフイスはすべて開いた状態であり、高
圧に設定したがつてオリフイス8,9,10は順
に閉じた状態になる。
イス9,10,11はそれぞれバイメタル12,
13,14により温度変化に応じて開閉される。
低温から高温になるにしたがつてバイメタル1
2,13,14の順にオリフイス8,9,10を
開閉する。従つて、出口3側に低圧に設定すると
きにはオリフイスはすべて開いた状態であり、高
圧に設定したがつてオリフイス8,9,10は順
に閉じた状態になる。
第2実施例(第3図参照)
これは、ピストン31の上面に短冊状のバイメ
タル32をその両端をピンで固定して取り付け、
バイメタル32とピストン31の間にばね33を
介在させ、バイメタル32の中央にニードル弁3
4を固定し、ニードル弁34でピストン31に形
成したオリフイス35の開度を調節するようにし
たものである。すなわち、温度変化に応じてバイ
メタル31が湾曲し、低温から高温になるにした
がつてオリフイス35の開度が小さくなる。
タル32をその両端をピンで固定して取り付け、
バイメタル32とピストン31の間にばね33を
介在させ、バイメタル32の中央にニードル弁3
4を固定し、ニードル弁34でピストン31に形
成したオリフイス35の開度を調節するようにし
たものである。すなわち、温度変化に応じてバイ
メタル31が湾曲し、低温から高温になるにした
がつてオリフイス35の開度が小さくなる。
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図は本考案の他の実
施例のピストン部分のみの第1図と同様な断面図
である。 4……弁口、5……主弁、6,31……ピスト
ン、7……シリンダー、8,9,10,11,3
5……オリフイス、12,13,14,32……
バイメタル、15……パイロツト弁、19……ダ
イヤフラム。
1図の−線断面図、第3図は本考案の他の実
施例のピストン部分のみの第1図と同様な断面図
である。 4……弁口、5……主弁、6,31……ピスト
ン、7……シリンダー、8,9,10,11,3
5……オリフイス、12,13,14,32……
バイメタル、15……パイロツト弁、19……ダ
イヤフラム。
Claims (1)
- シリンダー内に摺動自在に配置したピストンの
上面に設定圧力と二次側圧力との偏差に基づいて
一次側流体を導入し、ピストンを変位せしめてピ
ストンに連結した主弁を開閉操作する減圧弁に於
いて、ピストンとシリンダーの間の摺動面に流体
の逃げを無くすパツキングを介在し、ピストンに
その上面と下面を連通するオリフイスを設け、ピ
ストン上面に温度変化に応じてオリフイスを開閉
するバイメタルを取り付け、低温から高温になる
にしたがつてバイメタルがオリフイスの開度を小
さくすることを特徴とする減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985108286U JPH0520943Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985108286U JPH0520943Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6216874U JPS6216874U (ja) | 1987-01-31 |
JPH0520943Y2 true JPH0520943Y2 (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=30985340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985108286U Expired - Lifetime JPH0520943Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520943Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3633836C1 (de) * | 1986-10-04 | 1988-03-31 | Ford Werke Ag | Temperaturkompensiertes Steuerventil,insbesondere Akkumulatorventil fuer hydraulische Steuerung von Kraftfahrzeuggetrieben |
JP2012229885A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Saginomiya Seisakusho Inc | 温度膨張弁 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5267807A (en) * | 1975-12-02 | 1977-06-04 | Matsushita Refrig Co | Valve device for freezing compressor |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP1985108286U patent/JPH0520943Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5267807A (en) * | 1975-12-02 | 1977-06-04 | Matsushita Refrig Co | Valve device for freezing compressor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6216874U (ja) | 1987-01-31 |
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